マデイラ(マチカネエンジイロの09) 第28戦


キャロ愛馬第13号は第1.5次募集で購入。

父クロフネと母父サンデーサイレンスの組み合わせは2歳GTを制したフサイチリシャールなど成功例が多く期待。

母は3勝馬だが、藤沢和雄厩舎に預託されるなど馬主の期待の大きかった馬。その母の繁殖黄金期である8歳の時の仔とくれば期待は高まるばかり。・・・と書いていたら、弟のゴットフリートは新馬戦と500万特別を快勝し、重賞でも2着と完全にオープン馬。やはり母は高性能。

しかし、マデイラはデビュー戦は快勝もそこから気難しい面を見せるようになり大敗続き。道中は掛かったり、内にササッてまともに追えなかったり、走るのをやめてしまったりとこれは大変重症。

しばらくいいところがなかったが、2013年4月にミルコ・デムーロ騎手が騎乗すると最後まで気を抜かせずに走らせてくださり、そこから復活!!得意の夏の北海道では気難しい馬を動かす力に長けている大野拓弥騎手を鞍上に芝の2000mに出走してみたら3着と新馬戦以来の馬券圏内確保!!そして特別戦2着、平場2着ともうこれは本物。

北海道で計6戦走るも結局9、3、2、2、8、7着と優勝には届かず。しかし、獲得賞金はそれまでの772万円から1642万円と飛躍的にアップ。

そして、本州に戻って来て叩き2走目で超一流のクリストフ・ルメール騎手が空いているレースにルメール騎手で出走。抜群の騎乗で1度使われて息も持ち、優勝!!実に新馬戦以来18戦ぶりの美酒。

そこからなんとなんと3戦で1000万クラスを卒業し、連勝で準オープンも突破しついに夢のオープン入り!!

4勝すべてが京都競馬場と京都巧者。獲得本賞金も6252万円で我が軍団2位のステップシチーの同5920万円を抜き単独2位!!(1位は10億超えのエスポワールシチー)

オープンでは完全に力負けで二桁着ばかりだったが、小倉記念GVでは軽ハンデとはいえ8着と出走奨励金を確保!!重賞なので出走奨励金と言っても200万円あり、これは未勝利戦2着の本賞金と同額。これは嬉しい。

時計も平凡で勝ち馬からはかなり離されており、しかもハンデ戦で斤量も軽くと内容的には今までと変わりないが、それでもなんでもオープンでは頭打ち感が強かったので8着という着はとにかく有り難い。よくやってくれた。

目標だったサマー2000シリーズを3戦走りきり、前走後レース中に軽い打撲があって右前脚の球節部分が少し腫れたということもあり9月11日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。

1月21日に栗東トレセンへ帰厩しました。


2月22日 小倉11R 第49回 小倉大賞典 GV 4歳上オープン 芝1800m 国際 ハンデに出走!!

フルゲート16頭のところに第1回特別登録数は39頭。しかし、マデイラは出走賞金順位16番手。同率のハナノシンノスケと2分の1の確率の抽選対象。1頭でも上位が回避してくれれば出走は確定。

水曜日の想定の段階では唯一いた前走ダート馬で一番回避してくれそうなグレイスフルリーブが消え、想定表のまま出馬投票が行われればマデイラの出走は確定。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジでどうやら出走できそうだ。結局16頭で確定。

鞍上は第3場では主役の吉田隼人騎手確保で期待は大きい。

気になるハンデは私の予想通りの53キロ。これは今までよりも若干軽く有利。

長期に渡るリフレッシュを経て、状態はすこぶる良く、重賞とは言え期待は大きい。


11着/15番人気。

苦手の重馬場たったが、ある程度の位置につけ、最後まで頑張った。着ほど負けておらず、これが良馬場で、3角手前での不利がなければもう少しやれていただろう。

叩き良化型のマデイラだし、私は状態の良かった今回に続き次もかなりやれると期待している。


レース回顧と時計の分析、レース後の吉田隼人騎手と荒川義之調教師のコメントを掲載。

しかし、なぜ4勝とも挙げている得意の京都に出さないのか。京都や北海道での滞在競馬なら更にもう少しやれるはず。

(2015年2月23日完結)

2014年11月12日立ち上げ

●前走後、レース中に軽い打撲があって右前脚の球節部分が少し腫れたということもあり、9月11日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました

 目標だったサマー2000シリーズを3戦走りきった我らが愛馬マデイラ。残念ながら重賞ではハンデ戦でも通用しませんでしたが、全4勝を挙げている京都や得意の北海道ならもう少し前進があるはずです。

 前走後、レース中に軽い打撲があって右前脚の球節部分が少し腫れたということもあり9月11日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。幸いたいしたことはないようですが、3戦を消化していましたし、しっかりとリフレッシュして帰って来て欲しいですね。

これ以降は2015年1月22日に作成

●1月21日に栗東トレセンへ帰厩しました 次走は2月22日の小倉大賞典を予定

 1月21日に臨時更新されましたクラブ公式HPマデイラの近況報告によりますと、前走後、レース中に軽い打撲があって右前脚の球節部分が少し腫れたということもあり9月11日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されていたマデイラは1月21日に栗東トレセンに帰厩したということです。当初はたいしたことはないようだという診断でしたが、案外復帰まで時間がかかりましたね。もっとも、良い状態で帰って来てくれるのなら気長に待つわけですが。

 更に20日の近況更新では、賞金的に出走できるかわからないものの、次走は2月22日 小倉11R 第49回 小倉大賞典 GV 4歳上オープン 芝1800m 国際 ハンデを予定と荒川義之調教師のコメントがありました。

 4勝すべてを挙げている相性の良い京都に出して欲しいと思いますが、まだまだローカル重賞路線を歩むようです。それはそれで悪くはないのですが。

これ以降は2015年2月16日に作成

●気になる特別登録表(2月22日 小倉11R 第49回 小倉大賞典 GV)

特別登録表 2月22日 小倉11R 第49回 小倉大賞典 GV 4歳上オープン 芝1800m 国際 ハンデ

第1回登録完了馬 全39頭 フルゲート 16頭 
出走順位順  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
キャトルフィーユ バルジュー 55.0  1/24 京都GV 京都芝1600
カレンブラックヒル 秋山真一郎 58.0 12/06 金鯱GU 中京芝2000
メイショウナルト 田辺裕信 57.5  1/04 金杯GV 中山芝2000 10
ヒットザターゲット 57.5 11/30 ジャGT 東京芝2400 12 10
スマートギア 津村明秀 54.0 11/09 アルGU 東京芝2500 13 17 15 15
ミッキードリーム 酒井学 56.0 10/12 毎日GU 東京芝1800 14
アロマティコ 藤岡康太 54.0  1/24 京都GV 京都芝1600 15
ダコール 藤岡佑介 57.0  1/18 日経GU 京都芝2400 12
レッドレイヴン 柴田善臣 56.5 12/21 ディOP 中山芝1800
マイネルミラノ 柴田大知 55.0  1/04 金杯GV 中山芝2000 15
コスモソーンバンク 丹内祐次 56.0  1/17 ニュOP 中山芝1600 11
ウインマーレライ 松岡正海 54.0  1/17 ニュOP 中山芝1600 12 11
グレイスフルリープ 56.0  2/07 すばOP 京都ダ1400
マコトプリジャール 四位洋文 52.0  1/24 京都GV 京都芝1600 13 11
ラングレー 54.0  1/18 初富16下 中山芝1800
ハナノシンノスケ 岡田祥嗣 52.0  1/25 石清16下 京都芝1600 10 17
マデイラ 吉田隼人 53.0  9/07 新潟GV 新潟芝2000 16 16 13 15
サクラアルディート 菱田裕二 55.0 12/20 リゲOP 阪神芝1600
タムロスカイ 松田大作 54.0
クライスマイル 54.0
キングヒーロー 54.0
トラストワン 武幸四郎 54.0
メイショウツガル 54.0
レッドアリオン 56.0
シャイニーガール 51.0
ノースショアピーチ 53.0
サカジロロイヤル 55.0
サトノギャラント 56.0
ゼンノルジェロ 53.0
マウントシャスタ 56.0
セイルラージ 55.0
ゼロス 54.0
エックスマーク 56.0
シゲルササグリ 53.0
スピリタス 54.0
フェスティヴタロー 54.0
セイカプリコーン 54.0
トップカミング 51.0
ヒラボクプリンス 53.0

フルゲート16頭のところに39頭が特別登録されています。マデイラは賞金順位16番手で同率のハナノシンノスケと2分の1の確率の抽選対象です。ダート馬のグレイスフルリープ辺りが回避してくれませんかねぇ(他力本願)。

気になるハンデは私が「独り言」のコーナーで予想していた通りの53キロでした。妥当ですよね。今までの54キロは正直見込まれすぎですよね。

JRA−HP 出走馬情報

2013年以降、GI・フェブラリーSと同日に行われている小倉大賞典は、1回小倉開催を盛り上げるレースとして定着している。ハンデキャップ競走だけに軽ハンデの馬の活躍を期待したくなるが、ハンデ53キロ以下での優勝例は2004年のメイショウバトラー(51キロ)までさかのぼる。逆に、ハンデ57キロ以上を背負った馬が過去10年で5勝をマーク。本レースは、能力を評価された馬がそのとおりに結果を残す傾向があると言える。今年も、多彩なメンバーが登録しており、ハイレベルな戦いが期待できるだろう。

本レースで重賞初制覇を狙うラングレー(牡4・矢作芳人)は、先週の共同通信杯を制したリアルスティールの全兄という血統背景を持つ。弟のほうが先に重賞タイトルを手中に収めることになったが、本馬も一昨年秋のデビュー当時から大きく期待されてきた素質馬だ。前々走の1000万下(東京・芝2400m)を優勝したうえで、約3か月の休み明けでの出走となった前走の1600万下・初富士S(中山・芝1800m)も連勝。実戦を1度使われたことにより状態はさらに良化している印象で、11日に栗東CWコースで行われた1週前追い切りでは6ハロン79秒1の好時計を楽にマークした。3連勝で今回の小倉大賞典を制し、今後のGI 戦線に名乗りを上げたいところだ。

2012年のNHKマイルCを筆頭に重賞4勝をマークしているカレンブラックヒル(牡6・平田修)の参戦も、今年の本レースにおける注目ポイントのひとつだ。11日に栗東坂路で行われた1週前追い切りでは、4ハロン53秒1、ラスト1ハロン12秒4をマーク。一時期のスランプを脱し、いい頃の迫力が戻ってきている印象を受けた。実績馬だけに、今回は58キロのトップハンデを背負うことになるが、それを乗り越えて優勝争いを演じられるだけの実力をこの馬は持っている。

ヒットザターゲット(牡7・加藤敬二)は、2013年の小倉大賞典優勝馬で、これまでに重賞3勝をマーク。今回のメンバーの中では実績上位の一頭だ。今回は約2か月半の休み明けとなるだけに仕上り具合がポイントになる。4日に栗東坂路で4ハロン59秒7、ラスト1ハロン12秒8と末脚を伸ばす調教をしているものの、速い時計は、11日に同じく坂路で行われた1週前追い切りでの4ハロン54秒8、ラスト1ハロン12秒7が最初。寒い時季で太めが残りやすいだけに、今週の最終追い切りの動きはしっかりとチェックしておきたい。

レッドレイヴン(牡5・藤沢和雄)は、前走のオープン特別・ディセンバーS(中山・芝1800m)で、2着馬に2馬身差をつける快勝劇を演じた。重賞でも、2012年の東京スポーツ杯2歳S2着、2014年の新潟大賞典3着と好走実績があるだけに、そろそろタイトルを獲得してもおかしくない。今回は、2か月の休み明けになるが、乗り込みは十分すぎるほど積んでおり、時季的に太めに見える馬体も小倉競馬場への長距離輸送でちょうど良くなるだろう。鞍上には引き続き柴田善臣騎手を迎える予定で、その手綱さばきにも注目が集まりそうだ。

キャトルフィーユ(牝6・角居勝彦)は、前走の京都牝馬Sが勝ち馬のケイアイエレガントから0秒4差の6着と案外な結果だったが、本格化を遂げた一昨年の秋以降は重賞で堅実な成績を残している。瞬発力勝負になりやすい広くて直線の長いコースよりも、スピードの持続力を活かせる小回りコースを得意としているだけに、京都から小倉へのコース替わりは歓迎材料。11日に栗東CWコースで行われた1週前追い切りでは古馬1000万下クラスの併走馬に少し遅れたが、これは追走してのもの。本馬の気配は引き続き良好で、牡馬が相手となる今回も侮ることはできない。

メイショウナルト(せん7・武田博)は、一昨年の小倉記念を1分57秒1のコースレコードで制し、昨年の小倉記念でも3着と、小倉・芝コースを得意にしている馬だ。これまで寒い時季に良績を記録していないが、11日に栗東CWコースで行われた1週前追い切りでは6ハロン80秒5をマーク。少し馬体が太く見えるものの、動き自体は夏の好調時と変わらない軽快なもの。今回、スムーズな競馬ができるかどうかがポイントになりそうだ。

主導権争いが激しくなりそうなメンバー構成だが、おそらくハナを切るのはマイネルミラノ(牡5・相沢郁)だろう。前々走の1600万下・美浦S(中山・芝1800m)では逃げ切り勝ちを収めたが、オープンクラス昇級初戦に加えて重賞初挑戦で臨んだ前走の中山金杯は15着と大敗を喫した。道中のペース自体は前々走のほうが速かったが、前走は直線入り口で早々と交わされる展開が応えたのかもしれない。クラス慣れが見込める今回、気分良く逃げることができれば、巻き返しがありそうだ。

ダコール(牡7・中竹和也)は、前走の日経新春杯で勝ち馬のアドマイヤデウスから0秒5差の5着。一瞬の末脚を武器としているタイプだけに、直線の長い京都・芝の外回りコースで、18頭立ての7枠14番という外枠からのスタートになったことが応えた印象だ。小倉・芝コースはこれまで〔2・2・0・2〕と好相性を見せている。渋った馬場状態でも好走歴はあるものの、得意の良馬場で競馬を迎えられれば、今回も上位争いが期待できるだろう。

ウインマーレライ(牡4・高木登)は、昨年のラジオNIKKEI賞の優勝馬で、小回りコースが上手な印象のある馬だ。前々走のオープン特別・ディセンバーS→前走のオープン特別・ニューイヤーS(中山・芝1600m)と、近2走はともに5着に敗れているが、前々走が0秒6差、前走が0秒2差と、ともに勝ち馬から大きくは負けていない。今回、道中の展開ひとつで出番はあるはずだ。

コスモソーンパーク(牡7・池上昌弘)は、前走のオープン特別・ニューイヤーSで、2着馬にクビ差という接戦ながらオープンクラスでの初勝利をマーク。今年で7歳となりベテランと言える年齢だが、現在こそが充実期というムードが漂っている。これまで小倉・芝コースで〔1・1・0・0〕と好成績を残している点も注目したいポイント。今回は、勢いに乗っての重賞参戦だけに目が離せない。

競馬ブック 有力馬のポイント

 レッドレイヴンは久々の前走でオープン勝ち。慌てず後方から運び、直線に入るとノーステッキで2馬身。更に強さを増した感。7連対中6回が1800メートル。距離はベスト。脚質の幅があり、小回り小倉も問題にしないだろう。重賞Vへ。

 ラングレーは連勝でオープンへ。素質馬が軌道に乗った。前走は中位から長く脚を使い、これまでで一番鮮やかな勝ちっぷり。マイル指向の母系から考えても長丁場より1800メートルの方が合う。遠征経験豊富。中間も好気配。重賞でも。

 緩みない流れで直線の長い中京。金鯱賞のカレンブラックヒルは5着ならよく粘った方。57.5キロで重賞勝ちしているだけに、ハンデは重くなるだろうが、小回り平坦に替わるのは間違いなくプラス。先行力を生かして粘り込む。

 ダコールの前走は多頭数の外枠で前半の位置取りが悪くなったのが応えた。先行力はないが、補える決め手があり、小回りなら流れが向きやすい。3ハロン短縮もプラス。

 キャトルフィーユは牝馬限定戦とはいえ、重賞で大崩れしていない。立ち回りのうまさが持ち味だけに、初の小倉にも対応できそう。前走は微妙に距離が足りなかった感。1ハロン延長で巻き返す。

 エックスマークはここ3走(2)(3)(2)着、前々走はダコールと0秒1差。地力強化の跡が見える。広いコースがベターだが、脚質に幅があるので小倉にも対応できそう。

 ヒットザターゲットは直線平坦なら末は確実で、13年の覇者。昨年は宝塚記念、天皇賞(秋)で好走して更に実績を積み、ここでは威張れる存在。ハンデがポイントに。

デイリー馬三郎 みどころ

 14年のラストインパクトが05年メイショウカイドウ以来の@番人気馬のV。A〜C番人気馬が未勝利で、直近10年の勝ち馬8頭までがD番人気以下と波乱が必至の一戦と言える。舞台は小倉だが、最有力ステップは4勝の中山金杯。ただ、関東馬のVはない。
 
 レッドレイヴンが重賞ウイナーの仲間入りを果たす。昨年はAJCCC着が0秒1差、中日新聞杯E着が0秒2差の惜敗。前走が立て直した効果を感じさせる内容で、タイトル獲得へ機は熟した。
 
 ダービー卿CTで復活Vを飾って以降、カレンブラックヒルはHFHD着だが、極悪馬場の安田記念を除けば勝ち馬とは小差。しぶとく粘るスタイルで小回りは合致する。GT馬が地力を見せる。
 
 上昇度ではラングレー。自己条件でA@@着と再び上昇気流に乗ってきた。毎日杯が0秒1差のC着。クラシックには乗れなかったが、早い時期から素質を評価されてきた。重賞初Vで開花といく。
 
 目標にされる立場のメイショウナルトは気性的なムラがいくらか解消してきた。中山金杯は3番手からの競馬でレコード決着。ハンデも課せられた。G着に終わったが、重賞Vの地で反撃が望める。
 
 日経新春杯D着のダコールは距離短縮も好材料。長く脚を使えるタイプではなく、小回りの中距離戦は絶好と言える。重賞ではA着1回、B着2回。あと一歩で待望の勝利に手が届く位置にいる。
 
 ヴィクトリアマイルのD着馬だが、本質的にキャトルフィーユにはマイル戦は短い。前走(京都牝馬SE着)から距離が延びる点はプラスだろう。ただ、久々の牡馬相手の戦いがポイントになる。
 
 昨夏の北海道で内をさばく形で進化を遂げたアロマティコ。その後は不運にもフルゲート18頭の外枠ばかりが当たっている。小回りの中距離戦は望むところ。今度こそ外を回る展開は避けたい。

これ以降は2015年2月19日に作成

●追い切り情報(2月19日更新)

前走前 9月3日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
5F 67.1
4F 51.9
3F 37.2
1F 12.2[8]



9月10日 栗東プール 2周


1月28日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 55.4
3F 40.3
2F 25.8
1F 13.1
ロングスピーク(3歳500万下)馬なりを0.7秒追走0.1秒遅れ


