期待の愛馬クリンゲルベルガー 第25戦


定量55キロの1000万下特別で3着になったクリンゲルベルガーが500万クラスに降級。

しかし、500万クラスでも勝ち負けに絡めず出遅れ癖を連発。

年齢的に大変厳しい状態。


ここ3戦は短距離では6着7着だが、10頭立てと美味しいレースで勝ち負けには程遠い状態。

それでも出走奨励金を貰って来てくれることは馬主としては本当に有り難い。


前走はダート1000mでは少し忙しいということで仕方なく1700mを試してみるも失敗。

しかし、私も1度試して欲しかったし満足。


レース後、使い続けて来たこともあり、12月16日にノーザンファーム天栄に放牧に出されました。

次走はクリンゲルベルガーのもっとも得意の中京を予定。

一発を期待と言いたいところだが、コースの全面改装で相性は当てにできない。

3月の引退期限までになんとかいいところが見たい。


2012年2月10日に美浦トレセンに帰厩しました。


3月4日 中京5R 500万下 ダート1400m 牝馬限定戦に出走!!

13着/13番人気。

主戦の村田一誠騎手が乗り方を考え過ぎて結果的には大敗だったが、ここまでよくやってくれており、不満をいうつもりはない。

掲示板を外したことで、引退期限までに出走できるかは絶望的だが、連闘も含めてギリギリまで現役続行。


レース回顧と時計の分析、レース後の村田一誠騎手と高柳瑞樹調教師のコメントを掲載。

(2012年3月7日完結)

2011年12月21日立ち上げ

●レース後、使い続けて来たこともあり、12月16日にノーザンファーム天栄に放牧に出されました

 ダート1000mでは6着7着と安定した成績(ただし10頭立てと少頭数)を残してきた我らが愛馬クリンゲルベルガーですが、出走奨励金が貰えるということで大きいものの、勝ち負けには程遠い状態。

 1000mでは若干忙しいということで陣営は距離延長を模索。小倉には1000mの次は1700mしかないのでとりあえず無理を承知で1700mに出走しました。

 しかしここでは終いに息切れをし、距離が長すぎたことを露呈。結果的に失敗に終わりました。とはいえ、私も1度試して欲しかったし満足しています。


 前走後、使い続けて来たこともあり、12月16日にノーザンファーム天栄に放牧に出されました。

 次走は間に合えばクリンゲルベルガーのもっとも得意の中京(改装の為、2年ぶりの開催)。3月の中京に間に合わなければタイムリミット(6歳3月の引退期限)で引退ということのようです。

 是非、定量の1000万クラスでも3着に入ったほどの得意のコースで最後の走りを見たいですね。

これ以降は2012年2月10日に作成

●2月10日に美浦トレセンに帰厩しました

 2012年2月10日に更新されましたクラブ公式HPクリンゲルベルガーの近況報告によりますと、我らが愛馬クリンゲルベルガーは2月10日に美浦トレセンに帰厩したということです。

 これで3月の中京開催には間に合いそうですね。できれば2戦はして欲しいなぁ。相性の良い中京で、・・・と言いたいところですが、全面改装されていますし、あまり相性というのは関係ないでしょうね。

これ以降は2012年2月22日に作成

●次走は3月4日 中京5Rを村田一誠騎手で予定

 本日(2月22日)更新されましたクラブ公式HPクリンゲルベルガーの近況報告は次の通りです。

「口が硬い馬でコントロールがかなり難しく基本的には左回りか坂路でしか速いところをやれない馬なのですが、先週まで左回りだったポリトラックが今週から右回りになっているので今週の追い切りも坂路で行っています。1本目をサラッと登って2本目に4ハロン53秒で終いを少し伸ばすような内容。動き自体はそれほど悪くないし、中身も本数を追うごとに良化しているように感じますね。ただし、体がまだちょっと立派。お休みで緩んだ分もあるので仕方ないのですが、今の時点で前走からプラス10キロちょっとありますから、そのあたりが課題と見ています。ただ減らせばいいというものでもないので、調整が難しいところですが、適度な負荷をかけながら少しでもフィットさせていきたいですね。今朝の追い切りと週末の調教、そして来週の追い切りと競馬場への輸送で多少なりとも引き締まってくるでしょうから、そのあたりを考えながら今後の調整にあたっていきます」(高柳師)3月4日の中京競馬(4歳上500万下・牝馬限定・ダ1400m)に村田騎手で出走を予定しています。


 ということで、我らが愛馬クリンゲルベルガーの次走は3月4日 中京5R 500万下 ダート1400m 牝馬限定 を村田一誠騎手で予定ということです。改装前は得意だった中京でどれだけの走りを見せてくれるのか楽しみです。

これ以降は2012年3月2日に作成

●追い切り情報(3月2日更新)

前走前 12月7日 小倉ダート 良馬場 馬なり余力

助手
4F 56.2
3F 41.4
1F 12.8[7]



2月15日 美浦南坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.2
3F 38.7
2F 25.6
1F 12.9
セプタードアイル(3歳新馬)馬なりを0.3秒追走同入


2月19日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.1
3F 42.0
2F 27.6
1F 13.5


2月21日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.8
3F 45.0
2F 29.9
1F 14.8


2月22日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
助手
2回目
4F 53.1
3F 38.6
2F 25.7
1F 13.4


2月26日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
4F 52.8
3F 39.3
1F 12.1[7]


2月29日 美浦南坂路 重馬場 強めに追う
2回目
助手
4F 53.1
3F 38.8
2F 25.0
1F 12.6
エムオークラウン(古馬500万)馬なりを1.0秒追走0.4秒先着
 2月15日、久しぶりにトレセンで時計を計時しました。出走まではまだ3週ほどありますが、すぐにでも出走できそうなまずまずの動きですね。これで中京の出走まで入念に乗ってくださるのなら、それなりの結果がついてくるのではないでしょうか。
 以下は本日(2月15日)更新されましたクラブ公式HPクリンゲルベルガーの近況報告です。
「先週に帰ってきました。体調等の変化はなく順調に調教を再開できていますよ。口向きの難しい馬で、お休みに出ていた分その硬さがまた強くなっていますが、乗りづらい馬なので手が変わってそういった変化があるのも致し方ないかなという気はします。口向きを修正するようにじっくり乗っていて今朝は坂路で追い切りました。以前からなのですが、速い調教は左回りか坂路を主体にしているので今朝は坂路に入れたのですが、悪くないですね。体の歪みがあるのですが、以前からあるもので、前回の調整時にも見られたことですから大丈夫です。しっかり調整しながら中京開催を目指していきます」(高柳師)
 なんとも力強いお言葉です。一番困るのが、焦って中京以外の競馬場で出走させることですが、どうやらきちっと中京に出走させてくれるようです。残り1戦か多くても2戦。しっかりと目に焼き付けたいですね。

 2月19日、14−14で追い切られました。やりすぎてもすぐに仕上がってしまうので難しいところですが、上手くやっていただいているようですね。

 2月21日、15−15で追い切られました。ほとんど時計にならない程度の追い切りですが、終いが15秒を切ったので時計として出て来ました。

 2月22日、まだ仕上げ途上のようですね。本来来週の出走でも若干早いんでしょうが、引退期限が迫っていますからもう開幕週で出すしかないですね。そしてもう一戦して欲しいですね。いずれにしても引退期限ギリギリまで走らせてくれていることに感謝します。

 2月26日、短いながら終いを伸ばす追い切りをされました。なかなかいい伸びですね。3月4日の出走までにしっかりと仕上がって欲しいですがどうでしょうか。

 2月29日、同じ古馬500万クラスの馬をかなり後ろから追走してつき放していますが、全体的な時計は平凡で、相手が動かなさ過ぎたと考えるべきでしょう。それでも決して悪い動きではなく、相手は強いですがいい結果を期待しております。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。早目の入厩からしっかりと本数を重ねて良い状態だと思います。
 以下は2月29日に更新されましたクラブ公式HPクリンゲルベルガーの近況報告です。
「追い日の週中は右回りのままですが、週末は左回りになるポリトラックで動かしました。感触はまずまずで、いい意味で変わりなかったですよ。そして、競馬に備えて今朝坂路で追い切りました。気持ちのコントロールとハミ受けに注意しながらの追い切りでしたが、動きは悪くないですし、これと言った問題も感じませんでしたね。あとはこのまま競馬へ向かえればいいのですが、想定を見ると現在は除外対象です。牝馬限定に拘らず1200m、1400mの一般戦へ目を向けても微妙なところで、直前まで見ないとわからないところがあります。一般と牝馬限定戦の1400mは一誠に空けてもらいましたが、1200mはまだ確保できていないので、乗り役も踏まえてギリギリまで状況を見ていずれかのレースに入りそうならば入れて向かいますし、ダメそうならば来週の競馬へ切り替えることを考えています」(高柳師)

●気になる出馬想定表(3月4日 中京5R)

 我らが愛馬クリンゲルベルガーは待ちに待った中京の牝馬限定戦に出馬想定されていましたが、想定段階では、フルゲート16頭のところに想定数が38頭もいて、約3か月の出走間隔のあるクリンゲルベルガーですら除外対象でした。ですので、無駄だと思い、出馬想定表は掲載いたしませんでした。

●出馬確定表

出馬確定表 3月4日 中京5R 500万下 ダート1400m 牝馬限定 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
イグナイトカフェ 横山和生  2/12 500万 小倉ダ1000 11 12 11
ヴィクトリーマーチ 武幸四郎  2/11 500万 京都ダ1200 12
オルレアンノオトメ 西田雄一郎  2/12 500万 小倉ダ1700 10 10
オンザスローン 大野拓弥  9/24 500万 中山芝2000 14 15 12 13 12
カノヤキャプテン 太宰啓介 12/10 500万 小倉ダ1000
クイーンザリッチ 高倉稜  1/09 地方 水沢ダ1400
クリンゲルベルガー 村田一誠 12/10 500万 小倉ダ1700 11 12 14 12 B+
サンタンジェロ 吉田豊  2/11 500万 小倉ダ1000
デステニーアロー 宮崎北斗  2/05 500万 小倉ダ1000 13
ピュアマインド 川須栄彦 10/30 500万 東京ダ1600 10
フィッシュザビート 嶋田純次 12/30 地方 水沢ダ1400
ブランシェール 丸田恭介 11/13 女池5下 新潟芝1400 15 15
プランシングレディ 田中博康 10/30 500万 東京ダ1600 13 12 12
ミエノグレース 福永祐一  2/11 500万 東京ダ1600 11 11
ミニーバローズ 幸英明  9/25 500万 阪神ダ1400 11
ラフアウェイ 吉田隼人  2/12 500万 京都ダ1400 10

騎手の太字は乗り替わり

 正直、目標だったこのレースへの出走は無理だと思っていましたので、入っていて意外でしたね。

 以下は3月1日に更新されましたクラブ公式HPクリンゲルベルガーの近況報告です。
「締め切り直前まで状況を見ていたところ牝馬限定戦にギリギリ入る可能性があったのでそのまま待機したところ何とか出走することができました。体はこの時期もあってなかなか絞り切れませんが、輸送もありますし、少しプラスくらいの体重で送り出せれば理想的と思っています。余裕はありますが、体調自体は前走時よりもいいと思いますし、何とかいいところを見せてほしいです」(高柳師)
 高柳瑞樹調教師が最後まであきらめずに粘っていてくれたおかげですね。本当にいい調教師さんの元に転厩することができました。嬉しいですね。

●中京ダート1400mコース解説

 新コースの為、データはありません。

●騎手は村田一誠騎手 ほっさん評価「C」

 今回もクリンゲルベルガーの鞍上は村田一誠騎手です。クリンゲルベルガーの高柳瑞樹厩舎転厩後は師と一緒になり距離やコース、調教などいろいろと考えて熱心にやっていただいています。その結果、転厩後2走は10頭立てながらも出走奨励金の貰える8着以内を確保してくれていますし、前走は距離延長を試して失敗しましたが、私も一度延長しても良いのではと思っていましたし、いろいろと試してくださるのは嬉しかったですね。

 ついに、クリンゲルベルガーのもっとも実績のある中京での出走ですが、ここでも村田一誠騎手が騎乗してくれます。私は中京で愛馬チャーミングシチーが2着と激走した時に勝った馬が人気薄のレアメタルで、これに騎乗していたのが村田一誠騎手でした。当時は愛馬が勝てずに悔しい思いをしましたが、勝った村田一誠騎手の騎乗は見事なものでした。

 今回はその村田一誠騎手を味方につけて、素晴らしい走りを期待したいですね。

 ただ、コースが改装され、得意かどうかはわかりませんし、直線が長くなったことで紛れが少なく、力通りの決着になる可能性が高く、持ち味を生かせるかはわかりません。



 2012年3月2日現在、中央通算348勝、勝率4.9パーセント、連対率10.6パーセント。騎乗馬に恵まれてないとはいえ、イマイチの数字である。重賞は5勝だが、11番人気、13番人気、2番人気、11番人気、5番人気と人気薄手来ることが多い。逆に人気馬になると結果を残せていないと言える。GTは未勝利。

 一昨年(2010年)は中央16勝、勝率3.3パーセント。昨年は18勝、勝率3.9パーセントと通年よりも成績は下降気味。しかし、今年はここまで5勝で勝率5.8パーセントと調子が良い。



 村田 一誠(むらた いっせい)は1978年12月20日生まれの33歳。日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンターに所属している16年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。現在はフリー。

 1997年に美浦の松永勇厩舎所属騎手としてデビュー。同期には武幸四郎、勝浦正樹、松田大作、武士沢友治、押田純子らがいる。

 1年目こそ9勝に終わるも、2年目以降は勝利数2桁を毎年維持。2002年には自己最高となる45勝をマークし、関東の中堅クラスとして毎年堅実に成績を残している。

 重賞競走への初騎乗は1999年。

 2001年にはNHKマイルカップでグラスエイコウオーでの2着(勝ち馬はクロフネ)を含め2着3回を記録。5月20日に通算100勝を達成。1位入線馬の降着による繰り上がりであった。

 2002年にはJRA重賞に先立ち地方交流重賞のエーデルワイス賞をトーセンリリーで制している。

 2003年の8月にフリーに転身。

 上位人気馬への騎乗もあった中、JRA重賞未勝利が続いていたが、2007年通算127回目の重賞レース騎乗となった根岸ステークスをビッググラスで制しデビュー11年目でのJRA重賞初勝利を達成、この年さらに2つの重賞勝ちを収めている。

 2009年8月8日、通算300勝を達成。


 野球選手のイチローのように、登録名を「イッセー」にしようと考えたが却下された。

 ブログにて、外国人騎手を「腕もないのにいい馬だけには乗せてもらえるヘタクソ」などと放言・罵倒し炎上。ブログはその後「本人の意向」を理由に休止されている。


 「2002年の45勝がキャリア最多で、以降は年に20勝前後。本開催でも裏開催でも騎乗しており、走らない馬に多く乗るので連対率は低い。2009年、2010年、2011年の前半と騎乗馬の平均人気が10番人気を超えている。年間20勝前後なら上出来だろう。抑え気味に乗ることが多く、追いに入ってからの馬の伸ばし方は悪くない。自在に馬を操っているという印象はなく、馬群で折り合いをつけようとすると詰まって引くケースが見られる。鹿戸雄一厩舎のスマートステージではモタれる面があって乗り難しい馬だが、馬具を工夫するなどして目黒記念で4着まで持ってきた。ひょうきんな面があり、基本的に前向き。コメントは強気なものが多く、額面通りに受け取らない方が良いかもしれない。コース別では福島と新潟(出身地)で数字が良く、東京都中山でも年にいくつかは勝っている。厩舎別で目立って成績の良いところはない。注目すべきは新潟の直線1000m戦で2007年以降に単勝2700円、4810円、7710円、3380円、6580円と高配当を連発している。単勝回収率245パーセントと驚異的な数字だ。このポイントは見逃せない。前半で抑えて体力を残し、絶妙なポイントで仕掛けて勝利に導く。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績 (5戦0勝)

 2011年 9月 4日 エイコーンキッド   3歳未勝利 新潟芝1200m    8着/14番人気
 2011年10月15日 クリンゲルベルガー 500万下  新潟芝1200m   14着/15番人気
 2011年11月 6日 クリンゲルベルガー 500万下  新潟ダート1200m  6着/9番人気
 2011年11月27日 クリンゲルベルガー 500万下  小倉ダート1000m  7着/7番人気
 2011年12月10日 クリンゲルベルガー 500万下  小倉ダート1700m  11着/12番人気

これ以降は3月3日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「一角崩し」


予想家の印
馬名 米満浩 井上政 西村敬 CPU
ラフアウェイ
ピュアマインド △△
オルレアンノオトメ
サンタンジェロ
イグナイトカフェ
ヴィクトリーマーチ △△ △△
ミニーバローズ
ミエノグレース △△
クリンゲルベルガー
二重△は△△で処理
あとは無印



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
クリンゲルベルガー 72 64 58 62
ミエノグレース 76 75 67 65
ラフアウェイ 79 59 76 63


デイリー馬三郎

城谷豪 本紙の見解

「ラフアウェイの前走は発馬でつまずき、好位を取るのに脚を使った分、直線で伸びを欠いた印象。元来スタートは速い部類で、発馬五分ならチャンス。」

◎ ラフアウェイ
○ ヴィクトリーマーチ
▲ サンタンジェロ

以下省略

クリンゲルベルガーは無印

藤田記者のみ〇印

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

クリンゲルベルガー(11着)

 「口の硬さがありコントロールが難しい馬ですが、今日は極端にそれを感じるというよりは、距離の影響が大きかったと思います。道中は体が伸びて走っていたように感じますし、馬場が締まっていて走破時計も速過ぎましたね。距離を延ばすことで何とか新味を引き出したかったのですが、思うような結果を出せず申し訳ありません」(村田一誠騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「展開待ちの1000mばかりだと良くないと思い今回この条件へチャレンジさせていただいたのですが、結果からすると1700mは長かったです。馬場云々もあったかもしれませんが、最後はタレてしまっているし、言い訳できません。申し訳ございません。口の硬さもあるからか、内へ入らず外目を回ったのも辛かったのでしょうが、基本的には1200mくらいがやはりいいのでしょう。年末は混み合う傾向にあり、最終週は出走が厳しいことが予想され、さすがにこのあとの連闘も酷でしょう。立て続けに使ってきたこともありますし、いったん美浦へ戻したのちに放牧へ出してリフレッシュを図りたいと思います。放牧先でうまく疲れが抜けて体調が整うようであれば中京開催を目指すつもりです」(高柳瑞樹調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

クリンゲルベルガー

 「距離はこれぐらいが合いそうで、左回りの方がベター。仕上がりも悪くないから楽しみも。」(高柳瑞樹調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 いくらクリンゲルベルガー得意の中京とはいっても全面改修で以前のものとは全く違いますし、相性の良さが今でも発揮できるのかと言えばなんともわかりませんが、少しでも上位に来て欲しいですね。

 今回掲示板を逃すともう中京では出走できないかも知れません。なんとか掲示板を確保し、もう一戦中京で走りを見せて欲しいです。・・・とはいえ、前走5着以内の優先出走権持ちが7頭もいるハイレベルなレース。普通で考えれば我らが愛馬クリンゲルベルガーは出走奨励金の貰える8着以内も厳しいのでしょうね。

 目標はやはり8着以内です。常識的には12着あたりでしょうか。

これ以降は3月7日に作成

●レース 

 大外枠の我らが愛馬クリンゲルベルガーですが、ゲートの出はまずまずでしたが、馬なりで後方に下がります。一気に最後方まで下がってしまい、15番手の馬から7、8馬身離れた位置で追走します。これは乗り難しいクリンゲルベルガーを気分よく走らせる為の鞍上・村田一誠騎手の考えた騎乗でした。

 4角でも15番手からは7、8馬身離れた位置で直線を向きます。そこからメンバー最速の上がりを繰り出しますが、如何せん離されすぎで、垂れて来た馬を3頭交わしただけの13着でフィニッシュ。引退期限がすぐに迫る中、残念なレースとなりました。

 しかし、クリンゲルベルガーを良く知る村田一誠騎手が考えて乗ってくださったことによるもの。結果的には失敗でしたが、ここまでよくやってくださっていますし、これも競馬です。不満を言うつもりはありません。

●時計の評価

 新装の中京コースはデータがなく、比較ができません。ただ、勝ち馬の時計から1.8秒も離されていることを考えるとどう考えても良い時計とは言えませんね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

クリンゲルベルガー(13着)

 「具合は良さそうでしたが、口が固くコントロールが難しい馬なので折り合い重視でいかなければいけないと思っていました。そして、大外枠で前に壁を作れない分、出していけませんでした。出していくと引っ掛かってしまうし、なかなか内に潜り込めないコースのように感じたので控える形を取ったのですが、思った以上に離れてしまいました。追ってからは脚を使っているのですが、最後はさすがに脚が上がり気味になりました。休み明けの分もあったかもしれませんが、人間が構え過ぎたのもあります。申し訳ありません」(村田一誠騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「申し訳ありません。この馬の折り合い面、大外枠などがあってあのような競馬をしたのはわかりますが、さすがに下がり過ぎだったように思います。あそこからでは競馬に参加するのは難しいですからね。最後の最後は脚色が一緒になったかもしれませんが、脚取りはしっかりしていましたし、上手くハマればやれるはずなのですが…。季節柄難しいのですが、体は思った以上に減らずにやや重めのままの出走でしたし、ダメージが少ないことが最低限の条件ですが、入るようならば連闘もしくは中1週で再度競馬へ向かうことを考えています」(高柳瑞樹調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 おそらく前走と同じ347000円の1口826円でしょう。

●今後の展望

 引退期限が迫る中、掲示板を外したことで期限内での出走は大変厳しくなりました。連闘或いは中1週で入るかどうかわかりませんが、最後まで出走を試みていただけるようです。

●最後に

 さすがに得意の中京と言っても浅見秀一調教師がもう無理と判断した馬。年を取るにつれ、気難しい馬になってしまっているようですね。こればかりは仕方がありません。

 高柳瑞樹調教師と村田一誠騎手は勝てるかどうかもわからない、どちらかと言えば勝つ見込みはないであろうこの馬を熱心に調教していただき、あれこれと考えてくださっていますし、それだけで十分満足です。

 結果的には消化不良のレースだったと言え、中京にこうして出走できたことで最後の心残りもなくなりましたし、あとは無事に繁殖に・・・と言いたいところですが、戦績(2勝とはいえ短距離、しかも500万クラスでは力不足)から言って、そこも微妙なのでしょうね。

 無事に引退してくれればそれでいいですね。

最後までご愛読ありがとうございました

2011年12月21日立ち上げ 2012年2月10日、15日、19日、22日、26日、3月2日、3日、7日加筆
クリンゲルベルガーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

第24戦 2011年12月10日 500万下 小倉ダ1700m 牝馬限定戦 (11着/12番人気)

第23戦 2011年11月27日 500万下 小倉ダ1000m 牝馬限定戦 (7着/7番人気)

第22戦 2011年11月 6日 500万下 新潟ダ1200m 牝馬限定戦 (6着/9番人気)

第21戦 2011年10月15日 500万下 新潟芝1200m 混合戦 (14着/15番人気)

第20戦 2011年 5月14日 500万下 新潟ダ1200m 牝馬限定戦 (12着/9番人気)

第19戦 2011年 3月 6日 500万下 小倉ダ1000m 牝馬限定戦 (7着/10番人気)

第18戦 2010年12月25日 沖の島特別 500万下 小倉芝1200m (12着/6番人気)

第17戦 2010年11月21日 500万下 福島芝1200m (7着/3番人気)

第16戦 2010年10月23日 500万下 福島芝1200m (5着/8番人気)

第15戦 2010年 7月17日 有田特別 500万下 小倉芝1200m 定量 (10着/10番人気)

第14戦 2010年 6月 6日 1000万下 京都芝1400m 混合 定量 (15着/15番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第13戦 2010年 5月23日 1000万下 京都芝1200m 混合 定量 (6着/11番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第12戦 2010年 4月10日 吾妻小富士賞 1000万下 福島芝1200m ハンデ戦 (11着/7番人気)

第11戦 2010年 3月28日 三河特別 1000万下 中京芝1200m 混合 定量 (3着/14番人気) 

第10戦 2010年 2月21日 1000万下 東京芝1400m (10着/10番人気) パドック写真付き

第9戦 2010年 2月 6日 500万下 中京芝1200m 若手騎手限定戦 (1着/7番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第8戦 2009年11月 8日 500万下 福島芝1200m 牝馬限定戦 (6着/7番人気)

第7戦 2009年 5月 2日 3歳500万 京都ダート1200m (13着/9番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第6戦 2009年 3月29日 3歳500万 阪神ダート1400m (9着/7番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レボ 

第5戦 2009年 3月 7日 3歳500万 阪神ダート1200m (5着4番人気

第4戦 2009年 2月22日 こぶし賞 3歳500万 京都芝1600m (10着/9番人気)

第3戦 2009年 1月25日  3歳500万 京都ダート1400m (2着3番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第2戦 2008年11月24日 福島2歳ステークス オープン 福島芝1200m (13着/2番人気

デビュー戦 2008年11月 8日 2歳新馬 福島芝1200m (1着1番人気

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