グリューヴァイン(マルティンスタークの12) 第15戦


キャロットクラブ出資愛馬第22号は、注目していて購入せずに大きく後悔したマルティンスタークの初仔。その母マルティンスタークは募集総額1400万円と安価ながら4勝を挙げ獲得本賞金も6846万円と素晴らしい活躍だった。安価で2、3勝を出来る馬を探し続ける私にとって、関西馬でこの手の活躍馬を取りこぼしたことは痛恨。

その母の産駒ということで7月の募集リストの時点から注目していた本馬。母の募集金額同様の募集総額1400万円と安価。4勝馬の母の子にしては随分とお得感。

そして父は繁殖の質の割に素晴らしい活躍馬を輩出するゴールドアリュールで期待大。

最優先枠で購入。

父の産駒の傾向と繋ぎの高さからダート馬っぽいが、私は最初からそのつもりで購入。いつもは芝の中距離を走れる馬を探しているが、本馬に関してはダートで2、3勝を挙げてくれればと思っている。


デビュー戦も2戦目も2番人気に支持されるも掲示板を外しガッカリ。しかし、長期休養明けを1度使われた3走目は調教の動きがガラリ一変。坂路51秒8と非凡な走りを見せた。そこから2週続けて除外の憂き目に遭い、調子落ちが心配されたが、強い内容で断然1番人気馬を競り落としての優勝!!

昇級してからは2着3回、3着1回と能力上位だが勝ちきれない。しかし、徐々に苦手だった速い時計にも対応出来ているし、後ろからでも前からでも最後までしっかりと走れるようになってきた。そして左回りでも右回りでも2着に来ているなど自在性もある。


なんとか勝って6月から降級したいと臨んだ前走はそこまで2着2着の成績からもう順番と1番人気に支持されるも、締まった脚抜きの良い馬場で時計が速く、道中は押っ付け通しで手応えも悪く、なんとか5着と掲示板を確保するのがやっと。全体的にメンバーも軽い中での力負けの5着で6月までの勝ち上がりは相当厳しいと言わざるを得ない。

しかし、ギリギリ5着と次走への優先出走権を確保してくれたので6月までにもう1走することができる。今までは短期放牧を挟んでの出走だったが、今は時間的にそんな悠長なことを言っておられず、牧田和弥先生も降級権を求めて続戦の意向。

5月22日 京都7R 500万下 ダート1200m 牝馬限定 定量に出走!!

フルゲート16頭のところに想定数は10頭。結局16頭で確定。

鞍上はGTの裏開催だが前走同様藤岡佑介騎手を確保で期待は大きい。


1着/1番人気。

ここ4戦の1〜2番人気愛馬のことごとくの大敗で人気馬恐怖症に陥っていた私だが、ようやくグリューヴァインが勝ち上がってくれて払拭することができた。

まずはご一緒の所持者の皆様、愛馬の優勝おめでとうございます。

そして早速たくさんのお祝いメッセージをいただきありがとうございました。

6月の降級権をかけて、苦手の中1週に苦手の高速馬場の京都と不利な条件もたくさんあり、好走は半信半疑だったがなんとか結果を出してくれた。

これでほんの2週間の1000万クラス入りだが、出走はせずに降級後に次走予定。

今回は有利な最内1番枠で好スタートを決め、終始ラチ沿いを距離ロスなく回り、4角もインで上手く進路が開きと申し分のない展開。これでいて2着馬とは僅差で、どう考えても内外の差だけの辛勝。枠が逆なら勝ててなかっただろう。

なので降級後の500万クラスでもすぐに勝てることはなさそうだが、いずれ3勝目を挙げてくれそうだし、本当に良かった。


レース回顧と時計の分析、レース後の藤岡佑介騎手と牧田和弥調教師のコメントを掲載。

2013年11月のエスポワールシチーのJBCスプリント以来の口取り参加!!

写真多数付き現地観戦レポート掲載。

(2016年5月24日完結)

2016年5月19日立ち上げ

●前走後、5着と辛うじて優先出走権を確保したので6月のクラス編成までに在厩で続戦予定

 4戦目で断然1番人気馬を競り落として勝ち上がった我らが愛馬グリューヴァイン。昇級してからは2着3回、3着1回と能力上位ですが勝ちきれません。しかし、徐々に苦手だった速い時計にも対応出来ていますし、後ろからでも前からでも最後までしっかりと走れるようになってきました。そして左回りでも右回りでも2着に来ているなど自在性もでてきました。

 なんとか勝って6月から降級したいと臨んだ前走はそこまで2着2着の成績からもう順番と1番人気を頂戴しましたが、締まった脚抜きの良い馬場で時計が速く、道中は押っ付け通しで手応えも悪く、なんとか5着と掲示板を確保するのがやっとでした。全体的にメンバーも軽い中での力負けの5着で6月までの勝ち上がりは相当厳しいと言わざるを得ません。

 しかし、ギリギリ5着と次走への優先出走権を確保してくれましたから6月までにもう1走することができます。今までは短期放牧を挟んでの出走でしたが、今は時間的にそんな悠長なことを言っておられません。ということで牧田和弥先生も降級権が欲しいですし続戦の意向です。

●追い切り情報(5月19日作成)

前走前 5月4日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.5
3F 39.2
2F 24.8
1F 12.1



5月18日 栗東CW 重馬場 強めに追う

助手
6F 80.8
5F 65.1
4F 51.5
3F 38.9
1F 12.5[9]
デルマオチョウ(3歳未勝利)強めの外を2.3秒追走同入
 5月18日、いつもは坂路で追い切られるグリューヴァインですが、コースで追い切られました。さすがに素晴らしい動きですね。全体の時計も優秀ですし、終いの伸びも上々です。芝でも十分走れそうな気がしますね。
 中1週としてはしっかり強めに追えていて好感触です。私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。十分力は出せる状態だと思います。ワンランクだけ割り引いているのはこれで終いが11秒台ならという部分です。グリューヴァインならそのくらいは十分出せると思います。ただ、中1週ですしこのくらいの負荷で十分ですよね。
 競馬ブックでは”順調に乗り込む”、デイリー馬三郎では”好調子B”と高い評価をいただいております。
 以下は同日(5月18日)更新されましたクラブ公式HPグリューヴァインの近況報告です。
「ここ最近は安定した走りを見せてくれているとはいえ、どうも似たような内容の競馬になりがちです。そこで何か変化を求めてということで、これまでの坂路主体の調整から、今朝はCWコースで追い切りを行いました。坂路であれだけ時計が出る馬ですし、コースに出ると想像していたとおりの行きっぷり。ただ、引っ掛かり気味に走りながらも最後までしっかりと動くことができていましたし、全体が80秒台、ラスト1ハロンも12秒5と時計も良かったですよ。状態は変わらずいいので、中1週で今週の牝馬限定戦に向かわせていただきますが、何とかあとひと押しを期待したいと思います」(宇田助手)22日の京都競馬(4歳上500万下・牝馬限定・ダ1200m)に藤岡佑騎手で出走を予定しています。
 陣営も変化をつける為にコースで追い切ったということでこれは大きく評価できますね。もちろん、上手く転ぶとは限りませんが、現状のワンパンチ不足をどこかで補わなければいけませんから、こういう試行錯誤は大歓迎です。

●気になる出馬想定表(5月22日 京都7R)

出馬想定表 5月22日 京都7R 500万下 ダート1200m 牝馬限定 定量 フルゲート16頭 想定数10頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アイファーハート  5/07 500万下 京都ダ1200 12 16 10 12 11 13
ウォーターメアヌイ 岩崎翼  4/24 500万 京都ダ1400 10 14
エンプレスペスカ 松若風馬  4/09 500万 阪神ダ1200 10
グリューヴァイン 藤岡佑介  5/08 500万 新潟ダ1200 A−
スリーチアサウス 城戸義政  2/14 500万 京都ダ1200 12 11 11
ダラニ 小崎綾也  2/20 大牟5下 小倉芝1200 14
ボストンビリーヴ 義英真  5/01 500万 新潟ダ1200
メイショウルナ 幸英明  5/08 500万 新潟ダ1200 11
レモンイエロー 小崎綾也  5/08 500万 新潟ダ1200 10
ロットリー  5/08 500万 新潟ダ1200 11 12

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在10頭出馬想定されています。グリューヴァインは優先権がありますから出走は確実です。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。

これ以降は2016年5月20日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 5月22日 京都7R 500万下 ダート1200m 牝馬限定 定量 出走数16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アイファーハート 吉井友  5/07 500万下 京都ダ1200 12 16 10 12 11 13
インシグニスブルー 太宰啓介  5/04 交流 高知ダ1400 12 12
ヴァローア 坂井瑠星  4/17 500万 福島ダ1150 14
ウォーターメアヌイ 岩崎翼  4/24 500万 京都ダ1400 10 14
エンプレスペスカ 松若風馬  4/09 500万 阪神ダ1200 10
オートクレール 松田大作  5/07 湯沢5下 新潟芝1200
オールオブユー 岡田祥嗣  5/14 500万 新潟ダ1200
グリューヴァイン 藤岡佑介  5/08 500万 新潟ダ1200 A−
スリーチアサウス 城戸義政  2/14 500万 京都ダ1200 12 11 11
ダラニ 和田竜二  2/20 大牟5下 小倉芝1200 14
ボストンビリーヴ 義英真  5/01 500万 新潟ダ1200
マチルダ 田中健  5/07 500万 京都ダ1200 11 12 12 16
メイショウルナ 酒井学  5/08 500万 新潟ダ1200 11
ラックアサイン 荻野極  5/08 500万 新潟芝1800 13
レモンイエロー 小崎綾也  5/08 500万 新潟ダ1200 10
ロットリー 幸英明  5/08 500万 新潟ダ1200 11 12

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●京都ダート1200mコース解説

 フルゲートは16頭。スタート地点は向正面の2コーナー出口。
 3コーナーまでは約400mあり、なだらかな上り坂になっている。
 芝コースと同様に3コーナーが坂の頂上で、3〜4コーナーの下り坂を経てから最後の直線勝負になる。
 ダートの短距離戦は、テンのダッシュ力と先行力が命。スタート直後から激しい先行争いになり、3コーナーを過ぎても収まらないことがある。直線が平坦コースなので、なかなか前が止まらない。道中4〜5番手につけ、直線入り口までに1〜2番手に押し上げられる形が最も理想。
 1頭あるいは2頭が飛ばして逃げ、4コーナー出口で2番手集団を少し離しているようだと、そのまま前が残りやすい。差し馬を本命にする場合は、展開をよく考えたい。
 枠順はできれば真ん中より内が欲しい。多頭数の大外は、差し馬以外は少し不利だ。
 また、京都のダートは時計が速いので、高速決着への対応力も問われる。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 先行力、高速決着への対応力
種牡馬ベスト サウスヴィグラス、ゴールドアリュール、キングカメハメハ
連対騎手ベスト 岩田康誠、武豊、福永祐一、浜中俊、川田将雅、幸英明
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分13秒4 1分13秒7 1分13秒2 1分12秒9
2歳未勝利 1分13秒7 1分13秒2 1分13秒9 1分13秒3
3歳新馬 1分14秒1 1分13秒9 1分12秒8 1分13秒7
3歳未勝利 1分13秒8 1分13秒4 1分12秒4 1分12秒9
3歳500万 1分12秒8 1分12秒1 1分12秒2 1分12秒3
古馬500万 1分12秒6 1分12秒3 1分12秒1 1分11秒8
古馬1000万 1分11秒9 1分11秒8 1分10秒8 1分11秒6
古馬1600万 1分11秒2 1分09秒9 1分10秒7 1分11秒2
古馬オープン 1分11秒0 1分10秒0 1分10秒1 1分10秒6

●騎手は藤岡佑介騎手 ほっさん評価「B+」

 今回のグリューヴァインの鞍上はGT開催の裏であまり良い騎手が少ないなぁ〜という中、前走に引き続き頼れる藤岡佑介騎手を確保してくださっています。

 藤岡佑介騎手と言えばグリューヴァインを勝ち上げてくれた騎手。過去グリューヴァインには4鞍騎乗していただいており、グリューヴァインをよく知る騎手です。

 前走は1番人気で5着でしたが、完全に力負けで騎乗云々ではありませんでした。今回輸送の少ない京都で結果を出してくれると信じています。

 私ほっさん愛馬と藤岡佑介騎手はこれまで11戦4勝で2着1回、3着1回と他のどの騎手にも負けない申し分ない成績です。もちろん、成績上位の時はそれぞれの馬は人気を背負ってのものですが、それでも結果をきちんと出してくれるのは心強い限りです。相性抜群の藤岡佑介騎手だけに今回も期待は大きいです。


 愛馬エスポワールシチーの2012年の平安S GVでは断然1番人気のエスポワールシチーの口取りに当選し、フェブラリーS GT以来の重賞での口取りだとワクワクしていましたら、この藤岡佑介騎手の騎乗する伏兵ヒラボクキングにやられて2着と口取りを逃しました。ただ、これは彼の騎乗が素晴らしかったもので、文句はありません。強く印象に残っているということです。呆然とウィナーズサークルで表彰されている彼(藤岡佑介騎手)を見ていました。

 ステップシチーでは2勝を上げてくださいました。2着に破れたレースでは我々から見ても仕掛けが遅いと思いましたが、素直に騎乗ミスを認め悔しい思いを語ってくれました。ミスは仕方がありません。素直な姿勢が気持ちよかったです。

 騎乗馬の質が悪く、トップクラスの成績ではありませんが、その中での通算勝率約8パーセントは実力の証だと思います。期待しています。


 2016年5月19日現在、JRA通算606勝、GTは未勝利、重賞23勝。勝率8.0パーセント、連対率16.0パーセントと中堅どころの数字で悪くない。昨年(2015年)は39勝、勝率8.1パーセント、連対率15.0パーセントとほぼ平年並の成績。本年(2016年)はここまで18勝、勝率10.7パーセント、連対率17.8パーセントと勝率、連対率を大きく上げている。


 藤岡 佑介(ふじおか ゆうすけ)は1986年3月17日生まれ30歳、日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している13年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー当時は作田誠二厩舎所属。現在はフリー。


 父・藤岡健一は栗東所属の調教師であり、弟・藤岡康太は同じ栗東所属の騎手として2007年にデビューした。愛称は「豆」。藤田伸二が名付けた。好みのスポーツは競艇。

 競馬学校第20期生(同期には津村明秀、丹内祐次、吉田隼人らがいる)。2004年3月6日、中京競馬第2競走のシルクマイスターでデビューし、16頭立ての3着に入る。初勝利は同年3月13日、中京競馬第1競走のアスカクイーン。同年3月27日、中京競馬の沈丁花賞をトップオブワールドで制し、特別競走勝利を挙げると、その後も函館記念でワイルドスナイパーに騎乗し3着、暮れの朝日杯フューチュリティステークスでGT初騎乗を果たすなど、この年35勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手を獲得した。

 2005年1月30日の京都牝馬ステークスで父が管理するアズマサンダースに騎乗して勝利し重賞初制覇。

 2007年3月フリーに転身した。スーパーホーネットとのコンビでは2008年にマイルチャンピオンシップで2着に健闘し、2010年に安田記念で2着している。
 
 2010年のサマージョッキーズシリーズでは、ワンカラットで函館スプリントSとキーンランドCを勝ち、2位の柴田善臣とは2ポイントの僅差ながら優勝した。これにより同年11月27日に実施した第24回ワールドスーパージョッキーズシリーズに出場した。
 11月にJBCスプリント(船橋)で交流GT制覇。しかし、中央競馬でのGTに限ると2着を5回記録しているものの未だ勝利を収めていない。

 2013年3月9日、阪神6Rをローガンサファイアで優勝。JRA通算500勝を挙げた。4月16日から11月19日までフランスでの長期遠征を行い、6月21日のメゾンラフィット競馬場での一般レースで海外初勝利を挙げた。


 調教師の矢作芳人は藤岡の騎乗技術について、「どの馬に乗せても折り合いの心配がないと言ってもいいくらい、……馬を折り合わせるのが上手い」と評している。矢作は一方で、その馬が自分に合わないと思うと「とたんに自信のない乗り方になってしまうことがある」とも指摘している。


「パワーが十分でないので馬を抑え込むのがうまくなく、追ってからも迫力を欠く。勝負どころの捌きには甘さが見られるし、安心して馬券をあずけられない。川田将雅、浜中俊など実力のある若手が急速に台頭しており、手厳しい書き方になるが、調教師や馬主も祐介に依頼する必要性がなくなっているように感じる。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (11戦4勝)
 
 2008年 6月22日 ステップシチー 湯川特別 500万下    函館芝2000m  1着2番人気
 2008年 7月13日 ステップシチー 北海ハンデ 1000万下  函館芝2600m  2着2番人気
 2008年 7月27日 ステップシチー 松前特別 1000万下   函館芝2600m  1着1番人気
 2008年 9月13日 グレイスシチー 3歳未勝利          札幌ダ1000m  3着/3番人気
 2012年 7月29日 グランデアモーレ 2歳新馬          札幌芝1800m  1着/5番人気
 2012年 9月 1日 グランデアモーレ 札幌2歳ステークス GV 札幌芝1800m 6着/10番人気
 2012年12月 9日 グランデアモーレ エリカ賞 2歳500万下 阪神芝2000m  当日出走取り消し
 2014年12月20日 グリューヴァイン 2歳未勝利         阪神ダ1400m  7着/2番人気
 2015年 1月25日 グリューヴァイン 3歳未勝利         京都ダ1200m  1着/4番人気
 2015年 5月23日 グリューヴァイン 3歳500万下       京都芝1200m   6着/8番人気
 2015年 7月 4日 レンベルガー   2歳新馬          中京芝1400m   
5着/7番人気
 2016年 5月 8日 グリューヴァイン 500万下          新潟ダ1200m   5着1番人気


2014年12月20日 阪神1Rで愛馬グリューヴァインに騎乗する藤岡佑介騎手(7着/2番人気)

これ以降は2016年5月21日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ダラニは立て直した効果でいい状態。ダートもこなすタイプで緒戦から狙える。実力上位のグリューヴァイン、復帰後は安定しているエンプレスペスカ、距離短縮がいい方に出そうなラックアサインも争覇圏。」


短評は「波乱含み」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
グリューヴァイン
レモンイエロー
ロットリー
オートクレール △△
マチルダ
オールオブユー △△ △△
エンプレスペスカ
ラックアサイン
ダラニ △△
メイショウルナ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
グリューヴァイン 3.2
エンプレスペスカ 4.7
ダラニ 5.0
レモンイエロー 8.4
ラックアサイン 9.2
オールオブユー 9.4
メイショウルナ 15.5
ロットリー 16.1
オートクレール 18.1
以下38倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
グリューヴァイン 74 74 73 67
エンプレスペスカ 73 73 67 69
ダラニ 74 66 67 70
レモンイエロー 68 55 63 68
ラックアサイン 72 60 68 66
オールオブユー 80 65 64 65


デイリー馬三郎

本紙の見解

「中央に復帰して2戦、ある程度のスピードを見せた◎ラックアサイン。6F戦への適性は高い印象で、調教の良さを生かす意味でも今回の条件変わりはプラスに出そう。一変を期待する。○グリューヴァインはためる形なら巻き返しが可能。〈浜口〉」

◎ ラックアサイン
○ グリューヴァイン
▲ ダラニ
× エンプレスペスカ
☆ オールオブユー
△ レモンイエロー
△ ボストンビリーヴ



グリューヴァインは全13記者中 ◎(本命)印 4記者、〇(対抗) 6記者、▲(3番手評価) 2記者、×(4番手評価) 1記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

グリューヴァイン(5着)

 「道中の手応えがもうひとつでしたね。押っつけ通しで、追走に余裕がありませんでした。」(藤岡佑介騎手・競馬ブック)

 「以前乗せていただいた時よりだいぶ乗りやすくなっていましたし、何とか降級前に勝ちたいと思っていました。ただ、3〜4コーナーで砂を被ると浮くような走りになってしまい、追走だけで余裕がなくなってしまいました。この馬の場合、もう少しペースが遅く、道中で脚を溜められた方が良いような気がします。力を出し切れず悔しい限りですし、何より人気に応えることができず、本当に申し訳ありませんでした」(藤岡佑介騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「圧倒的な人気だったにも関わらず、このような結果になってしまい、申し訳ありませんでした。急かした分、脚が溜まりきらなかった印象ですね。前も止まる気配はありませんでしたから、厳しい競馬になってしまいました。こちらに到着した時もいい感じで落ち着いていましたし、結果に反映できず残念です。力があるのはわかっているので降級前には何としても勝ちたいと考えていますが、今後については状態を見た上で検討していければと思います」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「馬場へ先入れ。好位から。しかし、この馬には今日の流れは速かったのか、3角付近で前2頭の外側へつけようとしたが行けず、直線の伸びもひと息だった。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

グリューヴァイン

 「前走が案外だったので坂路からコース追いにスイッチ。その効果があれば。」(宇田助手・デイリー馬三郎)

 「坂路で追い切る馬だけど、今週はCコースで併せ馬。力は上位なので調整パターンを替えたことが実戦に結びつけば。」(宇田助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 毎度勝つだろうと期待しているグリューヴァイン。追い切りの動きは秀逸ですしクラス上位の走りなのですが勝ちきれません。

 最近はレース後短期放牧に出して心のリフレッシュをしてから出走させると好走していました。今回は勝てば6月に降級できることから、降級権をかけて在厩のまま続戦します。普通に考えれば、それは無謀ですし、好走する確率は下がるのでしょうが、6月に降級できるか否かはまるまる1勝分の損得があり、優先権がある以上、この出走は大歓迎です。これで大敗しても悔いはありません。

 牧田和弥先生はいつもグリューヴァインを坂路で追い切っておられるのですが、今回はCWコースで追い切りました。これは変化をつける為ということですが、これも大いに評価できます。どうしてもワンパンチ足りないので何かを変えていかないといつまで経ってもこのままですし、これが失敗に繋がってもいろいろとチャレンジすることは大切だと思います。

 そんなこんなで今回もメンバーを見渡せば勝てると思うのですが、諸々が凶と出れば以前のように掲示板を外すような大敗も十分あり得ます。予想は難しいですね。

●当日は口取りの権利を持って現地応援予定

 当日は休日を取っておりますので現地応援予定です。夜写真多数つき現地観戦レポートをアップする予定です。

 口取りは申し込みましたが、応募7名と定員割れでした(>_<)。そんなに信頼されていないのかなぁ〜。もっとも、撮影自体は少人数の方が目立って嬉しいですが。

これ以降は2016年5月22日に作成(一部24日に作成)

●パドック

 当日は口取りの権利を持って7Rのパドックギリギリに京都競馬場入りをしました。4Rの愛馬リュラの応援に来られていたルクソール様と落ち合い、無理を言って優勝時の荷物持ち(カメラ等)と口取りの写真撮影をお願いいたしました。



グリューヴァインの馬体重は前走と同じ464キロ。新潟遠征後の中1週にしては減ってないので良かったと思いました。



グリューヴァインの登場。私としては3月12日の2着の時以来のご対面です。



こうしてみると、牧田和弥先生自らがグリューヴァインを引っ張っているように見えます(笑)。



実はいつものようにとまーれーの後でたくさん愛馬を激写しようと思っていたら、とまーれーの後、すぐに地下馬道に向かっていってしまいました。右の青いネクタイの方が牧田和弥調教師。



藤岡佑介騎手は1つ前のレースで騎乗されていたのでパドックには来ないと思っていましたが、1番でしたし、パドック周回もせずの退場でアッと言う間にパドックから消えてしまいました。

●本馬場入場


・・・ということで急いで本馬場に直行。



いやはや素晴らしい馬体の持ち主です。



パドックでは大人しく、この馬にしては覇気が無いように感じました。馬場に入ると気合いが乗ってきましたね。

●レース 


出遅れ癖のあるグリューヴァイン。今回は最内枠でしたし出遅れがもっとも懸念されましたが、なかなかの好スタートでした。



そこから二の脚もついて徐々に前を窺います。



この時点でポジション取りとしては最高だと思いました。脚を溜める作戦でしょうが、あまり後ろだと最後の直線で包まれて出られなくなってしまう恐れがあります。



とにかく、前に行きすぎず、かつ前が塞がらないポジションを取ること。



事前の追い切りの動きが秀逸だったロットリーがハナへ。グリューヴァインこの位置。



前と少し間隔を空けここで脚を溜めます。



前とは適度に間隔があり、実に良いポジションです。距離ロスなく走れますし、これは上位に来てくれると思いました。



道中は折り合い良く手応えも終始バッチリです。



3コーナーに入って来ました。



ペースが上がる勝負どころでも抜群の手応えで楽に前に取りついて行きます。



4コーナーも最内から。とにかくロスのない騎乗です。



あとは前が開くかだけでしたが、上手く間が空きます。



直線に向いてすぐには外を回って来たメイショウルナの方が脚色が良く、交わされてしまうのかと焦りましたが、グリューヴァインも抜かせません。



グリューヴァインは道中で脚がしっかりと溜まったことで36秒3の上がり。メイショウルナも同じ時計で上がりますがここからが詰まりません。



残り50メートル。このくらいになると後ろの脚色はグリューヴァインと同じでもう抜かされそうにありません。



頑張れッ!!あと少し!!



ゴールはすぐそこ!!



ゴール!!・・・って、邪魔だよ花とか・・・。

●2013年11月のエスポワールシチー JBCスプリント JpnT(金沢競馬場)以来の口取り参加


ここからは私は口取りでウィナーズサークルにいたのですが、荷物持ちをお願いしたルクソール様が撮影してくださいました。



まずは会員抜きでの口取り撮影。なかなかグリューヴァインがジッとしてくれず何度も撮り直しになります。



そして会員さん合流。7名(1人欠席だったようです)と定員割れの口取り〜。目立ちたがりの私としては少ない方が美味しくて好きですね。



勝ち時計は1分12秒2。良馬場でこの時計ですからグリューヴァインもかなり時計に対応できるようになってきています。



サイン入り、優勝ゼッケン。

●ようやく我が軍団本年2勝目

 昨年は年間10勝の目標を掲げながら5勝と4月以降に1つしか勝てず低迷した我が軍団ですが、今年も年明け早々はバウンスシャッセの愛知杯GV優勝と好調な滑り出しとなったもののそこから5月まで未勝利。

 しかも1番人気や2番人気がその間7回もありましたから本当に歯がゆい思いをしていました。グリューヴァインがこの時期に勝ってくれたことでもう1勝が数られますし、さすがにこのペースでは年間10勝は厳しいかも知れませんがある程度の数字まではなんとかなるかも知れません。特に2歳愛馬2頭がもう本州まで移動してくれていますしデビューは早そうです。2歳の年内に1つ勝ってくれれば年間6、7勝までは伸ばせるのではないでしょうか。

 1つ勝ち星がでましたし、勢いをつけていきたいですね。

●時計の評価

 今回のグリューヴァインの走破時計は1分12秒2良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分12秒3でした。

 まさに水準級のレースで500万クラスとしては大威張りですね。もちろん上のクラスで通用する時計ではありません。しかもラチ沿いを距離ロスなく走ってのもので降級後の500万クラスでもこのくらい恵まれないと勝てないのでしょうね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

グリューヴァイン(1着)

 「とにかく状態が良かったです。最内枠でもスムーズでしたし、直線も間を割ってスッと伸びてくれました。快勝でしたね。」(藤岡佑介騎手・競馬ブック)

 「状態が良かったし、内枠でスムーズに運ぶことができた。直線も反応してくれました」(藤岡佑介騎手・デイリー馬三郎)

 「前走は行きっぷりがもうひとつだったのですが、今日は内枠から内々で終始抜群の手応え。あとは追い出すタイミングだけ、という感じで運べましたし、最後までしっかりしていました。馬も落ち着いていましたし、クラス再編成前でしたから、人気に応えることができてホッとしました。ありがとうございました」(藤岡佑介騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「ありがとうございました。間隔が詰まっていたのでテンションが上がりすぎないかどうかが不安でしたが、パドックでも落ち着いて周回できていましたし、馬場入りもなんとか我慢してくれて、うまくレースに臨めたと思います。内目の枠からスムーズに折り合って脚を溜め、直線もしっかりした伸びでいい勝ち方でした。クラス再編成前になんとか勝ちたかったのでホッとしました。このあとは、まずはひと息入れてあげてから考えていきます」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

グリューヴァイン(1着)

 「ソロッと行かせて好位の内。道中も少し抑えるくらいで手応え良く追走。直線で外に出す時もスムーズ。1ハロン標手前からメイショウルナとの追い比べになってキッチリ競り勝った。内枠を生かしてうまく立ち回れた。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 1着賞金は主場ですから750万円。前走の新潟よりも50万円高く嬉しいですね。特別出走手当が41.2万円。合計791.2万円。1口で割りますと13000円程度になると思われます。

●今後の展望

 無理して中1週で使いましたし、ここらでしばらく放牧です。現地での話では1000万クラスから降級してきた強い馬が捌けた頃に戻しましょうと牧田和弥先生がおっしゃっていたということで2か月程度の放牧になるのではないでしょうか。2勝を挙げている京都開催もしばらくないですし、短期放牧を挟んでいたとはいえ使い詰めでしたからしばらくご褒美にゆっくりさせてあげるのは大賛成です。

●最後に

 ここ4戦の1〜2番人気愛馬のことごとくの大敗(5月は2番人気 7着 レンベルガー、1番人気 5着 グリューヴァイン、2番人気 6着 レンベルガー、1番人気 11着 ベルディーヴァ)で人気馬恐怖症に陥っていた私ですが、ようやくグリューヴァインが勝ち上がってくれて払拭することができました。

 まずはご一緒の所持者の皆様、愛馬の優勝おめでとうございます。

 そして早速たくさんのお祝いメッセージをいただきありがとうございました。

 6月の降級権をかけて大切な一戦でしたが、中1週での出走への不安、CWコースでの追い切りが吉と出るか凶と出るか、比較的時計の速い京都コースへの対応、出遅れ癖、ここ数戦の愛馬のこくごとくの大敗などなど負ければ敗因となりそうな事由がたくさんありました。

 それでも結果的に勝ってくれて全てが杞憂に終わってくれました。

 これで6月から現級に降級できます。僅か2週間の”1000万クラス”滞在ですが、現状500万クラスでも恵まれないと勝てません。この1勝は本当に大きいですね。


 これでマルティンスタークの初子は3勝は出来そうです。2番仔で愛馬のマルムーティエもかなり走りそうな匂いがプンプンしていますし、募集金額から言ってもまず目指すは3勝ですね。母マルティンスタークの仔出しは良さそうですしここから先のマルティンスタークの産駒は金額も人気も高騰しそうですね。困ったなぁ〜。せっかく安価で良い子を出す穴馬だと狙いをつけていたのになぁ〜。


 特に私にとってグリューヴァインは最優先枠の馬でした。募集金額1400万円を優に超える活躍(現在獲得本賞金は2500万円)ですしここを最優先にして本当に良かったです。


 口取りもエスポワールシチーのJBCスプリント JpnT(金沢競馬場)以来ですから実に2年以上ぶりです。エスポと言っても懐かしいですし、何と言っても鞍上は後藤浩輝騎手。私にとって、随分昔のような懐かしい記憶です。


 今回は有利な最内1番枠で好スタートを決め、終始ラチ沿いを距離ロスなく回り、4角もインで上手く進路が開きと申し分のない展開でした。これでいて2着馬とは僅差で、どう考えても内外の差だけの辛勝です。枠が逆なら勝ててなかったと思います。

 このように降級後の500万クラスでもすぐに勝てることはないと思いますが、いずれまた恵まれて3勝目を挙げてくれそうです、本当に良かったです。今までのように善戦マンでコツコツ賞金を稼いでくれるのも悪くないですね。


 ありがとうグリューヴァイン!!次走も楽しみに期待しているぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2016年5月19日立ち上げ 20日、21日、22日、24日加筆
グリューヴァインの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2016年 5月 8日 第14戦 500万下 新潟ダ1200m (5着1番人気

2016年 4月 9日 第13戦 500万下 阪神ダ1200m (2着/3番人気)

2016年 3月12日 第12戦 500万下 中京ダ1200m (2着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2016年 1月30日 第11戦 500万下 京都ダ1200m (6着/1番人気

2016年 1月16日 第10戦 500万下 中京ダ1200m (4着/3番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

2015年10月25日 第9戦 500万下 京都ダ1200m (12着/2番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2015年10月11日 第8戦 500万下 京都ダ1200m (3着/3番人気)

2015年 8月16日 第7戦 500万下 小倉芝1200m (12着/6番人気)

2015年 7月19日 第6戦 500万下 中京ダ1400m (2着/9番人気)

2015年 5月23日 第5戦 3歳500万下 京都芝1200m (6着/8番人気)

2015年 2月21日 第4戦 3歳500万下 京都ダ1400m (13着/12番人気)

2015年 1月25日 第3戦 3歳未勝利 京都ダ1200m (1着/4番人気)

2014年12月20日 第2戦 2歳未勝利 阪神ダ1400m 牝馬限定 (7着/2番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2014年 8月 9日 デビュー戦 2歳新馬 札幌芝1800m (6着/2番人気) 松嶋屋様撮影 現地写真掲載

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る