期待の愛馬クリンゲルベルガー 第9戦


前々走まで馬体重は418キロ程度と細く、ろくに追い切りも出来ない状態で大敗続き。

この結果を受けて成長を促す為に中期放牧へ。

すると、牧場では460キロまで馬体重は増加。

前走は436キロで出走。いきなり最速の上がりで6着と結果を残す。

しかし、あと少しのところで優先権を逃し、また放牧へ。


2月6日 中京7R 500万下 芝1200m 若手騎手限定戦に出走!!

フルゲート18頭の大外枠で圧倒的不利。


しかし、4角15番手から外に出すと最速上がりで14頭をごぼう抜き。

7番人気の低評価も優勝!!


まずは保護者の皆様、愛馬の優勝おめでとうございます。


自身、キャロット初の口取り式に参加。

同時に中京のウィナーズサークルも初めて。


写真多数付き現地観戦レポート。

レース回顧と時計の分析、

レース後の田中健騎手のコメントを掲載。


31日の自己ベストの追い切りは伊達じゃなかった。

これで最悪でも夏の降級のメリットを受けられる!!

(2010年2月8日完結)

2010年1月25日立ち上げ

●前走後、放牧に出ていましたが、1月27日に帰厩予定です

 前走後、惜しくも6着で優先出走権を逃したことから、出走間隔を空ける為に宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出ました。

 あまり馬体を緩めずにしっかりと乗り込まれ状態は非常に良いようです。

 2月6日の中京7R 500万下 芝1200m 若手騎手限定戦を目標に1月27日に栗東トレセンへ帰厩予定であるとクラブ公式HPの近況で報告されました。


 前走の内容からも、切れ脚からも以前の、か細いクリンゲルベルガーではありません。今回は牡馬混合戦に出走予定ですが、ここでも間違いなく主役でしょう。いやぁ、楽しみです。

これ以降は1月27日に作成

●1月27日に帰厩しました!!

 予定通り、1月27日の栗東トレセンに帰厩しました!!次走は予定通り2月6日の中京7R 500万下 芝1200m 若手騎手限定戦をお約束の田中健騎手で予定ということです。

これ以降は2月3日に作成

●追い切り情報(2月3日更新)

前走前 11月4日 栗東坂路 良馬場 一杯
1回
助手
4F 54.8
3F 40.1
2F 27.2
1F 14.0



1月31日 栗東坂路 良馬場 叩き一杯
1回
助手
4F 53.4
3F 38.3
2F 25.3
1F 12.7


2月3日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.2
3F 39.5
2F 25.6
1F 12.6
 1月31日、前走前、時計よりも一杯に追えていることを評価したいとして追い切りに高評価をつけた私ですが、クリンゲルベルガーもそれに応え、メンバー中最速タイの上がりで直線で10頭抜きを演じてくれました。
 惜しくも6着で次走への優先出走権を逃したことから、また出走間隔は空きましたが、今回も一杯に追われ、なんとなんと自己ベストを更新しました!!追えば時計の出る馬ですが、終いまでしっかりと伸びており、これは勝ち負けを意識できます。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」ですが、もう少し追い切り本数が多ければ「A」ランクの評価をしてもいいくらいのこの馬にとっては素晴らしい動きです。

 2月3日、31日に一杯に追われた為馬なりでサッと流す程度ですが、終いはしっかりと伸びており、かなり状態は良さそうです。もちろん追い切り評価は「B+」で変わりないですが、勝ち負けできますよ。こんなに期待のできる動きをしたクリンゲルベルガーは初めてです。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 2月6日 中京7R 500万下 芝1200m 若手騎手限定戦 全28頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アグネスムーン 武幸四郎  1/25 500万 京都芝1600 11
オサナゴコロノキミ 西田雄一郎 11/22 500万 福島芝1200 16 11 10
カネスヴィバーチェ 丸山元気 12/19 500牝 中京芝2000 18 17
クリンゲルベルガー 長谷川浩大 11/08 500牝 福島芝1200 13 10
コスモクラッペ 津村明秀 10/31 500万 福島芝1200 11 15 11 11
シゲルハスラット 武幸四郎 12/27 500万 阪神ダ1800 16 12 11
チャームペンダント 石橋脩 12/12 500牝 中京ダ1000
ティーガー 的場勇人 11/14 500特 福島芝1200 10 11 10
トーセンウーノ 熊沢重文  1/23 500牝 京都ダ1800 13 10 13
ドンマルゴー 国分恭介 12/20 500万 中京芝1200 12 11 18
ニシノアンクレット 松山弘平  8/30 500牝 小倉芝1800 14
ニホンピログッデン 芹沢純一  5/09 500特 新潟芝1000 11
バンダムミュートス 的場勇人 11/14 500万 福島芝2000 15 14 12 11
ビーアデビル 国分優作 12/13 500万 中京芝1200 14 13 15 12
ファミリズム 岩田康誠 11/15 500万 京都ダ1400 14 10
フェルミオン 江田照男  1/09 500万 中山芝1600 10 11
フラッシュバット 池崎祐介  1/11 500万 中山ダ1200 14 16
フラミニアンウェイ 宮崎北斗 12/12 500牝 中京ダ1000 16
ブルースバローズ 村田一誠 11/07 500万 福島芝1200
ベストラン 石橋脩  1/09 500万 中山ダ1200
マチカネモンスーン 小林徹弥 11/15 500万 福島ダ1700 15 11 15
マルタカハンター 丹内祐次 12/13 500万 中京芝1200 11 16 12 13
ミラグロレディ 北村宏司  9/26 500特 中山芝1200 15
メイプルスペシャル 丸山元気 12/05 1000万 中山芝1200 13 15 11 11 15
メタリック 柴田大知 12/13 500万 中京ダ1000 13 13 14
ヤマサエレガント 江田照男 11/15 500万 福島芝1200 13 15
リトルビスケット 大下智  9/05 500万 小倉芝1200 12 14
ヴンダーゾンネ 中村将之 11/14 500特 福島芝1200 14

 クリンゲルベルガーは信頼できるキャロットクラブHPによると出走確定のようです。

 出馬想定は28頭(フルゲート18頭)ですが、優先出走権持ちはたったの1頭。やはりせっかく優先出走権を確保したのだから、
いい騎手を乗せて勝負したいということですかね。
 何も若手限定戦で若手騎手に優先的に乗って貰う必要もないですもんね。

 そんなこんなで、見事に弱面揃い。

 クリンゲルベルガーは本日の追い切りの動きも良かったですし、出るところがなかったり、不利がなければ勝てると言い切ります。いや、最悪でも掲示板は確保するでしょうから、少なくとも次走は浅見秀一調教師の勝負騎手である武豊騎手か岩田康誠騎手で完勝でしょう。

●中京芝1200mコース解説

 スタート地点は向正面にある2コーナーのポケット。スタートしてから3コーナーまで一直線で、距離も十分にある。しかし、枠順が与える影響は少なくない。
 フルゲートが18頭のコースなので、内外の距離の差は大きい。大外枠は外ラチ近くからの発走となる。
 逃げ馬はもちろん、先行してレースを進めたい場合は、なるべく内枠が欲しいところだ。スタートからダッシュを利かせて好位を取りに行きたい。もちろん、これは開幕週などの馬場がフラットな状態での話。開催が進み内側の馬場が荒れてくると、今度は外枠の馬が有利になる。刻々と変わる馬場状態を読むのが大事。
 基本的には逃げ・先行有利だが、ローカルの芝1200mの中では中団以降からの差しも決まりやすい。また、微妙に癖があるコースで、この条件を得意としている馬も多いのが特徴。
有利な枠順 開催前半は内枠、後半は外枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント コース適性
種牡馬ベスト サクラバクシンオー、サンデーサイレンスの2頭が断トツ
連対騎手ベスト 安藤勝己、中舘英二、福永祐一、藤田伸二、吉田稔
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分10秒6 1分12秒2 1分11秒9
2歳未勝利 1分10秒5 1分10秒0
2歳500万 1分10秒0 1分10秒5
2歳オープン 1分08秒8
3歳未出走 1分11秒2 1分10秒7
3歳未勝利 1分10秒2 1分10秒7 1分10秒9 1分11秒7
3歳500万 1分09秒7 1分10秒4 1分10秒6
古馬500万 1分09秒7 1分10秒3 1分11秒6
古馬1000万 1分09秒3 1分09秒8 1分11秒4
古馬1600万 1分08秒9 1分11秒3
古馬オープン 1分08秒5 1分09秒2

●鞍上は田中健騎手

 クリンゲルベルガーの浅見秀一厩舎の所属騎手。騎手歴4年目の21歳。通産勝利数は51勝。現在減量1キロ。重賞未勝利。

 昨年は12勝で勝率3.1パーセントと低迷。減量が2キロから1キロになり苦戦。今年も27戦1勝。勝率3.7パーセント。

 クリンゲルベルガーには1度騎乗するも7番人気9着と能力を引き出せず。

 あまり期待できる騎手ではないかも知れないが、若手騎手限定戦の中では経験年数も豊富だし、頑張って欲しい。期待しています。


 実はこんなデータがあります。田中健騎手は08年は1番人気に騎乗した時の連対率は.643でした。これはとんでもなく高い数字です。走る馬に乗れば、きちんと結果を出すということで、これはなんとしてもクリンゲルベルガーを1番人気にしなければ・・・。

 今、スイス銀行からお金を移動中です(嘘)。

これ以降は2月4日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 2月6日 中京7R 500万下 芝1200m 若手騎手限定戦 全18頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アグネスムーン 丸田恭介  1/25 500万 京都芝1600 11
オサナゴコロノキミ 国分優作 11/22 500万 福島芝1200 16 11 10
クリンゲルベルガー 田中健 11/08 500牝 福島芝1200 13 10
コスモクラッペ 丹内祐次 10/31 500万 福島芝1200 11 15 11 11
コチャ 大江原圭 11/01 500万 福島芝1200 12
チャームペンダント 生野賢一 12/12 500牝 中京ダ1000
ティーガー 小島太一 11/14 500特 福島芝1200 10 11 10
ニシノアンクレット 荻野琢真  8/30 500牝 小倉芝1800 14
ニホンピログッデン 加藤士津八  5/09 500特 新潟芝1000 11
バンダムミュートス 黛弘人 11/14 500万 福島芝2000 15 14 12 11
ファミリズム 国分恭介 11/15 500万 京都ダ1400 14 10
ブルースバローズ 宮崎北斗 11/07 500万 福島芝1200
ベストラン 上野翔  1/09 500万 中山ダ1200
マチカネモンスーン 草野太郎 11/15 500万 福島ダ1700 15 11 15
ミラグロレディ 田中博康  9/26 500特 中山芝1200 15
メイプルスペシャル 丸山元気 12/05 1000万 中山芝1200 13 15 11 11 15
ヤマサエレガント 池崎祐介 11/15 500万 福島芝1200 13 15
ヴンダーゾンネ 田中克典 11/14 500特 福島芝1200 14

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

●ほっさん予想

アグネスムーン

 今回1年ぶりの実戦。休養前もこのクラスで抜きん出た実力はなくいきなりの厳しい。

 追い切りは強めに追っているものの冴えない動き。

オサナゴコロノキミ

 6か月半ぶりの前走はシンガリ負け。しかし休養前は2着などムラ駆け。

 追い切りは併走馬に先着も終いの伸びを欠き案外。これでは復活はまだだろう。

クリンゲルベルガー

 一時馬体重が410キロ台でまともに追えず低迷していたが、長期休養で馬体はふっくら436キロに。その前走は最速タイの上がりで直線で9頭ごぼう抜き。惜しくも6着で掲示板を外したが、見どころたっぷり。

 しかも今回は馬体に余裕があることから、いつも馬なりの追い切りを目一杯に追って最高の仕上がり。自己ベストを叩き出し終いまでしっかりと伸びており好戦必至。

コスモクラッベ

 前走は5番人気も11着。しかし、このクラスで3着があるなど力はある。

 追い切りは輸送の為軽めも軽やかな動き。もしかすると・・・。

コチャ

 唯一、想定表外から来た馬。

 前走は福島の芝1200mでいいところなし。昇級してから厳しくて。

 追い切りは終いに脚が上がり併走馬に千切られる始末。

チャームペンダント

 前走は2番人気も6着と優先出走権を逃す。しかしそれはダートの話で、芝の方が確実に掲示板に来れる能力。

 追い切りの動きはかなり素晴らしい。全体の時計もさることながら終いの伸びが上々。

 今回も人気の中心。問題は昨年4勝、今年は8戦して1度も馬券に絡んでいない生野賢一騎手。

ティーガー

 前走は福島芝1200mでいいところなし。3戦前は1番人気だが決め手を欠きいつも善戦どまり。

 しかし、今回は追い切りで動いており、軽視は禁物。

ニシノアンクレット

 昇級戦の前走は大敗だが芝の1800mの話。未勝利勝ちは芝の1200mで今回得意距離に戻り不気味。しかし5か月半ぶりの一戦で、常識的には次走が狙い目。

 追い切りは動いており、もしや!?

ニホンピログッデン

 前走は1番人気4着。それ以外も近走3、4、4着と超安定勢力。しかし今回9か月ぶりの実戦で・・・。

 追い切りでは引っ掛かっており、これがどうでるか。短距離なので押し切ってしまう恐れもあるが。

バンダムミュートス

 ずっと中距離を使われていて、今回初めての距離短縮。父がダンシングカラーというところからも、スピード勝負は疑問。

 追い切りの動きは悪くない。

ファミリズム

 ずっと芝の中距離を使われてきて、頭打ちになりダートへ。そこでも新味は見いだせず、今度は短距離へ。ダンスインザダークの仔で短距離が良いとは思えない。

 追い切りもまあまあの動き。

ブルースバローズ

 前走は福島芝1200mで1番人気も6着。しかし、時計は悪くなく、評価すべき。前々走も好内容で、このクラスでは間違いなく力上位。

 追い切りもメンバー最高の動き。

ベストラン

 芝のこの距離は初めて。父がメイショウドトウでやはり中距離向きと思うが。

 追い切りの動きは悪くないものの。

マチカネモンスーン

 芝の千直は走るがコーナーがあるとダメ。

 追い切りは普通。

ミラグロレディ

 前走は2番人気9着。こちらも芝の千直では3連続2着など実績あるも、コーナーがあると案外。

 追い切りも案外。

メイプルスペシャル

 前走は無謀な格上げ戦。500万クラスでも二桁着順ばかり。

 追い切りも平凡で強調点なし。

ヤマサエレガント

 地方からの転厩馬も中央のスピードについていけていない感じ。

 追い切りも酷い動き。

ヴンダーゾンネ

 前走は4番人気も14着。前々走は勝ち馬とクビ差の2着などアテに出来ない馬。

 今回は追い切りの動きは素晴らしく好走パターンか。
クリンゲルベルガー
ブルースバローズ
チャームペンダント
ニホンピログッデン、ヴンダーゾンネ、ニシノアンクレット、コスモクラッベ、ティーガー
 クリンゲルベルガーを本命にしましたが、親ばかです。ブルースバローズの方が強いような気がします。追い切りの動きでもブルースの方がいいですし。

 他にも追い切りでクリンゲルベルガーに勝る馬がおり、正直なところクリンゲルベルガーは5番人気5着くらいと見るのが妥当。とにかく欲しい掲示板。

これ以降は2月5日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「混戦模様」


予想家の印
馬名 米満浩 井上政 西村敬
ヴンダーゾンネ △△
ブルースバローズ △△
ミラグロレディ
チャームペンダント △△
ペストラン
ファミリズム
クリンゲルベルガー
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ヴンダーゾンネ 4.1
ファミリズム 4.4
ブルースバローズ 4.7
ベストラン 7.3
クリンゲルベルガー 7.8
ミラグロレディ 13.2
マチカネモンスーン 14.5
以下20倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
クリンゲルベルガー 75 53 36 65


厩舎回り特選 より

クリンゲルベルガー
「体がフックラとしているし、動きもいい。ゲートを五分に出てそこそこついて行ければチャンスがありそう」と浅見助手。

デイリー馬三郎

予想印

◎ ファミリズム
○ チャームペンダント
▲ ブルースバローズ

以下省略


クリンゲルベルガーは無印

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

クリンゲルベルガー(6着)

 「コーナーで少し余裕ができるとササッてしまう。それで、4角では思うようにスピードに乗れませんでした。そのあたりを解消できれば、500万下でも通用するはずです。」(長谷川浩大騎手・競馬ブック)

 「休み明けの分、若干馬体に余裕はありました。前走で控える競馬をした影響なのか、スタートしてからスピードに乗るまで少し時間がかかりましたね。口向きがよくないとは聞いていましたが、傾いて走っていました。一頭で走っているときは問題ないのに、周りに馬がいるとその馬を見ようとして、まっすぐ前を向いて走ってくれません。最後はいい脚を使っているように、このクラスを勝つ能力はあると思います。あと少しのところで権利をとれなくて申し訳ありません」(長谷川浩大騎手・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

クリンゲルベルガー

 「出遅れながらラストは伸びていたように、芝の方が持ち味は出せる。仕上がりも良好。」(浅見助手・デイリー馬三郎)

●口取りの権利に当選しました!!

 キャロットクラブで初めてメールで口取りの権利に当選しました。・・・と言っても、実は申込みが4名しかなく、非抽選当選です。

 それでもなんでも、せっかく中京まで行くからには、ステップシチーの優勝の時に外から指をくわえて見ていたあのウィナーズサークルに立ちたいッ!!

 もちろん、クリンゲルベルガーが勝てるかと言われると、最悪の大外18番に入ったこともあって、勝てない確率の方が多いのでしょうが、全く期待できないわけではありません。最後後ろから一気に!!と夢見ています。


 明日は雪の影響で、競馬そのものが中止になる可能性もあるようですが、開催されて無事現地にたどり着いたら(鈴鹿越えの為)、夜に写真付き現地観戦レポートをアップする予定です。

これ以降は2月6日に作成 7日加筆

●パドック

 雪の影響で開催中止のおそれもあった2月6日土曜日の中京競馬ですが、出走時刻が大幅に変更になっただけで無事開催されました。

 ところが、伊勢湾岸道が事故の為に通行止めに。出発した時は、そこまで2時間程度はかかるので、その頃には事故処理も終わって通行止めは解除されているだろうと高を括っていたのですが、全く通行止めは解除されずに、仕方なく名古屋西から都市高速という迂回ルートを使いました。

 おかげで、当サイトの常連様Uragaさんの所持馬でキャロットの3歳馬シャンギロンゴの応援馬券等を買えず(結局圧勝だったので、そこは良かったのですが)、ギリギリ中継をする頃に到着しました。


 到着すると、子供も居るので急いで食事をとって、私1人先にパドックに行きました。

 以下は撮影順です。


京都競馬場と違い、輝度が暗いので、写真では見づらいですね。

馬体重はふっくらとしているとの報告でしたので、正直438キロくらいと思っていました。いつものように福島までの長距離輸送でもないですし434キロは少なく感じましたが、一時の410キロ台で出走していたことを考えると当然勝負気配と思いました。



2009年5月2日以来のご対面。馬体重は当時より20キロ程度増えましたが、まだ細く華奢に感じました。



一昨日、クリンゲルベルガーよりも強いと思っていると言ったブルースバローズ。確かに馬体はこちらの方がはるかに良く見えました。今日はこちらが2着でしたが、クリンゲルベルガーは展開が向いたということは間違いなく、まともなら逆転されることもあると思います。



馬名の反対には「中京ヤングバトルシリーズ」と印字。この企画はかなり面白いですね。普段あまり脚光を浴びない若手騎手限定のこの企画。非常に良いと思います。若手騎手もやる気が出るでしょう。
そう言えば、レクチャー担当の方(名前をド忘れしました)も若手騎手限定戦は前がガンガンやり合ってくれるので、差し馬の台頭になりやすいとおっしゃっていました。



わざと電光掲示板のクリンゲルベルガーの名前と共に。クリンゲルベルガーは切れるタイプだけに、稍重馬場は少し不安でした。



特にこの日は寒く、冬毛の出ている馬が多く見られました。クリンゲルベルガーは大外枠でなければ、私ももっと強気になれたんですが。しかし、5Rでも外の馬が伸びており、結果として大外枠が吉とでました。



正直馬体はそんなに良いと思わなかった愛馬クリンゲルベルガーですが、430キロ台の馬体重と何よりも目一杯に追われて自己ベストだった31日の追い切りの動き、そして3日の追い切りの終いの伸びと愛馬に自信は持っていました。
ですから、寒い日でしたが、私は口取りの権利を持って、激アツでした。



とまーれーの直後。あまり筋肉質でもなく、腹のラインもギリギリで頼りない馬体ですが、飛節の大きさや管の枯れ具合など、脚元は私の思う良い馬のものです。



邪魔だティーガー。



パドックに入ってきた時はアタマが高く、気合い乗りもいまひとつなクリンゲルベルガーでしたが、周回を重ねるにつけ、気合いが乗って来ました。



2008年3月29日以来のクリンゲルベルガーと田中健騎手のコンビ。その日は9着でした。



田中健騎手はこの日2鞍騎乗。いずれも師匠の浅見秀一調教師の管理馬でしたが、5Rで8番人気4着、クリンゲルベルガーは7番人気1着と非常に良い騎乗でした。もっとも、クリンゲルベルガーの7番人気は意外なほどに低評価でしたが。



この時点でクリンゲルベルガーの単勝オッズは11.4倍。直前は9倍台で、実は徐々に売れなくなっていたんですよね。やはり、パドックをみていると、他にいいなと思う馬がいます。



アップ。そうそう、キャロのレプリカ勝負服のXLを買いましたが、スピード社の水着並みに脱着に時間がかかります(要するに私が大き過ぎ・・・)。



2周目に入り表情が緩む田中健騎手と、「勝手な事を言いやがる」と表情が強張るクリンゲルベルガー。



完全に目の怖いクリンゲルベルガー。



最大の強敵と思われたブルースバローズと宮崎北斗騎手。



青いメンコのクリンゲルベルガーは初めてでしたが、可愛いですね。



騎手の表情を見ているとなんとなくわかることがありますね。田中健騎手、いい表情です。



ここで勝てばこの後勝てなくても夏には降級して、もう一度このクラスを走れます。



さあ、発走11分前。



バトックを出て行くクリンゲルベルガー。頼むぞ!!

●レース 

 前走は出遅れてしまったクリンゲルベルガーですが、今回は好スタートでした。前走光る末脚を披露したことから、再び脚を溜める戦法に出ます。結局ズルズルと後退していく感じで11番手の外目を追走します。正直、小回りで外々とかなりの距離を走っています。

 クリンゲルベルガーの周囲に他馬になく、ポツンと道中揉まれずに気楽に追走します。私はこれを見た時に掲示板は確実にあるなと思いました。

 4角では口向きの悪さを出し、大外をブン回ししたために一旦15番手になりますが、4角出てすぐに2発のムチが入ると稲妻のような加速で1頭、また1頭と抜き去って行きます。

 内では私がクリンゲルベルガーよりも能力が高いとレース前に予想したブルースバローズが抜け出しますが、最後の最後でそれをきっちりと交わし優勝。2008年11月8日新馬戦以来の2勝目を上げました。

 ただ、クリンゲルベルガーの上がりは35秒7で、見た目のインパクトよりも、前が止まっただけと見る方が良いと思います。前がやり合う展開で、ハマッた感は拭えません。

●時計の評価

 今回のクリンゲルベルガーの走破時計1分10秒5稍重馬場は、中京芝1200mの古馬500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイムは1分10秒3稍重馬場ですから、平均的な勝ち時計と言えます。

 しかし、同日の5R3歳未勝利戦では1分10秒0稍重馬場の勝ちタイム。上がりも35秒5とクリンゲルベルガーよりも優秀です。また、10Rの500万特別では良馬場に回復しているとはいえ、1分09秒6の勝ちタイムです。

 ですから、まだまだ芝の痛みも少なく、時計の出る馬場ですので、クリンゲルベルガーは平凡な勝ちタイムと言うべきでしょう。ただ、大外ブン回しでかなりの距離を走っています。そこは考慮しなければなりません。上のクラスで激走しても不思議はないです。 

●キャロットクラブ初の口取り式へ!!

 過去、エスポワールシチーの2008年9月27日、西脇特別(1000万下)で愛馬の口取り式に初めて参加した私ほっさんですが、それ以来2度目の口取り参加ということになります。

 友駿ホースクラブは中山、東京、京都、阪神及び地方指定交流重賞しか口取りに参加できません。従って、中京競馬場は2007年6月3日に愛馬ステップシチーが未勝利戦に優勝した際に、その口取りを外から指をくわえて眺めているだけでした。

 しかし、キャロットクラブはJRA全10場口取りを実施してくれます。そこで阪神と京都(京都はイベントで)のウィナーズサークルしか入ったことのない私は中京のウィナーズサークルにも入りたいと思い、今回クリンゲルベルガーの口取りに応募しました。

 まさか、こんな1発で夢が叶うとは・・・。


口取り式の撮影は妻。私は左から二人目。ゼッケンを持つ田中健騎手とかなり細く見える愛馬クリンゲルベルガー。これであの強さですから、もっとふっくらとすれば・・・!?



もう1枚。スピーカーが邪魔ですが、何せ不慣れなもので。



憧れの中京競馬場での口取り式。



大切な思い出の写真です。



前回は佐藤哲三騎手と口取りでしたが今回は田中健騎手でした。勝ち鞍から言っても、ある意味かなり貴重だと思います。また田中健騎手とウィナーズサークルで写真に納まりたい。



かなり長い時間ウィナーズサークルにいました。至福の時でした。



口取りが終わると、田中健騎手は丁寧に何枚もの色紙にサインをされていました。しまった!!私も持ってくればよかった。



あまり中京のことは知らない私ですが、ちゃんとサイン台があるんですね。今回大変勉強になりました。



レース時は芝は稍重。このレース後、良に回復しました。時計や上がりは平凡も勝てばいいんです。

●そして全員で写真!!

 そして、優勝したクリンゲルベルガーのゼッケンを囲んで集合写真を獲りました。会報にも掲載されるそうです。今週だけでキャロ馬4頭が勝ち上がり、会報の写真はかなり小さいものになるでしょう(笑)。


会報を見ているといつも30名くらいいますが、今回はこんな感じです。



新馬戦に続き、欲しいぞこのゼッケン。たぶん当たらないので、一杯触っておきました。ちなみにネクタイは友駿ホースクラブのものです。すでに次のレースが始まっています。

●気になる賞金は

 気になる賞金ですが、新馬戦の優勝賞金が700万円なのに対し、500万クラスも今年より賞金額が下げられ710万円と新馬戦と変わらなくなっています。

 それに出走手当が入るのですが、新馬戦は内国産牝馬奨励賞(2008年当時は2歳新馬戦は60万円)があり、実質今回は新馬戦よりも賞金額は安くなります。

 ですから、1口14000円程度になるのではないでしょうか。

●馬券も的中しました!!

 いつもは愛馬の応援単勝馬券しか買わない私ですが、自信があったことと、想像以上にオッズがついていたことで馬券の購入をいたしました。


馬連 7−18 4950円   ワイド 7−18 1900円 ずばり1点買い!!不思議ですが、当たる時というのは、こういういさぎのいい時が多いですね。

左の手は風が強いためです。私にとっての高額馬券が吹き飛んだら大変ですから(笑)

この馬券だけで34250円になります。ウハウハ。



ちょいとピンボケしていますが、換金目的の複勝馬券です。  配当は410円でしたから、4100円相当になります。



本来は記念にとっておく愛馬の単勝馬券。



計5枚を持って帰ってきました。実際は7枚購入したのですが、単勝 1580円という高額に2枚は換金してしまいました。この5枚で7900円。うーむ、換金してしまいそうです。嫁は換金して我がのブランド品に当てろと催促しています(笑)。
しかし、我々保護者にとっては、金額以上の価値のあるものですから・・・。


 というわけで、2700円購入して、全部で49410円になりました。これで2月21日の東京遠征の交通費が出ました。本来、エスポ貯金から下ろそうと思っていたので、助かりました。

 昨年は4年ぶりに馬券の年間収支が赤字でしたので、久々のクリティカルヒットということになります。

 終わってみれば、なぜ万馬券の馬単を買っていなかったのか後悔していますが、私としては、これだけ勝てば十分です。もちろん、クリンゲルベルガー自身の賞金もいただけますし。

これ以降は2月8日に作成

●レース後の騎手・調教師のコメント

クリンゲルベルガー(1着)

 「ゲート練習の感じがよかったですし、今日はスタートを出てくれると思っていました。外枠で置かれてしまうのが心配でしたが、流れが速くなってくれましたし、前がゴチャついていたので巻き込まれずにかえってよかったですね。4コーナーで口向きの悪い面を少し見せたけど、コントロールが利かなくなるほどではなかったし、直線ではほんとうにいい脚で最後まで走ってくれました。新馬のときは仕上がりの早さで勝ったような面もありましたけど、ここにきて体がしっかりして、だいぶ力をつけてきてくれています」(田中健騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「調教の動きや馬体の張りから、勝ち負けを期待できる状態だと思っていましたが、ほんとうにいい脚を使ってくれましたね。こういう競馬も合っているのでしょう。このあとは馬体の状態をよく確認してから続戦するかどうか検討します」(浅見秀一調教師・キャロットクラブ公式HP)

 「外枠がどうかと思っていましたが、うまく展開が向いてくれたし、外目をスムーズに上がって行けたのも大きかったです。今日に関しては外枠がいい方に出てくれたんだと思います。それにしても最後は切れに切れてくれました。」(田中健騎手・競馬ブック)

 「大外枠でロスがあるのがどうかと思っていたけど、終始スムーズに運べたし逆に良かった。直線での脚もすごかったですね。」(田中健騎手・デイリー馬三郎)

ブルースバローズ(2着)

 「スタートで待たされた分、後手を踏みましたが、ロスをうまく挽回してくれました。前を交わした時は勝ったと思ったんですけどね。勝ち馬(クリンゲルベルガー様)には外から勢い良くこられてしまいました。」(宮崎北斗騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

クリンゲルベルガー(1着)

 「仕上がる。後方から。終始外々を回り、4角も大外。ただ、そこからの伸びが1頭だけ違っていた。弾かれたように伸びて一気に突き抜ける。」(競馬ブック)

 「じっくりと構えて末脚を生かす戦法。直線まで我慢し、ラストは大外から一気の末脚で差し切る。豪快な勝ち方で、一変の走りを見せた。」(ギャロップ)

●今後の展望

 とにかく、この時期の1勝は大きく、この後、夏までに1勝できなくても、4歳夏には収得賞金を半分にする措置が実施されますから、もう一度500万クラスを走ることができます。

 ですから、無事ならあと1勝はできそうです。

 こんなに嬉しいことはありません。口取りもそうですが、非常に大きな1勝でした。

●最後に

 愛馬の優勝は嬉しいものですが、最優秀ダートホースを決定づける意味でも重要だったエスポワールシチーの昨年のジャパンカップダートGTに引き続き、今回の一戦は我がほっさん厩舎にとって非常に大きな1勝でした。

 私ほっさんとしましては、追い切りの時点からどこよりも早く、今回は勝ち負けだと言い放っていただけに(最後の最後に大外18番枠で少し発言を修正しましたが・・・)、真実になって嬉しいです。まだ、自分の見る目はそれなりだと自負しています。


 今回の勝利で愛馬クリンゲルベルガーの獲得本賞金は1760万円になりました。クリンゲルベルガーは募集総額1000万円の馬ですから、収支はトントンどころか、プラス計上になりました。

 本当に良い馬に巡り合えました。昨年の一昨年の有馬記念的中特需で高額馬を狙いに行きましたが、本来私は少ない予算で収支が黒字になる馬を探していますので、この馬の狙い通りの活躍は自信になります。


 まだ4歳になったばかり。同じスウェプトオーヴァーボード産駒で5歳で初重賞制覇をしたアーバンストリートのように、古馬になってからの本格化を期待します。


 これをご覧の皆様には、たくさんのお祝いメッセージをいただきまして、本当にありがとうございました。たくさんの方に注目していただいて喜びも倍増です。

 頑張れ!!我らが愛馬クリンゲルベルガー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2010年1月25日作成 27日、31日、2月3日、4日、5日、6日、7日、8日加筆
クリンゲルベルガーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

第8戦 2009年11月 8日 500万下 福島芝1200m 牝馬限定戦 (6着/7番人気)

第7戦 2009年 5月 2日 3歳500万 京都ダート1200m (13着/9番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第6戦 2009年 3月29日 3歳500万 阪神ダート1400m (9着/7番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レボ 

第5戦 2009年 3月 7日 3歳500万 阪神ダート1200m (5着4番人気

第4戦 2009年 2月22日 こぶし賞 3歳500万 京都芝1600m (10着/9番人気)

第3戦 2009年 1月25日  3歳500万 京都ダート1400m (2着3番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第2戦 2008年11月24日 福島2歳ステークス オープン 福島芝1200m (13着/2番人気

デビュー戦 2008年11月 8日 2歳新馬 福島芝1200m (1着1番人気

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