マデイラ（マチカネエンジイロの０９）　第３８戦


キャロ愛馬第１３号は第１．５次募集で購入。

父クロフネと母父サンデーサイレンスの組み合わせは２歳Ｇ�Tを制したフサイチリシャールなど成功例が多く期待。

母は３勝馬だが、藤沢和雄厩舎に預託されるなど馬主の期待の大きかった馬。その母の繁殖黄金期である８歳の時の仔とくれば期待は高まるばかり。・・・と書いていたら、弟のゴットフリートは新馬戦と５００万特別を快勝し、重賞でも２着と完全にオープン馬。やはり母は高性能。

しかし、マデイラはデビュー戦は快勝もそこから気難しい面を見せるようになり大敗続き。道中は掛かったり、内にササッてまともに追えなかったり、走るのをやめてしまったりとこれは大変重症。

しばらくいいところがなかったが、２０１３年４月にミルコ・デムーロ騎手が騎乗すると最後まで気を抜かせずに走らせてくださり、そこから復活！！得意の夏の北海道では気難しい馬を動かす力に長けている大野拓弥騎手を鞍上に芝の２０００ｍに出走してみたら３着と新馬戦以来の馬券圏内確保！！そして特別戦２着、平場２着ともうこれは本物。

北海道で計６戦走るも結局９、３、２、２、８、７着と優勝には届かず。しかし、獲得賞金はそれまでの７７２万円から１６４２万円と飛躍的にアップ。

そして、本州に戻って来て叩き２走目で超一流のクリストフ・ルメール騎手が空いているレースにルメール騎手で出走。抜群の騎乗で１度使われて息も持ち、優勝！！実に新馬戦以来１８戦ぶりの美酒。

そこからなんとなんと３戦で１０００万クラスを卒業し、連勝で準オープンも突破しついに夢のオープン入り！！４勝すべてが京都競馬場と京都巧者。

しかしオープンでは完全に力負け。小倉記念の８着が最高で軽ハンデも見せ場なし状態が１年以上続いた。その間収得賞金の加算はなく、ついに３走前の七夕賞では出走確定賞金順位も同率の１６番手で、レースに出ること自体も難しくなってきた。

いつ引退宣言が出されてもおかしくない中、なんとか出走できた七夕賞で１６番人気の最低評価ながら３着と激走！！収得賞金こそ加算できなかったが、アワヤ２着の内容で、走破時計も抜群に速く勝ち馬との差も僅か０秒３だった。競馬ブックのスピード指数も９１．８とこれまでの８０前後から飛躍的に上昇。数字だけなら重賞の勝ち負け水準。この１走で引退が延びたことは確実で本当に嬉しい。

それ以降は、浮沈はあるもののここ２走は別定戦で４着５着と掲示板を確保。主戦の大野拓弥騎手の素晴らしい騎乗もあってのものだが、ここへ来ての安定感は有り難い。


前走後、馬体に大きな傷みはないものの、いくらか疲れた様子を見せていたということで２月４日にノーザンファームしがらきへリフレッシュ放牧に出ました。

３月１７日に栗東トレセンに帰厩しました。

予定通り４月１０日　福島１１Ｒ　福島民報杯　４歳上オープン　芝２０００ｍ　国際　別定に出走！！

フルゲート１６頭のところに特別登録数は２１頭。水曜日の想定段階では１７頭。信頼できるクラブ公式ＨＰでは”出走可能Ａ”のジャッジ。結局１６頭で確定。

１３着／１６番人気。

大外枠で小回りコースと常に外々を追走。相当な距離ロスに内有利の展開で大敗。しかも４角では前が詰まり追い出しが遅れるロスも。そんな中でも勝ち馬からは１秒１差と着ほど負けていないし、今回はあまり得意ではない叩き１走目。次走はもう少しやれるはず。


レース回顧と時計の分析、レース後の吉田隼人騎手のコメントを掲載。

（２０１６年４月１１日完結）

２０１６年２月６日立ち上げ

• ●前走後、馬体に大きな傷みはないものの、いくらか疲れた様子を見せていたということで２月４日にノーザンファームしがらきへリフレッシュ放牧に
• これ以降は２０１６年３月２２日に作成
• ●３月１７日に栗東トレセンに帰厩しました
• これ以降は２０１６年４月３日に作成
• ●気になる特別登録表（４月１０日　福島１１Ｒ　福島民報杯　４歳上オープン）
• これ以降は２０１６年４月６日に作成
• ●追い切り情報（４月６日更新）
• ●気になる出馬想定表（４月１０日　福島１１Ｒ　福島民報杯　４歳上オープン）
• これ以降は２０１６年４月７日に作成
• ●出馬確定表
• ●福島芝２０００ｍコース解説
• ●騎手は吉田隼人騎手　ほっさん評価「Ｂ＋」
• これ以降は２０１６年４月９日に作成
• ●専門誌の印と評価
• ●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント
• ●各陣営のコメント
• ●ほっさん予想
• これ以降は２０１６年４月１１日に作成
• ●パドック
• ●レース　
• ●時計の評価
• ●レース後の騎手・調教師のコメント
• ●気になる賞金は
• ●今後の展望
• ●最後に

●前走後、馬体に大きな傷みはないものの、いくらか疲れた様子を見せていたということで２月４日にノーザンファームしがらきへリフレッシュ放牧に

　オープンに上がってから完全に力負けを露呈していた我らが愛馬マデイラ。しかし、そもそも５００万クラスで長いこと勝ち上がれず、準オープンを勝ったこと自体が奇跡なくらいの存在でした。その準オープンを勝った時の賞金が有効で走れる時に重賞を走りまくっていましたが、最高で小倉記念のハンデに恵まれて８着でした。

　オープンでは見せ場なし状態が１年以上続き、当然その間収得賞金の加算はなく、ついに昨年の七夕賞では出走確定賞金順位も同率の１６番手で、レースに出ること自体も難しくなってきました。

　そんな、いつ引退宣言が出されてもおかしくない中、なんとか出走できた七夕賞で１６番人気の最低評価ながら３着と激走！！収得賞金こそ加算できませんでしたが、アワヤ２着の内容で、走破時計も抜群に速く勝ち馬との差も僅か０秒３と素晴らしい内容でした。競馬ブックのスピード指数も９１．８とこれまでの８０前後から飛躍的に上昇。数字だけなら重賞の勝ち負け水準です。この１走で引退が延びたことは確実でこれは本当に嬉しいですね。

　それ以降は、浮沈はあるもののここ２走は別定戦で４着５着と掲示板を確保。主戦の大野拓弥騎手の素晴らしい騎乗もあってのものですが、ここへ来ての安定感は有り難いし嬉しいですね。


　前走後、馬体に大きな傷みはないものの、いくらか疲れた様子を見せていたということで２月４日にノーザンファームしがらきへリフレッシュ放牧に出ました。

これ以降は２０１６年３月２２日に作成

●３月１７日に栗東トレセンに帰厩しました

　３月１７日に臨時更新されましたクラブ公式ＨＰマデイラの近況報告によりますと、２月４日にノーザンファームしがらきへリフレッシュ放牧に出されていたマデイラが３月１７日に栗東トレセンに帰厩したということです。

　これに先立ち、３月８日の近況報告では次走予定は福島開催を目標ということで、該当するレースは４月１０日　福島１１Ｒ　福島民報杯　４歳上オープン　芝２０００ｍ　国際　別定しかありませんからこのレースが目標ということでしょう。

　昨年３着に好走した七夕賞と同じコースですし良い走りを期待したいですね。鞍上はもちろん大野拓弥騎手なんでしょうね。

これ以降は２０１６年４月３日に作成

●気になる特別登録表（４月１０日　福島１１Ｒ　福島民報杯　４歳上オープン）

フルゲート１６頭のところに２１頭が特別登録されています。マルターズアポジーは格下馬で除外確実ですが、マデイラも除外の可能性がありますね。

これ以降は２０１６年４月６日に作成

●追い切り情報（４月６日更新）

前走前　１月２７日　栗東ニューポリトラック　良馬場　強め余力

助手
５Ｆ　６５．５
４Ｆ　４９．９
３Ｆ　３６．９
１Ｆ　１１．７［９］



２月３日　栗東プール　４周


３月２１日　栗東坂路　良馬場　馬なり余力
１回
助手
４Ｆ　５８．５
３Ｆ　４３．５
２Ｆ　２８．８
１Ｆ　１４．５


３月２４日　栗東ＣＷ　良馬場　追って一杯

助手
６Ｆ　８１．７
５Ｆ　６７．４
４Ｆ　５３．８
３Ｆ　４０．３
１Ｆ　１３．７［８］


３月２５日　栗東プール　４周


３月３０日　栗東ＣＷ　良馬場　一杯に追う

助手
６Ｆ　８２．３
５Ｆ　６７．２
４Ｆ　５２．８
３Ｆ　３８．９
１Ｆ　１２．８［７］


３月３１日　栗東プール　４周


４月３日　栗東ＣＷ　良馬場　馬なり余力

助手
６Ｆ　８８．８
５Ｆ　７３．７
４Ｆ　５９．２
３Ｆ　４３．３
１Ｆ　１４．４［９］


４月６日　栗東ニューポリトラック　良馬場　馬なり余力

助手
５Ｆ　６４．６
４Ｆ　５０．０
３Ｆ　３６．８
１Ｆ　１１．４［９］

　３月２１日、１７日に帰厩後初めての追い切り時計を計時しました。１５−１５強め程度ですね。出走予定まで３週間ほどありますし十分ですね。

　３月２４日、全体の時計は良い時計ですが、終いの時計を要しています。もっとも休養明けでまだ本調子ではないようですね。叩き良化型ですし１度叩いてからかも知れません。
　デイリー馬三郎では、”テン飛すＣ”とそのままです。
　以下は同日（３月２４日）更新されましたクラブ公式ＨＰマデイラの近況報告です。
「先週の木曜日に無事帰厩しており、今朝はＣＷコースで追い切りました。もうちょっとサラッと回ってくるつもりだったのですが、すぐ後ろにいる馬を気にしてプレッシャーが掛かっていたので早めに仕掛けていく形になり、その影響から最後はだいぶモタれてしまい、それを矯正しながらの追い切りになりました。いつもは帰厩してから２〜３週間ほどやんちゃな面を見せている馬が、今回は数日で落ち着きが出ています。それがいいのか悪いのかは正直まだわかりませんが、年齢のわりに肌ツヤも良く見せてくれますし、体調面などの問題はありませんからプラスに捉えたいところですね。福島開催を目標にしていると聞いていますので、これからさらにピッチを上げていきたいと思います」（西山助手）４月１０日の福島競馬（福島民報杯・芝２０００ｍ）に出走を予定しています。
　終いで時計がかかってしまった状況がよくわかりますね。いつもと違うようですが、これがどうでますか。そりゃ、昨今好走していましたし、いつもと同じ感じの方が良いのだと思いますが。

　３月３０日、先週と違いテンはゆったりですが終いをしっかりと伸ばしており随分と内容は良化しました。
　競馬ブックでは”もう一追い欲しい”、デイリー馬三郎では”急仕上げＣ”といずれの専門誌も追い切り本数の不足を懸念しています。ただマデイラの出走は来週ですからきっちりと仕上がるでしょう。
　以下は３月３１日に更新されましたクラブ公式ＨＰマデイラの近況報告です。
「昨日、ＣＷコースで追い切っています。先週は後ろにいた馬を気にしながらの追い切りとなったのですが、今週はそのようなこともなく最後まで自分のペースを守って行けましたし、モタれずにしっかりと走ることができました。最近は調教でも自分からグイグイと前へ行こうとするなど前向きさもありますし、やんちゃな部分もありますが、決してうるさいというわけではなく、いい気合い乗りをしていると思います。来週の競馬に向けて、今のところは順調に進めることができていますよ」（西山助手）４月１０日の福島競馬（福島民報杯・芝２０００ｍ）に吉田隼騎手で出走を予定しています。
　もっともマデイラを理解してくれていると私が思う西山助手が良い手応えを感じておられるようですし、次走も期待が持てそうですね。鞍上が長らく発表になっていなかったので大野拓弥騎手ではないのかな？と思っていましたが、やはり違って吉田隼人騎手ということです。大野拓弥騎手の方が間違いないと思いますが、吉田隼人騎手も何度もマデイラに騎乗していただいていますし吉田隼人騎手でもしっかりと結果を出していきたいですね。

　４月３日、コースで１５−１５強で追い切られました。水曜日にしっかりと追い切って良い状態に仕上がりそうですね。順調ですし楽しみです。

　４月６日、しばらくウッドチップで追い切られていましたが、久々にニューポリトラックで追い切られました。一気に動きが良くなった様に感じます。やはりニューポリトラックは合うのでしょうね。軽い馬場が合うのもよくわかります。先週は一杯に追い切られていますし状態はかなり良いと思います。私ほっさんの追い切り評価は「Ａ−」です。十分好走できるデキだと思います。
　競馬ブックでは”マズマズ仕上がる”と微妙な評価、デイリー馬三郎では”素軽いＢ”と高い評価を頂戴しております。
　以下は４月６日に更新されましたクラブ公式ＨＰマデイラの近況報告です。
「今朝はポリトラックで追い切りました。馬はとにかく元気いっぱいで状態は本当に良さそうですし、５ハロン６３〜４秒くらいのつもりでビシッと追ったのですが、最後までモタれる仕草を見せることもなく、しっかりと動くことができていました。これまでは負荷のより強いＣＷコースで乗ってきたのですが、それと比べるとポリトラックではまだ走り足りないのか、だいぶ余裕がある感じでしたね。雨が降ったら嫌だなと思っていたのですが、どうやら週末のお天気も大丈夫そう。あとはスタートを決めてうまく流れに乗れればいいですね」（西山助手）１０日の福島競馬（福島民報杯・芝２０００ｍ）に吉田隼騎手で出走を予定しています。
　ということで西山助手に”状態は本当に良さそう”と言っていただけると今回も掲示板には来てくれそうな気がしてしまいますね。好走を期待しています。

●気になる出馬想定表（４月１０日　福島１１Ｒ　福島民報杯　４歳上オープン）

表中　騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート１６頭のところに現在１７頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式ＨＰでは”出走可能Ａ”のジャッジです。

これ以降は２０１６年４月７日に作成

●出馬確定表

表中　騎手の太字は乗り替わり

非抽選でダノンメジャーとマルターズアポジーが除外されました。

●福島芝２０００ｍコース解説

　フルゲートは１６頭。スタート地点はホームストレッチの右端。４コーナーのポケット。高低差はそれほどないが坂の頂上に位置し、スタンド前の直線は谷を下って上るような感じになる。
　最初の１コーナーまでの距離は約５００ｍ。
　枠順はフラット。十分距離はあるが、１コーナーまでの攻防は忙しくなりやすく、前半６００ｍまでのラップが速くなる。全体的に平均ペース以上の流れになり、最後はスタミナも要する消耗戦。特に開催後半で馬場が荒れ出すと、その傾向が顕著。芝２２００ｍ〜２５００ｍといった、芝２０００ｍよりも少し長めの距離実績がある馬に注意。加えて、小回り向きの先行力が必要になり、粘り込んで穴をあけるシーンも。七夕賞や福島記念に代表されるように波乱傾向が強い。ハンデ重賞だからという面もあるが、多頭数になったら人気サイドでは簡単に決まらないと考えていいだろう。

有利な枠順	３〜６枠
有利な脚質	先行〜差し
ポイント	コース適性、スタミナ
種牡馬ベスト	ステイゴールド、ハーツクライ、チチカステナンゴ
連対騎手ベスト	吉田隼人、柴田大知、蛯名正義、大野拓弥、北村宏司
推定勝ちタイム	良馬場	稍重馬場	重馬場	不良馬場
３歳未勝利	２分０３秒５	２分０４秒８	２分０５秒４	２分０６秒８
３歳５００万	２分０２秒０	２分０３秒９		２分０４秒７
古馬５００万	２分０１秒９	２分０３秒８	２分０３秒７	２分０４秒６
古馬１０００万	２分０１秒８	２分０２秒４	２分０３秒７
古馬１６００万	１分５９秒１	２分００秒７
古馬オープン	２分００秒７	２分０２秒３	２分０３秒９

●騎手は吉田隼人騎手　ほっさん評価「Ｂ＋」

　今回のマデイラの鞍上は昨年２月以来の吉田隼人騎手です。福島ですしてっきり主戦の大野拓弥騎手が乗ってくれるのかと思っていましたが、大野拓弥騎手は中山で同じキャロットクラブのローズミラクルに騎乗されるようですね。クラブの意思も入っているように感じます。マデイラは大野拓弥騎手がいなくても準主戦の吉田隼人騎手がいるので譲った形になっているのではないでしょうか。

　今回のマデイラの鞍上・吉田隼人騎手と言えば北海道で４戦マデイラに騎乗していただき、正直乗り難しいマデイラを巧く導いていたとは言い切れませんが、マデイラをよく知る騎手です。今はマデイラも一時よりは乗りやすくなっていますし、今回は良い結果を期待したいですね。


　過去、ほっさん愛馬には１５度も騎乗していただいております。ハルシュタットを６馬身差で勝ち挙げてくれたり、１１番人気のフェーラシュヴァルを４着に押し上げ、地方転厩へのきっかけを作ってくださいました。ゴールドアクターで大きなレースを勝つまでは主場では影の薄い騎手でしたが、ローカルでは主役級の期待の大きな騎手です。ここでマデイラを好走させ、また主戦の立場を勝ち取って欲しいですね。


　２０１６年４月４日現在、中央６４６勝、勝率７．７パーセント、連対率１５．２パーセントとまずまずの成績。重賞はほとんど人気薄ばかりの１１勝（７、１１、７、３、１１、８、３、１、８、５、２番人気）。昨年有馬記念で待望のＧ�T制覇（ゴールドアクター）。騎乗馬の質の割に良く頑張っていると言える。２０１１年は実に８０勝で勝率は１０．２パーセントと１０台の大台を超えブレイク。そこから毎年に５０勝程度は挙げている。
　昨年（２０１５年）は５１勝、勝率７．４パーセント、連対率１３．５パーセントと通算成績並の成績を維持。本年（２０１６年）はここまで１２勝、勝率６．４パーセント、連対率１６．０パーセントとこれまた通算成績並。



　吉田 隼人（よしだ はやと）は１９８３年１２月２０日生まれの３２歳。日本中央競馬会（ＪＲＡ）美浦トレーニングセンター所属の１３年目の騎手である。デビュー当時は堀井雅広厩舎所属で、２００７年４月からフリーになる。兄の吉田豊もＪＲＡ美浦所属の騎手である。８歳上の兄の活躍を見て騎手を目指すようになった。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。

　２００４年に競馬学校第２０期生として卒業し、騎手免許を取得（同期には藤岡佑介、津村明秀、川田将雅、水出大介、丹内祐次、高野和馬、上野翔らがいる）。美浦の堀井雅広厩舎所属でデビュー。初騎乗は同年３月６日中山競馬第１競走でトーセンルドルフに騎乗して４着（１２頭立て）であった。４月２４日の東京競馬第３競走でスターオブアディラに騎乗し初勝利を挙げる。デビュー年はわずか３勝の成績に終わる。

　２００５年は２３勝と勝ち星を量産。成長の跡を見せた。また朝日杯フューチュリティステークスに出走したアポロノサトリはそれまで吉田が騎乗し２戦２勝の好相性であったが、その時点での通算勝利数は２６勝であり、Ｇ�T騎乗可能となる通算勝利数（３１勝）を満たせていなかったため、蛯名正義に乗り替わりとなる試練もあった（結果は８着）。

