マデイラ(マチカネエンジイロの09) 第29戦


キャロ愛馬第13号は第1.5次募集で購入。

父クロフネと母父サンデーサイレンスの組み合わせは2歳GTを制したフサイチリシャールなど成功例が多く期待。

母は3勝馬だが、藤沢和雄厩舎に預託されるなど馬主の期待の大きかった馬。その母の繁殖黄金期である8歳の時の仔とくれば期待は高まるばかり。・・・と書いていたら、弟のゴットフリートは新馬戦と500万特別を快勝し、重賞でも2着と完全にオープン馬。やはり母は高性能。

しかし、マデイラはデビュー戦は快勝もそこから気難しい面を見せるようになり大敗続き。道中は掛かったり、内にササッてまともに追えなかったり、走るのをやめてしまったりとこれは大変重症。

しばらくいいところがなかったが、2013年4月にミルコ・デムーロ騎手が騎乗すると最後まで気を抜かせずに走らせてくださり、そこから復活!!得意の夏の北海道では気難しい馬を動かす力に長けている大野拓弥騎手を鞍上に芝の2000mに出走してみたら3着と新馬戦以来の馬券圏内確保!!そして特別戦2着、平場2着ともうこれは本物。

北海道で計6戦走るも結局9、3、2、2、8、7着と優勝には届かず。しかし、獲得賞金はそれまでの772万円から1642万円と飛躍的にアップ。

そして、本州に戻って来て叩き2走目で超一流のクリストフ・ルメール騎手が空いているレースにルメール騎手で出走。抜群の騎乗で1度使われて息も持ち、優勝!!実に新馬戦以来18戦ぶりの美酒。

そこからなんとなんと3戦で1000万クラスを卒業し、連勝で準オープンも突破しついに夢のオープン入り!!4勝すべてが京都競馬場と京都巧者。

オープンでは完全に力負けをしているが、賞金が有効で走れる時に重賞を走るのは賛成。そろそろ最後に賞金を加算した昨年の5月3日から1年が経ち、賞金不足での除外が多くなって来そう。


しかし、長期に渡るリフレッシュを経て、状態はすこぶる良く、前走は苦手の重馬場でも最後までしっかりと走り着ほど悪くない内容だった。叩き良化型のマデイラだし、1度使われた今回、期待は大きい。


前走後、在厩で調整され続戦。

3月8日 阪神11R 大阪城ステークス 4歳以上オープン 芝1800m 国際 ハンデに出走!!

フルゲート16頭のところに特別登録数は21頭。マデイラの出走賞金順位は16番手だが、下位でもハンデの上位3頭が優先。

なぜか水曜日の想定表からはマデイラの名前が消えているが、クラブ公式HPでは荒川義之調教師が出走表明。信頼できるはずのクラブ公式HPでも”出走可能A”で出走は確実。結局16頭で確定。前走に続き賞金順位最下位入線だが・・・。

気になるハンデは前走同様53キロ。

鞍上は腕っ節の強いズブい馬を動かすことが上手な和田竜二騎手でマデイラに合っている気がする。


9着/16番人気。

オープン特別のハンデ戦で最軽量ながら痛恨の最下位人気。どこまで弱いねん(T_T)。しかし、7頭交わして9着。賞金は最下位と変わらない着だが、意地は見た。あと1頭交わして出走奨励金の貰える8着に入って欲しかったなぁ〜。

レース回顧と時計の分析、レース後の和田竜二騎手と荒川義之調教師のコメントを掲載。

現状ではオープンで完全に頭打ち。平地力からも私は入障を望む。

(2015年3月11日完結)

2015年2月27日立ち上げ

●前走後、在厩で調整され続戦 レースは未発表

 オープンに上がってから完全に力負けを露呈している我らが愛馬マデイラ。しかし、そもそも500万クラスで長いこと勝ち上がれず、準オープンを勝ったこと自体が奇跡なくらいです。その準オープンを勝った時の賞金が有効で走れる時に重賞を走りまくっていますが、最高でハンデに恵まれて8着でした。そろそろ最後に賞金を加算した昨年の5月3日から1年が経ち、賞金不足での除外が多くなって来そうです。

 前走はマデイラにしては長い休養を経て1度使われましたが、追い切りも含め状態はすこぶる良く、苦手の重馬場でも最後までしっかりと走り着ほど悪くない内容でした。叩き良化型のマデイラですし、1度使われた今回、期待は大きいですね。


 2月25日に更新されましたクラブ公式HPマデイラの近況報告によりますと、そのまま在厩で調整されており、次走は未発表です。

これ以降は2015年3月3日作成

●気になる特別登録表(3月8日 阪神11R 大阪城ステークス 4歳以上オープン)

特別登録表 3月8日 阪神11R 大阪城ステークス 4歳以上オープン 芝1800m 国際 ハンデ

第1回登録完了馬 全21頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アクションスター 北村友一 54.0  2/15 京都GU 京都芝2200 10 10 16 13
アルバタックス ミルコ・デムーロ 54.0 11/16 修学16下 京都芝1600
アロマカフェ 四位洋文 55.0  1/31 白富OP 東京芝2000
エックスマーク 藤岡康太 56.0  1/31 白富OP 東京芝2000
エーシンミズーリ 55.0  2/22 洛陽OP 京都芝1600 10 13 13
コスモオオゾラ 55.0  1/31 白富OP 東京芝2000 12 11 11 17
サトノギャラント バルジュー 56.0  2/08 東京GV 東京芝1600 11
サトノシュレン 53.0  1/05 万葉OP 京都芝3000 13 17 11
シゲルササグリ 幸英明 53.0  1/31 白富OP 東京芝2000 11
シャイニーガール 秋山真一郎 52.0  1/24 京都GV 京都芝1600 13 14 14 13
セイルラージ 松田大作 55.0 11/22 アンOP 京都芝2000
ゼロス 藤田伸二 54.0  1/31 白富OP 東京芝2000 15 14
テイエムイナズマ シュタルケ 54.0  2/15 飛鳥16下 京都芝1800
トウシンイーグル 54.0  2/14 アルOP 京都ダ1900 11 12
ハナノシンノスケ 岡田祥嗣 52.0  2/22 小倉GV 小倉芝1800 13 17
ヒストリカル 松山弘平 56.0 11/30 キャOP 東京芝1600 16
ヒュウマ 石橋脩 54.0  1/04 金杯GV 中山芝2000 16
フェスティヴタロー 酒井学 54.0  2/08 東京GV 東京芝1600 13 14 10 13 16
マウントシャスタ 池添謙一 56.0  7/27 福島OP 福島芝1800
マデイラ 53.0  2/22 小倉GV 小倉芝1800 11 15 16 13
レーヴデトワール 丸山元気 53.0  1/24 京都GV 京都芝1600 16 13 13

クラブ公式HPではまだ次走については未発表ですが、先に特別登録が出てきました。さて除外の権利を得るための登録か、ここに出走する予定なのかわかりません。鞍上も未定です。

マデイラの出走賞金順位は16番手です。しかし、ハンデの重い順3頭が優先的に出走できますから、56キロの3頭が出走確定ですね。

気になるハンデは前走同様の53キロでした。メンバー中最も軽いハンデということになり、ただのオープン特別において、最も弱い馬という扱いです(>_<)。ハンデが軽いのは嬉しいですが、なんだか素直に喜べないぞ!!

これ以降は2015年3月4日に作成

●追い切り情報(3月4日作成)

前走前 2月18日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

吉田隼人
5F 64.4
4F 49.4
3F 36.3
1F 11.6[8]



2月25日 栗東プール 4周


3月4日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
5F 65.5
4F 50.5
3F 37.0
1F 11.7[9]
 3月4日、全体の時計はマデイラにしてはゆったりめですが、終いが11秒7としっかりと伸びていて、1度使われて中1週での出走であることを考えると素晴らしい状態と思います。
 競馬ブックでも”動き軽快”、デイリー馬三郎でも”素軽さ出B”と戦績を考えても高い評価です(苦笑)。
 以下は同日(3月4日)に更新されましたクラブ公式HPマデイラの近況報告です。
「小倉大賞典もそうでしたが、中日新聞杯の出走状況を聞いてみるとどうも賞金的にギリギリのラインのようなので、今週の大阪城Sに登録して状況を見ていました。今週の出走も視野に入れて、今朝はポリトラックで時計を出しましたが、5ハロン65秒台、ラスト1ハロンは11秒7と素軽い動きを馬なりで計時。元々使って良くなるタイプですが、順当に良化していると感じます。午後から想定を見たところ、大阪城Sはどうやら出走できそうですし、追い切りの内容からしても十分いい状態で出走できると判断して、今週使って行くことにしました。鞍上は、和田ジョッキーにお願いしています」(荒川師)8日の阪神競馬(大阪城S・芝1800m)に和田騎手で出走を予定しています。
 ということで、荒川義之先生としても良い状態とのジャッジです。元々ギリギリの出走賞金順位だった大阪城Sに出られそうですし(ギリギリ最下位入線ですが・・・)、和田竜二騎手という腕っ節の強い期待出来る騎手を確保していただき、これは出たいですね。いつもよりも良い走りが見られるはずです。日曜日は今の所天気も良さそうですし。楽しみです。
 私ほっさんの追い切り評価は「A+」です。マデイラ史上最高に近い状態と見ます。

●気になる出馬想定表(3月8日 阪神11R 大阪城ステークス 4歳以上オープン)

出馬想定表 3月8日 阪神11R 大阪城ステークス 4歳以上オープン 芝1800m 国際 ハンデ フルゲート 16頭 想定数18頭
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アクションスター 北村友一 54.0  2/15 京都GU 京都芝2200 10 10 16 13
アルバタックス ミルコ・デムーロ 54.0 11/16 修学16下 京都芝1600
アロマカフェ 四位洋文 55.0  1/31 白富OP 東京芝2000
エックスマーク 藤岡康太 56.0  1/31 白富OP 東京芝2000
コスモオオゾラ 55.0  1/31 白富OP 東京芝2000 12 11 11 17
サトノギャラント バルジュー 56.0  2/08 東京GV 東京芝1600 11
サトノシュレン 小崎綾也 53.0  1/05 万葉OP 京都芝3000 13 17 11
シゲルササグリ 幸英明 53.0  1/31 白富OP 東京芝2000 11
シャイニーガール 秋山真一郎 52.0  1/24 京都GV 京都芝1600 13 14 14 13
セイルラージ 松田大作 55.0 11/22 アンOP 京都芝2000
ゼロス 藤田伸二 54.0  1/31 白富OP 東京芝2000 15 14
テイエムイナズマ シュタルケ 54.0  2/15 飛鳥16下 京都芝1800
ハナノシンノスケ 岡田祥嗣 52.0  2/22 小倉GV 小倉芝1800 13 17
ヒストリカル 松山弘平 56.0 11/30 キャOP 東京芝1600 16
ヒュウマ 石橋脩 54.0  1/04 金杯GV 中山芝2000 16
フェスティヴタロー 酒井学 54.0  2/08 東京GV 東京芝1600 13 14 10 13 16
マウントシャスタ 池添謙一 56.0  7/27 福島OP 福島芝1800
マデイラ 和田竜二 53.0  2/22 小倉GV 小倉芝1800 11 15 16 13
レーヴデトワール 丸山元気 53.0  1/24 京都GV 京都芝1600 16 13 13

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在18頭出馬想定されています。

なぜかマデイラが出走想定から消えています!!

ただ、想定から消えていても実際に出馬投票する特別登録馬は多く、アテになりません。何よりもクラブ公式HPで荒川義之調教師が出ると言っておられますし、和田竜二騎手確保、しっかりと追い切っていることからも出走するで間違いないでしょう。確定が楽しみです。

信頼できるクラブ公式HPも”出走可能A”のジャッジです。

これ以降は2015年3月5日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 3月8日 阪神11R 大阪城ステークス 4歳以上オープン 芝1800m 国際 ハンデ 全16頭
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アクションスター 北村友一 54.0  2/15 京都GU 京都芝2200 10 10 16 13
アルバタックス ミルコ・デムーロ 54.0 11/16 修学16下 京都芝1600
エックスマーク 藤岡康太 56.0  1/31 白富OP 東京芝2000
サトノギャラント バルジュー 56.0  2/08 東京GV 東京芝1600 11
サトノシュレン 小崎綾也 53.0  1/05 万葉OP 京都芝3000 13 17 11
シゲルササグリ 幸英明 53.0  1/31 白富OP 東京芝2000 11
シャイニーガール 秋山真一郎 52.0  1/24 京都GV 京都芝1600 13 14 14 13
セイルラージ 松田大作 55.0 11/22 アンOP 京都芝2000
ゼロス 藤田伸二 54.0  1/31 白富OP 東京芝2000 15 14
テイエムイナズマ シュタルケ 54.0  2/15 飛鳥16下 京都芝1800
ハナノシンノスケ 岡田祥嗣 52.0  2/22 小倉GV 小倉芝1800 13 17
ヒストリカル 松山弘平 56.0 11/30 キャOP 東京芝1600 16
ヒュウマ 石橋脩 54.0  1/04 金杯GV 中山芝2000 16
フェスティヴタロー 酒井学 54.0  2/08 東京GV 東京芝1600 13 14 10 13 16
マウントシャスタ 池添謙一 56.0  7/27 福島OP 福島芝1800
マデイラ 和田竜二 53.0  2/22 小倉GV 小倉芝1800 11 15 16 13
レーヴデトワール 丸山元気 53.0  1/24 京都GV 京都芝1600 16 13 13

