マデイラ(マチカネエンジイロの09) 第14戦


キャロ愛馬第13号は第1.5次募集で購入。

父クロフネと母父サンデーサイレンスの組み合わせは2歳GTを制したフサイチリシャールなど成功例が多く期待。

母は3勝馬だが、藤沢和雄厩舎に預託されるなど馬主の期待の大きかった馬。その母の繁殖黄金期である8歳の時の仔とくれば期待は高まるばかり。・・・と書いていたら、弟のゴットフリートは新馬戦と500万特別を快勝し、重賞でも2着と完全にオープン馬。やはり母は高性能。

しかし、マデイラはデビュー戦は快勝もそこから気難しい面を見せるようになり大敗続き。

道中は掛かったり、内にササッてまともに追えなかったり、走るのをやめてしまったりとこれは大変重症。


今年も昨年同様、函館で滞在競馬。

前走は頭数は少なかったが、芝の中距離でななんと新馬戦以来の馬券圏内確保!!上手く行った結果だが、やはり能力はある。

函館では芝の中距離は案外頭数が揃わず、美味しいレースが多い。少しでも稼ごうではないか。


7月7日 函館10R 臥牛山特別 500万下 芝2000m 混合 定量に出走!!

2着/8番人気。

1番人気馬を直線で外から捉えに行く王道の競馬で2着!!最後はなぜか内が開いて、インを急襲してきた勝ち馬にハナ差だけ屈したが、内容的にはもっとも強かった。

前走の3着に続いての2着で、これはもう本物。難しい馬を動かす技術に長けている大野拓弥騎手との相性もばっちり。このコンビで北海道でまだまだ暴れて欲しい。

それにしても特別戦で連に絡んでくれるとは。一時は低迷していただけに嬉しい。マデイラ初の付加賞も確保。


レース回顧と時計の分析、レース後の大野拓弥騎手と荒川義之調教師のコメントを掲載。

(2013年7月8日完結)

2013年7月1日立ち上げ

●次走は中1週で7月7日 函館10R 臥牛山特別へ

 前走は9頭立てと少頭数だったものの、新馬戦以来の馬券圏内の3着と優先出走権を確保し復活の兆しを見せてくれた我らが愛馬マデイラですが、次走は中1週で同じコースである7月7日 函館10R 臥牛山特別 500万下 芝2000m 混合 定量に出走予定で特別登録されました。

 連闘後の中1週とかなりハードなローテーションとなりますが、疲れがないのなら稼げる時に稼ぐのは当たり前。比較的メンバーも弱く、頭数も揃わず、そして賞金は主場と同じと美味しい函館で少しでも稼いで欲しいですから、使ってくれるのは嬉しいですよね。

 以下は6月26日に更新されましたクラブ公式HPマデイラの近況報告です。

「先週の競馬は、敗れたとはいえ初戦に比べると大きく前進。芝が良かったのか、連闘したことが良かったのか、何とも言えない部分はあるのですが、勝負どころでやや前が詰まって馬がカーッとしたことがかえってプラスになったのは間違いなさそうです。あれで集中を切らさず、気性の難しい部分がプラスに出た感じでしたからね。滞在競馬で負担が少ないこともあって、レース後は今のところ疲れた様子は見せていませんし、元気いっぱいです。今のところ、中1週で同じ条件がありますので、そこを使う予定です」(荒川師)7月7日の函館競馬(臥牛山特別・芝2000m)に大野騎手で出走を予定しています。

 ということで、鞍上も前走3着のやはり追える大野拓弥騎手確保で楽しみですね。昨年の北海道は吉田隼人騎手に3戦全て乗っていただきましたが、同じ騎手に乗っていただく方がこの乗り難しいマデイラを少しでも理解してくれるでしょうし、今年はずっと大野拓弥騎手がいいですね。私はいつも書きますが、彼にはズブい馬を動かしたり追える能力が相当あると思っています。次は穴を開けてくれるのではないでしょうか。

●気になる特別登録表(7月7日 函館10R 臥牛山特別)

特別登録表 7月7日 函館10R 臥牛山特別 500万下 芝2000m 混合戦

第1回登録完了馬 全25頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アドマイヤライン 丸山元気 54.0  6/15 湯川5下 函館芝2000 10
アンサンブル 荻野琢真 55.0  6/22 500万 函館芝2000 11
ヴァーチュスター 55.0  6/30 500万 函館ダ1700 10 13 11
ウィザーズポケット 57.0  5/19 1000万 京都芝1600
キクタロウ 菱田裕二 57.0  6/15 湯川5下 函館芝2000 12
キングズクエスト 57.0  6/22 500万 函館芝2000 11
グリーンラヴ 54.0  5/25 500万 京都芝2000 10
サングブルー 柴山雄一 54.0  4/06 ひめ5下 福島芝2000 10 14 14 11
サンバビーン 52.0  6/08 500万 阪神芝1600 11 17 14
ジェイケイネオ 丸田恭介 54.0  6/16 未勝利 函館芝2000
シンボリエンパイア 57.0  6/30 500万 函館ダ1700 13
スズカファイター 54.0  6/23 奥尻5下 函館芝1800
スリーアフロディテ 55.0  6/22 遊楽5下 函館芝1800
ディーエスタイド 勝浦正樹 54.0  6/23 奥尻5下 函館芝1800 11
ニホンピロバロン 秋山真一郎 54.0  5/18 メル5下 京都芝2400 13
ノーヒッター 54.0  6/23 八丈5下 東京芝1800
ハギノブシドウ 54.0  6/16 500万 阪神芝1800 12 13 14
ピクシーホロウ 菱田裕二 52.0  6/22 遊楽5下 函館芝1800 11
ピタゴラスコンマ 大野拓弥 57.0  6/23 奥尻5下 函館芝1800
プロフェッサー 三浦皇成 57.0  6/15 湯川5下 函館芝2000 11
マイネルカーミン 57.0  6/22 500万 函館芝2000 13 12
マイネルバランシン 54.0  6/22 500万 函館芝2000
マデイラ 大野拓弥 57.0  6/22 500万 函館芝2000 12
ラプタ 松田大作 54.0  6/22 500万 函館芝2000
ワタシマッテルワ 55.0  6/22 遊楽5下 函館芝1800 10 11 10

表中 青字は1000万クラスでの成績

これ以降は2013年7月4日に作成

●追い切り情報(7月4日作成)

前走前 連闘の為中間軽め



7月3日 函館ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

大野拓弥
5F 70.3
4F 55.4
3F 41.1
1F 13.5[6]
 7月3日、レースで騎乗する大野拓弥騎手に追い切りも跨がっていただきました。こうやって騎手とコンタクトをとって行く中で、上手に走れるようになって欲しいですね。
 連闘後の中1週ですし、追い切りとしてはこの程度しか無理でしょう。全体の時計はともかく、終いはもう少し速くてもいいような気がしますが。
 以下は7月4日に更新されましたクラブ公式HPマデイラの近況報告です。
「連闘のあとの中1週ですから、水曜日はサラッと調子を整える程度に時計を出しています。詰めて使っているけれど、滞在競馬で負担が少ないし、気持ちが切れるようなことがなくて引き続き気配は良好。これがそのままレースに反映するかというとそうでもないので心配ではありますが、前走の内容ならまともに走れば勝負になるはず。元々能力は高い馬ですし、前走がいいきっかけになってくれていればと期待しています」(荒川師)
 思わず強調すべきところを赤色にしてしまいました(笑)。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。疲労がなければ力は出せる状態だと思います。

●気になる出馬想定表(7月7日 函館10R 臥牛山特別)

出馬想定表 7月7日 函館10R 臥牛山特別 500万下 芝2000m 混合戦
全16頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アドマイヤライン 丸山元気 54.0  6/15 湯川5下 函館芝2000 10
ヴァーチュスター 55.0  6/30 500万 函館ダ1700 10 13 11
キクタロウ 菱田裕二 57.0  6/15 湯川5下 函館芝2000 12
グリーンラヴ 丸田恭介 54.0  5/25 500万 京都芝2000 10
サングブルー 柴山雄一 54.0  4/06 ひめ5下 福島芝2000 10 14 14 11
サンバビーン 52.0  6/08 500万 阪神芝1600 11 17 14
ジェイケイネオ 丸田恭介 54.0  6/16 未勝利 函館芝2000
シンボリエンパイア 藤田伸二 57.0  6/30 500万 函館ダ1700 13
スズカファイター 丸山元気 54.0  6/23 奥尻5下 函館芝1800
ディーエスタイド 勝浦正樹 54.0  6/23 奥尻5下 函館芝1800 11
ニホンピロバロン 柴山雄一 54.0  5/18 メル5下 京都芝2400 13
プロフェッサー 三浦皇成 57.0  6/15 湯川5下 函館芝2000 11
マイネルカーミン 57.0  6/22 500万 函館芝2000 13 12
マイネルバランシン 54.0  6/22 500万 函館芝2000
マデイラ 大野拓弥 57.0  6/22 500万 函館芝2000 12
ラプタ 松田大作 54.0  6/22 500万 函館芝2000

表中 騎手の太字は乗り替わり予定 青字は1000万クラスでの成績

フルゲート16頭のところに現在16頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは出走可能Aですから、出走は間違いないでしょう。あとは想定段階で13頭と手頃な平場の1800mに行くかどうかですね。

●出馬確定表

出馬確定表 7月7日 函館10R 臥牛山特別 500万下 芝2000m 混合戦
フルゲート16頭 出走数12頭 
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アドマイヤライン 丸山元気 54.0  6/15 湯川5下 函館芝2000 10
ヴァーチュスター 川須栄彦 55.0  6/30 500万 函館ダ1700 10 13 11
キクタロウ 菱田裕二 57.0  6/15 湯川5下 函館芝2000 12
グリーンラヴ 秋山真一郎 54.0  5/25 500万 京都芝2000 10
サングブルー 吉田隼人 54.0  4/06 ひめ5下 福島芝2000 10 14 14 11
ジェイケイネオ 丸田恭介 54.0  6/16 未勝利 函館芝2000
ディーエスタイド 勝浦正樹 54.0  6/23 奥尻5下 函館芝1800 11
ニホンピロバロン 柴山雄一 54.0  5/18 メル5下 京都芝2400 13
プロフェッサー 三浦皇成 57.0  6/15 湯川5下 函館芝2000 11
マイネルバランシン 松岡正海 54.0  6/22 500万 函館芝2000
マデイラ 大野拓弥 57.0  6/22 500万 函館芝2000 12
ラプタ 松田大作 54.0  6/22 500万 函館芝2000

表中 騎手の太字は乗り替わり予定 青字は1000万クラスでの成績

●函館芝2000mコース解説

 スタート地点はホームストレッチの右端。4コーナーのポケット。坂の頂上からのスタートで、直線半ばまで下り坂を走ることになる。1コーナーまでの距離は476m。
 前半戦の主導権争いが決着するまではある程度流れるが、それほど厳しいペースにはならない。しかしながら、逃げ馬にとっては楽ではないコース。人気薄の逃げ切り勝ちは難しく、何かに差されやすい。力がある馬でないと勝ち切れない。
 ベストは先行しての抜け出し。普通の差し馬には不利で、最後の直線までに好位まで押し上げていないと厳しい。3〜4コーナーで動き始め、器用な脚を使ってのマクリ差しが要求される。芝1800m同様にラストの時計は非常にかかる。

 遅い上がり向きのパワータイプの馬を狙うのがセオリーで、血統的にはカーネギー、オペラハウス、エリシオ、ラムタラといった少し重めのノーザンダンサー系の産駒がいい。
 枠順の傾向は芝1800mとほぼ同じ。
有利な枠順 フラット
有利な脚質
先行、マクリ
ポイント 洋芝適性、脚質
種牡馬ベスト
連対騎手ベスト
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 2分04秒4 2分06秒6 2分08秒2 2分09秒0
古馬500万 2分03秒1 2分06秒5 2分09秒9 2分06秒8
古馬1000万 2分02秒3
古馬オープン 2分01秒2 2分03秒9

●騎手は大野拓弥騎手 ほっさん評価「C」

 今回もマデイラの鞍上は3戦連続で万馬券男の大野拓弥騎手です。大野拓弥騎手と言えばデビューから7年連続単勝万馬券を出しているという万馬券記録男で、それ以外にも人気よりも上に持って来てくれる頼れる騎手です。前走も5番人気のマデイラを3着と新馬戦以来の馬券圏内に持って来てくれました。脚勢的には2着馬よりもマデイラの方が勝っており、彼ならばいずれマデイラは勝っちゃうのではないかと思えるほどです。

 追えるジョッキーでマデイラ同様気難しくて低迷していたフランベルジェを抜群の騎乗で6着に持って来てくださいました。難しい馬をある程度乗りこなしてくれるので期待が持てます。ただ、前回も道中のハプニングでたまたまエンジンがかかった状態になったと大野拓弥騎手自身もおっしゃっているように、まだまだ掴み切れていないのも事実。今回もどうなるかわかりませんが、大野拓弥騎手なら、私は楽しみですし、期待感を持っています。


 私ほっさん愛馬では昨年11月18日に愛馬プリュムを見事に優勝に導き、2勝目を挙げてくれました(4番人気)。また、それ以外には過去にエクストラシチーに2度騎乗していただきましたが、2度とも人気よりも上の着に持って来てくださいましたし、非常に期待の大きな乗れるジョッキーです。

 中央場所では影が薄いものの、ローカルなら期待の大きい騎手です。大仕事をして欲しいですね。


 2013年7月4日現在、中央通算230勝、勝率4.6パーセント、連対率10.1パーセント。重賞は4勝。内2度は本年度サマーチャンピオンに輝いたキャロットクラブのトランスワープでのもの。GTは未勝利。

 昨年(2012年)は中央48勝、勝率6.2パーセント、連対率13.4パーセントに重賞2勝など好調。本年(2013年)も昨年を同様にここまで24勝、勝率5.9パーセント、連対率13.2パーセントと生涯成績を大きく上回り、ブレーク寸前。



 大野 拓弥(おおの たくや)は1986年9月8日生まれの26歳。日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンターに所属している9年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。現在はフリー。


 小学校6年生のときに乗馬クラブに行き、乗馬を始めたことがきっかけで騎手を目指す。

 2002年21期生として競馬学校に入学。同期には小島太一、鮫島良太、塚田祥雄らがいる。目標とする騎手は横山典弘騎手。また、騎手のなかでは、比較的珍しい左利きである。ペンも箸も左手で持つ。

 2005年に杉浦宏昭厩舎所属でデビュー。初騎乗は3月5日、中京第1競走でナンヨージルバに騎乗したが、スタート直後に馬が躓いて落馬し競走中止。3月13日に中山第4競走のフレンチクルーラーで初勝利。この年は11勝を挙げ、民放競馬記者クラブ賞を受賞した。

 2006年は31勝と勝ち星を伸ばす。4月23日、フローラステークスでミルキーウェイに騎乗し、重賞初騎乗(18番人気で6着)。この年の新潟2歳S(騎乗馬マイネルーチェ)では鼻づらを合わせて入線して重賞初勝利を決めたかと思われたが、写真判定でハナだけ負けていた(勝ち馬は安藤勝己のゴールドアグリ)。

 2007年は28勝。5月20日、優駿牝馬でマイネルーチェに騎乗し、GT初騎乗(15番人気で6着)。

 2008年7月16日、フリーに転身した。この年は23勝。

 2009年3月に通算100勝を達成。この年は17勝。

 2010年5月8日、新潟競馬3歳未勝利 マシアに騎乗し、単勝33150円、3連単6711890円の新潟競馬史上最高払戻金となる。この年14勝。

 2011年1月23日、小倉競馬2歳未勝利 ゴールドロジャーに騎乗し、デビューから7年連続・JRA現役騎手最多となる9回目の単勝万馬券を記録する。そのことで単勝万馬券男として週刊Gallop 7月10日号で「7年連続で単勝万馬券を出してる男、知ってる?」という表題で取り上げられる。(9回の単勝万馬券はJRA現役騎手最多、7年連続は新記録)人気薄の馬を馬券に絡めるので「穴男」「穴の大野」として知られ、特に福島競馬場や中京競馬場、小倉競馬場の小回りを得意とする。

 2011年12月10日、第47回中日新聞杯(小倉競馬場)で11番人気のコスモファントムに騎乗、1着となり初の重賞競走勝利を挙げた。

 2012年トランスワープで重賞2勝し、トランスワープを見事サマーチャンピオンに引き上げた。10月27日の新潟競馬第1Rでウインバーディが1着となり、4450戦目でJRA通算200勝を達成。


「2011年1月23日、小倉2Rで単勝10460円(13番人気)のゴールドロジャーに騎乗して差し切り勝ちを決めた。デビューから毎年続いていた単勝万馬券での勝利を継続させた。連続7年で総数は9回にもなる。2010年の単勝万馬券は33150円だった。最強の穴メーカーと言って差し支えないだろう。結果を出そうという強い意欲が伝わってくる騎乗ぶり。先行する場合は積極的に出し、差す場合は決め撃ち的なイン狙いが多く見られる。道中で持って行かれるケースがあるが、基本的に騎乗馬と呼吸を合わせるのはヘタではない。人気馬に乗る機会は多くなく、2010年と2011年の合算で1番人気馬での成績は[3・2・2・8]の連対率.333。これは評価できる数字ではない。活躍の場は裏開催に限られ、新潟、福島、小倉で結果か出ている。芝・ダート別では、芝で連対率が良い。高木登、松山将樹、牧光二という若手の厩舎で穴を出すケースが多くなっており、今後もこの線には注目すべきだ。2011年は騎乗馬の平均人気が9.3という大きい数字で、平均着順を8.5まで上げている。騎乗馬に何かしら買える要素があったら、積極的に狙っていくことをすすめたい。キッカケさえつかめば飛躍する可能性がある。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手・2011年上半期)

 ほっさん愛馬での成績(6戦1勝)

 2010年 3月28日 エクストラシチー 500万下         中京ダ1000m 9着/10番人気
 2010年 5月23日 エクストラシチー 500万下         新潟ダ1200m 8着/12番人気
 2012年10月13日 フランベルジェ  500万下         新潟ダ1200m 6着/7番人気
 2012年11月18日 プリュム      500万下         福島ダ1700m 1着/4番人気
 2013年 6月15日 マデイラ      木古内特別 500万下 函館ダ1700m 9着/12番人気
 2013年 6月22日 マデイラ      500万下         函館芝2000m 3着/5番人気

これ以降は2013年7月6日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ジェイケイネオは前走好時計勝ち。平坦だと切れる脚が使えて洋芝も合う。昇級のここでも中心。グリーンラヴは粒揃いの前走で不向きな展開を差し込んだ。決め手は上。練習の効果で発馬五分なら。プロフェッサーは久々の前走で降級の力は見せた。2走目で。ディーエスタイド、ニホンピロバロン、キクタロウにも注。」


短評は「惑星注意」



予想家の印
馬名 橋本篤 高柳利 井尻恵 CPU
ラプタ
マイネルバランシン
ヴァーチュスター
マデイラ
ジェイケイネオ △△
ニホンピロバロン
アドマイヤライン
キクタロウ
グリーンラヴ △△
プロフェッサー
ディーエスタイド △△ △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
プロフェッサー 3.1
ジェイケイネオ 4.9
グリーンラヴ 5.1
ディーエスタイド 5.3
ニホンピロバロン 9.2
アドマイヤライン 14.1
マイネルバランシン 15.6
キクタロウ 17.8
ヴァーチュスター 19.2
マデイラ 19.9
ラプタ 24.2
サングブルー 26.7



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マデイラ 77 72 69 71
マイネルバランシン 77 77 75 72
プロフェッサー 83 77 73 75
ジェイケイネオ 76 76 64 76
グリーンラヴ 76 76 73 75
ディーエスタイド 84 72 67 79


デイリー馬三郎

本紙の見解

「休養明け初戦でA着に好走した◎ディーエスタイド。洋芝、滞在が合うタイプで、中間も張りのある馬体をキープしている。相手関係が楽になった今回はVが有望。○ジェイケイネオも洋芝への適性は抜群。前走の勝ち時計が秀逸で昇級初戦から注目。〈森元〉」

◎ ディーエスタイド
○ ジェイケイネオ
▲ ラプタ
× マイネルバランシン
☆ マデイラ
△ ヴァーチュスター
△ プロフェッサー



マデイラは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、×(4番手評価) 2記者、☆(5番手評価) 4記者、△(6番手以下評価) 1記者、無印 5記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

マデイラ(3着)

 「窮屈になって引っ張る場面はありましたが、それで却って気持ちが入ったようです。最後は集中して走ってくれました。」(大野拓弥騎手・競馬ブック)

 「4コーナーで前の馬がふらふらしながら下がって来て乗りかかりそうになりましたし、あそこをもっとスムーズに行きたかったですね。それでも前走はハミを取ったり取らなかったりで最後もグッと来ることはなかったのですが、今日は終いにかけて脚を使ってくれたと思います。これをすれば力を出してくれるとなかなか断言はできないのですが、背中がいいですからしっかり走ることができれば勝ち負けできるはずです」(大野拓弥騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「これまでいろいろな条件を使って来ていましたし、チークを着けて変わり身を求めていたから、まずは今日の競馬で上位に来てくれて良かったです。ただし、これで安心できないのがこの馬。勝負どころでゴチャついたのは普通なら大きな不利になってしまうけど、もしかしたらいつも押して行くタイミングでそのような形になったのが何かしら刺激となったのかもしれません。今回は敢えて間隔を詰めて使いましたが、ショック療法ではないですけど使える状態ならもう一度短い間隔で出走を考えていきます」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「チークピーシズ。行きたがるのを馬込みで我慢。ただ、勝負どころで動くに動けず、4角ではバテてきた馬の後ろで行き場をなくし下がってしまった。直線に向いて内に進路を見つけると、終いはよく伸びただけに惜しかった。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

マデイラ

 「前走は頑張ってくれたし、今は馬も気持ちが前向き。今回も走れば本物では。」(西山助手・デイリー馬三郎)

 「前走は頭数も手頃だったけど、よく頑張ってくれたと思う。函館に入厩して、まったくモチベーションが落ちていないから、今回もいい走りをしてくれれば。」(西山助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 マデイラの前走3着をどう評価するかですが、時計も悪くなく、競馬ブックのスピード指数でも71.1と未勝利クラスの勝ち負け水準の数字です。ただ、相手はもう少し高い数字を記録しており、マイネルバランシンで近3走は77、75、72ですし、プロフェッサーも同じく77、73、75といずれもマデイラの前走を上回る数字です。

 ですから、前走ほどまともに走ったとしても、今回はさすがに特別戦で相手が悪いと捉えるべきで、着は落とす可能性が高いでしょう。しかも、前走のように最後まで走るのをやめずにしっかり走れるかは鞍上も陣営でさえもわかりません。

 通常なら前走3着だから今回は勝ち負けと思うところですが、掲示板に載ってくれれば万歳というところではないでしょうか。特別戦ですから6〜8着の出走奨励金もそれなりの金額ですし、最低でも8着以内には入って欲しいですね。

これ以降は2013年7月8日に作成

●パドック

 馬体重は前走マイナス2キロの482キロ。連闘の後の中1週で心配でしたが、これなら力の出せる状態ですね。やはり北海道というところが合うんですね。居心地の悪い?栗東トレセンではトレセンにいるだけで馬体減りをおこしていましたもんね。

 パドックでは相変わらずチャカチャカと煩いところを見せていました。これはいつものマデイラですから問題ないですね(笑)。

●レース 

 マデイラは普通のスタートで前から6番手の先団6頭集団の最後方に取りつきます。後方集団6頭はここから4、5馬身後方で1つの塊となります。3〜4角のペースが上がるポイントで外からスッーと上がって行き、直線入り口では完全に前を射程圏内に捉えます。残り100メートルのところでは前にいた1番人気のディーエスタイドを捉えて堂々先頭に。このまま押し切ると思われましたが、最後の最後で最内からグリーンラヴ(道中は最後方追走)の急追を受けて惜しくもハナ差の2着。

 しかし、人気馬を外から競り落として勝ちに行くメンバー中もっとも強い内容の競馬でこれはもう本物です。大野拓弥騎手との相性は抜群です。


ゴール前判定写真。

●時計の評価

 今回のマデイラの走破時計は2分02秒1良馬場でした。3着だった前走が2分01秒6良馬場ですから、それよりも時計は遅いということになります。

同節の他のレースの勝ちタイムは次の通りです。

6日  4R 3歳未勝利       2分02秒1 良馬場
   11R 五稜郭S 1600万下 2分02秒1 良馬場

 ということで、なぜかなぜだか、どのクラスでも勝ちタイムが同じでしたね。馬場が荒れてきているので時計が悪くなってきているのでしょうが、マデイラの時計は決して悪い時計ではありません。

 競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で2分01秒0でした。JRA−VANのクラス別水準ラップは2分02秒4でした。

●レース後の騎手・調教師のコメント

マデイラ(2着)

 「大分、真面目に走るようになってきましたね。一旦は抜け出す形だったんですが、今日は相手にうまく乗られてしまいました。でも、今は馬に走る気があるし、安定して力を発揮できるようになっていますよ。」(大野拓弥騎手・競馬ブック)

 「だいぶ真面目に走るようになりました。今日は勝った馬にうまく乗られてしまいました」(大野拓弥騎手・ラジオNIKKEI)

 「真面目に走れるようになったし、いったんは抜け出したんですけどね。勝ち馬にうまく乗られてしまいました。今は馬に走る気があるし、すぐにチャンスはくるでしょう」(大野拓弥騎手・デイリー馬三郎)


 「う〜ん。うまくいったと思ったんですけどね。いつになく前向きさを見せていて、でも、変に力みすぎるわけでもなく、いいリズムで走れていたんです。稽古の動きも良くなってきているようで精神状態が良くなってきているんだと思います。前に見えていた人気のディーエスタイドを交わせた時点で勝ったと思ったのですが、ゴール板ピッタリのところで勝ち馬に交わされてしまいました。あそこまで行ったら勝たせてあげたかったです。申し訳ありません」(大野拓弥騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「勝ったと思ったんだけどな〜。悔しい。上手く運んでくれたと思うし、結果が一番なら完璧でしたね。まさかあの内が開く形で勝ち馬が来ると思ってなかったけど、マデイラ自身は頑張ってくれています。大野との波長もあうようだし、この条件もいいのでしょうね。今日は福島に臨場しているのでまずはしっかりと状態を確認してからになるけど、次こそはの気持ちです」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

マデイラ(2着)

 「チークピーシズ。リングハミ。中団の外目を折り合いをつけて追走。4角手前から外目を進出し、直線を向いて前の2頭に並びかけ、ゴール手前で交わした直後に内から勝ち馬に交わされてしまった。最後は勝ち馬の決め手に屈したが、自分から動いて前を捉えに行く強い競馬。もう本物。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金は400万円。今の3歳未勝利戦の優勝賞金が460万円ですから、それに匹敵するくらいの大きな金額です。

 付加賞が9.8万円。マデイラとしては初の付加賞獲得です。そして特別出走手当が385000円。合計4483000円。1口で割りますと7500円程度にはなるのではないでしょうか。いやはや、賞金の高い特別戦ですし、とにかく美味しいですね。こんなのが12頭立てなんですから。

 もし勝っちゃうと、上の1000万クラスでは厳しいかも知れませんし、賞金の高い500万特別で2、3着と稼ぐのは悪くはありません。未勝利馬なら勝たないと意味がありませんが、マデイラは1つ勝っている馬ですからね。

 ただ、今年の北海道の芝の中距離路線は愛馬フロアクラフトにグランデアモーレと同じ路線の馬が多く、また、ルクソールさんのレッドヴィーヴォや阪神JF3着の素質馬レッドセシリアなどもここで復帰予定です。これからメンバーの層が厚くなりそうで、どこまで稼げるかはわかりません。しかし、そういった馬達との対戦も楽しみですね。

●今後の展望

 今回のレースは7着馬でも勝ち馬から0.2秒差と僅差で、まだまだ勝負付けが済んだとは言い切れないですが、それでも外から前を捉えに行く王道の競馬で、着差以上にマデイラは強かったと思います。

 今後も北海道には500万クラスの芝2000mの特別戦がたくさん組まれています。似た様なメンバーでの再戦になったりもするかも知れませんが、このメンバーなら実力は上位ですし、受けて立つつもりで頑張りたいですね。

 1000万クラスでは太刀打ちできるかわかりませんが、次に1勝を挙げるとすれば北海道がもっとも有力ですから、本州に戻って来るまでには1つ勝ちたいですね。

●最後に

 2010年産のキャロ愛馬は豪州産のリバイヴエンブレム以外の4頭は勝ち上がり船出は最高でしたが、2勝目を挙げたプリュム以外は500万クラスで低迷。フランベルジェもハルシュタットも難しいところを見せ未勝利の時よりも走らなくなっています。

 このマデイラも走るのをやめちゃう症候群を発し、一時はお終いかと思われましたが、相性の良い北海道で、たまたま芝の中距離に転じて復活。低迷していた馬だけにこの復活は本当に嬉しいですね。これがあるから競馬はやめられませんし、とにかく1つ勝って開花の時期を待ちたいと思うものです。4歳と言えばほとんどの馬のもっとも充実期に当たる年齢で、ここでダメなら引退も考えて行かなければなりませんが、マデイラのこの走りならこのあとまた低迷しても、来年5歳にもまた北海道でひと花咲かせたいと思えます。

 ここまで粘り強く、諦めずにやっていただいた荒川義之先生をはじめとする陣営には本当に感謝です。そして、相性抜群の大野拓弥騎手(私とも、キャロットクラブとも相性抜群)に巡り合えたことも大きいですね。彼なら騎乗依頼をしやすいですし、これからも長くコンビでやっていけそうです。

 いつまた走るのをやめちゃう症候群を発症するかわかりませんが、今、この充実している時に少しでも稼ぎたいですね。低迷期も毎走楽しみなマデイラでしたが、これからは勝ち負けを意識できる激アツ1軍馬です。今から次走が楽しみで仕方ありません。やはり偶然ですが、大野拓弥騎手に巡り合えたことも大きいし、私は何よりもミルコ・デムーロを確保し、彼がやる気を引き出してくれたと思っています。友駿ホースクラブの運のない愛馬エスペランサシチーやデスティニーシチーとは雲泥の差です(それらの詳細は各特集にて)。もちろん、キャロットクラブの馬の方が400分の1で賞金も高いですし私の本線であることは間違いありません。その本線の馬がこうやって上手く流れに乗って復活してくれたわけですから、満足ですねぇ。

 頑張れマデイラ、次も熱い走りを見せてくれ!!いつまでも応援しているぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2013年7月1日立ち上げ 7月4日、6日、8日加筆

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マデイラの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2013年 6月22日 第13戦 500万下 函館芝2000m (3着/5番人気)

2013年 6月15日 第12戦 木古内特別 500万下 ダ1700m (9着/12番人気)

2013年 4月20日 第11戦 500万下 京都ダ1800m (7着/9番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2013年 4月 7日 第10戦 500万下 福島芝1200m (12着/7番人気)

2012年11月 8日 第9戦 JRA指定交流 門別ダ1200m (4着2番人気

2012年 7月 8日 第8戦 500万下 函館芝1200m (10着/7番人気)

2012年 6月23日 第7戦 500万下 函館芝1200m (7着/2番人気

2012年 6月10日 第6戦 500万下 函館芝1200m (5着/6番人気)

2012年 3月17日 第5戦 3歳500万下 阪神芝1400m (11着/10番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 2月18日 第4戦 こぶし賞 3歳500万下 京都芝1600m (12着/6番人気)

2012年 2月 5日 第3戦 第52回 きさらぎ賞 GV 京都芝1800m (12着/12番人気) 写真多数掲載

2011年11月19日 第2戦 第16回 東京スポーツ杯2歳ステークス GV 東京芝1800m (8着/8番人気) ルクソール様撮影 現地写真掲載

2011年10月30日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (1着/8番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート