マデイラ(マチカネエンジイロの09) 第34戦


キャロ愛馬第13号は第1.5次募集で購入。

父クロフネと母父サンデーサイレンスの組み合わせは2歳GTを制したフサイチリシャールなど成功例が多く期待。

母は3勝馬だが、藤沢和雄厩舎に預託されるなど馬主の期待の大きかった馬。その母の繁殖黄金期である8歳の時の仔とくれば期待は高まるばかり。・・・と書いていたら、弟のゴットフリートは新馬戦と500万特別を快勝し、重賞でも2着と完全にオープン馬。やはり母は高性能。

しかし、マデイラはデビュー戦は快勝もそこから気難しい面を見せるようになり大敗続き。道中は掛かったり、内にササッてまともに追えなかったり、走るのをやめてしまったりとこれは大変重症。

しばらくいいところがなかったが、2013年4月にミルコ・デムーロ騎手が騎乗すると最後まで気を抜かせずに走らせてくださり、そこから復活!!得意の夏の北海道では気難しい馬を動かす力に長けている大野拓弥騎手を鞍上に芝の2000mに出走してみたら3着と新馬戦以来の馬券圏内確保!!そして特別戦2着、平場2着ともうこれは本物。

北海道で計6戦走るも結局9、3、2、2、8、7着と優勝には届かず。しかし、獲得賞金はそれまでの772万円から1642万円と飛躍的にアップ。

そして、本州に戻って来て叩き2走目で超一流のクリストフ・ルメール騎手が空いているレースにルメール騎手で出走。抜群の騎乗で1度使われて息も持ち、優勝!!実に新馬戦以来18戦ぶりの美酒。

そこからなんとなんと3戦で1000万クラスを卒業し、連勝で準オープンも突破しついに夢のオープン入り!!4勝すべてが京都競馬場と京都巧者。

しかしオープンでは完全に力負け。小倉記念の8着が最高で軽ハンデも見せ場なし状態が1年以上続いた。その間収得賞金の加算はなく、ついに3走前の七夕賞では出走確定賞金順位も同率の16番手で、レースに出ること自体も難しくなってきた。

いつ引退宣言が出されてもおかしくない中、なんとか出走できた七夕賞で16番人気の最低評価ながら3着と激走!!収得賞金こそ加算できなかったが、アワヤ2着の内容で、走破時計も抜群に速く勝ち馬との差も僅か0秒3だった。競馬ブックのスピード指数も91.8とこれまでの80前後から飛躍的に上昇。数字だけなら重賞の勝ち負け水準。この1走で引退が延びたことは確実で本当に嬉しい。

それ以降は、スタート直後に躓いて後方からになったりしながらも8着7着とオープンでも堅実に出走奨励金を持って帰って来てくれるようになった。勝ち負けまでは遠いかも知れないが、何よりも重度の走るのを止めちゃう症候群だったマデイラが最後までしっかりと走ってくれていることは有り難いし嬉しい。


前走後、まだ調子が良さそうということで在厩のまま続戦。

8月30日 小倉11R 小倉日経オープン 3歳上オープン 芝1800m 混合 別定に出走!!

フルゲート16頭のところ、第1回特別登録完了馬は14頭で出走は確実。水曜日の想定段階でも14頭。結局14頭で確定。

鞍上は大野拓弥騎手に打診したもののフラれてしまい前走同様酒井学騎手。


13着/9番人気。

スタートで煽ってしまい痛恨の出遅れ。そこから鞍上の酒井学騎手は腹を括って最後方追走から終いにかけるが、スローのヨーイドンの競馬となってしまいそのまま後方尽。同じ位置にいた川須栄彦騎手騎乗の12番人気馬がスローを読み切り道中でポジションを上げて行って7着に入ったことを見ても選択ミスと思える歯がゆいレース。


レース回顧と時計の分析、レース後の酒井学騎手のコメントを掲載。

(2015年9月15日完結)

2015年8月26日立ち上げ

●前走後、まだ調子が良さそうということで在厩のまま続戦 次走は8月30日 小倉11R 小倉日経オープンを予定

 オープンに上がってから完全に力負けを露呈していた我らが愛馬マデイラ。しかし、そもそも500万クラスで長いこと勝ち上がれず、準オープンを勝ったこと自体が奇跡なくらいの存在でした。その準オープンを勝った時の賞金が有効で走れる時に重賞を走りまくっていましたが、最高で小倉記念のハンデに恵まれて8着でした。

 オープンでは見せ場なし状態が1年以上続き、当然その間収得賞金の加算はなく、ついに3走前の七夕賞では出走確定賞金順位も同率の16番手で、レースに出ること自体も難しくなってきました。

 そんな、いつ引退宣言が出されてもおかしくない中、なんとか出走できた七夕賞で16番人気の最低評価ながら3着と激走!!収得賞金こそ加算できませんでしたが、アワヤ2着の内容で、走破時計も抜群に速く勝ち馬との差も僅か0秒3と素晴らしい内容でした。競馬ブックのスピード指数も91.8とこれまでの80前後から飛躍的に上昇。数字だけなら重賞の勝ち負け水準です。この1走で引退が延びたことは確実でこれは本当に嬉しいですね。

 それ以降は、スタート直後に躓いて後方からになったりしながらも8着7着とオープンでも堅実に出走奨励金を持って帰って来てくれるようになりました。勝ち負けまでは遠いかも知れないですが、何よりも重度の”走るのを止めちゃう症候群”だったマデイラが最後までしっかりと走ってくれていることは有り難いし嬉しいことですよね。


 前走後、まだ調子が良さそうということで在厩のまま続戦が予定されています。8月12日のクラブ公式HPマデイラの近況報告では次走は8月30日 小倉11R 小倉日経オープン 3歳上オープン 芝1800m 混合 別定を予定ということで、そのまま特別登録されています。

 今回は別定戦で56キロですが、上手く先行出来ればある程度上位はあると思います。まぁ、その先行できるかというところが微妙なんですけどね(苦笑)。

 特別登録段階で14頭と頭数も少なそうですし、最低限の目標である出走奨励金を確実にゲットして欲しいですね。オープンで全体的な賞金が高く、奨励金でも月預託費は十分超えてきますもんね。楽しみです。

●気になる特別登録表(8月30日 小倉11R 小倉日経オープン)

特別登録表  8月30日 小倉11R 小倉日経オープン 3歳上オープン 芝1800m 混合 別定

第1回登録完了馬 全14頭 フルゲート 16頭
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アドマイヤブルー 藤岡佑介 56.0  7/13 七夕GV 福島芝2000 15 12
サンライズタイセイ 小牧太 56.0  8/16 博多16下 小倉芝2000
ゼンノルジェロ 熊沢重文 56.0  8/09 小倉GV 小倉芝2000 13 13 10 10
タマモトッププレイ 高倉稜 56.0  7/05 巴賞OP 函館芝1800 10
テーオーケンジャ 56.0  3/02 関門16下 小倉芝1800 14
ドリームバスケット 佐藤友則 57.0  7/26 福島OP 福島芝1800 11 11
ノボリディアーナ 幸英明 54.0  8/09 小倉GV 小倉芝2000 11 16 12
バッドボーイ 和田竜二 56.0  8/09 小倉GV 小倉芝2000 16 11 10 16 12
マウントシャスタ 浜中俊 56.0  6/21 米子OP 阪神芝1600 10
マコトブリジャール 松山弘平 54.0  7/26 福島OP 福島芝1800
マックスドリーム 56.0  7/26 福島OP 福島芝1800 11 11
マデイラ 56.0  8/09 小倉GV 小倉芝2000 12 10
マローブルー 川田将雅 54.0  8/09 小倉GV 小倉芝2000
メイショウヤタロウ 秋山真一郎 56.0  6/21 米子OP 阪神芝1600 14

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところ、第1回特別登録完了馬は14頭。この時点で投票すれば出走確定です。頭数が少なくなりそうで美味しいですね。1つでも上の着に来て欲しいところです。

鞍上は大野拓弥騎手に打診したようですが、新潟の重賞に乗るようでフレれてしまい現在未定。前走の酒井学騎手が空いていますし、その辺りで落ち着くのではないでしょうか。

●追い切り情報(8月26日作成)

前走前 8月5日 栗東ニューポリトラック 良馬場 強め余力

助手
5F 70.7
4F 53.0
3F 38.9
1F 12.2[9]



8月26日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
6F 67.8
5F 51.2
4F 37.3
1F 12.0[9]
 8月26日、もう帰厩後4戦目ですし、福島→福島→小倉→小倉と遠征続きですから、馬なりでサッとやるだけで十分ですね。終いまでしっかりと伸びていて悪くない状態だと思います。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。さすがに一番良い時よりは軽めとはいえ疲れを感じる動きです。それでも出られるレースがあるときに出るのは賛成です。別定戦ですがメンバーは比較的軽く、頭数も少なめですので上位に来て欲しいですね。
 デイリー馬三郎では”出来安定B”と高評価です。
 以下は同日(8月26日)更新されましたクラブ公式HPマデイラの近況報告です。
「今朝はポリトラックコースで追い切りました。間隔も詰まっていますし、終いを伸ばす程度にサッとやったのですが、前に他の馬がいたとはいえ、それほどモタれる仕草を見せるようなこともありませんでしたし、手応えには最後まで余裕がありましたよ。トモの筋肉も戻ってきていますし、前走の状態をしっかりと維持することができていると思います。カイバ食いなども問題なく、洗い場へ行く途中で牝馬に色目を使っていたほど活気十分。とにかく元気いっぱいですし、うまく自分の形でレースさえできればチャンスはあるでしょう。鞍上については現在調整中です」(加納助手)30日の小倉競馬(小倉日経OP・芝1800m)に出走を予定しています。
 元気一杯のようですね。鞍上は想定表では酒井学騎手でしたが、まだ他の騎手と調整中のようですね。一体だれになるのでしょうね。

●気になる出馬想定表(8月30日 小倉11R 小倉日経オープン)

出馬想定表  8月30日 小倉11R 小倉日経オープン 3歳上オープン 芝1800m 混合 別定 フルゲート16頭 想定数14頭
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アドマイヤブルー 藤岡佑介 56.0  7/13 七夕GV 福島芝2000 15 12
サンライズタイセイ 小牧太 56.0  8/16 博多16下 小倉芝2000
ゼンノルジェロ 熊沢重文 56.0  8/09 小倉GV 小倉芝2000 13 13 10 10
タマモトッププレイ 高倉稜 56.0  7/05 巴賞OP 函館芝1800 10
テーオーケンジャ 56.0  3/02 関門16下 小倉芝1800 14
ドリームバスケット 佐藤友則 57.0  7/26 福島OP 福島芝1800 11 11
ノボリディアーナ 幸英明 54.0  8/09 小倉GV 小倉芝2000 11 16 12
バッドボーイ 和田竜二 56.0  8/09 小倉GV 小倉芝2000 16 11 10 16 12
マウントシャスタ 浜中俊 56.0  6/21 米子OP 阪神芝1600 10
マコトブリジャール 松山弘平 54.0  7/26 福島OP 福島芝1800
マックスドリーム 56.0  7/26 福島OP 福島芝1800 11 11
マデイラ 酒井学 56.0  8/09 小倉GV 小倉芝2000 12 10
マローブルー 川田将雅 54.0  8/09 小倉GV 小倉芝2000
メイショウヤタロウ 秋山真一郎 56.0  6/21 米子OP 阪神芝1600 14

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在14頭出馬想定されています。

やはりマデイラの鞍上は前走の酒井学騎手のようです。

これ以降は2015年8月27日作成

●出馬確定表

出馬確定表  8月30日 小倉11R 小倉日経オープン 3歳上オープン 芝1800m 混合 別定 出走数14頭
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アドマイヤブルー 藤岡佑介 56.0  7/13 七夕GV 福島芝2000 15 12
サンライズタイセイ 小牧太 56.0  8/16 博多16下 小倉芝2000
ゼンノルジェロ 熊沢重文 56.0  8/09 小倉GV 小倉芝2000 13 13 10 10
タマモトッププレイ 高倉稜 56.0  7/05 巴賞OP 函館芝1800 10
テーオーケンジャ 柴田未崎 56.0  3/02 関門16下 小倉芝1800 14
ドリームバスケット 佐藤友則 57.0  7/26 福島OP 福島芝1800 11 11
ノボリディアーナ 幸英明 54.0  8/09 小倉GV 小倉芝2000 11 16 12
バッドボーイ 和田竜二 56.0  8/09 小倉GV 小倉芝2000 16 11 10 16 12
マウントシャスタ 浜中俊 56.0  6/21 米子OP 阪神芝1600 10
マコトブリジャール 松山弘平 54.0  7/26 福島OP 福島芝1800
マックスドリーム 川須栄彦 56.0  7/26 福島OP 福島芝1800 11 11
マデイラ 酒井学 56.0  8/09 小倉GV 小倉芝2000 12 10
マローブルー 川田将雅 54.0  8/09 小倉GV 小倉芝2000
メイショウヤタロウ 秋山真一郎 56.0  6/21 米子OP 阪神芝1600 14

表中 騎手の太字は乗り替わり

●小倉芝1800mコース解説

 フルゲートは16頭。スタート地点は正面スタンド前の直線真ん中よりやや右。最初の1コーナーまでの距離は272m。
 芝1700mほどスタートから激しく前で競ることはなく、ミドルペースか前半スローペースの上がり勝負になることが多い。そのため、逃げ馬もかなり頑張れる。特に開催前半の芝状態が良好な時は、逃げ、先行馬から入るのが絶対。小倉大賞典や北九州記念といった重賞レースでも逃げ馬の活躍が目立っており、このコースの特徴を良く表している。
 一貫して淀みない流れになる場合は、距離が少し長いマイラータイプの馬でも対応しやすくなる。
 枠順は馬場状態がフラットの際には確実に内枠が有利。先行馬なら最初にコーナーに飛び込みやすいし、差し馬でもインで末脚を溜められる。ただし、内の馬場が悪化してくると中枠から外枠が有利になる
 このコースも馬場、展開によるところが大きく、全般的に波乱傾向。
有利な枠順 馬場フラットならば内枠
有利な脚質 逃げ、先行
ポイント 枠順、馬場状態
種牡馬ベスト スペシャルウィーク、ディープインパクト、アグネスタキオン
連対騎手ベスト 川田将雅、浜中俊、和田竜二、藤岡康太、川須栄彦
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分51秒2 1分53秒5 1分54秒3
2歳未勝利 1分50秒2 1分49秒4
2歳500万 1分50秒4
3歳新馬 1分51秒5 1分52秒6
3歳未勝利 1分49秒3 1分50秒4 1分51秒1 1分50秒9
3歳500万 1分49秒9 1分50秒4 1分52秒8
古馬500万 1分48秒7 1分49秒6 1分52秒1 1分50秒8
古馬1000万 1分48秒0 1分50秒0 1分51秒7
古馬1600万 1分47秒3 1分51秒4
古馬オープン 1分47秒0 1分48秒8 1分49秒8

●騎手は酒井学騎手 ほっさん評価「B−」

 今回もマデイラの鞍上は酒井学騎手です。今回もマデイラを上手く制御してくれる主戦の大野拓弥騎手に打診をしてものの、さすがにこの馬の為に九州までは来れないやということで断られました。

 酒井学騎手とは前走以来連続2度目のマデイラの騎乗ですが、乗り難しいマデイラを最後上手く脚を引き出し重賞で7着まで押し上げてくださいました。勝ち馬からも0秒6とそんなに離されてはおらずまずまずの騎乗だったと思います。


 酒井学騎手は2012年のニホンピロアワーズでのジャパンカップダート優勝のように、いい馬に乗せれば力を出してくれる騎手です。全体的な騎乗馬の質が悪すぎて成績は低いですが、私はなかなか乗れる騎手だという評価です。ただ、そんなにアッと驚くような凄い騎乗はあまりないですけどね。

 昨年は重賞3勝と活躍し、私のランキング評価も今までの「C」評価からついに「B−」になりました。そんな上り調子の騎手ですから、当然期待しております。


 2015年8月15日現在、JRA通算252勝、勝率4.6パーセント、連対率9.8パーセントと低い。重賞は13勝。GTは2012年ジャパンカップダート(ニホンピロアワーズ)と2014年菊花賞(トーホウジャッカル)の2勝。昨年(2014年)は29勝、勝率4.4パーセント、連対率9.5パーセント。重賞3勝と好成績。一昨年(2013年)も重賞を4勝しており、ここにきて大舞台で活躍が目立つようになってきた。本年(2015年)はここまで11勝、勝率3.0パーセント、連対率6.6パーセントと極めて低い数字で苦労している。



 酒井 学(さかい まなぶ)、1980年2月4日生まれの35歳、JRA(日本中央競馬会)の栗東トレーニングセンター所属の18年目の騎手である。現在はフリー。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持していたが、障害競走への騎乗経験はないまま障害免許を返上している。父親が公営新潟競馬で厩務員をしていたことから幼少時から競馬が身近な環境であった。また、実兄は公営・川崎八木仁厩舎所属の酒井忍である。


 競馬学校卒業(第14期生)を経て、1998年に騎手免許を取得。同期に池添謙一らがいる。同年3月1日の中京1Rにショウワヒカルに騎乗しデビューして4着。同年3月8日中京12Rのマチカネヒガノボルに騎乗、初勝利を挙げる。

 2001年10月20日、カブトヤマ記念を最軽量48キロのタフネススターで勝利し初の重賞タイトルを獲得。なお負担斤量50キロ未満の馬の重賞制覇は1991年ダイヤモンドステークスのノースシャトル(49キロ)以来、48キロは1976年ステイヤーズステークスのホッカイノーブル以来の記録である。

 2006年は11月まで勝利がなかったため収入が激減し生活苦に陥る。本人は後に「あまりの生活苦で、手持ちのCDを中古CDショップに売りに行ったほど」「一時は家賃が3割ほど安い家に引っ越そうとアパマンショップに申し込みに行った」などと当時を振り返っている。12月にようやく1勝を挙げることができたが、それがニホンピロ・レーシングの馬(ニホンピロコナユキ)だったことが契機となりニホンピロとのつながりができ、現在ではニホンピロ・レーシングの主戦騎手を務めるまでになっている。

 2009年8月2日に通算100勝を達成。その2週間後となる8月16日、北九州記念をサンダルフォンで制覇し、8年ぶり2度目の重賞勝利を記録した。

 2010年8月1日、小倉記念をニホンピロレガーロで制覇。また、中央開催最終日の2010アンコールステークスを勝ち、九州競馬記者クラブ「小倉ターフ賞」を受賞した。

 また2011年の中央開催最終日の2011アンコールステークスも、サンダルフォンで連覇。2010年の同レース、2009年の尾張ステークスに続き、中央開催最終日の第三場最終競走3連覇を果たした。

 2012年12月2日のジャパンカップダートをニホンピロアワーズで勝利し、JRA GT初制覇を飾った。

 2014年7月1日、西園正都厩舎所属からフリーになる。
 ほっさん愛馬での成績 (4戦0勝)

 2014年 1月13日 ハルシュタット   500万下              京都ダ1200m 12着/8番人気
 2015年 3月14日 グランデアモーレ うずしおステークス 1600万下 阪神芝1400m 11着/11番人気
 2015年 8月 9日 マデイラ      第51回 小倉記念 GV     小倉芝2000m 7着/12番人気
 2015年 8月16日 グリューヴァイン 500万下               小倉芝1200m 12着/6番人気

2012年12月2日 阪神11R ジャパンカップダートGTをニホンピロアワーズで優勝し、表彰台に上がる酒井学騎手。

これ以降は2015年8月29日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「小倉記念のマローブルーは初めて経験する速い流れに戸惑いがあったか、本来の行きっぷりがなく、4角の反応も鈍かったが、そこから0秒3差に踏みとどまったのだから、やはり能力は高い。まだ1600万の身でもこのメンバーならむしろ上位の見立て。滞在2走目の効果は少なくなく、馬場が渋っても問題ない。牝馬の重賞なら手が届くところまで力をつけてきたマコトブリジャールも有望。細化なく、好調をキープ。何よりレースがうまい。この2頭に割って入ればノボリディアーナ。2000メートルは少し長かったが、1800メートルなら簡単には止まらない。坂路の追い切りも今回の方がスムーズ。着実に地力強化しているメイショウヤタロウも差はない。以下、マデイラ、サンライズタイセイ、マウントシャスタ。」


展開予想

「ノボリディアーナが行く。マコトブリジャール、マローブルー、メイショウヤタロウも好位で追いかける。流れが緩むところはなさそうだが、Bコース1週目なら前もそうそう止まるまい。勝負どころでノボリを好位勢が捉えにかかって直線の攻防へ。前が止まるようなら、マデイラ、サンライズタイセイらが上位へ顔を覗かせる。」


短評は「平穏」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ドリームバスケット
メイショウヤタロウ △△
マウントシャスタ
マローブルー
ノボリディアーナ △△
マコトブリジャール
マデイラ △△
サンライズタイセイ △△
ゼンノルジェロ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
マローブルー 2.7
マコトブリジャール 4.5
ノボリディアーナ 7.0
メイショウヤタロウ 8.4
マウントシャスタ 11.0
サンライズタイセイ 11.7
ゼンノルジェロ 12.8
マデイラ 14.3
マックスドリーム 18.5
以下23倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マデイラ 92 92 84 88
マローブルー 91 83 84 91
マコトブリジャール 91 91 87 89
ノボリディアーナ 92 71 85 84
メイショウヤタロウ 90 90 87 88
マウントシャスタ 95 80 87 67


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎マローブルーは1番人気に支持された小倉記念でD着。評価通りの結果こそ出なかったが、牡馬相手のGVへ格上挑戦して0秒3差なら決して悲観する必要はなく、確かな将来性を示したと言える。今回も格上挑戦ながら斤量は3`増えるが、オープン特別だけあって相手関係は大幅に緩和する。ここなら能力上位は明らか。引き続き現地に滞在して体調面も維持できており、今回は結果がついてくる一戦に。
 ○マコトブリジャールは小回り向きの機動力が武器。5カ月ぶりだった前走を叩いて、今回はさらに粘りがアップしてきそう。ここなら実績面でも優位に映る。全盛期のような走りが見られない▲マウントシャスタだが、かみ合った際の破壊力は脅威。立て直した効果で前進も。〈浜口〉」

◎ マローブルー
○ マコトブリジャール
▲ マウントシャスタ
× マデイラ
☆ タマモホットプレイ
△ ノボリディアーナ
△ サンライズタイセイ




マデイラは全13記者中 ×(4番手評価) 3記者、☆(5番手評価) 4記者、△(6番手以下評価) 2記者、無印 4記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

マデイラ(7着)

 「上位とは決め手の差ですね。ジリっぽかったけど、やれないことはない馬」(酒井学騎手・デイリー馬三郎)

 「あまりスタートは速くなかったのですが、先生からは出していくと引っ掛かるところがあると聞いていましたし、出たなりの位置でレースを進めました。道中はわりと流れていましたし、他馬の出方を見ながら、前が動いてから自分も動こうと思ったんです。仕掛けてからはグッと反応してくれたのですが、直線はその手応えほど伸びてくれませんでした。本当はもう1、2列前で進めたかったのですが、この枠でスタートもゆっくりめ。ポジションを押し上げるにも、器用さがないので外を回るしかありませんし、そうなるとロスも大きいですからね。ただ、負けてしまいましたが、そこまで離されたわけではありませんし、馬はよく頑張って走ってくれていると思います」(酒井学騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「欲を言えばもう少し前につけることができたら良かったのですが、あそこから出していくと引っ掛かってしまいますからね。理想的とは言えない展開の中、よく追い込んできていますよ。乗り難しい馬ではありますが、ジョッキーはしっかりと運んでくれていたと思います。最後にモタれてしまったのは外を通った分でしょうね。ラチを頼って走ることができた七夕賞とはまた違う展開になりました。ただ、今日も着順ほど負けてはいません。最近は大崩れなく走っていますし、今は具合が良いのでしょうね。この後については、馬の状態を確認してから決めさせて下さい」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP) 

●各陣営のコメント

マデイラ

 「前走もしまいはよく頑張っているし、具合がいいのでしょう。かみ合えば。」(佐藤助手・デイリー馬三郎)

 「具合は変わらずいいよ。テンはそれほど速くないけど、勝ち負けするには3走前のようにいい位置で流れに乗れないとね。」(佐藤助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 マデイラは1つでも上の着に来てくれればOKなのですが、上手く先行出来れば勝ち負けもあると親ばかで思っております。

 世間的には、”真っ先に消せる馬”なんでしょうが・・・(汗)。

これ以降は2015年9月15日に作成

●パドック

 マデイラの馬体重は前走マイナス2キロの492キロ。馬体はいつものように素晴らしく、いつものように煩いところを見せまくりでした。何せいつも通りのマデイラです。いや、いつもよりも少し激しかったかな?

●レース 

 マデイラはゲートオープンの際、煽るように出てしまい出遅れます。競馬ブックでも1馬身不利とのジャッジです。とにかく前につけて渋太く残りたいマデイラとしてはこの時点で完全に目論見は潰れます。

 それでも私は押して前を主張して欲しかったですが、酒井学騎手は後方で脚を溜めて直線で勝負という頭に切り換えます。結局最後方を追走。そんなに切れる脚のあるマデイラではありませんし、直線の短いコースですし、この時点で勝ち負けはなくなったと思いました。

 道中マデイラとほぼ同じ位置にいた12番人気のマックスドリームに騎乗していた川須栄彦騎手はスローペースを読み切り、自らポジションをあげて行きます。それが功を奏してマックスドリームは7着と出走奨励金を確保します。

 マデイラは終始後方追走で最後の直線で34秒0の上がりを繰り出しますが、如何せん、スローのヨーイドンの競馬になり前が全く止まらずに流れ込んだだけの13着。ううーーーん、出遅れたことは仕方がないですが、歯がゆいレースとなってしまいました。 

●時計の評価

 今回のマデイラの走破時計は1分48秒0良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分45秒8、勝ち馬の時計が1分47秒0でした。

 このことからもわかるようにかなりのスローペースで流れましたので、後方のマデイラが多少良い脚を繰り出しても前に届くはずもありません。展開が全く向かなかったですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

マデイラ(13着)

 「ゲートの中でソワソワしていて立ち遅れたけど、出たところで焦らず運ぼうと思っていました。ただ、向正面で前の馬を追いかけようとしてしまいました。その馬がマクッてからは問題なく運べていましたが、斤量が増えた分、前走よりもモタれていました。」(酒井学騎手・競馬ブック)

 「ゲートの中でソワソワしてちょっと立ち遅れてしまいましたが、スタートがあまり良くないのは前走でも分かっていましたし、腹をくくってじっくり構えようと切り替えました。ただ、外に1頭馬がいて、それを気にしてちょっと力んでいたのが誤算でした。その馬が向こう正面で動いてくれてからはまたリズムを取り戻してくれたのですが、斤量が重くなった分もあってか、直線追い出してから内にモタれてしまい伸び切れませんでした。スタートで少し遅れたにしても、もう少しムキにならずスムーズに運べて流れに乗れていたらまた違ったと思います。続けて乗せていただいたのにいい結果を出せず申し訳ありません」(酒井学騎手・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

マデイラ(13着)

 「チークピーシズ。リングハミ。イレ込み気味。アオッて後方から。無理せず追走して終いに賭けたが、上がりの速い流れでなかなか差が詰まらなかった。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 特別出走手当が40.3万円。これに芝1800m以上の競走ということで3万円が上乗せされますから合計43.3万円。1口で割りますと1000円程度になると思われます。

●今後の展望

 今回は56キロという定量も堪えましたが、出遅れにスローのヨーイドンにといろんなものが向かなかったですから度外視で良いと思います。逆にこれでハンデが今後軽くなるのなら儲けものです。またハンデ戦で出番を待ちたいですね。

●最後に

 56キロの定量戦とはいえ、メンバー的にも勝ち負けもあるのかなと思っていただけに、ブービー負けというのはいろいろと理由があるにしてもショックですね。

 しかし、馬は頑張ってくれていますし、無事ならこれから何度もチャンスはあります。ここまで34戦コンスタントに走ってくれて本当に有り難い良い馬です。これからも怪我無く少なくとも来年の七夕賞まではしっかりと走り続けて欲しいですね。

 頑張れマデイラ!!毎回期待しているぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2015年8月26日立ち上げ 27日、29日、9月15日加筆

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2015年 8月 9日 第33戦 第51回 小倉記念 GV 3歳上オープン 小倉芝2000m (7着/12番人気)

2015年 7月26日 第32戦 福島テレビオープン 3歳上オープン 福島芝1800m (8着/6番人気)

2015年 7月12日 第31戦 第51回 七夕賞 GV 3歳上オープン 福島芝2000m (3着/16番人気)

2015年 4月12日 第30戦 福島民報杯 4歳上オープン 福島芝2000m (10着/13番人気)

2015年 3月 8日 第29戦 大阪城ステークス 4歳上オープン 阪神芝1800m (9着/16番人気)

2015年 2月22日 第28戦 第49回 小倉大賞典 GV 4歳上オープン 小倉芝1800m (11着/15番人気)

2014年 9月 7日 第27戦 第50回 新潟記念 GV 3歳上オープン 新潟芝2000m (16着/16番人気)

2014年 8月10日 第26戦 第50回 小倉記念 GV 3歳上オープン 小倉芝2000m (8着/11番人気)

2014年 7月13日 第25戦 第50回 七夕賞 GV 3歳上オープン 福島芝2000m (13着/11番人気) 松嶋屋様撮影現地写真多数付

2014年 5月17日 第24戦 都大路S 4歳上オープン 京都芝1800m (15着/6番人気)

2014年 5月 3日 第23戦 下鴨S 1600万下 京都芝2000m (1着/6番人気)

2014年 2月22日 第22戦 稲荷特別 1000万下 京都芝2000m (1着2番人気

2014年 2月 9日 第21戦 壇之浦特別 1000万下 小倉芝2000m (6着/3番人気)

2014年 1月26日 第20戦 北大路特別 1000万下 京都芝2000m (2着/5番人気)

2014年 1月11日 第19戦 500万下 京都芝2200m (1着/5番人気)

2013年12月15日 第18戦 栄特別 500万下 中京芝2000m (7着/12番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2013年 8月18日 第17戦 定山渓特別 500万下 函館芝2000m (7着/6番人気)

2013年 8月 3日 第16戦 陸奥湾特別 500万下 函館芝2000m (8着/3番人気)

2013年 7月21日 第15戦 500万下 函館芝1800m (2着/4番人気)

2013年 7月 7日 第14戦 臥牛山特別 500万下 函館芝2000m (2着/8番人気)

2013年 6月22日 第13戦 500万下 函館芝2000m (3着/5番人気)

2013年 6月15日 第12戦 木古内特別 500万下 函館ダ1700m (9着/12番人気)

2013年 4月20日 第11戦 500万下 京都ダ1800m (7着/9番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2013年 4月 7日 第10戦 500万下 福島芝1200m (12着/7番人気)

2012年11月 8日 第9戦 JRA指定交流 門別ダ1200m (4着2番人気

2012年 7月 8日 第8戦 500万下 函館芝1200m (10着/7番人気)

2012年 6月23日 第7戦 500万下 函館芝1200m (7着/2番人気

2012年 6月10日 第6戦 500万下 函館芝1200m (5着/6番人気)

2012年 3月17日 第5戦 3歳500万下 阪神芝1400m (11着/10番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 2月18日 第4戦 こぶし賞 3歳500万下 京都芝1600m (12着/6番人気)

2012年 2月 5日 第3戦 第52回 きさらぎ賞 GV 京都芝1800m (12着/12番人気) 写真多数掲載

2011年11月19日 第2戦 第16回 東京スポーツ杯2歳ステークス GV 東京芝1800m (8着/8番人気) ルクソール様撮影 現地写真掲載

2011年10月30日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (1着/8番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート