マデイラ(マチカネエンジイロの09) 第37戦


キャロ愛馬第13号は第1.5次募集で購入。

父クロフネと母父サンデーサイレンスの組み合わせは2歳GTを制したフサイチリシャールなど成功例が多く期待。

母は3勝馬だが、藤沢和雄厩舎に預託されるなど馬主の期待の大きかった馬。その母の繁殖黄金期である8歳の時の仔とくれば期待は高まるばかり。・・・と書いていたら、弟のゴットフリートは新馬戦と500万特別を快勝し、重賞でも2着と完全にオープン馬。やはり母は高性能。

しかし、マデイラはデビュー戦は快勝もそこから気難しい面を見せるようになり大敗続き。道中は掛かったり、内にササッてまともに追えなかったり、走るのをやめてしまったりとこれは大変重症。

しばらくいいところがなかったが、2013年4月にミルコ・デムーロ騎手が騎乗すると最後まで気を抜かせずに走らせてくださり、そこから復活!!得意の夏の北海道では気難しい馬を動かす力に長けている大野拓弥騎手を鞍上に芝の2000mに出走してみたら3着と新馬戦以来の馬券圏内確保!!そして特別戦2着、平場2着ともうこれは本物。

北海道で計6戦走るも結局9、3、2、2、8、7着と優勝には届かず。しかし、獲得賞金はそれまでの772万円から1642万円と飛躍的にアップ。

そして、本州に戻って来て叩き2走目で超一流のクリストフ・ルメール騎手が空いているレースにルメール騎手で出走。抜群の騎乗で1度使われて息も持ち、優勝!!実に新馬戦以来18戦ぶりの美酒。

そこからなんとなんと3戦で1000万クラスを卒業し、連勝で準オープンも突破しついに夢のオープン入り!!4勝すべてが京都競馬場と京都巧者。

しかしオープンでは完全に力負け。小倉記念の8着が最高で軽ハンデも見せ場なし状態が1年以上続いた。その間収得賞金の加算はなく、ついに3走前の七夕賞では出走確定賞金順位も同率の16番手で、レースに出ること自体も難しくなってきた。

いつ引退宣言が出されてもおかしくない中、なんとか出走できた七夕賞で16番人気の最低評価ながら3着と激走!!収得賞金こそ加算できなかったが、アワヤ2着の内容で、走破時計も抜群に速く勝ち馬との差も僅か0秒3だった。競馬ブックのスピード指数も91.8とこれまでの80前後から飛躍的に上昇。数字だけなら重賞の勝ち負け水準。この1走で引退が延びたことは確実で本当に嬉しい。

それ以降は、スタート直後に躓いて後方からになったりしながらも8着7着とオープンでも堅実に出走奨励金を持って帰って来てくれるようになった。何よりも重度の走るのを止めちゃう症候群だったマデイラが最後までしっかりと走ってくれていることは有り難いし嬉しい。

休養明けを1度使われた前走は最もマデイラを巧く操れる主戦の大野拓弥騎手に戻り初の中山競馬場でハンデ戦でもないのに4着と存在感を見せた。スタート後9番手で万事休すかと思いきや、道中は折り合いもばっちりとつき、馬の気分を損ねない素晴らしい騎乗で直線も脚を伸ばし4着となんとなんと掲示板を確保!!

走破時計も競馬ブックの推定勝ち時計よりを0秒5も上回る好時計。スピード指数も87.7と十分にオープンで通用する数字。


前走後、在厩で調整され、次走は予定通り1月30日 東京11R 白富士ステークス 4歳上オープン 芝2000m 国際 別定に出走!!

フルゲート14頭のところに特別登録数は13頭で出走は確実。水曜日の想定段階では12頭。結局12頭で確定。

鞍上は前走も見事な騎乗でマデイラを4着まで押し上げた主戦の大野拓弥騎手で今度こそ欲しいのは勝ち星。


5着/10番人気。

マデイラにとって苦手な直線の長い東京でしかも前日の雨で湿った稍重馬場。大敗が予想されたが、抜群のスタートから大野拓弥騎手はハナを切る選択。確固たる逃げ馬不在で楽なペースで逃げ、最後までしっかりと持たせ5着とまたまた掲示板を確保。

今回も別定戦だし勝ち馬からは0秒5差とそんなに大きな差はないしで巧く乗ればまだまだやれる馬だと確信した。

さすがにマデイラのことを知り尽くしている主戦の大野拓弥騎手。天晴れ。これからも大野拓弥騎手を求めて関東への出走で良いと思う。


レース回顧と時計の分析、レース後の大野拓弥騎手と荒川義之調教師のコメントを掲載。

(2016年2月3日完結)

2016年1月25日立ち上げ

●前走後、在厩で調整され、次走は1月30日 東京11R 白富士ステークスを予定

 オープンに上がってから完全に力負けを露呈していた我らが愛馬マデイラ。しかし、そもそも500万クラスで長いこと勝ち上がれず、準オープンを勝ったこと自体が奇跡なくらいの存在でした。その準オープンを勝った時の賞金が有効で走れる時に重賞を走りまくっていましたが、最高で小倉記念のハンデに恵まれて8着でした。

 オープンでは見せ場なし状態が1年以上続き、当然その間収得賞金の加算はなく、ついに3走前の七夕賞では出走確定賞金順位も同率の16番手で、レースに出ること自体も難しくなってきました。

