マデイラ(マチカネエンジイロの09) 第32戦


キャロ愛馬第13号は第1.5次募集で購入。

父クロフネと母父サンデーサイレンスの組み合わせは2歳GTを制したフサイチリシャールなど成功例が多く期待。

母は3勝馬だが、藤沢和雄厩舎に預託されるなど馬主の期待の大きかった馬。その母の繁殖黄金期である8歳の時の仔とくれば期待は高まるばかり。・・・と書いていたら、弟のゴットフリートは新馬戦と500万特別を快勝し、重賞でも2着と完全にオープン馬。やはり母は高性能。

しかし、マデイラはデビュー戦は快勝もそこから気難しい面を見せるようになり大敗続き。道中は掛かったり、内にササッてまともに追えなかったり、走るのをやめてしまったりとこれは大変重症。

しばらくいいところがなかったが、2013年4月にミルコ・デムーロ騎手が騎乗すると最後まで気を抜かせずに走らせてくださり、そこから復活!!得意の夏の北海道では気難しい馬を動かす力に長けている大野拓弥騎手を鞍上に芝の2000mに出走してみたら3着と新馬戦以来の馬券圏内確保!!そして特別戦2着、平場2着ともうこれは本物。

北海道で計6戦走るも結局9、3、2、2、8、7着と優勝には届かず。しかし、獲得賞金はそれまでの772万円から1642万円と飛躍的にアップ。

そして、本州に戻って来て叩き2走目で超一流のクリストフ・ルメール騎手が空いているレースにルメール騎手で出走。抜群の騎乗で1度使われて息も持ち、優勝!!実に新馬戦以来18戦ぶりの美酒。

そこからなんとなんと3戦で1000万クラスを卒業し、連勝で準オープンも突破しついに夢のオープン入り!!4勝すべてが京都競馬場と京都巧者。

しかしオープンでは完全に力負け。小倉記念の8着が最高で軽ハンデも見せ場なし状態が1年以上続いた。その間収得賞金の加算はなく、ついに前回の七夕賞では出走確定賞金順位も同率の16番手で、レースに出ること自体も難しくなってきた。

いつ引退宣言が出されてもおかしくない中、なんとか出走できた七夕賞で16番人気の最低評価ながら3着と激走!!収得賞金こそ加算できなかったが、アワヤ2着の内容で、走破時計も抜群に速く勝ち馬との差も僅か0秒3だった。競馬ブックのスピード指数も91.8とこれまでの80前後から飛躍的に上昇。数字だけなら重賞の勝ち負け水準。

まだフロックか実力かはなんとも言えないが、この1走で引退が延びたことは確実で本当に嬉しい。


レース後、在厩で調整され、中1週の強行軍にはなるが、もう1度激走を見せた福島で出走予定。

確かに、今のマデイラの収得賞金では去年と違いサマー2000シリーズへの出走は難しいだろう。好走したコースでもう1度試すのは正論。


7月26日 福島11R 福島テレビオープン 3歳上オープン 芝1800m 国際 別定に出走!!

フルゲート16頭のところに特別登録完了馬は14頭で出走は確定。水曜日の想定段階では12頭。結局想定通りの12頭で確定。

ヴィクトリアマイル18番人気3着激走のミナレットと超穴馬対決!!

鞍上は前走3着の立役者・大野拓弥騎手確保で今回も楽しみ。


今回も上位で結果を出せるようなら本物だが、前走は斤量、展開、位置取りなど全てが上手く行き、ロスのない競馬をしてのもの。

あれ以上は期待しづらい。


8着/6番人気。

スタート直後に躓いて後方から。この時点で終わった感があったが、直線ではメンバー最速の上がりで差を詰め出走奨励金圏内を確保。

勝ち馬からも0秒5しか離されておらず、56キロの斤量を考えても思ったよりもやれている。やはり福島コースと大野拓弥騎手の手は合うよう。以前と違い最後までしっかりと走り切っている。

この走りならハンデ戦などなら、勝ち負け出来る時がくるのではないかと期待させる。


レース回顧と時計の分析、レース後の大野拓弥騎手のコメントを掲載。

(2015年9月15日完結)

2015年7月17日立ち上げ

●前走後、在厩で調整され、次走は中1週の強行軍にはなるが、もう1度激走を見せた福島で出走予定

 オープンに上がってから完全に力負けを露呈していた我らが愛馬マデイラ。しかし、そもそも500万クラスで長いこと勝ち上がれず、準オープンを勝ったこと自体が奇跡なくらいの存在でした。その準オープンを勝った時の賞金が有効で走れる時に重賞を走りまくっていましたが、最高で小倉記念のハンデに恵まれて8着でした。

 オープンでは見せ場なし状態が1年以上続き、当然その間収得賞金の加算はなく、ついに前回の七夕賞では出走確定賞金順位も同率の16番手で、レースに出ること自体も難しくなってきました。

 そんな、いつ引退宣言が出されてもおかしくない中、なんとか出走できた前走の七夕賞で16番人気の最低評価ながら3着と激走!!収得賞金こそ加算できませんでしたが、アワヤ2着の内容で、走破時計も抜群に速く勝ち馬との差も僅か0秒3と素晴らしい内容でした。競馬ブックのスピード指数も91.8とこれまでの80前後から飛躍的に上昇。数字だけなら重賞の勝ち負け水準です。

 まだ前走がフロックか実力かはなんとも言えませんが、この1走で引退が延びたことは確実でこれは本当に嬉しいですね。


 レース後、在厩で調整され、中1週の強行軍にはなるものの、もう1度激走を見せた福島で出走予定です。

 次走は7月26日 福島11R 福島テレビオープン 3歳上オープン 芝1800m 国際 別定に出走予定。

 確かに、今のマデイラの収得賞金では去年と違いサマー2000シリーズへの出走は難しいでしょうし、好走したコースでもう1度試すのは正論ですね。

 今回も上位で結果を出せるようなら本物ですが、前走は斤量、展開、位置取りなど全てが上手く行き、ロスのない競馬をしてのものです。あれ以上は期待しづらいですね。

 以下は7月15日に更新されましたクラブ公式HPマデイラの近況報告です。

「状態は良かったのですが、最近の成績が成績ですし、半信半疑ではあったんです。レースではいい意味でこちらの期待を裏切ってくれましたね(笑)。これまではスタートが遅くて行き脚が付かず、ややチグハグなレースになることが多かったのですが、今回はすんなりとスタートを切ることができ、前目の位置でスムーズに流れに乗ることができました。52キロのハンデもありましたし、調教をCWコースでビッシリとやったことも馬にとっては良かったのでしょう。レースが終わっても馬はとにかく元気ですし、調教師からはこの後も特に問題がなければこのまま中1週で福島の番組を使う予定だと聞いているので、そのつもりで進めていきたいと思います」(佐藤助手)26日の福島競馬(福島テレビOP・芝1800m)を目標にしています。

 ということで、私がレース前に評価したウッドチップで一杯に追い切れて、かつ動きが良かったというところを陣営も激走の1つの要因と捉えられているようですね。次は中1週で遠征続きですから、そこまでビッシリと追えないかも知れませんが、しばらくこの調整で試して欲しいですね。

●前走の3着で一躍有名に

以下は「神競馬マガジン」の7月16日の記事です。

【函館記念 2015】七夕賞の再現なるか!!第2のマデイラは? 
今年も荒れる重賞ですっかり有名になった函館記念が2015年7月19日に行われる。先ず荒れる要因はなにか?まず一つはハンデ戦と言う事。函館記念のハンデはハンデキャッパーの絶妙なハンデが炸裂する。基本的にハンデキャッパーは最後の直線で全頭横一線になるようにハンデをつけるが、実際にはそんな事は絶対にない。それに近い事は確かにたまにではあるが、レースによってはある。
今年も勢力分布図は巴賞組対別路線組。これは例年通りの勢力分布図。ここだけみても面白くはない。確かに馬券検討をする上で一番重要な要素ではあるのだが、やはり高配当馬券を獲りたい。そこで皆さんが探すのは穴馬。先週の七夕賞で一般競馬ファンがほぼノーマークだったシンガリ人気マデイラが3着に粘り込み3連単100万馬券の大波乱決着に終わった余韻はまだ残っている。
ここで一般競馬ファンは第二のマデイラを探す。これはヴィクトリアマイルでやはりシンガリ人気のミナレットが逃げねり3着に入線した事によって2000万馬券が飛び出したのは記憶に新しい。100円が2000万円である。この馬券を的中した人の中には失神寸前の方もいた事だろう。それ位インパクト十分の配当だった。ミナレットには前科があった。ヴィクトリアマイルがJRA3連単最高配当になったが、それまでの最高配当にミナレットは絡んでいた。つまりJRAの3連単の最高配当1位・2位にいずれもミナレットの名前が残っている。
さあここからが問題だ。函館記念でミナレットやマデイラクラスのニトログルセリンクラスの爆発力を持った穴馬の激走があるのかどうか?枠順にもよるが内枠を引けば間違いなくハナを主張するのは、マイネルミラノ。マイネルミラノは上位人気確実。マイネルミラノが逃げ切っても良いが、問題は2着・3着馬。1番良いのは漁夫の利レース。マイネルミラノの逃げは間違いなくスローペース。マデイラの様な超人気薄の先行馬のなだれ込みが考えられる。
よく考えてもらえばわかるが、大波乱決着に終わるレースの爆弾馬の激走は逃げか先行が圧倒的に多い。そうなると函館記念では人気薄の逃げ。先行馬はノーマークには出来なくなる。
何も函館記念が荒れるレースと決まった訳ではない実力馬が、本来の力を出せば、人気通りの決着に終わる可能性だってある。しかし、そこは荒れる重賞函館記念。鉄は熱い打ちに打て。七夕賞のマデイラの激走の余韻が残っている内に穴馬を狙い打ってしまうのが1番。
ヴィクトリアマイル2000万円。七夕賞100万円。函館記念は3連単配当は果たして幾らになるのか?第二のミナレット・マデイラは現れるのか?
 ということで、なんだか、我らが愛馬マデイラは高配の使者として”プチ有名”になってしまいました(笑)。

続いて「フランケルJr.の競馬予想」から七夕賞の回顧記事です。

予想は外れ。マデイラは買えません。
これは事故みたいなものなので、しゃあないっすね。
1着△グランデッツァ
思ったよりも若干下げたポジション取りから、直線で抜け出しました。
会心のレースではありましたが、もともと皐月賞で1番人気を背負うほどの馬。
夏休み返上で重賞勝って喜んでいるレベルではないので、
秋について見渡すと、、、
今日のレースでは天皇賞秋では左回りもあって用無し。
狙いは昨年同様マイルCSでしょう。
重賞では基本的に紐に加えるのみで良さそうですが、
サマー2000シリーズを取りに来るなら話は別です。
秋のG1狙いか?サマー2000狙いか?次走で見極めましょう。 
2着○ステラウィンド
予定通りのレース内容と結果でした。
先行していい粘り腰を見せるタイプで、イメージ通りのレース運び。
重賞で勝ち切れないのが実力ですが、
2000-2400くらいのローカル重賞なら今後も安定して馬券に絡むと見ます。
3着マデイラ
ここは買えません。どうやっても買えません。
大野騎手の思い切った先行策が吉と出た、ということでしょう。
 凄い言われようですが、所持者としても否定は出来ませんね。

これ以降は2015年7月21日に作成

●気になる特別登録表(7月26日 福島11R 福島テレビオープン 3歳上オープン)

特別登録表 7月26日 福島11R 福島テレビオープン 3歳上オープン 芝1800m 国際 別定

第1回登録完了馬 全14頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アルマディヴァン 石川裕紀人 54.0  6/28 パラOP 東京芝1400 15
アロマカフェ 内田博幸 56.0  5/23 モンOP 東京芝1800 11 12 14
インパルスヒーロー 田中勝春 56.0  6/28 パラOP 東京芝1400 16
サクラアルディート 57.0  5/31 障害未 京都障2910 10
ダイヤモンドダンス 笹川翼 56.0  6/25 地方 大井ダ
ドリームバスケット 佐藤友則 57.0  5/15 地方 笠松ダ
ナリタスーパーワン 56.0  6/21 米子OP 阪神芝1600
バッドボーイ 田辺裕信 56.0  1/04 中山GV 中山芝2000 16 12 12
ヒストリカル 戸崎圭太 57.0  4/26 マイGU 京都芝1600 12 10 16
フィロパトール 石橋脩 54.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 15 12 14 12
マコトブリジャール 柴田大知 54.0  2/22 小倉GV 小倉芝1800 12
マックスドリーム 蛯名正義 56.0  6/21 米子OP 阪神芝1600 10 11 11
マデイラ 大野拓弥 56.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 16 10 11
ミナレット 江田照男 54.0  6/28 パラOP 東京芝1400 11

フルゲート16頭のところに14頭が特別登録されています。この時点でマデイラの出走は確実です。賞金に苦しむマデイラですから、これは有り難いですね。

しかもこの内、ダイヤモンドダンスとドリームバスケットは地方所属馬で、地方でもそんなに大した戦績ではありません。全体的に相手が軽く、マデイラ自身も前走よりも負担斤量が4キロも増えますから大きなことは言えませんが、また上位を目指せるのではないでしょうか。

鞍上は前走激走3着の立役者・大野拓弥騎手続投で楽しみですね。同じく今年のヴィクトリアマイルで18番人気で3着と激走し、3連単2000万円馬券を演出したミナレットが出走予定で、マデイラとの”超穴馬”対決が実現しそうです。そのミナレットの鞍上は、この日の9Rで愛馬デスティニーシチーの手綱を取っていただく江田照男騎手です。そのデスティニーシチーも前走13番人気の3着だったんですよね。”穴男たちによる穴馬対決”に注目ですね。

これ以降は2015年7月22日に作成

●追い切り情報(7月22日作成)

前走前 7月8日 栗東CW 不良馬場 一杯に追う

助手
6F 80.9
5F 66.7
4F 52.9
3F 39.3
1F 12.9[8]



7月15日 栗東プール 4周


7月22日 栗東CW 良馬場 直線強め余力

助手
6F 84.9
5F 68.7
4F 53.8
3F 39.5
1F 12.7[6]
 7月22日、前走がウッドチップで追い切って好成績だったので、同様にウッドチップで追い切られましたが、前走前よりも全体の時計が4秒も遅くなっています。しかも馬場の6分どころを通ってのものです。
 うーーーん、1度使われたものの、前走以上とは思えないですね。それでも中1週の福島までの輸送ということを考えると、これだけしっかりと追えていることは調子がいいと言うことですよね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。動き自体は前走よりも落ちるものの中1週で長めをしっかりと追い切られている点は評価できます。
 競馬ブックでは”馬体の張りひと息”、デイリー馬三郎では”一歩前進B”と評価は割れます。更にデイリー馬三郎ではプチ特集が出ていました。
 七夕賞で3着に好走したマデイラは、栗東CWを単走で6F84秒7−40秒0−12秒7。しまい重点に脚を伸ばし、上々の時計をマークした。西山助手は「中1週なので、直線の反応を確かめる程度。パワーの要るCWではどうしても右にもたれるけど、動き自体は悪くなかった」と内容に及第点。前回同様に「いい馬場状態で走らせたい」と好天を願っていた。
 と良い感じのようなニュアンスです。しかし、会員向けには次の通りです。
 以下は同日(7月22日)更新されましたクラブ公式マデイラの近況報告です。
「今朝はCWコースで追い切りました。中1週での競馬になりますし、あまりビシビシやりすぎるよりはと思い、直線でサッと仕掛ける程度に乗ったのですが、苦しかったのか最後はモタれ気味になってしまいました。馬場も少し重たかったとはいえ、もう少し動けるかなと思ったのですが…。ただ、時計的にはまずまずでしたし、決して悲観するようなものではありません。相変わらずカイバ食いも良く元気いっぱいなので、いつもどおり気持ちの問題ひとつでしょう。気性的にアテにならないタイプではありますが、前走のようにスムーズな競馬が出来ればチャンスは十分あるはず。あとは週末のお天気が下り坂なので、できるだけ良い馬場で走らせてあげたいですね」(西山助手)26日の福島競馬(福島テレビOP・芝1800m)に大野騎手で出走を予定しています。
 マデイラを一番理解してくれている西山助手を持ってしても動きはイマイチのようです。激走した前走は私も西山助手もデキは素晴らしいと思っていましたからねぇ。うーーーん。

●気になる出馬想定表(7月26日 福島11R 福島テレビオープン 3歳上オープン)

出馬想定表 7月26日 福島11R 福島テレビオープン 3歳上オープン 芝1800m 国際 別定 フルゲート16頭 想定数12頭
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アロマカフェ 内田博幸 56.0  5/23 モンOP 東京芝1800 11 12 14
インパルスヒーロー 田中勝春 56.0  6/28 パラOP 東京芝1400 16
サクラアルディート 北村宏司 57.0  5/31 障害未 京都障2910 10
ダイヤモンドダンス 笹川翼 56.0  6/25 地方 大井ダ1600
ドリームバスケット 佐藤友則 57.0  5/15 地方 笠松ダ1400
バッドボーイ 田辺裕信 56.0  1/04 中山GV 中山芝2000 16 12 12
ヒストリカル 戸崎圭太 57.0  4/26 マイGU 京都芝1600 12 10 16
フィロパトール 石橋脩 54.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 15 12 14 12
マコトブリジャール 柴田大知 54.0  2/22 小倉GV 小倉芝1800 12
マックスドリーム 蛯名正義 56.0  6/21 米子OP 阪神芝1600 10 11 11
マデイラ 大野拓弥 56.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 16 10 11
ミナレット 江田照男 54.0  6/28 パラOP 東京芝1400 11

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在12頭出馬想定されています。

これ以降は2015年7月23日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 7月26日 福島11R 福島テレビオープン 3歳上オープン 芝1800m 国際 別定 出走数12頭
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アロマカフェ 内田博幸 56.0  5/23 モンOP 東京芝1800 11 12 14
インパルスヒーロー 田中勝春 56.0  6/28 パラOP 東京芝1400 16
サクラアルディート 北村宏司 57.0  5/31 障害未 京都障2910 10
ダイヤモンドダンス 笹川翼 56.0  6/25 地方 大井ダ1600
ドリームバスケット 佐藤友則 57.0  5/15 地方 笠松ダ1400
バッドボーイ 田辺裕信 56.0  1/04 中山GV 中山芝2000 16 12 12
ヒストリカル 戸崎圭太 57.0  4/26 マイGU 京都芝1600 12 10 16
フィロパトール 石橋脩 54.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 15 12 14 12
マコトブリジャール 柴田大知 54.0  2/22 小倉GV 小倉芝1800 12
マックスドリーム 蛯名正義 56.0  6/21 米子OP 阪神芝1600 10 11 11
マデイラ 大野拓弥 56.0  7/12 七夕GV 福島芝2000 16 10 11
ミナレット 江田照男 54.0  6/28 パラOP 東京芝1400 11

表中 騎手の太字は乗り替わり

想定表と全く同じでした。

●福島芝1800mコース解説

 フルゲートはAコースとBコースで16頭、Cコースは14頭。スタート地点は正面スタンド前より少し右。最初の1コーナーまでの距離は約300m。他場のローカル芝1800m同様にスタート後の2ハロン目までの流れが、レース展開を大きく左右する。前半普通に流れれば前が残り、速くなれば差し馬が台頭。基本的には前者の流れになることの方が多く、逃げ・先行馬が有利だ。中でも内の好位で脚をジッと溜めて、最後の直線に入って抜けてくるのがベスト。どんな流れになっても勝負どころではマクる馬が多数出てくるので、そこに巻き込まれると外に振られて不利になる。
 コース形態上、中山芝1800mとも関連性が高いのも特徴。
有利な枠順 中枠以外
有利な脚質 逃げ、先行
ポイント 展開
種牡馬ベスト ディープインパクト、サクラバクシンオー、ゼンノロブロイ
連対騎手ベスト 内田博幸、吉田隼人、蛯名正義、北村宏司、菱田裕二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬
2歳未勝利 1分51秒8 1分54秒8
3歳未出走 1分51秒5 1分53秒5
3歳未勝利 1分50秒6 1分51秒6 1分52秒5 1分53秒4
3歳500万 1分48秒8 1分49秒1 1分50秒9
古馬500万 1分49秒1 1分50秒5 1分51秒3 1分55秒2
古馬1000万 1分48秒0 1分49秒3
古馬1600万 1分49秒5 1分51秒4
古馬オープン 1分48秒2 1分50秒4 1分50秒3

●騎手は大野拓弥騎手 ほっさん評価「C」

 今回もマデイラの鞍上は前走七夕賞で16番人気のマデイラを絶妙な騎乗で3着まで押し上げた大野拓弥騎手です。

 「大野拓弥騎手は難しい馬を動かす技術に長けており、また馬を押さえ込むこともできます。気難しいマデイラには最適の騎手と思います。追えるジョッキーで。難しい馬をある程度乗りこなしてくれるので期待が持てます。」と前走前に書きましたが、前走はまさにその通り乗り難しいマデイラを見事に乗りこなしました。マデイラとは今回で7度目のコンビ。マデイラにとって最も信頼できる騎手と言って良いでしょう。


 私ほっさん愛馬では2012年11月18日に愛馬プリュムを見事に優勝に導き、2勝目を挙げてくれました(4番人気)。また、それ以外の愛馬ではマデイラ同様気難しくて低迷していたフランベルジェを抜群の騎乗で6着に持って来てくださいましたし、エクストラシチーにも2度騎乗していただきましたが、2度とも人気よりも上の着に持って来てくださいました。中央場所では影が薄いものの、ローカルなら期待の大きい騎手です。良い走りを期待したいですね。


 2015年7月23日現在、中央通算297勝、勝率4.6パーセント、連対率10.3パーセント。重賞は7勝。内2度は2012年度サマーチャンピオンに輝いたキャロットクラブのトランスワープでのもの。GTは2014年スプリンターズステークスをスノードラゴンで勝ち1勝。


 昨年(2014年)は中央40勝、勝率5.6パーセント、連対率11.6パーセントにGTを含む重賞2勝と通算成績を大きく上回った。本年(2015年)はここまで14勝、勝率3.5パーセント、連対率8.6パーセントと出脚に躓いたが徐々に回復している。



 大野 拓弥(おおの たくや)は1986年9月8日生まれの28歳。日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンターに所属している11年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。現在はフリー。


 小学校6年生のときに乗馬クラブに行き、乗馬を始めたことがきっかけで騎手を目指す。

 2002年21期生として競馬学校に入学。同期には小島太一、鮫島良太、塚田祥雄らがいる。目標とする騎手は横山典弘騎手。また、騎手のなかでは、比較的珍しい左利きである。ペンも箸も左手で持つ。

 2005年に杉浦宏昭厩舎所属でデビュー。初騎乗は3月5日、中京第1競走でナンヨージルバに騎乗したが、スタート直後に馬が躓いて落馬し競走中止。3月13日に中山第4競走のフレンチクルーラーで初勝利。この年は11勝を挙げ、民放競馬記者クラブ賞を受賞した。

 2006年は31勝と勝ち星を伸ばす。4月23日、フローラステークスでミルキーウェイに騎乗し、重賞初騎乗(18番人気で6着)。この年の新潟2歳S(騎乗馬マイネルーチェ)では鼻づらを合わせて入線して重賞初勝利を決めたかと思われたが、写真判定でハナだけ負けていた(勝ち馬は安藤勝己のゴールドアグリ)。

 2007年は28勝。5月20日、優駿牝馬でマイネルーチェに騎乗し、GT初騎乗(15番人気で6着)。

 2008年7月16日、フリーに転身した。この年は23勝。

 2009年3月に通算100勝を達成。この年は17勝。

 2010年5月8日、新潟競馬3歳未勝利 マシアに騎乗し、単勝33150円、3連単6711890円の新潟競馬史上最高払戻金となる。この年14勝。

 2011年1月23日、小倉競馬2歳未勝利 ゴールドロジャーに騎乗し、デビューから7年連続・JRA現役騎手最多となる9回目の単勝万馬券を記録する。そのことで単勝万馬券男として週刊Gallop 7月10日号で「7年連続で単勝万馬券を出してる男、知ってる?」という表題で取り上げられる。(9回の単勝万馬券はJRA現役騎手最多、7年連続は新記録)人気薄の馬を馬券に絡めるので「穴男」「穴の大野」として知られ、特に福島競馬場や中京競馬場、小倉競馬場の小回りを得意とする。

 2011年12月10日、第47回中日新聞杯(小倉競馬場)で11番人気のコスモファントムに騎乗、1着となり初の重賞競走勝利を挙げた。

 2012年9月2日、第48回新潟記念(新潟競馬場)で7番人気のトランスワープで優勝し同馬での重賞競走2勝目。この函館記念、新潟記念の2勝でトランスワープを2012サマー2000シリーズのチャンピオンに引き上げた。10月27日の新潟競馬第1Rでウインバーディが1着となり、4450戦目でJRA通算200勝を達成。

 2012年12月26日、日刊スポーツ新聞社制定、日本中央競馬会協賛の「中央競馬騎手年間ホープ賞」を受賞する。受賞理由は「トランスワープで重賞2勝をあげ、2012サマー2000シリーズチャンピオンに導いたこと、自身最多となる48勝を挙げトップジョッキーの仲間入りとなったこと、今年更なる飛躍が期待できること」などがあげられている。

 2014年10月5日、第48回スプリンターズステークスを13番人気のスノードラゴンで優勝。GT10回目の挑戦で初勝利を挙げた。

「2011年1月23日、小倉2Rで単勝10460円(13番人気)のゴールドロジャーに騎乗して差し切り勝ちを決めた。デビューから毎年続いていた単勝万馬券での勝利を継続させた。連続7年で総数は9回にもなる。2010年の単勝万馬券は33150円だった。最強の穴メーカーと言って差し支えないだろう。結果を出そうという強い意欲が伝わってくる騎乗ぶり。先行する場合は積極的に出し、差す場合は決め撃ち的なイン狙いが多く見られる。道中で持って行かれるケースがあるが、基本的に騎乗馬と呼吸を合わせるのはヘタではない。人気馬に乗る機会は多くない。活躍の場は裏開催に限られ、新潟、福島、小倉で結果か出ている。騎乗馬に何かしら買える要素があったら、積極的に狙っていくことをすすめたい。キッカケさえつかめば飛躍する可能性がある。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手・2011年上半期)

 ほっさん愛馬での成績(10戦1勝)

 2010年 3月28日 エクストラシチー 500万下         中京ダ1000m 9着/10番人気
 2010年 5月23日 エクストラシチー 500万下         新潟ダ1200m 8着/12番人気
 2012年10月13日 フランベルジェ  500万下         新潟ダ1200m 6着/7番人気
 2012年11月18日 プリュム      500万下         福島ダ1700m 1着/4番人気
 2013年 6月15日 マデイラ      木古内特別 500万下 函館ダ1700m 9着/12番人気
 2013年 6月22日 マデイラ      500万下         函館芝2000m 3着/5番人気
 2013年 7月 7日 マデイラ      臥牛山特別 500万下 函館芝2000m 2着/8番人気
 2013年 7月21日 マデイラ      500万下         函館芝1800m 2着/4番人気
 2014年 7月13日 マデイラ      第50回 七夕賞 GV 福島芝2000m 13着/11番人気
 2015年 7月12日 マデイラ      第51回 七夕賞 GV 福島芝2000m  3着/16番人気


2014年7月13日 福島11R 第50回 七夕賞 GVでマデイラに騎乗する大野拓弥騎手(11番人気/13着)。

これ以降は2015年7月25日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ミナレットのVマイルは前半1000メートル通過56秒9。先行有利の高速決着だった点を考慮しても、このペースで逃げて3着は立派。手薄なオープン特別で単騎逃げが叶う組み合わせ。福島芝1800メートル1分46秒2の持ち時計もあり、中心に推せる。アロマカフェは昨年の2着馬。前走で自身の持ちタイムを短縮して1分45秒4で走破したように、8歳だが、活力はまだ十分。ヒストリカルの4勝中3勝は芝1800メートルだが、毎日杯優勝を含みすべて阪神の外回り。コーナー4つの芝1800メートルでは不安も先立つ。単穴。ところで、[地]ミツアキサイレンスは04年2着、[地]タマルファイターは99年(当時は吾妻小富士オープン)優勝。いずれも単勝オッズ100倍台での激走。[地]ダイヤモンドダンスは昨年8着だが、3番手で引っ掛かって失速したもの。超大穴なら、[地]のこの馬。」


短評は「波乱含み」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
マコトブリジャール △△
アロマカフェ
インパルスヒーロー
ヒストリカル
ダイヤモンドダンス △△
ミナレット
フィロパトール △△
サクラアルディート
バッドボーイ △△
ドリームバスケット
マデイラ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ミナレット 3.6
ヒストリカル 3.8
アロマカフェ 5.8
インパルスヒーロー 6.6
マデイラ 10.1
マコトブリジャール 10.3
バッドボーイ 11.9
フィロパトール 14.9
マックスドリーム 17.4
以下20倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マデイラ 92 74 82 92
ミナレット 92 91 92 90
ヒストリカル 93 91 86 85
アロマカフェ 92 85 76 89
インパルスヒーロー 92 90 89 71
マコトブリジャール 91 87 91 87


デイリー馬三郎

本紙の見解

「半兄には8歳でGT連勝を成し遂げたカンパニー。◎ヒストリカル自身、3歳時に毎日杯を制してクラシックに駒を進めているだけに、その後の成長力に物足りなさは残るが、決して枯れたとは思えないケイコでの迫力。実際、3走前の大阪城Sではロングスパートから後続を寄せつけない強い勝ち方をしている。かみ合えば、まだまだ重賞制覇を目指すことが可能だ。得意の1800m戦で今回の組み合わせなら格の違いを見せる。
 ○マックスドリームは◎のロングスパートに便乗した追い上げが可能になる。福島はオープン特別A着、重賞C着と走りやすい舞台。一変を。
 昨年A着の▲アロマカフェ。当時よりも臨戦過程では劣るが、状態は決して悪くない。得意の舞台で変わる。〈加藤〉」

◎ ヒストリカル
○ マックスドリーム
▲ アロマカフェ
× インパルスヒーロー
☆ マコトブリジャール
△ ミナレット
△ マデイラ




マデイラは全13記者中 ▲(3番手評価) 2記者、×(4番手評価) 2記者、☆(5番手評価) 3記者、△(6番手以下評価) 4記者、無印 2記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

マデイラ(3着)

 「休み明けでしたが、状態は良さそうでした。今日はスタートから進んでいってくれましたし、うまく立ち回ることもできました。斤量が軽かったとはいえ、この時計でよく走ってくれました。」(大野拓弥騎手・競馬ブック)

 「状態がよさそうだと感じました。スタートから進んでいってくれて、うまく立ち回ることができました」(大野拓弥騎手・ラジオNIKKEI)

 「馬の状態が良かった。その分、スタートから進んで行ってくれて、うまく立ち回れました」(大野拓弥騎手・デイリー馬三郎)

 「今日は跨がった感じからもとにかく状態が良さそうでしたし、以前騎乗させてもらったときと比べても成長しているのがよく分かりました。近走の成績からもどれくらいやれるのだろうと内心楽しみにしていたのですが、勝ち切れなかったものの、いい走りをしてくれましたね。道中も上手く運ぶことができましたし、今日はよく最後まで頑張ってくれました。今日のレースのように気持ちを大切にしながら乗るのがこの馬には合いそうですし、またチャンスがあれば騎乗したいですね」(大野拓弥騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「自分のペースで走れればしぶとい馬ですし、流れが向いてくれればと思っていましたが、うまく前が引っ張ってくれてかからずに進められたのが良かったですね。敗れたとはいえ、状態の良さを活かせるレースができたのは良かったです。できればサマー2000シリーズに行きたいところですが、賞金的に希望どおり出走するのは難しそう。馬の状態を見て、問題なければ福島のオープン特別かなと思っています」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「チークピーシズ。仕上がる。好位のインを確保し、道中はソツのない立ち回り。直前はトウケイヘイローを交わして、アワヤ2着のシーン。52キロのハンデも好走の要因だが、重賞でこれだけ走れば、内容は評価できる。」(競馬ブック)

 最低人気マデイラ3着で100万馬券/最低人気のマデイラが3連単100万円を演出した。好スタートを決めて3、4番手で流れに乗ると、4角からは早めに動いて3着確保。大野騎手は「状態は良さそうだったし、スタートから進んでいってくれた。この時計で走れれば」と振り返った。(日刊スポーツ)

●各陣営のコメント

マデイラ

 「ワンペースなところがあるからね。今回もスタートを決めて先行できれば。」(佐藤助手・デイリー馬三郎)

 「出脚が違ったし、すぐにいいポジションにつけられたのが大きかったね。斤量は増えるが、1800メートルは歓迎。前走のようにスタートを決められるかがポイントに。」(佐藤助手・競馬ブック)

ラジオNIKKEI 栗東レポート〜マデイラ

26日(日)に福島競馬場で行われる福島テレビオープン(芝1800m)に出走するマデイラ(牡6、栗東・荒川義之厩舎)について、追い切り後の西山誠調教助手のコメントは以下の通り。

「七夕賞(16番人気で3着)には驚きました。自信はありましたが、まさかあそこまで走ってくれるとは思いませんでした。最終追い切りの後に行ける!と思いましたが、最近の成績が不振で何とも言えなかったので...。それでも結果が出ましたし、やっぱりオープン馬だなと感じました。

 この中間も変わりなくいつも通り、元気一杯で、頼もしいですね。今週の追い切りは中1週なのでゆっくり入って、直線で伸ばそうと思っていました。元々パワータイプではないので、ポリトラックで調整することが多かったんですが、ウッドチップだとパワーが要るので最後は右にもたれて矯正するのに必死でしたね。ただ、前回と比べても状態は平行線できていると思います。

 (1ハロン短縮に関しては)この距離はベストだと思います。2000mだと前回大野騎手にレース後に話を聞いたら最後はスカスカになっていた、ということだったので、1800mの方が合っているんじゃないかと思っています。今回は人気を集めると思うので、ぜひファンの皆様の期待を裏切らないような競馬をして欲しいですね」

●ほっさん予想

 マデイラは前走重賞で3着でしたが、これ以上ない乗り方に52キロの軽ハンデ。今回は別定戦で一気に4キロも増えて56キロになりますし、当然影響がないわけがないでしょう。

 それでも相手は七夕賞よりも随分と軽くなりましたし、52キロとはいえ、前走の走破時計は非常に優秀で能力なしには出せません。

 
 そのマデイラは前走前は私も担当されている西山助手も自信満々の動きでした。今回はそれよりも動きが悪いんですよね。

 うーーーん、私は特に追い切り重視ですから、ちよっと前走ほど自信がないですねぇ。掲示板なら万歳!!というところですね。


 前走福島で好走したので相性のいい走るコースで出走するというのはセオリー通りで適切な選択です。ただ、その福島は今節で最終ですから、無理矢理そこに照準を合わせて来た感があります。

 今回大敗しても、次開催の福島に早くから照準を合わせてくれば巻き返しは十分あると思います。

 今回も走るようなら正真正銘の”本物”なんですけどね。

 さてどうなりますか。楽しみです。

これ以降は2015年7月28日に作成

●パドック

 マデイラの馬体重は前走マイナス6キロの490キロ。中1週で2度の福島までの遠征ということを考えれば上出来な数字だと思います。そもそも馬格のある馬ですし、このくらいの増減はほとんど影響ないですね。

 相変わらず煩い感じですが、馬体はピカピカで毛づやは冴えており、気配は素晴らしく良かったですね。叩き2走目でしたし、この斤量でもいけるのではないかと思いました。

●レース 

 前走は抜群のスタートから4番手につけ、これが重賞3着の好走の原因だったことは間違いないマデイラ。今回も良いところにつけさえすればと誰もが思っていたわけですが、スタート直後に躓きバランスを崩します(>_<)。競馬ブックでも1馬身の出遅れと評されます。

 そのことで前にはつけず、10番手とかなり後ろのポジションになります。うーーーん、直線の短い福島ですし、切れる脚のないマデイラですし、今回は負担斤量も56キロと重いですし、この時点で大敗を覚悟しました。

 こうなったら仕方がないですから、大野拓弥騎手は腹を括って道中は折り合いに専念し、脚を溜め、直線にかけます。

 直線で大外に持ち出すとしっかりとした脚取りで一歩一歩差を詰めてきます。最後は7着馬をギリギリ交わせずに8着となりますが、全体的に前残りとなるスローな流れでしたし、上がりも最速の34秒4と展開が向かなかった割りに良い走りでした。2戦続けての好内容に安心しましたねぇ。

●時計の評価

 今回のマデイラの走破時計は1分47秒4良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分46秒0、勝ち馬の時計が1分46秒9でした。

 全体的にスローな展開で流れましたので、オープンクラスの平均タイムよりも遅く、やはりメンバー的にもかなり低調だったと言えます。マデイラはこのスローで前が残る展開で出遅れて後方追走となってしまいましたから、展開も向かなかったですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

マデイラ(8着)

 「スタートして躓いてしまい、そこで気持ちが削がれてしまった感じです。それでも、大崩れしなかったのは状態のいい証拠でしょう。流れに乗った競馬ができればもっとやれると思います。」(大野拓弥騎手・競馬ブック)

 「如何に馬の機嫌を損なわないようにするか、気持ちを切らさないようにするかを意識しながら競馬をしたいと思っていました。外枠でしたからスンナリと前へ行ければベターと考えていましたけれど、スタートしてバランスを崩してしまったんです。そこでフッとなりハミが抜けてしまったのですが、リズムを崩しっぱなしになることはなく、道中の感じはまずまずでしたね。腹をくくって4コーナーから直線にかけて上げていく競馬をしましたけれど、案外良かったんですよ。僕の中でのマデイラのイメージでは、ゴールをわかっていて追い込まれると自分からセーブしてしまうようなところがあるので直線では馬群の中に入れてゴールをできるだけ意識させないよう誤魔化しながら頑張らせる形が良いのかなと思っていたので、今日のような形でも頑張れたのは収穫だと思うんです。最後は脚色が同じになりましたけれど、決してブレーキはかけていませんし、しっかり走れていましたので、また頑張ってくれるはずです」(大野拓弥騎手・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

マデイラ(8着)

 「チークピーシズ。気配上昇。躓き気味に出て、スタート立ち遅れ。腹を括って後方待機策。メンバー最速の上がりは使っているが、展開が向かなかった。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 出走奨励金が1着賞金2300万円の5パーセントで115万円。距離別出走奨励賞が5万円。特別出走手当が40.3万円に距離1800m以上なので3万円が加算され43.3万円。合計163.3万円。1口で割りますと3000円くらいになると思われます。

●今後の展望

 負担斤量56キロでこれだけの走りが出来るのですから、これならハンデ戦に戻れば53キロ辺りで走れると思いますし、どこかで勝ち負けの出番がありそうな予感がしますね。

 確かに今回のメンバーは破格的に軽かったとは言え、オープンクラスです。マデイラ自身が本格化しているのか、大野拓弥騎手が上手く能力を引き出してくれているのか、いろんな要素はあると思いますが、一時の引退の危機は完全に乗り越えたと思います。本当に良かったです。

これ以降は2015年9月15日に作成

●最後に

 今回は3着だった前走の負担斤量52キロと違い別定戦の56キロ。ですのでスタート直後に躓いて後方からになった時はこの時点で終わった感がありました。それでも、直線ではメンバー最速の上がりで差を詰め出走奨励金圏内を確保してくれました。

 そんな展開でも勝ち馬からも0秒5しか離されておらず、56キロの斤量を考えても思ったよりもやれていると思います。やはり福島コースと大野拓弥騎手の手は合うようです。以前と違い最後までしっかりと走り切っていますもんね。

 この走りなら福島コースやハンデ戦などなら、勝ち負け出来る時がくるのではないかと期待させてくれますね。


 とにかく最後までしっかりと走るようになってくれて毎回マデイラの走りが楽しみです。出遅れずにポンと楽に前につけてくれたら激アツなのですが、正直好走した七夕賞だけですもんね、そんなに良い位置につけられたのは・・・。

 いずれどこかで収得賞金を加算して欲しいですね。それが私のマデイラに対する夢です。

 頑張れマデイラ!!期待しているぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2015年7月17日立ち上げ 21日、22日、23日、25日、28日、9月15日加筆

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マデイラの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2015年 7月12日 第31戦 第51回 七夕賞 GV 3歳上オープン 福島芝2000m (3着/16番人気)

2015年 4月12日 第30戦 福島民報杯 4歳上オープン 福島芝2000m (10着/13番人気)

2015年 3月 8日 第29戦 大阪城ステークス 4歳上オープン 阪神芝1800m (9着/16番人気)

2015年 2月22日 第28戦 第49回 小倉大賞典 GV 4歳上オープン 小倉芝1800m (11着/15番人気)

2014年 9月 7日 第27戦 第50回 新潟記念 GV 3歳上オープン 新潟芝2000m (16着/16番人気)

2014年 8月10日 第26戦 第50回 小倉記念 GV 3歳上オープン 小倉芝2000m (8着/11番人気)

2014年 7月13日 第25戦 第50回 七夕賞 GV 3歳上オープン 福島芝2000m (13着/11番人気) 松嶋屋様撮影現地写真多数付

2014年 5月17日 第24戦 都大路S 4歳上オープン 京都芝1800m (15着/6番人気)

2014年 5月 3日 第23戦 下鴨S 1600万下 京都芝2000m (1着/6番人気)

2014年 2月22日 第22戦 稲荷特別 1000万下 京都芝2000m (1着2番人気

2014年 2月 9日 第21戦 壇之浦特別 1000万下 小倉芝2000m (6着/3番人気)

2014年 1月26日 第20戦 北大路特別 1000万下 京都芝2000m (2着/5番人気)

2014年 1月11日 第19戦 500万下 京都芝2200m (1着/5番人気)

2013年12月15日 第18戦 栄特別 500万下 中京芝2000m (7着/12番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2013年 8月18日 第17戦 定山渓特別 500万下 函館芝2000m (7着/6番人気)

2013年 8月 3日 第16戦 陸奥湾特別 500万下 函館芝2000m (8着/3番人気)

2013年 7月21日 第15戦 500万下 函館芝1800m (2着/4番人気)

2013年 7月 7日 第14戦 臥牛山特別 500万下 函館芝2000m (2着/8番人気)

2013年 6月22日 第13戦 500万下 函館芝2000m (3着/5番人気)

2013年 6月15日 第12戦 木古内特別 500万下 函館ダ1700m (9着/12番人気)

2013年 4月20日 第11戦 500万下 京都ダ1800m (7着/9番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2013年 4月 7日 第10戦 500万下 福島芝1200m (12着/7番人気)

2012年11月 8日 第9戦 JRA指定交流 門別ダ1200m (4着2番人気

2012年 7月 8日 第8戦 500万下 函館芝1200m (10着/7番人気)

2012年 6月23日 第7戦 500万下 函館芝1200m (7着/2番人気

2012年 6月10日 第6戦 500万下 函館芝1200m (5着/6番人気)

2012年 3月17日 第5戦 3歳500万下 阪神芝1400m (11着/10番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 2月18日 第4戦 こぶし賞 3歳500万下 京都芝1600m (12着/6番人気)

2012年 2月 5日 第3戦 第52回 きさらぎ賞 GV 京都芝1800m (12着/12番人気) 写真多数掲載

2011年11月19日 第2戦 第16回 東京スポーツ杯2歳ステークス GV 東京芝1800m (8着/8番人気) ルクソール様撮影 現地写真掲載

2011年10月30日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (1着/8番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート