期待の愛馬クリンゲルベルガー 第16戦


定量55キロの1000万下特別で3着になったクリンゲルベルガーが500万クラスに降級。

当然ここでは期待大。

とにかく欲しいあと1勝。


降級初戦の前走は10番人気10着だが、勝ち馬からは僅か0.3秒差。

上がりも最速タイの33秒台。

このクラスでは間違いなく能力上位。


前走後、優先出走権が取れなかった為に宇治田原優駿ステーブルに放牧に出されていましたが、

10月1日に栗東トレセンに帰厩しました。


10月23日 福島7R 500万下 芝1200m 牝馬限定戦に出走!!

主戦の田中健騎手は当日京都で騎乗の為鞍上は松山弘平騎手。

二の脚がつかずポツン最後方もメンバー最速の切れ33秒7の豪脚を披露。しかもこれ大外ブン回し。

休養明けが勝負のこの馬にとって、5着は悔しいが、優先権も確保し、次走もいい状態で出走できることはありがたい。


レース回顧と時計の分析、レース後の松山弘平騎手のコメントを掲載。

(2010年10月25日完結)

2010年10月1日立ち上げ

●前走後、優先出走権が取れなかった為に宇治田原優駿ステーブルに放牧に出されていましたが、10月1日に栗東トレセンに帰厩しました

 前走後、優先出走権が取れなかった為に宇治田原優駿ステーブルに放牧に出されていた我らが愛馬クリンゲルベルガーですが、10月1日に栗東トレセンに帰厩しました(・・・とクラブ公式HPにて発表がありました。)。

 前走も438キロと馬体に成長を感じましたし、今回、更なる強さのクリンゲルベルガーを見れるのではないでしょうか。前走は10番人気10着とはいう、勝ち馬からは僅か0.3秒差、上がりは最速タイの33.9秒と着ほど悪い内容ではありません。

 500万クラスでは力上位ですし、とにかく確実にあと1勝をまずはして欲しいですね。

これ以降は10月20日に作成

●気になる出馬想定表

出馬想定表 10月23日 福島7R 500万下 芝1200m 牝馬限定戦 全35頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
イナズマガイア
エイワンキセキ
エステーラブ
オチャノコサイサイ
オリオンザドーター
カイテキプリン
カラフルパレット
キルシュバウム
クィンビークイーン
クリンゲルベルガー
クロワラモー
グローリールピナス
コーヒーゼリー
サクラインプルーブ
シャイニーカフェ
シルクナデシコ
セントアンズ
トシザレイクブルー
ドリームピーチ
ノアウイニング
ハイフィールド
ヒカリバレンシア
フィールザファン
フジマサオーシャン
フラッシュバット
マキハタピンナップ
マッキービーナス
マヤノカピオラニ
メジロソフィア
ラブグランデー
リビングプルーフ
レーシングマーチ
ワンダーギャルー
ワンダフルスイート
ヴンダーゾンネ

信頼できるクラブ公式HPによりますと、クリンゲルベルガーは出馬投票すれば出走確実のようです。

●気になる騎手は

 10月23日に福島競馬場で騎乗予定の主な騎手は次の通りです。(敬称略)

 藤岡康太、的場勇人、小林淳一、上村洋行、丸山元気、大野拓弥、岩崎祐己、木幡初広、古川吉洋、村田一誠、平野優、伊藤工真、中舘英二、国分恭介、西田雄一郎、中谷雄太、田辺裕信、丸田恭介、長谷川浩大、鮫島良太、柴田大知、秋山真一郎、赤木高太郎、中村将之


 主戦の田中健騎手は京都の三年坂特別でナリタスレンダーに騎乗予定です。・・・ということは、以前のように長谷川浩大騎手か。

●福島芝1200mコース解説

 スタート地点は向正面の2コーナー奥にあるポケット。スタート直後、少し走ってから緩やかな上り坂になる。
 福島コースは3コーナーのカーブが緩やかで、3コーナーに入ってからもかなりスピードが出る。従って、自然と競り合う距離も長くなる。
 かつては開催が進むごとに内の馬場が悪化。特に秋の福島開催は、完全に外差しの馬場になりやすかったが、現在はそれも解消。開催日程の変更があり、最終週になってもそれほど内が悪くならなくなり、直線はバラける傾向にある。
 逃げ・先行馬が開催を通じて活躍できる。福島芝1200mの攻略ポイントは、各馬のコース適性を見極めること。クラスを問わず過去に同レースで好走実績がある馬は要注意。いわゆる福島巧者が穴をあける。
 枠順はほぼフラット。開幕週時はできれば内目を引きたいが、あまり気にしなくていい。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ、先行
ポイント コース適性
種牡馬ベスト 断トツでサクラバクシンオー
連対騎手ベスト 後藤浩輝、柴田善臣、蛯名正義、中舘英二、北村宏司
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分11秒2 1分11秒9
2歳未勝利 1分10秒7 1分12秒1 1分12秒2
2歳500万 1分11秒0 1分12秒0
2歳オープン 1分10秒7
3歳新馬 1分11秒2 1分10秒1
3歳未勝利 1分10秒9 1分11秒5 1分11秒1 1分12秒6
3歳500万 1分09秒8 1分10秒4 1分11秒8
古馬500万 1分09秒6 1分10秒4 1分11秒4 1分10秒4
古馬1000万 1分09秒3 1分10秒1 1分10秒9 1分10秒6
古馬1600万 1分08秒9 1分09秒3 1分09秒6
古馬オープン 1分08秒4 1分10秒8 1分10秒6 1分10秒1

これ以降は10月21日に作成

●追い切り情報(10月21日更新)

前走前 7月11日 栗東坂路 良馬場 稍一杯に追う
1回
助手
4F 55.0
3F 39.6
2F 25.9
1F 13.0



10月3日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
見習い
4F 63.0
3F 43.5
2F 28.1
1F 計測不能


10月7日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
田中健
4F 58.4
3F 42.5
2F 27.9
1F 14.0


10月10日 栗東坂路 不良馬場 馬なり余力
1回
田中健
4F 52.7
3F 計測不能
2F 25.6
1F 13.1


10月13日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.6
3F 43.4
2F 28.3
1F 13.7


10月18日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
田中健
4F 54.2
3F 39.8
2F 計測不能
1F 13.1


10月21日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.7
3F 43.5
2F 28.1
1F 13.6
 10月3日、15−15強で追い切られました。宇治田原でかなり乗り込まれていましたから、早速15−15強程度の速いところを乗られました。
 しかし、適鞍がないですねぇ。一体どこのレースに出すつもりでしょうか。交流戦?

 10月7日、浅見秀一調教師の指示通り15−15強で追われています。次走は福島の開幕週ということで、輸送もありますから、あまりびっしりとやり過ぎることもないですね。
 今回、馬体重が遠征でも440キロ台であれば感動なのですが、どうでしょうか。440キロ台であればいきなり勝ち負けだと思っています。しかし、輸送に弱いからなぁ・・・。

 10月10日、自己ベストを大幅に縮めましたね。これはクリンゲルベルガーが成長して強くなっているからに他なく、次走は相当期待できます。前走10番人気10着ということで、この数字だけで人気を落とすようなら馬券的にも美味しいレースになりそうです。

 10月13日、予定通りの調教をこなしています。以下は13日に更新されたクラブ公式HPクリンゲルベルガーの近況報告です。

「来週は火曜日が全休日になるので、逆算して日曜に坂路で52秒7としっかり時計を出しました。今朝は坂路で15−15終い強めの時計を出し、来週の月曜に本追い切りをする予定です。ここまでじっくり調整してきましたが、リフレッシュ明けのふっくらした馬体をキープできていますし、いいデキでレースに臨めそうですよ」(浅見師)

 10日の追い切りの動きも良かったですが、馬体もふっくらしているようですし、やはり勝ち負けできるでしょう。(ほっさん愛馬にありがちな)無様な競馬はしないでしょう。ワクワクしますね。福島で行けないことが残念です。

 10月18日、予定通り本追い切りをされましたが、クリンゲルベルガー並みに動きは上々です。これなら勝ち負け必至でしょう。私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。私的にはここは楽勝で連勝もあるとくらいに思っています。

 10月21日、18日月曜日に本追い切りをしましたので、遠征前に軽め調整です。これで十分でしょう。

●出馬確定表

出馬確定表 10月23日 福島7R 500万下 芝1200m 牝馬限定戦 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
エステーラブ 丸山元気  9/25 500万 札幌芝1500
オチャノコサイサイ 田辺裕信  8/22 新発5下 新潟芝1400
カイテキプリン 上村洋行 09/02/21 GV 東京芝1600 13 13 14
クリンゲルベルガー 松山弘平  7/17 有田5下 小倉芝1200 10 10 15 11 B+
サクラインプルーブ 大野拓弥 08/10/19 5特 東京芝1400 17 13
セントアンズ 中舘英二  2/28 500万 中山芝1600 13
トシザレイクブルー 長谷川浩大 10/02 500万 札幌芝1200 12
トーセンボルテージ 平野優  3/22 地方 浦和ダ1400
ノアウイニング 古川吉洋  3/14 知立10下 中京芝1200 18 14 16 15 17
バクシンカーリー 木幡初広  7/04 500万 福島芝1200
ヒカリバレンシア 丸田恭介  8/28 500万 新潟ダ1200 15 10 15 11
フィールザファン 的場勇人  8/22 新発5下 新潟芝1400 13
フラッシュバット 西田雄一郎  9/05 500万 新潟芝1000 10
マンダリンレイ 宮崎北斗  9/25 500万 中山ダ1200 10 13 14
メジロソフィア 国分恭介  7/10 下北5下 函館芝1200 14 16 12 10
ラブグランデー 秋山真一郎  6/05 あじ10下 京都芝1200 11

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり 赤字はオープンクラスでの成績 青字は1000万クラスでの成績

●騎手は松山弘平騎手

 松山弘平騎手(池添兼雄厩舎所属)は2009年3月1日にデビューした2年目の騎手で2010年10月22日現在60もの勝ち鞍をあげています。勝率は5.8パーセント、連対率は11.2パーセントとまあまあで、減量1キロです。

 今年は2010年10月22日現在、24勝、勝率5.0パーセントと昨年ほどの勢いはないものの、健闘しています。


 阪神競馬場内にある乗馬センターで乗馬を学び、2006年4月にJRA競馬学校騎手課程第25期生として入学。

 2009年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得する。目標とする騎手は福永祐一騎手と池添謙一騎手。同期には小野寺祐太、国分恭介、国分優作、丸山元気 各騎手がいる。卒業供覧模擬レースではグランプリペガサスに騎乗し勝利した。

 2009年3月1日、小倉競馬場第1レースでトミケンプライマリに騎乗し、19歳の誕生日に初勝利。初騎乗・初勝利は内田博幸騎手以来44人目で、競馬学校卒業生では藤岡康太騎手以来8人目。また第9レースではニューロザリオで勝利、デビュー日の2勝は福永祐一騎手以来13年ぶりの記録、競馬学校卒業生では2人目。

 8月2日、小倉記念でアンノルーチェに騎乗し重賞初騎乗(10着)。同年は計36勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手と中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。

 2010年7月18日にシンガポール、クランジ競馬場で実施された国際見習騎手招待シリーズ・アジアヤングガンズチャレンジ2010に中央競馬代表として名古屋競馬所属の阪野学騎手と共に出場のため遠征。7月16日第8競走Class4一般戦で高岡秀行厩舎所属のMake A Returnに騎乗(12頭立て7着)し、海外競馬初騎乗。アジアヤングガンズチャレンジでは結果9位だった(10人中)。

 8月11日、園田競馬場で条件クラスの交流競走に騎乗すると共に、「修行のため」として岩田康誠騎手を介して当日の平場競走3鞍に騎乗した。関東では松岡正海騎手らJRAの若手騎手が南関東で何度もエキストラ騎乗をしているが、園田競馬場では元兵庫県所属の小牧太、岩田康誠、赤木高太郎 各騎手を除くと初めて。


 2009年デビューの新人騎手5人の2010年10月22日までの騎乗成績は以下のとおりです。

丸山元気 77勝
国分恭介 69勝
松山弘平 60勝
小野寺祐太 9勝
国分優作 5勝

 減量が少しずつ減り苦戦されていますが、まだまだ騎乗依頼も多く、ここからが正念場といえるでしょう。


 ほっさん愛馬への騎乗は今回が初めてですが、時々驚くくらいの騎乗、固め勝ちをされるように技術は間違いなく、期待できる騎手の一人です。

●ほっさん予想

エステーラブ

 前走は芝1500mで5着。このクラスの安定勢力もワンパンチに欠ける。

オチャノコサイサイ

 前走は8着と言っても勝ち馬からは僅か0.4秒差。2走前、3走前はそれぞれ現級で3着の実績があり、力は上位。

カイテキプリン

 未勝利戦勝利時には先週重賞府中牝馬ステークスを勝ったテイエムオーロラにハナ差勝ち。上のクラスでもそれなりの走り。

 しかし、今回は1年8か月もの長期休養明け。これだけのブランクでいきなりは・・・。

クリンゲルベルガー

 1000万クラスでも3着や6着がある実績馬。しかし、反面大敗も多くムラ駆け。しかし、負ける時は中1週での関東遠征と敗因ははっきり。今回のように休養明けは走る。

 新馬戦勝ちで相性の良い福島で今回は万全の状態。当然期待は高い。鞍上も乗れる新人・松山弘平騎手で熱い。

サクラインプルーブ

 未勝利を勝った時には、後の重賞2勝馬ディアジーナを完封。500万クラスでも後の重賞馬イナズマアマリリスに0.3秒差と高い能力を見せる。

 しかし、今回は前走から2年ぶりの実戦。いくらなんでもこれだけのブランクがあると・・・。

セントアンズ

 現級でも勝ち馬から0.1秒差の2着、重賞でも勝ち馬から0.4秒差の7着と能力は高いが、これも前走から8か月ぶりの実戦。少しブランクが長すぎる。

トシザレイクブルー

 前走は1番人気もクビ差の2着。ここ3走は現級では勝ち負けレベルで当然今回も人気の中心。

トーセンボルテージ

 地方からの転厩緒戦で芝がどうかわからない。また地方での戦績もイマイチ。ましてや今回7か月ぶりの出走で。

ノアウイニング

 1000万クラスからの降級馬だが、1000万クラスではさっぱり。今回降級緒戦だが。しかも今回は7か月半ぶりの出走で。

バクシンカーリー

 昇級後は3、2、3着と安定。そろそろ順番。

ヒカリバレンシア

 未勝利勝ちは11番人気での大駆け。昇級初戦の前走はいいところなくシンガリ負け。

フィールザファン

 ここ4走は5、4、3、6着でしかも勝ち馬からは確実に0.4秒以内に食い込んで来ている。今回相手は強いが十分勝ち負け。

フラッシュバット

 時々4、5着に来るがムラ駆け。

マンダリンレイ

 好走しても7着まで。今回はメンバー的にも苦しい。

メジロソフィア

 昇級後は成績がパッとせず、ここ最近は休養を繰り返している。これでは・・・。

ラブグランデー

 現級2着があるも古馬とは初対戦。

これ以降は10月22日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「上位拮抗」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
クリンゲルベルガー
バクシンカーリー
フィールザファン △△
オチャノコサイサイ
セントアンズ △△
トシザレイクブルー
ラブグランデー △△
エステーラブ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
バクシンカーリー 4.4
トシザレイクブルー 4.5
フィールザファン 5.9
セントアンズ 6.7
エステーラブ 6.9
オチャノコサイサイ 8.9
クリンゲルベルガー 11.2
ラブグランデー 17.2
以下23倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
クリンゲルベルガー 76 72 68 70


デイリー馬三郎

予想印

◎ トシザレイクブルー
○ バクシンカーリー
▲ クリンゲルベルガー

以下省略

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

クリンゲルベルガー(10着)

 「ほんとうはもう少し前で競馬をしたかったのですが、周りが速くてやや後ろのポジションになってしまいました。それでも馬の状態が良かったので、最後はよく伸びて差のないところまで来てくれました。平坦の小回りコースはレースがしやすいですし、ちょっと馬場が荒れてくればチャンスが来そうです」(田中健騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「最後はよく伸びていただけに残念だったけれど、着差はほとんどないし、展開ひとつですぐ勝ち負けできそうですね。優先出走権が取れなかったので一度放牧に出しますが、出走状況や馬体の回復度合いを見て早めに戻すつもりです」(浅見秀一調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

クリンゲルベルガー

 「前走でも着順ほど負けていないし、仕上がりも上々。勝ち鞍のある福島で見直したい。」(浅見助手・デイリー馬三郎)

これ以降は10月23日に作成(一部25日に加筆)

●レース 

 クリンゲルベルガーのスタートは良かったのですが、二の脚がつかずズルズルと後退。最後方まで下がり、更に1つ前の15番手を走る馬からも5、6馬身離されます。いわゆるポツン最後方です。しかも、追走で一杯一杯です。

 芝とはいえ、前がなかなか止まらない開幕馬場でしかも短距離戦で多頭数、そして直線の短い福島ですから、絶望的かと思われますが、4コーナーで腹を括って大外に持ち出されると、伸びる伸びる!!メンバー中唯一の上がり33秒台の切れを見せ、まとめて11頭直線だけで抜き去ります。

 もちろん、ハイペースという展開も良かったのですが、やはり私がレース前に言っていたとおり、クリンゲルベルガーは休み明けは走ります。結局5着でしたが、次走への優先出走権も確保し、走破時計も開幕馬場とはいえ1分08秒4良馬場と持ち時計を縮め(大外ブン回しなので評価して良いでしょう)、成長を感じる一戦でした。

●時計の評価

 今回の我らが愛馬クリンゲルベルガーの走破時計1分08秒4良馬場は開幕週であることを考えると普通ですが、決して悪い時計ではありません。

 福島は新馬戦を8馬身千切って優勝した舞台とはいえ、クリンゲルベルガーの福島芝1200mの持ち時計は1分09秒5(上がり34秒4)良馬場でしたから、随分と時計を縮めたと言えます。新馬戦も続く福島2歳Sも1分10秒3良馬場の時計でしたからね。

 ですから、間違いなく成長を感じますし、500万クラスは確実に勝ち上がるでしょう。上のクラスでもそこそこやれると思います。

●レース後の騎手・調教師のコメント

クリンゲルベルガー(5着)

 「ゲートは出てくれたが、二の脚がつかなくて。初めは押して行きましたが、終いを生かす競馬に切り替えました。ラストは伸びていますが、前が止まらぬ馬場ですからね。」(松山弘平騎手・競馬ブック)

 「出は悪くなかったですしそのまま押して前につけたかったのですが、思ったほど行けなかったので、直線にかける競馬をしました。最後にいい脚を見せてくれただけに、前半でもっといい位置につけられていたらと思うと悔しいです」(松山弘平騎手・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

クリンゲルベルガー(5着)

 「行き脚がつかずに離された後方から。直線半ばで大外に持ち出すと際立った伸びを見せていた。いずれ嵌りそうな感じ。」(競馬ブック)

●今後の展望

 福島競馬は今週から全5節ありますが、500万クラスの芝1200mで今回のような牝馬限定戦はもうありません。従って、次走は牡馬との混合戦ということになるのでしょう。それでも今回の走りならやれると思いますが。

 東京や京都は芝の1200mは500万クラスでは番組がありませんから、優先権を持って再び福島遠征ということになります。

 しかし、クリンゲルベルガーは中1週での関東遠征はことごとく大敗しております。馬格のない小柄な牝馬故に輸送が堪えるのでしょう。

 今回も馬体がふっくらして・・・とレース前に陣営はおっしゃっていましたが、今回も432キロと前走マイナス6キロでした。440キロはあるのかな?と期待していましたが、やはり輸送が堪えているとしか思えません。


 浅見秀一師はレースをどんどん使うので、次走は中1週で11月6日の土湯温泉特別か或いは7日の8Rだと思います。正直、中2週或いは3週で使って欲しいと思います。

●最後に

 今回はクリンゲルベルガーが走るパターンの休養明けでかつ坂路で自己ベストを出すくらいの好調さでしたから、私は正直勝ち負けと思っていましたし、ずっとそう書いてきました。

 この一番の状態の時に道中追走で苦しんで5着だったことは、私の中では大きなチャンスを逃したと非常に残念に思っています。

 今回も人気は8番人気でしたし、休養明けだから、一度使われて次走は期待というのが一般的な見方かと思いますが、使い減りするクリンゲルベルガーは休養明け緒戦が勝負でした。

 ですから、次走は人気をするでしょうが、私は結果には半信半疑です。今回の方がよほど自信がありました。


 そうは言っても、コンスタントに走り、コツコツと稼いでくれる素晴らしい馬です。これが超良血の高額馬なら500万クラスで燻っていては困るわけですが、クリンゲルベルガーは安価でしかも、もう元は取っている馬です。安価な馬で2、3勝を目指す私にとっては本当にありがたい優秀な馬で、出てくる度に期待できますし、楽しみです。


 次走、どのような走りを見せてくれるのか、今から楽しみです。

 頑張れクリンゲルベルガー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2010年10月1日作成 3日、7日、10日、13日、20日、21日、22日、23日、25日加筆
クリンゲルベルガーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

第15戦 2010年 7月17日 有田特別 500万下 小倉芝1200m 定量 (10着/10番人気)

第14戦 2010年 6月 6日 1000万下 京都芝1400m 混合 定量 (15着/15番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第13戦 2010年 5月23日 1000万下 京都芝1200m 混合 定量 (6着/11番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第12戦 2010年 4月10日 吾妻小富士賞 1000万下 福島芝1200m ハンデ戦 (11着/7番人気)

第11戦 2010年 3月28日 三河特別 1000万下 中京芝1200m 混合 定量 (3着/14番人気) 

第10戦 2010年 2月21日 1000万下 東京芝1400m (10着/10番人気) パドック写真付き

第9戦 2010年 2月 6日 500万下 中京芝1200m 若手騎手限定戦 (1着/7番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第8戦 2009年11月 8日 500万下 福島芝1200m 牝馬限定戦 (6着/7番人気)

第7戦 2009年 5月 2日 3歳500万 京都ダート1200m (13着/9番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第6戦 2009年 3月29日 3歳500万 阪神ダート1400m (9着/7番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レボ 

第5戦 2009年 3月 7日 3歳500万 阪神ダート1200m (5着4番人気

第4戦 2009年 2月22日 こぶし賞 3歳500万 京都芝1600m (10着/9番人気)

第3戦 2009年 1月25日  3歳500万 京都ダート1400m (2着3番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第2戦 2008年11月24日 福島2歳ステークス オープン 福島芝1200m (13着/2番人気

デビュー戦 2008年11月 8日 2歳新馬 福島芝1200m (1着1番人気

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