 そんな、いつ引退宣言が出されてもおかしくない中、なんとか出走できた七夕賞で16番人気の最低評価ながら3着と激走!!収得賞金こそ加算できませんでしたが、アワヤ2着の内容で、走破時計も抜群に速く勝ち馬との差も僅か0秒3と素晴らしい内容でした。競馬ブックのスピード指数も91.8とこれまでの80前後から飛躍的に上昇。数字だけなら重賞の勝ち負け水準です。この1走で引退が延びたことは確実でこれは本当に嬉しいですね。

 それ以降は、スタート直後に躓いて後方からになったりしながらも8着7着とオープンでも堅実に出走奨励金を持って帰って来てくれるようになりました。何よりも重度の走るのを止めちゃう症候群だったマデイラが最後までしっかりと走ってくれていることは有り難いし嬉しいことですよね。

 休養明けを1度使われた前走は最もマデイラを巧く操れる主戦の大野拓弥騎手に戻り初の中山競馬場でハンデ戦でもないのに4着と存在感を見せてくれました。スタート後9番手で万事休すかと思ったのですが、道中は折り合いもばっちりとつき、馬の気分を損ねない素晴らしい騎乗で直線も脚を伸ばし4着となんとなんと掲示板を確保してくれました!!

 走破時計も競馬ブックの推定勝ち時計よりを0秒5も上回る好時計です。スピード指数も87.7と十分にオープンで通用する数字で、これはもうオープンでも堂々と勝ち負けができる存在と言って過言ではないと思います。。


 前走後、在厩で調整され、次走は1月30日 東京11R 白富士ステークス 4歳上オープン 芝2000m 国際 別定を予定しております。そのまま予定通り特別登録されました。

 鞍上は前走も見事な騎乗でマデイラを4着まで押し上げた主戦の大野拓弥騎手で、このコンビでの勝ち星が欲しいですね。メンバー的にもチャンスはあると思います。また、最近マデイラは後ろから脚を伸ばしてくる競馬ができていますし、それならば直線の長い東京でも好走できる確率は低くないと思います。東京の芝2000mで好走できたら今後の夢が広がります。良い走りを期待しています。

●気になる特別登録表(1月30日 東京11R 白富士ステークス)

特別登録表 1月30日 東京11R 白富士ステークス 4歳上オープン 芝2000m 国際 別定

第1回登録完了馬 全13頭 フルゲート 14頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アドマイヤフライト 三浦皇成 57.0  1/17 日経 GU 京都芝2400 16
アロマカフェ 56.0 12/05 金鯱GU 中京芝2000 10 12
ヴァーゲンザイル 柴山雄一 56.0 12/05 ステGU 中山芝3600 11 10 13
エックスマーク コントレラス 56.0 10/18 アイOP 東京芝2000 11 14
ケツァルテナンゴ フランシス・ベリー 55.0 11/21 アンOP 京都芝2000
サトノアポロ 蛯名正義 58.0  4/26 メトOP 東京芝2400
ニューダイナスティ 内田博幸 57.0 11/08 アルGU 東京芝2500 16 16 14
ハギノハイブリッド 石川裕紀人 56.0 11/01 カシOP 京都芝1800
バロンドゥフォール 田辺裕信 56.0  1/05 金杯GV 中山芝2000 12
ファントムライト 戸崎圭太 56.0 11/15 福島GV 福島芝2000 16
マデイラ 大野拓弥 56.0 12/20 ディOP 中山芝2000 10 13
レッドルーファス 56.0  8/01 TV16下 札幌芝1800
ロンギングダンサー 横山典弘 56.0  1/05 金杯GV 中山芝2000 10 10 12

特別登録の段階でフルゲート割れをしていますから、賞金不足に喘ぐマデイラでも出走は確実ですね。まずは良かったです。また特別登録されているレッドルーファスは自己条件にも特別登録しており、そちらに回る可能性の方が高そうで、12頭辺りで確定するのではないでしょうか。出走数が少ないのはありがたいですね。

これ以降は2016年1月27日に作成

●追い切り情報(1月27日更新)

前走前 12月16日 栗東ニューポリトラック 良馬場 強めに追う

助手
5F 64.3
4F 49.7
3F 35.5
1F 11.5[9]



12月23日 栗東プール 4周


1月17日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
5F 72.7
4F 57.6
3F 43.5
1F 14.8[8]


1月20日 栗東プール 4周


1月21日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
5F 67.4
4F 51.3
3F 37.6
1F 11.7[9]


1月27日 栗東ニューポリトラック 良馬場 強め余力

助手
5F 65.5
4F 49.9
3F 36.9
1F 11.7[9]
 1月17日、前走後かなり時間が経ちましたが、実質1本目の追い切り時計を計時しました。まだ終いの時計を要しておりここからですね。

 1月21日、全体の時計はゆったりですが、終いまでしっかりと伸びています。すでに2走していますし、ビシビシやる必要はないでしょう。
 競馬ブックでは”折り合いスムーズ”と良い評価をいただいております。
 以下は同日(1月21日)更新されましたクラブ公式HPマデイラの近況報告です。
「今朝はポリトラックで追い切りました。前日に降った雪が溶けて固まるなど、馬場状態が硬くてあまり良くなかったため、道中は無理をすることなくほぼ馬なりで追走し、直線はラスト1ハロンだけ軽く仕掛けた程度。1頭だけだとモタれたりすることもあるのですが、今日は後ろに併走馬がいたせいか、まっすぐに走ることができていました。先週末にもポリトラックで普通キャンターくらいのところをサラッ乗っており、目標としている来週の競馬に向けて順調に乗り込みが続けられていますよ。あとは競馬でもしっかりと走ってもらうため、機嫌を損ねないように調整を進めていきたいと思います」(西山助手)30日の東京競馬(白富士S・芝2000m)に大野騎手で出走を予定しています。
 ということで、まっすぐしっかりと走っての上がり11秒7ということです。全体の時計がたいしたことはないので、終いが伸びるのは当たり前ですが、それでもしっかりと走れていることを評価したいですね。白富士ステークスの鞍上が主戦の大野拓弥騎手であることが正式に発表されました。マデイラにとって最も頼りになる騎手ですし楽しみですね。

