マデイラ(マチカネエンジイロの09) 第21戦


キャロ愛馬第13号は第1.5次募集で購入。

父クロフネと母父サンデーサイレンスの組み合わせは2歳GTを制したフサイチリシャールなど成功例が多く期待。

母は3勝馬だが、藤沢和雄厩舎に預託されるなど馬主の期待の大きかった馬。その母の繁殖黄金期である8歳の時の仔とくれば期待は高まるばかり。・・・と書いていたら、弟のゴットフリートは新馬戦と500万特別を快勝し、重賞でも2着と完全にオープン馬。やはり母は高性能。

しかし、マデイラはデビュー戦は快勝もそこから気難しい面を見せるようになり大敗続き。道中は掛かったり、内にササッてまともに追えなかったり、走るのをやめてしまったりとこれは大変重症。

しかし、2013年4月にミルコ・デムーロ騎手が騎乗すると最後まで気を抜かせずに走らせてくださり、そこから復活!!得意の夏の北海道では気難しい馬を動かす力に長けている大野拓弥騎手を鞍上に芝の2000mに出走してみたら3着と新馬戦以来の馬券圏内確保!!そこから特別戦2着、平場2着ともうこれは本物。特に7月21日の芝1800mでは時計も速く、競馬ブックのスピード指数でも”77.4”とデビュー以来最高の評価。もう完全に500万クラスでは力上位。

北海道で計6戦走るも結局9、3、2、2、8、7着と優勝には届かず。しかし、獲得賞金はそれまでの772万円から1642万円と飛躍的にアップ。

そして、本州に戻って来て叩き2走目の前々走は想定外のレースだったが、超一流のクリストフ・ルメール騎手が空いているレースにルメール騎手で出走。抜群の騎乗で1度使われて息も持ち、優勝に導いてくれた。実に新馬戦以来18戦ぶりの美酒。

昇級戦の前走は8頭立てと少頭数でしかもハンデ54キロと軽量ながらいきなり2着と存在感を示した。


前走後、在厩で調整されています。

次走はまた中1週で2月9日 小倉11R 壇之浦特別 1000万下 芝2000m 混合 定量に出走!!

フルゲート18頭のところに特別登録数は14頭で、水曜日の想定段階では1頭減っただけの13頭。そして10頭で確定!!

6着/3番人気。

前走よりも3キロ増える負担斤量と久々の長距離輸送が心配されたが、全体的な勝ち時計は遅いものの勝ち馬から僅かコンマ2秒差と通用するところを見せた。

しかも直線は前が壁になり追い出が遅れてのもの。やはり相手なりにこのクラスでも走れるようだ。


レース回顧と時計の分析、レース後の藤岡康太騎手と荒川義之調教師のコメントを掲載。

(2014年2月12日完結)

2014年1月31日立ち上げ

●前走後、在厩で調整され、中1週で壇之浦特別に出走予定

 前々走、休養明け叩き2走目で見事に粘りが増し、新馬戦以来18戦ぶりに勝利を挙げてくれた我らが愛馬マデイラですが、そこから中1週で出走した昇級戦の前走は8頭立てと少頭数でしかもハンデ54キロと軽量、かつ展開も向いたとはいえいきなり2着と存在感を示してくれました。

 次走は頭数も増えるでしょうし、こんなに上手くは行かないと思いますが、走破時計もなかなかのものでしたし、どれだけやれるのか期待されます。

 前走後、在厩で調整され、次走はまた中1週で2月9日 小倉11R 壇之浦特別 1000万下 芝2000m 混合 定量に出走予定です。

これ以降は2014年2月4日に作成

●気になる特別登録表(2月9日 小倉11R 壇之浦特別 1000万下)

特別登録表 2月9日 小倉11R 壇之浦特別 1000万下 芝2000m 混合 定量

第1回登録完了馬 全14頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アイファーファルコ 北村友一 57.0 12/15 名古10下 中京芝2200 14
コモノドラゴン 57.0  1/18 恋路10下 中京芝2000
サンライズピーク 松山弘平 56.0  8/31 玄海10下 小倉芝2000
サンライズマルス 川須栄彦 57.0  7/27 不知10下 小倉芝1800 16
スズカアンペール 吉田隼人 57.0  1/11 逢坂10下 京都芝1800
スズカカイゼル 56.0 11/26 交流 金沢ダ1500 10 11
スリーロブロイ 川須栄彦 57.0  1/18 恋路10下 中京芝2000
ソールデスタン 黛弘人 57.0  1/06 1000万 中山芝2000 12 12
タガノミューチャン 田中健 54.0  1/25 中京10下 中京芝1200 14
テーオーダンシング 57.0 11/02 500万 福島ダ1700
トルークマクト 勝浦正樹 56.0  1/06 1000万 中山芝2000 13
ポセイドンバローズ 菱田裕二 56.0  1/06 許波10下 京都芝2200
マイティースコール 鮫島良太 57.0  1/19 知立10下 中京芝1400 16 11
マデイラ 藤岡康太 57.0  1/26 北大10下 京都芝2000
フルゲート18頭のところに14頭が特別登録されています。この時点で、まず投票すれば出走は確定です。更に前走同様10頭立てくらいになりそうな雰囲気です。少なければ少ないほど美味しいですからね。

マデイラの鞍上は前走2着に持って来てくれた藤岡康太騎手を確保しています。ただ、前走も最後は動かし切れなかった感がありますが。

これ以降は2014年2月5日に作成

●気になる出馬想定表(2月9日 小倉11R 壇之浦特別 1000万下)

出馬想定表 2月9日 小倉11R 壇之浦特別 1000万下 芝2000m 混合 定量
全13頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アイファーファルコ 北村友一 57.0 12/15 名古10下 中京芝2200 14
コモノドラゴン 太宰啓介 57.0  1/18 恋路10下 中京芝2000
サンライズピーク 松山弘平 56.0  8/31 玄海10下 小倉芝2000
サンライズマルス 川須栄彦 57.0  7/27 不知10下 小倉芝1800 16
スズカアンペール 吉田隼人 57.0  1/11 逢坂10下 京都芝1800
スズカカイゼル 岡部誠 56.0 11/26 交流 金沢ダ1500 10 11
スリーロブロイ 藤懸貴志 57.0  1/18 恋路10下 中京芝2000
ソールデスタン 黛弘人 57.0  1/06 1000万 中山芝2000 12 12
タガノミューチャン 田中健 54.0  1/25 中京10下 中京芝1200 14
トルークマクト 勝浦正樹 56.0  1/06 1000万 中山芝2000 13
ポセイドンバローズ 菱田裕二 56.0  1/06 許波10下 京都芝2200
マイティースコール 鮫島良太 57.0  1/19 知立10下 中京芝1400 16 11
マデイラ 藤岡康太 57.0  1/26 北大10下 京都芝2000

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在13頭出馬想定されています。テーオーダンシングが消えただけですね。

これ以降は2014年2月6日に作成

●追い切り情報(2月6日更新)

前走前 

1月22日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
5F 66.5
4F 49.7
3F 37.1
1F 11.9[8]



1月29日 栗東プール 4周

2月1日 栗東プール 2周


2月6日 栗東坂路 不良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 55.2
3F 40.8
2F 27.1
1F 13.9
 1月29日、前走後いつものプールで調整されています。

 2月6日、順調でなかったことや、輸送があることもあると思いますが、前走前ほどの状態ではないですね。やはり、叩き3走目の前走がピークだった気がします。私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。前走ほどの自信はありません。
 以下は本日(2月6日)更新されましたクラブ公式HPマデイラの近況報告です。
「先週金曜日の運動の際にちょっと馬がうるさくなって前脚同士をぶつけたか捻ったかしてしまったようで、その後歩様に硬さが見られました。そのため週末はプールなどで運動量を確保しつつ状態を確認してきたのですが、腫れや熱感が出ることはもちろんありませんし、一時的ですが歩様に見せた程度で現状では問題なく運動を行えています。今週も全休日明けからスムーズに運動を開始できていますし、今朝の追い切りも問題なくこなしてくれました。間隔が詰まっているとは言えデキは維持していると思いますし、力を出してくれれば勝ち負けしてくれるでしょう」(荒川師)9日の小倉競馬(壇之浦特別・芝2000m)に藤岡康騎手で出走いたします。
 金曜日に軽い頓挫があったようですね。荒川義之先生が大丈夫とおっしゃっているので大丈夫でしょうが、多少心配ですね。

●出馬確定表

出馬確定表 2月9日 小倉11R 壇之浦特別 1000万下 芝2000m 混合 定量
全13頭 フルゲート 18頭  
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アイファーファルコ 北村友一 57.0 12/15 名古10下 中京芝2200 14
コモノドラゴン 太宰啓介 57.0  1/18 恋路10下 中京芝2000
サンライズピーク 松山弘平 56.0  8/31 玄海10下 小倉芝2000
サンライズマルス 川須栄彦 57.0  7/27 不知10下 小倉芝1800 16
スズカアンペール 吉田隼人 57.0  1/11 逢坂10下 京都芝1800
スリーロブロイ 藤懸貴志 57.0  1/18 恋路10下 中京芝2000
ソールデスタン 黛弘人 57.0  1/06 1000万 中山芝2000 12 12
トルークマクト 勝浦正樹 56.0  1/06 1000万 中山芝2000 13
ポセイドンバローズ 菱田裕二 56.0  1/06 許波10下 京都芝2200
マデイラ 藤岡康太 57.0  1/26 北大10下 京都芝2000

表中 騎手の太字は乗り替わり

●小倉芝2000mコース解説

 スタート地点は正面スタンド前直線の4コーナーのポケット。最初の1コーナーまでの距離は472mと十分にあるので、普通は極端に速くはならないが、先行馬が揃うと雁行気味に行って自然とラップが上がる。
 前半3ハロンがある程度速く流れて、2コーナーを過ぎて向正面に入ったところでペースが落ち着き、3コーナーに差し掛かる手前でまたピッチが上がるのが特徴。
 道中の緩むべき部分が短くなりすぎたり、スローに落ち着きすぎるとマクる馬が出てきて隊列が3〜4コーナーで激しく動く。
 普通に流れれば逃げ、先行馬が有利となる。
 枠順は多頭数の大外は不利。馬場がいい時は内〜中枠。何故か8番ゲートが異常に強い
 根幹距離の中距離戦だけあって、サンデーサイレンス、トニービン、ブライアンズタイム、そしてダンスインザダークといった王道の種牡馬が強いのも特徴。
 芝1800mに比べれば紛れは少なく、強い馬が来る
有利な枠順 内〜中枠、特に8番ゲート
有利な脚質 先行、差し
ポイント 力勝負
種牡馬ベスト サンデーサイレンス、トニービン、ダンスインザダーク
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、川田将雅、福永祐一、佐藤哲三
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳新馬 2分04秒9 2分04秒9 2分06秒9
3歳未勝利 2分02秒4 2分02秒9 2分03秒1 2分06秒3
3歳500万 2分03秒1 2分06秒3
古馬500万 2分01秒4 2分02秒4 2分04秒7 2分04秒2
古馬1000万 2分00秒4 2分01秒5 2分03秒2 2分04秒3
古馬1600万 2分01秒4 2分02秒6 2分02秒8
古馬オープン 1分59秒4 1分59秒9

これ以降は2014年2月8日に作成

●騎手は藤岡康太騎手 ほっさん評価「B+」

 今回もマデイラの鞍上は前走に引き続き藤岡康太騎手です。前走は昇級戦で5番人気ながら上手いエスコートで2着に導いてくださりました。今回も続戦になることは当然です。

 しかし、前走は私は勝てるレースだったと思っています。非常に楽なペースで抜群の手応えで直線に向いたのに終いを伸ばすことが出来ずに前を捉えられませんでした。以前の走るのをやめちゃう症候群が最後に出た格好です。最後まで気を抜かさずに走らせてくれたクリストフ・ルメール騎手やミルコ・デムーロ騎手とは異なり少し物足りない気がします。前走で気難しいマデイラを動かし切れなかったことで不安がありますが、それでも前走も後ろには抜かせていませんし、決して悪い騎乗ではありませんでした。今回は斤量増に長距離輸送、そして中間の軽い頓挫など不安要素が多く、これでもある程度の着に導いてくれるのならこれからも安心してマデイラをお任せすることができるのですが・・・。


 昨年の7月にはこれまた難しい愛馬プリュムに騎乗。1000万クラスでも3着4着と実績のある馬でしたから、1番人気に支持されますが、11着と上手くコントロールすることができませんでした。そして11月のジェットブラックも2番人気でしたが、6着と能力以上のものを引き出せずに無難な騎乗でした。

 制御の比較的簡単な馬であれば人気薄を上位に持って来てくれたりもしますが、まだまだ乗りこなせない場合も多く、難しい馬の宝庫である我が軍団としてはどうかな?という騎手です。兄の藤岡佑介騎手は逆に馬の制御が物凄く上手なんですよね。


 私ほっさん愛馬への騎乗は実に今回が12回目となります。昔は5番人気のステップシチーを2着に持ってきていただいたり、9番人気のチャーミングシチーを2着に持ってきていただいたりと、私が事前の追い切りが良く、走ると思った時にはきちんと結果を残してくれる騎手ですが、そこから3年経ちましたが、そんなに大きく技術レベルが向上しているとは思えません。


 2014年2月4日現在、JRA通算238勝、GT1勝(2009年 NHKマイルカップ ジョーカプチーノ)、重賞8勝。勝率6.4パーセント、連対率12.8パーセントと若干低いが、少しずつその数字は上昇している。

 昨年(2013年)は47勝。勝率7.8パーセント、連対率14.1パーセントと生涯成績を大きく上回る活躍。本年(2014年)もここまで5勝、勝率7.9パーセント、連対率12.7パーセントと通算成績並の成績。

 特に2011年1月のジョーカプチーノでのシルクロードステークス GVが印象的で、圧倒的1番人気に支持された逃げ馬である同馬が逃げ切れずに後方になったがジタバタせずに腹を括って直線勝負に賭け、32秒6の素晴らしい末脚を繰り出して圧勝。こういった思い切った騎乗も大変評価できる。


 藤岡 康太(ふじおか こうた)は1988年12月19日生まれ25歳、日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している8年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持したが、障害免許は一度も騎乗することなく返上している。現在はフリー。

 父は栗東所属の調教師の藤岡健一、兄の藤岡佑介もJRA所属の騎手。趣味は音楽鑑賞。座右の銘は「向上心」。

 2004年、4月にJRA競馬学校騎手課程23期生として入学。同期には浜中俊、宮崎北斗、丸田恭介らがいる。

 2007年、2月に競馬学校を卒業し騎手免許取得。卒業式後の祝賀会では「元気いっぱいで賞」を受賞。

 3月3日の中京第1競走でヤマニンプロローグに騎乗して勝利し、史上42人目のJRA初騎乗初勝利を挙げた。同馬は、かつて兄の佑介が騎乗していたが2着が最高だった。また、この日の騎乗回数8回は1996年の福永祐一、1997年の武幸四郎と並ぶデビュー日最多騎乗回数タイ記録となっている。

 11月25日に中京第9競走のレース中に最後の直線走路で急に内側に斜行し他馬の走行を妨害したために1位入線から7着に降着となり12月1日から9日までの開催日4日間、騎手免許取得以来初の騎乗停止となった。

 初年度は24勝で同期の中では最も勝ち鞍を挙げている(2位は浜中俊の20勝)。

 2008年、4月27日福島第3競走でゴールデンストームに騎乗しレース中の2周目4コーナーで前の馬に触れて馬が転倒して落馬した。その後の診察の結果、右鎖骨骨折、右肩挫傷、右肘挫傷、左肋骨挫傷、腹部挫傷と診断され、騎手免許取得以来初の落馬骨折を経験した。しかし、年間37勝を挙げた。

 2009年、ファルコンステークスをジョーカプチーノに騎乗して制し、重賞競走初勝利を挙げた。さらに同馬で5月10日のNHKマイルカップを制し、GT競走初勝利を挙げた(10番人気)。20歳4か月22日でのGT勝利はグレード制導入後では10番目のスピード記録。なお、兄・佑介よりも早いGT制覇となった。

 8月8日、オーストラリアのフレミントン競馬場にて行われた「アジアヤングガンズチャレンジ」に日本代表として出場し、35ポイントを獲得して優勝した。

 2010年、2月7日の中京第9競走でJRA通算100勝を達成。

 3月26日の早朝に胸の痛みを訴え、救急車で病院に搬送される。肺気腫(後の報道では自然気胸)と診断され、この週の騎乗予定をすべて取り止めて以後休養に入り、3月31日に手術。4月10日にいったん復帰したが、4月21日に再手術することになり、4月11日以降、再び休養に入る。5月25日から調教に参加し、6月5日に復帰した。復帰後の6月にマーメイドS GVを勝っている。

 2011年9月18日に持病の自然気胸が再発したため騎乗を取り止め、10月23日から11月29日まで治療のため静養していた。

 2013年2月27日フリーに転身。5月18日、新潟12R五泉特別をノーブリーで制し、JRA通算200勝を達成した。



「センスや技術はひと息。レースの流れにうまく乗れないケースが目立ち、追いは腕を前に投げる感じで馬に力が伝わっていない。考えて騎乗しているので時にハマる。折り合いをつけようと丁寧に乗っている点はポイントが高く、レース展開を読んでソツなく適度なポジションにつけてくる。揉まれてタイトな競馬になると弱くて、内をこじ開ける勝ち方はあまり見られない。2011年はジョーカプチーノとシルクフォーチュンで追い込んで重賞を勝った。1番人気馬では通算で[41・31・20・60]の連対率.474。2010年8月29日の阿蘇S(小倉)では力のあるインパルコの鞍が回ってきた。単勝170円の支持を受けながらズブい同馬を動かし切れずに3着に敗れている。単勝高配当は10700円と10030円がある。父である藤岡健一厩舎では兄の佑介と半々で任されていて、他は所属の宮徹厩舎。全キャリアで2着と3着が多い。記者の取材に丁寧に答えてくれるのでコメントの信頼性は高い。」(2012年上半期・佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (11戦0勝)

 
 2007年 3月11日 ダンシングシチー  3歳未勝利        中京芝1800m  15着/13番人気
 2007年10月14日 ステップシチー    500万下         京都芝2400m  2着/5番人気
 2008年 7月26日 グレイスシチー    3歳未勝利        小倉ダ1000m  9着/4番人気
 2008年 8月16日 グレイスシチー    3歳未勝利        小倉ダ1000m  6着/7番人気
 2010年 3月14日 チャーミングシチー 500万下          中京ダ1700m 2着/9番人気
 2011年 3月 6日 クリンゲルベルガー 500万下          小倉ダ1000m 7着/10番人気
 2012年 2月18日 マデイラ        500万下          京都芝1600m 12着/6番人気
 2012年 5月27日 フランベルジェ    3歳500万下        京都芝1600m 12着/11番人気
 2013年 7月28日 プリュム        500万下          小倉ダ1700m  11着/
1番人気
 2013年11月 3日 ジェットブラック    2歳新馬           京都芝1800m  6着/2番人気
 2014年 1月26日 マデイラ        北大路特別 1000万下 京都芝2000m  2着/5番人気


愛馬チャーミングシチーと藤岡康太騎手。2010年3月14日。9番人気2着。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「コモノドラゴンは、3〜4角で反応が鈍い印象を受けていたが、前走はそこでの手応えが良く、進路取りが内目でスムーズ。ズブさが解消されて、取り口に安定感が出た。ひと押しを期待。スズカアンペールは前走、ゲート内で落ち着きがなく、アオッてスタート後手。小倉で良績がない点は気掛かりだが、前、前で運んで渋太さを生かせば見直せる。アイファーファルコは当地と好相性。ここは単騎のハナが見込めそうな組み合わせ。条件が好転した。あとはマデイラ。早目早目の形が板につき、前走で早くも現級にメド。今回は3キロ増だが、引き続き注意したい。


短評は「実力五分」



予想家の印
馬名 井上政 西村敬 橋本篤 CPU
サンライズピーク △△
ポセイドンバローズ
マデイラ △△ △△ △△
サンセイズマルス
スズカアンペール
コモノドラゴン
スリーロブロイ
ソールデスタン
アイファーファルコ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
サンライズピーク 3.7
コモノドラゴン 3.7
マデイラ 4.6
スズカアンペール 5.1
アイファーファルコ 8.0
ポセイドンバローズ 9.5
サンライズマルス 13.7
ソールデスタン 18.0
トルークマクト 19.0
以下35倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マデイラ 81 74 77 81
サンライズピーク 84 76 75 84
コモノドラゴン 84 76 80 79
スズカアンペール 83 77 80 76
アイファーファルコ 79 78 74 78
ポセイドンバローズ 81 78 80 78


デイリー馬三郎

本紙の見解

昇級戦でいきなりA着に好走し、現級突破に早くもメドを立てた◎マデイラ。連戦続きでも疲れはなく元気いっぱい。定量戦に変わる点も不問で中心に推す。追われてしぶとい○コモノドラゴン、小倉と好相性の▲も差はない。〈城谷〉」

◎ マデイラ
○ コモノドラゴン
▲ ソールデスタン
× サンライズピーク
☆ スズカアンペール

以下省略


マデイラは全13記者中 ◎(本命)印 8記者、▲(3番手評価) 3記者、無印 2記者。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

マデイラ(2着)

 「折り合いがついて交わせそうな感じはありましたが・・・。もう一つピリッとした脚が使えませんでした。ただ、昇級戦でよく頑張っていますし、レース内容も良くなっています」(藤岡康太騎手・ラジオNIKKEI)

 「前半は少し力むところがあったが、その後はスムーズに折り合えた。4角ではかわせるかと思ったんですけどね。昇級戦だったことを考えれば、よく頑張ってくれました」(藤岡康太騎手・デイリー馬三郎)

 「1〜2角で少しハミを噛みましたが、以降は2番手で抑えてスムーズに運べました。いい手応えで前を交わせそうだったんですが、ピリッとした脚は使えませんでしたね。ただ、昇級戦ですし、内容は良かったです。」(藤岡康太騎手・競馬ブック)

 「ゲートの中では少し遊んでいてふわふわしかけたのですが、気持ちがある分出てくれました。最初のコーナーでちょっとハミを噛んで行きたがったのですが、ペースが落ち着いていましたし、下手におさえて喧嘩することは避けたかったので馬任せに運びました。それからはリラックスして走っていましたし、いいリズムで直線へ向かえました。前走でソラを使っていましたし、前の馬の手応えがもうひとつだったので早めに抜け出さないように後ろに気をつかえるくらい手応えは良かったのですが、いざ追い出したら馬自身で前を交わそうという感じが薄く、なかなか差が詰まってくれませんでした。力はあるだけに気持ちひとつだと思うのですが…。勝ちたかったのですが申し訳ありません」(藤岡康太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「ゲートは問題ない程度でしたが少しふわふわしているようなところが見られましたし、1〜2コーナーではちょっと力んでしまいましたね。それでも以前のようにハミを取らなくなって終いもバッタリということはないですし、悪くない走りをしているのですが…。今日は流れも向いたとは言えるものの、この馬の場合は流れとか相手云々だけで判断できず、本当にこの馬自身しっかり走れるかポイントになります。早めに抜け出さないように乗ってくれていけるかなと思えたものの、追い出してからが案外でしたからね。前回が勝って今回は2着と崩れていないのはいいことですが、本当に一筋縄にはいかない馬です。勝てなかったことは申し訳ありませんが、真面目に走ればチャンスがある馬ですし、問題がなければこのまま次を考えていきます」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「スタートでマイネルに少し寄られ、その後も何度か接触。その影響か、少しムキになった感じで2番手の外へ。何とかなだめて運び、4角でも手応えは十分。前のアドマイヤは捉えられなかったが、その位置を守り切って2着。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

マデイラ

 「軌道に乗った感はある。久々の長距離輸送になるだけにイレ込まなければ。」(佐藤助手・デイリー馬三郎)

 「昇級戦の前走が上等だったし、小回りも良さそう。久々の長距離輸送でイレ込まなければ。」(佐藤助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 メインに登場のマデイラは前走は昇級初戦でいきなり2着でしたが、今回はその時よりも負担斤量が3キロも増えますし、叩き3走目でピークの状態だったと思われる前走よりも中間軽い追い切りで、頓挫もあり動きも悪く、そして久々に長距離輸送です。マデイラは北海道の滞在競馬と地元の京都でのみ良績を残しているように輸送がない方が良い馬です。それが久々に小倉までの直前輸送というのは不安ですね。

 鞍上の藤岡康太騎手も前走で上手く乗ってくれたとはいえ、最後は伸ばせませんでした。軽くいつもの走るのをやめちゃう症候群を引き出しちゃっています。それでも2着に残してくれたのは技術ですが・・・。

 総じて今回は自信がありません。それでも頭数は10頭と今回も美味しいレースですし、メンバーもフロアクラフトが優勝した遠州灘S負け組を筆頭に弱そうです(笑)。ここで勝ち負けならもう本当に本格化を名乗っても良いでしょう。賞金の高い1000万特別ですし、掲示板に載って本賞金を加算してくれれば言うことナシです。

 ・・・ということで、終わって見れば勝っていても不思議はないですが、自信はありません。少しでも稼いでくれればというところです。

これ以降は2014年2月12日に作成

●パドック

 マデイラの馬体重は前走マイナス4キロの488キロ。久々の長距離輸送で入れ込みが心配されましたが、パドックではいつものように煩い面を見せず、なんだかいつものマデイラと違う雰囲気でしたね。ただ、だから結果的に負けたのでは無く、きちんと乗れば今回は勝っていました。

●レース 

 マデイラのスタートは普通程度で、小回りのローカルですから、できるだけ前が取れればいいなと思っていましたが、いいポジションが取れそうでした。

 1コーナーで内が空いていたので距離ロスを防ぐためにラチ沿いに寄せ、4番手の絶好位を進みます。私は当日は仕事でしたので、事後まず映像で結果を確認したのですが、この時点では勝ったと思っていました。

 映像で見る限りでは道中折り合いもついて手応えも良く、終始先頭を射程圏に捉え、抜群の状態でした。

 3〜4コーナーではコモロドラゴンがスッーと外から上がって行きましたが、マデイラはまだ追い出しを待って直線を迎えます。しかし、前4頭が雁行の形できっちりと並び、最内のマデイラの出られそうなところがありません。追い出しが遅れる毛塚になってしまいます。ようやく前がバラけてから追い出しますが、何せ短い直線のコース。しかも切れる脚のないマデイラですから離されずについて行くのがやっと。5着馬は交わせたかと思いましたが、ハナ差で残され、本賞金の加算される5着以内を僅かに逃しました。

 それでも勝ち馬からは僅か0.2秒差。前が空かないロスを考えると、まともなら勝ち負けに絡んでいたと推測されます。

●時計の評価

 今回のマデイラの走破時計は2分01秒6良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分59秒5、重不良馬場で2分01秒5ですから、勝ち馬を含めて全体的に平凡なレースで勝ちきれなかったと言えますが、それでも前走よりも負担斤量が3キロ増え、久々の長距離輸送もあり、もっとやれないかと思われていた中での道中ロスがあっての勝ち馬からの0.2秒差は立派と言えます。

●レース後の騎手・調教師のコメント

マデイラ(6着)

 「外から被せられる感じになって、動きたい時に動けませんでした。その分の差が出たと思うし、スムーズなら違っていたのでは。」(藤岡康太騎手・競馬ブック)

 「3番手くらいをとりたかったのですが、他の馬が引かず、それ以上押してもよくないので控えました。最後は苦手な瞬発力勝負になってしまいました」(藤岡康太騎手・ラジオNIKKEI)

 「人気を背負っていただけにいい結果を出せればと思っていたのですが、最後まで伸びきれませんでした。前走から斤量も増えていて尚且つ長距離輸送も挟んでいたので今回結果を出せれば本物だと思っていました。ただ、今日は道中ずっとハミを噛んでいました。また、直線はなかなか出られませんでしたし、切れるタイプではなくジリジリ来る馬なので厳しかったです。早めに外へ持ち出していれば良かったです。申し訳ありませんでした」(藤岡康太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「最後は動くに動けずの形になってしまいましたね。切れる馬ではないので、ああいう形で瞬発力勝負になると厳しいです。前走でこのクラスの目処も立ちましたし、期待していたのですが、そう甘くはありませんでしたね…悔しいです。頑張って追い上げてくれましたが、やはりなかなか外に出せなかったのは痛かったですね。次はしっかり巻き返したいと思いますが、気持ちの面で難しいところもありますし、今後はトレセンでの様子を見た上で決めていきたいと思います」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

マデイラ(6着)

 「1角への入りでは内へ潜り込み、好位のインを距離損なく。行きたがるのをなだめて運んで、コモノが動いた4角手前ではまだ我慢。直線はアイファーの内から追い出してきたが、サンライズマルスの外から詰め寄り、ここまでが精一杯だった。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 出走奨励金が1着賞金1290万円の7パーセントで900000円。距離別出走奨励賞が7万円。特別出走手当が396000円。合計1366000円。1口で割りますと約3000円程度になると思われます。

●今後の展望

 最初から本線は2月22日の京都10R 稲荷特別だと思っていますし、よほど疲労がない限りはそこを使ってから放牧でしょう。そして2か月で戻して第3回の京都か疲労が長引くようなら函館開催まで休養でしょう。

●最後に

 いやぁ〜、勝てたレースでしたねぇ。ここのところ、ここしかないというチャンスをモノにしてきた我が軍団ですが、今回は勝てたチャンスを逃した気がします。

 ただ、勝ち上がってしまうと、準オープンでは力不足のような気がしますし、また番組数も格段に減ります。1000万クラスなら芝の中距離戦は番組数が多く、かつ今回のような少頭数の美味しいレースが多いですから、そういう意味では勝ち上がらなくてホッとしています。それでも本賞金の加算される5着以内には入って欲しかったですが。

 今回は出るところがなくて消化不良のレースでしたが、それでも1000万特別での6着ですから獲得賞金は上記に記しましたように1369000円。1口で割りましても約3000円程度はあるでしょうから、1か月の意地預託費を考えても十分黒字です。やはり少頭数様々と言えるでしょう。しかし、これを中1週ペースで走ってくれているわけですから、言うことないですね。

 とにかく、マデイラの本命は今夏の北海道だと思っていますし、そこも含めて少しでも多く稼いでくれれば良い馬ですから、今の1000万クラスでの上位の走りには大変満足しています。

 今回、走破時計は遅かったものの、57キロを背負っても勝ち馬から僅か0.2秒差でしかも出るところがなくての話ですから、次走も上位人気になるでしょうが、楽しみですね。

 頑張れマデイラ!!いつまでも元気で1走でも多く走ってね。

最後までご愛読ありがとうございました

2014年1月31日立ち上げ 2月4日、5日、6日、8日、12日加筆

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