期待の愛馬クリンゲルベルガー 第17戦


定量55キロの1000万下特別で3着になったクリンゲルベルガーが500万クラスに降級。

当然ここでは期待大。

とにかく欲しいあと1勝。


降級初戦の前走は10番人気10着だが、勝ち馬からは僅か0.3秒差。

上がりも最速タイの33秒台。

このクラスでは間違いなく能力上位。


そして降級2戦目の前走は二の脚がつかずポツン最後方もメンバー最速の切れ33秒7の豪脚を披露。しかもこれ大外ブン回し。

休養明けが勝負のこの馬にとって、5着は悔しいが、優先権も確保し、次走もいい状態で出走できることはありがたい。

次こそ勝ち負け。(ただし中1週での関東遠征は実績なし・・・)


10月31日 福島10R 小野川湖特別 500万下 ダート1700mに特別登録。

しかし、27日に宇治田原優駿ステーブルに放牧に出されました。

11月6日に帰厩。


11月21日 福島8R 500万下 芝1200mに出走!!

当初福島5Rの予定だったが、同厩のデイスオブメモリーを5Rに配した為に鞍上の都合で8Rに変更。

しかし、8Rの方が5Rよりもはるかに相手が強く共倒れの結果に。

7着/3番人気。


レース回顧と時計の分析、レース後の田中健騎手のコメントを掲載。

14日の動きは自己ベストで終いの伸びも素晴らしかったが、課題はスタートと先行力。

(2010年11月22日完結)

2010年10月27日立ち上げ

●気になる特別登録表(10月31日 福島10R 小野川湖特別)

特別登録表 10月31日 福島10R 小野川湖特別 500万下 ダート1700m 定量戦

第1回登録完了馬 全37頭 フルゲート15頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
ローランブロウ 57.0
クリンゲルベルガー 55.0
サトノロマネ 丸山元気 57.0
シュンハレン 57.0
シルクエステート 中舘英二 57.0
ステークツバサ 石橋脩 57.0
チュウワキング 荻野琢真 57.0
アルバトン 55.0
エターナルロブロイ 55.0
オースミマリオン 55.0
ゼットチャンプ 55.0
トウショウフォアゴ 55.0
ネオサクセス 55.0
ハナノシンノスケ 55.0
ハヤブサエミネンス 丸山元気 53.0
マカリオス 55.0
ヤマニンシャスール 田中健 55.0
ヤマニンフリスキー 太宰啓介 55.0
ランブリングローズ 53.0
マックスドーズ 57.0
イーサンジャンパー 田辺裕信 57.0
バリアントバイオ 57.0
アイオロスシチー 57.0
インディストラーダ 55.0
ウインザマキ 57.0
ウインステルス 丸田恭介 57.0
シュヴァイツァー 57.0
ヴァルナ 小野寺祐太 57.0
モルフェキング 武英智 55.0
トウショウアトム 中谷雄太 57.0
ヤマノベガ 57.0
インディアナポリス 村田一誠 55.0
エンパイアシチー 石橋脩 55.0
ダイワボニータ 53.0
デュランダルガイ 55.0
ビジュアルショック 53.0
メイケイソフィア 53.0

 なんとなんと、同じレースに愛馬が3頭(クリンゲルベルガー、アイオロスシチー、エンパイアシチー)も特別登録しています。この内、先週競馬を使ったクリンゲルベルガーが連闘で福島遠征、しかもダート1700mを走るわけがなく、27日に宇治田原優駿ステーブルに放牧に出されましたから出走は致しません。ではなぜ、特別登録したのでしょうか。

●10月27日に宇治田原優駿ステーブルに放牧に出されました

 本日(10月27日)更新されましたクラブ公式HPクリンゲルベルガーの近況報告では、クリンゲルベルガーは27日に宇治田原優駿ステーブルに放牧に出されたということです。

 私はてっきり、今回の特別登録で除外の権利を獲って、次週に出走とばかり思っていましたから、この放牧は歓迎です。過去のデータから、馬格がないクリンゲルベルガーは中1週での関東遠征は大敗を繰り返しています。今回、浅見秀一師は福島の最終週(11月20日、21日)を目指すということで、そのくらいの休養が一番良いと私も思います。嬉しい休養です。

これ以降は11月6日に作成

●11月6日に帰厩予定であると報告されました

 11月5日に更新されましたクラブ公式HPクリンゲルベルガーの近況報告では、クリンゲルベルガーは11月6日に栗東トレセンに帰厩予定だということです。しかし、6日には帰厩の報告はありませんでした。単に報告が遅れているだけだと思いますが。

これ以降は11月8日に作成

●帰厩を確認しました

 11月6日に帰厩予定と発表があったまま、クラブ公式HPでは音沙汰のないクリンゲルベルガーですが、11月8日に栗東トレセンへの帰厩を確認しました。次走も勝ち負けが期待できますし楽しみです。

これ以降は11月14日に作成

●次走は11月21日 福島5R

 クラブHPによりますと、クリンゲルベルガーの次走は11月21日の福島5R 500万下 芝1200m 若手騎手限定戦です。

 おそらく鞍上は前走は関西で有力馬に騎乗する為に福島に行けなかった主戦の田中健騎手か、前走掲示板を確保し素晴らしい末脚を披露した松山弘平騎手かでしょう。斤量を考えれば、1キロ減の松山弘平騎手の方が今回は良いかも知れません。

●追い切り情報(11月17日更新)

前走前 10月18日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
田中健
4F 54.2
3F 39.8
2F 計測不能
1F 13.1



11月10日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
田中健
4F 56.6
3F 41.3
2F 計測不能
1F 計測不能


11月14日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 52.6
3F 37.5
2F 24.9
1F 12.6


11月17日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
田中健
4F 58.4
3F 42.6
2F 計測不能
1F 計測不能
 11月10日、6日に帰厩して早速時計を計時しました。いきなりなかなかの動きですね。今週出走するのならこれでは不足ですが、出走は来週です。日曜日に速いところを乗られ、あとは水曜日に15−15程度でサッとやって福島に遠征するのでしょう。今回は勝ち負け必至ですよ。

 11月14日、予定通り強めに追われました。福島までの遠征ですから、あとは水曜日に軽め(15−15程度)にサッと流して仕上げですね。
 それにしても自己ベストを更新すると共に、終いまでしっかりと伸びています。まさに過去最高のデキ。500万クラスなら勝ち負け確定でしょう。今のデキなら1000万クラスでも勝ち負けできると思います。
 私ほっさんの追い切り評価はクリンゲルベルガー初の「A−」です。予め出走レースを決めての万全の仕上げ。素晴らしい。

 11月17日、福島遠征の為15−15程度の軽めでサッと流しました。予定通りの調整で順調そのものです。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 11月21日 福島8R 500万下 芝1200m 全27頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アーモンドケーキ
エクセリオン
エステーラブ
キルシュバウム
クインズプレイヤー
クリンゲルベルガー 松山弘平 10/23 500万 福島芝1200 10 15 11 A−
クレムリンシチー
グレートビンテージ
コスモピアチューレ
コルドバ
サスケハナ
シェアアプローズ
シセイハヤテ
シンコープリンス
タカラハーバー
ディアキングサン
トゥモローカフェ
ドリームピーチ
ナガレボシイチバン
ネレイス
バンダムレクス
プリティガール
メイシユーハッピー
ヤマニングルノイユ
ルアーズストリート
ヴィーヴァサルーテ
ヴォーグ

 クラブHPでの出走予定は11月21日の福島5Rですが、同条件の8Rに出馬想定されています。どちらのレースでも出馬投票すれば、優先出走権がありますので出走は確実です。おそらくこれは鞍上と同厩舎の別の馬と勝ち合うのを防ぐ為のことでしょう。

 まだ、どちらに出るかわかりませんし、簡易の出馬想定表にさせていただきます。

●福島芝1200mコース解説

 スタート地点は向正面の2コーナー奥にあるポケット。スタート直後、少し走ってから緩やかな上り坂になる。
 福島コースは3コーナーのカーブが緩やかで、3コーナーに入ってからもかなりスピードが出る。従って、自然と競り合う距離も長くなる。
 かつては開催が進むごとに内の馬場が悪化。特に秋の福島開催は、完全に外差しの馬場になりやすかったが、現在はそれも解消。開催日程の変更があり、最終週になってもそれほど内が悪くならなくなり、直線はバラける傾向にある。
 逃げ・先行馬が開催を通じて活躍できる。福島芝1200mの攻略ポイントは、各馬のコース適性を見極めること。クラスを問わず過去に同レースで好走実績がある馬は要注意。いわゆる福島巧者が穴をあける。
 枠順はほぼフラット。開幕週時はできれば内目を引きたいが、あまり気にしなくていい。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ、先行
ポイント コース適性
種牡馬ベスト 断トツでサクラバクシンオー
連対騎手ベスト 後藤浩輝、柴田善臣、蛯名正義、中舘英二、北村宏司
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分11秒2 1分11秒9
2歳未勝利 1分10秒7 1分12秒1 1分12秒2
2歳500万 1分11秒0 1分12秒0
2歳オープン 1分10秒7
3歳新馬 1分11秒2 1分10秒1
3歳未勝利 1分10秒9 1分11秒5 1分11秒1 1分12秒6
3歳500万 1分09秒8 1分10秒4 1分11秒8
古馬500万 1分09秒6 1分10秒4 1分11秒4 1分10秒4
古馬1000万 1分09秒3 1分10秒1 1分10秒9 1分10秒6
古馬1600万 1分08秒9 1分09秒3 1分09秒6
古馬オープン 1分08秒4 1分10秒8 1分10秒6 1分10秒1

これ以降は11月18日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 11月21日 福島8R 500万下 芝1200m 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アーモンドケーキ 松山弘平  9/16 地方 園田ダ1400
ヴィーヴァサルーテ 菅原勲 10/30 秋元5下 福島芝1200 12
エクレウス 西田雄一郎 11/07 500万 福島芝1200 11 10
エステーラブ 丸山元気 10/23 500万 福島芝1200
キルシュバウム 江田照男 10/31 500万 福島芝1200 12 12
クリンゲルベルガー 田中健 10/23 500万 福島芝1200 10 15 11 A−
コルドバ 吉田隼人  8/07 500万 函館芝1200 11 13
サスケハナ 田辺裕信 10/20 地方 門別ダ1000
シェアアプローズ 安藤光彰  5/18 地方 名古ダ1400
シセイハヤテ 丸田恭介 09/10/31 5下 福島芝1200 10
スプリングプラハ 宮崎北斗 09/11/07 5下 福島芝1200 10 15 14 16 16 15
ドリームピーチ 平野優 11/14 500万 福島芝1200 10
ナガレボシイチバン 大野拓弥  7/17 500万 新潟芝1600 17
ネレイス 中舘英二  8/01 500万 函館芝1200 11 11
バンダムレクス 柴山雄一 10/30 秋元5下 福島芝1200
マッキービーナス 野元昭嘉 10/30 秋元5下 福島芝1200 14 11 10

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績 赤字はオープンクラスでの成績

●騎手は”馬のことをわかっているウチのステーブルジョッキー”(copyright 津曲助手) 田中健騎手

 クリンゲルベルガーの浅見秀一厩舎の所属騎手。1988年3月16日生まれ、騎手歴4年目の22歳。通算勝利数は61勝。2010年3月、4年目突入でついに減量がとれる。重賞は2010年ファンタジーS(マルモセーラ)の1勝。

 昨年(2009年)は12勝で勝率3.1パーセントと低迷。減量が2キロから1キロになり苦戦。

 しかし今年は2010年7月15日現在162戦11勝と調子を上げてきている。その内の1勝はこのクリンゲルベルガーによるもの。勝率も6.6パーセントと急上昇。そしてついに初重賞制覇。


 今年は勢いもあり、また1000万特別でもクリンゲルベルガーを3着に導くなど間違いなくクリンゲルベルガーをもっとも知る手の合う騎手。もはや彼に任せていれば安心とさえ思う。当然、今回も期待。


 実はこんなデータがあります。田中健騎手は08年は1番人気に騎乗した時の連対率は.643でした。これはとんでもなく高い数字です。走る馬に乗れば、きちんと結果を出すということで、これはなんとしてもクリンゲルベルガーを1番人気にしなければ・・・。
 ほっさん愛馬での成績

 2009年 3月29日 クリンゲルベルガー 阪神ダート1400m 9着/7番人気
 2010年 2月 6日 クリンゲルベルガー 中京芝1200m 1着/7番人気
 2010年 3月28日 クリンゲルベルガー 中京芝1200m 3着/14番人気
 2010年 4月10日 クリンゲルベルガー 福島芝1200m 11着/7番人気
 2010年 6月 6日 クリンゲルベルガー 京都芝1400m 15着/15番人気
 2010年 7月17日 クリンゲルベルガー 小倉芝1200m 10着/10番人気


2010年2月6日 クリンゲルベルガーと田中健騎手

これ以降は11月20日に作成

●ほっさん予想

アーモンドケーキ

 父はクリンゲルベルガーと同じスウェプトオーヴァーボード。地方からの転厩馬で芝では3戦着外。

 追い切りもイマイチ。

ヴィーヴァサルーテ

 前走はクリンゲルベルガーの前走と同じ馬群後方から末脚を伸ばして5着。同型がいることはお互いマイナス。追い切りは終い重点で同じパターン狙い。

エクレウス

 前走はこのコースでクビ差2着。ダートでは頭打ちだったが、芝替わりで一変。そろそろ順番。

 しかし、福島狙い(最終週)の中1週の出走で追い切りも15−15だけ。もしかすると案外かも。

エステーラブ

 前走はクリンゲルベルガーと同じレースでクリンゲルよりも先着の4着。しかし、そこから1キロ増。終いの脚もクリンゲルベルガーが優勢で、今回は逆転すると思われる。

 クリンゲルベルガーと同じで中3週でここ目標。追い切りの動きも前走並み。強敵。

キシュウバウム

 前走はこのコースでアタマ差2着。当然今回は優勝を狙う。

 追い切りも終いの伸びは素晴らしく勝ち負け級。

クリンゲルベルガー

 前走は出遅れて最後方も1頭だけ違う脚で直線だけで10頭を抜き去り5着。今回は馬場の荒れた開催最終週で当然出番はあるはず。

 ただし、ヴィーヴァサルーテのような同型もおり、なんとも評価が難しい。

 追い切りの動きは自己ベストを更新するなど過去最高。ぶっちぎりも考えられる。

コルドバ

 前走は函館で3か月半ぶり。時計も遅くここでは・・・。追い切りもパッとしない動き。

サスケハナ

 地方からの転厩馬で芝は今回初めて。父ワイルドラッシュはダート向きで。追い切りも地味。

シェアアプローズ

 地方からの転厩馬で芝は今回初めて。父はタイキシャトルだがいきなりは・・・。追い切りも未勝利クラスの動き。

シセイハヤテ

 力はあるも前走から13か月ぶりで。追い切りもまだ完調とは。

スプリングプラハ

 こちらは力がなくて12か月ぶり。追い切りもこれは動きが悪過ぎる。叩いてから。

ドリームピーチ

 父はタップダンスシチー。前走は3着、前々走は5着。しかし時計はイマイチ。連闘。

ナガレボシイチバン

 未勝利勝ちはこのコースでなかなかの時計。しかし、今回は前走から4か月ぶりで。しかし、追い切りは本数も多く充実している。

ネレイス

 前走は2番人気の期待を裏切る11着。そこから3か月半ぶり。追い切りの動きはキビキビとして良い。

バンダムレクス

 6か月半ぶりの前走は後方から脚を伸ばして3着。今回叩き2走目で当然中心。追い切りの動きも前走以上。

マッキービーナス

 前走は最後方から10頭抜きの4着。クリンゲルベルガーもそうだが、今回同型が多い。追い切りの動きは前走並み。
自己ベストの追い切りに万全の態勢と早くからV宣言をしていた私ですが、なかなか骨っぽいメンバーに同型(後方待機の直線一気)の多いこと。特に有力馬に同型が多く、切れ味勝負では負けないと思っていても不安です。

 また、前走は出遅れてポツン最後方。今回は優勝を狙う為にそれよりもポジションを上げると思いますが、前半で脚を使ってしまうと、全く伸びずに流れ込んでしまうレースが過去何度もありました。

 道中中団から前走のような末脚を繰り出せるのなら勝ち負けは確実ですが、ポツン最後方で最後届かずか、前につけて終い伸びずになるような気がしてなりません。

 本日の芝1200mのレースを見ても結局前残りで、勝ち馬は道中2番手以内の馬です。すなわち、開催最終週ですが、福島の馬場は思うほど荒れておらず、先行していいところを通った馬が残っています。


 それでも前走も前々走も時計は優秀ですし、前走は大外回しでの最速上がりですから、期待はありますし、単複馬券もいつもよりは厚めに購入します。

 なかなか揃ったこのメンバー圧勝するようなら、上のクラスでは人気がなくてもかなりやれると思います。ただ、水曜日までほど自信はありません。

 さあ、明日クリンゲルベルガーがどんな走りを見せてくれるのか。楽しみです。スーパー未勝利じゃないですから、悪くても掲示板を確保して優先権を獲ってくれれば言う事はないのですが。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「波乱含み」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
ヴィーヴァサルーテ
マッキービーナス
クリンゲルベルガー △△
バンダムレクス
エステーラブ △△
ドリームピーチ
エクレウス △△
ナガレボシイチバン
キルシュバウム
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
バンダムレクス 4.1
エステーラブ 6.0
キルシュバウム 6.8
エクレウス 7.1
クリンゲルベルガー 7.3
ドリームピーチ 9.8
ヴィーヴァサルーテ 10.9
以下15倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
クリンゲルベルガー 76 68 70 70


デイリー馬三郎

予想印

◎ ネレイス
○ クリンゲルベルガー
▲ エステーラブ

以下省略

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

クリンゲルベルガー(5着)

 「ゲートは出てくれたが、二の脚がつかなくて。初めは押して行きましたが、終いを生かす競馬に切り替えました。ラストは伸びていますが、前が止まらぬ馬場ですからね。」(松山弘平騎手・競馬ブック)

 「出は悪くなかったですしそのまま押して前につけたかったのですが、思ったほど行けなかったので、直線にかける競馬をしました。最後にいい脚を見せてくれただけに、前半でもっといい位置につけられていたらと思うと悔しいです」(松山弘平騎手・キャロットクラブ公式HP)
 「行き脚がつかずに離された後方から。直線半ばで大外に持ち出すと際立った伸びを見せていた。いずれ嵌りそうな感じ。」(競馬ブック)

●陣営のコメント

クリレンゲルベルガー

 「終いは伸びていたけど、あれだけ道中で離されては厳しい。追走さえスムーズなら。」(浅見助手・デイリー馬三郎)

これ以降は11月22日に作成

●レース 

 今回は叩き2走目で行き脚がつくことが期待されたクリンゲルベルガーですが、1完歩目で遅れを取り、二の脚もつかず、あっという間に最後方の指定席まで下がります><。
 3番人気と人気を背負っていたクリンゲルベルガーですが、16頭という多頭数。この時点で勝ち負けは厳しくなります。

 クリンゲルベルガーは道中も馬場の外目を追走し、4コーナーでも大外に回します。多頭数のレースで遅れを取ると最後は大外に行くしかないケースが多く、好位につけている馬よりも随分と長い距離を走らなければなりません。

 それでも最後は最速上がりタイの素晴らしい末脚を披露。かなりの馬を直線で交わしましたが、7着が精一杯。優先出走権すら逃しました。

●時計の評価

 今回のクリンゲルベルガーの走破時計1分09秒6良馬場は、前走よりも1.2秒も遅く(もちろん、開幕週と最終週の大きな違いはあります)、福島芝1200mの古馬500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイム1分09秒6良馬場と同じと言っても、以前に比べて今年は芝の状態が良く、5週連続開催の最終週でも前残りが多い現実を見ても馬場の状態が良い訳ですから、あまりいい時計とは言えないでしょう。全体的な時計も速くなっています。

 しかし、大外ブン回しでの時計ですから、距離ロスなく回ればもっと縮めることは出来たと思います。そうは言っても脚質的に後ろから行く馬ですので、距離ロスなく運ぶことなど不可能でしょうが。難しいですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

クリンゲルベルガー(7着)

 「練習では出てくれるんですが、競馬になると1完歩目が遅くて、テンに行けませんでした。伸びてはいるんですが、外々を回らされてしまいましたから。」(田中健騎手・競馬ブック)

 「出していきたかったのですが、最初の一歩目の出がもうひとつで、ついて行けなくなってしまいました。普段の練習ではちゃんと出るし、以前はそんな面はなかったんですけど、競馬に行くとそういうところを見せますね。少しズルイところが出てきているのかもしれません。最後はごちゃつきそうな感じだったので大外を回りましたが、いい脚を使ってくれているだけに、もったいない競馬になってしまいました」(田中健騎手・キャロットクラブ公式HP)

●今後の展望

 終い確実に伸びるというのは非常に強い武器ですが、クリンゲルベルガーが得意の芝1200mは福島や中京、小倉といったローカルに多い番組で、直線の長い東京や京都、阪神ではほとんどありません。

 ローカルでは直線が短く、前残りが多いことから、後方一気の脚質の馬には限界があります。本来なら、道中中位につけて・・・というのなら勝ち負けも出来ますが、最後方から多頭数の16頭を短い直線で捌こうとすれば不利を受けない為にも大外ブン回ししかなく、距離ロスも凄いですし、相当抜けた能力がないと勝てません。

 そんなことから、スタートの矯正といきたいところですが、年齢的にも厳しい状況です。ならばスタートの上手い岩田康誠騎手や武豊騎手といったところへの騎乗などはどうかと考えます。

 とはいえ、強引に二の脚を使って前に位置すると今度は末脚が見られないといったことになりそうですし、京都や阪神の芝1200mを待って走るしかないのでしょうか。しかし、ほとんどないですからねぇ。

 以前1000万クラスで6着だったように、直線の長いコース(その時は京都)なら上のクラスでも通用する末脚です。なんとか上手くいいレースを選択して欲しいですね。しかし、常識的には次走は小倉の牝馬限定戦でしょう。

●最後に

 歯がゆいですね。相性の良い中京が改装中というのも運がないですし、小倉なら輸送の不安がつきまといます。

 しかし、クリンゲルベルガーの末脚は毎回直線では楽しめるものであり、馬主としてはハラハラドキドキ(最後は落胆?)でこんなレースを見せてくれる愛馬の出走は毎回本当に楽しみです。

 私の愛馬の中には、残念ながら出走前から大敗の見えてしまっている馬も少なくありません。そんな馬のレースは面白くもないしときめかないですが、クリンゲルベルガーは違います。毎回楽しい!!

 引退期限まであと1年と少しですが、勝てる可能性のある馬ですし、もう1勝を期待したいですね。

 頑張れ!!クリンゲルベルガー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2010年10月27日作成 11月6日、8日、10日、14日、17日、18日、19日、20日、22日加筆
クリンゲルベルガーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

第16戦 2010年10月23日 500万下 福島芝1200m (5着/8番人気)

第15戦 2010年 7月17日 有田特別 500万下 小倉芝1200m 定量 (10着/10番人気)

第14戦 2010年 6月 6日 1000万下 京都芝1400m 混合 定量 (15着/15番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第13戦 2010年 5月23日 1000万下 京都芝1200m 混合 定量 (6着/11番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第12戦 2010年 4月10日 吾妻小富士賞 1000万下 福島芝1200m ハンデ戦 (11着/7番人気)

第11戦 2010年 3月28日 三河特別 1000万下 中京芝1200m 混合 定量 (3着/14番人気) 

第10戦 2010年 2月21日 1000万下 東京芝1400m (10着/10番人気) パドック写真付き

第9戦 2010年 2月 6日 500万下 中京芝1200m 若手騎手限定戦 (1着/7番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第8戦 2009年11月 8日 500万下 福島芝1200m 牝馬限定戦 (6着/7番人気)

第7戦 2009年 5月 2日 3歳500万 京都ダート1200m (13着/9番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第6戦 2009年 3月29日 3歳500万 阪神ダート1400m (9着/7番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レボ 

第5戦 2009年 3月 7日 3歳500万 阪神ダート1200m (5着4番人気

第4戦 2009年 2月22日 こぶし賞 3歳500万 京都芝1600m (10着/9番人気)

第3戦 2009年 1月25日  3歳500万 京都ダート1400m (2着3番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第2戦 2008年11月24日 福島2歳ステークス オープン 福島芝1200m (13着/2番人気

デビュー戦 2008年11月 8日 2歳新馬 福島芝1200m (1着1番人気

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