期待の愛馬クリンゲルベルガー 第7戦


5月2日 京都7R 3歳500万下 ダート1200m 牝馬限定戦は、

13着シンガリ負け。

確かに出遅れもあるだろう。しかし、期待された馬体はたったのプラス2キロで全く成長は見られない。

このままでは厳しい状態にあると言わざるを得ない。

浅見秀一師の手腕に期待する。

パドック写真多数付き、現地観戦レポート!

レース回顧と時計の分析、レース後の四位洋文騎手のコメントを掲載。

(2009年5月2日完結)

2009年4月21日作成

●4月23日に帰厩予定!!

 3月29日の前走後、リフレッシュと馬体回復の為、宇治田原へ放牧に出ていた我らが愛馬クリンゲルベルガーですが、本日(4月21日)のクラブHPにて、4月23日に帰厩予定であることが報告されました。

 4月21日に更新されたクラブHPのクリンゲルベルガーの近況は以下の通りです。


周回コースでハロン20秒のキャンター1800mの後、坂路でハッキングからハロン20秒程度のキャンター1本を行っています。23日に栗東へ帰厩予定です。「こちらではそう速いところはやっていませんが、リフレッシュさせることが目的でしたので問題ありません。馬体重も430キロ台まで回復しているので、いい状態でトレセンへ送り出せると思います」(牧場担当者)


 ということで馬体重が430キロ台にまで回復しているというのが嬉しいですね。前走の敗因の1つは馬体細化(416キロ)でしたから、速いところをやっていないということでも、馬体の回復はありがたいことです。

これ以降は4月23日に作成

●予定どおり4月23日に帰厩

 予定どおり本日(4月23日)、栗東に帰厩しました。

●次走は5月2日京都7Rを予定

 クラブHPによりますと、クリンゲルベルガーの次走予定は5月2日 京都7R 3歳500万下 ダート1200m 牝馬限定戦だそうです。前走は9着大敗と言っても、牡馬混合戦でした。次走牝馬限定戦なら、当然中心でしょう。

これ以降は4月28日に作成

●気になる騎手は

 5月2日に京都競馬場で騎乗する予定の主な騎手は次の通りです。

 浜中俊、和田竜二、秋山真一郎、四位洋文武豊、熊沢重文、小牧太、橋本美純、渡辺薫彦、武幸四郎、石橋守、長谷川浩大、国分恭介、池添謙一、藤岡佑介、田中健、角田晃一、小坂忠士、飯田祐史、小林徹弥

 太字は乗って貰えるとラッキーと思う騎手。ただし、十中八九田中健騎手でしょう。ハハハ・・・。

これ以降は4月29日に作成

●気になる出馬想定表

出馬想定表 5月2日 京都7R 3歳500万下 ダート1200m 牝馬限定戦 全13頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アンプレヴー 上村洋行 10/11 りん5特 京都芝1400 11 13
キシュウグラシア 武豊  4/05 未勝利 阪神ダ1200
クイックメール 小林淳一  3/14 アネOP 中山芝1600 13 11
クリンゲルベルガー 田中健  3/29 500下 阪神ダ1400 10 13 B−
サマーラグーン 田中博康  2/08 かさ5特 小倉芝1200 14 14 14 12
チキリムーディー 国分恭介  4/12 500下 阪神ダ1400 10
ツルマルハロー 浜中俊  4/12 500万 阪神芝1200 12 11
トウカイミステリー 武幸四郎  3/07 500万 阪神ダ1200
ナムララピス 幸英明  2/15 500万 京都ダ1400
ブルーデライト 和田竜二  3/29 500下 阪神ダ1400
プリンセスジュディ 松山弘平  3/07 500下 阪神ダ1200 10
メリュジーヌ 柴原央明  4/19 500万 阪神ダ1200
レッドレイク 吉田豊  4/25 500下 東京ダ1600 14 16

●京都ダート1200mコース解説

 スタート地点は向正面の2コーナー出口。
 3コーナーまでは約400mあり、なだらかな上り坂になっている。
 芝コースと同様に3コーナーが坂の頂上で、3〜4コーナーの下り坂を経てから最後の直線勝負になる。
 ダートの短距離戦は、テンのダッシュ力と先行力が命。スタート直後から激しい先行争いになり、3コーナーを過ぎても収まらないことがある。直線が平坦コースなので、なかなか前が止まらない。道中4〜5番手につけ、直線入り口までに1〜2番手に押し上げられる形が最も理想。
 1頭あるいは2頭が飛ばして逃げ、4コーナー出口で2番手集団を少し離しているようだと、そのまま前が残りやすい。差し馬を本命にする場合は、展開をよく考えたい。
 枠順はできれば真ん中より内が欲しい。多頭数の大外は、差し馬以外は少し不利だ。
 また、京都のダートは時計が速いので、高速決着への対応力も問われる。
有利な枠順 内枠〜中枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 先行力、高速決着への対応力
種牡馬ベスト フォーティーナイナー、アフリート、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、四位洋文、小牧太、河北通、岩田康誠
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分13秒4 1分13秒7 1分13秒2 1分12秒9
2歳未勝利 1分13秒7 1分13秒2 1分13秒9 1分13秒3
3歳新馬 1分14秒1 1分13秒9 1分12秒8 1分13秒7
3歳未勝利 1分13秒8 1分13秒4 1分12秒4 1分12秒9
3歳500万 1分12秒8 1分12秒1 1分12秒2 1分12秒3
古馬500万 1分12秒6 1分12秒3 1分12秒1 1分11秒8
古馬1000万 1分11秒9 1分11秒8 1分10秒8 1分11秒6
古馬1600万 1分11秒2 1分09秒9 1分10秒7 1分11秒2
古馬オープン 1分11秒0 1分10秒0 1分10秒1 1分10秒6
見てください!!クリンゲルベルガー騎乗予定の四位洋文騎手がかなり得意としているコースです!!

●追い切り情報(4月29日更新)

前走前 3月22日 栗東坂路 良馬場 末強め追う
1回
田中健
4F 58.1
3F 41.8
2F 27.2
1F 13.2



4月26日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
田中健
4F 61.9
3F 44.3
2F 計測不能
1F 14.3


4月29日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
田中健
4F 55.1
3F 39.8
2F 26.5
1F 13.0
 4月26日、田中健騎手を背に速い追い切りを開始しました。14−14でしょうか。馬体も回復しているようですし、水曜日の追い切りの動きに期待しましょう。かなり強めに追い切れるのではないでしょうか。

 4月29日、結局強くは追いませんでしたが、馬なりでもなかなかいい動きではないでしょうか。浅見秀一師も強く追ってしまうと結果が出ないという結論に達しておられるので、これで十分ですね。前走は9着と言っても牡馬混合戦。今回は掲示板を外したことのない牝馬限定戦です。期待しましょう。私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。前走前よりは、全てにおいて高水準だと思います。問題は1200mが忙しくないかどうかです。

これ以降は4月30日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 5月2日 京都7R 3歳500万下 ダート1200m 牝馬限定戦 全13頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アンプレヴー 藤岡佑介 10/11 りん5特 京都芝1400 11 13
キシュウグラシア 武豊  4/05 未勝利 阪神ダ1200
クイックメール 小牧太  3/14 アネOP 中山芝1600 13 11
クリンゲルベルガー 四位洋文  3/29 500下 阪神ダ1400 10 13 B−
サマーラグーン 角田晃一  2/08 かさ5特 小倉芝1200 14 14 14 12
チキリムーディー 国分恭介  4/12 500下 阪神ダ1400 10
ツルマルハロー 浜中俊  4/12 500万 阪神芝1200 12 11
トウカイミステリー 武幸四郎  3/07 500万 阪神ダ1200
ナムララピス 和田竜二  2/15 500万 京都ダ1400
ブルーデライト 池添謙一  3/29 500下 阪神ダ1400
プリンセスジュディ 田中健  3/07 500下 阪神ダ1200 10
メリュジーヌ 柴原央明  4/19 500万 阪神ダ1200
レッドレイク 秋山真一郎  4/25 500下 東京ダ1600 14 16

騎手の太字は乗り替わり。

これ以降は5月1日に作成

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
アンプレヴー 4月29日 栗東B良 馬なり 藤岡佑介 6F80.3−11.8 B+
キシュウグラシア 4月29日 栗東CW良 馬なり 助手 6F83.7−13.1
クイックメール 4月29日 栗東坂路良 強め 助手 55.7−12.4 B−
クリンゲルベルガー 4月29日 栗東坂路良 馬なり 田中健 55.1−13.0 B−
サマーラグーン 4月29日 栗東坂路良 馬なり 上野翔 57.6−13.4
チキリムーディー 4月29日 栗東坂路良 一杯 助手 55.5−13.5 B−
ツルマルハロー 4月29日 栗東坂路良 一杯 助手 56.2−13.1 B−
トウカイミステリー 4月29日 栗東坂路良 強め 助手 52.6−12.5 A−
ナムララピス 4月29日 栗東CW良 一杯 助手 6F82.4−12.8 B−
ブルーデライト 4月29日 栗東坂路良 馬なり 助手 56.1−12.9 B−
プリンセスジュディ 4月29日 栗東CW良 一杯 助手 6F82.5−13.0
メリュジーヌ 4月29日 栗東坂路良 馬なり 柴原央明 52.9−13.4 B−
レッドレイク 連闘の為軽め

●ほっさん予想

サマーラグーン

 近走は芝もダートも精彩を欠く。追い切りの動きも冴えない。

アンプレヴー

 クリンゲルベルガーと同じキャロットクラブの所属馬。募集価格はちょうどクリンゲルベルガーの倍。どちらも新馬勝ち。値段からするとこちらの方が強いのだろう。

 追い切りの本数、動きとも良く、万全の状態。

メリュジーヌ

 昇級後は2着2回、どちらも勝ち馬から0秒1差と超安定勢力。しかもどちらも牡馬混合戦。時計も良く、当然中心。

 追い切りの坂路4F52秒台も優秀。

トウカイミステリー

 こちらも昇級後2着2回。しかし、こちらはメリュジーヌと違い2戦とも牝馬限定戦。メリュジーヌよりは評価が落ちるか。

 いや、追い切りの動きは半端ではなく、逆転も。

ナムララビス

 昇級初戦の前走は限定戦で完敗。今回は相手が強くて。追い切りもまあまあなんだが。

レッドレイク

 3走前に3着だったときに我らが愛馬クリンゲルベルガーは2着。その後16着14着と低迷。連闘策も・・・。

クイックメール

 前走は大敗も芝のオープンで度外視。初戦の内容からも一発を秘めている。追い切りは良くも悪くもない。

ブルーデライト

 前走5着といえ勝ち馬からは1.7秒差。叩き2走目だがここは相手が強い。動きもメンバー中では地味。

チキリムーディー

 昇級初戦は5着も前崩れの展開。さて。二週連続一杯で追われているが・・・。

プリンセスジュディ

 中央ではワンパンチ足りない。追い切りも終いに脚が上がっていていいとは思えない。

ツルマルハロー

 芝では案外もダートは侮れない。追い切りは一杯に追われている割には動きはイマイチ。

クリンゲルベルガー

 前走は大敗も敗因ははっきりとしている。それを除けばこのクラスでもダートでは2着5着。限定戦のここなら。しかも鞍上・四位洋文騎手は京都ダート1200mで良績を残しており期待は大きい。じっくり休養し、馬体もふっくらとしているのなら恥ずかしい競馬にはならないはず。

 しかし、正直今回相手が悪く、4、5着か。

キシュウグラシア

 5月5日のかしわ記念に出走する愛馬エスポワールシチーの安達昭夫厩舎所属の馬。安達昭夫師はダート馬を作られたら現在日本一。というわけでこの馬もかなり手ごわい。前走未勝利勝ちも2着馬とは1.4秒の大差。

 ただ、今回は500万クラスで実績を残している馬が多く、どこまでやれるかは未知数。

 追い切りの動きも有力二騎に比べて見劣る。
メリュジーヌ、トウカイミステリー
なし
キシュウグラシア
クリンゲルベルガー、ツルマルハロー
 はっきり言って上位二頭は別格です。上のクラスでも十分通用するでしょう。普通に考えればこの二頭が直線で向け出して、あとは大差と思いますが、果たして我らが愛馬クリンゲルベルガーがどこまでやれるかですね。かなり強いメンバーですし、掲示板に載れば万々歳と思います。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「上位拮抗」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬
アンプレヴー
メリュジーヌ
トウカイミステリー
クイックメール △△
ブルーデライト
ツルマルハロー △△
クリンゲルベルガー
キシュウグラシア △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
メリュジーヌ 3.0
トウカイミステリー 3.5
キシュウグラシア 4.2
クイックメール 7.0
ツルマルハロー 11.8
アンプレヴー 16.0
クリンゲルベルガー 18.5
ブルーデライト 19.8
以下31倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
クリンゲルベルガー 71 71 63 59


デイリー馬三郎

予想印

◎ メリュジーヌ
○ トウカイミステリー
▲ クイックメール

クリンゲルベルガーは無印

以下省略

●各陣営のコメント

クリンゲルベルガー

 「短期放牧で立て直し。馬体をふっくら見せているし、直線平坦の京都で変わり身を。」(浅見助手・デイリー馬三郎)

 「ダートの短いところなら大崩れしない。前走後も順調。」(浅見助手・大阪スポーツ)

 「馬なり程度ですがこの馬としては時計も出していったけれど、動きはなかなか良かったですね。まだゲートに不安があるので、木曜は少しだけゲートに縛って慣れさせました。牝馬限定のダート戦で改めていいレースを期待しています」(浅見師・キャロットクラブHP)

アンプレヴー

 「気持ちが乗り過ぎないように、うまく調整できた。ダート変わりと発馬五分で改めて。」(田中助手・デイリー馬三郎)

 「追い切りに乗りましたが、動きは軽快で良かったですよ。ゲートに問題があると聞いていますが、それほどうるさいわけではなさそうですし、気をつけて乗りたいと思います。うまく前々で競馬ができればと思っています」(藤岡佑騎手・キャロットクラブHP)

●口取りの権利は落選も明日は現地観戦です

 毎度当選しないキャロットクラブの口取りですが、今回もやはり落選。当日10時からの電話申し込みは、毎度の朝礼で後れを取り、10時5分に電話するもすでに一杯。結局、口取りの権利を得ることはできませんでしたが、明日は休日ですし、ホームグランドの京都競馬場ということもあって、バイクで約30分、現地観戦いたします。

 当然、パドック等写真を撮ってくる予定です。

これ以降は5月2日に作成

●パドック

 今回は帰厩時に馬体重が430キロだと言う事で、馬体もふっくらとして、かつ鞍上も四位洋文騎手ということで、かなりの期待をもって現地に行きました。

 しかし、馬体重を見てがっかり・・・。前走よりはプラス体重とはいえ、418キロ。これを見た瞬間に「ダメだ」と思いました。

 それでは恒例のパドック写真ですが、今回は天候が良かったこともあり、なかなか上手く撮れたつもりです。


馬体重は418キロ・・・。13時23分現在単勝22.6倍。牝馬限定戦の500万クラスでこの人気。うーん。



なかなか成長しませんねぇ。とにかく華奢な印象です。



もう1頭のキャロットクラブの馬アンプレヴー。昨日ご紹介したように、クリンゲルベルガーの倍の募集価格の馬ですが、その通りの走りでした。



いつものようにタテガミの編み込みが可愛いですね。



もう1枚アンプレヴー。管理する藤原英昭調教師は昨今目覚ましい活躍をされていますが、馬のことを凄く気遣っておられます。今日のアンプレヴーも本馬場入場から輪乗り場まで返し馬をせず助手さんがずっと手綱を引っ張ってついておられました。このパターンは今年のフェブラリーSを制したサクセスブロツケンと同じパターンですが、馬の気持ちをギリギリまで落ち着ける素晴らしい方法です。競馬界では馬場入り後は返し馬をするのが当たり前という考えが主流のようですが、このように当たり前だと思われているようなことでも疑問を持ち、挑戦していく藤原英昭師は素晴らしい調教師だと思います。もちろん、結果を残せなければ、なにを言われるかわかりませんが、私個人も失敗してもいいので、チャレンジして欲しいと思う人間なので、是非いずれ、藤原英昭厩舎預託予定馬を持ちたいと思います。
今回も上位2頭は昨日お話したように能力が別格ですが、その次の3着をしっかりと確保しました。



私が昨日メリュジーヌと2頭別格だとお話したトウカイミステリー。なぜか3番人気。2番人気は武豊人気で売れているんでしょうね。やはり強かったですね。今日は相手が悪かったですが、1000万クラスでも十分活躍できる逸材です。



今回も物凄い時計で走りましたが、やはり活躍できる馬は馬体重448キロと馬格があり、ビシビシと鍛えられています。クリンゲルベルガーは馬格がなく鍛えられないので素質以上に強くなれません。ここに来てかなり差が出て来た気がします。



覇気もなく、トボトボと歩いている感じでした。同じく馬格のない芦毛の愛馬チャーミングシチーとダブるんですよねぇ。



藤岡佑介騎手はパドックに来られなかったので、アンプレヴーはこの写真で最後です。



1番人気のメリュジーヌ。この馬も馬体重442キロと馬格があります。牝馬らしからぬ鍛えられた筋肉質の見事な馬体です。羨ましい。



うしろから。結局、この馬が5月に入厩するということで締め切り直前に購入したのですが、皆さんが気にしておられた馬体が小さすぎるということが、ここに来てネックとなってしまいました。
しかし、それは結果論ですし、私はそれを含めても値段が安かったので元は取れるだろうと思い購入し、もう元は取りましたので全く後悔はしていません。逆にコンスタントに走ってくれているので、大満足です。



次走も上積みはないでしょうし、厳しいですね。でも、がんばれ!!



2歳の夏から変わりの無い馬体。他馬は段々パワーアップしているだけに・・・。



この馬は調教・走破時計とも素晴らしいですね。1000万クラスは確実に勝つでしょう。



覇気がなく歩くのが遅いので、後ろの馬につつかれます。これもパドック気配の重要なポイントですよね。



とまーれーの直後。



新馬戦は強かったツルマルハロー。しかし、予想外の低迷。馬体はいいし、いずれ巻き返すでしょう。



人と並んでも小さく見えます。でも、可愛い。



四位洋文騎手登場。跨ってすぐに「よろしく頼むよ」と馬を労う。いいですねぇ。



トウカイミステリーと武幸四郎騎手。馬の状態も良く、思わず笑顔。



最低人気のサマーラグーンと角田晃一騎手。なんとかクリンゲルベルガーに競り勝ってシンガリを回避。



珍しく強い馬の騎乗を任され気合が入る柴原央明騎手。本年2勝目おめでとう。



パドックで隣に居た二人もクリンゲルベルガーの保護者の方のようでしたが、四位洋文騎手に乗って欲しいから浅見秀一厩舎のクリンゲルベルガーを選んだと言っておられました。私もそれは同意見です。浅見秀一調教師は勝負騎手は武豊騎手や四位洋文騎手と非常にいい騎手を乗せてくれますからね。



トウカイミステリーの武幸四郎騎手は笑顔でしたが、四位洋文騎手はこんな表情でした。跨ればわかりますもんね。心の中を代弁するなら「アチャー・オチャー・ゲイマイチャー」と言ったところでしょうか。



しかし、愛馬に四位洋文騎手が乗ってくれるなんてラッキー。結果云々よりも、それが嬉しい。



子供以外には見向きもされないクリンゲルベルガー。しかし、保護者の方はパドックに相当いらっしゃったようです。



頑張れ!!クリンゲルベルガー!!

●本馬場入場


ダート1200mのスタート地点は奥ですので、私のカメラでは撮れません。ターフビジョンの映像でもどうぞ。

●レース 

 心配されたスタートですが、奥の方で良く見えませんでしたが、とにかく大きく出遅れます。もう1頭最内1番の角田晃一騎手騎乗最低人気のサマーラグーンも大きく出遅れ、2頭ポツンと離れたシンガリを追走します。結局ミドルペースで前残りの展開となり、そのままこの2頭は離れた12着13着で入線します。13頭立てですから、要するにブービーとシンガリ。

 シンガリに敗れたクリンゲルベルガーですが、直線はアタマを上げ、四位洋文騎手もいつものように敗北決定時ですから無理に追っていませんでした。出遅れといい、アタマを上げて走っていることといい、かなり矯正が必要と思われます。

●時計の評価

 今回のクリンゲルベルガーの走破時計1分14秒5良馬場は、京都ダート1200mの3歳500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分12秒8良馬場ですから、全くダメで、未勝利クラスですら勝ち負けできないタイムです。

 勝った馬は1分11秒4とレース前の予想通りの素晴らしい走りでした。

●レース後の騎手・調教師のコメント

アンプレヴー(3着)

 「馬場に入ってテンションが少し高くなりましたが、ゲートは上手に出てくれました。前がうまく引っ張っていい展開になってくれましたね。初めて砂を被って少し嫌がったので、外に出したらスムーズに走ってくれました。最後も差し返す根性を見せてくれました。調教にも乗せてもらっていい感触を持っていましたが、休み明けの初ダートでいきなりこれだけ走れるのですから、やはり能力は高いですね。あとはテンションがこれ以上上がらなければと思います」(藤岡佑騎手・キャロットクラブHP)

 「まずは1回使ってからかと思っていましたが、それでこの走りですから、力があることを再認識させてくれました。ある程度前に行かせたいという思惑どおりにいいポジションから進められましたし、慣れが必要かなと思っていた初めてのダートも心配いらなかったですね。テンションが上がりやすく、適度に間をあけていった方がいいタイプなので、一度近場でリフレッシュさせてあげようと思います」(藤原英師・キャロットクラブHP)

クリンゲルベルガー(13着)

 「今日はスタートに尽きますね。ペースが速くて前も止まらない展開だったので、余計に苦しい競馬になってしまいました。スタートがもう少しまともならまた違った位置どりになっていたでしょうし、結果も変わっていたと思います」(四位騎手・キャロットクラブHP)

 「好走している平坦コースに戻って期待しましたが、スタートであれだけ差がついてしまうと厳しいですね。ゲートが今後も課題になるでしょう。わずかでしたが馬体も増えて、状態は悪くなかったと思いますが、こういう結果のあとですし、しっかり様子を見ておきます」(浅見師・キャロットクラブHP)

●今後の展望

 元々私が昨年夏にお話したように、クリンゲルベルガーは当時キ甲が出ており、競走馬としては完成されていました。初戦は完成度の高さと相手に恵まれて圧勝しましたが、そのときと今と馬の能力に違いはありません。

 逆に他馬はどんどんと成長し、すでにクリンゲルベルガーは未勝利戦ですら勝つのは厳しい状態です。いわゆる2歳馬と3歳馬の戦いのようです。

 ただ、今日も出遅れにアタマを上げてとまともには走っていません。まともに走っていたとしても勝つことはなかったでしょうが、もう少し着を上げることは出来たのではないでしょうか。

 愛馬アイオロスシチーもタイムオーバーを連続と一時精彩を欠きましたが、ブリンカーを着用後は6着5着と立て直しています。今日の走りを見るに、そういった馬具による矯正が必要なのではないでしょう。

●最後に

 とにかく、購入当初は2歳ステークスが目標だったクリンゲルベルガー。予定どおり5月に入厩し、6月にデビューをしていたなら、小倉2歳Sあたりではそれなりに走ったかも知れませんが、入厩の予定が遅れ、デビューが11月になった時点で厳しい立場に置かれていたのでしょう。

 ただ、私はこの馬に新馬戦勝ちを託して購入しました。そのとおり夢を叶えてくれて、感謝以外の言葉はありません。現状勝っても500万クラスまでと言った状況ですが、無事に走ってくれればそれで十分です。

最後までご愛読ありがとうございました

2009年4月21日作成 23日、28日、29日、30日、5月1日、2日加筆
クリンゲルベルガーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

第6戦 2009年 3月29日 3歳500万 阪神ダート1400m (9着/7番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レボ 

第5戦 2009年 3月 7日 3歳500万 阪神ダート1200m (5着4番人気

第4戦 2009年 2月22日 こぶし賞 3歳500万 京都芝1600m (10着/9番人気)

第3戦 2009年 1月25日  3歳500万 京都ダート1400m (2着3番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第2戦 2008年11月24日 福島2歳ステークス オープン 福島芝1200m (13着/2番人気

デビュー戦 2008年11月 8日 2歳新馬 福島芝1200m (1着1番人気

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る