　２００６年４月９日の中山競馬で中央競馬通算３１勝目をあげ、晴れてＧ�Tへの騎乗が可能となった。さらに、４月２２日の福島競馬第１１競走福島牝馬ステークスをロフティーエイムで優勝し重賞初制覇。この勝利で史上初の兄弟の初重賞制覇が共に牝馬限定の重賞となった。兄・豊の重賞初制覇は、１９９６年に行われたメジロドーベルでの阪神３歳牝馬ステークスである。また同年は６０勝を挙げ、年間勝ち数で兄・豊（５７勝）を上回った。

　２００７年４月にフリーに転身。この年は７３勝を挙げる。

　２００９年１月は落馬して頭部外傷、左肘部挫創というケガを負った影響があり、４５勝に終わる。１１月２１日の福島記念でサニーサンデーで重賞制覇したが２着に兄・豊のトウショウシロッコが入り吉田兄弟で初の重賞ワン・ツー・フィニッシュを達成した。

　２０１１年、自己最多の年間８０勝を挙げる。

　２０１３年７月１３日、函館３Ｒのマーヴェリックスで優勝、ＪＲＡ通算５００勝を達成した。「兄（吉田豊・ＪＲＡ騎手）の背中を見て騎手を目指し、自分の初勝利の日に兄は５００勝を達成した。その５００勝に達することができ、感慨深い気持ちです」と喜びを語った。

　２０１５年１２月２７日の有馬記念をゴールドアクターで優勝し、デビュー１２年目にして初のＧ�T制覇を果たした。

　「センスは上々で、インにこだわったり、有力馬をマークしたり臨機応変に競馬ができる。馬をしっかりと御すことができるし、追いに関しても上々。騎乗技術は水準のモノがある。問題は騎乗センスだ。インに入る形だと、怖がっているのか腰を上げて手綱を引っ張ってヒドい格好になることが多い。勝負どころの捌きも甘く、減速して大外まで持ち出して競馬を終わらせてしまうことがある。また、気のいい馬に乗った時に抑え込まずスイスイと走らせる傾向があり、当然のこと直線で伸び脚が鈍る結果になる。芯がシッカリしていて強気な性格。コメントは無難なものが多いが、取捨に関してはハッキリと話す。」（佐藤祐樹元地方競馬騎手・２０１１年上半期）

　ほっさん愛馬での成績　（１５戦１勝）

　２００７年　５月２０日　マイセンシチー　　　３歳未勝利　　　　　　　　新潟芝２４００ｍ　９着／６番人気
　２００７年　６月　７日　マイセンシチー　　　３歳未勝利　　　　　　　　東京芝２５００ｍ　８着／６番人気
　２００９年　３月２２日　レイアシチー　　　　３歳新馬　　　　　　　　　　中山ダ１２００ｍ　３着／５番人気
　２００９年　５月３０日　レイアシチー　　　　３歳未勝利　　　　　　　　　東京ダ１３００ｍ　４着／３番人気
　２００９年　６月２７日　レイアシチー　　　　３歳未勝利　　　　　　　　　福島ダ１１５０ｍ　４着／４番人気
　２００９年　７月１８日　レイアシチー　　　　３歳未勝利　　　　　　　　　新潟ダ１２００ｍ　５着／４番人気
　２０１１年　６月１９日　フェーラシュヴァル　３歳未勝利　　　　　　　　函館ダ１７００ｍ　１０着／７番人気
　２０１１年　９月１７日　フェーラシュヴァル　３歳未勝利　　　　　　　　札幌芝１２００ｍ　４着／１１番人気
　２０１２年　４月２８日　ハルシュタット　　　　３歳未勝利　　　　　　　　福島ダ１１５０ｍ　１着／１番人気
　２０１２年　６月１０日　マデイラ　　　　　　　５００万下　　　　　　　　　函館芝１２００ｍ　　５着／６番人気
　２０１２年　６月２３日　マデイラ　　　　　　　５００万下　　　　　　　　　函館芝１２００ｍ　　７着／２番人気
　２０１２年　７月　８日　マデイラ　　　　　　　５００万下　　　　　　　　　函館芝１２００ｍ　　１０着／７番人気
　２０１３年　８月　３日　マデイラ　　　　　　　陸奥湾特別　５００万下　函館芝２０００ｍ　　８着／３番人気
　２０１３年１２月１５日　マデイラ　　　　　　　栄特別　５００万下　　　中京芝２０００ｍ　　　落馬負傷の為に当日乗り替わり
　２０１４年　８月　９日　グリューヴァイン　　２歳新馬　　　　　　　　　札幌芝１８００ｍ　　　６着／２番人気
　２０１５年　２月２２日　マデイラ　　　　第４９回　小倉大賞典　Ｇ�V　小倉芝１８００ｍ　　１１着／１５番人気

２０１３年３月１６日　中京１２Ｒ　クラリスピンクに騎乗する吉田隼人騎手（７着／８番人気）。

これ以降は２０１６年４月９日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「東風Ｓ３着と立ち直りを見せたミュゼゴーストは当地で重賞２着があり、２勝の距離もベスト。条件は揃った。マイネルフロストは昨年同様の近況で、２年連続勝利を当然狙ってきた。前で流れに乗れば渋太さを発揮する。ヤマニンボワラクテは昇級後の重賞２戦で崩れず、力をつけている。前走から斤量は増えても。次いでマイネルミラノを警戒する。」


短評は「先行有利」


予想家の印

馬名	吉田幹	林茂徳	吉岡哲	ＣＰＵ
シャイニープリンス		△
マテンロウボス	△△	△	▲	△△
ダノンジェラート	▲		△	△
ライズトゥフェイム		△
サトノアポロ				穴
マイネルミラノ	○	▲	△△	▲
バロンドゥフォール			△
マイネルフロスト	◎	○	○	◎
シベリアンスパーブ		△△
ミュゼゴースト	△	△	△
マデイラ				穴
ヤマニンボワラクテ	△	◎	◎	○

二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ

馬名	予想オッズ
マイネルフロスト	４．２
ヤマニンボワラクテ	４．７
ミュゼゴースト	５．９
マイネルミラノ	７．７
ダノンジェラート	８．６
マテンロウボス	１１．４
シャイニープリンス	１５．３
ヤングマンパワー	１５．５
シベリアンスパーブ	１５．７
サトノアポロ	１７．５
ライズトゥフェイム	２３．６
マデイラ	２９．２
バロンドゥフォール	３０．８
クランモンタナ	３１．２
デウスウルト	５０倍以上
ブリイズアトレイル	５０倍以上

スピード指数

馬名	最高値	３走前	２走前	前走	評価
マデイラ	９２	８６	８８	８７
マイネルフロスト	９４	９４	９３	８５
ヤマニンボワラクテ	９３	８８	９３	９１
ミュゼゴースト	８８	８４	８０	８８
マイネルミラノ	９４	８６	８７	８３
ダノンジェラート	８９	８７	８７	８６

デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎ヤマニンボワラクテはオープン昇級後、重賞で�D、�C着と奮闘。さらに福島は過去�@、�A、�@着と抜群の成績を誇るコース巧者だ。オープン特別のここなら中心視できる。休養明けを叩かれつつ順当に上向いている○ミュゼゴーストが相手だ。〈石渡〉」

◎　ヤマニンボワラクテ
○　ミュゼゴースト
▲　シベリアンスパーブ
×　マテンロウボス
☆　マイネルフロスト
△　マイネルミラノ

マデイラは本紙無印(T_T)


マデイラは全１３記者中　▲（３番手評価）　１記者、△（６番手以下評価）　１記者、無印　１１記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

マデイラ（５着）

　「今日はゲートの中でおとなしく、うまく出てくれました。マイペースで運べたし、最後まで頑張ってくれています。この馬の力は出せたと思います。」（大野拓弥騎手・競馬ブック）

　「ゲートの中では大人しかったですし、これくらい、いいスタートを切れると良いですね。この馬の力を発揮出来たと思います」（大野拓弥騎手・ラジオＮＩＫＫＥＩ）

　「きょうはゲートをスッと出てくれたし、最後まで頑張ってくれた。力は出せたと思う」（大野拓弥騎手・デイリー馬三郎）

　「今日はゲートの中で大人しくしてくれていましたし、スッと出てくれましたね。府中の２０００ｍなので正直どう乗るか迷ったのですが、さすがに溜めての切れ味勝負では分が悪いでしょうから、逃げる展開を選択しました。道中の流れは悪くなく、直線でもしぶとく脚を使ってくれましたが、勝ち馬たちには一気に来られてしまいました。もう少しでも粘らせたかったのですが、申し訳ありません」（大野拓弥騎手・キャロットクラブ公式ＨＰ）

　「勝てなかったので満足とは言えないけど、ゲートを出てしっかりと自分の競馬をしての結果ですからね。マークが緩かったことで悪くないペースで運んでくれましたし、直線ではより切れるタイプに交わされこそしましたが、最後までしぶとく脚を使ってくれています。メンバーや展開の助けは必要になるけれど、しっかりと掲示板を確保してくれてもいますから、この走りを継続していきたいですね。賞金がないので重賞などは特に目標にしにくいのですが、今回のようにオープン特別を中心に、重賞の状況次第では臨機応変にそれも狙って行きたいですね。今後についてはレース後の状態などを見た上で検討していきますが、いい番組が豊富とは言えないので、このタイミングで一息入れることも考えていきます」（荒川義之調教師・キャロットクラブ公式ＨＰ）

　「チークピーシズ。スンナリとハナに立って、マイペースの逃げ。直線半ばで後続に交わされた後も踏ん張って入着。これくらい渋化ならこなせる。」（競馬ブック）

●各陣営のコメント

マデイラ

　「ゲートが安定しません。放牧明けになるだけに久々の割引は必要でしょう。」（佐藤助手・デイリー馬三郎）

　「そう長く休んでいるわけではないが、使っていった方がいいタイプだと思う。それに、スタートを安定して出られるかが鍵に。」（佐藤助手・競馬ブック）

●ほっさん予想

　ここのところオープン戦でも４着５着と上位の成績を収めているマデイラ。

　今回はその２戦よりも出走頭数が多くなりましたし、主戦の大野拓弥騎手が中山で騎乗ということで吉田隼人騎手に乗り替わりです。

　そのまま大野拓弥騎手ならまた上位もと思うのですが、吉田隼人騎手だと微妙なところです。いつもほど自信はありません。

　この頭数でも掲示板に載ってくれるのなら最高ですが、実際は出走奨励金の貰える８着以内なら万歳です。鞍上が巧く御せなかった場合は大敗も想定しています。

これ以降は２０１６年４月１１日に作成

●パドック

　マデイラの馬体重は前走マイナス２キロの４８６キロ。３着に好走した昨年の七夕賞が４９６キロ、４着５着と好走したここ２戦が４９４キロ、４８８キロですから休養明けの１走目としてはやや馬体が寂しい感じです。

　パドックではいつもの煩いマデイラでした。しかし、馬体は出来ており、毛づやも良かったですね。力は出せる状態に見えました。

●レース　

　マデイラのスタートは半完歩くらいの出負けで取り戻せそうでしたが、外の１６番の馬が内に切れ込んできて進路がなくなります。二の脚が遅いので仕方がないですねぇ。それでも８番手と後ろ過ぎずそれなりのポジションをキープします。先頭からもさほど離されていませんし、これで直線でジリジリと伸びれば或いは上位もと思わせます。

　しかし、大外枠が影響して小回りコースで常に外回り。相当な距離ロスで道中を追走します。マデイラは道中もかかることなく良い手応えで追走。それでも４コーナーの勝負どころでは機敏に反応できずにズルズルと後退。最後までバテてはいないもののスピード負けをして流れ込んだだけの１３着。ううーーん、枠に恵まれて良いスタートを切れないとやはりダメですねぇ。

●時計の評価

　今回のマデイラの走破時計は２分００秒０良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で１分５８秒７、勝ち馬の走破時計が１分５８秒９ですからほぼ競馬ブックの推定通りの平均的なレースだったと言えます。

　マデイラはそこから１秒１も離されていますから大敗は当然です。しかし内側有利の決着での大外枠で距離も相当走っていますし、４角で進路がなく追い出しも遅れてしまいましたから、度重なる不利で度外視してやっても良いのではないでしょうか。

●レース後の騎手・調教師のコメント

マデイラ（１３着）

　「まわりの出方を窺いながら行くかどうするか判断するようにしていましたが、主張してきそうな馬が何頭かいました。実際のスタートもそこまで速くなかったですし、無理に押して行こうとするとムキになってリズムを悪くしてしまう馬ですから、外の馬もいたことから控えることにしたんです。しかし、思惑よりもペースは速くなくて…。１〜２コーナーでハミを取ったときに落ち着かせないでスーッと放していっても良かったのかもしれません。ただ、福島開幕週で３頭目のところを通ると大体止まってしまっていたので、余計に判断が難しかったです。有力馬が近くにいたので見ながら動くつもりでしたが、まわりのほうが先に脚が上がって行き場もなくなってしまい、リズム良く走らせられなかったです。大外枠からで余計に苦しかったのですが、うまく乗れなくて申し訳ありません」（吉田隼人騎手・キャロットクラブ公式ＨＰ）

●気になる賞金は

　特別出走手当が４０．３万円。これに芝１８００ｍ以上の平地競走ということで５万円が加算されますから４５．３万円。１口で割りますと１０５０円程度になると思われます。

●今後の展望

　今回は苦手の叩き１走目に大外枠で相当な距離ロスがありましたからこんなもんで仕方がないと思います。次走もシンガリ人気近辺でしょうが、私はもう少しはやれると思います。悪いなりに出走奨励金の貰える８着くらいまでは来て欲しいですけどね。

●最後に

　今回は大野拓弥騎手でなかった時点であまり上位に来るイメージが無かったですが、結果的に久々の大敗という形になってしまいました。

　大野拓弥騎手はマデイラに対し馬の能力以上のものを引き出してくれていると思うのですが、他の多くの騎手だと無難な馬の能力通りの結果になってしまいます。

　そりゃ、マデイラにミルコ・デムーロ騎手やクリストフ・ルメール騎手が乗ってくださればまた違うのでしょうが、現状この成績ではマデイラに乗ってくれるはずもありません。次走はまた大野拓弥騎手に乗って欲しいですね。

　次は叩き２走目ですし期待していますよ。

　頑張れマデイラ！！

最後までご愛読ありがとうございました

２０１６年２月６日立ち上げ　３月２２日、２６日、３０日、４月３日、６日、７日、９日、１１日加筆

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マデイラの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

２０１６年　１月３０日　第３７戦　白富士ステークス　４歳上オープン　東京芝２０００ｍ　（５着／１０番人気）

２０１５年１２月２０日　第３６戦　ディセンバーステークス　３歳上オープン　中山芝２０００ｍ　（４着／８番人気）

２０１５年１１月２１日　第３５戦　アンドロメダステークス　３歳上オープン　京都芝２０００ｍ　（１０着／５番人気）

２０１５年　８月３０日　第３４戦　小倉日経オープン　３歳上オープン　小倉芝１８００ｍ　（１３着／９番人気）

２０１５年　８月　９日　第３３戦　第５１回　小倉記念　Ｇ�V　３歳上オープン　小倉芝２０００ｍ　（７着／１２番人気）

２０１５年　７月２６日　第３２戦　福島テレビオープン　３歳上オープン　福島芝１８００ｍ　（８着／６番人気）

２０１５年　７月１２日　第３１戦　第５１回　七夕賞　Ｇ�V　３歳上オープン　福島芝２０００ｍ　（３着／１６番人気）

２０１５年　４月１２日　第３０戦　福島民報杯　４歳上オープン　福島芝２０００ｍ　（１０着／１３番人気）

２０１５年　３月　８日　第２９戦　大阪城ステークス　４歳上オープン　阪神芝１８００ｍ　（９着／１６番人気）

２０１５年　２月２２日　第２８戦　第４９回　小倉大賞典　Ｇ�V　４歳上オープン　小倉芝１８００ｍ　（１１着／１５番人気）

２０１４年　９月　７日　第２７戦　第５０回　新潟記念　Ｇ�V　３歳上オープン　新潟芝２０００ｍ　（１６着／１６番人気）

２０１４年　８月１０日　第２６戦　第５０回　小倉記念　Ｇ�V　３歳上オープン　小倉芝２０００ｍ　（８着／１１番人気）

２０１４年　７月１３日　第２５戦　第５０回　七夕賞　Ｇ�V　３歳上オープン　福島芝２０００ｍ　（１３着／１１番人気）　松嶋屋様撮影現地写真多数付

２０１４年　５月１７日　第２４戦　都大路Ｓ　４歳上オープン　京都芝１８００ｍ　（１５着／６番人気）

２０１４年　５月　３日　第２３戦　下鴨Ｓ　１６００万下　京都芝２０００ｍ　（１着／６番人気）

２０１４年　２月２２日　第２２戦　稲荷特別　１０００万下　京都芝２０００ｍ　（１着／２番人気）

２０１４年　２月　９日　第２１戦　壇之浦特別　１０００万下　小倉芝２０００ｍ　（６着／３番人気）

２０１４年　１月２６日　第２０戦　北大路特別　１０００万下　京都芝２０００ｍ　（２着／５番人気）

２０１４年　１月１１日　第１９戦　５００万下　京都芝２２００ｍ　（１着／５番人気）

２０１３年１２月１５日　第１８戦　栄特別　５００万下　中京芝２０００ｍ　（７着／１２番人気）　写真多数付現地観戦レポート

２０１３年　８月１８日　第１７戦　定山渓特別　５００万下　函館芝２０００ｍ　（７着／６番人気）

２０１３年　８月　３日　第１６戦　陸奥湾特別　５００万下　函館芝２０００ｍ　（８着／３番人気）

２０１３年　７月２１日　第１５戦　５００万下　函館芝１８００ｍ　（２着／４番人気）

２０１３年　７月　７日　第１４戦　臥牛山特別　５００万下　函館芝２０００ｍ　（２着／８番人気）

２０１３年　６月２２日　第１３戦　５００万下　函館芝２０００ｍ　（３着／５番人気）

２０１３年　６月１５日　第１２戦　木古内特別　５００万下　函館ダ１７００ｍ　（９着／１２番人気）

２０１３年　４月２０日　第１１戦　５００万下　京都ダ１８００ｍ　（７着／９番人気）　写真多数付き　現地観戦レポート

２０１３年　４月　７日　第１０戦　５００万下　福島芝１２００ｍ　（１２着／７番人気）

２０１２年１１月　８日　第９戦　ＪＲＡ指定交流　門別ダ１２００ｍ　（４着／２番人気）

２０１２年　７月　８日　第８戦　５００万下　函館芝１２００ｍ　（１０着／７番人気）

２０１２年　６月２３日　第７戦　５００万下　函館芝１２００ｍ　（７着／２番人気）

２０１２年　６月１０日　第６戦　５００万下　函館芝１２００ｍ　（５着／６番人気）

２０１２年　３月１７日　第５戦　３歳５００万下　阪神芝１４００ｍ　（１１着／１０番人気）　写真多数付き　現地観戦レポート

２０１２年　２月１８日　第４戦　こぶし賞　３歳５００万下　京都芝１６００ｍ　（１２着／６番人気）

２０１２年　２月　５日　第３戦　第５２回　きさらぎ賞　Ｇ�V　京都芝１８００ｍ　（１２着／１２番人気）　写真多数掲載

２０１１年１１月１９日　第２戦　第１６回　東京スポーツ杯２歳ステークス　Ｇ�V　東京芝１８００ｍ　（８着／８番人気）　ルクソール様撮影　現地写真掲載

２０１１年１０月３０日　デビュー戦　２歳新馬　京都芝１６００ｍ　（１着／８番人気）　写真多数付き　現地観戦レポート