1月29日 栗東プール 4周


2月4日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
5F 68.1
4F 52.3
3F 38.3
1F 12.2[8]


2月5日 栗東プール 4周


2月11日 栗東ニューポリトラック 良馬場 一杯に追う

助手
5F 63.7
4F 49.4
3F 36.5
1F 11.7[8]


2月12日 栗東プール 2周


2月18日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

吉田隼人
5F 64.4
4F 49.4
3F 36.3
1F 11.6[8]
 1月28日、21日に帰厩後、久々に追い切り時計を計時しました。坂路で追い切られるのも久々ですね。馬なりの格下馬相手に遅れをとっていますが、そもそもマデイラは坂路はさっぱり走らない馬。ベストは2012年5月に出した4F55.1秒−13.5秒です。そう考えるとベストに近い動きで、かつ終いも当時よりもしっかりと走れていますからマデイラ的にはまずまずの動きでしょう。
 何より、予定のレースはまだ3週間後ですし、十分に仕上げる時間はありますね。

 2月4日、ニューポリトラックで終いを伸ばす調教を課せられました。全体の時計はゆっくりですが、終いはポリトラックだと伸びるんですよね。競馬ブックでは”マズマズ仕上がる”という評価です。
 以下は2月4日に更新されたクラプ公式HPマデイラの近況報告です。
「今朝はポリトラックコースで追い切りました。動きとしてはまずまずといったところですが、帰厩してきてから調子自体はだんだんと上がってきていますよ。今回は休養の効果も大きかったのでしょうが、この寒い冬場というのもこの馬には合っているのでしょうね。元気いっぱいですが、決してうるさいというわけではありませんし、ここまではうまく調整を進めることができていますよ。目標のレースまではまだ2週ありますし、この分ならばいい状態に持っていくことができると思います」(荒川師)22日の小倉競馬(小倉大賞典・芝1800m)に出走を予定しています。
 調子がだんだんと上がって行っているということですし楽しみですね。ここらでガラリ一変、激走してくれませんかねぇ。

 2月11日、ニューポリトラックでの自己ベストは2014年7月の5F63.9−12.0ですから、僅かですが自己ベストを更新しました。終いも11.7でまとめていますし、長期に渡ってリフレッシュをしたおかげで状態はかなり良いと思います。当日の7番時計でした。私はかなり良い状態だと思いますが、競馬ブックでは”もう一追い欲しい”、デイリー馬三郎では”仕上り早B”という評価で、競馬ブックはさすがに時計だけでなく馬を見てのジャッジのようです。しかし、ちょうど来週が出走でもう一追いできますから、良い状態に仕上がりそうですね。これは思わず、これまで以上を期待しちゃいますねぇ。
 以下は2月12日に更新されたクラプ公式HPマデイラの近況報告です。
「先週に引き続き、今朝もPコースで追い切りました。軽いポリトラックコースではありますが、しっかりと追い切ってラスト1ハロンが11秒台。動きはかなり素軽くなってきていますし、息遣いなんかも追い切りを重ねるごとに良くなってきていますよ。同じ追い切りの時でもちょっと調子の悪い時や、自身がしんどくなった時は頭を上げたり、モタれたりするところのある馬なのですが、今はそういうところを見せていないように、状態に関してはまた更に一段と良くなってっきていますね。脚元の不安もなく、相変わらず元気で体調も良好です。これで来週追い切れば態勢は整ってくるでしょう」(西山助手)22日の小倉競馬(小倉大賞典・芝1800m)に吉田隼騎手で出走を予定しています。
 ということで、キャロ会報の2月号に登場された西山誠助手もかなりの手応えを感じておられるようです。こんな感じの時は1000万戦と1600万戦を連勝したんですよね。今回は重賞ですが存在感を見せて欲しいですね。
 また、小倉大賞典の鞍上が以前マデイラにも騎乗していただいたことのある吉田隼人騎手であることが発表されました。第3場で吉田隼人騎手とくれば主役級の騎手ですよね。いろんな意味で次走への期待は大きいですね。結果が出るとすればこういう時しかないですから、上位に入って欲しいですね。

 2月18日、吉田隼人騎手を背に馬なりで追い切られました。11日に自己ベストを更新する絶好の動きを見せたマデイラですが、今回も馬なりで自己ベストに匹敵する動きですし、状態はすこぶる良いと思います。これは今回ハンデも今までよりも1キロ軽いですしかなり上位もあり得るのではないでしょうか。私ほっさんの追い切り評価は最高評価の「A+」です。追い切り本数、調教過程、動き全て文句なしと思います。
 競馬ブックでは”久々も動き軽快”、デイリー馬三郎では”仕上十分C”という評価です。競馬ブックはかなり高い評価。デイリー馬三郎ではメンバーを見渡しての控えめジャッジだと思います。
 以下は2月18日に更新されたクラプ公式HPマデイラの近況報告です。
「吉田隼人騎手がこちらへ来ていたので、早速跨ってもらって今朝はポリトラックで追い切りました。サラッと馬なり程度でしたが、動きは間違いなく1週ごとに良くなってきていますね。軽めの調教だったので馬はまだ物足りないという感じですが、今回はそれがこちらの狙い。昨年、ちょっと成績が落ち込んでいた時は、レース前でも比較的負荷を高めて調教を行っていたことが多く、いざ実戦に行くと既に燃え尽きているという感じだったんです。そういった経緯を踏まえて、今回は直前の追い切りを軽めに留めて、その分、競馬に行ってから燃えてもらおうと調教パターンを工夫してみました。当初は出走できるかどうか怪しかったのですが、想定を見るとどうやら大丈夫そうなので、久々でも好勝負を期待したいですね」(西山助手)22日の小倉競馬(小倉大賞典・芝1800m)に吉田隼騎手で出走を予定しています。
 ということで陣営としても良い手応えのようです軽めの調整とは言え動きは十分及第点ですし、私はかなり色気を持っています。

●気になる出馬想定表(2月22日 小倉11R 第49回 小倉大賞典 GV)

出馬想定表 2月22日 小倉11R 第49回 小倉大賞典 GV 4歳上オープン 芝1800m 国際 ハンデ フルゲート16頭 想定数17頭出走順位順  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
キャトルフィーユ バルジュー 55.0  1/24 京都GV 京都芝1600
カレンブラックヒル 秋山真一郎 58.0 12/06 金鯱GU 中京芝2000
メイショウナルト 田辺裕信 57.5  1/04 金杯GV 中山芝2000 10
ヒットザターゲット 古川吉洋 57.5 11/30 ジャGT 東京芝2400 12 10
スマートギア 津村明秀 54.0 11/09 アルGU 東京芝2500 13 17 15 15
ミッキードリーム 酒井学 56.0 10/12 毎日GU 東京芝1800 14
アロマティコ 藤岡康太 54.0  1/24 京都GV 京都芝1600 15
ダコール 藤岡佑介 57.0  1/18 日経GU 京都芝2400 12
レッドレイヴン 柴田善臣 56.5 12/21 ディOP 中山芝1800
マイネルミラノ 柴田大知 55.0  1/04 金杯GV 中山芝2000 15
コスモソーンバンク 丹内祐次 56.0  1/17 ニュOP 中山芝1600 11
ウインマーレライ 松岡正海 54.0  1/17 ニュOP 中山芝1600 12 11
マコトプリジャール 四位洋文 52.0  1/24 京都GV 京都芝1600 13 11
ラングレー 和田竜二 54.0  1/18 初富16下 中山芝1800
ハナノシンノスケ 岡田祥嗣 52.0  1/25 石清16下 京都芝1600 10 17
マデイラ 吉田隼人 53.0  9/07 新潟GV 新潟芝2000 16 16 13 15
タムロスカイ 松田大作 54.0 10/05 ポーOP 阪神芝1600 11 13 10 12

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在17頭出馬想定されています。

やはり消えて欲しかったダート馬グレイスフルリープが想定では消えてくれました。想定表のまま出馬投票になりますと、マデイラの出走は確定します。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジでほぼ間違いないでしょう。

●出馬確定表

出馬確定表 2月22日 小倉11R 第49回 小倉大賞典 GV 4歳上オープン 芝1800m 国際 ハンデ 出走数16頭  
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
キャトルフィーユ バルジュー 55.0  1/24 京都GV 京都芝1600
カレンブラックヒル 秋山真一郎 58.0 12/06 金鯱GU 中京芝2000
メイショウナルト 田辺裕信 57.5  1/04 金杯GV 中山芝2000 10
ヒットザターゲット 古川吉洋 57.5 11/30 ジャGT 東京芝2400 12 10
スマートギア 津村明秀 54.0 11/09 アルGU 東京芝2500 13 17 15 15
ミッキードリーム 酒井学 56.0 10/12 毎日GU 東京芝1800 14
アロマティコ 藤岡康太 54.0  1/24 京都GV 京都芝1600 15
ダコール 藤岡佑介 57.0  1/18 日経GU 京都芝2400 12
レッドレイヴン 柴田善臣 56.5 12/21 ディOP 中山芝1800
マイネルミラノ 柴田大知 55.0  1/04 金杯GV 中山芝2000 15
コスモソーンバンク 丹内祐次 56.0  1/17 ニュOP 中山芝1600 11
ウインマーレライ 松岡正海 54.0  1/17 ニュOP 中山芝1600 12 11
マコトプリジャール 四位洋文 52.0  1/24 京都GV 京都芝1600 13 11
ラングレー 和田竜二 54.0  1/18 初富16下 中山芝1800
ハナノシンノスケ 岡田祥嗣 52.0  1/25 石清16下 京都芝1600 10 17
マデイラ 吉田隼人 53.0  9/07 新潟GV 新潟芝2000 16 16 13 15

表中 騎手の太字は乗り替わり

結局マデイラとしては出走順位上位の1頭が回避してくれたことが助かりました。あれがなければ2分の1の抽選対象でしたからねぇ。

●小倉芝1800mコース解説

 スタート地点は正面スタンド前の直線真ん中よりやや右。最初の1コーナーまでの距離は272m。
 芝1700mほどスタートから激しく前で競ることはなく、ミドルペースか前半スローペースの上がり勝負になることが多い。そのため、逃げ馬もかなり頑張れる。特に開催前半の芝状態が良好な時は、逃げ、先行馬から入るのが絶対。小倉大賞典や北九州記念といった重賞レースでも逃げ馬の活躍が目立っており、このコースの特徴を良く表している。
 一貫して淀みない流れになる場合は、距離が少し長いマイラータイプの馬でも対応しやすくなる。
 枠順は馬場状態がフラットの際には確実に内枠が有利。先行馬なら最初にコーナーに飛び込みやすいし、差し馬でもインで末脚を溜められる。ただし、内の馬場が悪化してくると中枠から外枠が有利になる
 このコースも馬場、展開によるところが大きく、全般的に波乱傾向。
有利な枠順 馬場フラットならば内枠
有利な脚質 逃げ、先行
ポイント 枠順、馬場状態
種牡馬ベスト サンデーサイレンス、トニービン、コマンダーインチーフ
連対騎手ベスト 安藤勝己、武豊、池添謙一、福永祐一、小牧太、熊沢重文
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分51秒2 1分53秒5 1分54秒3
2歳未勝利 1分50秒2 1分49秒4
2歳500万 1分50秒4
3歳新馬 1分51秒5 1分52秒6
3歳未勝利 1分49秒3 1分50秒4 1分51秒1 1分50秒9
3歳500万 1分49秒9 1分50秒4 1分52秒8
古馬500万 1分48秒7 1分49秒6 1分52秒1 1分50秒8
古馬1000万 1分48秒0 1分50秒0 1分51秒7
古馬1600万 1分47秒3 1分51秒4
古馬オープン 1分47秒0 1分48秒8 1分49秒8

●騎手は吉田隼人騎手 ほっさん評価「B+」

 今回のマデイラの鞍上は久々に吉田隼人騎手です。吉田隼人騎手と言えば北海道で4戦マデイラに騎乗していただき、正直乗り難しいマデイラを巧く導いていたとは言い切れませんが、マデイラをよく知る騎手です。当時はもう2年以上も前の話で、馬も人もあれからパワーアップしていますから期待したいですね。


 過去、ほっさん愛馬には14度も騎乗していただいております。ハルシュタットを6馬身差で勝ち挙げてくれたり、11番人気のフェーラシュヴァルを4着に押し上げ、地方転厩へのきっかけを作ってくださいました。前回はグリューヴァインに騎乗していただき2番人気6着でしたが、大きく出遅れて万事休すでしたので度外視でいいと思います。主場では影の薄い騎手ですが、ローカルでは主役級の期待の大きな騎手です。ここでマデイラを好走させ、また主戦の立場を勝ち取って欲しいですね。


 2015年2月19日現在、中央587勝、勝率7.7パーセント、連対率15.3パーセントとまずまずの成績。重賞はほとんど人気薄ばかりの7勝(7、11、7、3、11、8、3番人気)。GT勝ちはない(2007年の天皇賞秋アグネスアークと2009年の菊花賞フォゲッタブルの2着が最高)。騎乗馬の質の割に良く頑張っていると言える。2011年は実に80勝で勝率は10.2パーセントと10台の大台を超えた。今まさにブレイクしている騎手と言える。
 昨年(2014年)は52勝、勝率8.6パーセント、連対率18.1パーセントと通算成績を超える活躍。本年(2015年)はここまで4勝、勝率4.0パーセント、連対率8.1パーセントとスタートダッシュに失敗。



 吉田 隼人(よしだ はやと)は1983年12月20日生まれの31歳。日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンター所属の12年目の騎手である。デビュー当時は堀井雅広厩舎所属で、2007年4月からフリーになる。兄の吉田豊もJRA美浦所属の騎手である。8歳上の兄の活躍を見て騎手を目指すようになった。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。

 2004年に競馬学校第20期生として卒業し、騎手免許を取得(同期には藤岡佑介、津村明秀、川田将雅、水出大介、丹内祐次、高野和馬、上野翔らがいる)。美浦の堀井雅広厩舎所属でデビュー。初騎乗は同年3月6日中山競馬第1競走でトーセンルドルフに騎乗して4着(12頭立て)であった。4月24日の東京競馬第3競走でスターオブアディラに騎乗し初勝利を挙げる。デビュー年はわずか3勝の成績に終わる。

 2005年は23勝と勝ち星を量産。成長の跡を見せた。また朝日杯フューチュリティステークスに出走したアポロノサトリはそれまで吉田が騎乗し2戦2勝の好相性であったが、その時点での通算勝利数は26勝であり、GT騎乗可能となる通算勝利数(31勝)を満たせていなかったため、蛯名正義に乗り替わりとなる試練もあった(結果は8着)。

 2006年4月9日の中山競馬で中央競馬通算31勝目をあげ、晴れてGTへの騎乗が可能となった。さらに、4月22日の福島競馬第11競走福島牝馬ステークスをロフティーエイムで優勝し重賞初制覇。この勝利で史上初の兄弟の初重賞制覇が共に牝馬限定の重賞となった。兄・豊の重賞初制覇は、1996年に行われたメジロドーベルでの阪神3歳牝馬ステークスである。また同年は60勝を挙げ、年間勝ち数で兄・豊(57勝)を上回った。

 2007年4月にフリーに転身。この年は73勝を挙げる。

 2009年1月は落馬して頭部外傷、左肘部挫創というケガを負った影響があり、45勝に終わる。11月21日の福島記念でサニーサンデーで重賞制覇したが2着に兄・豊のトウショウシロッコが入り吉田兄弟で初の重賞ワン・ツー・フィニッシュを達成した。

 2011年、自己最多の年間80勝を挙げる。

 2013年7月13日、函館3Rのマーヴェリックスで優勝、JRA通算500勝を達成した。「兄(吉田豊・JRA騎手)の背中を見て騎手を目指し、自分の初勝利の日に兄は500勝を達成した。その500勝に達することができ、感慨深い気持ちです」と喜びを語った。


 「2009年の菊花賞では関西馬のフォゲッタブルに騎乗してハナ差の2着(勝ち馬スリーロールス)。大きなチャンスを逃したが、落ち着いた手綱捌きで成長をアピールした。センスは上々で、インにこだわったり、有力馬をマークしたり臨機応変に競馬ができる。馬をしっかりと御すことができるし、追いに関しても上々。騎乗技術は水準のモノがある。問題は騎乗センスだ。インに入る形だと、怖がっているのか腰を上げて手綱を引っ張ってヒドい格好になることが多い。勝負どころの捌きも甘く、減速して大外まで持ち出して競馬を終わらせてしまうことがある。また、気のいい馬に乗った時に抑え込まずスイスイと走らせる傾向があり、当然のこと直線で伸び脚が鈍る結果になる。コース別では小倉と新潟で成績が良い。ただし、裏開催での結果である。芯がシッカリしていて強気な性格。コメントは無難なものが多いが、取捨に関してはハッキリと話す。トップクラスのジョッキーは年齢が若くなく、世代交代が起こる頃に飛躍する可能性がある。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手・2011年上半期)

 ほっさん愛馬での成績 (14戦1勝)

 2007年 5月20日 マイセンシチー   3歳未勝利        新潟芝2400m 9着/6番人気
 2007年 6月 7日 マイセンシチー   3歳未勝利        東京芝2500m 8/6番人気
 2009年 3月22日 レイアシチー    3歳新馬          中山ダ1200m 3着/5番人気
 2009年 5月30日 レイアシチー    3歳未勝利         東京ダ1300m 4着/3番人気
 2009年 6月27日 レイアシチー    3歳未勝利         福島ダ1150m 4着/4番人気
 2009年 7月18日 レイアシチー    3歳未勝利         新潟ダ1200m 5着/4番人気
 2011年 6月19日 フェーラシュヴァル 3歳未勝利        函館ダ1700m 10着/7番人気
 2011年 9月17日 フェーラシュヴァル 3歳未勝利        札幌芝1200m 4着/11番人気
 2012年 4月28日 ハルシュタット    3歳未勝利        福島ダ1150m 1着1番人気
 2012年 6月10日 マデイラ       500万下         函館芝1200m  5着/6番人気
 2012年 6月23日 マデイラ       500万下         函館芝1200m  7着/2番人気
 2012年 7月 8日 マデイラ       500万下         函館芝1200m  10着/7番人気
 2013年 8月 3日 マデイラ       陸奥湾特別 500万下 函館芝2000m  8着/3番人気
 2013年12月15日 マデイラ       栄特別 500万下   中京芝2000m   落馬負傷の為に当日乗り替わり
 2014年 8月 9日 グリューヴァイン  2歳新馬         札幌芝1800m   6着/2番人気


2013年3月16日 中京12R クラリスピンクに騎乗する吉田隼人騎手(7着/8番人気)。

これ以降は2015年2月21日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ラングレーは2、3歳時は重賞でも好走しており、いきなり重賞でも位負けしない。長い距離もこなしたが、前走の勝ちっぷりが鮮やか。1800メートルが合う。レッドレイヴンも前走が楽勝。重賞で好走歴はあるが、更に強くなった印象。タイトル獲得のチャンス。カレンブラックヒルはハンデが鍵だが、小回りは魅力。ダコールの前走は多頭数の外枠。距離短縮はプラス。」


短評は「波乱含み」



予想家の印
馬名 井上政 西村敬 橋本篤 CPU
ダコール △△ △△
コスモソーンパーク
アロマティコ
ラングレー
カレンブラックヒル
マデイラ
ヒットザターゲット △△
キャトルフィーユ △△
マコトブリジャール
ハナノシンノスケ
マイネルミラノ
メイショウナルト
レッドレイブン
二重△は△△で処理
あとは無印



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マデイラ 87 79 81 77
ラングレー 91 83 79 90
レッドレイヴン 92 88 87 92
カレンブラックヒル 97 90 91 90
ヒットザターゲット 94 90 92 85
キャトルフィーユ 94 91 92 88


デイリー馬三郎

本紙の見解

「3歳秋までは陣営の期待とは裏腹に、もどかしい競馬が続いていた◎ラングレーだが、精神面の成長が追いついたことでようやく素質が開花。実績馬がハンデを背負わされたことで、今回の54`のハンデも非常に恵まれた印象。輸送経験も豊富で、初めての小倉遠征への不安も皆無。3連勝で一気に重賞タイトルを手にする公算が大きい。
 ○レッドレイヴンは早めに現地入りしての調整。攻めの雰囲気を見る限り、レースが2カ月あいた影響はみじんもなく臨戦過程は万全。8戦6連対と得意の9F戦で逆転を狙う。先手を主張するであろう▲カレンブラックヒルは58`のハンデが微妙。ただ、今週から仮柵を設けたBコースでもあって、先行有利は明らか。これ以上評価は落とせない。〈城谷〉」

◎ ラングレー
○ レッドレイヴン
▲ カレンブラックヒル
× ヒットザターゲット
☆ アロマティコ

以下省略

マデイラは当然無印(T_T)


マデイラは全23記者中 全員無印(>_<)

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

マデイラ(16着)

 「少し出していって、ある程度のポジションで運べた。コーナー4つの小回りの方が良さそうだね。」(江田照男騎手・競馬ブック)

 「時に気持ちがないときもあるみたいなので、馬の気持ちをいい形で出せるにはどうした方がいいかを考えながらレースへ向かいました。そのままにしておくと気を起こさないままになりそうだったので、ちょっと動かしていったんです。そしたら、かかるまではないもののグーッと来てくれる感触はありましたよ。それが酷くなると大変なのでしょうが、折り合いを欠くまでではなかったですよ。前に馬を置けなかったもののメイショウの馬を見ながら悪くないリズムで走れていました。唸るくらいになってくればこの馬らしいしぶとさも出せるはずだし、前進してくれるはずです」(江田照男騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「この馬、不思議なことにパンっと筋肉も張っていて具合がいいなと感じさせるときほど走れないことが多いんですよね。今回、体は増えていたけれど背肉は少し寂しいかなと感じる状態だったのですが、そんなときに好走してくれるイメージがあったので楽しみをもって送り出せました。押しても叩いても行かないときは行かない馬。唸るくらいの気持ちを出せればしぶとさを発揮できるかなとも思っていたし、ジョッキーにはハナに拘ることはないと伝えていたんです。唸ったときの対応の仕方ももちろん伝えていましたよ。着順は悪いものになりましたけど、噛んできそうな感触はあったとのことだし、良さが再び出てきそうですね。前回は前回でいい経験になったと思っているし、今回の経験も活かして今後オープンでも頑張れるようにしていきたいです」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「チークピーシズ。二の脚でスッーと好位へ。今日は前で流れに乗っていけた。直線は追いづらい場面もあったが、踏ん張れず。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

マデイラ

 「仕上がりは早い方だと思うが、テンションが高くなる面があるのでどうか。仕上がりは早いタイプ。これまで好走した時は少頭数で、早めに先頭に立つ形で押し切っている。ペースが速くなるとどうかな。」(佐藤助手・デイリー馬三郎)

 「テンがそう速くないので、なかなか行き切れない。ハナを切れないと力んで走ってしまうところがあるし、そのあたりがねぇ。」(佐藤助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 ここまでサマー2000シリーズを3戦し、13着、8着、16着と完全に力不足だったマデイラ。今回も重賞で相手は強く大きなことは言えませんが、前3走の重賞挑戦のうち、唯一8着と貴重な出走奨励金を確保してくれたのが小倉。今回も小倉で更なる上位を目指します。

 また、今回は半年ほどの長いリフレッシュ休養を挟み、馬に活気が漲っています。追い切りの動きも私が滅多に出さない最高評価の「A+」。鞍上もローカルでは主役級の吉田隼人騎手を確保できましたし、そしてハンデも前3回の54キロから53キロと1キロ減りました。これだけの要素が揃っていますから、人気にはならないでしょうが、ここはびっくり掲示板を目指したいですね。勝つ可能性もゼロではないと思っています。最低でも出走奨励金の貰える8着に入って欲しいです。

これ以降は2015年2月23日に作成

●パドック

 マデイラの馬体重は前走プラス6キロの498キロ。いつものように暴れまくっていました(笑)。オープン馬とは思えない状態です。しかし、調教で良い動きだったように馬体はしっかりと出来ていました。走りそうな気配はかなりありました。

●レース 

 マデイラはスタート良く、なんとしても前、出来ればハナを叩くくらいの勢いで押されます。苦手の重馬場ですし、終いに切れる脚もないですし、準オープンや1000万を勝った時は逃げ残りでしたからそれでいいですよね。

 かなりしつこく押しますが、そんなに二の脚の速くないマデイラ。結局ハナは叩けず4番手になります。それでもかなり良い位置が取れたと思います。ハンデも比較的軽いですし、なんとかこのまま粘れないかと思いました。

 3コーナーでは前にいたカレンブラックヒルが内側に斜行してマデイラ他2頭の進路が狭くなりブレーキをかけざるを得なくなります。このことに対して鞍上の秋山真一郎騎手は過怠金10万円と、騎乗停止スレスレの最高金額を支払う制裁に。これがなければもう少し差は詰まっていたと思います。

 道中はガッシリと折り合いがつき、4角でも手応えが良く、これはもしかしたら!?と一瞬夢を見ます。一瞬伸びて出走奨励金くらいは確保できたか?と思いましたが、最後の最後に後ろから数頭に交わされ11着。

 しかし、苦手な馬場に叩き1走目ということを考えても今まで以上に走れた感はあります。次も私は相当期待しています。

●時計の評価

 今回のマデイラの走破時計は1分49秒5重馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは重不良馬場で1分47秒2、勝ち馬の時計は1分48秒3でした。マデイラは勝ち馬から1秒2差で着差ほど負けておりません。また道中でスムーズ差を欠いたことを考えてももう少しはやれたと思います。

 苦手の重馬場でここまでやれるのですから、良馬場だったらと思うと何とも残念です。

●レース後の騎手・調教師のコメント

マデイラ(11着)

 「こういう馬場ですし、ある程度前々で進めようと思っていましたが、すんなり勝った馬の後ろにつけられたので、絶好のポジションだったんです。でも、3コーナーで前が狭くなってブレーキをかける不利。それで位置が悪くなってしまいました。それでも直線はジリジリ脚を使ってくれましたし、スムーズならもっとやれたと思います。ただ、最後はやや脚が鈍っていたので、良馬場の方がいいのは間違いないでしょう」(吉田隼人騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「勝負どころで不利があったのは残念でしたが、着順ほど差はありませんでしたし、ここを使って良くなってくると思います。以前ならこういう馬場はもっと苦手にして走れなかったですし、馬体はパンとしてきていますからね。このあとは問題なければこのまま厩舎で調整していきたいと思います」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 特別出走手当が405000円。1口で割りますと940円くらいになると思われます。

●今後の展望

 マデイラは元々叩き良化型。今回は休養明け緒戦でした。それでも十分な休養を経て活気がありましたし、追い切りの動きも見違えるほどでした。今回は苦手の重馬場でも着ほど負けておらず、次走は1度使われて更に良くなると思います。次走、そしてその次が勝負ですね。私は4勝共挙げている得意の京都ならと思いますが、来週から2か月間阪神開催なんですよね。うーーーん。今回の重馬場といい、上手く噛み合ってくれません。

●最後に

 オープンに入り、無謀な重賞挑戦を続けていると思っておられる方もいらっしゃるでしょうが、私は賞金が生きていて、出られる間はそれで良いと思います。しかし、そろそろ過去1年間の賞金という意味では、昨年5月に勝った準オープンの恩恵が消えてしまいます。そうなると途端に除外対象になってしまうでしょうしなんとかそこまでに重賞2着でも賞金加算をしたいところですが、正直無理でしょう。そうなるとローカルやオープン特別巡りになってしまうと思います。そこからは除外との戦いでますます調整なども大変でしょう。

 私はマデイラは”よく準オープンを突破してくれたものだ”と思っているほどで、やはりオープンでは荷が重いと思います。それでもオープンは万が一があれば賞金も高く、いつも宝くじを当てるくらいの間隔で楽しんでいます。負けて元々。出走奨励金でも確保してくれればラッキー。

 競馬ですから、出走する以上は何があるかわかりません。マデイラも徐々にハンデも軽くなり、このままですといずれ50キロなんて負担斤量で出られるでしょう。そうなったら一発あるかも知れません。

 年齢的にも昨今の成績的にも大きな故障を引退させられてしまうでしょうし、もちろん種牡馬入りなんてありませんから、少しでも長く現役でいてくれたらと思います。

 私的には洋芝と滞在競馬が合うので北海道か、4勝共挙げている京都で走らせて欲しいですね。そうすればもう少しは上位に来てくれるはずです。

 頑張れマデイラ!!長く在籍した500万クラス時同様、負けても負けても応援し続けるぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2014年11月12日立ち上げ 2015年1月22日、28日、2月4日、11日、12日、16日、19日、21日、23日加筆

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マデイラの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2014年 9月 7日 第27戦 第50回 新潟記念 GV 3歳上オープン 新潟芝2000m (16着/16番人気)

2014年 8月10日 第26戦 第50回 小倉記念 GV 3歳上オープン 小倉芝2000m (8着/11番人気)

2014年 7月13日 第25戦 第50回 七夕賞 GV 3歳上オープン 福島芝2000m (13着/11番人気) 松嶋屋様撮影現地写真多数付

2014年 5月17日 第24戦 都大路S 4歳上オープン 京都芝1800m (15着/6番人気)

2014年 5月 3日 第23戦 下鴨S 1600万下 京都芝2000m (1着/6番人気)

2014年 2月22日 第22戦 稲荷特別 1000万下 京都芝2000m (1着2番人気

2014年 2月 9日 第21戦 壇之浦特別 1000万下 小倉芝2000m (6着/3番人気)

2014年 1月26日 第20戦 北大路特別 1000万下 京都芝2000m (2着/5番人気)

2014年 1月11日 第19戦 500万下 京都芝2200m (1着/5番人気)

2013年12月15日 第18戦 栄特別 500万下 中京芝2000m (7着/12番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2013年 8月18日 第17戦 定山渓特別 500万下 函館芝2000m (7着/6番人気)

2013年 8月 3日 第16戦 陸奥湾特別 500万下 函館芝2000m (8着/3番人気)

2013年 7月21日 第15戦 500万下 函館芝1800m (2着/4番人気)

2013年 7月 7日 第14戦 臥牛山特別 500万下 函館芝2000m (2着/8番人気)

2013年 6月22日 第13戦 500万下 函館芝2000m (3着/5番人気)

2013年 6月15日 第12戦 木古内特別 500万下 函館ダ1700m (9着/12番人気)

2013年 4月20日 第11戦 500万下 京都ダ1800m (7着/9番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2013年 4月 7日 第10戦 500万下 福島芝1200m (12着/7番人気)

2012年11月 8日 第9戦 JRA指定交流 門別ダ1200m (4着2番人気

2012年 7月 8日 第8戦 500万下 函館芝1200m (10着/7番人気)

2012年 6月23日 第7戦 500万下 函館芝1200m (7着/2番人気

2012年 6月10日 第6戦 500万下 函館芝1200m (5着/6番人気)

2012年 3月17日 第5戦 3歳500万下 阪神芝1400m (11着/10番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 2月18日 第4戦 こぶし賞 3歳500万下 京都芝1600m (12着/6番人気)

2012年 2月 5日 第3戦 第52回 きさらぎ賞 GV 京都芝1800m (12着/12番人気) 写真多数掲載

2011年11月19日 第2戦 第16回 東京スポーツ杯2歳ステークス GV 東京芝1800m (8着/8番人気) ルクソール様撮影 現地写真掲載

2011年10月30日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (1着/8番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート