マデイラ(マチカネエンジイロの09) 第7戦


キャロ愛馬第13号は第1.5次募集で購入。

父クロフネと母父サンデーサイレンスの組み合わせは2歳GTを制したフサイチリシャールなど成功例が多く期待。
母は3勝馬だが、藤沢和雄厩舎に預託されるなど馬主の期待の大きかった馬。
その母の繁殖黄金期である8歳の時の仔とくれば期待は高まるばかり。


デビュー戦は快勝もそこから気難しい面を見せるようになり大敗続き。道中は掛かったり、内にササッてまともに追えなかったりとこれは大変重症。

しかし、それらを考慮して北海道に渡り滞在競馬を実施した前走は5着と掲示板を確保!!

次走への優先権も確保し、次が試金石。


6月23日 函館9R 500万下 芝1200m に出走!!

7着/2番人気。

懸念していた慣れた同じコース2走目でズル賢さを露呈。絶好の位置、絶好の手応えで馬がやめてしまった。完全に想定内の出来事だが、本当に難しい馬だ。しかし、前走で見せたように力はある。

あてにはならないが次ももしかしたらと楽しみにしている。


レース回顧と時計の分析、レース後の吉田隼人騎手と荒川義之調教師ののコメントを掲載。

(2012年6月25日完結)

2012年6月13日立ち上げ

●次走は6月23日 函館9Rを吉田隼人騎手で予定

 6月13日に更新されましたクラブ公式HPマデイラの近況報告は次の通りです。

「先週の競馬は、久しぶりにまともなレースができました。直線もまっすぐに走れていたし、やはり開催場で調教ができるのはこの馬にとって大きなプラスだったのでしょう。レース後は特に反動もなさそうですので、中1週で使っていきたいと思っています。特別よりは平場の方が相手関係も楽になるでしょうし、そちらに吉田隼人を押さえました。1200mも2度目ならもう少し楽に追走できると思いますし、3週目なら差し届きやすい馬場にもなってきているはずですから楽しみですね」(荒川師)23日の函館競馬(3歳上500万下・芝1200m)に吉田隼騎手で出走を予定しています。

 ということで、中1週で6月23日 函館9R 500万下 芝1200mを吉田隼人騎手で出走予定ということです。

 今週は函館の500万クラスの芝1200mは2鞍あり、16日の8Rが8頭、17日の8R 牝馬限定戦が11頭と出馬想定数が少なく、しかも先週はなんだったんだというくらいの弱面揃いで、連闘でも・・・などと思ってしまいますが、無理をしても結果は出ないでしょうし、確実に吉田隼人騎手を押さえていただき、中1週が一番走りやすいでしょうね。

 陣営もしっかりと考えてやってくれていますし、次走はある程度の人気になるでしょうが、人気以上の走りを見せて欲しいですね。楽しみです。

これ以降は2012年6月19日に作成

●一応特別戦にも登録(6月24日 函館10R 長万部特別)

特別登録表 6月24日 函館10R 長万部特別 500万下 芝1200m 定量 混合戦

第1回登録完了馬 全19頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
イトククリ 大野拓弥
ヴィーヴァサルーテ
オオミカミ 藤岡佑介
オビーディエント
サウスノーブル 津村明秀
サクラアンジェロ 吉田隼人
サニーヘイロー 大野拓弥
シゲルシバグリ 川須栄彦
シナスタジア
ジョウテンオリーヴ
スリーバリアント 武英智
タイヨウパフューム 秋山真一郎
タツストロング
ダンツミュータント 藤田伸二
チェリヘビスティー
デイジーバローズ
ネオエピック 川須栄彦
バウンダリーワン 丸田恭介
マデイラ

本線は6月23日の平場ですが、一応、同条件の特別戦にも特別登録しました。そりゃ、当たり前ですね。もしかするとこちらの方がメンバーが弱いなんてこともあり得ますから。

鞍上は未定ですし、基本的には吉田隼人騎手を確保している平場に出走するでしょう。

これ以降は2012年6月20日に作成

●追い切り情報(6月20日作成)

前走前 6月6日 函館ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

川島信二
5F 70.7
4F 54.7
3F 39.8
1F 13.0[6]



6月20日 函館ウッドチップ 不良馬場 馬なり余力

吉田隼人
5F 69.9
4F 55.2
3F 41.3
1F 13.7[7]
 6月20日、動きは前走前同様に冴えない感じですが、元々調教駆けする馬でもないですからねぇ。前走前よりは馬場が悪いにもかかわらず時計を詰めていますし、競馬ブックでも”ひと叩き馬体絞れ”と高評価です。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。各専門誌の評価は上々のようですが、私個人としてはイマイチ動きに満足していません。

●特別登録した 6月24日 函館10R 長万部特別 は想定段階で回避

出馬想定表 6月24日 函館10R 長万部特別 500万下 芝1200m 定量 混合戦
 フルゲート 16頭 想定数9頭 
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
イトククリ 大野拓弥
ヴィーヴァサルーテ
オオミカミ 藤岡佑介
オビーディエント
サウスノーブル 津村明秀
サクラアンジェロ 吉田隼人
サニーヘイロー 大野拓弥
シゲルシバグリ 川須栄彦
シナスタジア
ジョウテンオリーヴ
スリーバリアント 武英智
タイヨウパフューム 秋山真一郎
タツストロング
ダンツミュータント 藤田伸二
チェリービスティー
デイジーバローズ
ネオエピック 川須栄彦
バウンダリーワン 丸田恭介
マデイラ B−

 特別登録した長万部特別は、水曜日の想定の段階で灰色の馬が回避予定。我らが愛馬マデイラも当初予定通り平場を目指すようです。

●気になる出馬想定表(6月23日 函館9R)

出馬想定表 6月23日 函館9R 500万下 芝1200m フルゲート16頭 想定数9頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
サウスノーブル 津村明秀  6/10 500万 函館芝1200 10 13
サンライズサルーテ 丹内祐次  6/10 500万 函館芝1200 13
シゲルシバグリ  6/10 500万 函館芝1200 12 11 12 10
スリーバリアント 武英智  2/04 合馬5下 小倉芝1200 15 14
タツストロング  6/03 500万 阪神芝1400 11
デイジーバローズ 古川吉洋  6/10 未勝利 函館芝1200 11
マデイラ 吉田隼人  6/10 500万 函館芝1200 11 12 12 B−
メジロガストン  6/09 基坂5下 函館芝1200 15 13 11 14 12
リンゴット 横山和生  6/09 基坂5下 函館芝1200 16 15

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在9頭出馬想定されています。

マデイラは優先権がありますので、出走は確実ですが、優先権がなくとも、出走は確実ですね。それにしても想定数は少ないものの、半数以上の5頭が前4節以内の優先出走権持ちの馬とは・・・。先週と違ってメンバーが揃い過ぎていますぞ。

これ以降は2012年6月21日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 6月23日 函館9R 500万下 芝1200m 出走数10頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
ゲバラ 藤岡佑介  6/02 500万 東京ダ1400 14
サウスノーブル 津村明秀  6/10 500万 函館芝1200 10 13
サンライズサルーテ 丹内祐次  6/10 500万 函館芝1200 13
シゲルシバグリ 川須栄彦  6/10 500万 函館芝1200 12 11 12 10
システーナブルー 川島信二  6/17 500万 函館芝1200 15 12 16 12
スリーバリアント 武英智  2/04 合馬5下 小倉芝1200 15 14
デイジーバローズ 古川吉洋  6/10 未勝利 函館芝1200 11
マデイラ 吉田隼人  6/10 500万 函館芝1200 11 12 12 B−
ユキノラムセス 池添謙一  6/16 500万 函館芝1200 12
リンゴット 横山和生  6/09 基坂5下 函館芝1200 16 15

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

前走中央場所で3番人気5着と嫌な存在だったタツストロングが消え(24日の特別戦へ)、変わりにゲバラとシステーナブルーが入って来ましたが、この2頭は強くはなさそうです。また実績馬ユキノラムセスが入って来ましたが、消えたメジロガストンと同程度のレベルの馬と思われます。想定段階よりは頭数は増えたものの楽になったと言えそうです。何にしても10頭立ては美味しいですね。

●函館芝1200mコース解説

 スタート地点は向正面の2コーナー奥にあるポケット。
 スタート直後、少し走ってから緩やかな上り坂になる。
 函館の芝は重い洋芝で、非常に時計がかかる。1000万クラスでも1分10秒台の決着は当たり前で、開催時期が早い古馬重賞の函館スプリントステークスでないと10秒台はなかなか切れない。
 そのため、時計が出る別の競馬場で苦戦していた馬でも対応が可能
 穴馬の台頭が多く、予想も難しい。
 函館の芝に合った馬を見つけることがポイントになってくる。
 脚質の有利不利は開催日によってかなり違う。開催序盤は逃げ・先行馬が有利だが、少しでも開催が進むと馬場が痛み出し、一気に逃げ・先行馬が苦しくなる。
 8月の開催になると完全に差し馬有利になる

 そして、枠順にも大きな特徴がある。コース形態のせいか、全般的に外枠有利。特に8枠の連対率は20パーセント弱でトップ。脚質に関係なく外が強い。

有利な枠順 外枠
有利な脚質 開催前半は逃げ・先行、後半は差し
ポイント 脚質、枠順
種牡馬ベスト サンデーサイレンス、サクラバクシンオー、フジキセキ
連対騎手ベスト 横山典弘、四位洋文、藤田伸二、武幸四郎、小野次郎
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分11秒8 1分13秒6 1分12秒4 1分14秒6
2歳未勝利 1分11秒8 1分12秒4 1分12秒8
2歳オープン 1分10秒8 1分13秒0
3歳未勝利 1分11秒2 1分12秒4 1分12秒1 1分12秒9
古馬500万 1分10秒6 1分12秒1 1分13秒7 1分13秒0
古馬1000万 1分10秒1 1分11秒6 1分10秒6 1分10秒6
古馬1600万 1分09秒7
古馬オープン 1分09秒4 1分09秒5

●騎手は吉田隼人騎手 ほっさん評価「B−」

 今回もマデイラの鞍上は、吉田隼人騎手です。前走ではマデイラを上手くコントロールし、最後までまっすぐ、力強く走らせてくれました。やはり、北海道なら彼は断然主役級の騎手です。なかなか確保は難しいですが、優先権を取ったということで、除外されずに確実に乗れますし、引き受けてくださいました。

 吉田隼人騎手と言えば、昨年は年間80勝、勝率も10パーセント超えと大ブレーク。今年もすでに37勝で全国騎手リーディングの堂々9位です。今年は愛馬ハルシュタットを福島で圧勝で勝ちあげてくれています。

 ほっさん愛馬への騎乗は実に10度めですが、毎回騎乗内容には満足しています。ただ人気通りと言った感じで、崩れないものの勝ち切れない印象はあります。今回も人気以上の走りをお願いします。



 吉田 隼人(よしだ はやと)は1983年12月20日生まれの28歳。日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンター所属の9年目の騎手である。デビュー当時は堀井雅広厩舎所属で、2007年4月からフリーになる。兄の吉田豊もJRA美浦所属の騎手である。8歳上の兄の活躍を見て騎手を目指すようになった。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。

 2012年6月20日現在、中央439勝、勝率7.6パーセント、連対率15.0パーセントとまずまずの成績。重賞はほとんど人気薄ばかりの6勝(7、11、7、3、11、8番人気)。GT勝ちはない(2007年の天皇賞秋アグネスアークと2009年の菊花賞フォゲッタブルの2着が最高)。騎乗馬の質の割に良く頑張っていると言える。昨年(2011年)は実に80勝で勝率は10.2パーセントと10台の大台を超えた。今まさにブレイクしている騎手と言える。
 本年度もここまで37勝、勝率9.3パーセントで全国騎手リーディング9位と好調維持。


 2004年に競馬学校第20期生として卒業し、騎手免許を取得(同期には藤岡佑介、津村明秀、川田将雅、水出大介、丹内祐次、高野和馬、上野翔らがいる)。美浦の堀井雅広厩舎所属でデビュー。初騎乗は同年3月6日中山競馬第1競走でトーセンルドルフに騎乗して4着(12頭立て)であった。4月24日の東京競馬第3競走でスターオブアディラに騎乗し初勝利を挙げる。デビュー年はわずか3勝の成績に終わる。

 2005年は23勝と勝ち星を量産。成長の跡を見せた。また朝日杯フューチュリティステークスに出走したアポロノサトリはそれまで吉田が騎乗し2戦2勝の好相性であったが、その時点での通算勝利数は26勝であり、GT騎乗可能となる通算勝利数(31勝)を満たせていなかったため、蛯名正義に乗り替わりとなる試練もあった(結果は8着)。

 2006年4月9日の中山競馬で中央競馬通算31勝目をあげ、晴れてGTへの騎乗が可能となった。さらに、4月22日の福島競馬第11競走福島牝馬ステークスをロフティーエイムで優勝し重賞初制覇。この勝利で史上初の兄弟の初重賞制覇が共に牝馬限定の重賞となった。兄・豊の重賞初制覇は、1996年に行われたメジロドーベルでの阪神3歳牝馬ステークスである。また同年は60勝を挙げ、年間勝ち数で兄・豊(57勝)を上回った。

 2007年4月にフリーに転身。この年は自己最多の73勝を挙げる。減量が取れてからの飛躍は素晴らしい。

 2008年は66勝と安定した成績を残す。

 2009年1月は落馬して頭部外傷、左肘部挫創というケガを負った影響があり、45勝に終わる。11月21日の福島記念でサニーサンデーで重賞制覇したが2着に兄・豊のトウショウシロッコが入り吉田兄弟で初の重賞ワン・ツー・フィニッシュを達成した。

 2010年7月3日に通算300勝を達成。この年は52勝だった。


 「2009年の菊花賞では関西馬のフォゲッタブルに騎乗してハナ差の2着(勝ち馬スリーロールス)。大きなチャンスを逃したが、落ち着いた手綱捌きで成長をアピールした。センスは上々で、インにこだわったり、有力馬をマークしたり臨機応変に競馬ができる。馬をしっかりと御すことができるし、追いに関しても上々。騎乗技術は水準のモノがある。問題は騎乗センスだ。インに入る形だと、怖がっているのか腰を上げて手綱を引っ張ってヒドい格好になることが多い。勝負どころの捌きも甘く、減速して大外まで持ち出して競馬を終わらせてしまうことがある。また、気のいい馬に乗った時に抑え込まずスイスイと走らせる傾向があり、当然のこと直線で伸び脚が鈍る結果になる。1番人気での成績は2009年が連対率.486、2010年が連対率.585、2・3番人気で[13・7・13・37]の勝率.186、連対率.286、4・5番人気で[6・17・6・45]の勝率.081、連対率.311となっており、中穴級での連対率の良さが目立つ。コース別では小倉と新潟で成績が良い。ただし、裏開催での結果である。伊藤圭三厩舎で主戦をつとめているが、同厩舎は2011年に4勝と低迷。2011年は中川公成厩舎で[4・3・2・6]の連対率.467と好成績を残しており、今後も注目する必要があるだろう。鮫島一歩、矢作芳人、服部利之など、多くの栗東の厩舎で結果を出している点は見逃せない。芯がシッカリしていて強気な性格。コメントは無難なものが多いが、取捨に関してはハッキリと話す。トップクラスのジョッキーは年齢が若くなく、世代交代が起こる頃に飛躍する可能性がある。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)

ほっさん愛馬での成績 (10戦1勝)

 2007年 5月20日 マイセンシチー   3歳未勝利 新潟芝2400m 9着/6番人気
 2007年 6月 7日 マイセンシチー   3歳未勝利 東京芝2500m 8/6番人気
 2009年 3月22日 レイアシチー    3歳新馬   中山ダ1200m 3着/5番人気
 2009年 5月30日 レイアシチー    3歳未勝利 東京ダ1300m 4着/3番人気
 2009年 6月27日 レイアシチー    3歳未勝利 福島ダ1150m 4着/4番人気
 2009年 7月18日 レイアシチー    3歳未勝利 新潟ダ1200m 5着/4番人気
 2011年 6月19日 フェーラシュヴァル 3歳未勝利 函館ダ1700m 10着/7番人気
 2011年 9月17日 フェーラシュヴァル 3歳未勝利 札幌芝1200m 4着/11番人気
 2012年 4月28日 ハルシュタット    3歳未勝利 福島ダ1150m 1着1番人気
 2012年 6月10日 マデイラ       500万下 函館芝1200m  5着/6番人気

これ以降は2012年6月22日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「少頭数の割には難解な一戦。叩かれた上積みと頭数減が魅力でマデイラを本命に抜擢するが、前走で地力を示したサンライズサルーテ、上積み見込めるサウスノーブル、ハナを切れそうなユキノラムセス、洋芝が得意なデイジーバローズ、減量騎手起用のリンゴットあたりもまったく差のないところ。」

なんと、競馬ブックの本紙本命ですッ!!


短評は「伏兵多し」



予想家の印
馬名 小原靖 高柳利 井尻恵 CPU
シゲルシバグリ
デイジーバローズ △△
システーナブルー
サウスノーブル
スリーバリアント
マデイラ △△
リンゴット △△
サンライズサルーテ
ユキノラムセス △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
サウスノーブル 3.4
マデイラ 3.9
サンライズサルーテ 4.1
ユキノラムセス 7.1
リンゴット 7.5
デイジーバローズ 7.7
シゲルシバグリ 13.5
ゲバラ 19.2
以下30倍以上省略

マデイラはななんと2番人気予想です。いくらなんでもそこまではいかんでしょう。



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マデイラ 76.7 56.8 59.2 67.5
サンライズサルーテ 69 60 62 67
サウスノーブル 68 65 67 68
リンゴット 76 72 41 70

デイリー馬三郎

森元要輔 本紙の見解

「強力な同型馬がおらず、久々にハナへ立てそうなリンゴット。行き切ればしぶといタイプで、今回は3キロ減量騎手を起用。逃げ切りが濃厚だ。久々を叩いて大幅に良くなっているサウスノーブルが強敵。」

◎ リンゴット
○ サウスノーブル
▲ デイジーバローズ
× ユキノラムセス
☆ サンライズサルーテ
△ マデイラ

以上


マデイラは 全13記者中 ◎(本命)印 3記者  〇(対抗) 1記者  あとは案外寂しいものです。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

マデイラ(5着)

 「1200メートルで行き脚がつかず、外を回らされました。ラストは脚を使っていましたし、いいモノを持っていると思うので、もっと距離があった方がいいのかも知れません。」(吉田隼人騎手・競馬ブック)

 「ゲート内はこの馬なりに落ち着いて問題なかったのですが、隣の馬がうるさくなって、それを気にしてしまいました。今日は初めての距離で前半に少し戸惑いは感じられましたが、スピードに乗ってからはスムーズに走れていたと思います。今までと違ってスプリント戦で流れている部分がありますし、掛かるようなところはなかったですね。また、大きくモタれることもありませんでした。直線は最後までしっかり伸びてくれていますし、距離に慣れが出てくれば前進できると思います」(吉田隼人騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「休み明けの一戦でしたが、やはりパドックからそれなりにカリカリしたところを見せていましたね。ただ、”それなり”で収まったのは滞在競馬だからなのでしょう。初めての1200m戦とあって道中は後方からの追走になりましたが、直線は外を回りながらもしっかりした伸びを見せてくれました。この条件なので、権利を逃すと今後がつらいと思っていましたが、しっかりと優先権を確保してくれたことにはホッとしました。貴重な権利ですし、馬体に問題がなければ続けて使っていきたいと思っています」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「スタート後手で後方。押っつけながら外目を上がって行って、直線はスワットと一緒に伸びてくる。若干、太かったことを考慮すればメドの立つ内容。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

マデイラ

 「以前は使うとガタッときていたが、今回は順調だし馬体減りもなさそう。上積みを期待。」(大林助手・デイリー馬三郎)

 「水曜日は吉田隼人を乗せてウッドコースで馬なり程度の追い切りを行いました。難しいところのある馬ですが、前走は直線もスムーズに外へ出してしっかり伸びているように、ジョッキーはいいイメージを持ってくれています。今週の追い切りでも感触を確かめてくれていますから、不安なく臨めるでしょう。ただ、内枠から内ラチに張り付くような形になったときは気をつけるようにとそれだけは伝えておきました。そろそろ差しが決まる馬場になってきますし、前走ぐらい走ってくれれば楽しみですよ」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)

サウスノーブル

 「前走は久々の分、4角からもたついて内をすくわれてしまった。叩いて勝ち負けを期待。」(高橋祥泰調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 函館に移動後、新馬戦以来の好走を見せてくれたマデイラの今回は函館2戦目ですが、なんとも、走ってみないとわかりません。能力は間違いないのですが、新馬戦で走ったあと、しばらくササッたりかかったりとまともに走らなかったマデイラ。慣れてくると気の悪いところを見せてしまいます。

 前走の5着は初めての北海道でしかも滞在競馬。慣れない環境が好走させたという懸念があり、慣れた今回の2戦目は悪い面が顔を出すかもしれません。しかし、追い切りとレースが同じ場所でできる函館は追い切りならまともに走るマデイラですから、今回もまともに走ってくれるかも知れませんし、まともなら、前走でも最後まで脚色は良く、3着はあったような内容でしたから、叩き2走目で更に距離も2走目で前進はあると思われます。

 メンバー的には優先権持ちがマデイラを入れて4頭。ならば最低でも4着には入って欲しいものです。いや、更に順位を上げて2、3着といきたいところですね。とにかく次走への優先権のある5着以内を死守し、スピード競馬に慣れながら、コツコツと賞金を稼いで欲しいですね。

 ただ、あと1つ勝てれば来年の今頃は降級の恩恵を受けられますし、もちろん、勝って欲しいという願いはあります。北海道が一番それを実現できそうですもんね。

これ以降は2012年6月25日に作成

●レース 

 マデイラのスタートは前走同様スピード負けのような形で(競馬ブックでも出遅れ扱い 躓いたようですね)後方8番手になります。かなり鞍上の吉田隼人騎手は押っつけているのですが、如何せん二の脚が遅いですね。ここでしっかりと練習ですね。

 マデイラは向正面で前との差を詰め、先頭を射程圏内に捉えます。騎乗としては完ぺきでした。荒川義之師のおっしゃるように私も4角では勝ったと思いましたが、そこから脚色が鈍り流れ込んでの7着。懸念していた難しいところがでてしまいました。

●時計の評価

 今回のマデイラの走破時計1分11秒6良馬場は、前走5着の時の走破時計1分10秒8良馬場と比べても大変遅く、前走の時計ほど走っていれば今回は勝ち負けでした。全体の時計が遅く、前夜まで稍重発表だった馬場が良馬場とはいえ、湿って重かった感じはありますが。それでも時計も悪いですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

マデイラ(7着)

 「ゲートはあんなもの。、射程圏に入れて競馬はできていたんですが、直線は全く反応してくれませんでした。気難しい面が出たんでしょうか・・・。」(吉田隼人騎手・競馬ブック)

 「スタートは前走と同じようにゆっくりめでしたが、道中の感じは悪くなかったですし、勝負どころでは楽に上がっていけました。これならと思っていたら、ギアがまったく替わらず、むしろ手応えが急になくなってしまいました。どこかでモタれたとかはなかったですし、前走の感覚からはこんなはずではないのですが、どこかで気持ちが切れてしまったのか…。結果を残せず申し訳ありません」(吉田隼人騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「これまでは競馬を使うとトモやテンション面など波が出やすかったのですが、滞在の効果なのか前走の反動がなく、いい状態でレースに臨めたと思います。それだけに首を傾げてしまうような結果になってしまいました。少頭数でしたから、馬の後ろに付けて回って最後に伸ばすという乗り方は問題なかったと思います。外から見ている限りでは4コーナーでは勝ったかと思ったほどでしたからね。気性面はいつ悪い方にスイッチが入るか分からないですし、厩舎スタッフはもちろん、隼人にもそこは気を付けるように言ってありました。競馬の中では前走も、今日もかかったりヨレたりしていないですし、正直どこで歯車が狂ったのか判断が難しいですね。レース後に馬体を見てもやはりどこかを悪く見せている感じはないですし、やはり気持ちの面なのでしょうか。今後については数日はどのような変化があるかしっかりと見たいと思いますが、今日はまともに走っていないと思いますし、心身に反動がなければ間隔を空けずにもう一度競馬を使いたいと考えています」(荒川義之調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

マデイラ(7着)

 「スタート直後に躓くような感じでダッシュがつかず。外を回って押し上げたが、直線も前走ほどの伸びは見られなかった。馬体減りもなく、気配は良かったが・・・。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 出走奨励金が500000円。特別出走手当が371000円ですから、計871000円。1口で割りますと、約1700円程度と思われます。それでも1か月分の維持管理費以上はありますし、私は満足しています。

●今後の展望

 懸念していた慣れによるズル賢さが出てしまいました。楽をする為に走るのをやめちゃうんですよね。慣れない所ならわけがわからず最後までしっかりと走ってくれるのですが・・・。

 これを解決するのは非常に難しいですね。ただ、前走できちんと走ればある程度やれるところは見せてくれたので、いずれの開花を慌てず待ちます。

●最後に

 今回の2番人気というのは、正直馬主である私ですら驚くほどの人気ですが、結果的にまずは大丈夫だろうと思っていた掲示板も外し大敗でした。

 乗り方も良かったし、位置取りも手応えも。だれも悪くありません。馬が慣れてくるとズル賢くなり苦しいのは嫌だとやめてしまうからです。

 仕方ない、次は小倉の滞在でも行きますか(爆)。

 冗談はさておき、良馬場発表でしたが、やはり全体的に時計がかかっているところを見ると、若干稍重に近い馬場だったようです。マデイラは馬場が悪いとご機嫌を損ねてしまいます。それが敗因なら、次走はもう少しやってくれると思うのですが。


 ただ、負け惜しみに聞こえても構いませんが、私は500万クラスなら出走奨励金の貰える8着以内は大歓迎です。未勝利ならそんな悠長なことも言っていられませんが、とりあえず8着以内なら、1か月の維持管理費と同額程度の賞金は貰えますし、最低限の仕事はしてくれたと思います(野球で言うなら、内野ゴロなんだけど、とりあえずランナーは進塁)。

 元々、いきなり北海道で勝てるとも思っていませんでしたし、小銭稼ぎが目的です。ちゃんと目標達成してくれました。御苦労様でした。無事にコンスタントに走ってくれますし、毎回”もしかして”の期待もあり楽しいです。


 今回1つ思ったことは、吉田隼人騎手はレースセンスはいいのですが、少し押す力が弱い。川田将雅騎手や岩田康誠騎手、内田博幸騎手や石橋脩騎手、和田竜二騎手などズブいマデイラには追える騎手の方が良いのではないでしょうか。或いは地方の騎手とか。

 とはいえ、そんな超一流がこの成績のマデイラに乗ってくれるはずもなく、次走も北海道で吉田隼人騎手なら万々歳なんですけどね。


 今回はダメでしたが、調教師が直接追い切りに乗ってくれたりといろいろと工夫してくださっています。それらもあって好調な荒川義之厩舎の皆様の手腕に期待しています。

 頑張れマデイラ!!次も期待しているゾ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2012年6月13日立ち上げ 19日、20日、21日、22日、23日、25日加筆

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2012年 6月10日 第6戦 500万下 函館芝1200m (5着/6番人気)

2012年 3月17日 第5戦 3歳500万下 阪神芝1400m (11着/10番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 2月18日 第4戦 こぶし賞 3歳500万下 京都芝1600m (12着/6番人気)

2012年 2月 5日 第3戦 第52回 きさらぎ賞 GV 京都芝1800m (12着/12番人気) 写真多数掲載

2011年11月19日 第2戦 第16回 東京スポーツ杯2歳ステークス GV 東京芝1800m (8着/8番人気) ルクソール様撮影 現地写真掲載

2011年10月30日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (1着/8番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート