期待の愛馬クリンゲルベルガー　第１５戦


定量５５キロの１０００万下特別で３着になったクリンゲルベルガーが５００万クラスに降級。

当然ここでは期待大。

とにかく欲しいあと１勝。


７月１７日の小倉１１Ｒ　有田特別　５００万下　芝１２００ｍ　混合　定量戦は、

１０着／１０番人気。


着は１０着だが、勝ち馬からは僅か０．３秒差。上がりも最速タイの３３秒台。

このクラスでは間違いなく能力上位。

前に取りつく二の脚さえあれば・・・＞＜。


レース回顧と時計の分析、レース後の田中健騎手、浅見秀一調教師のコメントを掲載。

（２０１０年７月２１日完結）

２０１０年７月７日立ち上げ

• ●検疫のキャンセルが確保できたため、７日に栗東トレセンへ帰厩しました。
• これ以降は７月１２日に作成
• ●気になる特別登録表
• ●小倉芝１２００ｍコース解説
• これ以降は７月１４日に作成
• ●追い切り情報（７月１４日更新）
• これ以降は７月１５日に作成
• ●出馬確定表
• ●騎手は主戦の田中健騎手
• これ以降は７月１６日に作成
• ●専門誌の印と評価
• ●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント
• ●各陣営のコメント
• ●ほっさん予想
• これ以降は７月１７日に作成
• ●レース　
• ●時計の評価
• これ以降は７月２１日に作成
• ●レース後の騎手・調教師のコメント
• ●今後の展望
• ●最後に

●検疫のキャンセルが確保できたため、７日に栗東トレセンへ帰厩しました。

　７月７日に更新されましたクラブ公式ＨＰクリンゲルベルガーの近況報告によりますと、我らが愛馬クリンゲルベルガーは検疫のキャンセルが確保できたため、７日に栗東トレセンへ帰厩したということです。

　このタイミングで戻されたということは、早ければ７月１７日の小倉１１Ｒ　有田特別　５００万下　芝１２００ｍ　混合　定量戦にも出走できますね。

　定量戦の１０００万特別でも３着に入る馬です。当然降級しての５００万クラスなら勝ち負けを意識します。すぐにとは言いませんが、確実に３勝目を上げて欲しいですね。

これ以降は７月１２日に作成

●気になる特別登録表

馬名の赤字はこの夏の降級馬
青字は１０００万クラスでの成績

●小倉芝１２００ｍコース解説

　スタート地点は向正面直線の２コーナーのポケット。小倉競馬場は２コーナーのところが最高部になっており、スタート後２００ｍほど下る。
　３コーナーまでの直線距離も４７９ｍになり、前半からかなりのスピードが出るコース形態になっている。
　３〜４コーナーのスパイラルカーブでもあまり速度が落ちないため、スピード能力で一気に押し切れるタイプに向いている。
　特にサクラバクシンオー産駒は強い。
　ただし、４コーナーから最後の直線に入る際のコーナーリングは案外難しい。加速がつきすぎると外に振られてしまう。
　多頭数で外からマクろうとする場合は、かなりの距離ロスを覚悟しなければならない。しかし、馬場の内側が悪化してきた開催後半ならばそれでもいい。
　外差し馬場でのズブズブ決着で、大波乱ということもよくある。
　基本的には逃げ、先行馬が有利だが、とにかく馬場状態がカギ。
　それによって展開、有利な枠順は変わる。

有利な枠順	馬場状態に左右
有利な脚質	逃げ、先行
ポイント	馬場状態、サクラバクシンオー産駒が強い
種牡馬ベスト	サンデーサイレンス、サクラバクシンオー、タイキシャトル
連対騎手ベスト	武豊、安藤勝己、小牧太、福永祐一、池添謙一
推定勝ちタイム	良馬場	稍重馬場	重馬場	不良馬場
２歳新馬	１分１０秒３	１分１０秒７	１分１１秒６
２歳未勝利	１分１０秒０	１分１０秒９	１分１１秒１
２歳５００万	１分１０秒０	１分１０秒５
２歳オープン	１分０９秒９	１分１１秒６	１分１０秒６
３歳新馬	１分１０秒６	１分１１秒１
３歳未勝利	１分０９秒６	１分１０秒３	１分１０秒７	１分１２秒７
３歳５００万	１分０９秒６	１分０９秒９	１分１１秒３
古馬５００万	１分０９秒２	１分１０秒１	１分１０秒５	１分１０秒４
古馬１０００万	１分０８秒６	１分０８秒８	１分０９秒８	１分０９秒４
古馬１６００万	１分０７秒９	１分０９秒２
古馬オープン	１分０８秒０	１分０８秒０	１分０９秒３

これ以降は７月１４日に作成

●追い切り情報（７月１４日更新）

前走前　６月２日　栗東坂路　良馬場　馬なり余力
１回
助手
４Ｆ　５７．９
３Ｆ　４１．８
２Ｆ　２７．１
１Ｆ　１３．０



７月９日　栗東坂路　良馬場　馬なり余力
１回
助手
４Ｆ　５７．１
３Ｆ　４１．４
２Ｆ　２７．１
１Ｆ　１３．６


７月１１日　栗東坂路　良馬場　稍一杯に追う
１回
助手
４Ｆ　５５．０
３Ｆ　３９．６
２Ｆ　２５．９
１Ｆ　１３．０


７月１４日　栗東坂路　重馬場　馬なり余力
１回
助手
４Ｆ　５８．５
３Ｆ　４３．４
２Ｆ　２９．２
１Ｆ　１４．７

　７月９日、帰厩直後ですが、すでにそれなりの時計を計時しています。これなら来週出走できそうですし、浅見秀一師のことですから、やはり出走させるでしょう。
　小倉だと思いますが、直前の長距離輸送が心配です。滞在させてくれれば確実に結果を残すと思いますが。夏は牝馬の季節。頑張って欲しいですね。

　７月１１日、１７日の特別競走に特別登録するとともに稍一杯で追い切られました。小倉への長距離輸送になりますから、水曜または木曜は軽めに調整して直前輸送されるのでしょうね。
　ただ、相手に恵まれた新馬戦以外は長距離輸送は苦戦しています。やはり小柄な牝馬には輸送は堪えるようです。しかし今回は小倉ですから少しマシかも知れません。降級ですし相手も軽いですから勝ち負けを期待します。

　７月１４日、小倉遠征の為軽め調整です。予定通りですね。私ほっさんの追い切り評価は「Ｂ＋」です。長距離輸送や右回りなど心配もありますが、かなりいい状態で出走できると思います。

これ以降は７月１５日に作成

●出馬確定表

騎手の太字は乗り替わり。

●騎手は主戦の田中健騎手

　クリンゲルベルガーの浅見秀一厩舎の所属騎手。騎手歴４年目の２２歳。通算勝利数は５８勝。２０１０年３月、４年目突入でついに減量がとれる。重賞未勝利。

　昨年（２００９年）は１２勝で勝率３．１パーセントと低迷。減量が２キロから１キロになり苦戦。

　しかし今年は２０１０年７月１５日現在１１５戦８勝と調子を上げてきている。勝率も７．０パーセントと急上昇。

　その内の１勝はこのクリンゲルベルガーによるもの。

　今年は勢いもあり、また１０００万特別でもクリンゲルベルガーを３着に導くなど間違いなく手の合う騎手。もはや彼に任せていれば安心とさえ思う。

　前走は１５着だが、これは力の要る不良馬場と距離延長が堪えたもので、騎乗は悪くなかった。当然、今回も期待。


　実はこんなデータがあります。田中健騎手は０８年は１番人気に騎乗した時の連対率は．６４３でした。これはとんでもなく高い数字です。走る馬に乗れば、きちんと結果を出すということで、これはなんとしてもクリンゲルベルガーを１番人気にしなければ・・・。

　ほっさん愛馬での成績

　２００９年　３月２９日　クリンゲルベルガー　阪神ダート１４００ｍ　９着／７番人気
　２０１０年　２月　６日　クリンゲルベルガー　中京芝１２００ｍ　１着／７番人気
　２０１０年　３月２８日　クリンゲルベルガー　中京芝１２００ｍ　３着／１４番人気
　２０１０年　４月１０日　クリンゲルベルガー　福島芝１２００ｍ　１１着／７番人気
　２０１０年　６月　６日　クリンゲルベルガー　京都芝１４００ｍ　１５着／１５番人気

２０１０年２月６日　クリンゲルベルガーと田中健騎手

これ以降は７月１６日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「伏兵多し」


予想家の印

馬名	長岡利	山田理	西村敬
クリンゲルベルガー
シャルマンレーヌ	△	◎	〇
ビスカヤ		△	△
フェブスカイ	△
キュートシルフ	〇	〇
フェリスホイール	△	△△	△
ドリームバレンチノ	△	△	◎
フォレストルーラー			△
スペシャルポケット	△△	▲	△
エイシンフェアリー	◎		△△

二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ

馬名	予想オッズ
エイシンフェアリー	４．６
シャルマンレーヌ	４．７
ドリームバレンチノ	４．９
スペシャルポケット	５．２
キュートシルフ	５．８
フェリスホイール	９．１
中略
シルクナデシコ	３５．５
クリンゲルベルガー	４２．１

こらこら、クリンゲルベルガーは最低評価かいッ！！



スピード指数

馬名	最高値	３走前	２走前	前走	評価
クリンゲルベルガー	７６	６１	７２	６８
キュートシルフ	８１	７４	８１	７２
フェリスホイール	７４	７１	６７	４６

デイリー馬三郎

予想印

◎　エイシンフェアリー
○　シャルマンレーヌ
▲　スペシャルポケット
△　クリンゲルベルガー
以下省略

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

クリンゲルベルガー（１５着）

　「ゲート内のうるささはいつもと変わらない程度だったのに、開くタイミングが合わず立ち遅れてしまいました。それでも流れはいいし、位置取りも良かったのですが、内の馬場が悪いところを通らざるを得ず、最後は脚色が一緒になってしまいました。１２００ｍのほうがレースをしやすいのは確かですが、今日は敗因がはっきりしていますし、十分巻き返せると思います」（田中健騎手・キャロットクラブ公式ＨＰ）

　「中１週でもプラス体重だったように、体調面や状態に関しては引き続き良かったですね。ただ、課題のゲートがもうひとつタイミングが合わず、後方からの競馬になったのは誤算でした。もう少しいい位置でレースができれば安定して結果が出せるでしょう。このあとは馬の状態をよく見てから、続戦で降級戦を目指すか、一度放牧に出すか考えます」（浅見秀一調教師・キャロットクラブ公式ＨＰ）

●各陣営のコメント

クリンゲルベルガー

　「少し当てにならないけど、降級戦で千二と条件が良くなるからね。そのあたりに期待。」（浅見助手・デイリー馬三郎）

フェリスホイール

　「ここまで時間をかけて乗り込んだので仕上がりは良好。実績のあるこの条件で見直したい。」（加藤敬二調教師・デイリー馬三郎）

●ほっさん予想

　５００万条件でも低迷している冴えない馬が多く、５番人気３着くらいかと思っていたら、なんとなんと競馬ブック紙の予想人気では１４番人気の最低予想。
　これは正直心外です。

　相手は降級馬２頭。エイシンフェアリーは中京芝１２００ｍの持ち時計では敵いませんし、キュートシルフも三河特別でこちらは３着、あちらは１１着といっても、ほとんど時計は変わりません。

　これらの２頭と、５００万条件で安定した走りを見せているシャルマンレーヌはそれなりと思いますが、それ以外に負ける気はしません。本当に競馬ブックの予想通りのオッズなら、複勝をしこたま買い込みます。


　クリンゲルベルガーは遠征は苦手（新馬戦は相手が弱過ぎての圧勝）ですが、、疲労のない休養明けは力を出せます。また１４００ｍはいいところなしですが、１２００ｍが本来のこの馬の得意距離です。１４００ｍでの大敗は気にする必要はないでしょう。もっとも、１４００ｍの前走でも着ほど負けていませんが。

　１枠１番もいいと思いますが、出遅れ癖があり、前走のように出負けすると、そこで勝負がついてしまう恐れがあります。上手く直線で前が開けばいいのですが。その点１４頭という頭数は助かっています。フルゲートの１８頭なら目も当てられません。

　逆に好スタートからハナでも切れれば押し切ることも十分にありうると思います。なんとも予想の難しい枠に入ってしまいましたが、状態や調整過程は良く、力を出し切れれば３着前後だと思います。頑張って欲しいですね。

これ以降は７月１７日に作成

●レース　

　クリンゲルベルガーのスタートは普通で、今回は「やったか！？」と思いましたが、二の脚がつかずズルズルと後退。短距離の最内枠では致命傷と言えます。

　短距離馬で後ろからしか行けないというのは相当展開に影響されます。嵌れば勝ち負けでしょうが、今日みたいに前残りの展開ですと全く出番がなくなります。

　向正面では１３番手追走。ラチ沿いで末脚は溜めてそうでしたが、なんと言っても芝が良い状態での短距離戦。最後の直線は最速の３３秒台の脚を使いますが、前も止まらず１０着。

　勝ち馬からは０．３秒差と、着ほどは負けていません。やはりこのクラスでは能力上位を思わせる内容でした。

●時計の評価

　今回のクリンゲルベルガーの走破時計１分０８秒０良馬場は、小倉芝１２００ｍの５００万クラスの過去１０年間の平均勝ち時計が１分０９秒２良馬場ですから、それだけ見れば凄い時計ということになりそうですが、この日は芝の状態が良く、未勝利クラスや２歳新馬戦でも勝ち時計が１分０７秒台ですから、ひとえに素晴らしい時計とは言えません。むしろ平凡でしょう。

　しかし、クリンゲルベルガーとしては持ち時計を大幅に縮めましたし、これが将来生きてくると思いますので、これを経験できたことは良かったのではないでしょうか。

これ以降は７月２１日に作成

●レース後の騎手・調教師のコメント

クリンゲルベルガー（１０着）

　「ほんとうはもう少し前で競馬をしたかったのですが、周りが速くてやや後ろのポジションになってしまいました。それでも馬の状態が良かったので、最後はよく伸びて差のないところまで来てくれました。平坦の小回りコースはレースがしやすいですし、ちょっと馬場が荒れてくればチャンスが来そうです」（田中健騎手・キャロットクラブ公式ＨＰ）

　「最後はよく伸びていただけに残念だったけれど、着差はほとんどないし、展開ひとつですぐ勝ち負けできそうですね。優先出走権が取れなかったので一度放牧に出しますが、出走状況や馬体の回復度合いを見て早めに戻すつもりです」（浅見秀一調教師・キャロットクラブ公式ＨＰ）

●今後の展望

　私だけが今日の敗戦の内容に満足しているのかと思っていたら、夜更新されたクラブＨＰでも「勝ち馬とはほとんど差のない入線で、このクラスでは上位の力を見せてくれました。引き続き平坦小回りの小倉コースならチャンスは近いでしょう。」と嬉しいコメントをしてくれています。ダメなものはダメというクラブですので（はっきりと言わなくてもニュアンスでわかる）、このコメントは嬉しいです。

　馬体重が４３８キロだったというのも良かったですね。私はその数字を見て、自分が買っていたクリンゲルの単複は的中したと確信していました（苦笑）。

●最後に

　７月２１日に更新されましたクラブ公式ＨＰクリンゲルベルガーの近況では、クリンゲルベルガーは優先出走権が取れなかった為に、宇治田原優駿ステーブルに放牧へ出されたとのことです。

　しかし、小回りの小倉で比較的速い走破時計の中、上がり３ハロンを３３秒台でまとめたことや、馬場状態が良かったとはいえ速い時計で走れたこと、そして、馬体重が増加傾向にあることなど次走以降に繋がる要素が一杯です。

　今回の５００万クラス１０着という着順で次走も人気を落とすでしょうが、馬券的にはかなりの妙味があり、当然次も馬券を買って愛馬を応援したいと思います。

　頑張れクリンゲルベルガー！！

最後までご愛読ありがとうございました

２０１０年７月７日作成　９日、１２日、１４日、１５日、１６日、１７日、２１日加筆

クリンゲルベルガーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

第１４戦　２０１０年　６月　６日　１０００万下　京都芝１４００ｍ　混合　定量　（１５着／１５番人気）　パドック写真多数付き　現地観戦レポ

第１３戦　２０１０年　５月２３日　１０００万下　京都芝１２００ｍ　混合　定量　（６着／１１番人気）　パドック写真多数付き　現地観戦レポ

第１２戦　２０１０年　４月１０日　吾妻小富士賞　１０００万下　福島芝１２００ｍ　ハンデ戦　（１１着／７番人気）

第１１戦　２０１０年　３月２８日　三河特別　１０００万下　中京芝１２００ｍ　混合　定量　（３着／１４番人気）　

第１０戦　２０１０年　２月２１日　１０００万下　東京芝１４００ｍ　（１０着／１０番人気）　パドック写真付き

第９戦　２０１０年　２月　６日　５００万下　中京芝１２００ｍ　若手騎手限定戦　（１着／７番人気）　パドック写真多数付き　現地観戦レポ

第８戦　２００９年１１月　８日　５００万下　福島芝１２００ｍ　牝馬限定戦　（６着／７番人気）

第７戦　２００９年　５月　２日　３歳５００万　京都ダート１２００ｍ　（１３着／９番人気）　パドック写真多数付き　現地観戦レポ

第６戦　２００９年　３月２９日　３歳５００万　阪神ダート１４００ｍ　（９着／７番人気）　パドック写真多数付き　現地観戦レボ　

第５戦　２００９年　３月　７日　３歳５００万　阪神ダート１２００ｍ　（５着／４番人気）

第４戦　２００９年　２月２２日　こぶし賞　３歳５００万　京都芝１６００ｍ　（１０着／９番人気）

第３戦　２００９年　１月２５日　　３歳５００万　京都ダート１４００ｍ　（２着／３番人気）　パドック写真多数付き　現地観戦レポ

第２戦　２００８年１１月２４日　福島２歳ステークス　オープン　福島芝１２００ｍ　（１３着／２番人気）

デビュー戦　２００８年１１月　８日　２歳新馬　福島芝１２００ｍ　（１着／１番人気）

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