前走は休養明けを1度使われて動きが見違えるほど良化し、その追い切りの動きそのままに2度の除外をはね除け見事に優勝してくれた我らが愛馬グリューヴァイン。前走後、特に疲れもなくということで次走に向けて在厩で調整されています。
私は当初は勝ち上がったのと同じ2月14日 京都6R ダート1200mに出走するのかと思っていましたが、1月28日に更新されましたクラブ公式HPグリューヴァインの近況報告によりますと、次走は2月22日 京都7R 3歳500万下 芝1400m 牝馬限定を予定ということです。
まだクラシックを目指せる時期でもあり初戦以来の芝を試すことになるようです。これは嬉しい選択ですね。初戦も大きく出遅れたために6着でしたが決して芝が駄目という走りではありませんでした。今回ここで結果を出せるようでしたら桜花賞くらいは意識できそうですし楽しみですね。さっぱり駄目ならコツコツとダート路線を歩めば良いわけですから。芝でもある程度は走って両道で行きたいですね。
グリューヴァインが勝ち上がったレースで敗れた馬たちが先週ことごとく出走。結果が気になるところです。
2着 セイユニコーン 次走単勝1番人気(3.1倍)に応えて圧勝
3着 ディアエナ 次走単勝2番人気(3.3倍)に支持されるも5着
4着 オレンジピークス 次走単勝1番人気(2.4倍)に支持されるもコンマ1秒差の2着
5着 カシノランド 次走8番人気と低評価も3着
とそれぞれ次の舞台でも上位を形成。グリューヴァインの前走の競馬ブックのスピード指数が71.8と未勝利戦にしては高めの好数字だったことを考慮しても、決して弱いメンバーの中で恵まれて勝ったのではなく、強いメンバーの中で強い勝ち方をしたということになります。これは頼もしいですね。ダートなら間違いないでしょうが、芝でも好走して欲しいですね。
前走前 1月21日 栗東坂路 稍重馬場 強めに追う
1回
助手
4F 52.9
3F 38.6
2F 25.3
1F 12.6
1月30日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.4
3F 42.0
2F 27.5
1F 13.9
2月1日 栗東坂路 馬なり余力
1回
助手
4F 62.9
3F 46.4
2F 30.8
1F 15.0
2月8日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.2
3F 45.2
2F 29.5
1F 14.7
2月11日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.1
3F 39.5
2F 25.5
1F 12.5
2月15日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.8
3F 42.9
2F 28.9
1F 14.2
2月18日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.7
3F 39.1
2F 25.4
1F 12.6
2月20日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.5
3F 46.2
2F 30.9
1F 14.8
1月30日、一瞬目を疑いました。25日に出走したばかりのグリューヴァインがもう追い切り時計を出しています。普通は早くても日曜日。多くの馬は次週の水曜日から時計が出る程度のものです。しかも出走予定の次走まではまだ3週間。在厩にしても前走の疲れを取ってからの動き出しで良さそうな気がしますが、前走後、藤岡佑介騎手も「息遣いが楽そう」とおっしゃっていたように、勝った割りに疲れがそんなにないのでしょうね。
私は馬格のある馬を基本選んでいますから、こういうこともあり得るのでしょうが、なんともタフで次走も期待出来そうですね。15−15ではなく14−14でもう追い切られているのですから。
2月1日、追い切り時計としては本数に数えない程度の15−15で追い切られました。1つもハロン15秒を切っていないですからねぇ。しかし、まだレースから間が無いのにビシビシ乗り込まれています。これはレース予定を早めて、ダート1200mに出たりするのではないでしょうか。22日まで待たなくても十分出走できそうな態勢ですからねぇ。
2月8日、急に追い切りペースが遅くなりましたね。まるまる1週間追い切り時計がありませんでした。もっとも休養期間は必要だと思いますしこれで良いと思いますが。
2月11日、終い3ハロンを13秒程度で追い切られました。終いまでしっかりと伸びていて良い状態と思います。後は次週もう少し速い時計を出して仕上がりですね。至って順調で何よりです。
以下は2月12日に更新されましたクラブ公式HPグリューヴァインの近況報告です。
「先週末から少しペースを上げた調教を取り入れ、水曜日には坂路で馬なり程度の時計を出しています。まったく無理はしていませんが、終い1ハロンは12秒5。前走前も追い切りはかなり動いていましたが、さらにゴーサインを出してからの反応がとても良くなっています。もう体もできていますし、上積みも大きそうな状態。芝についてはなんとも言えない部分はあるのですが、追い切りでもこれだけの好反応ですし、対応できるのではないかと思っています。東京、小倉でGT、GVが組まれている裏の開催で、上位のジョッキーが確保しづらい状況ですが、今のところ北村友一騎手で調整を進めています」(牧田師)22日の京都競馬(3歳500万下・牝馬限定・芝1400m)に出走を予定しています。
ということで、牧田和弥先生のジャッジも”上積みも大きそうな状態”ということで、やはりかなり期待出来そうです。今回芝でも勝ち負けなら随分と視野が広がるのですけどねぇ。
また、鞍上が前走勝ち上げていただいた藤岡佑介騎手がGTのある東京かGVのある小倉にての騎乗の為、現在北村友一騎手で調整中とのことです。この裏裏開催で北村友一騎手確保なら有り難いことですよね。確定してくれないかなぁ〜。そういえば、このレースに出走予定していたルアンジュが故障で回避するようですので、四位洋文騎手も空いているのかな?とにかく良い騎手でレースに臨みたいですね。
2月15日、15−15強で追い切られました。使い詰めですし、そんなに時計を出す必要はありませんが、それなりに結構追い切り時計を出しています。これは馬格があり馬が状態が良いからですし、次走が楽しみです。
2月18日、使い詰めですしそんなに時計を出す必要もないのですが、馬なりで最後までしっかりと伸びて良い時計がでました。やはり以前よりも格段にパワーアップしていて成長を感じます。初戦の芝を走った時よりももっともっと走れると思います。
デイリー馬三郎では”好調子B”という評価です。
以下は2月18日に更新されましたクラブ公式HPグリューヴァインの近況報告です。
「今朝は坂路で単走の追い切りを行いました。先週よりは負荷を強めようという意図はありましたが、使ってきて体もできていますし、まったく無理をしていません。後半の時間帯で、決して馬場状態がいいとは言えなかったのですが、それでこの時計ですからやはりいいスピードがあります。切れのあるフットワークを見ても、道中うまく脚が溜まれば芝はこなせると思いますよ。ただ、想定表を見たところ、芝1400mの番組に出走を表明している馬がかなりいる状況です。投票ギリギリまで状況を見て、もし出走がかなり厳しいようなら土曜日のダート1400mに回ることも頭に入れて、他陣営の動きを見ていきます」(牧田師)22日の京都競馬(3歳500万下・牝馬限定・芝1400m)に北村友騎手で出走を予定していますが、出馬の状況によっては21日の京都競馬(3歳500万下・ダ1400m)に向かうことも検討します。
信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”の有り難いジャッジですが、牧田和弥先生としては微妙のようです。もちろん、想定外から割り込まれる場合もありますし、最後まで予断は許しません。良い騎手を確保できましたし22日の芝のレースに出たいですね。やはりクラシックへの未練も一応ありますし。
私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。かなり良い状態だと思います。これでさっぱりなら芝は諦めても良いくらいのデキにあると見ます。
馬名 | 予定騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アズマクィーン | 岩崎翼 | 1/31 未勝利 | 京都芝1600 | 1 | 5 | 7 | 2 | 10 | 3 | ||
ウインバニラスカイ | 藤田伸二 | 2/01 500万 | 京都芝1400 | 5 | 8 | 13 | 14 | 6 | 1 | ||
エリーティアラ | 大野拓弥 | 1/18 紅梅OP | 京都芝1400 | 8 | 11 | 6 | 6 | 7 | 1 | ||
オヒア | 太宰啓介 | 12/28 未勝利 | 阪神芝1400 | 1 | 1 | 2 | 2 | 4 | |||
グリューヴァイン | 北村友一 | 1/25 未勝利 | 京都ダ1200 | 1 | 4 | 7 | 6 | A− | |||
クローソー | 城戸義政 | 1/18 紅梅OP | 京都芝1400 | 6 | 4 | 1 | |||||
コスモピーコック | 熊沢重文 | 1/24 なず5下 | 中京芝1400 | 7 | 6 | 17 | 3 | 1 | |||
セトノビーナス | 幸英明 | 12/13 新馬 | 阪神芝1200 | 1 | 2 | ||||||
セレッソブランコ | 菱田裕二 | 2/07 500万 | 京都ダ1400 | 7 | 7 | 1 | 5 | ||||
タガノヴェルリー | 国分恭介 | 1/10 朱竹5下 | 中山芝1200 | 10 | 1 | 7 | 3 | 8 | 1 | ||
タマモクラリティー | 義英真 | 12/21 500万 | 阪神芝1200 | 14 | 14 | 9 | 15 | 1 | |||
ニューエディション | 後藤浩輝 | 11/08 ファGV | 京都芝1400 | 12 | 9 | 1 | 3 | 3 | |||
バチスタ | 池添謙一 | 10/12 りん5下 | 京都芝1400 | 4 | 4 | 1 | |||||
ハナズプルメリア | 1/12 フェGV | 中山芝1600 | 11 | 14 | 3 | 12 | 7 | 1 | |||
マイティティー | 横山和生 | 2/08 かさ5下 | 小倉芝1200 | 9 | 6 | 7 | 6 | 1 | 3 | ||
メイショウヒマワリ | 小牧太 | 11/22 もち5下 | 京都ダ1800 | 13 | 8 | 1 | 3 | 8 | 8 | ||
ヤマニンナジャーハ | 1/18 紅梅OP | 京都芝1400 | 10 | 5 | 11 | 3 | 1 | 3 | |||
ラッフォルツァート | シュタルケ | 1/18 紅梅OP | 京都芝1400 | 2 | 3 | 2 | 1 | 3 | 2 | ||
ラホーヤビーチ | 森一馬 | 1/18 紅梅OP | 京都芝1400 | 4 | 13 | 8 | 1 | 14 | |||
レッドカーラ | 川須栄彦 | 12/13 未勝利 | 阪神芝1600 | 1 | 5 | 4 |
表中 騎手の太字は乗り替わり予定
フルゲート16頭のところに現在20頭出馬想定されています。除外が心配されるところですが、信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジ。これなら出走できるでしょう。嬉しいですね。どうやら北村友一騎手を確保できたようですし、これは楽しみですね。
グリューヴァインは予定通り22日 京都7R 3歳500万下 芝1400m 牝馬限定に出馬投票しましたが、22頭中16頭が当選する比較的当選確率の高い抽選に敗れ、非当選除外となりました。
本来なら次週へスライドせねばならないところですが、21日 京都6R 3歳500万下 ダート1400m 混合がフルゲート割れをしており、そのレースに国分優作騎手で再投票。無事出走に至りました。
馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アイファーサラオー | 小牧太 | 10/26 なで5下 | 京都ダ1400 | 7 | 6 | 1 | 5 | 2 | 11 | ||
アヴェーヌモン | 池添謙一 | 1/18 未勝利 | 京都ダ1200 | 1 | 7 | 4 | 16 | 6 | |||
カフジテイク | 幸英明 | 2/07 未勝利 | 京都ダ1200 | 1 | 11 | 10 | |||||
グリューヴァイン | 国分優作 | 1/25 未勝利 | 京都ダ1200 | 1 | 4 | 7 | 6 | A− | |||
ショコラブラン | 福永祐一 | 1/18 500万 | 京都ダ1800 | 6 | 2 | 2 | 2 | 1 | |||
シンダーズ | 義英真 | 1/24 新馬 | 京都ダ1400 | 1 | 5 | ||||||
タマモワカサマ | 岩田康誠 | 12/06 未勝利 | 阪神ダ1400 | 1 | 1 | 3 | 9 | 2 | |||
ツァリーツァ | 太宰啓介 | 1/12 未勝利 | 京都ダ1200 | 1 | 9 | 11 | 10 | ||||
ニホンピロサンダー | 秋山真一郎 | 2/07 500万 | 京都ダ1400 | 4 | 4 | 2 | 3 | 1 | 2 | ||
パドパピヨン | クリスチャン・デムーロ | 1/31 新馬 | 京都ダ1200 | 1 | 3 | ||||||
ヒラボクテイオー | 北村友一 | 12/27 未勝利 | 阪神ダ1400 | 1 | 4 | 3 | 3 | ||||
ピンストライプ | 和田竜二 | 1/17 はこ5下 | 中京ダ1400 | 4 | 1 | 1 | 2 | 2 | 4 | ||
フィドゥーシア | 武豊 | 11/15 オキ5下 | 東京ダ1400 | 9 | 2 | 1 | 2 | 2 | |||
ボクノナオミ | 浜中俊 | 1/17 はこ5下 | 中京ダ1400 | 3 | 2 | 2 | 4 | 7 | 1 | ||
ラブミークン | 城戸義政 | 2/15 500万 | 京都ダ1800 | 10 | 6 | 4 | 9 | 8 | 5 |
表中 騎手の太字は乗り替わり
スタート地点は向正面2コーナー奥のポケット。
2コーナーの引込み線は芝コースになっており、ダート1200mから200m延長した部分はほとんどが芝になっている。外枠に行くほど芝を長く走ることになるが、単純に外枠が有利というわけでもない。ほぼフラットと見ていい。芝も走れる馬に限り有利と言える。
3コーナーまでの直線の長さはダートコースとしては非常に長い。1200mに比べて馬群は縦長になりやすいが、先行争いが緩くなることはほとんどない。
逃げ・先行馬が圧倒的に強いコースで、信頼できる軸馬は好位からレースを進められるタイプ。穴を狙う際にも、差し馬よりも人気薄の逃げ粘りを狙う方が効率が良い。
また、産駒的にも大きな傾向が見られる。フォーティーナイナーやアフリート、ジェイドロバリー、エンドスウィープといった軽いダートを得意とするミスタープロスペクター系の種牡馬が圧倒的に強い。
有利な枠順 フラット 有利な脚質 逃げ〜先行 ポイント スタート、種牡馬 種牡馬ベスト フォーティーナイナー、フジキセキ、ジェイドロバリー 連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、岩田康誠、福永祐一 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 1分26秒9 1分26秒0 1分25秒6 1分27秒1 2歳未勝利 1分26秒6 1分27秒1 1分26秒4 1分26秒4 2歳500万 1分25秒4 1分24秒5 1分25秒6 3歳新馬 1分27秒2 1分26秒4 1分25秒8 1分26秒2 3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒1 1分25秒9 1分26秒1 3歳500万 1分25秒5 1分24秒3 1分24秒5 1分26秒0 古馬500万 1分25秒4 1分25秒1 1分24秒6 1分24秒7 古馬1000万 1分24秒6 1分24秒1 1分24秒1 1分24秒3 古馬1600万 1分24秒0 1分23秒4 1分22秒7 1分23秒8 古馬オープン 1分23秒9 1分23秒9 1分23秒5 1分24秒7
今回のグリューヴァインの鞍上は国分優作騎手です。
元々グリューヴァインの鞍上は何度も除外されても最後まで面倒を見てくれてグリューヴァインを勝ち上げてくださった藤岡佑介騎手です。しかし小倉大賞典GVでダコールに騎乗するために当日京都におらず、北村友一騎手を確保で22日の京都7Rに出走する予定でした。東京でGT、小倉でGVという裏裏開催で良い騎手を確保するのが難しい中、北村友一騎手という中堅のジョッキーを確保してくれたことは嬉しく、良い走りを見せてくれると思って喜んでいました。
そうしたら、ななんと非当選除外。今回は信頼できるクラブ公式HPの22日京都7Rのグリューヴァインのジャッジが”出走可能A”でしたから、出走は確実と高を括っていましたら、どうもクラブ側のミスのようで抽選対象。あえなく落選し希望のレースは除外となりました。
本来なら、そのまま来週にスライドというところでしたが、ラッキーなことに前日21日の京都6R 3歳500万下 ダート1400m 混合戦がフルゲート割れをしていましたので、急遽空いていた国分優作騎手で再投票。無事出走に漕ぎ着けました。
正直、当初予定していた北村友一騎手とは期待値が違い過ぎますし、どちらかと言えば、上手く乗ってくれるのかという不安がありますが、グリューヴァインも仕上げていましたし、事前の追い切りの動きは良く状態は良好でしたから、スライドするよりもどちらかと言えば、元の芝のレースよりも適鞍と思われるダート1400mへの再投票ができたことは大変満足していますし、ラッキーだったと思います。そんな中でも良い騎手を確保していただいたことでしょう。
国分優作騎手は減量時代はなかなかの成績でしたが、減量がなくなってからは苦しんでおられます。減量がなくなってからはなかなか良い馬が回って来ませんし、競馬サークルの評判もその程度の騎手ということになります。しかし、時々どうしようもない人気薄を上位に持って来てくれますし、そこに賭けたいですね。
ほっさん愛馬への騎乗は今回が6回目ですが、セシリアシチーでは良い騎乗を見せてくださり、出走奨励金の貰える8着まで押し上げて貰えました。しかし、平場でしたし減量の恩恵があったことも事実です。後は人気通りといったところです。
2015年2月19日現在通算136勝(重賞1勝)。勝率4.0パーセント、連対率9.0パーセントと低い。関西に移動してきてから減量がついている頃はもう少し通算勝率や連対率は高かったが、減量が取れてから徐々に成績を落としている。昨年(2014年)は28勝、勝率4.2パーセント、連対率8.4パーセントと通算成績並。本年(2015年)はここまで1勝。勝率1.1パーセント、連対率9.1パーセントと勝ちきれないものの2着は多い。
国分 優作(こくぶん ゆうさく)、1990年12月27日生まれの24歳、JRA(日本中央競馬会)の7年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。所属はデビューは美浦の国枝栄厩舎だったが、2011年3月1日より栗東フリーに所属変更した。茨城県勝田市(現・ひたちなか市)出身。双子の弟・国分恭介も騎手。
常用外漢字の使用に制約があるJRA公式ホームページ・新聞などでは「国分」と表記されるが、正しくは「國分 優作」。
2006年4月に競馬学校第25期生として双子の弟・恭介らと共に入学。他に同期は丸山元気、松山弘平、小野寺祐太らがいる。2009年2月に競馬学校を卒業。その際、成績優秀者に贈られるアイルランド大使特別賞を受賞した。
同年、美浦トレーニングセンター・国枝栄厩舎所属の騎手としてデビュー。JRAでは柴田大知・柴田未崎以来13年振り2組目の双子騎手となった。
初騎乗は2009年3月1日、中山競馬場第1レースのヒラボクドリームで、16頭立ての14着だった。同年4月19日、福島競馬場第5レースで7番人気ラレーヌデュバルに騎乗し24戦目で初勝利を挙げた。同期で勝利を挙げたのは、松山弘平、小野寺祐太に続き3人目。
2009年は栗東の恭介が23勝に対し、優作は4勝。2010年は恭介が52勝に対し優作は3勝と、弟に大きく水を空けられる状況下にあったが、関西では減量騎手の起用に積極的であるという背景を考慮した当時の師匠である国枝の方針もあり、2010年11月より騎手としては珍しく「栗東留学」を行った。3キロ減の減量騎手ということから乗り鞍を集めた優作は徐々に勝利数も伸ばしはじめ、やがて「勝つまで乗せる」という調教師も現れるようになるなど栗東関係者より信頼を集めるようになる。国枝は「美浦に帰ってくるまでに10勝してこい」と優作を送り出し、当初は2月一杯で美浦に戻す予定であったものの、栗東で成果を出すようになった優作を呼び戻すことはせず、そのまま留め置くようになり2011年3月1日より栗東へ所属変更となった。関東所属だった2010年は年間3勝、勝率1.2パーセント、連対率5.9パーセントと低迷していたが、2011年は45勝。勝率5.8パーセント、連対率12.5パーセントと成績も飛躍的に伸びた。
2012年2月28日〜1日にカタールのアルライヤン競馬場で行われた「第1回カタール見習騎手招待競走」(計3レース)に日本から参加し、4、4、3着で13ポイントを獲得。16人中2位の好成績を残した。「勝つことはできませんでしたが、得るものは大きかったと思います。次に海外に行くときは見習騎手ではないレースに乗りたい」と声を弾ませた。優勝は22ポイントのザワリ(シンガポール)。
2013年8月24日、小倉4Rで優勝し、JRA通算100勝を達成。
2014年の小倉2歳ステークスをオーミアリスに騎乗して優勝し、重賞初制覇。
「所属だった国枝栄厩舎では走る馬には乗せてもらえなかった。2010年には常に人気になるソルプリマベラを任されていて、成績は2、6、2、4着。同馬が小柄な3歳牝馬で力がつき切っていないこともあるが、3キロ減の恩恵があって勝ち切れていなかった。3キロ減(▲印)が重宝される栗東に来てチャンスが増えた。立ち回りのスムーズさや追ってからの迫力はまだひと息。」(2012年上半期・佐藤祐樹元公営騎手)
ほっさん愛馬での成績 (5戦0勝)
2009年 3月21日 エクストラシチー 500万下 中山ダ1200m 13着/11番人気
2011年 4月 2日 セシリアシチー 3歳未勝利 阪神ダ1800m 8着/12番人気
2012年 3月 3日 スピカシチー チューリップ賞 GV 阪神芝1600m 11着/14番人気
2013年 3月10日 フランベルジェ 500万下 中京芝1400m 15着/15番人気
2014年 7月 5日 オフェーリアシチー 500万下 中京芝1200m 16着/12番人気
2012年 3月 3日 阪神11R チューリップ賞 GVで愛馬スピカシチーに跨る国分優作騎手。
競馬ブック
見解
「ピンストライプの前走は道中力んでいた分、伸び切れなかったが、メドの立つ内容。ハイペース見込みで勝ち鞍のある京都なら首位争い。立て直して馬体が回復したフィドゥーシア、伸びしろ十分のヒラボクテイオー、ダートなら堅実に走れるボクノナオミも圏内。」
短評は「上位拮抗」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU ニホンピロサンダー △ △ ▲ フィドゥーシア ▲ ○ ◎ △△ アヴェーヌモン △ △ 穴 グリューヴァィン ヒラボクテイオー △ △△ △ ラブミークン 穴 ボクノナオミ ○ ◎ △ ○ シンダーズ △ ショコラブラン ◎ ▲ △△ ◎ ピンストライプ △△ △ ○ △
あとは無印
予想オッズ
馬名 予想オッズ フィドゥーシア 3.5 ピンストライプ 5.3 ボクノナオミ 5.4 ショコラブラン 5.7 ヒラボクテイオー 7.4 アヴェーヌモン 13.9 タマモワカサマ 17.6 アイファーサラオー 20.6 ニホンピロサンダー 21.3 パドパピヨン 23.3 カフジテイク 25.8 シンダーズ 25.8 グリューヴァイン 34.6 ツァリーツァ 37.9 ラブミークン 44.9
スピード指数
馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価 グリューヴァイン 72 64 53 72 フィドゥーシア 79 70 79 67 ピンストライプ 74 67 74 70 ボクノナオミ 79 65 79 72 ショコラブラン 81 77 81 76 ヒラボクテイオー 71 60 67 71
デイリー馬三郎
本紙の見解
「今回は多少力のいる舞台設定。締まった軽い砂質での戦績が多く、適性がポイント。片手では収まり切らない有力馬が集まったが、中心は◎フィドゥーシア。坂路の動きに迫力があり、良馬場での持ち時計を信頼する手。次位は○。〈吉田〉」
◎ フィドゥーシア
○ グリューヴァイン
▲ ボクノナオミ
× ヒラボクテイオー
☆ ショコラブラン
以下省略
グリューヴァインは全13記者中 〇(対抗) 2記者、▲(3番手評価) 1記者、無印 10記者
グリューヴァイン(1着)
「スムーズに流れに乗れましたし、ダートも2度目で砂を被っても問題なかったです。まだ良くなりますよ。」(藤岡佑介騎手・競馬ブック)
「スタートの反応や行きっぷりが久々の前走とは違いました。いいセンスをしていますし、まだ良くなる余地も残しています」(藤岡佑介騎手・デイリー馬三郎)
「前走は1400mでも追走に手間取りましたが、今日は楽についていけました。まだ力がつききっていないので、脚抜きのいい馬場、直線平坦な京都コースも合いましたし、内枠も良かったと思いますが、何よりも一度使って馬が変わっていましたね。レース後も息遣いなど楽そうでした。このレースぶりなら上のクラスでも楽しみです。今日はありがとうございました」(藤岡佑介騎手・キャロットクラブ公式HP)
「スッと出脚がついて好位のイン。流れに乗ってソツのない立ち回り。3角からは軽く促しつつだったが、それでも余裕は感じられた。直線でオレンジピークスの外へ持ち出し、アッサリと抜け出す。中間の攻めで好時計。ひと叩きと1200メートルで変わった。」(競馬ブック)
グリューヴァイン
「道中で息が入れば、千四も守備範囲。着差以上の完勝だったので通用しても。」(牧田和弥調教師・デイリー馬三郎)
「前走は鮮やかでしたね。1400メートルで上手に脚が溜まれば、昇級しても楽しみです。」(牧田和弥調教師・競馬ブック)
上記に書きましたように前走グリューヴァインが勝ち上がったレースで敗れた馬たちは次走でも上位を形成。グリューヴァインの前走の競馬ブックのスピード指数が71.8と未勝利戦にしては高めの好数字だったことを考慮しても、強いメンバーの中で強い勝ち方をしたということになります。
結果的に芝のレースからダートになったことで勝つ確率は更に上がったと思います。
グリューヴァインの追い切りは使い詰めで手控えられているものの素晴らしい動きで私の追い切り評価は「A−」です。力を十分に発揮できる素晴らしい状態と思います。しっかりと仕上げていますから、今週除外されたままで次週以降にスライドということになりますと調子落ちやコズミが心配です。ダートの1400mというグリューヴァインにとっては絶好の条件のレースがフルゲート割れしていて本当に良かったです。未勝利馬にねじ込まれていてフルゲートになってしまう可能性もありました。
また、2歳時よりもかなりのパワーアップを感じます。相手も京都ダート1200mを素晴らしい時計で走破している馬もおり簡単ではないでしょうが、勝ち負けに絡んで欲しいですね。最低でも掲示板は確保して欲しいです。楽しみです。ただ、騎手は不安です。
今週末は土日共仕事で、是非共現地に応援に行きたいのですが行けません。2月3月は繁忙期でなかなか休日の融通が利きません。
グリューヴァインも私は勝ち負けで、口取りできるチャンスすらあると思っていますが、仕事あっての1口生活ですから仕方がありません。また休日が取りやすくなる4月から融通を利かせたいと思います。
グリューヴァインの馬体重は前走マイナス6キロの446キロ。腹回りがギリギリで究極の仕上げのように見えました。歩様、踏み込み等しっかりとしていて走りそうだと思いました。体も毛づやも良かったですね。
グリューヴァインのスタートは少しアタマを上げますが普通で押っつけて前を取りに行きます。結局7番手の内で良いポジションが取れたと思いました。しかし、3コーナーを待たずして手応えが悪くなり鞍上が押っつけないといけない状態に。この時点で大敗を覚悟しました。前走1200メートルを強い内容だった馬が僅か600メートル走っただけでこの有様ですから、砂を被って嫌になったとか、疲労とかなんらかの原因を考えるしかないですね。もちろん、鞍上の当たりの柔らかさなども影響があると思います。
それでも直線に入って追い出すと少しは伸び、最後までもたずに13着に破れはしたものの、タイムオーバーになってもおかしくないくらい早く手応えがなくなった割りに最後まで渋太く頑張ってくれたと思います。
今回のグリューヴァインの走破時計は1分26秒9良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分24秒7、勝ち馬の時計が1分24秒8ですから、平均的なレースだったと言えます。グリューヴァインはそこから2秒1離されたわけで完敗でした。
グリューヴァイン(13着)
「以前のレース内容から、もっと楽に行くことができると思ったのですが、促していっても前と後ろ脚のバランスが噛み合っていないような感じで、なかなか進んでいってくれませんでした。道中は砂をかぶっても首を上げて嫌がるような素振りは見られませんでしたが、どこかチグハクな走りになってしまい、直線へ向いた時にはもう手応えが残っていませんでしたね。初めて乗せていただいたので比較は難しいのですが、馬に少し疲れがあるのかなという感じもしました」(国分優作騎手・キャロットクラブ公式HP)
特別出走手当が414000円から1万円減額されて404000万円。1口で割りますと940円くらいになると思われます。
京都で輸送が少ない割りにマイナス体重でしたし、終わって見れば、前走の疲労も取りきれないままに、使いだし(特に調教)が早すぎたと思います。
昨年11月28日からずっとトレセンにいますし、ここは中期放牧に出してリフレッシュと成長を促す事が得策ですね。すでに1つ勝っていますし時間に余裕があります。またクラシックを狙うような馬でもありません。前走の内容は非凡でしたから、しっかりと立て直せばもっとやれるはずです。
前走の内容と負かした相手の次走などから今回かなり期待をしていましたが、12番人気という人気が語る通り良いところがなかったですね。期待が大きかった分、ショックも大きかったですが、次は500万クラスでの勝利を目指してじっくりとやっていこうではありませんか。
元々ゴールドアリュール産駒の牝馬は走らないというのが定石。こちらもわかっていて購入しているわけですしガッカリしているだけでは何も進みません。まずは休養明けの緒戦を楽しみに気長に待ちます。
きっといずれどこかで出番がくる馬だと思います。とにかく故障だけなければ大敗続きでも構いません。ローカルなら主役になれるかも知れませんし。
頑張れグリューヴァイン!!
2015年 1月25日 第3戦 3歳未勝利 京都ダ1200m (1着/4番人気)
2014年12月20日 第2戦 2歳未勝利 阪神ダ1400m 牝馬限定 (7着/2番人気) 写真多数付現地観戦レポート
2014年 8月 9日 デビュー戦 2歳新馬 札幌芝1800m (6着/2番人気) 松嶋屋様撮影 現地写真掲載