グリューヴァイン(マルティンスタークの12) 第19戦


キャロットクラブ出資愛馬第22号は、注目していて購入せずに大きく後悔したマルティンスタークの初仔。その母マルティンスタークは募集総額1400万円と安価ながら4勝を挙げ獲得本賞金も6846万円と素晴らしい活躍だった。安価で2、3勝を出来る馬を探し続ける私にとって、関西馬でこの手の活躍馬を取りこぼしたことは痛恨。

その母の産駒ということで7月の募集リストの時点から注目していた本馬。母の募集金額同様の募集総額1400万円と安価。4勝馬の母の子にしては随分とお得感。

そして父は繁殖の質の割に素晴らしい活躍馬を輩出するゴールドアリュールで期待大。

最優先枠で購入。

父の産駒の傾向と繋ぎの高さからダート馬っぽいが、私は最初からそのつもりで購入。いつもは芝の中距離を走れる馬を探しているが、本馬に関してはダートで2、3勝を挙げてくれればと思っている。


デビュー戦も2戦目も2番人気に支持されるも掲示板を外しガッカリ。しかし、長期休養明けを1度使われた3走目は調教の動きがガラリ一変。坂路51秒8と非凡な走りを見せた。そこから2週続けて除外の憂き目に遭い、調子落ちが心配されたが、強い内容で断然1番人気馬を競り落としての優勝!!

500万クラスでは能力上位の走りだったが2勝目まで12戦を要する。それでも4歳6月のクラス再編で降級できるか否かのラストチャンスで勝ち上がり500万クラスに降級。

そこから追い切りで自己ベストを計時するなど本格化の様相を見せ優先権持ちが8頭、前走5着以内が13頭と豪華過ぎるメンバーでかついつものように牝馬限定戦ではなく牡馬との一般戦でも2着と素晴らしい走り。その次の牝馬限定戦ではしっかりと勝ち切り3勝目を挙げた。

前走は、私が望む1000万クラスで上位の走りを期待されたが、予定していた牝馬限定で左回りの河口湖特別は除外対象で急遽京都の平場に参戦。牡馬との定量戦で6番人気に支持されるも13着大敗。格の違いを見せつけられた格好。

しかし、牝馬限定戦やハンデ戦、得意の左回りや実績のある1200mならもう少し前進出来るはず。次走はこれらの1つでも多くの条件を満たすレースに出走し前進して欲しい。

レース後、特に異常はないものの、この馬のいつものパターンで11月2日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

11月22日に栗東トレセンに帰厩しました。

12月3日 中山10R 舞浜特別 1000万下 ダート1200m 牝馬限定 定量に出走!!

フルゲート16頭のところに特別登録数は24頭。水曜日の想定段階では20頭。出走間隔から言ってギリギリ入れる計算。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジで安心。結局16頭で確定。

鞍上はグリューヴァインとは初コンビとなる大野拓弥騎手。我が愛馬マデイラの主戦ジョッキーで乗り難しいマデイラを見事に乗りこなす腕利き。当然、乗り難しいグリューヴァインでも期待は大きい。


10着/7番人気。

本年8月の新潟での軽いメンバーでの大敗から輸送を懸念していたが、馬体重は前走マイナス14キロの460キロと激減。レースでも最後伸びずに大敗。不安が的中した格好。もっとも、それがなくても勝ち負けはなかっただろう。厳しいがハンデ戦や輸送のない関西圏や滞在競馬での巻き返しを期待したい。


レース回顧と時計の分析、レース後の大野拓弥騎手と牧田和弥調教師のコメントを掲載。

(2016年12月5日完結)

2016年11月8日立ち上げ

●前走後、特に異常はないものの、この馬のいつものパターンで11月2日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました

 4戦目で断然1番人気馬を競り落として勝ち上がった我らが愛馬グリューヴァイン。500万クラスでは能力上位の走りですが2勝目まで12戦を要してしまいます。それでも4歳6月のクラス再編で降級できるか否かのラストチャンスで勝ち上がり500万クラスに降級することができました。

 そこから追い切りで自己ベストを計時するなど本格化の様相を見せ、優先権持ちが8頭、前走5着以内が13頭と豪華過ぎるメンバーでかついつものように牝馬限定戦ではない牡馬との一般戦で2着と素晴らしい走りを披露してくれます。その次の牝馬限定戦では1番人気に応えてきっちりと勝ち上がり3勝目を挙げてくれました。

 前走は、私が望む1000万クラスで上位の走りを期待されましたが、予定していた牝馬限定で左回りの河口湖特別は除外対象で急遽京都の平場に参戦することに。牡馬との定量戦で6番人気に支持されるも13着と大敗してしまいます。格の違いを見せつけられた格好になってしまいました。

 しかし、牝馬限定戦やハンデ戦、得意の左回りや実績のある1200mならもう少し前進出来るはずです。次走はこれらの1つでも多くの条件を満たすレースに出走し前進して欲しいですね。


 前走後、特に異常はないものの、この馬のいつものパターンで11月2日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。故障などの放牧ではないですから安心ですね。短期放牧でリフレッシュして帰ってくるのではないでしょうか。

これ以降は2016年11月28日に作成

●11月22日に栗東トレセンに帰厩しました

 11月22日に臨時更新されましたクラブ公式HPグリューヴァインの近況報告は次の通りです。

22日に栗東トレセンへ帰厩しました。「こちらでの調整も順調に進んでいましたし、厩舎サイドとは中山1週目の番組を目標にしていきましょうということになり、今朝トレセンへ帰厩しました。テンションを上げないように調整を続けていましたが、動かしながらうまくリフレッシュできたようでいい状態で送り出せたと思います」(NFしがらき担当者)

 ということで、11月2日からいつものようにリフレッシュ放牧に出されていたグリューヴァインですが、11月22日に栗東トレセンに帰厩しました。中山の1週目を目標と言うことで12月3日 中山10R 舞浜特別 1000万下 ダート1200m 牝馬限定 定量ですね。

 大敗した前走と違い、最適な距離の1200m。そして牝馬限定戦ですから、当然前走以上が期待出来ますね。

●気になる特別登録表(12月3日 中山10R 舞浜特別 1000万下)

特別登録表 12月3日 中山10R 舞浜特別 1000万下 ダート1200m 牝馬限定 定量

第1回登録完了馬 全24頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
ウィズエモーション 木幡巧也 54.0 10/09 1000万 東京ダ1400 13 11 12
グリューヴァイン 大野拓弥 55.0 10/30 1000万 東京ダ1400 13
サントノーレ 55.0 11/19 1000万 東京芝1400 11 13 16
シゲルゴホウサイ 勝浦正樹 55.0 10/23 大山10下 京都ダ1200 10
ジョディーズロマン 55.0 10/30 1000万 京都ダ1400 12 13 13
スマートプラネット 55.0 11/12 三鷹10下 東京芝1400 18 12 10
セレッソブランコ 川島信二 55.0 11/05 河北10下 福島芝1200 13 11
ソロダンサー 伴啓太 54.0 11/12 500万 福島ダ1150 15 16 11 11
タイセイラナキラ 54.0 10/23 大山10下 京都ダ1200 13 12 14
タイセイラルーナ 54.0 10/22 1000万 東京ダ1300 13 11
チュラカーギー 戸崎圭太 54.0  9/25 500万 中山ダ1200 10
ツインキャンドル 松岡正海 55.0 11/06 1000万 東京ダ1400
ナムラヒラリー 55.0 10/15 妙高10下 新潟ダ1200 13 11
ノーブルヴィーナス 55.0 10/29 500万 京都ダ1200 13
ブロワ 田辺裕信 54.0 10/22 飛翼10下 新潟芝1000 10 12
ブロンズテーラー 柴山雄一 55.0 10/23 大山10下 京都ダ1200
ベルルクロシュ 54.0 11/20 1000万 東京ダ1400 10 13
マレーナ 北村宏司 55.0 10/09 1000万 京都ダ1400 10 10 15
マーティンオート 55.0 10/15 1000万 京都ダ1400 10 14 14
マーブルケーキ 蛯名正義 55.0  8/27 ポプ10下 札幌ダ1700 11
メイショウユメゴゼ 55.0 11/05 1000万 京都ダ1200
ヤマニンシャンデル 田中勝春 55.0 10/30 河口10下 東京ダ1400 14
リバーサイドパーク 54.0 11/16 交流 名古ダ1400 12
レイヨンヴェール 55.0 10/10 西湖10下 東京ダ1600 15

これ以降は2016年12月1日に作成

●追い切り情報(12月1日更新)

前走前 10月26日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
見習
4F 52.3
3F 38.0
2F 25.2
1F 12.7



11月25日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.4
3F 40.7
2F 26.2
1F 12.6


11月30日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 52.1
3F 38.2
2F 24.9
1F 12.5
 11月25日、22日に帰厩後最初の追い切り時計を計時しました。まだ帰厩して1本目で全体の時計はゆったりですが、最後までしっかりと伸びていて良さそうですね。
 以下は11月24日に更新されましたクラブ公式HPグリューヴァインの近況報告です。
「中山の開幕週に、牝馬限定のダート1200mといういい条件の番組が組まれているので、そこを目標に火曜日帰厩させました。水曜日は坂路に入れてハロン16秒程度の調教を行いました。今週は明日金曜日に時計を出す予定です。変に気負ったところもなく雰囲気は変わらずいいですよ。今回関東圏でのレースということで、ジョッキーは大野騎手に依頼しています」(牧田師)12月3日の中山競馬(舞浜特別・牝馬限定・ダ1200m)に大野騎手で出走を予定しています。
 ということでこの追い切りの前日のお話ですが雰囲気も良いようですね。鞍上が大野拓弥騎手と発表になりました。マデイラの主戦として私も信頼の高いジョッキーです。乗り難しいマデイラを巧く操ることのできる中堅のジョッキーで、グリューヴァインも大概乗り難しいですから彼のような騎手でないとダメだと思います。かなり期待しています。

 11月30日、関東への輸送がありますが一杯に追い切られました。これ自体が順調そのものですし、ましてや動きも抜群です。全体の時計も速く、そして終いまでしっかりと伸びていて優秀です。これなら1000万クラスでも上位だと思うのですが、気性の激しい馬だけに輸送は心配です。大きく馬体重を落としていなければ上位に来てくれると思います。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。休養明けから一杯追いきりが1本だけですので多少割り引いていますが、休養と言っても短期間ですし、何よりも動きは素晴らしいですし十分満足の状態です。
 競馬ブックでは”デキ落ちなし”、デイリー馬三郎では”動き上々B”でした。
 以下は同日(11月30日)更新されましたクラブ公式HPグリューヴァインの近況報告です。
「先週は金曜日に坂路で終いの反応を見る程度に馬なりで時計を出しています。その後もテンションはいつもどおりで、特に変わりなく来ています。今朝は坂路でいつもどおり単走。かなりの行きっぷりで、前半は引っ張りきりの手応えで最後に仕掛ける程度でしたが、ラスト1ハロン12秒5でまとめているのですからたいしたものです。初めての中山競馬ですが、明日は運動のみで金曜の輸送まで騎乗調教の必要はありませんから、これ以上ピリピリすることはないでしょうし、今後のことを考えてもいい競馬をしてもらいたいですね」(牧田師)12月3日の中山競馬(舞浜特別・牝馬限定・ダ1200m)に大野騎手で出走を予定しています。
 牧田和弥先生としても良い手応えのようですね。楽しみです。あまり大敗続きだとこのクラスでは通用しないという評価になりかねませんから、ここらで1つ上位に食い込んで欲しいですね。

●気になる出馬想定表(12月3日 中山10R 舞浜特別 1000万下)

出馬想定表 12月3日 中山10R 舞浜特別 1000万下 ダート1200m 牝馬限定 定量 フルゲート16頭 想定数20頭
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
ウィズエモーション 木幡巧也 54.0 10/09 1000万 東京ダ1400 13 11 12
グリューヴァイン 大野拓弥 55.0 10/30 1000万 東京ダ1400 13
シゲルゴホウサイ 勝浦正樹 55.0 10/23 大山10下 京都ダ1200 10
ジョディーズロマン 55.0 10/30 1000万 京都ダ1400 12 13 13
セレッソブランコ 小坂忠士 55.0 11/05 河北10下 福島芝1200 13 11
ソロダンサー 伴啓太 54.0 11/12 500万 福島ダ1150 15 16 11 11
タイセイラナキラ 内田博幸 54.0 10/23 大山10下 京都ダ1200 13 12 14
タイセイラルーナ 丸山元気 54.0 10/22 1000万 東京ダ1300 13 11
チュラカーギー 戸崎圭太 54.0  9/25 500万 中山ダ1200 10
ツインキャンドル 松岡正海 55.0 11/06 1000万 東京ダ1400
ナムラヒラリー 嘉藤貴行 55.0 10/15 妙高10下 新潟ダ1200 13 11
ノーブルヴィーナス 55.0 10/29 500万 京都ダ1200 13
ブロワ 田辺裕信 54.0 10/22 飛翼10下 新潟芝1000 10 12
ブロンズテーラー 柴山雄一 55.0 10/23 大山10下 京都ダ1200
マレーナ 北村宏司 55.0 10/09 1000万 京都ダ1400 10 10 15
マーブルケーキ 蛯名正義 55.0  8/27 ポプ10下 札幌ダ1700 11
メイショウユメゴゼ ライアン・ムーア 55.0 11/05 1000万 京都ダ1200
ヤマニンシャンデル 田中勝春 55.0 10/30 河口10下 東京ダ1400 14
リバーサイドパーク 54.0 11/16 交流 名古ダ1400 12
レイヨンヴェール 江田照男 55.0 10/10 西湖10下 東京ダ1600 15

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在20頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。

●出馬確定表

出馬確定表 12月3日 中山10R 舞浜特別 1000万下 ダート1200m 牝馬限定 定量 出走数16頭
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
ウィズエモーション 木幡巧也 54.0 10/09 1000万 東京ダ1400 13 11 12
グリューヴァイン 大野拓弥 55.0 10/30 1000万 東京ダ1400 13
ジョディーズロマン 柴田大知 55.0 10/30 1000万 京都ダ1400 12 13 13
ソロダンサー 伴啓太 54.0 11/12 500万 福島ダ1150 15 16 11 11
タイセイラナキラ 内田博幸 54.0 10/23 大山10下 京都ダ1200 13 12 14
タイセイラルーナ 石橋脩 54.0 10/22 1000万 東京ダ1300 13 11
チュラカーギー 戸崎圭太 54.0  9/25 500万 中山ダ1200 10
ナムラヒラリー 嘉藤貴行 55.0 10/15 妙高10下 新潟ダ1200 13 11
ノーブルヴィーナス 四位洋文 55.0 10/29 500万 京都ダ1200 13
ブロワ 田辺裕信 54.0 10/22 飛翼10下 新潟芝1000 10 12
ブロンズテーラー 柴山雄一 55.0 10/23 大山10下 京都ダ1200
マレーナ 北村宏司 55.0 10/09 1000万 京都ダ1400 10 10 15
マーブルケーキ 蛯名正義 55.0  8/27 ポプ10下 札幌ダ1700 11
メイショウユメゴゼ ライアン・ムーア 55.0 11/05 1000万 京都ダ1200
ヤマニンシャンデル 田中勝春 55.0 10/30 河口10下 東京ダ1400 14
レイヨンヴェール 江田照男 55.0 10/10 西湖10下 東京ダ1600 15

表中 騎手の太字は乗り替わり

●中山ダート1200mコース解説

 フルゲートは16頭。向正面2コーナー奥の芝の地点からのスタート。芝コースから発馬の上、緩やかながら下り坂を駆け下りて3コーナーに飛び込むため、テンから加速がつきやすい。
 芝の部分を長く通れるため、外枠の方が有利と言われている。確かに実際に7〜8枠の成績は良いのだが、この要因はスタート地点だけの問題ではない。砂を被ったり、揉まれたりしないで先行できる点にもある。内枠の馬でもテンのダッシュ力が速く、すんなりハナを奪うことができれば、そのまま押し切れる。逆に内枠で先行できずに中団以降に置かれると、外から他馬に被せられて苦しくなる。
 ゴール前に急坂はあるものの、基本的には逃げ・先行馬が有利。3〜4コーナーを回り直線入り口で逃げ馬が後続馬を大きく突き放してしまうことも珍しくない。
有利な枠順 外枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント テンのダッシュ力、枠順
種牡馬ベスト ファスリエフ、サウスヴィグラス、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 戸崎圭太、蛯名正義、横山典弘、内田博幸、柴田善臣
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分13秒7 1分13秒6 1分13秒0 1分12秒6
2歳未勝利 1分13秒6 1分13秒3 1分12秒5 1分13秒0
2歳500万 1分12秒2 1分12秒4 1分12秒4
3歳新馬 1分13秒9 1分13秒2 1分13秒2 1分12秒9
3歳未出走 1分13秒5 1分12秒8 1分13秒3 1分12秒9
3歳未勝利 1分13秒5 1分13秒1 1分12秒7 1分12秒8
3歳500万 1分12秒5 1分12秒2 1分11秒8 1分12秒2
古馬500万 1分12秒4 1分12秒2 1分12秒0 1分12秒1
古馬1000万 1分11秒8 1分11秒4 1分11秒1 1分11秒1
古馬1600万 1分10秒9 1分11秒0 1分10秒7 1分10秒0
古馬オープン 1分10秒6 1分10秒0 1分09秒1

●騎手は大野拓弥騎手 ほっさん評価「C」

 今回のグリューヴァインの鞍上は愛馬マデイラの主戦・大野拓弥騎手です。マデイラは非常に乗り難しい馬で、しっかりと制御できない騎手が騎乗すると最後で走るのをやめちゃいますが、大野拓弥騎手は巧く乗りこなし結果を出してくれています。8番人気2着や16番人気3着、10番人気5着など人気を大きく上回る成績を残してくれています。

 グリューヴァインも大概乗り難しい馬ですから、こういった難しい馬を乗りこなせる騎手というのは願ってもないことです。期待しちゃいますねぇ。

 マデイラ以外の私ほっさん愛馬では2012年11月18日に愛馬プリュムを見事に優勝に導き、2勝目を挙げてくれました(4番人気)。また、マデイラ同様気難しくて低迷していたフランベルジェを抜群の騎乗で6着に持って来てくださいましたし、エクストラシチーにも2度騎乗していただきましたが、2度とも人気よりも上の着に持って来てくださいました。我が軍団との相性も良く期待の大きな騎手です。


 2016年11月28日現在、中央通算358勝、勝率4.7パーセント、連対率10.7パーセント。重賞は7勝。内2度は2012年度サマーチャンピオンに輝いたキャロットクラブのトランスワープでのもの。GTは2014年スプリンターズステークスをスノードラゴンで勝ち1勝。

 昨年(2015年)は中央29勝、勝率3.9パーセント、連対率11.0パーセントと概ね平年並。本年(2016年)はここまで46勝、勝率5.9パーセント、連対率12.7パーセントと平年を大きく上回り活躍中。



 大野 拓弥(おおの たくや)は1986年9月8日生まれの30歳。日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンターに所属している12年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。現在はフリー。


 小学校6年生のときに乗馬クラブに行き、乗馬を始めたことがきっかけで騎手を目指す。

 2002年21期生として競馬学校に入学。同期には小島太一、鮫島良太、塚田祥雄らがいる。目標とする騎手は横山典弘騎手。また、騎手のなかでは、比較的珍しい左利きである。ペンも箸も左手で持つ。

 2005年に杉浦宏昭厩舎所属でデビュー。初騎乗は3月5日、中京第1競走でナンヨージルバに騎乗したが、スタート直後に馬が躓いて落馬し競走中止。3月13日に中山第4競走のフレンチクルーラーで初勝利。この年は11勝を挙げ、民放競馬記者クラブ賞を受賞した。

 2006年は31勝と勝ち星を伸ばす。4月23日、フローラステークスでミルキーウェイに騎乗し、重賞初騎乗(18番人気で6着)。この年の新潟2歳S(騎乗馬マイネルーチェ)では鼻づらを合わせて入線して重賞初勝利を決めたかと思われたが、写真判定でハナだけ負けていた(勝ち馬は安藤勝己のゴールドアグリ)。

 2007年は28勝。5月20日、優駿牝馬でマイネルーチェに騎乗し、GT初騎乗(15番人気で6着)。

 2008年7月16日、フリーに転身した。この年は23勝。

 2009年3月に通算100勝を達成。この年は17勝。

 2010年5月8日、新潟競馬3歳未勝利マシアに騎乗し、単勝33150円、3連単6711890円の新潟競馬史上最高払戻金となる。この年14勝。

 2011年1月23日、小倉競馬2歳未勝利 ゴールドロジャーに騎乗し、デビューから7年連続・JRA現役騎手最多となる9回目の単勝万馬券を記録する。そのことで単勝万馬券男として週刊Gallop 7月10日号で「7年連続で単勝万馬券を出してる男、知ってる?」という表題で取り上げられる。(9回の単勝万馬券はJRA現役騎手最多、7年連続は新記録)人気薄の馬を馬券に絡めるので「穴男」「穴の大野」として知られ、特に福島競馬場や中京競馬場、小倉競馬場の小回りを得意とする。

 2011年12月10日、第47回中日新聞杯(小倉競馬場)で11番人気のコスモファントムに騎乗、1着となり初の重賞競走勝利を挙げた。

 2012年9月2日、第48回新潟記念(新潟競馬場)で7番人気のトランスワープで優勝し同馬での重賞競走2勝目。この函館記念、新潟記念の2勝でトランスワープを2012サマー2000シリーズのチャンピオンに引き上げた。

 2012年12月26日、日刊スポーツ新聞社制定、日本中央競馬会協賛の「中央競馬騎手年間ホープ賞」を受賞する。受賞理由は「トランスワープで重賞2勝をあげ、2012サマー2000シリーズチャンピオンに導いたこと、自身最多となる48勝を挙げトップジョッキーの仲間入りとなったこと、今年更なる飛躍が期待できること」などがあげられている。

 2014年10月5日、第48回スプリンターズステークスを13番人気のスノードラゴンで優勝。GT10回目の挑戦で初勝利を挙げた。

 2015年8月2日、第2回新潟2日目6Rで、ボーアムルーズに騎乗し1着となりJRA通算300勝を達成した。


 「2011年1月23日、小倉2Rで単勝10460円(13番人気)のゴールドロジャーに騎乗して差し切り勝ちを決めた。デビューから毎年続いていた単勝万馬券での勝利を継続させた。連続7年で総数は9回にもなる。2010年の単勝万馬券は33150円だった。最強の穴メーカーと言って差し支えないだろう。結果を出そうという強い意欲が伝わってくる騎乗ぶり。先行する場合は積極的に出し、差す場合は決め撃ち的なイン狙いが多く見られる。道中で持って行かれるケースがあるが、基本的に騎乗馬と呼吸を合わせるのはヘタではない。人気馬に乗る機会は多くない。活躍の場は裏開催に限られ、新潟、福島、小倉で結果か出ている。騎乗馬に何かしら買える要素があったら、積極的に狙っていくことをすすめたい。キッカケさえつかめば飛躍する可能性がある。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手・2011年上半期)

 ほっさん愛馬での成績(13戦1勝)

 2010年 3月28日 エクストラシチー 500万下                   中京ダ1000m 9着/10番人気
 2010年 5月23日 エクストラシチー 500万下                   新潟ダ1200m 8着/12番人気
 2012年10月13日 フランベルジェ  500万下                   新潟ダ1200m 6着/7番人気
 2012年11月18日 プリュム      500万下                   福島ダ1700m 1着/4番人気
 2013年 6月15日 マデイラ      木古内特別 500万下           函館ダ1700m 9着/12番人気
 2013年 6月22日 マデイラ      500万下                   函館芝2000m 3着/5番人気
 2013年 7月 7日 マデイラ      臥牛山特別 500万下           函館芝2000m 2着/8番人気
 2013年 7月21日 マデイラ      500万下                   函館芝1800m 2着/4番人気
 2014年 7月13日 マデイラ      第50回 七夕賞 GV 3歳上オープン 福島芝2000m 13着/11番人気
 2015年 7月12日 マデイラ      第51回 七夕賞 GV 3歳上オープン 福島芝2000m  3着/16番人気
 2015年 7月26日 マデイラ      福島テレビオープン   3歳上オープン 福島芝1800m  8着/6番人気
 2015年12月20日 マデイラ      ディセンバーステークス 3歳上オープン 中山芝2000m  4着/8番人気
 2016年 1月30日 マデイラ      白富士ステークス 4歳上オープン    東京芝2000m  5着/10番人気


2014年7月13日 福島11R 第50回 七夕賞 GVでマデイラに騎乗する大野拓弥騎手(11番人気/13着)。

これ以降は2016年12月2日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「チュラカーギーは前走の勝ちっぷり、時計ともに昇級即通用レベル。牝馬限定戦なら。相手は安定感のあるブロンズテーラー。久々を叩いた実力馬ヤマニンシャンデルが割って入る。集中力が持続すればメイショウユメゴゼも好勝負に。タイセイラナキラは折り合いひとつ、ここ目標タイセイラルーナも押さえには。」


短評は「伏兵多し」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
タイセイラルーナ
ノーブルヴィーナス
メイショウユメゴゼ △△
ヤマニンシャンデル △△
ブロンズテーラー
グリューヴァイン △△
チュラカーギー △△
タイセイラナキラ
ソロダンサー
レイヨンヴェール
マレーナ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
チュラカーギー 3.9
ブロンズテーラー 4.1
ノーブルヴィーナス 6.6
メイショウユメゴゼ 6.7
ヤマニンシャンデル 8.5
ブロワ 14.2
タイセイラルーナ 18.8
ナムラヒラリー 18.8
グリューヴァイン 22.9
タイセイラナキラ 23.0
マーブルケーキ 23.3
レイヨンヴェール 23.8
以下24倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
グリューヴァイン 75 75 73 60
チュラカーギー 85 51 76 79
ブロンズテーラー 79 73 79 79
ノーブルヴィーナス 80 69 67 75
メイショウユメゴゼ 83 78 77 73
ヤマニンシャンデル 83 81 59 67


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎ブロンズテーラーは半兄にサウンドトゥルーを持つ血統馬。体に幅が増し、遅まきながらも本格化の兆しを見せている。抑える競馬をマスターしたことで内容が安定。牝馬限定戦ならチャンスだ。6Fで○ヤマニンシャンデルが前進する。〈加藤〉」

◎ ブロンズテーラー
○ ヤマニンシャンデル
▲ ノーブルヴィーナス
× メイショウユメゴゼ
☆ チュラカーギー
△ グリューヴァイン
△ タイセイラナキラ



グリューヴァインは全13記者中 △(6番手以下評価) 7記者、無印 6記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

グリューヴァイン(13着)

 「道中はそれほど無理せずいいポジションをキープできましたし、スムーズに運べたのですが、直線追ってからがもうひとつピリッとしませんでした。最後やや甘くなる印象はありましたが、今日の感じでも少し距離が長いように思いました」(浜中俊騎手・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

グリューヴァイン

 「気分良く行かせると持ち味が出ない。中山の千二で流れが速くなってほしい。」(牧田和弥調教師・デイリー馬三郎)

 「1400メートルで気分良く運ぶより、1200メートルでタメを利かせた方が良さそう。今週は坂路で52秒1−12秒5。攻めは変わらず動いていますし、やれる力もあるはずです。」(牧田和弥調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 昇級初戦の前走は大敗でしたが、前走は目的のレースが除外対象ということで急遽予定を変更。牡馬相手の定量戦でしかも距離は1400mでした。

 今回は牝馬限定戦に最も得意とする1200m。そして追い切りの状態はいつものように素晴らしく力の出せる状態です。前走以上の走りを期待したいですね。ただ、輸送はあまり良くないので入れ込んで馬体重が大きく減っているようですと大敗も覚悟しております。

 しかし、いつまでもこのクラスで大敗を繰り返していると通用しないということで戦力外を通告されてしまいますから、条件の良い今回ある程度上位の結果を出して欲しいですね。

これ以降は2016年12月5日に作成

●パドック

 本年8月に新潟で1番人気ながら5着に敗れ輸送が心配なグリューヴァイン。今回の馬体重は前走マイナス14キロの460キロで不安的中という形になってしまいました。気性が悪いのでおそらく長い時間馬運車で移動することが耐えがたかったのでしょう。

 当日は仕事でしたので、すでに馬券を購入していましたが、この数字を見た時点で大敗を覚悟しました。いつもの引き手さんのふくよかさと正反対に腹回りは細く寂しく歩様もトボトボと覇気のない感じでした。疲れているように見えましたね。

●レース 

 グリューヴァインのスタートは一完歩の出遅れ。そのまま9頭固まった先団から1馬身空いた10番手を追走します。道中はしっかりと折り合って悪くない感じです。全体的にペースが速く最初の600mを34秒3で通過します。こうなると前は潰れますしやや後方のグリューヴァインが末脚を伸ばしてどこまで肉薄するのかですが、ジリジリとしか伸びずにほぼそのままの位置の10着。

●時計の評価

 今回のグリューヴァインの走破時計は1分11秒7重馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは重不良馬場で1分10秒3、勝ち馬の走破時計は1分10秒2でした。

 勝ったチュラカーギーは2着に4馬身差の圧勝でした。2着のマレーナの時計は1分10秒9でしたからここから計算すると0秒8差と昇級初戦で13着と大敗した前走よりは走りが良くなっていると言えます。やはり1200メートルでこその馬ですね。馬体重を減らさない状態で出走できていたならもう少し結果は良くなると思います。

●レース後の騎手・調教師のコメント

グリューヴァイン(10着)

 「前からそこまで離されないようにしつつも、適度に溜めを作っていくイメージで運んでいました。いいスピードを感じましたし、途中までは悪くないリズムで走れていたように思います。それが勝負どころに入ると、思っていたように進んでいかずに促していかなければなりませんでした。最後にパタッと止まっているわけではないものの、もうひとつグッと脚を使えませんでした。せっかく声をかけていただいたのに、上手くいかずに申し訳ありません」(大野拓弥騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「途中までは悪くない走りに見えたのですが、勝負どころからの反応がもうひとつでした。さすがにクラス慣れも必要になるのかもしれませんが、レース後の様子を見ると舌がハミを越していたので、もしかしたらそれによってここぞと言うタイミングでしっかりとハミを取れなかったのかもしれません。次走へ向かうにあたっては、中間のハミの取り方をこれまで以上に注意して見て対処していきたいです。また、今日は輸送で体が減るとは予想していたものの、それを上回るくらいに減ってしまっていたので、まずはしっかりと馬体を戻すことを考えていきたいです。今日はいい走りをお見せできず申し訳ありませんでした」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 特別出走手当が41.6万円。1口で割りますと960円程度になると思われます。

●今後の展望

 牡馬との一般戦と違い今回は牝馬限定戦で前進は窺えました。ただ、勝ち負けとなると遠い印象です。しかし1000万クラスはハンデ戦がありますし、この2度の大敗で軽ハンデで走れるでしょうから、そこで一発を狙って行きたいところです。また、そろそろここらで1度芝という選択肢もありだと思います。いずれにしても過去の戦績からもこのクラスは勝てればラッキーくらいのものですから負けが込んで早期に引退にならなければそれで良いと私は思っています。

●最後に

 戦前の予想にも書きましたように輸送が心配でしたがその不安が的中した形となりました。今年8月の新潟でも軽いメンバー相手に1番人気ながら5着と取りこぼしました。この2戦で輸送は得意ではないことがはっきりしましたし、ここからは関西圏での競馬か滞在競馬をしていけば良いでしょう。

 とはいえ、今回は得意の距離でしたし、牝馬限定戦でしたから、もう少し上位に来て欲しかったですね。5着と掲示板にかかってくれれば万々歳だったんですけどね。

 先週ジャパンカップで大野商事所有のキタサンブラックが勝ち、今週は大野騎手の出番だと掲示板で書いていたら、ここではなくGTのチャンピオンズカップで見事優勝!!それは目出度いのですが、舞浜特別でもあの末脚を引き出して欲しかったですね(苦笑)。

 あと2、3戦二桁着が続いてしまうとキャロットクラブでは引退宣言が出されかねませんし、なんとかもう少し上位に来て欲しいですね。再来年3月の引退期限まではしっかりと走りきって欲しいと願います。

 5月の口取りの時以来グリューヴァインに会えていないのでまた競馬場に応援に行きたいですね。主戦の藤岡佑介騎手も早く怪我を治してまたグリューヴァインに乗って欲しいですね。

 頑張れグリューヴァイン!!そして藤岡佑介騎手!!

最後までご愛読ありがとうございました

2016年11月8日立ち上げ 28日、12月1日、2日、5日加筆
グリューヴァインの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2016年10月30日 第18戦 1000万下 京都ダ1400m (13着/6番人気)

2016年 9月17日 第17戦 500万下 阪神ダ1200m (1着1番人気

2016年 7月17日 第16戦 500万下 中京ダ1200m (2着/3番人気)

2016年 5月22日 第15戦 500万下 京都ダ1200m (1着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2016年 5月 8日 第14戦 500万下 新潟ダ1200m (5着1番人気

2016年 4月 9日 第13戦 500万下 阪神ダ1200m (2着/3番人気)

2016年 3月12日 第12戦 500万下 中京ダ1200m (2着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2016年 1月30日 第11戦 500万下 京都ダ1200m (6着/1番人気

2016年 1月16日 第10戦 500万下 中京ダ1200m (4着/3番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

2015年10月25日 第9戦 500万下 京都ダ1200m (12着/2番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2015年10月11日 第8戦 500万下 京都ダ1200m (3着/3番人気)

2015年 8月16日 第7戦 500万下 小倉芝1200m (12着/6番人気)

2015年 7月19日 第6戦 500万下 中京ダ1400m (2着/9番人気)

2015年 5月23日 第5戦 3歳500万下 京都芝1200m (6着/8番人気)

2015年 2月21日 第4戦 3歳500万下 京都ダ1400m (13着/12番人気)

2015年 1月25日 第3戦 3歳未勝利 京都ダ1200m (1着/4番人気)

2014年12月20日 第2戦 2歳未勝利 阪神ダ1400m 牝馬限定 (7着/2番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2014年 8月 9日 デビュー戦 2歳新馬 札幌芝1800m (6着/2番人気) 松嶋屋様撮影 現地写真掲載

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