表中 騎手の太字は乗り替わり

アロマカフェ、コスモオオゾラ、サトノシュレンが非抽選の除外になりました。

●阪神芝1800mコース解説

 改装後に新設された条件。外回りのコースを使用。芝1600mのスタート地点からそのまま200mバックしたところがスタート。2コーナー出口付近のポケットからの発走で、内回りの芝1400mと同じ位置。外回りコースはマイル戦でもスローペースになりやすいのだから、当然ながら1800mはそれ以上。古馬のオープンクラスでも前半は流れが緩くなり、確実に上がり3ハロン、4ハロンの方が速くなる。決め手に自信があるタイプの馬でも、前がなかなか止まらないので直線一気では間に合わない。先行力の方が大事で、雪崩れ込みをイメージできる馬の方がいい。
 枠順はここでも外枠が不利。馬群が固まったまま最後の直線に入るので、なかなか内に潜り込めない。道中外目を通らされるのを避けて、番手を下げると、前述したように差し届かないというジレンマ。内の好位の馬群の中で折り合って、サッと抜けてくる競馬が理想。

有利な枠順 内〜中枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 枠順、脚質
種牡馬ベスト
連対騎手ベスト
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分48秒8
2歳未勝利 1分48秒0
2歳500万
2歳オープン
3歳新馬
3歳未勝利
3歳500万
古馬500万 1分48秒2
古馬1000万 1分47秒4
古馬1600万
古馬オープン 1分46秒9

これ以降は2015年3月7日に作成

●騎手は和田竜二騎手 ほっさん評価「A+」

 今回のマデイラの鞍上はマデイラとしては初コンビとなる和田竜二騎手です。和田竜二騎手と言えばテイエムオペラオーの主戦で何度もGT勝ちを経験している経験豊かなジョッキーですが、腕っ節が強く、ズブい馬を動かすのが上手な騎手という印象です。気難しいマデイラには合っている騎手だと思います。

 また、明るい性格でファンサービスでもまず中心的存在であり、東北の大震災の直後の名古屋大賞典では、佐藤哲三騎手と最後まで募金箱を抱えてファンと握手していた姿が印象的でした。あらゆる面から、私も大好きな信頼できる騎手ですし、マデイラの調子も良いことから、ここは大きな一発を期待したいですね。


 私と和田竜二騎手と言えば前走でコンビを組んだのは、もう約4年前になります。その時はプリュムの主戦で新馬戦から3戦続けて騎乗していただきました。結果的に2着2着4着と結果が出せずにそれ以降乗り替りに。しかし、ここの勝ち馬は後の4勝馬フレイムコード、同じく4勝馬のマイネボヌール、そして6勝馬のアロマティコですから、実際は騎手の腕というよりは人気薄でも相手が強かったということになります。当時は人気薄に先着されて歯がゆかったものですが、私は和田騎手の騎乗のせいだと言ったことはありません。それは現在の歴史も証明してくれています。

 前回プリュムの3戦目に乗っていただく時に、私は以下のように書いていました。

「今回もプリュムの鞍上は新馬戦、未勝利戦引き続き和田竜二騎手です。連続2着と勝ち切れないですが、これは馬に問題があり、騎乗としては最高です。良く強い相手に対し2着に持ってきていただいてるものです。当然今回も勝ち負けを期待しておりますが、牡馬との一般戦ですし、ここにも強そうな相手がいます。相変わらず相手に恵まれませんが、強いところと戦っている経験は今後必ず生きてくるはずです。」

 結果的に4着でしたが、この時も馬の力をフルに出し切ってくれました。今回もマデイラの力をフルに出し切って欲しいですね。


 2015年3月5日現在、中央通算934勝、勝率7.1パーセント、連対率15.4パーセント。GTは全てテイエムオペラオーばかりの7勝。重賞は34勝。

 昨年(2014年)は中央68勝、勝率7.1パーセント、連対率15.7パーセント。全国騎手リーディング堂々12位。騎乗馬の質を考えると素晴らしい成績。今年(2015年)はここまで6勝、勝率4.2パーセント、連対率13.9パーセントと少しスタートダッシュに失敗。



 和田 竜二(わだ りゅうじ)は1977年6月23日生まれの37歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している20年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。現在はフリー。父、兄も栗東で厩務員を務めている。

 1996年栗東・岩元市三厩舎所属騎手としてデビュー。競馬学校花の12期生(福永祐一、高橋亮、古川吉洋、柴田大知、柴田未崎、増沢由貴子)の一人。同年12月にステイヤーズステークスをサージュウェルズで制し、花の12期生の中では最初に重賞を制覇するなどデビュー年は33勝を挙げ、関西新人騎手賞を獲得している。

 1999年の皐月賞をテイエムオペラオーで制しGT初制覇、翌2000年には京都記念→阪神大賞典→天皇賞(春)→宝塚記念→京都大賞典→天皇賞(秋)→ジャパンカップ→有馬記念、と見事に重賞を8連勝して前人未到の古馬GTグランドスラムという大記録を達成するなど大活躍。この時期の勝利騎手インタビューでは、大声で「シャー」などと声を発する等のパフォーマンスで一躍有名となった。有馬記念を勝ったときはアントニオ猪木の決め台詞である「1、2、3、ダー!!」で締めた。引退式では「オペラオーにはたくさんの物を貰ったが、あの馬には何も返せなかった。これからは一流の騎手になって、オペラオーに認められるようになりたい。」と誓った。

 テイエムオペラオー引退後はGT勝利こそ無いものの、毎年30勝以上をコンスタントに稼ぎ、2005年には自身初の年間50勝越えも達成した。現在では関西リーディングの上位にも名を連ねるほどの成績を挙げている。なお、初の50勝超えを達成した2005年以降は、44勝に終わった2008年を除いて毎年50勝超えを達成している。

 2012年11月4日の京都競馬場8レース、ラディアーレで通算勝ち星800勝を達成。翌日に川崎競馬場で行われたJBCクラシックでは、ワンダーアキュートで2001年の天皇賞(春)以来11年ぶりとなるGT勝利をおさめた。

 2014年12月21日、阪神8Rでエーシンヘディングに騎乗し、史上16人目のJRA通算13000回騎乗を達成した。


 非常に明るい性格で有名であり、ファンサービスの旺盛さもあって、ファンは非常に多い。

 コスプレが好きで、イベントで女性もののかつらを付けて登場したり、着ぐるみを着て登場したり何かと笑いを取ろうとすることが多い。特に京都競馬場で年2回行われる「騎手とファンとの集い」での必ず何かのコスプレをした姿で登場する光景はこのイベントの風物詩となっている。



 「行く時は主張してハナを奪い、差す時は抑え込んで末脚を引き出そうとする。決して極端ということはなく、はっきりとした意思が感じられる騎乗ぶりだ。「ズブい馬を動かす」というイメージがサークル内で固まっている。かつてテイエムオペラオーに乗っていた頃はスムーズなコース取りができない競馬が多く見られたが、キャリアを積んで腕を上げ、今は落ち着いて自在に動いている。」(2011年・佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績 (8戦0勝)

 2004年 7月11日 エドワーズシチー 500万下             函館芝1800m 15着/10番人気
 2007年 8月12日 マイセンシチー  3歳未勝利            小倉芝2000m 11着/12番人気
 2009年 4月 8日 ボニータシチー  交流山桜賞 中央3歳未勝利 笠松ダ1400m 5着1番人気
 2009年 7月12日 チャーミングシチー 500万下           阪神ダ1800m 15着/13番人気
 2010年 2月27日 チャーミングシチー 500万下           阪神1800m  中止/11番人気
 2011年11月 5日 プリュム       2歳新馬            京都芝1600m 2着2番人気
 2011年11月20日 プリュム       2歳未勝利           京都芝1600m 2着/4番人気
 2011年12月11日 プリュム       2歳未勝利           阪神芝1400m 
4着2番人気


2011年3月21日 名古屋競馬場で東北大震災の募金活動に立つ和田竜二騎手(ピンクの勝負服)


2011年11月5日 愛馬プリュムに跨る和田竜二騎手

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「アルバタックスはここ2走が完勝だった。シャドーロールを着けているが、以前ほど追われて頭が上がらず、フォームが随分良くなっている。阪神と相性が良く、仕上がりも申し分ない。何より他馬にない勢いがある。課題は折り合い。そこさえクリアならオープンでも十分通用。オープン特別の上位常連エックスマークは順調そのもの。ここも崩れることはないはず。穴なら転厩2走目のヒュウマ。3走前にエックスマークと1馬身差。理想はハナ。行き切れば逆転可能。サトノギャラントは長く脚を使えない弱みがあるが、うまく脚が溜まるようなら勝ち負けに加われる力はある。復調したテイエムイナズマ、立て直したヒストリカル、7カ月半ぶりでも仕上がりのいいマウントシャスタも警戒したい。」


短評は「ヒモ穴注」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
エックスマーク △△
テイエムイナズマ
セイルラージ
ハナノシンノスケ
マデイラ
マウントシャスタ
アクションスター
アルバタックス △△
ゼロス
ヒストリカル
ヒュウマ △△
シゲルササグリ
サトノギャラント △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
アルバタックス 4.4
エックスマーク 4.5
テイエムイナズマ 5.3
ヒストリカル 6.3
サトノギャラント 10.6
ヒュウマ 11.9
マウントシャスタ 13.2
ゼロス 14.5
セイルラージ 21.2
アクションスター 21.6
シゲルササグリ 28.3
マデイラ 28.3
シャイニーガール 32.1
レーヴデトワール 32.1
以下42倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マデイラ 87 81 77 83
アルバタックス 88 82 82 88
エックスマーク 91 86 88 87
テイエムイナズマ 92 81 83 86
ヒストリカル 93 80 91 76
サトノギャラント 93 92 86 85


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎アルバタックスは昨秋に連勝してオープン入り。以前は先行して甘くなるイメージがあったが、脚をためる競馬で一気に覚醒してきた。特に前走は1600万下とはいえ、好メンバーが集ったハイレベルな組み合わせ。直線だけで難なく差し切った内容は高く評価していい。オープンでも十分に通用する印象で、まして今回は実績馬と斤量差のあるハンデ戦。新興勢力に有利な状況とも解釈できる。3カ月半ぶりの実戦にはなるが、しっかりと乗り込まれており、直前の動きも好調時と遜色はない。3連勝を期待して本命に推す。
 気性面に課題を残す○エックスマークだが、近走は安定感のあるレース運び。このハンデなら崩れない。▲ゼロスは叩き2走目で粘りが増してきそうだ。〈浜口〉」

◎ アルバタックス
○ エックスマーク
▲ ゼロス
× テイエムイナズマ
☆ サトノギャラント

以下省略

マデイラはオープン特別でも本紙無印(>_<)


マデイラは全13記者中 全記者 無印(T_T) 覚えておけよッ!!

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

マデイラ(11着)

 「こういう馬場ですし、ある程度前々で進めようと思っていましたが、すんなり勝った馬の後ろにつけられたので、絶好のポジションだったんです。でも、3コーナーで前が狭くなってブレーキをかける不利。それで位置が悪くなってしまいました。それでも直線はジリジリ脚を使ってくれましたし、スムーズならもっとやれたと思います。ただ、最後はやや脚が鈍っていたので、良馬場の方がいいのは間違いないでしょう」(吉田隼人騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「勝負どころで不利があったのは残念でしたが、着順ほど差はありませんでしたし、ここを使って良くなってくると思います。以前ならこういう馬場はもっと苦手にして走れなかったですし、馬体はパンとしてきていますからね。このあとは問題なければこのまま厩舎で調整していきたいと思います」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

マデイラ

 「精神的には大人になってきています。叩いたことで流れに乗って運べれば。」(佐藤助手・デイリー馬三郎)

 「オープンでは、なかなか楽な競馬をさせてもらえない。詰めて使えるのはいいが、どこまで。」(佐藤助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 マデイラは前走は抜群の状態でしたが、苦手の重馬場。結果的に11着でしたが、苦手の重馬場の割りに最後までしっかりと走りましたし、中期の休養を挟んで素晴らしい状態でした。その叩き良化型のマデイラがひと叩きされて更に状態がアップ。今回はメンバー中屈辱の最軽量ということで、一発あるかも・・・です。いや、あるはずです。

●仕事で応援に行けません

 前走も状態が良く大チャンスだと思っていましたが、苦手の重馬場で11着でした。しかし、苦手な馬場の中でも勝ち馬からは着ほど離されておらず、これが良馬場だったらもっと肉薄していたと感じています。

 今回はどうやら良馬場でやれそうですし、叩き良化型のマデイラの叩き2走目ですから、勝ち負けの期待しているのですが、残念ながら仕事で現地に応援に行くことができません。繁忙期でなかったら有給休暇を取ってでも見に行くのですけどね。とにかく私にとって2月3月の仕事の繁忙期は我慢の月です。4月以降に関西での出走なら絶対に行きたいですね。

 今回は口取り申込みもたった3名。チャンスはゼロではないと思っていますし、少人数で目立ちたい私にとっては絶好のチャンスだったんですけどねぇ。

これ以降は2015年3月11日に作成

●パドック

 マデイラの馬体重は前走マイナス2キロの496キロ。いつものような煩い感じでした。馬体は1度使われて引き締まっており、抜群の状態だと思いました。

●レース 

 終いに切れる脚がないので、なんとしてもスタートを決めて前につけ、軽ハンデを生かして粘り込みたいマデイラでしたが、スタートは悪くないものの、二の脚が遅く、鞍上の和田竜二騎手がかなり押っ付けますが、9番手辺りのポジションしか取れません。

 それでも馬群の中のインで距離ロスなく回り、少し行きたがる面もありましたが、直線で上手く前が空いて、スルスルと抜け出して来ないかな?と期待を込めて見ていました。

 3、4角のペースが上がる勝負どころではジタバタせずに直線にかける戦法をとります。直線を向いて満を持して追い出されますがジリジリとしか伸びず・・・、というよりもオープンクラスですし、完全に切れ負けですね。最後までバテずに走りきりますが、流れ込んだだけの9着。これだけの状態でほぼロスのない走りをしてこの成績ですから、オープンでは完全に荷が重いですね。しかし、満足の行く競馬はできました。

●時計の評価

 今回のマデイラの走破時計は1分50秒0稍重馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは重不良馬場で1分48秒2、勝ち馬の時計が1分48秒1ですから、ほぼ標準のレースだったと言えます。

 その標準のレースで最軽量のハンデでほぼロスなく走り約2秒の差があるわけですから、オープンでは厳しいと言わざるを得ません。状態も良かったですからねぇ。

●レース後の騎手・調教師のコメント

マデイラ(9着)

 「できればもっと前で競馬をしたかったのですが、反応が鈍くてなかなか進んでいってくれないと思ったら、今度は行きたがって抑えが利かなくなったりして、少し乗り難しい印象を受けました。それでも直線は手応えのわりにはジリジリと脚を使ってくれているんですけどね。もう少しフワッと行かせることができれば、また違ってくると思います」(和田竜二騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「ジョッキーには行ってほしいと伝えていたのですが、馬が進んでいかないような感じでしたね。それに道中は馬群の中で揉まれてしまうというこの馬にとっては苦しい展開になってしまいました。ただ、そんな形になりながらも馬は辛抱してくれていましたし、直線もそれなりには伸びてくれていますから、悪くはないレースだったと思いますよ。調子もいいので、できればこのまま続けて使っていきたいのですが、まずは状態を確認してから判断していきます」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 特別出走手当が41.8万円。これが芝1800m以上の競走ですから3万円加算され、逆に9着以下でしたから1万円減額されます。ということで、合計43.8万円。1口で割りますと1000円程度になると思われます。

●今後の展望

 オープンでは完全に頭打ちですから、私は平地力を生かした入障を希望します。飛越が悪ければ引退すればいいと思います。マデイラはここまで4勝、本当に良くやってくれています。募集総額1800万円の牡馬です。オープンまで昇り詰めてくれただけで十分に満足ですが、タフな体を生かして障害戦も見てみたいです。

●最後に

 私はマデイラは準オープンは勝てないだろうなと思っていましたので、浜中俊騎手の素晴らしい手綱捌きで勝ち上がってくれた時は本当に驚きました。今準オープンを走っても勝ち負け出来るかは微妙だと思います。そんなマデイラですから、いくらハンデが軽くてもオープンでは力不足ですし、今回は初めて重賞ではなくオープン特別でしたが、ここの比較的軽いメンバー相手の最軽量でも出走奨励金圏内に入れないわけですから、これはもう完全に白旗です。

 ただ、だからといって引退を希望するわけでもありません。このままオープンで走り続けてくれても大歓迎です。疲労と共に引退の文字が出たとしても6歳ですし不満もありません。荒川義之先生も良くここまでやってくださったと思います。

 それでも上記に書きましたように入障させて欲しいという希望はあります。平地力が結構モノを言いますから、なんやかやと言ってもオープン馬の平地力は障害戦ではそれなりです。

 また、現状からはなかなか実現しないでしょうが、マデイラを飛躍的に上手く乗ってくださった、ミルコ・デムーロ騎手やクリストフ・ルメール騎手、川田将雅騎手、浜中俊騎手でもう1度オープンでどのくらい走れるのか夢を見たいですね。

 
 今回はパドックを見ても調子は良かったですし、悔いのない仕上げでした。これで勝てないのは馬の限界ですから仕方がないですよね。和田竜二騎手も馬の力を最大限引き出してくれました。ただ、1000万特別も1600万特別も勝った時はジョッキーは馬の力以上のモノを引き出してくれていました。今回はそこまでではなかったと思います。馬以上のモノを引き出してくれたとしてもオープンでは通用しないとは思いますが、やはり小倉記念のように出走奨励金の貰える着には入りたいですからねぇ。

 あとは得意の京都と北海道でどうかですね。そう大きく変わるとは思えませんが、少しは前進できるかも知れません。


 次が30戦目。長くコンスタントに働いてくれます。本当に丈夫で良い馬です。頑張れマデイラ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2015年2月27日立ち上げ 3月1日、3日、4日、5日、7日、11日加筆

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マデイラの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2015年 2月22日 第28戦 第49回 小倉大賞典 GV 4歳上オープン 小倉芝1800m (11着/15番人気)

2014年 9月 7日 第27戦 第50回 新潟記念 GV 3歳上オープン 新潟芝2000m (16着/16番人気)

2014年 8月10日 第26戦 第50回 小倉記念 GV 3歳上オープン 小倉芝2000m (8着/11番人気)

2014年 7月13日 第25戦 第50回 七夕賞 GV 3歳上オープン 福島芝2000m (13着/11番人気) 松嶋屋様撮影現地写真多数付

2014年 5月17日 第24戦 都大路S 4歳上オープン 京都芝1800m (15着/6番人気)

2014年 5月 3日 第23戦 下鴨S 1600万下 京都芝2000m (1着/6番人気)

2014年 2月22日 第22戦 稲荷特別 1000万下 京都芝2000m (1着2番人気

2014年 2月 9日 第21戦 壇之浦特別 1000万下 小倉芝2000m (6着/3番人気)

2014年 1月26日 第20戦 北大路特別 1000万下 京都芝2000m (2着/5番人気)

2014年 1月11日 第19戦 500万下 京都芝2200m (1着/5番人気)

2013年12月15日 第18戦 栄特別 500万下 中京芝2000m (7着/12番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2013年 8月18日 第17戦 定山渓特別 500万下 函館芝2000m (7着/6番人気)

2013年 8月 3日 第16戦 陸奥湾特別 500万下 函館芝2000m (8着/3番人気)

2013年 7月21日 第15戦 500万下 函館芝1800m (2着/4番人気)

2013年 7月 7日 第14戦 臥牛山特別 500万下 函館芝2000m (2着/8番人気)

2013年 6月22日 第13戦 500万下 函館芝2000m (3着/5番人気)

2013年 6月15日 第12戦 木古内特別 500万下 函館ダ1700m (9着/12番人気)

2013年 4月20日 第11戦 500万下 京都ダ1800m (7着/9番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2013年 4月 7日 第10戦 500万下 福島芝1200m (12着/7番人気)

2012年11月 8日 第9戦 JRA指定交流 門別ダ1200m (4着2番人気

2012年 7月 8日 第8戦 500万下 函館芝1200m (10着/7番人気)

2012年 6月23日 第7戦 500万下 函館芝1200m (7着/2番人気

2012年 6月10日 第6戦 500万下 函館芝1200m (5着/6番人気)

2012年 3月17日 第5戦 3歳500万下 阪神芝1400m (11着/10番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 2月18日 第4戦 こぶし賞 3歳500万下 京都芝1600m (12着/6番人気)

2012年 2月 5日 第3戦 第52回 きさらぎ賞 GV 京都芝1800m (12着/12番人気) 写真多数掲載

2011年11月19日 第2戦 第16回 東京スポーツ杯2歳ステークス GV 東京芝1800m (8着/8番人気) ルクソール様撮影 現地写真掲載

2011年10月30日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (1着/8番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート