グリューヴァイン(マルティンスタークの12) 第20戦


キャロットクラブ出資愛馬第22号は、注目していて購入せずに大きく後悔したマルティンスタークの初仔。その母マルティンスタークは募集総額1400万円と安価ながら4勝を挙げ獲得本賞金も6846万円と素晴らしい活躍だった。安価で2、3勝を出来る馬を探し続ける私にとって、関西馬でこの手の活躍馬を取りこぼしたことは痛恨。

その母の産駒ということで7月の募集リストの時点から注目していた本馬。母の募集金額同様の募集総額1400万円と安価。4勝馬の母の子にしては随分とお得感。

そして父は繁殖の質の割に素晴らしい活躍馬を輩出するゴールドアリュールで期待大。

最優先枠で購入。

父の産駒の傾向と繋ぎの高さからダート馬っぽいが、私は最初からそのつもりで購入。いつもは芝の中距離を走れる馬を探しているが、本馬に関してはダートで2、3勝を挙げてくれればと思っている。


デビュー戦も2戦目も2番人気に支持されるも掲示板を外しガッカリ。しかし、長期休養明けを1度使われた3走目は調教の動きがガラリ一変。坂路51秒8と非凡な走りを見せた。そこから2週続けて除外の憂き目に遭い、調子落ちが心配されたが、強い内容で断然1番人気馬を競り落としての優勝!!

500万クラスでは能力上位の走りだったが2勝目まで12戦を要する。それでも4歳6月のクラス再編で降級できるか否かのラストチャンスで勝ち上がり500万クラスに降級。

そこから追い切りで自己ベストを計時するなど本格化の様相を見せ優先権持ちが8頭、前走5着以内が13頭と豪華過ぎるメンバーでかついつものように牝馬限定戦ではなく牡馬との一般戦でも2着と素晴らしい走り。その次の牝馬限定戦ではしっかりと勝ち切り3勝目を挙げた。

しかし1000万クラスに昇級してからは500万クラス脱出に12戦も要したように厳しく二桁着を並べるばかり。このまま大敗続きだと引退宣言が出されかねず、軽ハンデでもなんでも良いので1度好走して欲しい。


レース後、マイナス14キロと大きく馬体を減らした為12月6日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

1月26日に栗東トレセンに帰厩しました。

2月12日 京都12R 1000万下 ダート1200m 混合 定量に出走!!

フルゲート16頭のところに想定数は24頭。グリューヴァインは節が空いているので出走は確実。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジ。

鞍上はグリューヴァインには初騎乗となる松若風馬騎手を確保。


9着/10番人気。

後方から上がり4位の脚で上がってくるが9着まで。しかし、昇級してからのここ2戦よりも内容は随分と良化。牡馬相手の一般戦でこの内容なら、牝馬限定戦やハンデ戦ならもっと上位に来ても何ら不思議はない。早めに1度上位に来て欲しい。


レース回顧と時計の分析、レース後の松若風馬騎手と牧田和弥調教師のコメントを掲載。

タテヤマ様撮影現地写真多数掲載。

(2017年2月15日完結)

2016年12月13日立ち上げ

●前走後、マイナス14キロと大きく馬体を減らした為、12月6日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました

 4戦目で断然1番人気馬を競り落として勝ち上がった我らが愛馬グリューヴァイン。500万クラスでは能力上位の走りですが2勝目まで12戦を要してしまいます。それでも4歳6月のクラス再編で降級できるか否かのラストチャンスで勝ち上がり500万クラスに降級することができました。

 そこから追い切りで自己ベストを計時するなど本格化の様相を見せ、優先権持ちが8頭、前走5着以内が13頭と豪華過ぎるメンバーでかついつものように牝馬限定戦ではない牡馬との一般戦で2着と素晴らしい走りを披露してくれます。その次の牝馬限定戦では1番人気に応えてきっちりと勝ち上がり3勝目を挙げてくれました。

 しかし1000万クラスに昇級してからは500万クラス脱出に12戦も要したように厳しく、二桁着を並べるばかり。このまま大敗続きだと引退宣言が出されかねず、軽ハンデでもなんでも良いので1度好走して欲しいですね。


 前走後、マイナス14キロと大きく馬体を減らした為12月6日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

これ以降は2017年1月26日に作成

●1月26日に栗東トレセンに帰厩しました

 前走後輸送により馬体を大きく減らしたこともあり12月6日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されていたグリューヴァインですが、1月26日に臨時に更新されましたクラブ公式の近況更新によりますと1月26日に栗東トレセンに帰厩したということです。

 このタイミングでの帰厩ですとおそらく次走は 2月12日 京都12R 1000万下 ダート1200m 混合 定量だと思われます。牡馬との一般戦でハンデ戦でもありませんが、輸送がない分前走以上の結果を出して欲しいですね。。

これ以降は2017年2月9日に作成

●追い切り情報(2月9日更新)

前走前 11月30日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 52.1
3F 38.2
2F 24.9
1F 12.5



1月27日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
見習い
4F 56.3
3F 40.8
2F 27.3
1F 14.1


1月29日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
見習い
4F 56.6
3F 39.8
2F 25.9
1F 13.1


2月1日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.0
3F 42.1
2F 28.0
1F 14.3


2月8日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.3
3F 38.7
2F 24.9
1F 12.4
 1月27日、昨年と同様見習い君に調教をつけていただきました。別に見習い君のせいではないと思いますが、彼が調教をつけるようになってからは大敗続きなんですよね。そもそもクラスが上がっていますし、輸送など敗因はあるのですが・・・。

 1月29日、終い2ハロンを13秒の速い時計で追い切られました。休養期間が比較的長かったのでもう少し追い切り本数が必要でしょうね。

 2月1日、見習い君が追い切り出してからの成績に言及したところ、助手さんの追い切りになりました。牧田和弥先生、よく見てるなぁ〜(笑)。ハロン14秒で追い切られましたが、終いで少し時計を要しておりまだ良いとは言えません。それでも今週出走するわけではないので問題ないのですが。
 以下は2月2日に更新されましたクラブ公式HPグリューヴァインの近況報告です。
「NFしがらきでもしっかりと乗り込んでもらって状態も上がってきたので、先週帰厩させています。今回は活気がありすぎるぐらいで普通キャンターから行く気を見せているので、今週は速い時計は出さず馬の気持ちを優先し15−15程度に留めました。先週末にも坂路で56秒ぐらいの時計は出しているので、無理に強い負荷は必要ないでしょうし、もし気負いすぎてしまうようならまた調教コースを変えてみたりと工夫したいと思います。今のところは来週のダート1200m戦に松若騎手を確保して臨むつもりです」(牧田師)12日の京都競馬(4歳上1000万下・ダ1200m)に松若騎手で出走を予定しています。
 牧田和弥先生によりますと15−15くらいの追い切りの予定だったそうですね。それだとおっしゃるように馬にすでにスイッチが入っていて時計が少し速くなっちゃったということですかね。何せ気難しい馬ですからねぇ。
 次走予定が私の予想した通り2月12日 京都12R 1000万下 ダート1200m 混合 定量と発表されました。もっとも、そこしか選択肢がないんですけどね(苦笑)。鞍上は松若風馬騎手のようですね。減量の恩恵はありませんが昨年は乗り難しいグルーヴィタイムを上手に制御してくださいましたし期待しています。そりゃ、藤岡佑介騎手や川田将雅騎手の方がより期待は大きいですが・・・。

 2月8日、地元京都での出走なのに馬なり調整ですね。 これは不満ですが全体的な時計や終いの伸びは悪くなく80パーセント程度の仕上がりだと思います。ここを1度使われて次ぎに期待したいですね。もちろん、今回優先権(3着以内)でも取れれば次走は盤石だと思いますが、まずは掲示板が目標でしょうね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。調教駆けするグリューヴァインですから、この動きや一杯に追い切れていないところはかなり割り引きます。それでもダメダメということもないのでまずは先に繋がる走りを見せて欲しいですね。
 競馬ブックでは”久々で割引”と低めの評価、デイリー馬三郎では”好気配B”と高い評価を頂戴しています。この通りに走ってくれれば良いのですが・・・。
 以下は同日(2月8日)更新されましたクラブ公式HPグリューヴァインの近況報告です。
「この中間は週末に坂路で60秒を切らない程度の調教を行いましたが、それ以外の普通キャンターではなるべくコースを使ってゆったりと走らせるように心がけました。今朝の追い切りが本追い切りで、実質ビシッとやるのは1本だけということになりますが、昨日もコースで長目にキャンターを消化しましたし、うまくガスが抜けたのか抑えが利いたいい追い切りができたと思います。この感じで、レース当日までは坂路に入れない方が気負わなくていいかもしれませんね。いい精神状態で競馬に臨めれば力は出せると思いますし、ここは見直したい一戦です」(牧田師)12日の京都競馬(4歳上1000万下・ダ1200m)に松若騎手で出走を予定しています。
 ということで、ここ2戦大敗続きでしたから少しやり方を変えられたようですね。これは大いに評価できますね。熱くなりすぎて失敗してしまう馬ですから、調教は軽く、本番でしっかりと走ってくれればですね。

●気になる出馬想定表(2月12日 京都12R)

出馬想定表 2月12日 京都12R 1000万下 ダート1200m 混合 定量 フルゲート16頭 想定数24頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アイファーサラオー  1/29 1000万 京都ダ1200 11 13 12 10
アドマイヤスパーズ 松田大作  1/22 1000万 京都ダ1200
アレット 幸英明 11/27 1000万 京都ダ1200
ウインオスカー 和田竜二  1/14 大須10下 中京ダ1200 15 13
ウォーターメアヌイ 武幸四郎 12/04 鳴海10下 中京ダ1200 14 15
エイシンカーニバル  1/17 500万 京都ダ1200
グランデサムライ  1/29 1000万 京都ダ1200 16 11
クリノリーソクツモ 小牧太  1/14 大須10下 中京ダ1200 12
グリューヴァイン 松若風馬 12/03 舞浜10下 中山ダ1200 10 13 B−
ケルシャンス 池添謙一  1/14 1000万 中山ダ1200 15 14
コパノリスボン 川田将雅  1/07 1000万 京都ダ1200
サンライズトーク 鮫島良太  1/22 1000万 京都ダ1200 10 14
ツウローゼズ  1/14 1000万 中山ダ1200 16 15
ティップトップ 浜中俊  1/07 1000万 京都ダ1200 10 10
ノボクリーン  1/22 1000万 京都ダ1200 12 10
パッシングブリーズ  1/29 1000万 京都ダ1200 12 11 16 10
バーサーカー  1/29 1000万 京都ダ1200 11
ヒカルランナー  1/14 大須10下 中京ダ1200 15 15 10 15
ビービーサレンダー 岩田康誠  1/14 1000万 中山ダ1200 11 16
ボーサンシー ライアン・ムーア  1/14 500万 中京ダ1200 13
メイショウカロッタ 城戸義政  1/28 500万 京都ダ1200
メイショウマイカゼ  1/16 500万 中京ダ1200
メモリーレーン 川島信二 12/03 鳥羽10下 中京芝1400 18 18 18 13
ヨウライフク シェーン・フォーリー  1/22 1000万 京都ダ1200 16 10 11

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在24頭出馬想定されています。グリューヴァインは節が空いていますので出走は確実です。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジです。

これ以降は2017年2月11日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 2月12日 京都12R 1000万下 ダート1200m 混合 定量 出走数16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アレット 幸英明 11/27 1000万 京都ダ1200
ウインオスカー 和田竜二  1/14 大須10下 中京ダ1200 15 13
ウォーターメアヌイ 武幸四郎 12/04 鳴海10下 中京ダ1200 14 15
エイシンカーニバル ミルコ・デムーロ  1/17 500万 京都ダ1200
クリノリーソクツモ 小牧太  1/14 大須10下 中京ダ1200 12
グリューヴァイン 松若風馬 12/03 舞浜10下 中山ダ1200 10 13 B−
ケルシャンス 池添謙一  1/14 1000万 中山ダ1200 15 14
コパノリスボン 川田将雅  1/07 1000万 京都ダ1200
サンライズトーク 鮫島良太  1/22 1000万 京都ダ1200 10 14
ツウローゼズ 三津谷隼人  1/14 1000万 中山ダ1200 16 15
ティップトップ 浜中俊  1/07 1000万 京都ダ1200 10 10
ヒカルランナー 石神深一  1/14 大須10下 中京ダ1200 15 15 10 15
ボーサンシー ライアン・ムーア  1/14 500万 中京ダ1200 13
メイショウカロッタ 城戸義政  1/28 500万 京都ダ1200
メモリーレーン 川島信二 12/03 鳥羽10下 中京芝1400 18 18 18 13
ヨウライフク シェーン・フォーリー  1/22 1000万 京都ダ1200 16 10 11

表中 騎手の太字は乗り替わり

●京都ダート1200mコース解説

 フルゲートは16頭。スタート地点は向正面の2コーナー出口。
 3コーナーまでは約400mあり、なだらかな上り坂になっている。
 芝コースと同様に3コーナーが坂の頂上で、3〜4コーナーの下り坂を経てから最後の直線勝負になる。
 ダートの短距離戦は、テンのダッシュ力と先行力が命。スタート直後から激しい先行争いになり、3コーナーを過ぎても収まらないことがある。直線が平坦コースなので、なかなか前が止まらない。道中4〜5番手につけ、直線入り口までに1〜2番手に押し上げられる形が最も理想。
 1頭あるいは2頭が飛ばして逃げ、4コーナー出口で2番手集団を少し離しているようだと、そのまま前が残りやすい。差し馬を本命にする場合は、展開をよく考えたい。
 枠順はできれば真ん中より内が欲しい。多頭数の大外は、差し馬以外は少し不利だ。
 また、京都のダートは時計が速いので、高速決着への対応力も問われる。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 先行力、高速決着への対応力
種牡馬ベスト サウスヴィグラス、ゴールドアリュール、キングカメハメハ
連対騎手ベスト 岩田康誠、武豊、福永祐一、浜中俊、川田将雅、幸英明
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分13秒4 1分13秒7 1分13秒2 1分12秒9
2歳未勝利 1分13秒7 1分13秒2 1分13秒9 1分13秒3
3歳新馬 1分14秒1 1分13秒9 1分12秒8 1分13秒7
3歳未勝利 1分13秒8 1分13秒4 1分12秒4 1分12秒9
3歳500万 1分12秒8 1分12秒1 1分12秒2 1分12秒3
古馬500万 1分12秒6 1分12秒3 1分12秒1 1分11秒8
古馬1000万 1分11秒9 1分11秒8 1分10秒8 1分11秒6
古馬1600万 1分11秒2 1分09秒9 1分10秒7 1分11秒2
古馬オープン 1分11秒0 1分10秒0 1分10秒1 1分10秒6

●騎手は松若風馬騎手 ほっさん評価「C」

 今回のグリューヴァインの鞍上はグリューヴァインの騎乗は初めてとなる松若風馬騎手です。昨年はグルーヴィタイムに騎乗していただき素晴らしい騎乗で最高ハナ差の2着まで持って来てくださいました。ただ、続く1戦では直線でブレーキをかけるお粗末な騎乗でしたが・・・(汗)。

 このように乗り難しい馬を乗りこなす面もあればまだまだ頼りない面もある騎手です。良い方に出てくれればと思います。


 松若風馬騎手はデビュー前から評判の高い騎手で3年目を待たずしてすでに100勝を達成しており、減量の恩恵はもうありません。しかし、その減量の恩恵がなくなった3年目は52勝と全体的な成績は落としていますが頑張っています。


 2017年2月2日現在、JRA通算164勝。内重賞3勝。勝率7.6パーセント、連対率14.2パーセントと徐々に数字を下げてきている。昨年(2016年)は52勝、勝率6.9パーセント、連対率13.3パーセント。本年(2017年)はここまで5勝、勝率7.0パーセント、連対率12.7パーセントと昨年並の成績。


 松若風馬(まつわか ふうま)は1995年9月4日生まれの21歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する2014年デビューの4年目の騎手である。騎手免許は平地競走と障害免許を有しているが、障害戦での騎乗は1度もない。音無秀孝厩舎所属。父は装蹄師で、サクセスブロッケン、ローレルゲレイロ、アンライバルドなどの装蹄を担当した松若勝。

 滋賀県出身。装蹄師である父に連れられ幼い頃から競馬場に通い、小学校から乗馬を始めた。デビュー前の抱負では、内田博幸騎手を目標とするジョッキーとして挙げていた。

 2014年2月に競馬学校を30期生として卒業し騎手免許を取得する。同期は小崎綾也、義英真、木幡初也、井上敏樹、石川裕紀人、そして騎手免許を再取得した柴田未崎がいる。

 2014年3月1日、音無秀孝厩舎所属としてデビュー。阪神8Rでサンライズマーチに騎乗し、16頭立ての4着。初勝利は翌3月2日、小倉2Rでトレノカチドキで優勝。デビュー2戦目で初勝利を挙げた。その約20分前に行われた阪神1Rで同期の義英真が初勝利を挙げたため、新人一番乗りの勝利は逃している。


 2014年7月20日、中京9Rのマカオジョッキークラブトロフィーでホープタウンに騎乗。当初騎乗予定だった武豊が6Rで落馬負傷し、急遽乗り替わりとなった代役で特別レース初勝利を挙げた。

 2014年は最終的に47勝を挙げ、関西新人騎手の中で最多勝かつ騎乗停止処分がなかったことが評価され、中央競馬関西放送記者クラブ賞新人賞を受賞した(この年は小崎も、同期よりも2ヶ月程度遅い4月19日デビューの状況下で38勝を挙げ、「新人特別賞」を受賞。2名の受賞となった。)。また、関東新人騎手を含めても最多勝かつ30勝以上のため、JRA賞最多勝利新人騎手も受賞した。JRA賞最多勝利新人騎手は、2010年の高倉稜が受賞して以来、30勝以上をあげた新人騎手がいなかったため、4年ぶりの対象者となった。

 2015年8月9日の小倉記念でアズマシャトルに騎乗し1着となり2014年にJRAデビューした騎手の中で最初の重賞勝利となった。同年11月23日、京都3レースで、ローザルージュが1着となり、JRA通算100勝を達成した。デビューから僅か2年目で減量が取れることになった。
 ほっさん愛馬での成績(9戦0勝)

 2014年 5月24日 ラフェドフルール 3歳未勝利            新潟ダ1800m 15着/12番人気
 2015年 4月12日 マデイラ      福島民報杯 4歳上オープン 福島芝2000m 10着/13番人気
 2015年 8月 8日 サンフレイム   500万下             小倉ダ1000m 8着/5番人気
 2015年 8月16日 ベルディーヴァ  3歳未勝利             小倉ダ1700m 10着/5番人気
 2016年 3月 5日 サンフレイム   500万下             小倉芝1200m 16着/12番人気
 2016年 4月30日 グルーヴィタイム 3歳未勝利            京都芝1400m  6着/13番人気
 2016年 6月19日 グルーヴィタイム 3歳未勝利            阪神芝1400m  6着/10番人気
 2016年 8月21日 グルーヴィタイム 3歳未勝利            小倉芝1800m  2着/7番人気
 2016年 9月 4日 グルーヴィタイム 3歳未勝利            小倉芝1800m  7着/4番人気


2014年6月28日 阪神12R 500万下でアップアンカーに騎乗する松若風馬騎手(10番人気/13着)。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「エイシンカーニバルは抑え気味に運んだ前走が圧勝。ハイペース見込みでよりタメが利きそうな今回は連勝可能。相手は、安定感が増してきたコパノリスボン、気性が成長して内容に進境が窺えるヨウライフク、ひと脚使えるティップトップが有力。」


短評は「差し要注」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ヨウライフク
グリューヴァイン
ティップトップ △△
メイショウカロッタ
エイシンカーニバル
サンライズトーク △△
コパノリスボン
ウインオスカー △△
クリノリーソクツモ
ボーサンシー △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
エイシンカーニバル 3.1
コパノリスボン 3.9
ウインオスカー 6.9
ボーサンシー 7.2
ヨウライフク 8.6
ティップトップ 8.6
アレット 21.3
メイショウカロッタ 23.4
サンライズトーク 24.7
クリノリーソクツモ 34.8
グリューヴァイン 36.2
ケルシャンス 36.6
以下43倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
グリューヴァイン 75 73 60 69
ケルシャンス 74 67 64 72
エイシンカーニバル 80 64 71 78
コパノリスボン 82 79 77 78
ウインオスカー 77 74 77 77
ボーサンシー 79 65 64 79


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎コパノリスボンは勝ち馬にこそ離されたが、中団からしぶとく伸びてA着を確保。以前よりもレース運びに幅が出て、間違いなく確実性は上がってきている。得意の雨馬場ならもうひと押しが利く。○ティップトップの末脚にも要注意だ。〈浜口〉」

◎ コパノリスボン
○ ティップトップ
▲ ウインオスカー
× ヨウライフク
☆ エイシンカーニバル
△ アレット
△ サンライズトーク
△ ボーサンシー


グリューヴァインは本紙無印(>_<)


グリューヴァインは全13記者中 ▲(3番手評価) 1記者、☆(5番手評価) 1記者、無印 11記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

グリューヴァイン(10着)

 「前からそこまで離されないようにしつつも、適度に溜めを作っていくイメージで運んでいました。いいスピードを感じましたし、途中までは悪くないリズムで走れていたように思います。それが勝負どころに入ると、思っていたように進んでいかずに促していかなければなりませんでした。最後にパタッと止まっているわけではないものの、もうひとつグッと脚を使えませんでした。せっかく声をかけていただいたのに、上手くいかずに申し訳ありません」(大野拓弥騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「途中までは悪くない走りに見えたのですが、勝負どころからの反応がもうひとつでした。さすがにクラス慣れも必要になるのかもしれませんが、レース後の様子を見ると舌がハミを越していたので、もしかしたらそれによってここぞと言うタイミングでしっかりとハミを取れなかったのかもしれません。次走へ向かうにあたっては、中間のハミの取り方をこれまで以上に注意して見て対処していきたいです。また、今日は輸送で体が減るとは予想していたものの、それを上回るくらいに減ってしまっていたので、まずはしっかりと馬体を戻すことを考えていきたいです。今日はいい走りをお見せできず申し訳ありませんでした」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

グリューヴァイン

 「昇級後が少しクラスの壁を感じる内容で、もう少しペース慣れしてからでは。」(牧田和弥調教師・デイリー馬三郎)

 「昇級してからがもうひとつですが、やれば調教は動きますからね。何かキッカケでも掴めれば。」(牧田和弥調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 先週の妹に続き今週も自信がありません。この姉妹、共に追い切りでは良い動きをするのですが、共に今回は動きがイマイチ、そして軽め調整です。

 また、グリューヴァインは500万クラスでも勝ち上がりに12戦も要したように、1000万クラスに昇級してからはまるで歯が立ちません。

 今回は次に繋がる走りを見せてくれればという程度です。

 掲示板なら万々歳。出走奨励金確保で十分です。過度な期待はしていません。

 それでも頑張れ!!

これ以降は2017年2月15日に作成

●パドック

 当日はタテヤマ様がクルークハイトの応援に京都入りされており写真を撮ってきていただきましたのでご厚意に甘えて掲載させていただきます。写真は全てタテヤマ様の撮影です。




グリューヴァインの馬体重は前走同様の460キロ。休養期間が長いことを考えれば不満ですね。少しふっくらとしていても良さそうなものです。通りで調教で今までのような強い負荷がかけられなかったんですね。



先週大敗した妹のマルムーティエも冬毛が出て状態はイマイチに映りましたが、姉も毛づやはイマイチですね。



ただ筋量は豊富で相変わらず惚れ惚れします。



やや腹回りが細いような気がします。



どんどん上がって行くグリューヴァインのオッズ。最終的には60倍を超えてしまいます。



レーシングビューアで見る限り気合いが乗っていて走る気が見られました。



とまーれーのあと。牧田和弥先生登場。



松若風馬騎手はパドックには来なかったようです。

●本馬場入場


本馬場入場。



返し馬。

●レース 


グリューヴァインのスタートはなかなか良かったです。(5番の赤色帽)



しかし、二の脚の差でズルズルと後退。



松若風馬騎手曰く、外の馬が速かったので位置取りが悪くなってしまったようです。



結局12番手を追走します。切れる馬ではないですからこの辺で勝利は諦めました。



しかし、前とは適度に間隔があり、道中もしっかりと折り合いがついていましたから、ここからある程度は伸びてくれと思っていました。



4コーナー。最内を距離ロスなく回るグリューヴァイン。



少し膨らみかけますがこの後も内を突きます。



そして先団の最後方に取りつき脚を伸ばします。



メンバー中4番目となる上がり36秒1の素晴らしい脚で伸びてきますが、さすがに1000万クラス。前も止まらずになかなか差が詰まりません。



真ん中2列目の赤い帽子がグリューヴァイン。



ここから馬群をスルっと割って伸びてくれれば勝ち負けなんですけどね。



結局9着でしたが、今までの1000万クラスでの走りとは比べものにならないくらい良い走りでした。溜めて脚を伸ばす方が良いようです。



実際のレース写真。



9着でしたが6着馬辺りとはほとんど差が無くその辺りの着に食い込んでくれればまた印象も変わりますしあと一歩ですね。

●時計の評価

 今回のグリューヴァインの走破時計は1分12秒0重馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは重不良馬場で1分10秒4、勝ち馬の走破時計は1分11秒2でした。

 勝ち馬は一歩抜けていましたが2着馬の走破時計が1分11秒5。グリューヴァインは9着でしたが着ほど離されておらずもう少しと言えます。

 ただ、スタートが決まり、道中も終始ラチ沿いを距離ロスなく回って来ましたから、その分は割り引かないといけませんよね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

グリューヴァイン(9着)

 「外の馬が速かったので道中は少しポジションが悪くなってしまったのですが、思ったより抑えも利いて折り合って運ぶことができたと思います。ただ、最後も脚は使えているものの、なかなか前も止まりませんでしたし、パサパサで時計の掛かる馬場の方が良さそうだと感じました。道中も促しながらの追走でやや忙しい印象を受けたので、もうちょっと距離を延ばしてみてもいいかもしれません」(松若風馬騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「最後もジリジリと伸びてはいるのですが、前もなかなか止まりませんでしたね。それでも稽古では相変わらず行きっぷりが良すぎるくらいの馬が道中はうまく折り合っていましたし、ジョッキーもあと1ハロンくらいあった方が競馬はしやすいかもと言ってくれていたので、次は距離延長も視野に入れていく予定です。優先権を確保できなかったこともありますので、この後はいったん放牧に出し、出走状況と番組を確認しながら戻す時期を探っていきたいと思います」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 特別出走手当が41.2万円。1口で割りますと950円程度になると思われます。

●今後の展望

 牡馬との一般戦でこの差ですから、ハンデ戦や牝馬限定戦なら更に前進が窺えると思います。1000万クラスでは全く通用しないかと諦めていましたが、この感じならもう少し上位に肉薄できそうです。また距離延長も賛成です。

●最後に

 着自体は昇級してからの13着、10着とほとんど変わりない9着でしたが、私的には内容は随分と良化したと思います。ただ、結果の数字が最もインパクトが強いですから、僅差でも9着というのと6着というのとではかなり違います。次こそはもう少し踏ん張ってその6着辺りの着には入って欲しいですね。

 1000万クラスを勝てば繁殖入りは確実だと思いますし、人気薄でも恵まれてでも勝ちたいですね。昨年の5月以来応援にも行けていないですし次こそは休日が合えば応援に行きたいですね。

 頑張れグリューヴァイン!!来年の引退まではあと10戦期待しているぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2016年12月13日立ち上げ 2017年1月26日、30日、2月3日、9日、11日、15日加筆
グリューヴァインの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2016年12月 3日 第19戦 舞浜特別 1000万下 中山ダ1200m 牝馬限定 (10着/7番人気)

2016年10月30日 第18戦 1000万下 京都ダ1400m (13着/6番人気)

2016年 9月17日 第17戦 500万下 阪神ダ1200m (1着1番人気

2016年 7月17日 第16戦 500万下 中京ダ1200m (2着/3番人気)

2016年 5月22日 第15戦 500万下 京都ダ1200m (1着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2016年 5月 8日 第14戦 500万下 新潟ダ1200m (5着1番人気

2016年 4月 9日 第13戦 500万下 阪神ダ1200m (2着/3番人気)

2016年 3月12日 第12戦 500万下 中京ダ1200m (2着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2016年 1月30日 第11戦 500万下 京都ダ1200m (6着/1番人気

2016年 1月16日 第10戦 500万下 中京ダ1200m (4着/3番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

2015年10月25日 第9戦 500万下 京都ダ1200m (12着/2番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2015年10月11日 第8戦 500万下 京都ダ1200m (3着/3番人気)

2015年 8月16日 第7戦 500万下 小倉芝1200m (12着/6番人気)

2015年 7月19日 第6戦 500万下 中京ダ1400m (2着/9番人気)

2015年 5月23日 第5戦 3歳500万下 京都芝1200m (6着/8番人気)

2015年 2月21日 第4戦 3歳500万下 京都ダ1400m (13着/12番人気)

2015年 1月25日 第3戦 3歳未勝利 京都ダ1200m (1着/4番人気)

2014年12月20日 第2戦 2歳未勝利 阪神ダ1400m 牝馬限定 (7着/2番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2014年 8月 9日 デビュー戦 2歳新馬 札幌芝1800m (6着/2番人気) 松嶋屋様撮影 現地写真掲載

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る