マデイラ(マチカネエンジイロの09) 第40戦


キャロ愛馬第13号は第1.5次募集で購入。

父クロフネと母父サンデーサイレンスの組み合わせは2歳GTを制したフサイチリシャールなど成功例が多く期待。

母は3勝馬だが、藤沢和雄厩舎に預託されるなど馬主の期待の大きかった馬。その母の繁殖黄金期である8歳の時の仔とくれば期待は高まるばかり。・・・と書いていたら、弟のゴットフリートは新馬戦と500万特別を快勝し、重賞でも2着と完全にオープン馬。やはり母は高性能。

しかし、マデイラはデビュー戦は快勝もそこから気難しい面を見せるようになり大敗続き。道中は掛かったり、内にササッてまともに追えなかったり、走るのをやめてしまったりとこれは大変重症。

しばらくいいところがなかったが、2013年4月にミルコ・デムーロ騎手が騎乗すると最後まで気を抜かせずに走らせてくださり、そこから復活!!得意の夏の北海道では気難しい馬を動かす力に長けている大野拓弥騎手を鞍上に芝の2000mに出走してみたら3着と新馬戦以来の馬券圏内確保!!そして特別戦2着、平場2着ともうこれは本物。

北海道で計6戦走るも結局9、3、2、2、8、7着と優勝には届かず。しかし、獲得賞金はそれまでの772万円から1642万円と飛躍的にアップ。

そして、本州に戻って来て叩き2走目で超一流のクリストフ・ルメール騎手が空いているレースにルメール騎手で出走。抜群の騎乗で1度使われて息も持ち、優勝!!実に新馬戦以来18戦ぶりの美酒。

そこからなんとなんと3戦で1000万クラスを卒業し、連勝で準オープンも突破しついに夢のオープン入り!!4勝すべてが京都競馬場と京都巧者。

しかしオープンでは完全に力負け。小倉記念の8着が最高で軽ハンデも見せ場なし状態が1年以上続いた。その間収得賞金の加算はなく、ついに3走前の七夕賞では出走確定賞金順位も同率の16番手で、レースに出ること自体も難しくなってきた。

いつ引退宣言が出されてもおかしくない中、なんとか出走できた七夕賞で16番人気の最低評価ながら3着と激走!!収得賞金こそ加算できなかったが、アワヤ2着の内容で、走破時計も抜群に速く勝ち馬との差も僅か0秒3だった。競馬ブックのスピード指数も91.8とこれまでの80前後から飛躍的に上昇。数字だけなら重賞の勝ち負け水準。この1走で引退が延びたことは確実で本当に嬉しい。

それ以降は、浮沈はあるものの近走は別定戦で4着5着と掲示板を確保。主戦の大野拓弥騎手の素晴らしい騎乗もあってのものだが、ここへ来ての安定感は有り難い。


今年は私の希望通り北海道へ。500万クラスでは洋芝で良い走りだった。存在感を見せて欲しい。

北海道緒戦の前走は11頭立て9着といいところなし。叩き良化型のマデイラだし、使われた今回は期待したい。

予定通り中1週で7月17日 函館11R 第52回 函館記念 GV 3歳上オープン 芝2000m 国際 ハンデに出走!!

フルゲート16頭のところに特別登録数は16頭で出走は確定。これは有り難い。水曜日の想定段階でも16頭と変わらず。結局16頭で確定。

気になるハンデは52キロ。もう少し軽くても良いと思うのだが・・・。

鞍上は前走に引き続きベテランの古川吉洋騎手。2度目の騎乗で前進を期待したい。

4着/16番人気。

有利な最内枠だがスタート次第では最悪になる諸刃の剣。しかし、抜群のスタートから3番手の絶好位を確保しラチ沿いをロスなく回る。

直線入り口では手応え抜群で一瞬勝つのかと夢を見られたほど。結局4着だったが、16頭立ての重賞での4着は立派。

もちろん、枠に恵まれ、軽ハンデの恩恵を受け、前残りの展開も味方しと数々の要素が味方をしてのものだが、まともならパンチ不足のマデイラ。どんなにラッキーでも好走してくれることにより引退が遠ざかるし有り難い。もちろん、全く能力がなければこれだけ恵まれても上位はないだろう。

重い洋芝のしかも稍重馬場の芝2000mで2分を切る時計は優秀。

これで獲得本賞金は620万円を加算し8462万円と8000万円を突破!!募集価格1800万円の安価な馬にとって文句なしの大活躍。


レース回顧と時計の分析、レース後の古川吉洋騎手と荒川義之調教師のコメントを掲載。


(2016年7月20日完結)

2016年7月11日立ち上げ

●予定通り中1週で7月17日 函館11R 第52回 函館記念GVに特別登録

 オープンに上がってから完全に力負けを露呈していた我らが愛馬マデイラ。しかし、そもそも500万クラスで長いこと勝ち上がれず、準オープンを勝ったこと自体が奇跡なくらいの存在でした。その準オープンを勝った時の賞金が有効で走れる時に重賞を走りまくっていましたが、最高で小倉記念のハンデに恵まれて8着でした。

 オープンでは見せ場なし状態が1年以上続き、当然その間収得賞金の加算はなく、ついに昨年の七夕賞では出走確定賞金順位も同率の16番手で、レースに出ること自体も難しくなってきました。

 そんな、いつ引退宣言が出されてもおかしくない中、なんとか出走できた七夕賞で16番人気の最低評価ながら3着と激走!!収得賞金こそ加算できませんでしたが、アワヤ2着の内容で、走破時計も抜群に速く勝ち馬との差も僅か0秒3と素晴らしい内容でした。競馬ブックのスピード指数も91.8とこれまでの80前後から飛躍的に上昇。数字だけなら重賞の勝ち負け水準です。この1走で引退が延びたことは確実でこれは本当に嬉しいですね。

 それ以降は、浮沈はあるものの近走は別定戦で4着5着と掲示板を確保。主戦の大野拓弥騎手の素晴らしい騎乗もあってのものですが、ここへ来ての安定感は有り難いし嬉しいですね。


 今年は私の希望通り北海道で滞在競馬に挑んでくれています。500万クラスでは洋芝で良い走りでした。もちろん500万とオープンではクラスが違い過ぎますし、しかも500万でも善戦はしていたものの勝ちきれなかったマデイラですから大きいことは言えませんが、少なくとも洋芝は苦手ではないですし、存在感を見せて欲しいですね。

 その北海道緒戦の前走巴賞は11頭立て9着といいところなしでした。ただ、定量戦でしたし、叩き良化型のマデイラの休養明け1戦目でした。そして事前の追い切りも冴えない感じでした。使われた今回は前進を期待したいですね。

 予定通り中1週で7月17日 函館11R 第52回 函館記念 GV 3歳上オープン 芝2000m 国際 ハンデに特別登録しました。

これ以降は2016年7月12日に作成

●気になる特別登録表(7月17日 函館11R 第52回 函館記念 GV)

特別登録表 7月17日 函館11R 第52回 函館記念 GV 芝2000m 国際 ハンデ

第1回登録完了馬 全16頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
オツウ 北村友一 52.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800 11 12 15
ケイティープライド 丸山元気 52.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800
ダービーフィズ 岩田康誠 57.0  6/12 エプGV 東京芝1800 15 10 12 14
ツクバアズマオー 吉田豊 55.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800
トゥインクル 勝浦正樹 56.0  5/01 天皇GT 京都芝3200 13
トーセンレーヴ ダグラス・ホワイト 57.5  5/01 天皇GT 京都芝3200 18 14
ネオリアリズム カリス・ティータン 55.0  2/21 小倉GV 小倉芝1800
バイガエシ 藤岡佑介 54.0  7/02 洞爺10下 函館芝2000
ファントムライト 内田博幸 55.0  5/01 天皇GT 京都芝3200 14 15
フェイマスエンド 三浦皇成 54.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800
ホッコーブレーヴ 丸田恭介 56.0  3/26 日経GU 中山芝2500 14 17 10
マイネルフロスト 松岡正海 57.0  4/10 福島OP 福島芝2000 10
マイネルミラノ 丹内祐次 56.0  6/12 エプGV 東京芝1800
マデイラ 古川吉洋 52.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800 11 13
マテンロウボス 四位洋文 55.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800
レッドイレヴン 池添謙一 57.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800 14

フルゲート16頭のところに特別登録数は16頭で賞金不足に喘ぐマデイラもギリギリ出走確定です。もう1頭入っていたら出走賞金順位で17番手だったでしょうね。

全馬に騎手が割りついていますし、このまま16頭で確定すると思われます。

月曜日に発表された負担斤量は52キロでした。もう1、2キロ軽くなると思っていましたが、いつもと同じでしたね。

デイリー馬三郎 特別登録段階でのみどころ

 サマー2000シリーズの第2戦。12年トランスワープ、13年トウケイヘイロー、昨年のダービーフィズがこの一戦でのVを弾みにシリーズ覇者に輝いた。最有力ステップは4勝、A着5回、B着3回の巴賞組。06〜09年には4連勝を達成しており、今年も要注目だ。なお、09年は札幌で施行された。

 主役は巴賞を制したレッドレイヴン。前2年はDA着と勝てなかったが、今年は前哨戦を制して上昇気配での参戦となる。3走前は強豪がそろった中山記念でD着。6歳になって心身ともに充実してきた。藤沢和師は「重賞でもやれる力はある」と手応え十分。昨年のD着以上の結果が期待できそうだ。

 7歳馬ファントムライトは前走の天皇賞・春はM着と大敗したが、GT初挑戦のうえ、初距離と条件が厳しかった。オープン昇級後はGVでBBA着。地力は上位だ。芝2000mでは一度もB着を外しておらず、距離短縮は明らかにプラス。血統的に函館も合いそうで巻き返す条件は整った。

 昨年は大外枠が影響してG着に敗れたマイネルミラノだが、前走のエプソムCは逃げ粘ってB着に好走しており、すんなり行けた際はしぶとい粘り腰を発揮するタイプ。単騎逃げがかなえば後続を完封するシーンも。

 ネオリアリズムは小倉大賞典で見せ場たっぷりのB着。最後はひと伸びを欠いたが、大幅な馬体増を考慮すれば上々の内容。昨夏に札幌で条件戦を2連勝しており、洋芝は得意。マークしておく必要がある。

 あとは、昨年の当レースを制してサマー2000シリーズ王者に輝いたダービーフィズ。近走は不振だが、まだ見限れない。巴賞A着のマテンロウボス、ダイヤモンドSを制したトゥインクルなどもハンデ次第では上位を狙える。

競馬ブック 有力馬のポイント

 マイネルミラノは放牧明けを叩かれつつ着実に上昇。エプソムCではゴール前まで粘りに粘り、見せ場を作っている。叩かれる毎に体重を増やし、その前走では過去最高の494キロ。もともと重賞で何度も上位争いしてきた馬だが、6歳の夏にして一段と実が入ってきたようだ。昨年は大外枠からの先行で粘りを欠いたが、注文通りの競馬に持ち込めれば、念願の重賞タイトルに手が届くはず。

 5カ月ぶりの実戦となるネオリアリズムだが、美浦でしっかり乗り込んでの函館入り。1勝級とはいえ、放牧明け完勝の実績もあり、能力発揮に支障はないだろう。2度目の重賞挑戦だった小倉大賞典は出負けを盛り返して一旦先頭と、内容の濃い3着。初コースだが、同じ洋芝の札幌で2戦2勝だし、極端なスローにならない限り、復帰緒戦から上位争いが望める。

 レッドレイヴンは前哨戦の巴賞を快勝しての臨戦。早目のスパートから楽に抜け出すという、文句なしの内容だった。春シーズン2戦、強豪相手に戦ってきたことで一段と逞しさを増した印象があるし、これまでの重賞好走歴を思えば、ここに入って格負けすることはない。大きな弾みをつけての臨戦だけに期待が高まる。

 ダービーフィズは昨年のこのレースで大接戦を制し、返す刀で札幌記念でも僅差3着に健闘。洋芝もいいのだろうが、集中力を維持できる小回りコースも向いているようだ。秋はGT挑戦が続いたし、その後も、もうひとつ噛み合わない競馬で結果が出ていないが、得意の舞台なら一変の可能性も。

 春の天皇賞は完敗に終わったファントムライト。さすがに、一気の距離延長と相手強化では厳しかった。昨夏の新潟記念から今春の中日新聞杯まで(3)(3)(3)(2)(2)着と成長目覚しく、GTの完敗でその勢いが鈍ることはないだろう。GVに戻れば、当然主力の一頭だ。

 マテンロウボスはこの春にオープンに再編入。そこからジワジワと成績を上げてきた。巴賞にしても、勝ったレッドレイヴンには離されたが、大外から渋太く脚を使っていたし、2000メートル以上で4勝を挙げているのだから1ハロン延長もプラスに働くと見ていいだろう。

 フェイマスエンドは巴賞でオープン初挑戦。馬群を割るように伸びて接戦の2着争いに加わっている。結果4着とはいえ、目下の充実ぶりを証明する好内容だ。相手は更に強くなるが、ハンデ差を生かせそうだし、放牧明け2戦目の上積みも見込めるだけに要注意。

 4歳時のエプソムC優勝からやや伸び悩んでいたトーセンレーヴ。だが、昨秋のオープン連勝で再上昇の兆しを見せると、有馬記念でも0秒3差。アテにできない部分もまだ残るが、大分、持ち直してきたと見て間違いない。4年ぶり2度目の重賞勝ちを狙う。

これ以降は2016年7月14日に作成

●追い切り情報(7月14日作成)

前走前 6月29日 函館ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

古川吉洋
キリで見えず



7月13日 函館ウッドチップ 良馬場 強めに追う

古川吉洋
5F 66.0
4F 52.0
3F 38.1
1F 12.5[5]
 7月13日、今回も本番で騎乗していただく古川吉洋騎手に調教をつけていただきました。マデイラの北海道での調教ベストは2012年6月の5F69.9−13.7[7]ですから、それから言うと見違えるように良い動きです。もちろん、体重の軽いジョッキー騎乗ということはありますが。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。中1週でしっかりと強めに追い切れていますし、全体の時計も悪くなく、そして終いまでしっかりと伸びています。少なくともイマイチに感じた前走前よりも良い動きです。頭数は増えますが前走よりも上の着を期待したいですね。
 競馬ブックでは”力感乏しく”とトホホの評価、デイリー馬三郎では”動き良化B”と私と同じ評価のようです。
 以下は7月14日に更新されましたクラブ公式HPマデイラの近況報告です。
「水曜日はジョッキーを乗せてウッドコースで追い切りました。使っていった方がいいタイプということもあり、調教の動きも良くなっている印象で、ジョッキーも『前走より上』と話していました。ポジションは前走と同じくらいで運べればいいと思いますが、外目の枠から外、外を回る形になるとダラダラと脚を使わされるので、できれば内目の枠でロスなく折り合って、脚を溜めて進めたいところです」(荒川師)17日の函館競馬(函館記念・芝2000m)に古川騎手で出走いたします。
 調教に跨がった古川吉洋騎手も「前走よりも上」ということでやはり皆思うところは一緒ですね。本当に内枠を引きたいですよね。

●気になる出馬想定表(7月17日 函館11R 函館記念GV)

出馬想定表 7月17日 函館11R 第52回 函館記念 GV 芝2000m 国際 ハンデ フルゲート 16頭 想定数16頭 
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
オツウ 北村友一 52.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800 11 12 15
ケイティープライド 浜中俊 52.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800
ダービーフィズ 岩田康誠 57.0  6/12 エプGV 東京芝1800 15 10 12 14
ツクバアズマオー 吉田豊 55.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800
トゥインクル 勝浦正樹 56.0  5/01 天皇GT 京都芝3200 13
トーセンレーヴ ダグラス・ホワイト 57.5  5/01 天皇GT 京都芝3200 18 14
ネオリアリズム カリス・ティータン 55.0  2/21 小倉GV 小倉芝1800
バイガエシ 藤岡佑介 54.0  7/02 洞爺10下 函館芝2000
ファントムライト 内田博幸 55.0  5/01 天皇GT 京都芝3200 14 15
フェイマスエンド 三浦皇成 54.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800
ホッコーブレーヴ 丸田恭介 56.0  3/26 日経GU 中山芝2500 14 17 10
マイネルフロスト 松岡正海 57.0  4/10 福島OP 福島芝2000 10
マイネルミラノ 丹内祐次 56.0  6/12 エプGV 東京芝1800
マデイラ 古川吉洋 52.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800 11 13
マテンロウボス 四位洋文 55.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800
レッドイレヴン 池添謙一 57.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800 14

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

特別登録表からはケイティープライドの鞍上が丸山元気騎手から浜中俊騎手に替わりました。それ以外の変更点はありません。丸山元気騎手が失職したようです(苦)。

フルゲート16頭のところに現在16頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPではもちろん”出走可能A”のジャッジです。

これ以降は2016年7月15日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 7月17日 函館11R 第52回 函館記念 GV 芝2000m 国際 ハンデ 出走数16頭
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
オツウ 北村友一 52.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800 11 12 15
ケイティープライド 浜中俊 52.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800
ダービーフィズ 岩田康誠 57.0  6/12 エプGV 東京芝1800 15 10 12 14
ツクバアズマオー 吉田豊 55.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800
トゥインクル 勝浦正樹 56.0  5/01 天皇GT 京都芝3200 13
トーセンレーヴ ダグラス・ホワイト 57.5  5/01 天皇GT 京都芝3200 18 14
ネオリアリズム カリス・ティータン 55.0  2/21 小倉GV 小倉芝1800
バイガエシ 藤岡佑介 54.0  7/02 洞爺10下 函館芝2000
ファントムライト 内田博幸 55.0  5/01 天皇GT 京都芝3200 14 15
フェイマスエンド 三浦皇成 54.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800
ホッコーブレーヴ 丸田恭介 56.0  3/26 日経GU 中山芝2500 14 17 10
マイネルフロスト 松岡正海 57.0  4/10 福島OP 福島芝2000 10
マイネルミラノ 丹内祐次 56.0  6/12 エプGV 東京芝1800
マデイラ 古川吉洋 52.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800 11 13
マテンロウボス 四位洋文 55.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800
レッドイレヴン 池添謙一 57.0  7/03 巴賞OP 函館芝1800 14

表中 騎手の太字は乗り替わり

●函館芝2000mコース解説

 フルゲートは16頭。スタート地点はホームストレッチの右端。4コーナーのポケット。坂の頂上からのスタートで、直線半ばまで下り坂を走ることになる。1コーナーまでの距離は476m。
 前半戦の主導権争いが決着するまではある程度流れるが、それほど厳しいペースにはならない。しかしながら、逃げ馬にとっては楽ではないコース。人気薄の逃げ切り勝ちは難しく、何かに差されやすい。力がある馬でないと勝ち切れない。
 ベストは先行しての抜け出し。普通の差し馬には不利で、最後の直線までに好位まで押し上げていないと厳しい。3〜4コーナーで動き始め、器用な脚を使ってのマクリ差しが要求される。芝1800m同様にラストの時計は非常にかかる。

 遅い上がり向きのパワータイプの馬を狙うのがセオリーで、血統的にはカーネギー、オペラハウス、エリシオ、ラムタラといった少し重めのノーザンダンサー系の産駒がいい。
 枠順の傾向は芝1800mとほぼ同じ。
有利な枠順 フラット
有利な脚質
先行、マクリ
ポイント 洋芝適性、脚質
種牡馬ベスト キングカメハメハ、シックスセンス、ネオユニヴァース
連対騎手ベスト 武豊、岩田康誠、三浦皇成、四位洋文、丸田恭介
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 2分04秒4 2分06秒6 2分08秒2 2分09秒0
古馬500万 2分03秒1 2分06秒5 2分09秒9 2分06秒8
古馬1000万 2分02秒3
古馬オープン 2分01秒2 2分03秒9

●騎手は古川吉洋騎手 ほっさん評価「C」

 今回もマデイラの鞍上は前走同様古川吉洋騎手です。

 前走はマデイラとは初コンビでしたが、無難な騎乗で人気よりも上に持って来てくださいました。今回はハンデ戦ですし、2度目の騎乗ですし前走以上を期待します。

 なんとも地味なベテランジョッキーという印象ですがマデイラはそういう経験豊富なベテランの”職人”に乗っていただかないと制御の難しい馬ですから期待しております。このままマデイラの主戦となって欲しいですね。


 2016年7月11日現在、中央通算391勝、勝率5.3パーセント、連対率11.4パーセント。GTは1997年阪神3歳牝馬S(アインブライド・7番人気)のみ。重賞は4勝。その内1勝は今回と同じ函館記念。

 昨年(2015年)は中央29勝、勝率6.0パーセント、連対率12.4パーセントと通算成績を上回り好調だった。本年(2016年)はここまで15勝、勝率5.5パーセント、連対率11.7と通年成績をやや上回る。出番である北海道での開催がはじまりここからの巻き返しが期待される。



 古川 吉洋(ふるかわ よしひろ)は1977年9月26日生まれの38歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している21年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。現在はフリー。 愛称は「フルキチ」。

 中学校時代は野球をしており運動神経の良さと体躯の小ささから騎手になることを薦められ競馬学校を受験する。古川は当初、騎手・進学を半々で考えており興味半分で受験したものの合格したことから騎手になることを決心した。

 1996年栗東・長浜博之厩舎の所属騎手としてデビュー。競馬学校花の12期生(福永祐一、和田竜二、高橋亮、柴田大知、柴田未崎、増沢由貴子)の一人。初勝利までには時間を要し、デビューから3ヶ月を経た6月に同期の中では最も遅い初勝利を挙げている。初勝利は遅かったもののそこから順調に勝利数を積み重ね、初年度に21勝を挙げる。

 翌1997年にはアインブライドに騎乗し、暮れの阪神3歳牝馬ステークスに勝利。デビュー2年目(20歳と約3ヶ月)、そして同期では1番乗りでのGT初制覇を果たし、インタビューでは思わず号泣する場面もあった。

 その後、減量が取れてからは勝ち鞍が低迷していた時期もあったが、2007年頃から騎乗数と勝ち鞍を増やし続け再び勝ち鞍を年間20勝前後に戻し、2009年6月28日にJRA通算200勝を達成。8月にはピエナビーナスでクイーンステークスで制し、阪神3歳牝馬ステークス以来12年ぶりの重賞勝ちを記録している。

 2010年は自己最高の38勝をマークした。


 「パワーや捌きで目立ったところはないものの、落ち着いて騎乗して安定感がある。地味ながら成績を上げており、馬券上で狙い目がある。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績 (3戦0勝)

 2005年 4月 2日 エドワーズシチー 500万下              阪神ダ1400m 4着/8番人気
 2011年11月 6日 フランベルジェ  2歳500万下            東京ダ1400m 10着/6番人気
 2016年 7月 3日 マデイラ      巴賞 3歳上オープン       函館芝1800m 9着/11番人気

これ以降は2016年7月16日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「近年は巴賞組が不振だが、それを承知のうえでフェイマスエンドを狙う。足元に不安を抱えているため、前回はギリギリまで牧場の坂路で調整しての臨戦。満足いく仕上がりではなかったが、直線で狭いところを割って2着はあるかの脚を見せた。その適性は勿論、洋芝だと足元への負担も軽いのだろう。レース後の回復が早く、急上昇を見せている。勝ち馬との斤量差が3キロに広がるだけに、逆転に賭けてみたい。相手はそのレッドレイヴン。イレ込みがマシになり、不安だったゲートもスッと出たあたりに成長が窺える。あの雰囲気で臨めれば、悲願のタイトルも目前だろう。バイガエシは神戸新聞杯4着が示すように、実力はオープン級。得意の洋芝で圧勝した勢いが不気味。以下、マイネルミラノ、マテンロウボス、ネオリアリズム、ダービーフィズまで押さえておきたい。」


短評は「混沌」



予想家の印
馬名 橋本篤 高柳利 青木行 CPU
マデイラ
レッドレイヴン △△
バイガエシ
マテンロウボス
マイネルミラノ △△
マイネルフロスト
ホッコーブレーヴ
フェイマスエンド
ネオリアリズム △△
トゥインクル
ダービーフィズ
ファントムライト △△
二重△は△△で処理
あとは無印


スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マデイラ 92 87 81 77
バイガエシ 88 82 81 80
レッドレイヴン 93 93 89 91
マイネルミラノ 94 84 88 89
マテンロウボス 89 84 88 88
ネオリアリズム 91 87 91 90


デイリー馬三郎

本紙の見解

「前年覇者に好ステップの巴賞組など、実力がきっ抗している顔触れ。ハンデ差でもあり難解な一戦だ。ここは勢い十分の4歳馬◎バイガエシに期待する。
 条件戦とはいえ、前走が圧巻の内容。余力残しでの5馬身差Vは、高い洋芝適性と素質が開花したと判断していい。もともと昨年は、陣営がクラシックを意識していた一頭。追い切りの絶好の動きからも状態面は申し分ない。格上挑戦でも好勝負に持ち込めるはずだ。
 ○マイネルミラノは小回りで先行力が生きる。2番人気の昨年は厳しい流れでG着と失速したが、スムーズなら今年は上位争いだ。巴賞組ではやはり▲レッドレイヴン。相手関係が手薄だったのは確かだが、自ら動いて抜け出した内容には進境が見られた。洋芝への適性は高い。〈紺谷〉」

◎ バイガエシ
○ マイネルミラノ
▲ レッドレイヴン
× ダービーフィズ
☆ マテンロウボス

以下省略

マデイラはもちろん本紙無印(>_<)


マデイラは全23記者中 ◎(本命)印 1記者、〇(対抗) 1記者、無印 21記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

マデイラ(9着)

 「なかなかいいペースで流れていたので、折り合いに気を遣う必要もなく、いい雰囲気で運べましたね。切れるタイプではないので自分から動いていく、早目の競馬を試みましたが動ききれず、頭の中にあった進路を取ることができませんでした。敗れはしたものの馬群に入ってもしっかり走れていたのは、この後に繋がると思いますよ」(古川吉洋騎手・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

マデイラ

 「以前ほど引っ掛かる面がなく、千八よりは二千の方が合っている。ガス抜きができたと思うし毛ヅヤもピカピカ。軽量にも期待。」(西山助手・デイリー馬三郎)

 「今は1800メートルでは忙しいですね。ただ、使う前はピリピリとしていましたが、使って落ち着きが出たし、いいガス抜きになったようです。1ハロン延びるのはプラスなので、ハンデ差を生かしてどこまで。」(西山助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 マデイラは16番人気で単勝200倍程度でしょう。

 そのまま16着でも仕方がないですが、前走は苦手の叩き1走目に事前の追い切りの状態はイマイチでそれでもまずまずの走りでしたから今回は上積みも見込めますし負担斤量も前走の56キロから52キロに4キロも減りますし出走奨励金の貰える8着以内に食い込んで欲しいと願っています。

 追い切りの動きも1度競馬を使われて前走よりもグッとよくなりましたもんね。

 鞍上もベテランの古川吉洋騎手に連続して乗っていただけますし私個人はある程度上位に来てくれるのではないかと思っています。

 期待通りの内枠ゲットで前残りを期待します。

これ以降は2016年7月20日に作成

●パドック

 マデイラの馬体重は前走同様486キロ。いつものようにオープン馬とは思えぬ暴れっぷり(苦笑)。普段マデイラを知らない人はパドックで真っ先に消してしまうでしょう。しかし、いつも通りで全く問題ありません。

 ただ雨が降っており馬場の悪化はマデイラとしては懸念されるところです。

●レース 

 スタートでおおよその着が決まってしまうマデイラ。今回は最内枠でしたから、何が何でも前に行きたかったのですが、注文通りの好スタートから二の脚もついてななんと3番手をキープ!!軽ハンデ52キロのマデイラですし、最内枠で距離ロスなく運べますし、これは出走奨励金はあるのではないかと思いました。

 外からは結局勝つことになるマイネルミラノが先頭。前に行くことが確実と思われたオツウが2番手。その直後のマデイラは道中も前のマイネルミラノを壁にしっかりと折り合いが付きます。逆にキャロの人気馬ネオリアリズムは鞍上との息がバラバラです。

 ハナを切るのかと思われたオツウがあまり仕掛けることなく2番手を追走したので全体にペースがゆったりとなります。これは非常に前に有利な展開です。

 3コーナーのペースが上がるところでは、ついて行けずに失速することも少なく無いマデイラですが、道中楽に追走していたこともあり、ななんと楽な手応えで前に進出!!ここでは勝っちゃうのかと思ってしまいました。

 直線に向いても前に食らいつくマデイラですが、逆に前のマイネルミラノは追い出しを待つ余裕があり満を持して追い出されると離されてしまいます。

 この時点で勝ちはなくなりましたが、せめてノドから手が出るほど欲しい収得賞金の加算できる2着は死守して欲しいと思いますが、内から直前で丸山元気騎手から浜中俊騎手に変更になった13番人気のケイティープライドが伸びてきて交わされ、後は私が購入している複勝圏内の3着争いとなります。

 なんとか七夕賞の再現で3着をと願うのですが、最後の最後にすぐ後ろのツクバアズマオーに交わされて4着入線!!マデイラの後ろは1番人気のバイガエシですが、1馬身以上の差と完封。本賞金620万円をゲッチューしてくれました。

●時計の評価

 今回のマデイラの走破時計は1分59秒6稍重馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分59秒2、重不良馬場で2分02秒2、勝ち馬の走破時計は1分59秒0でした。

 時計のかかる洋芝でしかも稍重での2分を切るタイムは優秀です。もちろん、最内を距離ロスなく回ってのもので、枠が違えばここまでの時計は出せなかったでしょう。しかも負担斤量52キロの軽ハンデでのものです。

 ただ、マデイラはそれで良いんです。どう考えてもオープンのここでは力不足ですし、展開やハンデ、枠順など多くのものに恵まれなければ上位に来ることはありません。恵まれてでも運が良くてでもここで4着に入り本賞金620万円も獲得してくれたことは大きいです。未勝利戦を1つ勝つよりも大きな金額ですもんね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

マデイラ(4着)

 「最内枠だったのでロスなく立ち回れた。軽量をうまく生かせたし、デキも上がってきていたからね。」(古川吉洋騎手・競馬ブック)

 「内枠でハンデも軽く、その点をうまくいかせたと思います。一瞬勝つかと思ったぐらいでした」(古川吉洋騎手・ラジオNIKKEI)

 「ロスなく乗れました。具合も良くなっていました」(古川吉洋騎手・デイリー馬三郎)

 「今日は最内枠でしたので、それを活かしてロスなく運ぼうと考えていたのですが、道中は思ったとおりうまく進めることができました。直線に入るところでは一瞬勝つんじゃないかと思ったほどでしたよ。前回乗せていただいて、その時よりも具合がいいなと感じましたし、負けはしたものの重賞の舞台でいい競馬ができたと思います」(古川吉洋騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「軽ハンデで内をうまく立ち回るという去年の七夕賞で3着に来た時と同じような競馬で、最後まで踏ん張ってくれました。折り合いなど難しいところのある馬ですが、条件さえ噛み合えばこれくらいは走ってくれますね。4着という結果で勝ち負けには至りませんでしたが、今日は本当によく頑張って走ってくれたのではないでしょうか。この後は馬体などに問題がなければ札幌開催で使っていくつもりです」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)

重賞回顧 観戦記 橋本篤史 競馬ブック 

 涼しい気候が続いているが、ここまでの函館開催は決して天候に恵まれてはいない。週末は雨に祟られることが多く、ひと昔前なら馬場はかなり悪化していただろう。それが先週の新馬戦ではレコード。この日曜も予報以上に雨が降り続くなか、そこまで馬場は悪くならず、馬場造園課は飛躍的なスキルアップを遂げているのでは。今やトップレベルの馬なら世界でも十分に通用するが、馬場のメンテナンスに関しても、日本競馬が堂々と世界に誇れるものだろう。
  さて今週からBコースとなった函館記念。前日発売からずっとバイガエシが1番人気。これは意外だった。クラスでいえば準オープンの身。前回の圧倒的な勝ちっぷり、そして洋芝への適性の高さも支持されたのだろう。下見所でグイグイと前へ歩く姿は前進気勢に溢れ、毛ヅヤも張りも申し分なかった。ところが勝負どころから馬群がひと固まり。その外を回って追い上げざるを得なくなり、伸びてはきたが、差を詰めるのが精一杯だった。勝ったのはマイネルミラノ。大外枠だった昨年とは対照的に、さほど無理することもなく、スンナリとハナに立てた。内枠、Bコース、雨馬場。お膳立てが整い、道中も絡まれずにマイペース。悠々と押し切った。「函館で重賞を勝つことがずっと夢でした」と語った地元出身の丹内騎手。歓声に応えて手を上げたウイニングランも印象的だった。2着にはケイティープライド。巴賞では直線で挟まり脚を余していたが、初めての2000メートルでは距離的なこともあり印は打てなかった。浜中騎手が内ピッタリを回り、うまくエスコート。直線に向くまで追い出しを我慢して、一瞬の脚を生かし切る好騎乗が光った。3着のツクバアズマオーも早々と内に入れて、4角でもケイティーの後ろで余裕ある手応え。終わってみれば、上位馬はいずれもインのコース取り。◎フェイマスエンドは4角手前で一杯に。○レッドレイヴンもバイガエシ同様に、4角で馬群の外を追い上げる形になって、ラストに脚を残せなかった。結果、今年も外した。函館記念は私にとって鬼門といえるぐらい、当たらない。またまた反省しきりである。

●専門誌のレース評価

マデイラ(4着)

 「チークピーシズ。好位のインでいい行きっぷり。距離が延びたことで競馬がしやすくなった。追い比べになってひと踏ん張りを欠いたものの、大バテせずに入着。好枠と軽ハンデを生かせた。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が620万円。特別出走手当が41.2万円に芝1800m以上の競走なので5万円が加算されて46.5万円。合計666.5万円。1口で割りますと11000円程度になると思います。いやはや重賞ですから大きな金額です。有り難いですね。

●今後の展望

 マデイラは現状芝1800mよりもゆったり走れる2000mの方が良さそうです。ここ2戦でマデイラの手綱を取っていただいたベテランの古川吉洋騎手もそういう評価をされています。ならば北海道には芝2600mが2鞍この後ありますし、私はそこに出て欲しいと思います。

 中1週が得意のマデイラです。北海道は滞在競馬で輸送もありませんし、ここは中1週で8月6日 札幌11R 札幌日経オープン 3歳上オープン 芝2600m 混合 別定に出走して欲しいですね。頭数もそんなに増えないと思いますから出走も可能でしょう。

 その後、中1週で8月21日 札幌11R 第52回 札幌記念 GU 3歳上オープン 芝2000m 国際 定量に出走して、更に中1週で9月4日 札幌11R 丹頂ステークス 3歳上オープン 芝2600m 混合 ハンデに出走して北海道を後にして欲しいですね。そこからは3か月程度の休養で良いと思います。もちろん、札幌記念を勝っちゃった場合はハンデが重くなるので最後の丹頂ステークスは自粛しないといけませんが(笑)。

●最後に

 前走の巴賞は外枠に苦手の叩き1走目に別定戦とマデイラに取っては不利な要素が重なっていましたから9着敗北は仕方がないと思っていました。更に前走はいつになく事前の追い切りの動きがイマイチでしたからね。

 1度使われた今回は動きが間違いなく良化していましたし、何よりも希望通りの最内1番枠を引きました。そして3着と好走した七夕賞と同じ時期、同じ負担斤量52キロの軽ハンデで、好走するならここしかないと思っていました。逆にここで出走奨励金も貰えないようなら年齢的にもまた”引退”の文字がちらついてくるなと覚悟していました。

 鞍上の古川吉洋騎手はさすがに経験豊富なベテランらしくマデイラを巧く制御し力を出し切って4着まで押し上げてくれました。最後の直線は一瞬2着もありそうな手応えでしたし、なんとか収得賞金を加算できる重賞2着にと願いましたがそれは贅沢だったようです。それでも重賞で4着と掲示板を確保してくれたことでマデイラがまだまだやれることを示してくれましたし、これならしばらくは”引退”という文字は出てこないでしょう。

 私としては稼ぎ頭のバウンスシャッセがつい先日引退し、マデイラがいなくなってしまうとあとは500万以下の愛馬しかいなくなってしまいます。一時はオープン馬2頭(マデイラ、バウンスシャッセ)に準オープン馬2頭(フロアクラフト、グランデアモーレ)と賑やかだった我が軍団ですが、随分と寂しくなったものです。

 ここでマデイラが存在感を示してくれたことにより下級クラスの愛馬のみになってしまう懸念は消えました。本当に有り難いことです。また、函館記念と言えば、愛馬バウンスシャッセが3歳で出走するも16着とシンガリ負けを喫した舞台。その時のバウンスシャッセが3番人気でしたから、ちょうどマデイラが16番人気で4着と取り返してくれた印象です。

 これで獲得本賞金は620万円を加算し8462万円と8000万円を突破しました!!募集価格1800万円の安価な馬にとって文句なしの大活躍です。

 これからも掲示板を目指して頑張って欲しいですね。そして引退の懸念が払拭されるように時々今回のように恵まれて好走して欲しいですね。気が早いですが、来年もこの時期、北海道で滞在競馬をして欲しいと思います。

 感動の激走をありがとう、マデイラ!!いつまでも元気に走ってね。

最後までご愛読ありがとうございました

2016年7月11日立ち上げ 12日、14日、15日、16日、17日、20日加筆

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マデイラの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2016年 7月 3日 第39戦 巴賞 3歳上オープン 函館芝1800m (9着/11番人気)

2016年 4月10日 第38戦 福島民報杯 4歳上オープン 福島芝2000m (13着/16番人気)

2016年 1月30日 第37戦 白富士ステークス 4歳上オープン 東京芝2000m (5着/10番人気)

2015年12月20日 第36戦 ディセンバーステークス 3歳上オープン 中山芝2000m (4着/8番人気)

2015年11月21日 第35戦 アンドロメダステークス 3歳上オープン 京都芝2000m (10着/5番人気)

2015年 8月30日 第34戦 小倉日経オープン 3歳上オープン 小倉芝1800m (13着/9番人気)

2015年 8月 9日 第33戦 第51回 小倉記念 GV 3歳上オープン 小倉芝2000m (7着/12番人気)

2015年 7月26日 第32戦 福島テレビオープン 3歳上オープン 福島芝1800m (8着/6番人気)

2015年 7月12日 第31戦 第51回 七夕賞 GV 3歳上オープン 福島芝2000m (3着/16番人気)

2015年 4月12日 第30戦 福島民報杯 4歳上オープン 福島芝2000m (10着/13番人気)

2015年 3月 8日 第29戦 大阪城ステークス 4歳上オープン 阪神芝1800m (9着/16番人気)

2015年 2月22日 第28戦 第49回 小倉大賞典 GV 4歳上オープン 小倉芝1800m (11着/15番人気)

2014年 9月 7日 第27戦 第50回 新潟記念 GV 3歳上オープン 新潟芝2000m (16着/16番人気)

2014年 8月10日 第26戦 第50回 小倉記念 GV 3歳上オープン 小倉芝2000m (8着/11番人気)

2014年 7月13日 第25戦 第50回 七夕賞 GV 3歳上オープン 福島芝2000m (13着/11番人気) 松嶋屋様撮影現地写真多数付

2014年 5月17日 第24戦 都大路S 4歳上オープン 京都芝1800m (15着/6番人気)

2014年 5月 3日 第23戦 下鴨S 1600万下 京都芝2000m (1着/6番人気)

2014年 2月22日 第22戦 稲荷特別 1000万下 京都芝2000m (1着2番人気

2014年 2月 9日 第21戦 壇之浦特別 1000万下 小倉芝2000m (6着/3番人気)

2014年 1月26日 第20戦 北大路特別 1000万下 京都芝2000m (2着/5番人気)

2014年 1月11日 第19戦 500万下 京都芝2200m (1着/5番人気)

2013年12月15日 第18戦 栄特別 500万下 中京芝2000m (7着/12番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2013年 8月18日 第17戦 定山渓特別 500万下 函館芝2000m (7着/6番人気)

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2013年 7月 7日 第14戦 臥牛山特別 500万下 函館芝2000m (2着/8番人気)

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2013年 4月20日 第11戦 500万下 京都ダ1800m (7着/9番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

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2012年11月 8日 第9戦 JRA指定交流 門別ダ1200m (4着2番人気

2012年 7月 8日 第8戦 500万下 函館芝1200m (10着/7番人気)

2012年 6月23日 第7戦 500万下 函館芝1200m (7着/2番人気

2012年 6月10日 第6戦 500万下 函館芝1200m (5着/6番人気)

2012年 3月17日 第5戦 3歳500万下 阪神芝1400m (11着/10番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 2月18日 第4戦 こぶし賞 3歳500万下 京都芝1600m (12着/6番人気)

2012年 2月 5日 第3戦 第52回 きさらぎ賞 GV 京都芝1800m (12着/12番人気) 写真多数掲載

2011年11月19日 第2戦 第16回 東京スポーツ杯2歳ステークス GV 東京芝1800m (8着/8番人気) ルクソール様撮影 現地写真掲載

2011年10月30日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (1着/8番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート