グリューヴァイン(マルティンスタークの12) 第17戦


キャロットクラブ出資愛馬第22号は、注目していて購入せずに大きく後悔したマルティンスタークの初仔。その母マルティンスタークは募集総額1400万円と安価ながら4勝を挙げ獲得本賞金も6846万円と素晴らしい活躍だった。安価で2、3勝を出来る馬を探し続ける私にとって、関西馬でこの手の活躍馬を取りこぼしたことは痛恨。

その母の産駒ということで7月の募集リストの時点から注目していた本馬。母の募集金額同様の募集総額1400万円と安価。4勝馬の母の子にしては随分とお得感。

そして父は繁殖の質の割に素晴らしい活躍馬を輩出するゴールドアリュールで期待大。

最優先枠で購入。

父の産駒の傾向と繋ぎの高さからダート馬っぽいが、私は最初からそのつもりで購入。いつもは芝の中距離を走れる馬を探しているが、本馬に関してはダートで2、3勝を挙げてくれればと思っている。


デビュー戦も2戦目も2番人気に支持されるも掲示板を外しガッカリ。しかし、長期休養明けを1度使われた3走目は調教の動きがガラリ一変。坂路51秒8と非凡な走りを見せた。そこから2週続けて除外の憂き目に遭い、調子落ちが心配されたが、強い内容で断然1番人気馬を競り落としての優勝!!

500万クラスでは能力上位の走りだが2勝目まで12戦を要する。それでも4歳6月のクラス再編で降級できるか否かのラストチャンスだった前々走でなんとか勝ち上がりまた現級に降級。

降級緒戦の前走は直前の追い切りの動きが過去最高の動き。しかし、優先権持ちが8頭、前走5着以内が13頭と豪華過ぎるメンバーの中、しかもいつものように牝馬限定戦ではなく牡馬との一般戦でいきなりの勝ち負けはどうかと疑問だった。

結局グリューヴァインよりも負担斤量が6キロも軽い3歳牝馬の勝ち馬には届かなかったものの、外を回って勝ちに行く王道の競馬で堂々の2着。レース内容も過去最高のものだった。

相当力をつけてきており、本格化している様子。走破時計も随分短縮しており、以前の速い時計には対応出来ない彼女の姿はそこにはない。

1000万下クラスでも十分通用する内容でまずは次走での500万クラスの勝ち上がり、1000万下クラスでの活躍を大いに期待したい。

前走後、優先出走権を取得したものの、しばらくダート1200mの番組がないので7月20日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

9月2日に栗東トレセンに帰厩しました。

9月17日 阪神7R 500万下 ダート1200m 牝馬限定 定量に出走!!

フルゲート16頭のところに想定数は22頭。グリューヴァインは節が空いているので投票すれば出走は確実。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジ。結局16頭で確定。

鞍上は全2勝を挙げグリューヴァインをよく知る藤岡佑介騎手で期待は高い。

1着/1番人気。

まずはご一緒の保護者の皆様、愛馬の3勝目おめでとうございます。

そして早速たくさんのお祝いメッセージをいただきましてありがとうございます。

この3勝目はやはり前々走で降級ギリギリに勝ち上がったことが大きい。

正直、前走内容から、このメンバーで牝限なら何馬身か千切っての圧勝かと思っていたが、最後の最後でギリギリ前を交わしての辛勝だった。

とはいえ勝てばそれで良いんだし外からの王道の競馬で11秒台と決して悪い内容でもなかった。

最優先枠で取得したグリューヴァインが3勝目を挙げてくれて本当に嬉しい。

1000万クラスで通用するかは未知数だが楽しみ。


レース回顧と時計の分析、レース後の藤岡佑介騎手と牧田和弥調教師のコメントを掲載。

(2016年9月21日完結)

2016年7月20日立ち上げ

●前走後、優先出走権を取得したものの、しばらくダート1200mの番組がないので7月20日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました

 4戦目で断然1番人気馬を競り落として勝ち上がった我らが愛馬グリューヴァイン。500万クラスでは能力上位の走りですが2勝目まで12戦を要してしまいます。それでも4歳6月のクラス再編で降級できるか否かのラストチャンスだった前々走でなんとか勝ち上がりまた500万クラスに降級して現在に至ります。

 降級緒戦の前走は直前の追い切りの動きが過去最高の動き。単に状態が良いだけなのか、成長によるものなのか、いずれにしても好走が期待されました。しかし、優先権持ちが8頭、前走5着以内が13頭と豪華過ぎるメンバーの中、しかもいつものように牝馬限定戦ではなく牡馬との一般戦でいきなりの勝ち負けはどうかと疑問でした。結局、グリューヴァインよりも負担斤量が6キロも軽い3歳牝馬の勝ち馬には届かなかったものの、外を回って勝ちに行く王道の競馬で堂々の2着。レース内容も過去最高のものでした。

 相当力をつけてきており、本格化している様子が見受けられ、走破時計も随分と短縮しており、以前の速い時計には対応出来ない彼女の姿はそこにはありません。

 もはや1000万下クラスでも十分通用する内容で、まずは次走での500万クラスの勝ち上がり、1000万下クラスでの活躍を大いに期待したいですね。


 前走後、優先出走権を取得したものの、しばらくダート1200mの番組がないので7月20日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

 次走は阪神開催の予定ということです。

これ以降は2016年9月2日に作成

●9月2日に栗東トレセンに帰厩しました

 前走後、優先出走権を取得したものの、しばらくダート1200mの番組がないので7月20日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されていたグリューヴァインですが、9月2日に臨時更新されましたクラブ公式HPの近況報告によりますと9月2日に栗東トレセンに帰厩したということです。

 その間秋季開催の番組表も出ましたし、それを見ますと次走は9月17日 阪神7R 500万下 ダート1200m 牝馬限定 定量しかあり得ません。ここのところ現級で2着2着5着1着2着と抜群の成績ですし、何よりも牡馬相手だった前走が豪華メンバーの中強い内容での2着でしたから一発回答で昇級したいですね。

これ以降は2016年9月14日に作成

●追い切り情報(9月14日更新)

前走前 7月13日 栗東坂路 稍重馬場 末強めに追う
1回
国分恭介
4F 51.1
3F 37.2
2F 24.0
1F 11.8



9月4日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.6
3F 43.2
2F 28.7
1F 14.0


9月7日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.5
3F 39.3
2F 24.7
1F 12.2


9月11日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.4
3F 40.8
2F 26.9
1F 13.5


9月14日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
藤岡佑介
4F 51.3
3F 37.0
2F 24.2
1F 12.3
 9月4日、2日に帰厩後初めての追い切り時計を計時しました。終いだけ14秒と伸ばす調教です。前走の内容から本格化といきなりの勝ち負けが期待されます。楽しみです。

 9月7日、坂路で速い時計を計時しました。全体の時計はまだゆったりですが終いの12秒2と言う数字は惚れ惚れしますね。脚力がないとこんな数字は出せないですからねぇ。次の500万クラスは軽々突破して1000万クラスで活躍して欲しいですね。
 デイリー馬三郎では”動き軽快B”と高い評価を頂戴しております。
 以下は同日(9月7日)更新されましたクラブ公式HPグリューヴァインの近況報告です。
「阪神2週目に牝馬限定のダート1200mといういい番組がありますので、そこを目標に先週末帰厩させました。今朝は坂路で単走の追い切りを行っています。いつもどおり前半抑えて終い重点ですが、終始馬なりの手応えでラスト2ハロンが24秒7、12秒2ですから、相変わらずよく動いてくれます。変な力みもなさそうでいい追い切りだったと思います。馬体重は478キロと少し増えているものの、今週、来週とやってちょうどよく仕上がりそうですよ」(牧田師)17日の阪神競馬(3歳上500万下・牝馬限定・ダ1200m)に藤岡佑騎手で出走を予定しています。
 ということで予想通り次走は9月17日 阪神7R 500万下 ダート1200m 牝馬限定 定量ということです。牧田和弥先生は私の思うベストレースにきっちり仕上げて出してくれるので好きですね。鞍上が藤岡佑介騎手と発表になりました。グリューヴァインをよく知るベテランでこの人選も良いですよね。ほぼ勝ち負けと思いますが、あとは相手関係ですね。楽であればあるほど有り難いですね。

 9月11日、日曜日ですがそれなりに強く追い切られました。水曜日にビッシリと追って完成ですね。これだけバンバン時計が出せるのですから状態が悪い訳はないですよね。

 9月14日、本番で騎乗する藤岡佑介騎手に久々の感触を掴んでいただきました。体重の軽いジョッキー騎乗とはいえ馬なりで51秒3の猛時計。それでいて終いも12秒3と非常に優秀です。前走で本格化を感じましたが、今回も素晴らしいレースを見せてくれることでしょう。
 私ほっさんの追い切り評価は「A+」です。最高の状態だと思います。強いて言うならば休養明けなのに一杯に追い切られていないこと、そして14日の追い切りでは終いの1ハロンよりも手前1ハロンの方が時計が速いことなどでしょうが、さほど問題にならないと思います。
 競馬ブックでは”久々も動き軽快”、デイリー馬三郎では”力強いB”と高評価です。
 以下は同日(9月14日)更新されましたクラブ公式HPグリューヴァインの近況報告です。
「今朝は藤岡佑騎手に乗ってもらって坂路で追い切りました。ジョッキーにはとにかくやりすぎないよう注意してもらっていたのですが、ちょっと元気があり余っているせいか少し行きたがってしまったようです。ただ、それでもラスト1ハロンは12秒3と終いまでしっかりと動くことができていましたし、今週の競馬を目標にまずはいい状態に仕上がったのではないでしょうか。このクラスは一度勝っていますし、引き続き好勝負を期待したいところです」(宇田助手)17日の阪神競馬(3歳上500万下・牝馬限定・ダ1200m)に藤岡佑騎手で出走を予定しています。
 陣営としてはこれでも目一杯の仕上げではないということで、このデキでここをアッサリ勝つようですと、1000万クラスも連勝なんてこともあり得るかも知れません。まずは目先の1勝を確実に挙げて欲しいですね。

●気になる出馬想定表(9月17日 阪神7R)

出馬想定表 9月17日 阪神7R 500万下 ダート1200m 牝馬限定 定量 フルゲート16頭 想定数22頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アナフィエル 武豊  8/20 500万 小倉ダ1000 12 11
ウェディングラン 岩崎翼  9/03 500万 小倉ダ1000 13 17 12 11
エイシンガイア 義英真  8/21 小樽5下 札幌芝1200 15 11 13 14 15
オンリーワンスター 森裕太朗  9/03 500万 小倉ダ1000 10 13 15
グランドポピー 秋山真一郎  8/20 500万 小倉ダ1000 11
グリューヴァイン 藤岡佑介  7/17 500万 中京ダ1200 A+
グルーヴァー 荻野極  6/18 500万 阪神ダ1400 15 12 11
コウエイラブリー  9/03 500万 小倉ダ1000
シャインダイアン 松若風馬  5/29 500万 京都ダ1200 10 11
ジュエルメッセージ 川須栄彦  8/28 500万 小倉ダ1000 11
ショウナンサアーダ 松田大作  6/19 500万 阪神ダ1200 11 15 12
タマモスズラン 国分恭介  8/28 500万 小倉ダ1000 16
テイエムリヴィエラ 池添謙一  8/14 500万 小倉ダ1700 16 11
ノーブルヴィーナス  4/17 千種10下 阪神芝1200 13 12 10 10 10
ハワイアンローズ 畑端省吾  7/02 500万 中京ダ1200 14 16 13 13 18
ブライティアベル 城戸義政 地方 12 14
プリティクイーン 三津谷隼人  8/28 500万 小倉ダ1000
マートンパーク 坂井瑠星  7/17 500万 中京ダ1400 11
メガミチャン  8/20 500万 小倉ダ1000 11 12 13
ライディングハイ 加藤祥太  9/04 500万 札幌ダ1000 13 11 10
ラッシュストーム 中井裕二  8/20 小郡5下 小倉芝1200 15 16 16 13 12
ローゼンタール 幸英明  8/27 未勝利 小倉ダ1000

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定 青字は1000万クラスでの成績

フルゲート16頭のところに現在22頭出馬想定されています。グリューヴァインは節が空いていますので投票すれば出走は確実です。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。

これ以降は2016年9月15日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 9月17日 阪神7R 500万下 ダート1200m 牝馬限定 定量 出走数16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アイファーハート 藤懸貴志  7/23 500万 中京芝1600 16 16 13 14 10
アナフィエル 武豊  8/20 500万 小倉ダ1000 12 11
オンリーワンスター 森裕太朗  9/03 500万 小倉ダ1000 10 13 15
グリューヴァイン 藤岡佑介  7/17 500万 中京ダ1200 A+
グルーヴァー 荻野極  6/18 500万 阪神ダ1400 15 12 11
コウエイラブリー 菱田裕二  9/03 500万 小倉ダ1000
シャインダイアン 松若風馬  5/29 500万 京都ダ1200 10 11
ショウナンサアーダ 松田大作  6/19 500万 阪神ダ1200 11 15 12
タマモスズラン 国分恭介  8/28 500万 小倉ダ1000 16
テイエムリヴィエラ 池添謙一  8/14 500万 小倉ダ1700 16 11
ノーブルヴィーナス 四位洋文  4/17 千種10下 阪神芝1200 13 12 10 10 10
ハワイアンローズ 畑端省吾  7/02 500万 中京ダ1200 14 16 13 13 18
ブライティアベル 城戸義政  8/08 地方 盛岡ダ1400 12 14
マートンパーク 坂井瑠星  7/17 500万 中京ダ1400 11
メガミチャン 鮫島克駿  8/20 500万 小倉ダ1000 11 12 13
ローゼンタール 幸英明  8/27 未勝利 小倉ダ1000

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績

●阪神ダート1200mコース解説

 フルゲート16頭。スタート地点は向正面直線の左端、2コーナー出口。最初の3コーナーまでの距離は342m。スタートしてから200mは平坦で、残り1000mから緩い下り坂。4コーナー出口まで下りが続き、残り200mが急坂となる。最後に坂がある分、京都のダート1200mほど露骨な前残りにはなりにくく、外からの差しが決まる。ただし、短距離戦だけに全体的に見れば逃げ・先行勢が有利。
 枠順は概ねフラットだが、気持ち外がいい。
頭数、脚質やメンバーによって事情が違ってくるのだが、1200mはダートコースのスタートなので枠順にかかわらず、テンのダッシュ力がある馬が先手を奪いやすい。よって、同じ前へ行く馬でも被されるリスクが少ない枠がいい。ただし、コーナー角度はキツイので外目に進路を取る馬は上手く回らないと、外に振られる。
 芝と同じくパワータイプの馬が優勢。前で押し切るにも差すにも馬力が必要。
有利な枠順 8枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント
先行力、パワー
種牡馬ベスト クロフネ、サウスヴィグラス、ファスリエフ、ダイワメジャー
連対騎手ベスト 福永祐一、浜中俊、川田将雅、幸英明、岩田康誠、武豊
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分14秒1 1分14秒7 1分13秒2 1分13秒1
2歳未勝利 1分14秒1 1分14秒0 1分12秒9 1分13秒4
2歳500万 1分13秒0 1分12秒2 1分12秒6
3歳新馬 1分14秒4 1分14秒0 1分13秒3 1分12秒7
3歳未出走 1分14秒5 1分13秒8 1分12秒2
3歳未勝利 1分13秒9 1分13秒7 1分13秒0 1分13秒3
3歳500万 1分13秒0 1分12秒4 1分12秒2 1分12秒2
古馬500万 1分12秒7 1分12秒5 1分11秒8 1分11秒9
古馬1000万 1分12秒1 1分11秒7 1分11秒4 1分10秒8
古馬1600万 1分11秒4 1分10秒2 1分10秒9
古馬オープン 1分10秒6

●騎手は藤岡佑介騎手 ほっさん評価「B+」

 今回のグリューヴァインの鞍上は主戦の藤岡佑介騎手です。グリューヴァインはここまで2勝を挙げていますが、いずれも藤岡佑介騎手によるもので、その安心感は抜群です。前回騎乗していただいた時も降級へのラストチャンスで見事にグリューヴァインを優勝に導いてくださいました。

 私ほっさん愛馬と藤岡佑介騎手はこれまで12戦5勝で2着1回、3着1回と他のどの騎手にも負けない申し分ない成績です。もちろん、成績上位の時はそれぞれの馬は人気を背負ってのものですが、それでも結果をきちんと出してくれるのは心強い限りです。相性抜群の藤岡佑介騎手だけに今回も期待は大きいです。


 愛馬エスポワールシチーの2012年の平安S GVでは断然1番人気のエスポワールシチーの口取りに当選し、フェブラリーS GT以来の重賞での口取りだとワクワクしていましたら、この藤岡佑介騎手の騎乗する10番人気の伏兵ヒラボクキングにやられて2着と口取りを逃しました。ただ、これは彼の騎乗が素晴らしかったもので、文句はありません。強く印象に残っているということです。呆然とウィナーズサークルで表彰されている彼(藤岡佑介騎手)を見ていました。

 ステップシチーでは2勝を上げてくださいました。2着に破れたレースでは我々から見ても仕掛けが遅いと思いましたが、素直に騎乗ミスを認め悔しい思いを語ってくれました。ミスは仕方がありません。素直な姿勢が気持ちよかったです。

 騎乗馬の質が悪く、トップクラスの成績ではありませんが、その中での通算勝率約8パーセントは実力の証だと思います。期待しています。


 2016年9月13日現在、JRA通算621勝、GTは未勝利、重賞23勝。勝率8.0パーセント、連対率16.0パーセントと中堅どころの数字で悪くない。昨年(2015年)は39勝、勝率8.1パーセント、連対率15.0パーセントとほぼ平年並の成績。本年(2016年)はここまで33勝、勝率9.1パーセント、連対率16.3パーセントと数字を上げている。


 藤岡 佑介(ふじおか ゆうすけ)は1986年3月17日生まれ30歳、日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している13年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー当時は作田誠二厩舎所属。現在はフリー。


 父・藤岡健一は栗東所属の調教師であり、弟・藤岡康太は同じ栗東所属の騎手として2007年にデビューした。愛称は「豆」。藤田伸二が名付けた。好みのスポーツは競艇。

 競馬学校第20期生(同期には津村明秀、丹内祐次、吉田隼人らがいる)。2004年3月6日、中京競馬第2競走のシルクマイスターでデビューし、16頭立ての3着に入る。初勝利は同年3月13日、中京競馬第1競走のアスカクイーン。同年3月27日、中京競馬の沈丁花賞をトップオブワールドで制し、特別競走勝利を挙げると、その後も函館記念でワイルドスナイパーに騎乗し3着、暮れの朝日杯フューチュリティステークスでGT初騎乗を果たすなど、この年35勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手を獲得した。

 2005年1月30日の京都牝馬ステークスで父が管理するアズマサンダースに騎乗して勝利し重賞初制覇。

 2007年3月フリーに転身した。スーパーホーネットとのコンビでは2008年にマイルチャンピオンシップで2着に健闘し、2010年に安田記念で2着している。
 
 2010年のサマージョッキーズシリーズでは、ワンカラットで函館スプリントSとキーンランドCを勝ち、2位の柴田善臣とは2ポイントの僅差ながら優勝した。これにより同年11月27日に実施した第24回ワールドスーパージョッキーズシリーズに出場した。
 11月にJBCスプリント(船橋)で交流GT制覇。しかし、中央競馬でのGTに限ると2着を5回記録しているものの未だ勝利を収めていない。

 2013年3月9日、阪神6Rをローガンサファイアで優勝。JRA通算500勝を挙げた。4月16日から11月19日までフランスでの長期遠征を行い、6月21日のメゾンラフィット競馬場での一般レースで海外初勝利を挙げた。


 調教師の矢作芳人は藤岡の騎乗技術について、「どの馬に乗せても折り合いの心配がないと言ってもいいくらい、……馬を折り合わせるのが上手い」と評している。矢作は一方で、その馬が自分に合わないと思うと「とたんに自信のない乗り方になってしまうことがある」とも指摘している。


「パワーが十分でないので馬を抑え込むのがうまくなく、追ってからも迫力を欠く。勝負どころの捌きには甘さが見られるし、安心して馬券をあずけられない。川田将雅、浜中俊など実力のある若手が急速に台頭しており、手厳しい書き方になるが、調教師や馬主も祐介に依頼する必要性がなくなっているように感じる。」(2011年・佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (12戦5勝)
 
 2008年 6月22日 ステップシチー 湯川特別 500万下    函館芝2000m  1着2番人気
 2008年 7月13日 ステップシチー 北海ハンデ 1000万下  函館芝2600m  2着2番人気
 2008年 7月27日 ステップシチー 松前特別 1000万下   函館芝2600m  1着1番人気
 2008年 9月13日 グレイスシチー 3歳未勝利          札幌ダ1000m  3着/3番人気
 2012年 7月29日 グランデアモーレ 2歳新馬          札幌芝1800m  1着/5番人気
 2012年 9月 1日 グランデアモーレ 札幌2歳ステークス GV 札幌芝1800m 6着/10番人気
 2012年12月 9日 グランデアモーレ エリカ賞 2歳500万下 阪神芝2000m  当日出走取り消し
 2014年12月20日 グリューヴァイン 2歳未勝利         阪神ダ1400m  7着/2番人気
 2015年 1月25日 グリューヴァイン 3歳未勝利         京都ダ1200m  1着/4番人気
 2015年 5月23日 グリューヴァイン 3歳500万下       京都芝1200m   6着/8番人気
 2015年 7月 4日 レンベルガー   2歳新馬          中京芝1400m   
5着/7番人気
 2016年 5月 8日 グリューヴァイン 500万下          新潟ダ1200m   5着1番人気
 2016年 5月22日 グリューヴァイン 500万下          京都ダ1200m   1着1番人気


2014年12月20日 阪神1Rで愛馬グリューヴァインに騎乗する藤岡佑介騎手(7着/2番人気)

これ以降は2016年9月16日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

グリューヴァインは現級なら明らかに実力上位。牝馬限定戦なら尚更だ。鉄砲の利く気性で仕上がりも良好。久々でも中心視。立て直したグルーヴァー、まだ良化の余地があるコウエイラブリー、先手を取れれば渋太いオンリーワンスターも争覇圏。」


短評は「惑星注意」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
コウエイラブリー
タマモスズラン △△
グリューヴァイン
テイエムリヴィエラ
グルーヴァー △△
ノーブルヴィーナス △△
オンリーワンスター
マートンパーク
ローゼンタール
シャインダイアン △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
グリューヴァイン 2.6
グルーヴァー 5.4
マートンパーク 7.5
オンリーワンスター 7.7
コウエイラブリー 9.2
テイエムリヴィエラ 13.0
タマモスズラン 13.0
ノーブルヴィーナス 15.0
ローゼンタール 19.8
以下24倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
グリューヴァイン 75 67 75 75
グルーヴァー 72 52 68 49
マートンパーク 73 71 73 67
オンリーワンスター 76 42 52 76
コウエイラブリー 77 72 69 74
テイエムリヴィエラ 77 63 67 54


デイリー馬三郎

本紙の見解

◎グリューヴァインの前走は49`の軽量馬が逃げ切る展開。運が悪かった印象で、走破時計だけを見れば十分に評価できるA着だった。降級2戦目で相手関係が緩和した今回は勝ち切れる。○コウエイラブリーはこの舞台でためが利けば。〈浜口〉」

◎ グリューヴァイン
○ コウエイラブリー
▲ マートンパーク
× オンリーワンスター
☆ ノーブルヴィーナス
△ タマモスズラン
△ テイエムリヴィエラ
△ グルーヴァー



グリューヴァインは全13記者中 ◎(本命)印 9記者、〇(対抗) 3記者、▲(3番手評価) 1記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

グリューヴァイン(2着)

 「レースが上手です。牡馬混合戦でも頑張ってくれたし、タイムも詰めていますからね。」(福永祐一騎手・競馬ブック)

 「もうちょっと追い出しを待ちたかったんだけど、早めに来られてしまって動かざるを得ませんでした。脚は溜められていたから、ギリギリまで我慢できればスパッと切れたと思うだけに残念です。聞いていたほどうるさくなかったし、すんなりと正攻法の競馬ができたようにセンスもいいですね。すぐにチャンスは来るでしょう」(福永祐一騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「ダートの1200mは合っているものの、今回は手強いメンバーが揃っていたのでどれだけやれるかという不安もあったのですが、道中はうまく立ち回って最後までよく頑張ってくれました。勝ち馬とは斤量差もありましたし、牡馬に混じってこれだけ走れたことは収穫だったと思います。この後についてですが、小倉のダートは1000mになってしまいますのでここで少し夏休みを挟んであげ、阪神開催を目標にしていく予定です」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「仕上がる。出たなりで中団のやや前。道中も流れに乗って手応え良く追走。4角手前からジワッと前に取りついていき、直線もジワジワ伸びて2着を確保。勝って同条件とはいえ、メンバーが揃ったなかで力を示した。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

グリューヴァイン

 「間隔をあけた時にいい結果を出している。速い時計にも前走で対応できた。」(宇田助手・デイリー馬三郎)

 「間隔を開けながら使った方がいいタイプ。現級を勝っているし、前走の時計も速かった。ここも好レースを期待。」(宇田助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

グリューヴァイン
しらん
わからん
どうでもいい
 グリューヴァインの前走は優先権持ち8頭、前走5着以内が13頭の牡馬との一般戦で堂々の2着と強い内容でした。追い切りの動きも前走前が過去最高で本格化を迎えているようです。

 今回は牝馬限定戦ですし普通で考えれば圧勝でしょう。

 ここはきちんと勝って1000万クラスで勝ち負けを繰り広げて欲しいですね。楽しみです。

これ以降は2016年9月18日に作成(一部21日に作成)

●パドック

 グリューヴァインの馬体重は前走プラス8キロの476キロ。休養前は464キロ辺りで走っていましたから数字を見た時はちょいと太いかなと思いました。しかし、レース後映像を見ると太くはないですね。4歳の秋ですが、まだ成長しているのかも知れません。

 映像で見ますとグリューヴァインは筋肉豊富で私好みの素晴らしい馬体でした。踏み込みもしっかりとしていて歩様も良く気合いも乗っており単勝1倍台の貫禄がありました。何馬身引き離して勝ってくれるのか楽しみでした。

●レース 

 スタートで出遅れてしまうことも少なく無かったグリューヴァイン。今回はポンと上手くゲートを出てハナにも立てそうな勢い。ただ目標にされるのは嫌ですし無理せず7番手辺りにつけます。先頭を射程圏内に入れての良いポジションでした。道中は手応え良く折り合って4コーナーも人気を背負っていますので不利を受けない外に持ち出します。

 前は速いペースで流れここからどのくらい千切って勝つのかワクワクして見ていました。追い出しも待つ余裕があったのですが、前2頭がなかなか止まらずに(グリューヴァインもジリジリとしか伸びずに)一瞬このまま3着かと悪夢が過ぎりました。鞍上の藤岡佑介騎手の必死の追いで2着馬は交わせそうでしたが、先頭はもう抜け出しています。このまま残られたかと思った残り50m付近でようやく前の馬が失速。最後の最後で交わし3勝目を挙げてくれました。

●ようやく我が軍団本年3勝目

 昨年は年間10勝の目標を掲げながら5勝と4月以降に1つしか勝てず低迷した我が軍団ですが、今年も年明け早々はバウンスシャッセの愛知杯GV優勝と好調な滑り出しとなったもののそこから5月まで未勝利。しかもその間1番人気や2番人気が7回もありましたから本当に歯がゆい思いをしていました。

 ようやく5月22日にグリューヴァインが降級の権利獲得にはギリギリのタイミングで自身2勝目を挙げてくれて我が軍団としても本年2勝目になりました。それで勢いが付くのかなと期待していましたが勢いはつかず、結局9月にまたグリューヴァインが自身3勝目を挙げてくれて、我が軍団としてもようやく本年3勝目となりました。

 あとは勝てそうなのはグリューヴァインの妹のマルムーティエくらいで年間4勝できるかどうかで終わってしまいそうです。もっとも、グリューヴァインが更にもう1勝積み上げてくれるなんてことになったら嬉しいのですが。

●時計の評価

 今回のグリューヴァインの走破時計は1分11秒9馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分11秒4でした。

 推定タイムよりは遅いものの、グリューヴァインは外々を回っての王道の競馬ですし、11秒台で走っていますから評価してあげて良いですね。1000万クラスということになれば、もう少し時計を詰めなければなりませんが、まだもう少し時計は詰められると思います。

●レース後の騎手・調教師のコメント

グリューヴァイン(1着)

 「内をうまく立ち回る競馬で好走していた馬ですが、今日はこれまでとは違って力でねじ伏せる強い勝ち方だったと思います。これなら上でも十分にやれるでしょう。」(藤岡佑介騎手・競馬ブック)

 「これまではインからうまく立ち回っての好走が多かったが、きょうは外めから横綱相撲でねじ伏せる競馬でしたからね。時計的にも前走、今回と1分11秒台で駆けており、クラスが上がっても十分通用すると思います」(藤岡佑介騎手・デイリー馬三郎)

 「これまでは道中インで脚を溜めていく形が多かったのですが、今日は外から横綱相撲でねじ伏せるという強い内容でした。時計も問題ありませんし、こういう競馬ができればクラスが上がっても十分通用すると思います。いつも状態のいい時に乗せていただいているので、結果を出すことができて良かったです。本当にありがとうございました」(藤岡佑介騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「このクラスは力上位ですし、内目の枠も競馬はしやすいと思っていましたが、それにしてもかなり人気を集めていたので緊張しました。ゴール前はよく差してくれましたね。以前に比べるとだいぶ落ち着きが出てきたことも、安定した結果につながっているのでしょう。このあとは、まず心身の状態をよくチェックしてから考えます」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

グリューヴァイン(1着)

 「スタートは良かったが、急がせずに好位から。直線で追われてすぐは逃げるオンリーワンスターとの差が詰まらなかったが、ラスト1ハロンのレースラップが13秒1。坂を上がってから脚いろの鈍った相手を捉えた。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金は750万円。特別出走手当が41.2万円。合計791.2万円。これは2走前に500万クラスを勝った時と全く同じ金額ですし1口で割りますと12859円でしょう。

●今後の展望

 続戦なら10月9日の阪神12R 1000万下 ダート1400m 牝馬限定 定量10月10日 阪神9R 円山特別 1000万下 ダート1200m 混合 定量のどちらか辺りでしょう。ハンデ戦がしばらくありませんし、牝馬限定で行きたいところですが、1400mしかありません。

 或いは短期リフレッシュ放牧でしょうか。

 1000万クラスで通用するかはさっぱりわからないですね。取りあえず上位には来て欲しいですが・・・。

●最後に

 まずはご一緒の保護者の皆様、愛馬の3勝目おめでとうございます。そして早速たくさんのお祝いメッセージをいただきましてありがとうございます。

 グリューヴァインは単勝1.7倍と圧倒的人気に支持され見事期待に応えて優勝してくれました。ただ、私の思う単勝1.7倍の馬の勝ち方ではなく、最後ギリギリでの辛勝でしたが・・・(苦笑)。とはいえ勝てばそれで良いですし外からの王道の競馬で11秒台と決して悪い内容でもなかったです。

 この3勝目はやはり前々走で降級ギリギリに勝ち上がったことが大きいですね。


 私としては最優先枠で取得したグリューヴァインが安価で2、3勝の希望通りの3勝目を挙げてくれて本当に嬉しいですね。1000万クラスで通用するかは未知数ですが楽しみです。

 ここまでの走りからは次の1勝が最後になりそうですが母マルティンスタークと同じ4勝を挙げてくれるのなら言うことないですね。

 結果的にこの世代は4頭の牝馬を所持していましたが、募集価格2000万円のベルディーヴァよりも同1800万円のアモーレエテルノよりも、同1600万円のサンフレイムよりも同1400万円のグリューヴァインが最も稼いでくれていますね。


 今回の勝利でグリューヴァインが獲得してくれた本賞金は3550万円となり、ついに3000万円を突破してくれました。これが募集価格4000万円程度の馬ならまだまだと言ったところでしょうが、グリューヴァインは募集価格1400万円の安価な馬です。十分過ぎる活躍ですね。

 更にグリューヴァインは4歳秋でもう17戦を消化しています。出走回数が多いのも嬉しいですね。結果は残していても出走回数が少ないと寂しいですもんね。

 2勝目は口取りに参加できましたが、今回は仕事で行けませんでした。次はまた口取りの権利を獲って応援に行きたいですね。

 頑張れグリューヴァイン!!

最後までご愛読ありがとうございました

2016年7月20日立ち上げ 9月2日、5日、8日、12日、14日、15日、16日、17日、18日、21日加筆
グリューヴァインの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2016年 7月17日 第16戦 500万下 中京ダ1200m (2着/3番人気)

2016年 5月22日 第15戦 500万下 京都ダ1200m (1着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2016年 5月 8日 第14戦 500万下 新潟ダ1200m (5着1番人気

2016年 4月 9日 第13戦 500万下 阪神ダ1200m (2着/3番人気)

2016年 3月12日 第12戦 500万下 中京ダ1200m (2着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2016年 1月30日 第11戦 500万下 京都ダ1200m (6着/1番人気

2016年 1月16日 第10戦 500万下 中京ダ1200m (4着/3番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

2015年10月25日 第9戦 500万下 京都ダ1200m (12着/2番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2015年10月11日 第8戦 500万下 京都ダ1200m (3着/3番人気)

2015年 8月16日 第7戦 500万下 小倉芝1200m (12着/6番人気)

2015年 7月19日 第6戦 500万下 中京ダ1400m (2着/9番人気)

2015年 5月23日 第5戦 3歳500万下 京都芝1200m (6着/8番人気)

2015年 2月21日 第4戦 3歳500万下 京都ダ1400m (13着/12番人気)

2015年 1月25日 第3戦 3歳未勝利 京都ダ1200m (1着/4番人気)

2014年12月20日 第2戦 2歳未勝利 阪神ダ1400m 牝馬限定 (7着/2番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2014年 8月 9日 デビュー戦 2歳新馬 札幌芝1800m (6着/2番人気) 松嶋屋様撮影 現地写真掲載

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