 1月27日、いつものニューポリトラックで追い切られいつものように終い11秒台で駆け抜けました。状態はすこぶる良いですね。ここまでの調教過程も良いですし、最後は強めに追い切れていますからかなり良い状態と思います。
 私ほっさんの追い切り評価は「A+」です。これが休養明けなら、先週か先々週に一杯に追って欲しいところですが、マデイラはすでに1度競馬に使われていますし、このくらいの調整でないとテンションが上がってしまって以前のように厩舎にいるだけで馬体減りが起こってしまうでしょう。いろいろと考慮しても万全の調整だと思いますし文句なしの最高評価です。
 競馬フックでは”動きスムーズ”、デイリー馬三郎では”気合乗るB”といずれも高評価です。
 以下は同日(1月27日)更新されましたクラブ公式HPマデイラの近況報告です。
「今朝はポリトラックで追い切りました。助手には少し強めに追ってもらったのですが、悪い時に見せるモタれるような仕草もなく、最後までしっかりと走ることができていました。前走時の良かった状態をしっかりとキープすることができています。あとはスタートを決めてスムーズに運ぶことができればチャンスはあると思いますが、そのあたりは相性のいい大野にも期待したいところです。ただ、心配なのは週末のお天気。雨が降るとノメってしまってダメなので、できるだけきれいな馬場で走らせてあげたいですね」(荒川師)30日の東京競馬(白富士S・芝2000m)に大野騎手で出走を予定しています。
 良くないときは内へモタれたりしていたマデイラですが、今は抜群の状態です。この最高の状態に主戦の大野拓弥騎手で勝つチャンスはありありだと思うのですが、今週末は天気がイマイチなんですよね。うーーーん。

●気になる出馬想定表(1月30日 東京11R 白富士ステークス)

出馬想定表 1月30日 東京11R 白富士ステークス 4歳上オープン 芝2000m 国際 別定 フルゲート 14頭 想定数12頭 
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アドマイヤフライト 三浦皇成 57.0  1/17 日経 GU 京都芝2400 16
アロマカフェ 柴田善臣 56.0 12/05 金鯱GU 中京芝2000 10 12
ヴァーゲンザイル 柴山雄一 56.0 12/05 ステGU 中山芝3600 11 10 13
エックスマーク コントレラス 56.0 10/18 アイOP 東京芝2000 11 14
ケツァルテナンゴ フランシス・ベリー 55.0 11/21 アンOP 京都芝2000
サトノアポロ 蛯名正義 58.0  4/26 メトOP 東京芝2400
ニューダイナスティ 内田博幸 57.0 11/08 アルGU 東京芝2500 16 16 14
ハギノハイブリッド 石川裕紀人 56.0 11/01 カシOP 京都芝1800
バロンドゥフォール 田辺裕信 56.0  1/05 金杯GV 中山芝2000 12
ファントムライト 戸崎圭太 56.0 11/15 福島GV 福島芝2000 16
マデイラ 大野拓弥 56.0 12/20 ディOP 中山芝2000 10 13
ロンギングダンサー 横山典弘 56.0  1/05 金杯GV 中山芝2000 10 10 12

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート14頭のところに現在12頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。そりゃフルゲート割れしていますからね(笑)。

これ以降は2016年1月28日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 1月30日 東京11R 白富士ステークス 4歳上オープン 芝2000m 国際 別定 出走数12頭 
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アドマイヤフライト 三浦皇成 57.0  1/17 日経 GU 京都芝2400 16
アロマカフェ 柴田善臣 56.0 12/05 金鯱GU 中京芝2000 10 12
ヴァーゲンザイル 柴山雄一 56.0 12/05 ステGU 中山芝3600 11 10 13
エックスマーク コントレラス 56.0 10/18 アイOP 東京芝2000 11 14
ケツァルテナンゴ フランシス・ベリー 55.0 11/21 アンOP 京都芝2000
サトノアポロ 蛯名正義 58.0  4/26 メトOP 東京芝2400
ニューダイナスティ 内田博幸 57.0 11/08 アルGU 東京芝2500 16 16 14
ハギノハイブリッド 石川裕紀人 56.0 11/01 カシOP 京都芝1800
バロンドゥフォール 田辺裕信 56.0  1/05 金杯GV 中山芝2000 12
ファントムライト 戸崎圭太 56.0 11/15 福島GV 福島芝2000 16
マデイラ 大野拓弥 56.0 12/20 ディOP 中山芝2000 10 13
ロンギングダンサー 横山典弘 56.0  1/05 金杯GV 中山芝2000 10 10 12

表中 騎手の太字は乗り替わり

結局想定表通りで確定しました。

●東京芝2000mコース解説

 フルゲートはAコース・Bコース18頭、Cコース16頭、Dコースは14頭。春季開催(重賞競走を除く)時はA〜Cコースは16頭、Dコースは14頭。東京芝2000mは特殊なコースとして名高く、スタートから緊張感が高まる。
 1コーナー奥のポケットからスタートし、約100m進んだところに左へ曲がる大きなカーブがある。
 03年にコース改修を経てリニューアルされたものの、依然として枠順は平等とは言い難い。2コーナーまでの距離が短いため、外枠を引いた逃げ・先行馬はすんなり内へは入れない。無理に行くと、内側の馬を被せることになり、審議対象になる可能性がある。
 差し・追い込み馬にとっても2コーナーまでの攻防は気が抜けない。スタート直後は飛ばす必要はないが、馬群がゴチャつきやすいコース形態なので、不利を受けないようにしなければならない。
 行く馬と控える馬がハッキリ主張すれば、2コーナーを過ぎて向正面へかかってからは、縦長の隊列になりやすい。その後は力勝負。広く、直線の長いコースなので、基本的には各馬の能力が発揮されやすい。
 展開云々、脚質よりも長くいい脚を使える馬にとって有利なコースだ。
有利な枠順 6枠
有利な脚質 フラット
ポイント スタートから2コーナー過ぎまでの攻防
種牡馬ベスト ディープインパクト、ハーツクライ、キングカメハメハ
連対騎手ベスト 戸崎圭太、福永祐一、蛯名正義、内田博幸、ウィリアムズ
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 2分04秒8 2分02秒6
2歳未勝利 2分03秒6 2分03秒2
3歳新馬 2分06秒7 2分06秒3 2分10秒0
3歳未勝利 2分02秒9 2分02秒8 2分04秒4 2分07秒1
3歳500万 2分02秒4 2分03秒3 2分04秒4 2分05秒7
3歳1000万 2分01秒8 2分03秒1
古馬500万 2分01秒3 2分02秒3 2分03秒1
古馬1000万 2分01秒3 2分01秒2 2分01秒2 2分4秒5
古馬1600万 2分00秒4 2分01秒3 2分02秒2
古馬オープン 2分00秒5 2分01秒3 2分02秒1

●騎手は大野拓弥騎手 ほっさん評価「C」

 今回もマデイラの鞍上は前走同様主戦の大野拓弥騎手です。元々マデイラとの出会いは北海道ですが、500万クラスでもさっぱりだったマデイラを2着2回3着1回とクラス上位のところまで持って来てくださり、その後の快進撃の道筋をつけてくれました。

 また、オープンまで昇級し、その後頭打ちとなっていたマデイラを昨年七夕賞で16番人気なから絶妙な騎乗で3着まで押し上げてくれました。この1戦で引退寸前だったマデイラから引退の文字は消え7歳となる今季も現役で走らせて貰えています。

 前走は昨年暮れのディセンバーステークスでしたが、ここも別定戦で負担斤量56キロながら見事に馬の力を引き出し4着と掲示板を確保してくださいました。

 もはやマデイラにはなくてはならない騎手で、大野拓弥騎手を求めて今回も彼の所属地である関東に行くようなものです。今回も馬の力を出し切り上位に持って来て欲しいですね。

 大野拓弥騎手は難しい馬を動かす技術に長けており、また馬を押さえ込むこともできます。マデイラは中堅クラスの吉田隼人騎手でも酒井学騎手でもイマイチ上手く動かすことができませんでした。成績はそれらの騎手と比較して冴えないかも知れませんが腕は確かな職人です。この乗り難しいマデイラを見事に乗りこなしてくれています。マデイラとは今回で9度目のコンビ。あと欲しいのは大野拓弥騎手による勝利です。


 私ほっさん愛馬では2012年11月18日に愛馬プリュムを見事に優勝に導き、2勝目を挙げてくれました(4番人気)。また、それ以外の愛馬ではマデイラ同様気難しくて低迷していたフランベルジェを抜群の騎乗で6着に持って来てくださいましたし、エクストラシチーにも2度騎乗していただきましたが、2度とも人気よりも上の着に持って来てくださいました。我が軍団との相性も良く期待の大きな騎手です。


 2016年1月26日現在、中央通算315勝、勝率4.6パーセント、連対率10.4パーセント。重賞は7勝。内2度は2012年度サマーチャンピオンに輝いたキャロットクラブのトランスワープでのもの。GTは2014年スプリンターズステークスをスノードラゴンで勝ち1勝。


 昨年(2015年)は中央29勝、勝率3.9パーセント、連対率11.0パーセントと概ね平年並。本年(2016年)はここまで3勝、勝率4.5パーセント、連対率9.1パーセントとこれまた平年並。



 大野 拓弥(おおの たくや)は1986年9月8日生まれの29歳。日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンターに所属している11年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。現在はフリー。


 小学校6年生のときに乗馬クラブに行き、乗馬を始めたことがきっかけで騎手を目指す。

 2002年21期生として競馬学校に入学。同期には小島太一、鮫島良太、塚田祥雄らがいる。目標とする騎手は横山典弘騎手。また、騎手のなかでは、比較的珍しい左利きである。ペンも箸も左手で持つ。

 2005年に杉浦宏昭厩舎所属でデビュー。初騎乗は3月5日、中京第1競走でナンヨージルバに騎乗したが、スタート直後に馬が躓いて落馬し競走中止。3月13日に中山第4競走のフレンチクルーラーで初勝利。この年は11勝を挙げ、民放競馬記者クラブ賞を受賞した。

 2006年は31勝と勝ち星を伸ばす。4月23日、フローラステークスでミルキーウェイに騎乗し、重賞初騎乗(18番人気で6着)。この年の新潟2歳S(騎乗馬マイネルーチェ)では鼻づらを合わせて入線して重賞初勝利を決めたかと思われたが、写真判定でハナだけ負けていた(勝ち馬は安藤勝己のゴールドアグリ)。

 2007年は28勝。5月20日、優駿牝馬でマイネルーチェに騎乗し、GT初騎乗(15番人気で6着)。

 2008年7月16日、フリーに転身した。この年は23勝。

 2009年3月に通算100勝を達成。この年は17勝。

 2010年5月8日、新潟競馬3歳未勝利マシアに騎乗し、単勝33150円、3連単6711890円の新潟競馬史上最高払戻金となる。この年14勝。

 2011年1月23日、小倉競馬2歳未勝利 ゴールドロジャーに騎乗し、デビューから7年連続・JRA現役騎手最多となる9回目の単勝万馬券を記録する。そのことで単勝万馬券男として週刊Gallop 7月10日号で「7年連続で単勝万馬券を出してる男、知ってる?」という表題で取り上げられる。(9回の単勝万馬券はJRA現役騎手最多、7年連続は新記録)人気薄の馬を馬券に絡めるので「穴男」「穴の大野」として知られ、特に福島競馬場や中京競馬場、小倉競馬場の小回りを得意とする。

 2011年12月10日、第47回中日新聞杯(小倉競馬場)で11番人気のコスモファントムに騎乗、1着となり初の重賞競走勝利を挙げた。

 2012年9月2日、第48回新潟記念(新潟競馬場)で7番人気のトランスワープで優勝し同馬での重賞競走2勝目。この函館記念、新潟記念の2勝でトランスワープを2012サマー2000シリーズのチャンピオンに引き上げた。

 2012年12月26日、日刊スポーツ新聞社制定、日本中央競馬会協賛の「中央競馬騎手年間ホープ賞」を受賞する。受賞理由は「トランスワープで重賞2勝をあげ、2012サマー2000シリーズチャンピオンに導いたこと、自身最多となる48勝を挙げトップジョッキーの仲間入りとなったこと、今年更なる飛躍が期待できること」などがあげられている。

 2014年10月5日、第48回スプリンターズステークスを13番人気のスノードラゴンで優勝。GT10回目の挑戦で初勝利を挙げた。

 2015年8月2日、第2回新潟2日目6Rで、ボーアムルーズに騎乗し1着となりJRA通算300勝を達成した。


 「2011年1月23日、小倉2Rで単勝10460円(13番人気)のゴールドロジャーに騎乗して差し切り勝ちを決めた。デビューから毎年続いていた単勝万馬券での勝利を継続させた。連続7年で総数は9回にもなる。2010年の単勝万馬券は33150円だった。最強の穴メーカーと言って差し支えないだろう。結果を出そうという強い意欲が伝わってくる騎乗ぶり。先行する場合は積極的に出し、差す場合は決め撃ち的なイン狙いが多く見られる。道中で持って行かれるケースがあるが、基本的に騎乗馬と呼吸を合わせるのはヘタではない。人気馬に乗る機会は多くない。活躍の場は裏開催に限られ、新潟、福島、小倉で結果か出ている。騎乗馬に何かしら買える要素があったら、積極的に狙っていくことをすすめたい。キッカケさえつかめば飛躍する可能性がある。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手・2011年上半期)

 ほっさん愛馬での成績(12戦1勝)

 2010年 3月28日 エクストラシチー 500万下                   中京ダ1000m 9着/10番人気
 2010年 5月23日 エクストラシチー 500万下                   新潟ダ1200m 8着/12番人気
 2012年10月13日 フランベルジェ  500万下                   新潟ダ1200m 6着/7番人気
 2012年11月18日 プリュム      500万下                   福島ダ1700m 1着/4番人気
 2013年 6月15日 マデイラ      木古内特別 500万下           函館ダ1700m 9着/12番人気
 2013年 6月22日 マデイラ      500万下                   函館芝2000m 3着/5番人気
 2013年 7月 7日 マデイラ      臥牛山特別 500万下           函館芝2000m 2着/8番人気
 2013年 7月21日 マデイラ      500万下                   函館芝1800m 2着/4番人気
 2014年 7月13日 マデイラ      第50回 七夕賞 GV 3歳上オープン 福島芝2000m 13着/11番人気
 2015年 7月12日 マデイラ      第51回 七夕賞 GV 3歳上オープン 福島芝2000m  3着/16番人気
 2015年 7月26日 マデイラ      福島テレビオープン   3歳上オープン 福島芝1800m  8着/6番人気
 2015年12月20日 マデイラ      ディセンバーステークス 3歳上オープン 中山芝2000m  4着/8番人気


2014年7月13日 福島11R 第50回 七夕賞 GVでマデイラに騎乗する大野拓弥騎手(11番人気/13着)。

これ以降は2016年1月29日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ファントムライトは2度の膝骨折と骨瘤のため、実に約2年2カ月の休養を余儀なくされた。明け7歳だが、まだ20戦のキャリアで、今年は飛躍の年にしたい。戦績通り、GVに手が届く地力は身につけており、オープン特別ならチャンス十分。ここはスローペースが予測され、瞬発力勝負になった時に鋭さ負けする不安はあるものの、週末の雨予報で少し時計がかかる馬場になれば、その不安は軽減される。ハギノハイブリッドはGUの京都新聞杯でサウンズオブアースを撃破して優勝。本来、オープン特別なら格上の存在だが、前5走中2戦、スローペースでは0秒6、0秒7と着差が大きい。平均ペースの函館記念、札幌記念の好走を鵜呑みにできないが、地力を支持するべきか。ケツァルテナンゴは粋のいい明け4歳だが、折り合いが鍵。」


短評は「先行警戒」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
ファントムライト
アロマカフェ
アドマイヤフライト
バロンドゥフォール
マデイラ
ニューダイナスティ
ヴァーゲンザイル
ケツァルテナンゴ △△ △△
ハギノハイブリッド △△
サトノアポロ
ロンギングダンサー
エックスマーク △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ファントムライト 3.2
ハギノハイブリッド 3.8
ケツァルテナンゴ 3.9
エックスマーク 8.1
アドマイヤフライト 8.3
ニューダイナスティ 12.6
バロンドゥフォール 18.7
ロンギングダンサー 22.3
アロマカフェ 24.9
マデイラ 25.2
サトノアポロ 33.4
ヴァーゲンザイル 34.1



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マデイラ 92 82 86 88
ファントムライト 89 89 88 87
ハギノハイブリッド 95 92 85 90
エックスマーク 91 71 82 87
アドマイヤフライト 96 85 88 87
ニューダイナスティ 92 84 88 80


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎ファントムライトは福島記念で小回りの流れに苦しんだが、長く脚を繰り出してB着。のちに中山金杯、金鯱賞を制した上位2頭には及ばなかったが、自身も重賞級の力を発揮した。時計のかかる馬場を歓迎とする実績で、雨馬場を味方にすることが可能。広いコースに変わることもプラスに作用し、オープン特別なら主役級の評価に。
 ○バロンドゥフォールは抑える競馬をマスターし、2000mの距離にはメドを立てている。ここ2戦は流れに恵まれなかったことが敗因だ。競馬がしやすい東京で変わり身が期待できる。
 ▲アドマイヤフライトは実績通りに長丁場向きだが、雨馬場でのスタミナ勝負になれば持ち味発揮が可能。実力は十分にあり、叩かれた効果はかなり大きい。〈加藤〉」

◎ ファントムライト
○ バロンドゥフォール
▲ アドマイヤフライト
× エックスマーク
☆ ハギノハイブリッド
△ ニューダイナスティ
△ ケツァルテナンゴ


マデイラは本紙無印(T_T)


マデイラは全13記者中 〇(対抗) 1記者、×(4番手評価) 3記者、☆(5番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 1記者、無印 7記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

マデイラ(4着)

 「ゲート内でうるさくてスタートはもうひとつでしたが、馬のリズムを大事に乗りました。福島で好走した時に特徴はつかめていましたし、最後はしっかり脚を使ってくれました。」(大野拓弥騎手・競馬ブック)

 「少しゲートは遅かったけど、この馬のリズムを重視して走らせました。以前に福島で乗った時と同じように、この馬の特性を生かして末脚を使えました。きょうは気難しい面を出しませんでしたね」(大野拓弥騎手・デイリー馬三郎)

 「ゲートの中でちょっとチャカチャカしてスタートもあんまり良くなかったですし、下手に促すよりは馬の気分を重視して進めました。最終コーナーで外から馬が来たのですが、過去に跨がった感触からもあそこで一緒に動くと気難しさを出しそうだったので、グッと我慢して少しでも内を狙いました。ちょっと言葉ではいい難いのですが、やはり最後まで気持ちを切らさずに走れるかがポイントにはなりますし、そうなるように進路をとったつもりです。勝てなかったことは申し訳ありませんが、終いまでしぶとく脚を使って頑張ってくれましたね」(大野拓弥騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「後方からの競馬にはなったものの、悪くない走りを見せてくれましたね。4コーナーで外から馬が来たので普通ならそこで一緒に上がってしまってもおかしくないところでしたが、我慢して内に進路を探ってくれました。なかなか強気に自分から勝ちに行く競馬はしづらいのですが、福島で好走した時と同様に気分を削がないように進められれば脚を使ってくれましたね。この後についてはやはり2000m戦を中心に狙いたいところですが、重賞になるとやはり入る、入らないが出て来ますから、番組や状態を見ながらいろいろ考えていきたいです」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「チークピーシズ。後方待機で各馬が動いたあとからの仕掛け。直線は少しモタれ気味になりながらもしっかり伸びてきた。2走目でそれなりに内容は良くなった。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

マデイラ

 「前走でも頑張っているが、東京に変わって、上がりの勝負になるとどうか。」(佐藤助手・デイリー馬三郎)

 「前回が悪くない内容だった。ただ、東京に替わって上がりの勝負になるとどうかな。」(佐藤助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 マデイラは賞金不足で出たいレースも出られない状況ですので、勝って賞金を加算してくれることは非常に大きな意味を持ちます。しかし、脚質的に苦手な直線の長い東京に前日の雨予報で馬場も心配です。それらの不安材料がなければメンバー的にもチャンスがゼロではないと思います。

 目標は掲示板。勝ちたいですね。

これ以降は2016年2月3日に作成

●パドック

 マデイラの馬体重は前走マイナス6キロの488キロ。馬体は出来上がっていました。いつものオープン馬とは思えないくらいの煩いマデイラでした(笑)。普段のマデイラを知らない人ならパドックで”消し”でしょうが、マデイラはいつもこのくらいは暴れていますからね。

●レース 

 マデイラはスタートは普通で、鞍上の大野拓弥騎手は促して前を取りに行きます。促しても前に進まない時の方が多いマデイラですが、大野拓弥騎手とはやはり手が合うのか、或いはレース前から予想されたように確固たる逃げ馬が不在で全体的に無理にポジションを取りに行かなかったからか、楽にハナに立つことができます。

 マデイラといえば、1000万クラスを勝った時も1600万クラスを勝った時も逃げ残りでした。今回は直線の長い東京ですが、なんとか逃げ残れないかとドキドキしながらレースを見ていました。

 マデイラは10番人気(しかも12頭立て)という人気薄の立場もありだれも後ろから突いては来ず、向正面では後続と4馬身ほど差が開きますが、ペースはオープンとしては1000mの通過が1分02秒4という遅いタイムで楽に気持ちよく逃げます。これは正直残ったか?と思いました。

 4コーナーでも手応えは抜群で直線に向いて後ろが加速しはじめ馬群が密集してきてもすぐには抜かさせる気配がありません。すぐ後ろ2番手のニューダイナスティの鞍上の手が激しく動いているのに対し、マデイラはしばらく馬なり。その後ろとの手応えの差からも本当に逃げ残るのではないかと思いました。

 しかし、坂の上りでマデイラはさすがに失速。ハギノハイブリッドに交わされて勝ちがなくなると続いてケツァルテナンゴやファントムライトにも交わされて、最後の最後でアドマイヤフライトにも交わされて5着でゴールイン!!

 マデイラよりも上位は1〜5番人気の人気上位馬で、これは仕方なしというところでしょうか。それでも勝ち馬からマデイラまでの差は0秒5。別定戦を考えたらそんなに大きな差でもありません。もっとも、後ろとも差はあまりなかったですが・・・(汗)。

 それにしても大野拓弥騎手はマデイラを巧く乗ってくれます。今回も後ろから行っていればここまでの着はなかったでしょう。オープンでしかも別定戦で連続の掲示板!!嬉しすぎる活躍です。

●時計の評価

 今回のマデイラの走破時計は2分01秒6稍重馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分59秒6、重不良馬場で2分01秒6でした。勝ち馬の時計は2分01秒1でした。

 良馬場ではないものの確固たる逃げ馬不在でハナを切ったマデイラがペースを落として走っていましたから時計としては平凡ですね。それでも直線の長い東京で逃げて掲示板に粘るのですから良い走りでしたね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

マデイラ(5着)

 「今日はゲートの中でおとなしく、うまく出てくれました。マイペースで運べたし、最後まで頑張ってくれています。この馬の力は出せたと思います。」(大野拓弥騎手・競馬ブック)

 「ゲートの中では大人しかったですし、これくらい、いいスタートを切れると良いですね。この馬の力を発揮出来たと思います」(大野拓弥騎手・ラジオNIKKEI)

 「きょうはゲートをスッと出てくれたし、最後まで頑張ってくれた。力は出せたと思う」(大野拓弥騎手・デイリー馬三郎)

 「今日はゲートの中で大人しくしてくれていましたし、スッと出てくれましたね。府中の2000mなので正直どう乗るか迷ったのですが、さすがに溜めての切れ味勝負では分が悪いでしょうから、逃げる展開を選択しました。道中の流れは悪くなく、直線でもしぶとく脚を使ってくれましたが、勝ち馬たちには一気に来られてしまいました。もう少しでも粘らせたかったのですが、申し訳ありません」(大野拓弥騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「勝てなかったので満足とは言えないけど、ゲートを出てしっかりと自分の競馬をしての結果ですからね。マークが緩かったことで悪くないペースで運んでくれましたし、直線ではより切れるタイプに交わされこそしましたが、最後までしぶとく脚を使ってくれています。メンバーや展開の助けは必要になるけれど、しっかりと掲示板を確保してくれてもいますから、この走りを継続していきたいですね。賞金がないので重賞などは特に目標にしにくいのですが、今回のようにオープン特別を中心に、重賞の状況次第では臨機応変にそれも狙って行きたいですね。今後についてはレース後の状態などを見た上で検討していきますが、いい番組が豊富とは言えないので、このタイミングで一息入れることも考えていきます」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

マデイラ(5着)

 「チークピーシズ。スンナリとハナに立って、マイペースの逃げ。直線半ばで後続に交わされた後も踏ん張って入着。これくらい渋化ならこなせる。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金は240万円。距離別出走奨励賞が12万円。特別出走手当が41.6万円ですが芝1800メートル以上の平地競走なので特別出走手当が5万円増額され46.6万円。合計298.6万円。1口で割りますと5000円程度になると思われます。

●今後の展望

 オープン特別で出走頭数も10頭程度と少ないとは言え、通常の56キロの負担斤量を背負う別定戦での連続の掲示板確保ですから存在感は示したと思います。私の気にする本賞金も着実に加算してくれて言うことない活躍です。もちろん、7歳という高齢ですが、引退という言葉は大きな故障でもしない限り当分は出てこないでしょう。

 ましてや、小回りの良馬場向きのマデイラが直線が長く、稍重の馬場でも掲示板を確保してくれたということが嬉しいですね。最も展開に恵まれたことは間違いないですが・・・。

 これからもこういったオープン特別でコツコツと稼いでくれたらと思います。5着でも未勝利戦2着以上の賞金が貰えますし大満足です。

●最後に

 一時は低迷が続きいつ引退かとハラハラしていた時もありましたが、オープンでの連続掲示板とここまで来れば少なくとも7歳の間は現役でいられそうです。本当に安心しました。ただ、大きな怪我でもあれば年齢的にも即引退になってしまうでしょうし、とにかく無事にまずは40戦を目指したいですね(現在37戦)。

 今回の本賞金240万円獲得でマデイラの獲得本賞金は7842万円となりました。レース出走に加味される収得賞金が準オープンの優勝以来加算できていないのは残念ですが、この本賞金の金額は募集価格1800万円と安価なマデイラにとっては素晴らしい数字で、ここ2戦の走りならまだ上積みできそうな気がします。

 とにかく大野拓弥騎手との手が合いますし、関東所属の大野拓弥騎手を求めてここ2戦のように積極的に関東に遠征すれば良いですね。もう少し重賞でも活躍出来ると関西でも大野拓弥騎手が乗りに来てくれるようになると思いますが、そこまでの成績でもないんですよね。

 無事是名馬のマデイラですが、これからも故障なくいつまでも走り続けて欲しいですね。頑張れマデイラ!!いや、もう十分頑張ってくれていますが・・・(笑)。

最後までご愛読ありがとうございました

2016年1月25日立ち上げ 27日、28日、29日、31日、2月2日、3日加筆

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マデイラの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2015年12月20日 第36戦 ディセンバーステークス 3歳上オープン 中山芝2000m (4着/8番人気)

2015年11月21日 第35戦 アンドロメダステークス 3歳上オープン 京都芝2000m (10着/5番人気)

2015年 8月30日 第34戦 小倉日経オープン 3歳上オープン 小倉芝1800m (13着/9番人気)

2015年 8月 9日 第33戦 第51回 小倉記念 GV 3歳上オープン 小倉芝2000m (7着/12番人気)

2015年 7月26日 第32戦 福島テレビオープン 3歳上オープン 福島芝1800m (8着/6番人気)

2015年 7月12日 第31戦 第51回 七夕賞 GV 3歳上オープン 福島芝2000m (3着/16番人気)

2015年 4月12日 第30戦 福島民報杯 4歳上オープン 福島芝2000m (10着/13番人気)

2015年 3月 8日 第29戦 大阪城ステークス 4歳上オープン 阪神芝1800m (9着/16番人気)

2015年 2月22日 第28戦 第49回 小倉大賞典 GV 4歳上オープン 小倉芝1800m (11着/15番人気)

2014年 9月 7日 第27戦 第50回 新潟記念 GV 3歳上オープン 新潟芝2000m (16着/16番人気)

2014年 8月10日 第26戦 第50回 小倉記念 GV 3歳上オープン 小倉芝2000m (8着/11番人気)

2014年 7月13日 第25戦 第50回 七夕賞 GV 3歳上オープン 福島芝2000m (13着/11番人気) 松嶋屋様撮影現地写真多数付

2014年 5月17日 第24戦 都大路S 4歳上オープン 京都芝1800m (15着/6番人気)

2014年 5月 3日 第23戦 下鴨S 1600万下 京都芝2000m (1着/6番人気)

2014年 2月22日 第22戦 稲荷特別 1000万下 京都芝2000m (1着2番人気

2014年 2月 9日 第21戦 壇之浦特別 1000万下 小倉芝2000m (6着/3番人気)

2014年 1月26日 第20戦 北大路特別 1000万下 京都芝2000m (2着/5番人気)

2014年 1月11日 第19戦 500万下 京都芝2200m (1着/5番人気)

2013年12月15日 第18戦 栄特別 500万下 中京芝2000m (7着/12番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2013年 8月18日 第17戦 定山渓特別 500万下 函館芝2000m (7着/6番人気)

2013年 8月 3日 第16戦 陸奥湾特別 500万下 函館芝2000m (8着/3番人気)

2013年 7月21日 第15戦 500万下 函館芝1800m (2着/4番人気)

2013年 7月 7日 第14戦 臥牛山特別 500万下 函館芝2000m (2着/8番人気)

2013年 6月22日 第13戦 500万下 函館芝2000m (3着/5番人気)

2013年 6月15日 第12戦 木古内特別 500万下 函館ダ1700m (9着/12番人気)

2013年 4月20日 第11戦 500万下 京都ダ1800m (7着/9番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2013年 4月 7日 第10戦 500万下 福島芝1200m (12着/7番人気)

2012年11月 8日 第9戦 JRA指定交流 門別ダ1200m (4着2番人気

2012年 7月 8日 第8戦 500万下 函館芝1200m (10着/7番人気)

2012年 6月23日 第7戦 500万下 函館芝1200m (7着/2番人気

2012年 6月10日 第6戦 500万下 函館芝1200m (5着/6番人気)

2012年 3月17日 第5戦 3歳500万下 阪神芝1400m (11着/10番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 2月18日 第4戦 こぶし賞 3歳500万下 京都芝1600m (12着/6番人気)

2012年 2月 5日 第3戦 第52回 きさらぎ賞 GV 京都芝1800m (12着/12番人気) 写真多数掲載

2011年11月19日 第2戦 第16回 東京スポーツ杯2歳ステークス GV 東京芝1800m (8着/8番人気) ルクソール様撮影 現地写真掲載

2011年10月30日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (1着/8番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート