グリューヴァイン(マルティンスタークの12) 第22戦


キャロットクラブ出資愛馬第22号は、注目していて購入せずに大きく後悔したマルティンスタークの初仔。その母マルティンスタークは募集総額1400万円と安価ながら4勝を挙げ獲得本賞金も6846万円と素晴らしい活躍だった。安価で2、3勝を出来る馬を探し続ける私にとって、関西馬でこの手の活躍馬を取りこぼしたことは痛恨。

その母の産駒ということで7月の募集リストの時点から注目していた本馬。母の募集金額同様の募集総額1400万円と安価。4勝馬の母の子にしては随分とお得感。

そして父は繁殖の質の割に素晴らしい活躍馬を輩出するゴールドアリュールで期待大。

最優先枠で購入。

父の産駒の傾向と繋ぎの高さからダート馬っぽいが、私は最初からそのつもりで購入。いつもは芝の中距離を走れる馬を探しているが、本馬に関してはダートで2、3勝を挙げてくれればと思っている。


デビュー戦も2戦目も2番人気に支持されるも掲示板を外しガッカリ。しかし、長期休養明けを1度使われた3走目は調教の動きがガラリ一変。坂路51秒8と非凡な走りを見せた。そこから2週続けて除外の憂き目に遭い、調子落ちが心配されたが、強い内容で断然1番人気馬を競り落としての優勝!!

500万クラスでは能力上位の走りだったが2勝目まで12戦を要する。それでも4歳6月のクラス再編で降級できるか否かのラストチャンスで勝ち上がり500万クラスに降級。

そこから追い切りで自己ベストを計時するなど本格化の様相を見せ優先権持ちが8頭、前走5着以内が13頭と豪華過ぎるメンバーでかついつものように牝馬限定戦ではなく牡馬との一般戦でも2着と素晴らしい走り。その次の牝馬限定戦ではしっかりと勝ち切り3勝目を挙げた。

しかし1000万クラスに昇級してからは500万クラス脱出に12戦も要したように厳しく、全て9着以下と出走奨励金もいただけない。


前走後、レース後は目立つような疲れは見られないものの、短い距離だと優先権のない立場では間隔を空ける必要があるということで4月18日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

7月27日によーーーーやく栗東トレセンに帰厩しました。

8月13日 小倉10R 西部日刊スポーツ杯 1000万下 ダート1000m 混合 定量に出走!!


フルゲート14頭のところに特別登録数は19頭。水曜日の想定段階でも頭数は変わらず。グリューヴァインは節が空いており出走は確実。もちろん信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジ。結局14頭で確定。

牡馬との特別戦でしかも定量戦。出番があるのか心配だが鞍上は超一流のダグラス・ホワイト騎手!!これは期待したい。

14着/8番人気。

状態も良く期待は大きかったが、ななんとシンガリ負け><。


レース回顧と時計の分析、レース後のダグラス・ホワイト騎手と牧田和弥調教師のコメントを掲載。

(2017年10月5日完結)

2017年4月25日立ち上げ

●前走後、レース後は目立つような疲れは見られないものの、短い距離だと優先権のない立場では間隔を空ける必要があるということで4月18日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました

 4戦目で断然1番人気馬を競り落として勝ち上がった我らが愛馬グリューヴァイン。500万クラスでは能力上位の走りですが2勝目まで12戦を要してしまいます。それでも4歳6月のクラス再編で降級できるか否かのラストチャンスで勝ち上がり500万クラスに降級することができました。

 そこから追い切りで自己ベストを計時するなど本格化の様相を見せ、優先権持ちが8頭、前走5着以内が13頭と豪華過ぎるメンバーでかついつものように牝馬限定戦ではない牡馬との一般戦で2着と素晴らしい走りを披露してくれます。その次の牝馬限定戦では1番人気に応えてきっちりと勝ち上がり3勝目を挙げてくれました。

 しかし1000万クラスに昇級してからは500万クラス脱出に12戦も要したように厳しく、全て9着以下と出走奨励金もいただけません。

 前走後、レース後は目立つような疲れは見られないものの、短い距離だと優先権のない立場では間隔を空ける必要があるということで4月18日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

これ以降は2017年7月29日に作成

●7月27日に栗東トレセンによーーーーーやく帰厩しました。次走は8月13日 小倉10R 西部日刊スポーツ杯を予定

 以下は7月27日に更新されましたクラブ公式HPグリューヴァインの近況報告です。

27日に栗東トレセンへ帰厩しました。「小倉3週目にダート1000mの番組があるので、そこを目標に今日帰厩させました。滞在させて、当日は輸送のない状況で落ち着いてレースに臨めるようにしたいので、今週末にも小倉へ移動させて小倉競馬場で調教を行っていこうと思います」(牧田師)近日中に小倉競馬場へ移動する予定です。

 ということで、前走後、レース後は目立つような疲れは見られないものの、短い距離だと優先権のない立場では間隔を空ける必要があるということで4月18日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されていたグリューヴァインですが、7月27日に栗東トレセンに帰厩しました。節を空けるにしては3か月以上も放牧といやはや長かったですねぇ。

 次走は8月13日 小倉10R 西部日刊スポーツ杯 1000万下 ダート1000m 混合 定量を予定と発表になりました。輸送が苦手と思われるグリューヴァインですから、早めに小倉競馬場に移動して滞在競馬をしていただけるのは有り難いですね。ただ、牡馬との特別戦に定量戦。このクラスではパンチ不足のグリューヴァインにとってどこまでできるのかは疑問です。

 また結果次第では来年3月の引退期限を待たずして引退に追い込まれてしまう可能性もかなりあると思います。好スタートから掲示板くらいに引っ掛かって欲しいものです。

これ以降は2017年8月7日に作成

●気になる特別登録表(8月13日 小倉10R 西部日刊スポーツ杯 1000万下)

特別登録表 8月13日 小倉10R 西部日刊スポーツ杯 1000万下 ダート1000m 混合 定量

第1回登録完了馬 全19頭 フルゲート 14頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アイファーサラオー 藤懸貴志 57.0  7/02 香嵐10下 中京ダ1400 14 14 11
アドマイヤシャドウ 北村友一 57.0  1/29 1000万 京都ダ1200
アンミ 川須栄彦 55.0  5/13 八海10下 新潟ダ1200 13 14 16 16
ウリボー 57.0  7/08 噴火10下 函館ダ1000 10 10 14 14 13
オンリーワンスター 岩崎翼 55.0  7/23 尾頭10下 中京ダ1200 10
カラパナビーチ 小牧太 57.0  5/13 1000下 京都ダ1400 11 11 12 14
ギャラクシーエクス 加藤祥太 57.0  5/27 1000万 京都ダ1200 12 13 16 15
クリノシャンボール 57.0  7/23 尾頭10下 中京ダ1200
グリューヴァイン ダグラス・ホワイト 55.0  4/15 1000万 阪神ダ1400 11 10 10 13
サンレイルージュ 55.0  7/16 鶴ヶ10下 福島ダ1150 12 16 15 15
シゲルゴホウサイ 55.0  5/27 富嶽10下 東京ダ1400 15
スーパーモリオン 武豊 54.0  7/16 鶴ヶ10下 福島ダ1150 10
タイセイラナキラ 浜中俊 55.0  7/16 鶴ヶ10下 福島ダ1150 15
ダノンチャンス 54.0  8/05 500万 小倉ダ1000
ノボクリーン 57.0  6/18 箕面10下 阪神ダ1200
ブリンティス 酒井学 57.0  7/30 岩室10下 新潟ダ1200 14 15
ベルエスメラルダ 52.0  7/16 鶴ヶ10下 福島ダ1150 11
メイショウタラチネ 鮫島克駿 55.0  7/16 鶴ヶ10下 福島ダ1150 11
メイショウボノム 秋山真一郎 57.0  6/18 箕面10下 阪神ダ1200 11 14

青字は1600万クラスでの成績

 クラブ公式HPでも未発表だったグリューヴァインの鞍上はダグラス・ホワイト騎手でした。もう48歳と全盛期は超えた感のある騎手ですが、その実績はワールドクラスです。当然楽しみです。昨今成績の芳しくないグリューヴァインですが良い騎手を配してくださったと思います。

これ以降は2017年8月10日に作成

●追い切り情報(8月10日更新)

前走前 4月12日 栗東坂路 不良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.3
3F 39.3
2F 25.8
1F 13.0



7月30日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.9
3F 43.2
2F 29.3
1F 14.8


8月2日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.2
3F 39.4
2F 25.8
1F 12.6


8月10日 小倉ダート 稍重馬場 ゴール前仕掛け

助手
6F 86.6
5F 70.7
4F 55.7
3F 40.8
1F 12.0[7]
 7月30日、27日に帰厩後1本目の追い切り時計を計時しました。15−15で追い切られています。先週、先々週と愛馬が6着5着と好走してくれています。このグリューヴァインも良い状態で出走し良い走りを見せて欲しいですね。

 8月2日、来週は輸送もありますしかなり負荷をかけられました。最後までしっかりと伸びていて良い動きです。やればもっと時計の出る馬ですが、テンションを上げすぎてもいけませんしこのくらいで丁度だと思います。
 デイリー馬三郎でも”状態良好B”と高い評価を頂戴しております。
 以下は同日(8月2日)更新されましたクラブ公式HPグリューヴァインの近況報告です。
「当初は先週末に小倉競馬場へと移動させるつもりだったのですが、一緒に輸送する予定だった馬が除外になってしまったんです。小倉までの長距離を1頭だけで運ぶのもかわいそうなので、予定を変更して今週輸送することになりました。今朝は坂路で追い切っています。持ったまま流した程度でしたが、相変わらず行きっぷりは抜群ですね。ただ、普通キャンターでも手綱を少し引っ張れば我慢してくれますし、以前に比べると制御が利くようになっていますよ。まだ馬体には少し余裕があるものの、これから輸送もありますし、向こうであと1本追い切ってちょうどいい体つきで臨めると思います。なお、鞍上は現在調整中と聞いています」(宇田助手)13日の小倉競馬(西部日刊スポーツ杯・ダ1000m)に出走を予定しています。
 ということで小倉への輸送は遅れていますが、出走は来週ですしさほど問題ないと思います。陣営としても良い状態との認識のようですし、フルゲートで14頭と多少頭数の少ない小倉のダート1000mで上位に食い込んで欲しいですね。

 8月10日、クラブ公式HPでは”小倉への移動”について何も報告がありませんでしたが小倉で追い切られました。全体的にはゆったりとした時計ですが、ゴール前で仕掛けられると素晴らしい加速!!この脚なら、後方から一気にごぼう抜きができそうです。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。状態は間違いなく良いと思いますが、負荷のかけられ方が弱い。ただ、グリューヴァインは精神的に追い込むと暴れてしまい力の出せない馬ですからこのくらいの負荷で十分というのはわかります。ただ、私個人がしっかりと負荷をかけられた方が走ると思っていますのでその分だけ割引です。
 今回は騎手も良いですし、なんだか好走してくれそうな予感がします。
 競馬ブックでは”久々も動き軽快”、デイリー馬三郎では”末脚良しB”といずれも高い評価を頂戴しております。

●気になる出馬想定表(8月13日 小倉10R 西部日刊スポーツ杯 1000万下)

出馬想定表 8月13日 小倉10R 西部日刊スポーツ杯 1000万下 ダート1000m 混合 定量 フルゲート14頭 想定数19頭 
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アイファーサラオー 藤懸貴志 57.0  7/02 香嵐10下 中京ダ1400 14 14 11
アドマイヤシャドウ 北村友一 57.0  1/29 1000万 京都ダ1200
アンミ 川須栄彦 55.0  5/13 八海10下 新潟ダ1200 13 14 16 16
ウリボー 57.0  7/08 噴火10下 函館ダ1000 10 10 14 14 13
オンリーワンスター 岩崎翼 55.0  7/23 尾頭10下 中京ダ1200 10
カラパナビーチ 小牧太 57.0  5/13 1000下 京都ダ1400 11 11 12 14
ギャラクシーエクス 加藤祥太 57.0  5/27 1000万 京都ダ1200 12 13 16 15
クリノシャンボール 和田竜二 57.0  7/23 尾頭10下 中京ダ1200
グリューヴァイン ダグラス・ホワイト 55.0  4/15 1000万 阪神ダ1400 11 10 10 13
サンレイルージュ 川又賢治 55.0  7/16 鶴ヶ10下 福島ダ1150 12 16 15 15
シゲルゴホウサイ 55.0  5/27 富嶽10下 東京ダ1400 15
スーパーモリオン 武豊 54.0  7/16 鶴ヶ10下 福島ダ1150 10
タイセイラナキラ 浜中俊 55.0  7/16 鶴ヶ10下 福島ダ1150 15
ダノンチャンス 松山弘平 54.0  8/05 500万 小倉ダ1000
ノボクリーン 57.0  6/18 箕面10下 阪神ダ1200
ブリンティス 中谷雄太 57.0  7/30 岩室10下 新潟ダ1200 14 15
ベルエスメラルダ 52.0  7/16 鶴ヶ10下 福島ダ1150 11
メイショウタラチネ 鮫島克駿 55.0  7/16 鶴ヶ10下 福島ダ1150 11
メイショウボノム 秋山真一郎 57.0  6/18 箕面10下 阪神ダ1200 11 14

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート14頭のところに現在19頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。

●出馬確定表

出馬確定表 8月13日 小倉10R 西部日刊スポーツ杯 1000万下 ダート1000m 混合 定量 出走数14頭 
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アイファーサラオー 藤懸貴志 57.0  7/02 香嵐10下 中京ダ1400 14 14 11
アドマイヤシャドウ 北村友一 57.0  1/29 1000万 京都ダ1200
アンミ 川須栄彦 55.0  5/13 八海10下 新潟ダ1200 13 14 16 16
ウリボー 川又賢治 57.0  7/08 噴火10下 函館ダ1000 10 10 14 14 13
カラパナビーチ 小牧太 57.0  5/13 1000下 京都ダ1400 11 11 12 14
ギャラクシーエクス 加藤祥太 57.0  5/27 1000万 京都ダ1200 12 13 16 15
クリノシャンボール 和田竜二 57.0  7/23 尾頭10下 中京ダ1200
グリューヴァイン ダグラス・ホワイト 55.0  4/15 1000万 阪神ダ1400 11 10 10 13
シゲルゴホウサイ 太宰啓介 55.0  5/27 富嶽10下 東京ダ1400 15
スーパーモリオン 武豊 54.0  7/16 鶴ヶ10下 福島ダ1150 10
タイセイラナキラ 浜中俊 55.0  7/16 鶴ヶ10下 福島ダ1150 15
ダノンチャンス 松山弘平 54.0  8/05 500万 小倉ダ1000
ノボクリーン 水口優也 57.0  6/18 箕面10下 阪神ダ1200
メイショウボノム 秋山真一郎 57.0  6/18 箕面10下 阪神ダ1200 11 14

表中 騎手の太字は乗り替わり

●小倉ダート1000mコース解説

 フルゲートは14頭。小倉のダートの砂厚は8.5cm。滞在馬が調教で使用するため、札幌や函館と同じように他の競馬場より砂が深くなっている。 レース時の時計はそれほど極端にかからないものの、全般的には力のいるコースと言っていい。
 1000mのスタート地点は向正面直線の左端。2コーナーの出口からで、コースの最高部から発走する。3コーナーまでの距離は366m。スタート直後の下り坂を利して、テンからかなり速いスピードが出る。コーナー、最後の直線でもそのスピードは緩まず、行ったもの勝ち。500万クラス以下の下級条件が中心の番組ということもあり、人気の逃げ、先行馬がそのまま雪崩れ込む展開が多い。
 フルゲートは14頭。仮に大外枠を引いても問題はなく、むしろ内枠で先行できずにへこまされる方が怖い。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ、先行
ポイント スタート、スピード能力
種牡馬ベスト Mr.Greeley、Bluegrass Cat、ゴールドアリュール
連対騎手ベスト 浜中俊、北村友一、太宰啓介、松山弘平、酒井学
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分00秒8 1分00秒7 1分01秒0 1分00秒2
2歳未勝利 1分00秒5 1分00秒0 1分00秒7 1分00秒1
3歳未勝利 1分00秒4 1分00秒6 1分00秒2 1分00秒4
古馬500万 59秒8 59秒4 59秒9 1分00秒0
古馬1000万 57秒5

●騎手はダグラス・ホワイト騎手 ほっさん評価「B+」

 今回のグリューヴァインの鞍上はダクラス・ホワイト騎手です。香港のトップジョッキーで短期免許などで何度も来日されGTなどでもよく見かける騎手ですが、私の愛馬に騎乗していただくのは初めてです。成績の低迷している馬にこれだけの騎手が乗ってくれるのは嬉しいですね。俄然期待が高まります。

 2017年8月10日現在、中央通算61勝、勝率14.4パーセント、連対率24.3パーセント。GTは2着はあるが中央競馬では未勝利。重賞は2勝。

 昨年(2016年)は中央7勝、勝率11.1パーセント、連対率20.6パーセント。本年(2017年)はここまで4勝、勝率9.1パーセント、連対率20.5と勝ち味に遅い。



 ダグラス・ホワイト(Douglas Whyte、韋達)は1971年11月15日生まれの45歳。香港ジョッキークラブに所属する騎手。南アフリカ共和国・ダーバン出身。

 1987年、南アフリカで騎手デビュー。1996年シーズンから香港ジョッキークラブでの騎乗を開始し、この年は9か月のシーズンのうち6か月を香港で過ごしただけだったが、同じ南アフリカ人で5度目の香港リーディングを獲得したバジル・マーカスに7勝差と迫る50勝を挙げて2位になった。

 2000年シーズンに自身初となる香港リーディングジョッキーとなる。

 2003年シーズンには、香港ジョッキークラブ史上初の年間100勝を突破し、シーズン106勝を挙げ4シーズン連続のリーディングジョッキーとなる。更に翌2004年シーズンは、自身の記録を更新する114勝を挙げ、5シーズン連続のリーディングジョッキーとなる。

 2007年12月10日、香港通算947勝を挙げ、アンソニー・クルーズ調教師が騎手時代に記録していた香港歴代最多勝記録を更新した。その後、2012年シーズンまで13季連続リーディングジョッキーの座を守った。

 2014年シーズン以降は、パートンに加え、新たに香港で騎乗を開始したジョアン・モレイラ騎手に大きく差を付けられる状態が続いている。

 中央競馬での初騎乗は1998年6月14日、東京競馬場の第4競走でシルクサザンクロスに騎乗し18着。また同日に行われた第48回安田記念では、香港のオリエンタルエクスプレスに騎乗し8番人気ながら2着に健闘している。

 2003年、第17回ワールドスーパージョッキーズシリーズ出場のために来日し、12月7日のゴールデンブーツトロフィーでは2番人気のマヤノモーリスに騎乗して中央競馬初勝利を挙げた。

 2004年夏には初めて日本中央競馬会(JRA)の短期免許を取得し日本で騎乗した(身元引受人は藤沢和雄調教師と馬主の駒井孝男)。8月8日の函館2歳ステークスではアンブロワーズに騎乗し優勝。中央競馬の重賞初勝利を挙げるなど66戦15勝の活躍を見せた。同年の第18回ワールドスーパージョッキーズシリーズには2年連続で参戦し、アンドレアス・スボリッチ騎手と同点ながら見事初優勝を飾った。

 2010年の短期免許取得中の8月14日、札幌競馬第6競走での騎乗が走行妨害と判断され騎乗停止処分となり、短期免許の期限を待たず帰国した。同年10月31日には再度短期免許を取得したときも、天皇賞(秋)でのジャガーメイルの騎乗がまたも走行妨害と判断され、騎乗停止処分を受けた。

 ほっさん愛馬での成績 (初騎乗)


2013年12月1日 阪神11R ジャパンカップダートGTでテスタマッタに騎乗するホワイト騎手(16番人気/8着)

これ以降は2017年8月12日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「前走が強かったダノンチャンス。ダート、1000メートルともに適性が高い。一旦、栗東に戻っての連闘だが、コズミなく好気配。再度この条件なら連勝濃厚。クリノシャンボールは充実一途。前走は不利な大外枠から、Hペースで競り合う形。それで崩れないあたり力がある。ノボリクリーンは前走が不完全燃焼。スムーズなら。ここ目標に現地滞在のアンミが不気味。」


短評は「伏兵多し」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
スーパーモリオン △△
クリノシャンボール
カラパナビーチ
ギャラクシーエクス
メイショウボノム
タイセイラナキラ
ノボリクリーン
ダノンチャンス △△
グリューヴァイン
アンミ △△
シゲルゴホウサイ △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
クリノシャンボール 3.0
ダノンチャンス 3.8
スーパーモリオン 4.6
タイセイラナキラ 6.1
ノボクリーン 11.3
シゲルゴホウサイ 17.1
アイファーサラオー 21.0
アンミ 22.6
ギャラクシーエクス 23.9
カラバナビーチ 33.1
グリューヴァイン 33.1
メイショウボノム 38.0
アドマイヤシャドウ 39.4
以下50倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
グリューヴァイン 75 69 72 66
クリノシャンボール 83 74 83 83
ダノンチャンス 80 73 65 80
スーパーモリオン 82 79 66 74
タイセイラナキラ 81 76 52 70
ノボリクリーン 81 81 81 74


デイリー馬三郎

本紙の見解

「前走の◎ノボリクリーンは直線で進路がなくラスト1Fまで全く追えなかった。あの敗戦は度外視していい。2走前が好内容のA着。地力上位は明らかで、速い流れの5F戦も本来は得意だ。好素材の3歳馬○スーパーモリオンが相手本線。〈浜口〉」

◎ ノボクリーン
○ スーパーモリオン
▲ クリノシャンボール
× タイセイラナキラ
☆ アドマイヤシャドウ
△ ダノンチャンス
△ シゲルゴホウサイ


グリューヴァインは本紙無印(>_<)


グリューヴァインは全13記者中 ▲(3番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 2記者、無印 10記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

グリューヴァイン(11着)

 「返し馬もソロッと出すことができましたし、ゲート裏でややテンションが高くなったものの、スタートに影響を及ぼすようなものではなく、ピリッと気持ちが乗っていい状態でレースに向かうことができたと思います。スタートもかなり速くて道中はいい位置から運ぶことができていましたし、追い出すまでの雰囲気は非常に良かったんですけどね…。最後に甘くなってしまいました。初めて乗せていただくので以前との比較はできないのですが、今日の感じだともう1ハロン短いほうがいいのかもしれません。いい結果を出せずに申し訳ありませんでした」(荻野極騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「パドックでも落ち着いていましたし、いい雰囲気でレースに臨めました。結果的には少し速い流れではありましたが、スムーズにうまく運んでくれたと思います。少し間を空けないと使えないでしょうから、一度放牧に出して出走状況など見ながら番組を考えていくつもりです」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

グリューヴァイン

 「千四は少し長く現状は千〜千二が合う。互角に出て中団で流れに乗れれば。」(宇田助手・デイリー馬三郎)

 「1400メートルは長かった。現状では1000〜1200メートルが合っているが、イレ込みやすいタイプ。競馬に行っても下見所で騎手が乗ると急にスイッチが入るし、スタートが鍵。」(宇田助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 1000万クラスでは完全に頭打ちのグリューヴァイン。そりゃ、500万クラスでも随分と長く滞在していましたし、そこでも途中まで大敗続きだったわけですからね。

 しかし、今回は追い切りの動きはすこぶる良く、鞍上もダグラス・ホワイト騎手確保です。冴えない成績の馬ですが良い騎手を乗せてくれるのは有り難いですね。調教師の先生によっては成績の悪い馬に良い騎手を乗せるのは失礼と思っておられるのか成績の残せていない騎手ばかりを乗せている方もおられます。

 ホワイト騎手ももう45歳で香港でもリーディングが取れなくなってしまった”往年の騎手”かも知れませんが、その実績は超一流でやはり期待の大きな騎手です。その手腕で1000万クラスでは頭打ちのグリューヴァインを少しでも上の着に持って来て欲しいですね。

 とにかく目標は掲示板です。今回も大敗なら来年3月の引退期限を待たずして引退宣言が出てしまうような気がします。

これ以降は2017年9月20日に作成

●パドック

 グリューヴァインの馬体重は前走マイナス4キロの462キロ。腹回りはお釣りはナシと言った仕上がりでした。尻尾を振っていてそんなに気合いが乗っているというようには見えませんでした。それでも歩様はしっかりとしていましたし良い走りはできる状態だと思いました。

●レース 

 グリューヴァインのスタートはほんの少し出負け気味ですが、大きくはロスしておらず、そこから押っつけてポジションを取りに行きます。そこそこ二の脚も付くのですが外枠故に内に入れず7番手の外を追走します。向正面では砂を被って嫌がったのかズルズルと後退。鞍上も促しますが、鞍上のダグラス・ホワイト騎手曰く「もう手応えがなかった」そうです。

 後は競馬にならず後続に追い越される一方。直線に入った時点ではもうシンガリで余力もありません。結局ポツン最後方で入線。負けるにしても負けすぎで残念です。

●時計の評価

 今回のグリューヴァインの走破時計は1分00秒3良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で58秒2、勝ち馬の走破時計は58秒5でした。

 時計から見てもさっぱりでシンガリ負けも仕方なしです。結果的にこの条件では無理ですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

グリューヴァイン(14着)

 「スピードがある馬で行こうと思えばもっと前に行けたのですが、あれ以上行くと最後の脚に影響しそうだったので控えて進めました。ただ、無理はしていないのに直線に向かうころにはもう手応えがなくて…。今日はちょっと敗因が掴み切れません。せっかく声をかけていただいたのに申し訳ありませんでした」(ダグラス・ホワイト騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「うーん、スタートが良かったので行き切ってしまっても良かったんじゃないかと思ったのですが、ちょっと中途半端な感じになってしまいましたね。輸送のない形の競馬がいい方に出て欲しいと思っていたのですが、いい結果を出せず申し訳ありませんでした」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 特別出走手当が41.6万円。1口で割りますと962円になると思われます。

●今後の展望

 今回は滞在競馬に距離短縮に鞍上外国人騎手といろいろと試していただきましたが、結局は失敗。これは仕方がありません。1000万クラスでは力不足は明白で、こうやっていろいろと試していくしかないですよね。

これ以降は2017年10月5日に作成

●最後に

 シンガリ負けというのは残念ですが、陣営は手を尽くしてくださっているので文句はありません。ダートでは厳しそうですし、ここはダメ元で芝を走らせてはと思います。愛馬ベルディーヴァも長らくダートを走っていましたが、芝に移って成績が安定。グリューヴァインも芝がさっぱりダメという馬ではないと思います。

 次走も大敗承知でいろいろと試して欲しいですね。まだ来年の引退期限まで半年あります。今引退しても繁殖入りもできないでしょうから早期に引退を望むものでもありません。少しでも長く現役で居て欲しいですし、とにかくもう少し成績を上げたいですね。

 頑張れグリューヴァイン!!

最後までご愛読ありがとうございました

2017年4月25日立ち上げ 7月29日、31日、8月2日、7日、10日、12日、9月20日、10月5日加筆
グリューヴァインの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2017年 4月15日 第21戦 1000万下 阪神ダ1400m (11着/10番人気)

2017年 2月12日 第20戦 1000万下 京都ダ1200m (9着/10番人気) タテヤマ様撮影現地写真多数掲載

2016年12月 3日 第19戦 舞浜特別 1000万下 中山ダ1200m 牝馬限定 (10着/7番人気)

2016年10月30日 第18戦 1000万下 京都ダ1400m (13着/6番人気)

2016年 9月17日 第17戦 500万下 阪神ダ1200m (1着1番人気

2016年 7月17日 第16戦 500万下 中京ダ1200m (2着/3番人気)

2016年 5月22日 第15戦 500万下 京都ダ1200m (1着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2016年 5月 8日 第14戦 500万下 新潟ダ1200m (5着1番人気

2016年 4月 9日 第13戦 500万下 阪神ダ1200m (2着/3番人気)

2016年 3月12日 第12戦 500万下 中京ダ1200m (2着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2016年 1月30日 第11戦 500万下 京都ダ1200m (6着/1番人気

2016年 1月16日 第10戦 500万下 中京ダ1200m (4着/3番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

2015年10月25日 第9戦 500万下 京都ダ1200m (12着/2番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2015年10月11日 第8戦 500万下 京都ダ1200m (3着/3番人気)

2015年 8月16日 第7戦 500万下 小倉芝1200m (12着/6番人気)

2015年 7月19日 第6戦 500万下 中京ダ1400m (2着/9番人気)

2015年 5月23日 第5戦 3歳500万下 京都芝1200m (6着/8番人気)

2015年 2月21日 第4戦 3歳500万下 京都ダ1400m (13着/12番人気)

2015年 1月25日 第3戦 3歳未勝利 京都ダ1200m (1着/4番人気)

2014年12月20日 第2戦 2歳未勝利 阪神ダ1400m 牝馬限定 (7着/2番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2014年 8月 9日 デビュー戦 2歳新馬 札幌芝1800m (6着/2番人気) 松嶋屋様撮影 現地写真掲載

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