マデイラ(マチカネエンジイロの09) 第13戦


キャロ愛馬第13号は第1.5次募集で購入。

父クロフネと母父サンデーサイレンスの組み合わせは2歳GTを制したフサイチリシャールなど成功例が多く期待。

母は3勝馬だが、藤沢和雄厩舎に預託されるなど馬主の期待の大きかった馬。その母の繁殖黄金期である8歳の時の仔とくれば期待は高まるばかり。


デビュー戦は快勝もそこから気難しい面を見せるようになり大敗続き。
道中は掛かったり、内にササッてまともに追えなかったり、走るのをやめてしまったりとこれは大変重症。

そうこうしている間に弟は新馬戦と500万特別を快勝し、重賞でも2着と完全にオープン馬。弟の活躍からも兄の秘めたる能力は間違いない。難しい気性を上手く矯正してあと1、2勝して欲しい。


前々走は超一流のミルコ・デムーロ騎手に乗っていただくことができ、最後までしっかりと走り、500万クラスの平均勝ちタイムとなかなかの時計で走破。

比較的番組数の多いダートの中距離でも走れるということは実に出走しやすく随分と楽になった。そして多少出遅れ癖が出ても、短距離と違いある程度は巻き返せる。


今年も昨年同様、函館で滞在競馬。

前走のダート1700mは9着だったが、7着馬からはハナ・アタマ差で僅差。


今回は気合いを入れる意味で連闘に踏み切る。

特別登録と想定までは23日の函館10R 奥尻特別 500万下 芝1800m 混合だったが、出馬投票直前で頭数の少ないレースに変更。

6月22日 函館8R 500万下 芝2000mに出走!!

3着/5番人気!!

マデイラが5番人気というのも驚きだが、なんと3着と馬券圏内!!

相手も軽く頭数も9頭と少ないが、それでも3着は嬉しすぎる。

前走で大野拓弥騎手ぐらいの動かせる騎手でも上手く乗りこなせない難しい馬と書いたが、今回はさすがの大野拓弥騎手、しっかりと動かしてくれた。(ただ、まだ何がいいのかは鞍上も掴めていないようだが。)

芝の中距離でも走れるということがまた嬉しい。函館では芝の中距離は案外頭数が揃わず、美味しいレースが多い。なんとか1つ勝って帰ってこられないものか。


レース回顧と時計の分析、レース後の大野拓弥騎手と荒川義之調教師のコメントを掲載。


今回は連闘に私ほっさんが多忙ということで事後報告となっています。

(2013年6月25日作成)

2013年6月25日立ち上げ

●気合いをつける為に連闘へ

 先週の大敗後、続けて使うことを明言されていた荒川義之調教師ですが、すぐさま23日の奥尻特別に特別登録されました。水曜日の出馬想定でも奥尻特別に大野拓弥騎手で出走予定だったのですが、投票直前に変更。より頭数の少ない平場の芝2000mに出走することになりました。

 以下は6月20日に更新されましたクラブ公式HPマデイラの近況報告です。

「先週は申し訳ありませんでした。難しいところのある馬で、気持ちが向かないと自分で走るのをやめてしまいます。こういうレースのあとなので馬体にはまったくダメージありませんし、あまり甘やかさずに、気合いを入れる意味で連闘で攻めていきたいと思います。特別登録もさせていただきましたが、条件がどうこうというタイプではありませんし、少しでもスムーズに進められるところをと思い、想定から頭数が少なかった芝2000mに向かうことにしました」(佐藤助手)

 ということで、先週のダメージもなく、気合いを入れる意味での連闘と言うことになりました。

●追い切り情報(6月25日作成)

前走前 6月12日 函館ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

助手
5F 70.0
4F 54.0
3F 39.8
1F 13.0[8]



連闘の為中間軽め
 6月23日、連闘の為に追い切り時計は出していません。

●気になる特別登録表(6月23日 函館10R 奥尻特別)

特別登録表 6月23日 函館10R 奥尻特別 500万下 芝1800m 混合 定量

第1回登録完了馬 全25頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アガサ
アンサンブル 荻野琢真
ヴィジャイ 吉田隼人 57.0  7/29 石狩5下 札幌芝1800 11
オリバーバローズ 西田雄一郎 54.0  6/15 湯川5下 函館芝2000 11 10
キョウワレイ 上村洋行
キングズクエスト
サトノプレジデント
スズカファイター 丸山元気 54.0  2/23 未勝利 阪神ダ1800 11
スターリットスカイ
ステラビアンカ
セシリア
タツストロング 松山弘平 57.0  5/04 六波10下 京都芝1600
ディサイファ 四位洋文 57.0  5/25 500万 東京芝1800
ディーエスタイド 勝浦正樹 54.0  1/13 黒竹5下 中山ダ1800 11
ヒカルハノハノ 藤田伸二 54.0  5/19 500万 東京芝1600 14
ピタゴラスコンマ 大野拓弥 57.0  5/19 荒川5下 新潟芝2000 11
フジドリーム
フラゴリーネ
マイネルカーミン
マイネルバランシン 54.0  6/08 稲城5下 東京芝1800 10 16
マコトサンパギータ
マデイラ 57.0  6/15 木古5下 函館ダ1700 12 12
マルカファイン 松田大作 57.0  6/01 500万 阪神芝1600 14 14 18
レッドヴィーヴォ 三浦皇成 54.0  3/31 500万 中山芝1600 13
ロレーヌクロス 秋山真一郎 54.0  3/10 未勝利 阪神ダ1200

●気になる出馬想定表(6月23日 函館10R 奥尻特別)

出馬想定表 6月23日 函館10R 奥尻特別 500万下 芝1800m 混合 定量
全13頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
ヴィジャイ 吉田隼人 57.0  7/29 石狩5下 札幌芝1800 11
オリバーバローズ 西田雄一郎 54.0  6/15 湯川5下 函館芝2000 11 10
スズカファイター 丸山元気 54.0  2/23 未勝利 阪神ダ1800 11
タツストロング 松山弘平 57.0  5/04 六波10下 京都芝1600
ディサイファ 57.0  5/25 500万 東京芝1800
ディーエスタイド 54.0  1/13 黒竹5下 中山ダ1800 11
ヒカルハノハノ 藤田伸二 54.0  5/19 500万 東京芝1600 14
ピタゴラスコンマ 57.0  5/19 荒川5下 新潟芝2000 11
マイネルバランシン 54.0  6/08 稲城5下 東京芝1800 10 16
マデイラ 57.0  6/15 木古5下 函館ダ1700 12 12
マルカファイン 松田大作 57.0  6/01 500万 阪神芝1600 14 14 18
レッドヴィーヴォ 三浦皇成 54.0  3/31 500万 中山芝1600 13
ロレーヌクロス 秋山真一郎 54.0  3/10 未勝利 阪神ダ1200

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在13頭出馬想定されています。マデイラは投票すれば出走は確実です。

●出馬確定表

出馬確定表 6月22日 函館8R 500万下 芝2000m 全9頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アンサンブル 荻野琢真 12/08 500万 中京芝2000 11 16 11
キングズクエスト 丹内祐次  4/29 500万 福島芝1800 11 15
サトノプレジデント 藤田伸二  6/08 500万 東京芝1400
ストラスペイ 伊藤工真  5/12 500万 東京芝2000
プリュムローズ 古川吉洋  5/12 500万 新潟芝2000 16 10
マイネルカーミン 黛弘人  6/02 ホン5特 東京芝2000 13 11 12 11 14
マイネルバランシン 菱田裕二  6/08 稲城5特 東京芝1800 10 16
マデイラ 大野拓弥  6/15 木古5特 函館ダ1700 12 12 10
ラプタ 村田一誠  4/06 ひめ5特 福島芝2000

表中 騎手の太字は乗り替わり

●函館芝2000mコース解説

 スタート地点はホームストレッチの右端。4コーナーのポケット。坂の頂上からのスタートで、直線半ばまで下り坂を走ることになる。1コーナーまでの距離は476m。
 前半戦の主導権争いが決着するまではある程度流れるが、それほど厳しいペースにはならない。しかしながら、逃げ馬にとっては楽ではないコース。人気薄の逃げ切り勝ちは難しく、何かに差されやすい。力がある馬でないと勝ち切れない。
 ベストは先行しての抜け出し。普通の差し馬には不利で、最後の直線までに好位まで押し上げていないと厳しい。3〜4コーナーで動き始め、器用な脚を使ってのマクリ差しが要求される。芝1800m同様にラストの時計は非常にかかる。

 遅い上がり向きのパワータイプの馬を狙うのがセオリーで、血統的にはカーネギー、オペラハウス、エリシオ、ラムタラといった少し重めのノーザンダンサー系の産駒がいい。
 枠順の傾向は芝1800mとほぼ同じ。
有利な枠順 フラット
有利な脚質
先行、マクリ
ポイント 洋芝適性、脚質
種牡馬ベスト
連対騎手ベスト
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 2分04秒4 2分06秒6 2分08秒2 2分09秒0
古馬500万 2分03秒1 2分06秒5 2分09秒9 2分06秒8
古馬1000万 2分02秒3
古馬オープン 2分01秒2 2分03秒9

●騎手は大野拓弥騎手 ほっさん評価「C」

 今回のマデイラの鞍上は前走に引き続き万馬券男の大野拓弥騎手です。大野拓弥騎手と言えばデビューから7年連続単勝万馬券を出しているという万馬券記録男で、それ以外にも人気よりも上に持って来てくれる頼れる騎手です。

 追えるジョッキーでマデイラ同様気難しくて低迷していたフランベルジェを抜群の騎乗で6着に持って来てくださいました。難しい馬をある程度乗りこなしてくれるので期待が持てます。ただ、マデイラでの前走は彼ほどのジョッキーでも動かし切ることが出来ずに、もはや超一流でしか無理なのかと書きました。私の中では大野拓弥騎手は乗り難しい馬でもかなりの確率で動かしてくれる”乗れるジョッキー”という印象が強かったので、その割りにはマデイラは相変わらずレースで難しい面を見せ、ジョッキーへの期待が大きかっただけに少し残念だったものです。今回もどうかな?と思いますが、二度目の手綱ですし前進を期待します。


 私ほっさん愛馬では昨年11月18日に愛馬プリュムに騎乗していただきましたが、見事に優勝に導き、2勝目を挙げてくれました(4番人気)。また、
 それ以外には過去にエクストラシチーに2度騎乗していただきましたが、2度とも人気よりも上の着に持って来てくださいましたし、非常に期待の大きな追えるジョッキーです。

 中央場所では影が薄いものの、ローカルなら期待の大きい騎手です。大仕事をして欲しいですね。


 2013年6月14日現在、中央通算228勝、勝率4.6パーセント、連対率10.1パーセント。重賞は4勝。内2度は本年度サマーチャンピオンに輝いたキャロットクラブのトランスワープでのもの。GTは未勝利。


 昨年(2012年)は中央48勝、勝率6.2パーセント、連対率13.4パーセントに重賞2勝など好調。本年(2013年)も昨年を同様にここまで22勝、勝率6.0パーセント、連対率12.9パーセントと生涯成績を大きく上回り、ブレーク寸前。



 大野 拓弥(おおの たくや)は1986年9月8日生まれの26歳。日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンターに所属している9年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。現在はフリー。


 小学校6年生のときに乗馬クラブに行き、乗馬を始めたことがきっかけで騎手を目指す。

 2002年21期生として競馬学校に入学。同期には小島太一、鮫島良太、塚田祥雄らがいる。目標とする騎手は横山典弘騎手。また、騎手のなかでは、比較的珍しい左利きである。ペンも箸も左手で持つ。

 2005年に杉浦宏昭厩舎所属でデビュー。初騎乗は3月5日、中京第1競走でナンヨージルバに騎乗したが、スタート直後に馬が躓いて落馬し競走中止。3月13日に中山第4競走のフレンチクルーラーで初勝利。この年は11勝を挙げ、民放競馬記者クラブ賞を受賞した。

 2006年は31勝と勝ち星を伸ばす。4月23日、フローラステークスでミルキーウェイに騎乗し、重賞初騎乗(18番人気で6着)。この年の新潟2歳S(騎乗馬マイネルーチェ)では鼻づらを合わせて入線して重賞初勝利を決めたかと思われたが、写真判定でハナだけ負けていた(勝ち馬は安藤勝己のゴールドアグリ)。

 2007年は28勝。5月20日、優駿牝馬でマイネルーチェに騎乗し、GT初騎乗(15番人気で6着)。

 2008年7月16日、フリーに転身した。この年は23勝。

 2009年3月に通算100勝を達成。この年は17勝。

 2010年5月8日、新潟競馬3歳未勝利 マシアに騎乗し、単勝33150円、3連単6711890円の新潟競馬史上最高払戻金となる。この年14勝。

 2011年1月23日、小倉競馬2歳未勝利 ゴールドロジャーに騎乗し、デビューから7年連続・JRA現役騎手最多となる9回目の単勝万馬券を記録する。そのことで単勝万馬券男として週刊Gallop 7月10日号で「7年連続で単勝万馬券を出してる男、知ってる?」という表題で取り上げられる。(9回の単勝万馬券はJRA現役騎手最多、7年連続は新記録)人気薄の馬を馬券に絡めるので「穴男」「穴の大野」として知られ、特に福島競馬場や中京競馬場、小倉競馬場の小回りを得意とする。

 2011年12月10日、第47回中日新聞杯(小倉競馬場)で11番人気のコスモファントムに騎乗、1着となり初の重賞競走勝利を挙げた。

 2012年トランスワープで重賞2勝し、トランスワープを見事サマーチャンピオンに引き上げた。10月27日の新潟競馬第1Rでウインバーディが1着となり、4450戦目でJRA通算200勝を達成。


「2011年1月23日、小倉2Rで単勝10460円(13番人気)のゴールドロジャーに騎乗して差し切り勝ちを決めた。デビューから毎年続いていた単勝万馬券での勝利を継続させた。連続7年で総数は9回にもなる。2010年の単勝万馬券は33150円だった。最強の穴メーカーと言って差し支えないだろう。結果を出そうという強い意欲が伝わってくる騎乗ぶり。先行する場合は積極的に出し、差す場合は決め撃ち的なイン狙いが多く見られる。道中で持って行かれるケースがあるが、基本的に騎乗馬と呼吸を合わせるのはヘタではない。人気馬に乗る機会は多くなく、2010年と2011年の合算で1番人気馬での成績は[3・2・2・8]の連対率.333。これは評価できる数字ではない。活躍の場は裏開催に限られ、新潟、福島、小倉で結果か出ている。芝・ダート別では、芝で連対率が良い。高木登、松山将樹、牧光二という若手の厩舎で穴を出すケースが多くなっており、今後もこの線には注目すべきだ。2011年は騎乗馬の平均人気が9.3という大きい数字で、平均着順を8.5まで上げている。騎乗馬に何かしら買える要素があったら、積極的に狙っていくことをすすめたい。キッカケさえつかめば飛躍する可能性がある。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績(5戦1勝)

 2010年 3月28日 エクストラシチー 500万下         中京ダ1000m 9着/10番人気
 2010年 5月23日 エクストラシチー 500万下         新潟ダ1200m 8着/12番人気
 2012年10月13日 フランベルジェ  500万下         新潟ダ1200m 6着/7番人気
 2012年11月18日 プリュム      500万下         福島ダ1700m 1着/4番人気
 2013年 6月15日 マデイラ      木古内特別 500万下 函館ダ1700m 9着/12番人気

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「マイネルカーミンは不良馬場のいちょうSで3着があり、現級を勝った時も重馬場。コーナー4回、時計のかかる馬場はベストな条件。降級すれば力は上で、今回はブリンカーも着用。変わる余地は十分。雨が降ればなおいい。距離を克服できればサトノプレジデントもアッサリまで。プリュムローズ、ストラスペイの牝馬2頭も差はない。」


短評は「大駆警戒」



予想家の印
馬名 橋本篤 高柳利 井尻恵 CPU
プリュムローズ △△ △△
キングズクエスト
サトノプレジデント
マデイラ
ラプタ △△
アンサンブル
マイネルカーミン
マイネルバランシン
ストラスペイ △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
サトノプレジデント 2.7
ストラスペイ 3.5
プリュムローズ 4.8
ラプタ 5.7
マイネルカーミン 8.6
キングズクエスト 13.6
マイネルバランシン 17.9
アンサンブル 18.3
マデイラ 23.2



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マデイラ 77 58 65 62
サトノプレジデント 80 72 77 74
プリュムローズ 74 74 68 73
ラプタ 79 64 76 79
マイネルカーミン 83 68 79 66


デイリー馬三郎

本紙の見解

「あと一歩のレースが続く◎サトノプレジデントだが、この距離、相手ならスピードの違いでハナに立つ公算が大。先行有利の馬場状態を味方に、まんまと逃げ切る。休み明けを使いつつ状態が上向いてきた○ストラスペイ。得意の洋芝なら前進は確実。〈森元〉」


◎ サトノプレジデント
○ ストラスペイ
▲ ラプタ
× プリュムローズ
☆ キングズクエスト

以下省略

マデイラは無印

マデイラは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、☆(5番手評価) 1記者、無印 11記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

マデイラ(9着)

 「序盤の感じは悪くなさそうだったんですけどね。ただ、道中はハミを取ったり取らなかったりと走りに波のある状態でした。自分から取ってるときはいいのですが、促されると進まない感じ。人間に反抗したいんですかね…。ただ、前が開けたからなのかなんなのか最後はまた脚を使ってきます。馬群のなかにいたから怯んだりするわけでもなければ、キックバックを嫌がったりするわけでもない。スイッチの入るきっかけが掴みにくいのですが、このクラスを勝てる力はあるんです。今日はいいときに外から被されたのももしかしたら影響したのかなという気もしたので、内ならポケットでジッとさせる、外なら馬がやる気を見せたときにその気持ちを尊重してリズム良く走らせる、もしくはスーッと無理なく伸ばしていくような競馬をしてもいいのかもしれません」(大野拓弥騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「今日の様子からも着けてみようと思いチークピーシズを着用しました。稽古の感触から少なくてもこのクラスにいる馬ではないと思っているので何とかチークで変わってほしいと願いながら送り出しました。馬群の中を進む格好になりましたがそれほど悪くはなく少しは変わってくれればと思っていたのですが肝心なところでモタモタモタ。直線に向くとまた伸びるというチグハグなものになってしまいました。ジョッキーに話を聞くとハミを取ったり取らなかったりとやはり気難しい面を見せてしまっているようです。上がってきたときは多少フーとは言っていたものの、全力を出し切ってのレースではありません。リングバミのうえにチークピーシズと気持ちを前へ向かせる道具を使ってきていますが大きく変わってこないだけに本当に悩ましいところです。ただ、まともならやれるということもわかるレースです。それを引き出すのが本当に難しいのですが、リズムよく行けたときの可能性も残していますから、ここで音を上げている場合ではありません。馬に問題がなければこのまままた使いたいと思っていますし、続けて使うことでいい意味でピリッとしてきてくれればと思っています」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

マデイラ

 「先週はメンバーがそろっていたし、時計も速かった。もまれない形で運べれば。」(西山助手・デイリー馬三郎)

 「先週は相手が揃っていて、時計も速かったですね。揉まれ弱さはありますが、いいモノは持っています。変わってほしいですね。」(西山助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 9頭立てと私が望む美味しいレースに出走してくれます。とにかく1頭交わせば出走奨励金。こんなレースなら連闘でも出るのは賛成です。

 このマデイラやスピカシチー、フランベルジェにハルシュタットも(T_T)はとてもとても勝ち負けを言える状態ではないので、出走奨励金さえ貰って来てくれれば言うことありません。

 なんとか1頭交わし(或いは相手が除外や取消・・・)、8着以内に入りたいものです。

●レース 

 連闘でしたが気になる馬体重は484キロと前走プラス4キロ。これは非常に良い傾向です。

 マデイラはまずまずのスタートから道中は5番手の馬群の真ん中。折り合い良く気分良く追走します。しかし、4角手前では前を行くラプタが早々に脱落し、その煽りを受けることに。

 その後立て直し、最内に入れると上手く単走の形になり、グイグイと伸びて3着!!勢いだけなら2着馬よりもありました。

●時計の評価

 今回のマデイラの走破時計は2分01秒6良馬場でした。函館芝2000mの500万クラスの平均勝ちタイムは2分03秒1良馬場ですが、開催2週目の非常にいい馬場だったことを考えると、取り立てて速い時計だったとは言えないでしょう。

 競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で2分01秒0で、勝ち馬の時計2分01秒1にずばり的中です。そこから0.5秒差とそれほど負けていないですし、まともならやはり結構走りますね。嬉しいです。

●レース後の騎手・調教師のコメント

マデイラ(3着)

 「窮屈になって引っ張る場面はありましたが、それで却って気持ちが入ったようです。最後は集中して走ってくれました。」(大野拓弥騎手・競馬ブック)

 「4コーナーで前の馬がふらふらしながら下がって来て乗りかかりそうになりましたし、あそこをもっとスムーズに行きたかったですね。それでも前走はハミを取ったり取らなかったりで最後もグッと来ることはなかったのですが、今日は終いにかけて脚を使ってくれたと思います。これをすれば力を出してくれるとなかなか断言はできないのですが、背中がいいですからしっかり走ることができれば勝ち負けできるはずです」(大野拓弥騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「これまでいろいろな条件を使って来ていましたし、チークを着けて変わり身を求めていたから、まずは今日の競馬で上位に来てくれて良かったです。ただし、これで安心できないのがこの馬。勝負どころでゴチャついたのは普通なら大きな不利になってしまうけど、もしかしたらいつも押して行くタイミングでそのような形になったのが何かしら刺激となったのかもしれません。今回は敢えて間隔を詰めて使いましたが、ショック療法ではないですけど使える状態ならもう一度短い間隔で出走を考えていきます」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

マデイラ(3着)

 「チークピーシズ。行きたがるのを馬込みで我慢。ただ、勝負どころで動くに動けず、4角ではバテてきた馬の後ろで行き場をなくし下がってしまった。直線に向いて内に進路を見つけると、終いはよく伸びただけに惜しかった。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が180万円。特別出走手当が381000円ですから計2181000円。1口で割りますと3700円程度になるのではないでしょうか。マデイラ史上、新馬戦以来の金額ゲットです。

●今後の展望

 芝の中距離でも走れたというところが大きいですね。今回のように、芝の中距離は比較的頭数が揃わずにレースに出やすく、美味しいレースが多いです。

 特に北海道の中距離はこの傾向が強く、これから函館開催終了まで稼ぎまくって欲しいですね。

●最後に

 芝の中距離を走れたことも嬉しいですが、なんと言っても3着と馬券圏内に入ってくれたことが嬉しいですね。次走への優先出走権もありますし、本賞金が加算されることも嬉しいです。そして賞金もそれなりに高いですし(笑)。

 これでマデイラの獲得賞金は952万円。募集総額の半分まで来ました。私の最低目標は募集総額を超えることですから、一歩前進したことになります。

 ・・・とはいえ、次走も好走するかはわからないですし、いつもこんなに少頭数で走りやすいレースばかりとは限りません。ただ、大きく道は開けたと思いますし、半ば諦めかけていた陣営もこれで気合いが更に入ってくれることでしょう。

 私たち馬主も今回の芝の中距離の好走でますます楽しみが広がりましたし、なんとかどこかであと1つ勝って欲しいですね。

 久々の優先権を手にしましたし、次は好きなところに出走できます。荒川義之調教師は早い段階での出走を示唆しておられましたが、さてどこに出走するでしょう。想定表とにらめっこでしょうね。今週は特別登録されていませんし、芝2600mしかありませんから、次週でしょうね。特別戦の芝2000mか平場の1800mか。頭数が揃わなければなお嬉しいのですが。

 というわけで、期待しているぞ!!頑張れマデイラ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2013年6月25日立ち上げ

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マデイラの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2013年 6月15日 第12戦 木古内特別 500万下 (9着/12番人気)

2013年 4月20日 第11戦 500万下 京都ダ1800m (7着/9番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2013年 4月 7日 第10戦 500万下 福島芝1200m (12着/7番人気)

2012年11月 8日 第9戦 JRA指定交流 門別ダ1200m (4着2番人気

2012年 7月 8日 第8戦 500万下 函館芝1200m (10着/7番人気)

2012年 6月23日 第7戦 500万下 函館芝1200m (7着/2番人気

2012年 6月10日 第6戦 500万下 函館芝1200m (5着/6番人気)

2012年 3月17日 第5戦 3歳500万下 阪神芝1400m (11着/10番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 2月18日 第4戦 こぶし賞 3歳500万下 京都芝1600m (12着/6番人気)

2012年 2月 5日 第3戦 第52回 きさらぎ賞 GV 京都芝1800m (12着/12番人気) 写真多数掲載

2011年11月19日 第2戦 第16回 東京スポーツ杯2歳ステークス GV 東京芝1800m (8着/8番人気) ルクソール様撮影 現地写真掲載

2011年10月30日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (1着/8番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート