マデイラ(マチカネエンジイロの09) 第33戦


キャロ愛馬第13号は第1.5次募集で購入。

父クロフネと母父サンデーサイレンスの組み合わせは2歳GTを制したフサイチリシャールなど成功例が多く期待。

母は3勝馬だが、藤沢和雄厩舎に預託されるなど馬主の期待の大きかった馬。その母の繁殖黄金期である8歳の時の仔とくれば期待は高まるばかり。・・・と書いていたら、弟のゴットフリートは新馬戦と500万特別を快勝し、重賞でも2着と完全にオープン馬。やはり母は高性能。

しかし、マデイラはデビュー戦は快勝もそこから気難しい面を見せるようになり大敗続き。道中は掛かったり、内にササッてまともに追えなかったり、走るのをやめてしまったりとこれは大変重症。

しばらくいいところがなかったが、2013年4月にミルコ・デムーロ騎手が騎乗すると最後まで気を抜かせずに走らせてくださり、そこから復活!!得意の夏の北海道では気難しい馬を動かす力に長けている大野拓弥騎手を鞍上に芝の2000mに出走してみたら3着と新馬戦以来の馬券圏内確保!!そして特別戦2着、平場2着ともうこれは本物。

北海道で計6戦走るも結局9、3、2、2、8、7着と優勝には届かず。しかし、獲得賞金はそれまでの772万円から1642万円と飛躍的にアップ。

そして、本州に戻って来て叩き2走目で超一流のクリストフ・ルメール騎手が空いているレースにルメール騎手で出走。抜群の騎乗で1度使われて息も持ち、優勝!!実に新馬戦以来18戦ぶりの美酒。

そこからなんとなんと3戦で1000万クラスを卒業し、連勝で準オープンも突破しついに夢のオープン入り!!4勝すべてが京都競馬場と京都巧者。

しかしオープンでは完全に力負け。小倉記念の8着が最高で軽ハンデも見せ場なし状態が1年以上続いた。その間収得賞金の加算はなく、ついに前々走の七夕賞では出走確定賞金順位も同率の16番手で、レースに出ること自体も難しくなってきた。

いつ引退宣言が出されてもおかしくない中、なんとか出走できた七夕賞で16番人気の最低評価ながら3着と激走!!収得賞金こそ加算できなかったが、アワヤ2着の内容で、走破時計も抜群に速く勝ち馬との差も僅か0秒3だった。競馬ブックのスピード指数も91.8とこれまでの80前後から飛躍的に上昇。数字だけなら重賞の勝ち負け水準。この1走で引退が延びたことは確実で本当に嬉しい。

続く前走は好走した福島にもう1度出走したものの、スタート直後に躓いて後方から。この時点で終わった感があったが、直線ではメンバー最速の上がりで差を詰め出走奨励金圏内を確保。

勝ち馬からも0秒5しか離されておらず、56キロの斤量を考えても思ったよりもやれている。以前と違い最後までしっかりと走り切っている。

この走りならハンデ戦などなら、勝ち負け出来る時がくるのではないかと期待させる。


前走後、在厩で調整され、8月9日 小倉11R サマー2000シリーズ 第51回 小倉記念 GV 3歳上オープン 芝2000m 国際 ハンデに出走!!

フルゲート18頭のところ、第1回特別登録完了馬は19頭。マデイラは出走馬決定順位14番手で出走は確実。水曜日の想定段階では17頭。結局17頭で確定。

鞍上は酒井学騎手を確保。

気になるハンデはななんと52キロと超軽量!!前走1000万特別を勝った格下馬サンライズタイセイと同じハンデで正直、他陣営に申し訳ない。こりゃ、勝ち負けしちゃうんじゃないかな?(笑)


7着/12番人気。

二の脚が付かず後方14番手になってしまったときにはこのまま”後方尽”かと心配したが、最後までしっかりと走りきり7着と出走奨励金240万円を獲得。これは未勝利戦の2着よりも大きな金額で有り難い。

何よりも重度の走るのを止めちゃう症候群だったマデイラが最後までしっかりと走ってくれていることは有り難い。


レース回顧と時計の分析、レース後の酒井学騎手と荒川義之調教師のコメントを掲載。

(2015年8月10日完結)

2015年8月4日立ち上げ

●前走後、在厩で調整され、中1週だが8月9日の小倉11R 小倉記念GVに特別登録

 オープンに上がってから完全に力負けを露呈していた我らが愛馬マデイラ。しかし、そもそも500万クラスで長いこと勝ち上がれず、準オープンを勝ったこと自体が奇跡なくらいの存在でした。その準オープンを勝った時の賞金が有効で走れる時に重賞を走りまくっていましたが、最高で小倉記念のハンデに恵まれて8着でした。

 オープンでは見せ場なし状態が1年以上続き、当然その間収得賞金の加算はなく、ついに前々走の七夕賞では出走確定賞金順位も同率の16番手で、レースに出ること自体も難しくなってきました。

 そんな、いつ引退宣言が出されてもおかしくない中、なんとか出走できた前々走の七夕賞で16番人気の最低評価ながら3着と激走!!収得賞金こそ加算できませんでしたが、アワヤ2着の内容で、走破時計も抜群に速く勝ち馬との差も僅か0秒3と素晴らしい内容でした。競馬ブックのスピード指数も91.8とこれまでの80前後から飛躍的に上昇。数字だけなら重賞の勝ち負け水準です。この1走で引退が延びたことは確実でこれは本当に嬉しいですね。

 続く前走は好走した福島にもう1度出走したものの、スタート直後に躓いて後方からになってしまいました。この時点で終わった感がありましたが、直線ではメンバー最速の上がりで差を詰め出走奨励金圏内を確保してくれます。

 勝ち馬からも0秒5しか離されておりませんし、56キロの斤量を考えても思ったよりもやれていて満足の結果でした。以前と違い最後までしっかりと走り切っていますし、この走りならハンデ戦などなら、勝ち負け出来る時がくるのではないかと期待させます。

 以下は7月29日に更新されましたクラブ公式HPマデイラの近況報告です。

「大外枠の経験がないものですから、自分がゲート入りした後、まだ他に馬が来ると思ってしまったのでしょうか。スタートのタイミングが合わずに出負けしてしまいました。脚も溜まっていたとはいえ、最後はメンバー最速の上がりでよく追い込んできてくれているだけにゲートが悔やまれますね。ただ、馬は落ち着いて競馬に臨むことができていましたし、やはり今は具合が良いのでしょう。福島への輸送が続きましたが、レース後は目立った疲れも見られません。この後については、小倉日経OPを目指していきたいと思いますが、賞金的に確実に出走できるかどうかはわからないものの、馬の状態、出走状況次第では小倉記念も視野に入れていくつもりです」(荒川師)場合によっては見送る可能性もありますが、8月9日の小倉競馬(小倉記念・芝2000m)に特別登録を行う予定です。

 ということで、前走後、在厩で調整され、次走は小倉日経OPが目標でしたが、特別登録した小倉記念はフルゲート18頭のところ、第1回特別登録完了馬は19頭で、マデイラは出走馬決定順位14番手で出走は確実です。騎手もベテランの酒井学騎手を確保していますし、何よりもハンデは52キロと超軽量!!前走1000万特別を勝った格下馬サンライズタイセイと同じハンデで正直、他陣営に申し訳ないくらいです。これは出走しない手はないですね。勝ち負けしちゃうんじゃないでしょうか?(笑)

 私が他陣営なら、七夕賞3着の実績馬にこのハンデは文句を言いますね(笑)。

●気になる特別登録表(8月9日 小倉11R 第51回 小倉記念 GV)

特別登録表  8月9日 小倉11R サマー2000シリーズ 第51回 小倉記念 GV 3歳上オープン 芝2000m 国際 ハンデ

第1回登録完了馬 全19頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
オーシャンブルー 松山弘平 57.5  6/28 宝塚GT 阪神芝2200 14 15 15 16 16
メイショウナルト 秋山真一郎 57.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 15
ベルーフ ザカリー・パートン 54.0  4/19 皐月GT 中山芝2000 12
ゲシュタルト 川須栄彦 53.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 15 13 15
パッションダンス 藤岡佑介 56.0  5/10 新潟GV 新潟芝2000
ウインプリメーラ 和田竜二 53.0  6/14 マーGV 阪神芝2000
バッドボーイ 小牧太 53.0  7/26 福島OP 福島芝1800 10 16 12
ノボリディアーナ 幸英明 52.0  6/07 垂水16下 阪神芝1800 16 15
クランモンタナ 浜中俊 54.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 14
ゼンノルジェロ 熊沢重文 53.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 14 10 10
フレージャパン  53.0  4/25 メトOP 東京芝2400 11 11 12
アスコットシチー 52.0  6/20 天保OP 阪神ダ1400 15 12 13 12 14
ナリタスーパーワン 55.0  7/26 中京GV 中京芝1600 16
マデイラ 酒井学 52.0  7/26 福島OP 福島芝1800 10
タガノグランパ 鮫島克駿 56.0  5/16 都大OP 京都芝1800 12
アズマシャトル 56.0  7/18 マレ16下 中京芝2000 12
マローブルー 川田将雅 51.0  7/18 マレ16下 中京芝2000
サンライズタイセイ 52.0  8/01 不知10下 小倉芝1800 10
以下除外対象
ジャイアントリープ 52.0  7/18 マレ16下 中京芝2000 12

フルゲート18頭のところ、第1回特別登録完了馬は19頭。マデイラは出走馬決定順位14番手で出走は確実です。

鞍上は酒井学騎手を確保。

気になるハンデはななんと52キロと超軽量!!前走1000万特別を勝った格下馬サンライズタイセイと同じハンデで正直、他陣営に申し訳ない。こりゃ、勝ち負けしちゃうんじゃないでしょうか?(笑)

デイリー馬三郎 みどころ

 サマー2000シリーズの第3戦。直近10年で1番人気馬はわずか1勝。5歳馬が5勝と他世代をリードしている。6頭の連対馬(Vは2頭)を送り出している七夕賞組がステップ別成績ではトップ。小回りコースだが、逃げた馬は勝利どころか、連対もない。
 
 連覇こそならなかったが、七夕賞のメイショウナルトは夏馬らしい存在感を見せてC着。13年がレコードV、昨年がB着と好相性を誇る真夏の南国のGV戦。2度目の制覇が視界に入ってきた。
 
 2走前の鳴尾記念がB着。降級で期待されたアズマシャトルはマレーシアCでC着に終わった。ただ、多頭数のスローペース。道悪も重なって力を出せた内容ではない。初参戦の小倉で巻き返しへ。
 
 皐月賞K着以来のベルーフは秋への手応えをつかみたい。ステイゴールド、サッカーボーイを輩出する母系で休養を挟んでの成長も楽しみ。京成杯で見せた力強い走りを夏の小倉で見せられるか。
 
 長期の休養があって、パッションダンスは7歳でもキャリアはまだ15戦。馬券圏内には届いていないが、今年の重賞4戦も全て勝ち馬とは0秒5差以内だった。舞台への不安もない。好戦を狙う。
 
 ノボリディアーナは昨年の西海賞がシャトーブランシュ(のちにマーメイドS制覇)を退けての勝利。スタートは課題だが、スムーズなら前走の垂水Sが示すようにしぶとい。小回りもあっている。
 
 オープンでの勝利こそないが、ウインプリメーラは昨年の福島牝馬S、今年のマーメイドSでC着している。前走は大外枠発進での0秒2差で小回りなら距離も克服が可能。牡馬相手でも侮れない。
 
 重賞2勝、12年有馬記念A着。7戦連続の2桁着順と長いトンネルから抜け出せないオーシャンブルーだが、地力では一枚も二枚も上のはず。相手関係の緩和と勝ち鞍のある舞台で浮上なるか。

競馬ブック 有力馬のポイント

 マローブルーの前走は、3角では外から来られて力んでしまう場面。雨で一層重かった中京の芝だけに余計にスタミナを消耗したし、展開も逃げた勝ち馬向き。2着でも負けて尚強し。軽い芝で、まだ馬場のいい2週目の小倉なら存分に力を出せるだろう。牡馬相手の格上挑戦だが、ハンデ戦なら斤量の恩恵は大。使いつつの馬体増に目下の充実ぶりは明らかで、小倉輸送後も体を維持。これなら。

 アズマシャトルは前走、マローブルーから0秒2遅れた4着。ノメッてはいなかったが、本質は良馬場でこそ。重馬場の影響は少なからずあっただろう。形のうえでは格上挑戦だが、前々走がGV0秒4差。勝ち馬は次走でGTを制し、0秒1斥けた5着馬も次走でGV勝ち。この3着は価値がある。平坦小回りコースは北海道で経験済み。時計勝負にも対応できる。調整も順調。見直す余地は十分。

 メイショウナルトは一昨年の覇者で、昨年も3着。現役屈指のコース巧者だ。昨年制した七夕賞で今年は4着だったが、昨年より1キロ重い斤量で、他馬にハナを奪われ、それでもゴール前は3着あるかの脚勢。夏場は本当に走るし、一層力をつけてきた印象すらある。過去2年と違い、今年は1週前に小倉に入厩済み。直前輸送がないのは魅力だし、疲れも窺えない。まだ上積みがありそうだ。

 具合の良さがひと際目につくのがウインプリメーラ。前走は牝馬同士での0秒2差だが、外からの差しが利く馬場状態で先行してのもの。パワーを要す芝で、少々輸送距離もある阪神も決してベストではなかった。その点、小倉なら軽い芝で、当日輸送もない。2週目の馬場なら先行力も生きる。ハンデの恩恵もありそうで、牡馬相手でも条件はむしろ好転。要注意。

 タガノグランパは昨年のダービー、菊花賞ともに4着。地力上位。今年は成績が思わしくないが、年明け3走と前走は得意ではない道悪だったし、前々走は展開不向き。いずれも大目に見られる。間隔は開いたが、帰厩後もこの馬らしい動きで、仕上がりは悪くない。あとは良馬場が叶いさえすれば。

 パッションダンスは1年半年ぶりの5走前こそ崩れたが、その後の年内4走は、勝ち馬との着差は大きくても0秒5差。極端に速い脚は使えないが、前でうまく立ち回れるので大崩れもしない。上がり勝負にさえならなければ、小回りコースはいい方に出そうだ。ひと息入ったが乗り込みは入念で、1週前にはCWで自己ベスト。鉄砲も利く方。緒戦から走れそう。

 古馬相手の時計勝負が課題だが、潜在能力は高そうなベルーフ
今季好調のマデイラにも注目。

これ以降は2015年8月5日に作成

●追い切り情報(8月5日作成)

前走前 7月22日 栗東CW 良馬場 直線強め余力

助手
6F 84.9
5F 68.7
4F 53.8
3F 39.5
1F 12.7[6]



7月29日 栗東プール 2周


8月5日 栗東ニューポリトラック 良馬場 強め余力

助手
5F 70.7
4F 53.0
3F 38.9
1F 12.2[9]
 8月5日、中1週で福島→福島→小倉と強行軍のマデイラですから、そんなに追い切り時計はださなくても良いと思うのですが、それなりにしっかりと追い切られました。さすがに最近ウッドチップで追い切るようになってから調子がいいとはいえ、負荷のかかるウッドチップでは追い切られませんでしたが、終いまでしっかりと伸びていて良い状態です。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。疲労はともかく、かなり状態は良いと思います。
 とにかく今回はハンデも軽いですし、小倉記念は昨年も8着に入ったレースですし、今回はそれ以上を期待したいですね。
 競馬ブックでは”攻め軽めも順調”と高い評価、デイリー馬三郎では”平行線C”と前走戦績を加味した低い評価となっております。
 以下は同日(8月5日)更新されましたクラブ公式HPマデイラの近況報告です。
「これまでCWコースでビシビシやってきていますし、これ以上の上積みとなると正直難しいでしょうから、今朝はポリトラックで終いを重点にサッと追い切りました。最後は若干モタれる仕草も見せていたのですが、そこまで気にするようなものではありませんでしたし、前走時の状態は維持することができていると思いますよ。お伝えしたとおり、今週の小倉記念に特別登録をさせていただきましたが、登録の段階で出走することができそうでしたし、前走から中1週の間隔でも馬は夏負けすることもなく元気いっぱいで体調も良好ということで、酒井騎手を確保して出走させていただきます。七夕賞で頑張ってくれたので、前走はどれだけ走れるかなと期待した途端にゲートであんなことになってしまったので、今回もまずはスタートが課題。ポンとうまく出て前目でスムーズな競馬さえできれば、52キロのハンデということもありますし、面白いと思いますよ」(佐藤助手)9日の小倉競馬(小倉記念・芝2000m)に酒井騎手で出走を予定しています。
 ということでやはり状態は良さそうですね。これは楽しみです。

●気になる出馬想定表(8月9日 小倉11R 第51回 小倉記念 GV)

出馬想定表  8月9日 小倉11R サマー2000シリーズ 第51回 小倉記念 GV 3歳上オープン 芝2000m 国際 ハンデ フルゲート 18頭 想定数17頭
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
オーシャンブルー 松山弘平 57.5  6/28 宝塚GT 阪神芝2200 14 15 15 16 16
メイショウナルト 秋山真一郎 57.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 15
ベルーフ ザカリー・パートン 54.0  4/19 皐月GT 中山芝2000 12
ゲシュタルト 川須栄彦 53.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 15 13 15
パッションダンス 藤岡佑介 56.0  5/10 新潟GV 新潟芝2000
ウインプリメーラ 和田竜二 53.0  6/14 マーGV 阪神芝2000
バッドボーイ 小牧太 53.0  7/26 福島OP 福島芝1800 10 16 12
ノボリディアーナ 幸英明 52.0  6/07 垂水16下 阪神芝1800 16 15
クランモンタナ 浜中俊 54.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 14
ゼンノルジェロ 熊沢重文 53.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 14 10 10
フレージャパン  53.0  4/25 メトOP 東京芝2400 11 11 12
ナリタスーパーワン 武幸四郎 55.0  7/26 中京GV 中京芝1600 16
マデイラ 酒井学 52.0  7/26 福島OP 福島芝1800 10
タガノグランパ 鮫島克駿 56.0  5/16 都大OP 京都芝1800 12
アズマシャトル 松若風馬 56.0  7/18 マレ16下 中京芝2000 12
マローブルー 川田将雅 51.0  7/18 マレ16下 中京芝2000
ジャイアントリープ 太宰啓介 52.0  7/18 マレ16下 中京芝2000 12

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところ、想定数は17頭です。

これ以降は2015年8月6日に作成

●出馬確定表

出馬確定表  8月9日 小倉11R サマー2000シリーズ 第51回 小倉記念 GV 3歳上オープン 芝2000m 国際 ハンデ 出走数17頭
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
オーシャンブルー 松山弘平 57.5  6/28 宝塚GT 阪神芝2200 14 15 15 16 16
メイショウナルト 秋山真一郎 57.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 15
ベルーフ ザカリー・パートン 54.0  4/19 皐月GT 中山芝2000 12
ゲシュタルト 川須栄彦 53.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 15 13 15
パッションダンス 藤岡佑介 56.0  5/10 新潟GV 新潟芝2000
ウインプリメーラ 和田竜二 53.0  6/14 マーGV 阪神芝2000
バッドボーイ 小牧太 53.0  7/26 福島OP 福島芝1800 10 16 12
ノボリディアーナ 幸英明 52.0  6/07 垂水16下 阪神芝1800 16 15
クランモンタナ 浜中俊 54.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 14
ゼンノルジェロ 熊沢重文 53.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 14 10 10
フレージャパン 国分恭介  53.0  4/25 メトOP 東京芝2400 11 11 12
ナリタスーパーワン 武幸四郎 55.0  7/26 中京GV 中京芝1600 16
マデイラ 酒井学 52.0  7/26 福島OP 福島芝1800 10
タガノグランパ 鮫島克駿 56.0  5/16 都大OP 京都芝1800 12
アズマシャトル 松若風馬 56.0  7/18 マレ16下 中京芝2000 12
マローブルー 川田将雅 51.0  7/18 マレ16下 中京芝2000
ジャイアントリープ 太宰啓介 52.0  7/18 マレ16下 中京芝2000 12

表中 騎手の太字は乗り替わり

 結局、想定通りの17頭で確定しました。

●小倉芝2000mコース解説

 フルゲートはA・Bコース使用時は18頭、Cコース使用時は16頭。スタート地点は正面スタンド前直線の4コーナーのポケット。最初の1コーナーまでの距離は472mと十分にあるので、普通は極端に速くはならないが、先行馬が揃うと雁行気味に行って自然とラップが上がる。
 前半3ハロンがある程度速く流れて、2コーナーを過ぎて向正面に入ったところでペースが落ち着き、3コーナーに差し掛かる手前でまたピッチが上がるのが特徴。
 道中の緩むべき部分が短くなりすぎたり、スローに落ち着きすぎるとマクる馬が出てきて隊列が3〜4コーナーで激しく動く。
 普通に流れれば逃げ、先行馬が有利となる。
 枠順は多頭数の大外は不利。馬場がいい時は内〜中枠。何故か8番ゲートが異常に強い
  芝1800mに比べれば紛れは少なく、強い馬が来る
有利な枠順 内〜中枠、特に8番ゲート
有利な脚質 先行、差し
ポイント 力勝負
種牡馬ベスト ハーツクライ、ディープインパクト、キングカメハメハ
連対騎手ベスト 浜中俊、川田将雅、丸山元気、北村友一、小牧太
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳新馬 2分04秒9 2分04秒9 2分06秒9
3歳未勝利 2分02秒4 2分02秒9 2分03秒1 2分06秒3
3歳500万 2分03秒1 2分06秒3
古馬500万 2分01秒4 2分02秒4 2分04秒7 2分04秒2
古馬1000万 2分00秒4 2分01秒5 2分03秒2 2分04秒3
古馬1600万 2分01秒4 2分02秒6 2分02秒8
古馬オープン 1分59秒4 1分59秒9

これ以降は2015年8月10日に作成

●騎手は酒井学騎手 ほっさん評価 2014年「C」 → 2015年「B−」

 今回のマデイラの鞍上は主戦の大野拓弥騎手もさすがにこの馬の為に九州までは来れないやということで中堅で経験豊富な酒井学騎手です。乗り難しいマデイラですから、こういった経験豊富な騎手に乗っていただけるのは有り難いですね。

 酒井学騎手は2012年のニホンピロアワーズでのジャパンカップダート優勝のように、いい馬に乗せれば力を出してくれる騎手です。騎乗馬の質が悪すぎて成績は低いですが、私はなかなか乗れる騎手だという評価です。ただ、そんなにアッと驚くような凄い騎乗はあまりないですけどね。

 昨年はトーホウジャッカルで菊花賞GTを制するなど重賞3勝と活躍し、私のランキング評価もついに「B−」になりました。そんな上り調子の騎手ですから、当然期待しております。


 2015年8月6日現在、JRA通算252勝、勝率4.6パーセント、連対率9.8パーセントと低い。重賞は13勝。GTは2012年ジャパンカップダート(ニホンピロアワーズ)と2014年菊花賞(トーホウジャッカル)の2勝。昨年(2014年)は29勝、勝率4.4パーセント、連対率9.5パーセント。重賞3勝と好成績。一昨年(2013年)も重賞を4勝しており、ここにきて大舞台で活躍が目立つようになってきた。本年(2015年)はここまで11勝、勝率3.2パーセント、連対率6.6パーセントと極めて低い数字で苦労している。



 酒井 学(さかい まなぶ)、1980年2月4日生まれの35歳、JRA(日本中央競馬会)の栗東トレーニングセンター所属の18年目の騎手である。現在はフリー。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持していたが、障害競走への騎乗経験はないまま障害免許を返上している。父親が公営新潟競馬で厩務員をしていたことから幼少時から競馬が身近な環境であった。また、実兄は公営・川崎八木仁厩舎所属の酒井忍である。


 競馬学校卒業(第14期生)を経て、1998年に騎手免許を取得。同期に池添謙一らがいる。同年3月1日の中京1Rにショウワヒカルに騎乗しデビューして4着。同年3月8日中京12Rのマチカネヒガノボルに騎乗、初勝利を挙げる。

 2001年10月20日、カブトヤマ記念を最軽量48キロのタフネススターで勝利し初の重賞タイトルを獲得。なお負担斤量50キロ未満の馬の重賞制覇は1991年ダイヤモンドステークスのノースシャトル(49キロ)以来、48キロは1976年ステイヤーズステークスのホッカイノーブル以来の記録である。

 2006年は11月まで勝利がなかったため収入が激減し生活苦に陥る。本人は後に「あまりの生活苦で、手持ちのCDを中古CDショップに売りに行ったほど」「一時は家賃が3割ほど安い家に引っ越そうとアパマンショップに申し込みに行った」などと当時を振り返っている。12月にようやく1勝を挙げることができたが、それがニホンピロ・レーシングの馬(ニホンピロコナユキ)だったことが契機となりニホンピロとのつながりができ、現在ではニホンピロ・レーシングの主戦騎手を務めるまでになっている。

 2009年8月2日に通算100勝を達成。その2週間後となる8月16日、北九州記念をサンダルフォンで制覇し、8年ぶり2度目の重賞勝利を記録した。

 2010年8月1日、小倉記念をニホンピロレガーロで制覇。また、中央開催最終日の2010アンコールステークスを勝ち、九州競馬記者クラブ「小倉ターフ賞」を受賞した。

 また2011年の中央開催最終日の2011アンコールステークスも、サンダルフォンで連覇。2010年の同レース、2009年の尾張ステークスに続き、中央開催最終日の第三場最終競走3連覇を果たした。

 2012年12月2日のジャパンカップダートをニホンピロアワーズで勝利し、JRA GT初制覇を飾った。

 2014年7月1日、西園正都厩舎所属からフリーになる。
 ほっさん愛馬での成績 (2戦0勝)

 2014年 1月13日 ハルシュタット   500万下              京都ダ1200m 12着/8番人気
 2015年 3月14日 グランデアモーレ うずしおステークス 1600万下 阪神芝1400m 11着/11番人気

2012年12月2日 阪神11R ジャパンカップダートGTをニホンピロアワーズで優勝し、表彰台に上がる酒井学騎手。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「GVでハンデ戦ではとても実績通りに収まりそうにない。暑い時季は「格よりデキ」の俗諺もあり、条件の身でも素質とデキの良さを認めマローブルーを中心に据える。前走後は一旦放牧に出し、早目に小倉入り。今週の追い切りはピタリと折り合って、いかにもディープインパクト産駒らしい切れのあるフットワーク。51キロなら十分やれる。素質なら唯一の3歳馬ベルーフもヒケを取らない。気性に若さは残るが、嵌まれば突き抜ける脚を持っている。小倉記念といえばメイショウナルト。年齢的な衰えは見られず、この組み合わせならハナ濃厚。ここに割って入れば好調ウインプリメーラ。距離が微妙だが、そこは立ち回りのうまさで補う。パッションダンスとタガノグランパも動きがいい。アズマシャトル注。」


短評は「上位拮抗」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
パッションダンス △△
ウインプリメーラ △△
ベルーフ
マローブルー △△
マデイラ
メイショウナルト △△
タガノグランパ
アズマシャトル
ジャイアントリープ
ゼンノルジェロ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
マローブルー 3.7
ウインプリメーラ 6.5
ベルーフ 6.6
メイショウナルト 8.1
パッションダンス 9.4
アズマシャトル 9.4
クランモンタナ 15.5
タガノグランパ 18.3
ノボリディアーナ 24.2
バッドボーイ 25.3
オーシャンブルー 31.9
マデイラ 34.3
ゼンノルジェロ 37.3
以下46倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マデイラ 92 82 92 84
マローブルー 86 81 83 84
ウインプリメーラ 92 88 86 88
ベルーフ 88 88 87 83
メイショウナルト 95 79 83 92
パッションダンス 96 88 89 89


デイリー馬三郎

本紙の見解

「気性的にムラがあって近走の成績は安定していない◎メイショウナルトだが、夏場になれば調子を上げてくるタイプ。2年前にこのレースをレコード勝ちしており、昨年も長所のスピードが生きない馬場状態のなかでB着と、きっちり結果を残してきた。過去2年と違って、今年は1週前から現地入りして順調に追い切りを消化。目標に向けて万全の臨戦態勢にある。単騎先行&良馬場が濃厚で状況の面でも追い風が吹いている。華麗な逃げ切りを期待したい。
 ハンデ戦だけに軽量馬には要注意。なかでも○マローブルーは充実著しい近況で、1600万下の前走が負けて強しのA着。軽い馬場の方がいいタイプで51`なら重賞でも上位争いになる。▲ウインプリメーラは攻め気配が抜群。〈浜口〉」

◎ メイショウナルト
○ マローブルー
▲ ウインプリメーラ
× パッションダンス
☆ ベルーフ
△ クランモンタナ
△ タガノグランパ
△ アズマシャトル


マデイラは本紙無印(>_<)


マデイラは全23記者中 △(6番手以下評価) 5記者、無印 18記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

マデイラ(8着)

 「スタートして躓いてしまい、そこで気持ちが削がれてしまった感じです。それでも、大崩れしなかったのは状態のいい証拠でしょう。流れに乗った競馬ができればもっとやれると思います。」(大野拓弥騎手・競馬ブック)

 「如何に馬の機嫌を損なわないようにするか、気持ちを切らさないようにするかを意識しながら競馬をしたいと思っていました。外枠でしたからスンナリと前へ行ければベターと考えていましたけれど、スタートしてバランスを崩してしまったんです。そこでフッとなりハミが抜けてしまったのですが、リズムを崩しっぱなしになることはなく、道中の感じはまずまずでしたね。腹をくくって4コーナーから直線にかけて上げていく競馬をしましたけれど、案外良かったんですよ。僕の中でのマデイラのイメージでは、ゴールをわかっていて追い込まれると自分からセーブしてしまうようなところがあるので直線では馬群の中に入れてゴールをできるだけ意識させないよう誤魔化しながら頑張らせる形が良いのかなと思っていたので、今日のような形でも頑張れたのは収穫だと思うんです。最後は脚色が同じになりましたけれど、決してブレーキはかけていませんし、しっかり走れていましたので、また頑張ってくれるはずです」(大野拓弥騎手・キャロットクラブ公式HP)
 「チークピーシズ。気配上昇。躓き気味に出て、スタート立ち遅れ。腹を括って後方待機策。メンバー最速の上がりは使っているが、展開が向かなかった。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

マデイラ

 「外枠はいいと思ったが、スタートをつまずき加減に出てしまい、追い上げるので精いっぱいだったね。前々でレースができれば。」(佐藤助手・デイリー馬三郎)

 「躓いたのもあるが、いろいろと注文がつくのは確かだね。ハンデの52キロはいいので、うまく自分の形に持ち込めるようなら。」(佐藤助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 マデイラのハンデは52キロ!!前走人気薄で1000万条件を勝った格下馬のサンライズタイセイ(結局特別登録だけで回避)と同じ52キロです。

 マデイラはえらく”弱い”という評価を頂戴しましたが、確かに、ハンデの対象となる期間では勝ち星どころか1つの連対もありません。唯一の激走が前々走の七夕賞の3着ですが、それとて、軽ハンデ馬の粘り込み。JRAのレーティングでは斤量の重い4着馬や5着馬よりもはるかに数字は低いですもんね。

 それにしても52キロはおいしい。8着は頑張った去年の小倉記念では負担斤量は54キロでした。

 マデイラは福島巧者ですが、小倉も走ります。要するに平坦の小回りが得意な馬です。これは案外一発ありますよ。

 鞍上が大野拓弥くんなら確実なのですが、今回は酒井学騎手に乗り替り。とはいえ、彼も経験豊富ですし、きっとマデイラを巧く導き、重賞ウィナーにしてくれるはずです。


 それにしてもそのマデイラ。中1週で福島→福島→小倉と超ハードなローテーションです。

 今までも中1週続きというのはありましたが、あれは北海道での滞在競馬です。疲労が心配ですが、中間はしっかりと追い切れていますし、期待の方が大きいですね。

●パドック

 中1週ずつで福島→福島→小倉と遠征しているマデイラ。馬体重が気になるところでしたが、前走プラス4キロの494キロでの出走となりました。これだけ短い間隔で長距離輸送ばかりされていて馬体重が減らないというのは調整も素晴らしいですし、馬の調子も良いことを証明していると思います。一時のマデイラは厩舎の馬房内でも暴れて馬体を減らすほどの馬でしたし、年齢を重ねてマシになっていますね。

 ただ、パドックではいつもの煩すぎるマデイラで、通常古馬オープンではなかなかここまで落ち着きのない馬には巡り会えないですよね。当然、人気も下がる一方です。ただ、知る人ぞ知る、いつものマデイラなんですよね。暑い中、そんなに発汗もありませんでしたし、毛づやもピカピカでかなり良い状態と思いました。

●レース 

 マデイラのスタートは悪くないのですが、二の脚がつかずに後方から。結局14番手になってしまいます。最後も決め手に欠くマデイラですから、デキに関しては自信があったものの、このまま”後方尽”になってしまうのではないかと心配しました。それにしても七夕賞の楽に好位が取れたのは何だったんでしょうね。前走は躓いたので後方になるのはわかりますが。

 ただ、変に加速を促すと掛かってしまう馬ですし、鞍上の酒井学騎手はさすがにマデイラを研究されているようで、そのままの位置で機嫌を損なわないように折り合いに注意して道中を進めます。

 幸いなことに速いペースで流れ、後方のマデイラにもチャンスが来そうな予感がします。

 3〜4コーナー中間で徐々にポジションを上げて行きますが、これが思い通りにスルスルと上がっていき、直線に向いて追い出すと伸びてきます。一瞬勝ち負けに絡むのではと思うほどですが、結局勝つことになる同じ位置にいたアズマシャトルとの切れ味の差は歴然でジリ脚になってしまいます。最後までバテずに走ることをやめずにしっかりと走れているのは一時のことを考えると嬉しすぎますが、オープンでは決め手に欠きます。やはり七夕賞のようにもっと前につけられて粘り込む形でないと上位には来れない感じですね。

 それでも次もハンデは重くならないでしょうし、いつかはチャンスがくるはずです。

●時計の評価

 今回のマデイラの走破時計は1分58秒6良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分57秒3、勝ち馬の走破時計は1分58秒0でした。

 全体的に競馬ブックの推定タイムよりは遅いですがマデイラも軽ハンデとはいえ勝ち馬から0秒6とそんなに離されていないですし、しっかり走ればなんとか重賞でも通用しそうな感じになってきましたね。嬉しいですね。軽ハンデとはいえ七夕賞に続き1分58秒台で走れていることも褒めてあげるべきでしょう。

●レース後の騎手・調教師のコメント

マデイラ(7着)

 「上位とは決め手の差ですね。ジリっぽかったけど、やれないことはない馬」(酒井学騎手・デイリー馬三郎)

 「あまりスタートは速くなかったのですが、先生からは出していくと引っ掛かるところがあると聞いていましたし、出たなりの位置でレースを進めました。道中はわりと流れていましたし、他馬の出方を見ながら、前が動いてから自分も動こうと思ったんです。仕掛けてからはグッと反応してくれたのですが、直線はその手応えほど伸びてくれませんでした。本当はもう1、2列前で進めたかったのですが、この枠でスタートもゆっくりめ。ポジションを押し上げるにも、器用さがないので外を回るしかありませんし、そうなるとロスも大きいですからね。ただ、負けてしまいましたが、そこまで離されたわけではありませんし、馬はよく頑張って走ってくれていると思います」(酒井学騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「欲を言えばもう少し前につけることができたら良かったのですが、あそこから出していくと引っ掛かってしまいますからね。理想的とは言えない展開の中、よく追い込んできていますよ。乗り難しい馬ではありますが、ジョッキーはしっかりと運んでくれていたと思います。最後にモタれてしまったのは外を通った分でしょうね。ラチを頼って走ることができた七夕賞とはまた違う展開になりました。ただ、今日も着順ほど負けてはいません。最近は大崩れなく走っていますし、今は具合が良いのでしょうね。この後については、馬の状態を確認してから決めさせて下さい」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP) 

●気になる賞金は

 出走奨励金が本賞金4000万円の6パーセントですので240万円。特別出走手当が41.2万円に芝1800m以上の競走ですので3万円が上乗せ。合計284.2万円。1口で割りますと4500円程度になると思われます。いやはや大満足ですね。

●今後の展望

 七夕賞の3着でハンデは今までよりも多少重くなるのではと懸念しましたが、1000万クラスを勝ち上がったばかりの”格下馬”と同様の52キロと七夕賞並みの軽ハンデ。今回も7着とそんなに上位ではなかったですし、これからもこの程度のハンデで出走できるのなら、いずれはまた馬券圏内に食い込むこともあると思います。

 ただ、それがいつなのかなどアテにはし辛く、馬券的には損をすることの方が多そうですが(苦笑)。

 何よりも一時の”走るのを止めちゃう症候群”から完全に脱して最後までしっかりと走ってくれることが嬉しいですね。今回も軽ハンデで7着とはいえ17頭立てのもの。全体の真ん中よりも上位の着ですし立派だと思います。小倉は合いますし、来年の小倉記念も出たいですね。

●最後に

 もしかしたら福島巧者で、福島でしか走らないのでは?という懸念もありましたが、こうやって2年連続で小倉記念で奨励金圏内に入ってくれている辺り、平坦の小回り向きで、それならば北海道でも走れますし、レースの選択肢は多いですね。いや、何よりも4勝を挙げている京都競馬場もあります。

 もう6歳ですが、最近は最後までしっかりと走ってくれますしこれが何よりも有り難いですね。

 そして今回で33戦目。この世代でこのくらいの数を走っているキャロットクラブ所属の馬と言えば、ホーカーテンペストとオレニホレルナヨ辺りしかおらず、そういう意味でも無事にコンスタントに走ってくれて馬主孝行な馬です。

 馬はまだまだ若すぎるくらいですし、あと2年は走って欲しいですね。その為には、またどこかで七夕賞のような激走を見せてくれないと。昨今の走りを見れば、それは夢ではないと思います。

 しばらくローカル回りが続いていますが、地元京都でまたあの暴れまくるパドックを見たいですね。次に会える時を楽しみにしています。


 サマー2000シリーズの獲得ポイントはこれで5ポイントとなり、10ポイントのアズマシャトル、グランデッツァ、ダービーフィズに次いで同率の4位です。残る札幌記念か新潟記念に勝てばサマー2000シリーズのチャンピオンになれそうですが(笑)、札幌記念はメンバー的にも敷居が高そうですし、新潟は直線が長く昨年シンガリ負けを喫したように脚質的に不向きです。このことからもまずサマー2000シリーズの優勝は無理でしょうね(苦笑)。それでもこうやって少しでも夢が持てることは有り難いことです。

 頑張れマデイラ!!結果はともかく、まずは無事に40戦を目指そうじゃないか。

最後までご愛読ありがとうございました

2015年8月4日立ち上げ 5日、6日、10日加筆

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る

マデイラの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2015年 7月26日 第32戦 福島テレビオープン 3歳上オープン 福島芝1800m (8着/6番人気)

2015年 7月12日 第31戦 第51回 七夕賞 GV 3歳上オープン 福島芝2000m (3着/16番人気)

2015年 4月12日 第30戦 福島民報杯 4歳上オープン 福島芝2000m (10着/13番人気)

2015年 3月 8日 第29戦 大阪城ステークス 4歳上オープン 阪神芝1800m (9着/16番人気)

2015年 2月22日 第28戦 第49回 小倉大賞典 GV 4歳上オープン 小倉芝1800m (11着/15番人気)

2014年 9月 7日 第27戦 第50回 新潟記念 GV 3歳上オープン 新潟芝2000m (16着/16番人気)

2014年 8月10日 第26戦 第50回 小倉記念 GV 3歳上オープン 小倉芝2000m (8着/11番人気)

2014年 7月13日 第25戦 第50回 七夕賞 GV 3歳上オープン 福島芝2000m (13着/11番人気) 松嶋屋様撮影現地写真多数付

2014年 5月17日 第24戦 都大路S 4歳上オープン 京都芝1800m (15着/6番人気)

2014年 5月 3日 第23戦 下鴨S 1600万下 京都芝2000m (1着/6番人気)

2014年 2月22日 第22戦 稲荷特別 1000万下 京都芝2000m (1着2番人気

2014年 2月 9日 第21戦 壇之浦特別 1000万下 小倉芝2000m (6着/3番人気)

2014年 1月26日 第20戦 北大路特別 1000万下 京都芝2000m (2着/5番人気)

2014年 1月11日 第19戦 500万下 京都芝2200m (1着/5番人気)

2013年12月15日 第18戦 栄特別 500万下 中京芝2000m (7着/12番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2013年 8月18日 第17戦 定山渓特別 500万下 函館芝2000m (7着/6番人気)

2013年 8月 3日 第16戦 陸奥湾特別 500万下 函館芝2000m (8着/3番人気)

2013年 7月21日 第15戦 500万下 函館芝1800m (2着/4番人気)

2013年 7月 7日 第14戦 臥牛山特別 500万下 函館芝2000m (2着/8番人気)

2013年 6月22日 第13戦 500万下 函館芝2000m (3着/5番人気)

2013年 6月15日 第12戦 木古内特別 500万下 函館ダ1700m (9着/12番人気)

2013年 4月20日 第11戦 500万下 京都ダ1800m (7着/9番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2013年 4月 7日 第10戦 500万下 福島芝1200m (12着/7番人気)

2012年11月 8日 第9戦 JRA指定交流 門別ダ1200m (4着2番人気

2012年 7月 8日 第8戦 500万下 函館芝1200m (10着/7番人気)

2012年 6月23日 第7戦 500万下 函館芝1200m (7着/2番人気

2012年 6月10日 第6戦 500万下 函館芝1200m (5着/6番人気)

2012年 3月17日 第5戦 3歳500万下 阪神芝1400m (11着/10番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 2月18日 第4戦 こぶし賞 3歳500万下 京都芝1600m (12着/6番人気)

2012年 2月 5日 第3戦 第52回 きさらぎ賞 GV 京都芝1800m (12着/12番人気) 写真多数掲載

2011年11月19日 第2戦 第16回 東京スポーツ杯2歳ステークス GV 東京芝1800m (8着/8番人気) ルクソール様撮影 現地写真掲載

2011年10月30日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (1着/8番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート