期待の愛馬クリンゲルベルガー 第22戦


定量55キロの1000万下特別で3着になったクリンゲルベルガーが500万クラスに降級。

しかし、500万クラスでも勝ち負けに絡めず出遅れ癖を連発。

年齢的に大変厳しい状態。

なんとかあと1勝をと思うのだが。


前走、転厩後の第一戦でも大きく出遅れて競馬にならず。

もはや結果を望むのは厳しそうだが、引退期限の最後まで無事に走ってくれればそれで良し。


11月6日 新潟6R 500万下 ダート1200m 牝馬限定戦に出走!!

6着/9番人気。

出走数は10頭も7頭強そうな馬がおり、なんとか出走奨励金の貰える8着が目標だったが、見事出来過ぎの6着。

しかも、掲示板の5着馬とは僅かにハナ差。

走破時計も平均勝ちタイムに近い時計でようやく良いところが見えた。

レース回顧と時計の分析、レース後の村田一誠騎手と高柳瑞樹調教師のコメントを掲載。


前走は芝で大敗。今回ダートでも大敗なら”引退”の2文字が出ないかとヒヤヒヤしたが、6着と私の中では最良の結果。

これなら、あと2、3戦は出来そうだ。

(2011年11月8日完結)

2011年10月27日立ち上げ

●次走は11月6日 新潟5R 500万下 ダート1200m 牝馬限定戦 を村田一誠騎手で

 以下は10月26日に更新されましたクラブ公式HPクリンゲルベルガーの近況報告です。

「前走はゲートに課題を残したので今朝確認をしました。ただ、人がいるところではまったく問題ないんですよね。先日、浅見厩舎の助手と話をしたのですが、縛ったこともあったようですね。ただ、過去のレースVTRを見ていても遅いものの毎回悪いわけでもないようですし、こればかりは慣らしていくしかありません。精神面のケアを入念に行いつつ、レースを使っていっていい形にしていければと思っています。レースは早ければ今週もと思ったのですが、ゲートのケアも行う必要がありましたし、出走間隔などのバランスを考えても早くて来週の競馬にしようかと思っているところです。時計ばかりを出す必要もないでしょうから、週末は大きめ、そして来週の追い切りで態勢を整えていくような調整プランを持っています」(高柳師)出馬状況次第で変更になる可能性はありますが、11月6日の新潟競馬(3歳上500万下・牝馬限定・ダ1200m)に村田騎手で出走を予定しています。


 ということで、次走は11月6日 新潟5R 500万下 ダート1200m 牝馬限定戦 を村田一誠騎手で予定です。村田一誠騎手も2回目ですし、前進を期待したいですね。

 まずはゲートをまともに出て欲しいものです。私個人はダートよりは芝の方が走ると思うのですが。いや、もうどちらでもダメかな?

これ以降は11月2日に作成

●追い切り情報(11月2日更新)

前走前 10月12日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
村田一誠
4F 52.2
3F 38.0
2F 25.2
1F 12.5
ドラゴンネスト(2歳未勝利)一杯を0.4秒先行0.2秒先着



10月27日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 計測不能
3F 計測不能
2F 計測不能
1F 計測不能


10月30日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 計測不能
3F 計測不能
2F 27.0
1F 13.9


11月2日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
5F 67.4
4F 51.3
3F 37.6
1F 12.6[4]
 10月27日、4F全て計測不能ということで追い切ったという事実しかわかりません。コメントしようがないですね(笑)。

 10月30日、またまた計測不能が多く全体が見えませんが、2F27.0秒のものが終い1F13.9秒ですから、あまりいいとは言えませんね。どちらかと言えば脚が上がっている印象です。大丈夫ですかねぇ。

 11月2日、終いはまずまずですが、馬場の4分どころを通ってのこの時計ですか・・・。正直あまりいいとは思えません。一度叩いて良化したという印象はありません。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。悪いとは言いませんが、イマイチです。
 以下は本日(11月2日)に更新されましたクラブ公式HPクリンゲルベルガーの近況報告です。
「先週末に14−14程度のキャンター調教を坂路で行い、当該週の追い切りはポリトラックで行いました。普段の様子を見ているとコツコツしたところが感じられるので、ポリのような馬場だとその硬さが目立つかなと思っていたのですが、硬めではあるものの走っているときのアクションや反応はまずまずでした。体調は引き続き安定していますし、スクミなどの症状を見せることもありませんから、予定どおり今週の競馬へ向かおうと思います。水曜日の想定を見る限りだと芝へ出走できる可能性もゼロではなさそうですが、前回の内容とウチの厩舎に来てからの感触からダートを使ってみたいという思いが強いです。以前との比較はできませんが、今の走りならば芝よりベターなのかもと思います。前走で跨ってくれた村田一誠も“ダートはダメなの?”と聞いてきたくらいですし、チャレンジしたいと思います。過去にもダートで好走したことがあるように上手く流れに乗れれば巻き返せる余地はあるはずです。前走の内容が内容だけに大きなことは言えませんが今後につながる走りを見せて欲しいと思っています」(高柳師)
 高柳瑞樹調教師も前走内容から、”大きなことは言えない”とかなりトーンダウンをしておられます。そりゃ、簡単に勝てる馬を前厩舎が簡単に手放す訳はないですからね。

●気になる出馬想定表(11月6日 新潟6R)

出馬想定表 11月6日 新潟6R 500万下 ダート1200m 牝馬限定戦
フルゲート15頭 想定数15頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アヌエヌエ 勝浦正樹  5/22 500万 新潟ダ1200
カゼノマイヒメ  8/11 交流 門別ダ1200 12 15
クリンゲルベルガー 村田一誠 10/15 500万 新潟芝1200 14 15 12 12 B−
コーラルビュー 木幡初広 10/10 500万 東京芝1400 10 12 13 11 14
コーンドリー 丸田恭介  9/11 500万 中山ダ1200 10
サマーソング 吉田隼人 10/16 500万 新潟ダ1200
セクシイスイート 平野優 10/23 500万 新潟ダ1200 12 11
セラヴィ 10/08 500万 京都ダ1400 15 13 10
テングジョウ 10/23 500万 新潟ダ1200 12 11
デンファレ 的場勇人 10/16 500万 新潟ダ1200
トーセンスタッフ 宮崎北斗  7/31 未勝利 函館ダ1000
ハロータマ 大野拓弥  9/19 500万 札幌ダ1000 10 12 10
プットオンザリッツ 柴山雄一  6/11 未勝利 新潟ダ1200 14 11
プレザントブリーズ 10/22 500万 新潟ダ1200 12 11 15
ワンダーエレメント 太宰啓介 10/15 500万 京都ダ1200 11 16 15

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート15頭のところに現在15頭出馬想定されています。

 クリンゲルベルガーよりも出走順位の低い馬も2頭いますし、おそらく出走できるでしょう。

●新潟ダート1200mコース解説

 スタート地点は2コーナーのポケット。芝からのスタートだが、この部分での枠順の有利・不利はない。
 最初の3コーナーまでの距離は525m、ゴール前の直線は354mと、ローカルの中では一番の広大なコースなので、各馬が能力を発揮しやすい3〜4コーナーで極端に外を回されなければ大丈夫
 純枠にテンの加速力とスピードの持続力が問われる
 一方、レースは単調になる傾向があり、見ている方としては物足りなさが残る。
 コース全体がフラットであるためか、最後の直線が長くても前に行った馬が断然強い逃げ馬の連対率は50%を越え、単・複の回収率はともに100%を越える
 馬券の中心は逃げ、先行馬から入るのが筋で、穴も前残りを狙う方がいい。
 アフリート、フォーティナイナー、ジェイドロバリー、シャンハイ、スキャンといったミスタープロスペクター系の種牡馬の独壇場

有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント スピードの持続力、血統
種牡馬ベスト アフリートが断トツ
連対騎手ベスト 柴田善臣、後藤浩輝、蛯名正義、中舘英二、田中勝春
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分14秒3 1分14秒5 1分13秒4
2歳未勝利 1分13秒5 1分12秒6 1分12秒3 1分12秒9
3歳未出走 1分13秒5
3歳未勝利 1分13秒4 1分13秒2 1分12秒7 1分12秒8
古馬500万 1分12秒3 1分11秒8 1分11秒2 1分11秒1
古馬1000万 1分11秒5 1分11秒4 1分10秒8
古馬オープン 1分10秒8 1分10秒6 1分09秒6

●騎手は村田一誠騎手(ほっさん評価「C」)

 今回もクリンゲルベルガーの鞍上は村田一誠騎手です。前走は人気通りで大敗でしたが、大きく出遅れて万事休すの状態でした。今回は2度めの騎乗ですし、手の内に入れられていると思いますので、前走以上を期待したいですね。とは言っても、馬が以前ほど走る気を見せてくれませんし、厳しいと思っています。


 2011年11月2日現在、中央通算341勝、勝率4.9パーセント、連対率10.7パーセント。騎乗馬に恵まれてないとはいえ、イマイチの数字である。重賞は5勝だが、11番人気、13番人気、2番人気、11番人気、5番人気と人気薄手来ることが多い。逆に人気馬になると結果を残せていないと言える。GTは未勝利。

 昨年(2010年)は中央16勝、勝率3.3パーセント。今年はここまで16勝、勝率4.4パーセントとほぼ通算成績通りです。毎年二桁は勝ち星を挙げています。


 村田 一誠(むらた いっせい)は1978年12月20日生まれの32歳。日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンターに所属している15年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。現在はフリー。

 1997年に美浦の松永勇厩舎所属騎手としてデビュー。同期には武幸四郎、勝浦正樹、松田大作、武士沢友治、押田純子らがいる。

 1年目こそ9勝に終わるも、2年目以降は勝利数2桁を毎年維持。2002年には自己最高となる45勝をマークし、関東の中堅クラスとして毎年堅実に成績を残している。

 重賞競走への初騎乗は1999年。

 2001年にはNHKマイルカップでグラスエイコウオーでの2着(勝ち馬はクロフネ)を含め2着3回を記録。5月20日に通算100勝を達成。1位入線馬の降着による繰り上がりであった。

 2002年にはJRA重賞に先立ち地方交流重賞のエーデルワイス賞をトーセンリリーで制している。

 2003年の8月にフリーに転身。

 上位人気馬への騎乗もあった中、JRA重賞未勝利が続いていたが、2007年通算127回目の重賞レース騎乗となった根岸ステークスをビッググラスで制しデビュー11年目でのJRA重賞初勝利を達成、この年さらに2つの重賞勝ちを収めている。

 2009年8月8日、通算300勝を達成。


 野球選手のイチローのように、登録名を「イッセー」にしようと考えたが却下された。

 ブログにて、外国人騎手を「腕もないのにいい馬だけには乗せてもらえるヘタクソ」などと放言・罵倒し炎上。ブログはその後「本人の意向」を理由に休止されている。


 「2002年の45勝がキャリア最多で、以降は年に20勝前後。本開催でも裏開催でも騎乗しており、走らない馬に多く乗るので連対率は低い。ちなみに2009年も2010年の前半も騎乗馬の平均人気が10番人気を超えている。追いに入ってからの馬の伸ばし方は悪くない。自在に馬を操っているという印象はなく、馬群で折り合いをつけようとすると詰まって引くケースが見られる。2010年に抱えているオープン級は鹿戸雄一厩舎のスマートステージ。モタれる面があって乗り難しい馬だが、馬具を工夫するなどして目黒記念で4着まで持ってきた。ひょうきんな面があり、基本的に前向き。コメントは強気なものが多く、額面通りに受け取らない方が良いかもしれない。コース別では福島と新潟(出身地)で数字が良く、東京都中山でも年にいくつかは勝っている。厩舎別で目立って成績の良いところはない。新潟の直線1000m戦で2007年以降に単勝2700円、4810円、7710円、3380円、6580円と高配当を連発しており、このポイントは見逃せない。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績 (2戦0勝)

 2011年 9月 4日 エイコーンキッド   3歳未勝利 新潟芝1200m 8着/14番人気
 2011年10月15日 クリンゲルベルガー 500万下  新潟芝1200m 14着/15番人気

これ以降は11月3日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 11月6日 新潟6R 500万下 ダート1200m 牝馬限定戦 出走数10頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アヌエヌエ 勝浦正樹  5/22 500万 新潟ダ1200
クリンゲルベルガー 村田一誠 10/15 500万 新潟芝1200 14 15 12 12 B−
サマーソング 吉田隼人 10/16 500万 新潟ダ1200
シャイニイチカ 中舘英二 10/16 500万 東京ダ1300 12
セラヴィ 高倉稜 10/08 500万 京都ダ1400 15 13 10
デンファレ 的場勇人 10/16 500万 新潟ダ1200
トーセンスタッフ 宮崎北斗  7/31 未勝利 函館ダ1000
ハロータマ 大野拓弥  9/19 500万 札幌ダ1000 10 12 10
プットオンザリッツ 柴山雄一  6/11 未勝利 新潟ダ1200 14 11
ワンダーエレメント 太宰啓介 10/15 500万 京都ダ1200 11 16 15

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

これ以降は11月5日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「三つ巴戦」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
セラヴィ
トーセンスタッフ
アヌエヌエ △△ △△
デンファレ
クリンゲルベルガー
プットオンザリッツ
ワンダーエレメント
シャイニーイチカ △△ △△
サマーソング
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
サマーソング 2.9
デンファレ 3.2
シャイニイチカ 4.3
アヌエヌエ 7.4
トーセンスタッフ 8.8
中  略
セラヴィ 23.4
クリンゲルベルガー 26.0
ハロータマ 29.4



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
クリンゲルベルガー 72 57 49 55
サマーソング 79 73 73 70


デイリー馬三郎


石渡重伸     本紙の見解

◎ サマーソング
○ デンファレ
▲ アヌエヌエ
× トーセンスタッフ
☆ シャイニイチカ
△ クリンゲルベルガー



クリンゲルベルガーに△は嬉しいですが、実はデイリー馬三郎で印をつけてくれているTMって石渡TMだけなんですよね><。


見解

 「サマーソングの前走は直線で前が壁になってC着に敗退。ラストの脚はひときわ際目立っていただけに悔やまれる。引き続き状態は良く、今度こそ。」

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

クリンゲルベルガー(14着)

 「ゲートの中で結構うるさかったので、まともにスタートを出るのは難しいだろうなと思っていました。何とか整えられれば良かったのですが、やはり厳しくて遅れる形になってしまいました。ただ、陣営からも聞いていたし、稽古の感じからも今回は重たさがありましたからね。使いつつ上向いてきそうな印象を受けます。フットワークからダートも良さそうですし、両面で見ながら考えていければいいと思いますよ」(村田一誠騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「本番であれほどゲートの中で落ち着けないとは想像できていませんでした。ポンポン跳ねるような格好をしていたのであれではいい形でスタートを切ることが難しいですからね。今後に置いての課題点です。申し訳ありません。体重自体はひと桁増で落ち着きましたが、動きを見る限り重さがあったのは否めません。本音を言えばもっとグッと来るようなところがあれば次につなげやすいですが、前走から時間も経っていて感覚が鈍っていた部分もあるかもしれませんから、一度使ったことで変わって来ると思いたいです。走りから芝もダートも対応できそうな気配はありますから両方の状況を見つつ次走を考えていきます」(高柳瑞樹調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

クリンゲルベルガー

 「芝、ダートは問わないタイプ。ただ前走もゲートで立ち上がったようにそのあたりがカギ。」(高柳瑞樹調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 正直、10頭立てというのは嬉しい誤算です。昨今の走りから勝ち負けなどは望みづらい我らが愛馬クリンゲルベルガーですから、なんとか出走奨励金が貰える8着以内と思うのですが、10頭立てなら2頭交わせば良い訳です。

 とはいっても、7強3弱の構図で、残念ながらクリンゲルベルガーは3弱の内の1頭と思います。ということは、出走奨励金を得るためには、”弱”の2頭ともに先着しなければなりません。なんとも言えませんが、最近のレースのように大きく出遅れるのならば最下位。上手くゲートを出たならば”弱”の2頭を交わして8着というところでしょうか。

 もちろん、掲示板でも載ってくれれば大成功ですが。1つでも上の着を期待しますが、無事に回ってくればなんでもいいというところです。

これ以降は11月8日に作成

●レース 

 懸念された我らが愛馬クリンゲルベルガーのスタートですが、ポンと上手く出ます。しかし無理に押さず馬なりで最後方にポジションを取ります。最初から終いを生かすレースをする予定だったようです。

 逃げ馬が抜群の良績を残す新潟ダート1200mにおいて、ポツンと離れた最後方からの競馬は無謀に思われますが、クリンゲルベルガーはワンパンチ足りないのでこういう極端な競馬をするしかないでしょう。

 4角では馬場の中ほどを通りますが、直線で前が詰まる不利。鞍上の村田一誠騎手もレース後に誤っておられましたが、褒められた騎乗ではありませんでした。

 しかし、前が開くと36秒台の上がりで5着馬からハナ差の6着入線。久々にこの馬らしい終いの切れを見た気がします。2勝目がこんな感じで展開がハマったんですよね。この切れが戻れば勝てないまでも楽しみです。

●時計の評価

 今回の愛馬クリンゲルベルガーの走破時計1分12秒5良馬場は、新潟ダート1200mの古馬500万クラスの過去10年間の平均勝ち時計が1分12秒3良馬場ですから、勝ち負けに絡めるまずまずの時計と言えます。

 最近は平均勝ち時計を大きく下回る時計しか出せていませんでしたから、これは復調と考えていいでしょう。しかし、それでも500万クラスの平均勝ち時計は上回っているわけではありませんし、勝ち馬からは0.7秒も離されています。次走も狙うは掲示板と言ったところでしょう。

●レース後の騎手・調教師のコメント

クリンゲルベルガー(6着)

 「乗り役が下手に乗りました。本当に申し訳ありません。ゲートはギリギリ我慢できましたね。それでも後ろから行ったのは前回のイメージがとても良かったのとあまり出しすぎると口が硬いのでコントロールが利きにくくなるからでした。いい感じで行けたのですが、直線に向いたところでスッと外に出し切れませんでした。体は増えていましたが、一回使った分締まっていました。数字だけで中は良くなっていたし、走りも良くなりましたね。十分に渡り合えると思います」(村田一誠騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「状態は良くも悪くも変わらないという感じで、毛ヅヤなどを見るともう少し良くなる余地があるなという状態でした。課題だったゲートは我慢ができていましたし、内容は総じて前走より良かったと思います。スタート後はジョッキーの判断で控えたのでしょうが、出していかなくて良かったのではないかと思います。あの行きっぷりだと急かせば急かすだけ走りがバラバラになりそうに見えましたからね。直線で立て直す不利こそありましたが、間を突くことはできませんでしたね。口が硬い馬でコントロールが難しいですから、できることならば変に横に引かずにまっすぐ走らせたほうがいいでしょう。残念ではありますが致し方ない部分でもあったと思います。すべてがうまく行ったわけではありませんから喜んでばかりはいられませんが、少しいい面を引き出せるようになってきましたので、何とかこのまま上昇させたいですね。あとひとつ前であれば悩まずに次走へ向かっていけただけに、6着であることは非常に残念ですが、可能な限り左回りの新潟開催を狙えたほうがいいでしょう。ダートもいいと思いますから、レース後の状態次第で来週もしくは再来週の競馬を考えます。体が考えていたよりありましたから、短い間隔で次へ向かうこと自体には対応してくれると思います。もちろんダメージがあるようであれば無理はしませんし、出馬状況次第でもありますから、レース後の様子をしっかり見ておきます」(高柳瑞樹調教師・キャロットクラブ公式HP)

 「終いを生かすレースをしたんだけど、直線で出られなくなるところがあったね。あれがなければもう少しやれていたはずだよ。」(村田一誠騎手・競馬ブック)

●気になる賞金は

 今回は6着ということで出走奨励金が49万円。出走手当が372000円ですから、計862000円。1口ですと1750円程度でしょうね。それでも嬉しいですね。

●今後の展望

 前走芝であまりいいところがなく、今回ダートでも大敗なら、即日の引退も覚悟していただけに、今回の5着からハナ差の6着という着順には大いに満足していますし、感動しています。

 これでしばらくは続戦でしょうし、引退期限ギリギリの来年3月まであと2、3回はクリンゲルベルガーの雄姿を見たいですね。

 次走は新潟を求めて連闘か或いは中1週で同じコースの限定戦を狙うようです。まずは出走できるかどうかですが、今回のように比較的少頭数ですとなおありがたいですね。

●最後に

 もう十分に燃え尽きたと思っていた愛馬クリンゲルベルガー。2歳の新馬戦から活躍しているわけですし、牝馬は年齢と共に走らなくなる馬が多いものです。ですからここに来ての6着は本当に嬉しいですね。もうこんなに上位に来ることはないと思っていました。

 もちろん、10頭立ての少頭数のおいしい牝馬限定戦ですし、全体的にレベルの高くないレースだということは承知です。それでもなんでも6着は嬉しいです。

 これで次走は掲示板や勝ち負けが望めるのかと言えばそうはいかないでしょう。しかし、僅かに期待も出来ますし、少なくとも即引退というのを回避できたことは大きいですね。

 今後大敗続きでも引退直前に6着と気を吐いた今回のレースは我々保護者の記憶に残るレースとなりました。


 前回も書きましたが、私にとって大功労馬である(新馬戦8馬身差の圧勝、その時のデビューイヤーの三浦皇成騎手のサイン入りゼッケンに当選、2勝目は中京で自身2度目の口取りに参加)クリンゲルベルガーの成績はもう問いません。ただ、競馬場で元気に走っている姿をあと2、3戦見せて欲しいだけです。

 思い入れの強いこの馬は可愛くてしょうがありません。

 血統的にも成績的にも地味ですので繁殖に上がれるか微妙ですが、愛馬アフロディーテで果たせなかった(予後不良の為)愛馬の子を持つという夢をこの馬には叶えさせて欲しいですね。


 引退まであと数戦。頑張れクリンゲルベルガー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2011年10月27日立ち上げ 31日、11月2日、3日、5日、8日加筆
クリンゲルベルガーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

第21戦 2011年10月15日 500万下 新潟芝1200m 混合戦 (14着/15番人気)

第20戦 2011年 5月14日 500万下 新潟ダ1200m 牝馬限定戦 (12着/9番人気)

第19戦 2011年 3月 6日 500万下 小倉ダ1000m 牝馬限定戦 (7着/10番人気)

第18戦 2010年12月25日 沖の島特別 500万下 小倉芝1200m (12着/6番人気)

第17戦 2010年11月21日 500万下 福島芝1200m (7着/3番人気)

第16戦 2010年10月23日 500万下 福島芝1200m (5着/8番人気)

第15戦 2010年 7月17日 有田特別 500万下 小倉芝1200m 定量 (10着/10番人気)

第14戦 2010年 6月 6日 1000万下 京都芝1400m 混合 定量 (15着/15番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第13戦 2010年 5月23日 1000万下 京都芝1200m 混合 定量 (6着/11番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第12戦 2010年 4月10日 吾妻小富士賞 1000万下 福島芝1200m ハンデ戦 (11着/7番人気)

第11戦 2010年 3月28日 三河特別 1000万下 中京芝1200m 混合 定量 (3着/14番人気) 

第10戦 2010年 2月21日 1000万下 東京芝1400m (10着/10番人気) パドック写真付き

第9戦 2010年 2月 6日 500万下 中京芝1200m 若手騎手限定戦 (1着/7番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第8戦 2009年11月 8日 500万下 福島芝1200m 牝馬限定戦 (6着/7番人気)

第7戦 2009年 5月 2日 3歳500万 京都ダート1200m (13着/9番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第6戦 2009年 3月29日 3歳500万 阪神ダート1400m (9着/7番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レボ 

第5戦 2009年 3月 7日 3歳500万 阪神ダート1200m (5着4番人気

第4戦 2009年 2月22日 こぶし賞 3歳500万 京都芝1600m (10着/9番人気)

第3戦 2009年 1月25日  3歳500万 京都ダート1400m (2着3番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第2戦 2008年11月24日 福島2歳ステークス オープン 福島芝1200m (13着/2番人気

デビュー戦 2008年11月 8日 2歳新馬 福島芝1200m (1着1番人気

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