グリューヴァイン(マルティンスタークの12) 第21戦


キャロットクラブ出資愛馬第22号は、注目していて購入せずに大きく後悔したマルティンスタークの初仔。その母マルティンスタークは募集総額1400万円と安価ながら4勝を挙げ獲得本賞金も6846万円と素晴らしい活躍だった。安価で2、3勝を出来る馬を探し続ける私にとって、関西馬でこの手の活躍馬を取りこぼしたことは痛恨。

その母の産駒ということで7月の募集リストの時点から注目していた本馬。母の募集金額同様の募集総額1400万円と安価。4勝馬の母の子にしては随分とお得感。

そして父は繁殖の質の割に素晴らしい活躍馬を輩出するゴールドアリュールで期待大。

最優先枠で購入。

父の産駒の傾向と繋ぎの高さからダート馬っぽいが、私は最初からそのつもりで購入。いつもは芝の中距離を走れる馬を探しているが、本馬に関してはダートで2、3勝を挙げてくれればと思っている。


デビュー戦も2戦目も2番人気に支持されるも掲示板を外しガッカリ。しかし、長期休養明けを1度使われた3走目は調教の動きがガラリ一変。坂路51秒8と非凡な走りを見せた。そこから2週続けて除外の憂き目に遭い、調子落ちが心配されたが、強い内容で断然1番人気馬を競り落としての優勝!!

500万クラスでは能力上位の走りだったが2勝目まで12戦を要する。それでも4歳6月のクラス再編で降級できるか否かのラストチャンスで勝ち上がり500万クラスに降級。

そこから追い切りで自己ベストを計時するなど本格化の様相を見せ優先権持ちが8頭、前走5着以内が13頭と豪華過ぎるメンバーでかついつものように牝馬限定戦ではなく牡馬との一般戦でも2着と素晴らしい走り。その次の牝馬限定戦ではしっかりと勝ち切り3勝目を挙げた。

しかし1000万クラスに昇級してからは500万クラス脱出に12戦も要したように厳しく二桁着を並べるばかり。

昇級3戦目の前走は後方から上がり4位の脚で上がってくるが9着まで。しかし、昇級してからのここ2戦よりも内容は随分と良化。牡馬相手の一般戦でこの内容なら、牝馬限定戦やハンデ戦ならもっと上位に来ても何ら不思議はない。早めに1度上位に来て欲しい。

前走後、大きなダメージは見られないものの、優先権を確保できなかったので少し間隔を空ける必要があるでしょうということで、2月14日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

3月29日に栗東トレセンに帰厩しました。

4月15日 阪神12R 1000万下 ダート1400m 牝馬限定 定量に出走!!

フルゲート16頭のところに想定数は18頭。グリューヴァインは節が空いているので出走はほぼ確実。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジ。結局16頭で確定。

鞍上は2年目の新人荻野極騎手。平場なので減量2キロの騎手は魅力。ダートで人気薄を上位に持ってくることで定評のある騎手で先週も10番人気馬を2着、9番人気馬を2着に持って来た。乗り難しいグリューヴァインを新人騎手が巧く捌けるかは心配はあるが楽しみの方が多い。


11着/10番人気。

抜群のスタートで4番手の絶好位。大外枠で距離ロスが懸念されたが早い段階で内に入り騎乗は抜群。

ただ、道中凄い発汗でレースまでに無駄に体力を消耗していたことが窺える。直線に向くと同じ位置にいた馬に一気に離され、ズルズルと後退し11着。いつものように前につけると最後が甘くなるが、私はこの乗り方が良いと感じる。今回はアンチャン騎手で追う力が弱く、バテた馬を持たせることができなかったが、剛腕の騎手に乗って貰えればもう少し前進はできると思えた。


レース回顧と時計の分析、レース後の荻野極騎手と牧田和弥調教師のコメントを掲載。

(2017年4月24日更新)

2017年2月23日立ち上げ

●前走後、大きなダメージは見られないものの、優先権を確保できなかったので少し間隔を空ける必要があるでしょうということで、2月14日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました

 4戦目で断然1番人気馬を競り落として勝ち上がった我らが愛馬グリューヴァイン。500万クラスでは能力上位の走りですが2勝目まで12戦を要してしまいます。それでも4歳6月のクラス再編で降級できるか否かのラストチャンスで勝ち上がり500万クラスに降級することができました。

 そこから追い切りで自己ベストを計時するなど本格化の様相を見せ、優先権持ちが8頭、前走5着以内が13頭と豪華過ぎるメンバーでかついつものように牝馬限定戦ではない牡馬との一般戦で2着と素晴らしい走りを披露してくれます。その次の牝馬限定戦では1番人気に応えてきっちりと勝ち上がり3勝目を挙げてくれました。

 しかし1000万クラスに昇級してからは500万クラス脱出に12戦も要したように厳しく、二桁着を並べるばかり。

 昇級3戦目の前走は後方から上がり4位の脚で上がってきますが9着まで。しかし、昇級してからのここ2戦よりも内容は随分と良化。牡馬相手の一般戦でこの内容でしたら、牝馬限定戦やハンデ戦ならもっと上位に来ても何ら不思議はないと思います。早めに1度上位に来て欲しいですね。

 前走後、大きなダメージは見られないものの、優先権を確保できなかったので少し間隔を空ける必要があるでしょうということで2月14日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

これ以降は2017年4月4日に作成

●3月31日に栗東トレセンに帰厩しました

 2月14日に節を空ける為にノーザンファームしがらきへ放牧に出されていたグリューヴァインですが、3月30日に臨時更新されましたクラブ公式HPグリューヴァインの近況報告は次の通りです。

29日に栗東トレセンへ帰厩しました。30日は軽めの調整を行いました。「阪神4週目に牝馬限定のダート1400mという番組があるので、そこを目標に昨日帰厩させました。今朝は坂路で軽く乗って、スタートから1ハロンぐらいは頭を上げながらちょっと行きたがっていましたが、休み明けで元気いっぱいなのはいつものことですからね。最後の2ハロンぐらいはスムーズに走れていたので、環境に慣れてくれば問題ないでしょう」(牧田師)4月15日の阪神競馬(4歳上1000万下・牝馬限定・ダ1400m)に荻野極騎手で出走を予定しています。

 ということで、3月29日に栗東トレセンに帰厩しました。そして次走が4月15日 阪神12R 1000万下 ダート1400m 牝馬限定 定量に荻野極騎手と発表されました。平場での減量騎手起用は願ってもないですね。しかも荻野極騎手はダートで人気薄を上位に持ってくることで定評のある騎手でこの条件にも今回ピッタリと当てはまります。好走を期待したいですね。

これ以降は2017年4月13日に作成

●追い切り情報(4月13日更新)

前走前 2月8日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.3
3F 38.7
2F 24.9
1F 12.4



4月2日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.6
3F 43.6
2F 27.8
1F 13.8


4月5日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 52.5
3F 38.5
2F 25.3
1F 12.9


4月9日 栗東坂路 不良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.3
3F 44.2
2F 29.3
1F 14.5


4月12日 栗東坂路 不良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.3
3F 39.3
2F 25.8
1F 13.0
 4月2日、31日に帰厩後初めての追い切り時計を計時しました。終い2ハロン14秒で追い切られています。これから15日の出走に向けて調整ですね。そろそろ本番である程度の結果を出さないと後回しにされそうですし、減量起用で上位に食い込んで欲しいですね。

 4月5日、来週出走ですがそこそこの時計を出しています。
 以下は同日(4月5日)更新されましたクラブ公式HPグリューヴァインの近況報告です。
「今朝は跨がった感じを見て変に気負いがあるようなら無理に時計を出すのはやめようと思っていましたが、運動中もリラックスできているようだったので、単走でサッと追い切っています。やれば終いももっと時計は詰められますが、これで十分でしょう。体つきはふっくらしていて気配もいいですし、この中間は落ち着いて過ごせていますよ。ただ、追い切った後にイライラしがちなので、レースまでうまく過ごせるように気をつけていきたいですね」(牧田師)15日の阪神競馬(4歳上1000万下・牝馬限定・ダ1400m)に荻野極騎手で出走を予定しています。
 ということで、スイッチを入れすぎないようにサッと追い切る程度の調整だったそうです。それでもこれだけの時計が出るのですから、やはり能力は非凡ですね。前走はなかなかの内容でしたし今回は牝馬限定戦に減量騎手起用ですからまずは掲示板を目指したいですね。

 4月9日、15−15程度で追い切られました。順調ですね。今回鞍上の荻野極騎手は土曜日にも人気薄2頭を2着まで持って来ました。グリューヴァインも頼みますよ、本当にぃ〜。

 4月12日、やれば時計の出るグリューヴァインですが、やりすぎるとテンションが上がりすぎて本番で燃え尽き症候群になってしまうので軽めの調整です。今までの流れから言ってもこれで良いのだと思います。軽めと言っても全体の時計は悪くなく、先週も速い時計を出していますから調整としては万全だと思います。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。私としては全体の時計はこのくらいでも、もう少し終いをビュッと伸ばすような追い切りをして欲しかったと思いますが、今回は状態の良さは間違いないので、輸送もほとんどない阪神で良いレースを期待しています。
 競馬ブックでは”前走以上の気配”、デイリー馬三郎では”動き上々B”とどちらも高い評価を頂戴しております。
 以下は同日(4月12日)更新されましたクラブ公式HPグリューヴァインの近況報告です。
「この中間も特に問題なく順調に乗り込めています。とにかくテンションが上がりすぎないようにと気をつけていますが、週末の坂路でもスムーズに15−15程度の調教ができましたし、気配も悪くありませんよ。今朝も坂路でほぼ持ったままという内容でしたが、かなり悪い馬場だったにもかかわらずラストは流して13秒0ですから、さすがと言ったところです。前半はやや行きたがっていたものの、頭が上がってしまうようなことはなくうまく脚を溜めつつ走れていたと思います。この感じでレースに臨めればいいですね」(牧田師)15日の阪神競馬(4歳上1000万下・牝馬限定・ダ1400m)に荻野極騎手で出走を予定しています。
 ということで牧田和弥先生のジャッジとしても良い状態のようです。まずは1度上位に食い込みたいですね。

●気になる出馬想定表(4月15日 阪神12R)

出馬想定表 4月15日 阪神12R 1000万下 ダート1400m 牝馬限定 定量 フルゲート16頭 想定数18頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アグネッタ 森裕太朗  3/19 1000万 阪神ダ1400 16 14 13 17
エミノマユアク 岩田康誠  2/11 1000万 東京ダ1600 16 13 10 17
オルノス 幸英明  3/12 1000万 阪神ダ1200 12 12
グリューヴァイン 荻野極  2/12 1000万 京都ダ1200 10 10 13 A−
コートシャルマン 松山弘平  3/04 1000万 中山ダ1800
シルバーポジー 北村友一  2/25 1000万 阪神ダ1800 11 10 11 10
スノードリーム 水口優也  1/29 1000万 京都ダ1200 15 14 13 12 11
タガノヴェルリー クリストフ・ルメール  3/25 500万 阪神ダ1200
トップハート 浜中俊 11/06 500万 福島ダ1700 11
ハラペーニョペパー  3/19 1000万 阪神ダ1400 14 13 13
ピントゥリッキオ 和田竜二  3/18 1000万 阪神ダ1800 13 11 11
ファミリーズオナー  3/18 恵那10下 中京ダ1200 13 10 13
プライスガウ 中谷雄太  1/29 1000万 京都ダ1200
ベルクリア 川田将雅  3/12 500万 中京ダ1400
マイグランクロア 川又賢治  3/18 恵那10下 中京ダ1200 15
ミスキララ  3/12 1000万 中山ダ1200 16 18 13
ミッキーグッドネス 武豊  2/12 1000万 東京芝1600
メイショウパーズ 松若風馬  2/05 1000万 京都芝1200 14 12 16 15 12 16

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在18頭出馬想定されています。グリューヴァインは節が空いているので出走はほぼ確実です。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。

●出馬確定表

出馬確定表 4月15日 阪神12R 1000万下 ダート1400m 牝馬限定 定量 出走数16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アグネッタ 森裕太朗  3/19 1000万 阪神ダ1400 16 14 13 17
エミノマユアク 岩田康誠  2/11 1000万 東京ダ1600 16 13 10 17
オルノス 幸英明  3/12 1000万 阪神ダ1200 12 12
グリューヴァイン 荻野極  2/12 1000万 京都ダ1200 10 10 13 A−
コートシャルマン 松山弘平  3/04 1000万 中山ダ1800
シルバーポジー 北村友一  2/25 1000万 阪神ダ1800 11 10 11 10
スノードリーム 水口優也  1/29 1000万 京都ダ1200 15 14 13 12 11
タガノヴェルリー クリストフ・ルメール  3/25 500万 阪神ダ1200
トップハート 浜中俊 11/06 500万 福島ダ1700 11
ハラペーニョペパー 荻野琢真  3/19 1000万 阪神ダ1400 14 13 13
ファミリーズオナー 藤岡佑介  3/18 恵那10下 中京ダ1200 13 10 13
プライスガウ 中谷雄太  1/29 1000万 京都ダ1200
ベルクリア 川田将雅  3/12 500万 中京ダ1400
ミスキララ 池添謙一  3/12 1000万 中山ダ1200 16 18 13
ミッキーグッドネス 武豊  2/12 1000万 東京芝1600
メイショウパーズ 松若風馬  2/05 1000万 京都芝1200 14 12 16 15 12 16

表中 騎手の太字は乗り替わり

●阪神ダート1400mコース解説

 フルゲート16頭。スタート地点は2コーナーの奥のポケットの芝の部分。ただし、芝1800mや芝1400mよりも内側にあり、芝コースの本線とは重ならない。ダート1200mのスタート地点からそのまま左に200m延長したところにある。
 3コーナーまでの距離は542m。内と外では距離が違うが、かなり芝部分を走ることになる。
 テンからペースが厳しくなり、前半の方が確実に流れが速い。ラスト1ハロンのところでグイと13秒台まで時計がかかり、そこでの凌ぎ合いが見もの。
 逃げ馬は苦戦傾向。上位3頭は逃げ、先行馬同士ではなかなか決まらず、1頭は差し馬が突っ込んでくる。そのあたりを考えて馬券作戦を立てたい。
 枠順は、外枠が有利なのが特徴。多頭数になった方がその傾向は強い。

有利な枠順 外枠
有利な脚質 先行
ポイント 先行力、枠順
種牡馬ベスト シニスターミニスター、キングカメハメハ、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 浜中俊、福永祐一、川田将雅、岩田康誠、武豊、和田竜二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分26秒8 1分26秒8 1分26秒5
2歳未勝利 1分26秒7 1分26秒6 1分26秒4 1分25秒4
2歳オープン 1分25秒4 1分25秒8
3歳新馬 1分27秒2 1分26秒9 1分26秒6 1分25秒7
3歳未出走 1分27秒1 1分26秒5 1分27秒2 1分26秒1
3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒3 1分25秒8 1分25秒5
3歳500万 1分25秒5 1分26秒0 1分25秒0 1分24秒8
古馬500万 1分25秒3 1分24秒7 1分24秒0 1分24秒7
古馬1000万 1分24秒5 1分24秒6 1分24秒0 1分24秒5
古馬1600万 1分23秒8 1分23秒6 1分24秒1 1分23秒2
古馬オープン 1分23秒3 1分22秒8 1分22秒2 1分22秒2

●騎手は荻野極騎手 ほっさん評価「D」

 今回のグリューヴァインの鞍上は昨年デビューした新人・荻野極騎手です。現在32勝を挙げているので負担斤量の減量は2キロです。デビューからまもなくしてダートで二桁人気の馬を何度も上位に持ってくるなど騎乗技術には定評があり、特にダートで実績があります。今回のグリューヴァインもダートで人気もなさそうですし期待したいですね。負担斤量2キロ減というのもグリューヴァインにとってプラスだと思います。


 2017年4月9日現在、中央通算34勝、勝率5.5パーセント、連対率11.8パーセント。重賞は未勝利。デビューイヤーの昨年(2016年)は中央20勝、勝率4.5パーセント、連対率9.5パーセントだったが、本年(2017年)はここまで14勝、勝率7.8パーセント、連対率17.3パーセントと飛躍的に数字を上げてきている。



 荻野 極(おぎの きわむ)は1997年9月23日生まれの19歳。日本中央競馬会 (JRA) の栗東トレーニングセンターに所属している2年目の騎手である。騎手免許は平地競走と障害競走を有しているが、障害競走への出走は現在のところない。所属厩舎は清水久詞厩舎。

 2016年3月5日、第1回阪神3日1Rで栗東の清水久詞厩舎所属騎手としてデビュー。同期には木幡巧也、坂井瑠星、森裕太朗、菊澤一樹、藤田菜七子がいる。同年4月10日、阪神6日3Rでタガノインペーロに騎乗し初勝利を挙げた。

 自厩舎でGT4勝のキタサンブラックの調教に騎乗することもある。
 2016年デビューの新人騎手6人の2017年4月9日までの騎乗成績は以下のとおりです。

木幡巧也   52勝
坂井瑠星   39勝
荻野極    34勝
森裕太朗   16勝
菊澤一樹   12勝
藤田菜七子  8勝

 同期の中では勝ち星が多い方で活躍されておられます。
 ほっさん愛馬での成績 (初騎乗)

これ以降は2017年4月14日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ベルクリアは立ち回りが上手で相手なりに走れるタイプ。限定戦なら十分通用。完調手前でも能力高いブライスガウ、距離短縮プラスのコートシャルマン、一変可能な実力があるハラペーニョペパーも争覇圏。」


短評は「波乱含み」



推理のキー

《展開利見込む》
1200mがベストの先行馬が非常に多い。兼ね合いがついたとしても前残りの目は薄そうで、差し馬向きの流れになると見た。(3)コートシャルマンの前走は久々で昇級戦、それも1800mだったが、1F標手前までは前でよく踏ん張っていた。通用のメドは立った。2F短縮、それもこの顔ぶれだと序盤は容易に先行はできまいが、却って展開が向いてくれそう。今回は息保ちも違うはずだ。(1)(2)(4)(6)(12)(15)。(坂井直樹)



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
シルバーポジー △△
ブライスガウ △△
コートシャルマン
ハラペーニョペパー △△
メイショウトパーズ
トップノート
ミスキララ
アグネッタ
ミッキーグッドネス △△
スノードリーム
ベルクリア
タガノヴェルリー
グリューヴァイン
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ベルクリア 3.3
ミッキーグッドネス 5.2
ブライスガウ 6.4
ハラペーニョペパー 7.2
コートシャルマン 10.3
タガノヴェルリー 10.3
シルバーポジー 13.2
中 略
メイショウパーズ 35.1
グリューヴァイン 38.4
スノードリーム 46.2



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
グリューヴァイン 75 60 69 72
ベルクリア 77 61 62 77
ミッキーグッドネス 79 72 67 72
ブライスガウ 81 76 75 76
ハラペーニョペパー 84 73 66 69
コートシャルマン 78 68 71 74


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎ベルクリアは楽に好位で運べて、最後にひと脚を使える安定感が魅力。昇級初戦でも持ち時計から十分に通用するはずで、速い流れにも戸惑うことはなさそうだ。主軸に抜てきする。ひと息入ったが、○ブライスガウの決め脚を警戒する。〈浜口〉」

◎ ベルクリア
○ ブライスガウ
▲ トップノート
× コートシャルマン
☆ タガノヴェルリー
△ ハラペーニョペパー
△ ミスキララ
△ グリューヴァイン




グリューヴァインは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、×(4番手評価) 1記者、☆(5番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 4記者、無印 6記者


坂口元一     ここ一番屋〜速くてウマいスピード指数〜

爆穴の予感グリューヴァイン

勝ちみに遅かった◎グリューヴァインは、昨年5月頃からレースぶりに進境を見せて、500万下を2勝するくらいに力をつけてきた。特筆すべきは降級しての中京戦。クラス再編成直後ということもあり降級馬が7頭もそろった好メンバーを相手にA着と勝てなかったものの、SP指数509は価値が高い。昇級後はL、I、H着と一見、クラスの壁を感じるかもしれないが、指数を見る限り勝負になる。



●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

グリューヴァイン(9着)

 「外の馬が速かったので道中は少しポジションが悪くなってしまったのですが、思ったより抑えも利いて折り合って運ぶことができたと思います。ただ、最後も脚は使えているものの、なかなか前も止まりませんでしたし、パサパサで時計の掛かる馬場の方が良さそうだと感じました。道中も促しながらの追走でやや忙しい印象を受けたので、もうちょっと距離を延ばしてみてもいいかもしれません」(松若風馬騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「最後もジリジリと伸びてはいるのですが、前もなかなか止まりませんでしたね。それでも稽古では相変わらず行きっぷりが良すぎるくらいの馬が道中はうまく折り合っていましたし、ジョッキーもあと1ハロンくらいあった方が競馬はしやすいかもと言ってくれていたので、次は距離延長も視野に入れていく予定です。優先権を確保できなかったこともありますので、この後はいったん放牧に出し、出走状況と番組を確認しながら戻す時期を探っていきたいと思います」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

グリューヴァイン

 「クラスの壁は感じるけど、勝っている阪神コースで牝馬限定戦なら前進可能。」(牧田和弥調教師・デイリー馬三郎)

 「脚抜きのいい馬場で上がりが速かったですが、ジリジリとは伸びていました。馬場を考えれば今週の時計や動きが良かったですし、追走の楽になる1400メートルと減量起用で前進を。」(牧田和弥調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 グリューヴァインは昇級してからは13着10着9着と勝ち負けどころか掲示板どころか出走奨励金の圏内にも入れません。

 しかし、前々走は苦手の遠征、前走は9着ながらも牡馬との一般戦で最後は上がり4位の脚を見せ前進。今回は牝馬限定戦に負担斤量減量2キロの荻野極騎手騎乗と今までよりは走れそうな匂いがプンプンと漂っております。その荻野極騎手はダートで人気薄を上位に持ってくることで有名な騎手。先週も10番人気馬を2着、9番人気馬も2着に持って来ました。

 今回のグリューヴァインも人気にはならないでしょうからここは一発大穴を演出して欲しいですね。グリューヴァインの状態も上向きですし、阪神コースは相性の良いコースです。相手も全体的に平凡ですしやはり目標は掲示板です。

これ以降は2017年4月18日に作成(一部24日加筆)

●パドック

 グリューヴァインの馬体重は前走プラス6キロの466キロ。プラスの馬体重ですが、どちらかと言えばスッキリとしているように見えました。歩様、踏み込み、馬体も良く、良い状態だと思いました。

●レース 

 スタートに難のあるグリューヴァイン。今回は見事にスタートを決めハナに立てる勢い。流石にダートで数々の人気薄を上位に持って来ている荻野極騎手だけあってスタートは上手ですね。そして芝でも走れるので芝スタートのコースは良いですよね。ましてや阪神ダート1400mは外枠ほど芝コースをたくさん走れますし外枠も良かったです。

 まんまと4番手の絶好位が取れましたし、大外枠でしたが上手く内の方に入れて距離ロスもなく進めそうです。鞍上も減量2キロの騎手で、このままこれだけ条件が良ければ昇級後の最高着はあるなと思って見ていました。

 ただ馬の方はこの辺りでもう発汗が凄くレースまでに無駄に動いて体力を使っているなという印象でした。直線に向いて追い出すと同じ位置にいた馬についていけず、ムチが激しく入ります。しかし、ズルズルと後退するのみ。この辺りはまだまだアンチャン騎手、追う力が弱いですね。バテた馬を無理矢理持たせると言う芸当はできない感じです。結局11着で入線。いままでのように前につけては甘くなりというレースぶりでした。ただ、私はこの先行策の方が良いと思うのですが。

●時計の評価

 今回のグリューヴァインの走破時計は1分25秒0良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分24秒0、勝ち馬の走破時計は1分23秒5でした。

 ほぼ推定タイム通りの勝ちタイムから1秒も離されていて11着という結果はやむなしですね。これだけ良いスタートでこれだけ最後沈んでしまうのですから、やはり力不足は明白ですね。残念。

●レース後の騎手・調教師のコメント

グリューヴァイン(11着)

 「返し馬もソロッと出すことができましたし、ゲート裏でややテンションが高くなったものの、スタートに影響を及ぼすようなものではなく、ピリッと気持ちが乗っていい状態でレースに向かうことができたと思います。スタートもかなり速くて道中はいい位置から運ぶことができていましたし、追い出すまでの雰囲気は非常に良かったんですけどね…。最後に甘くなってしまいました。初めて乗せていただくので以前との比較はできないのですが、今日の感じだともう1ハロン短いほうがいいのかもしれません。いい結果を出せずに申し訳ありませんでした」(荻野極騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「パドックでも落ち着いていましたし、いい雰囲気でレースに臨めました。結果的には少し速い流れではありましたが、スムーズにうまく運んでくれたと思います。少し間を空けないと使えないでしょうから、一度放牧に出して出走状況など見ながら番組を考えていくつもりです」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 特別出走手当が41.2万円。1口で割りますと前走と同様953円になると思われます。

●今後の展望

 ううーーーん、私も1400メートルの方がゆったり走れるし良いと思ったのですが、この失速ぶりを見ていると距離かなと感じます。難しいですね。そもそも500万クラスの勝ち上がりに時間の掛かった馬ですし、その時の勝ち方も上で通用するような強い勝ちっぷりというほどでもありませんでしたからここらで限界なんでしょうね。

 もう十分募集金額以上の働きをしてくれていますし多くを望みません。繁殖入りをしてくれるのが希望です。・・・とはいえ、特に血統が良いわけでもないですし、ダートの短距離しか走れませんから繁殖牝馬としての魅力も低いですよね。あと1つ勝ってくれれば確実なのでしょうが・・・。

●最後に

 今回は得意のコースに減量2キロでしかもダートで人気薄を上位に持って来まくっている荻野極騎手でしたから、クリューヴァインも!!と期待していましたが人気通りでした(苦笑)。

 しかし、普通に考えれば500万クラスで途中アップアップだったわけですし、過去1度も1000万クラスで通用するような走りを見せてくれたことはありません。持っている能力から言って限界なのでしょうね。それでもなんでも来年3月の引退期限まではコンスタントに走って欲しいですし、根気よく走っていればどこかでメンバーに恵まれたり展開が向いたりして上位に食い込むことが出来るかも知れません。気長にそういうときが来るかも知れないことを待っています。

 昨年口取りに参加して以来グリューヴァインに会えていません。次こそは私の休日と出走が重なってくれたら現地で応援に行きたいですね。

 頑張れグリューヴァイン!!とにかく故障なく引退期限を迎えてくれ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2017年2月23日立ち上げ 4月4日、5日、9日、13日、14日、20日、24日加筆
グリューヴァインの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2017年 2月12日 第20戦 1000万下 京都ダート1200m (9着/10番人気) タテヤマ様撮影現地写真多数掲載

2016年12月 3日 第19戦 舞浜特別 1000万下 中山ダ1200m 牝馬限定 (10着/7番人気)

2016年10月30日 第18戦 1000万下 京都ダ1400m (13着/6番人気)

2016年 9月17日 第17戦 500万下 阪神ダ1200m (1着1番人気

2016年 7月17日 第16戦 500万下 中京ダ1200m (2着/3番人気)

2016年 5月22日 第15戦 500万下 京都ダ1200m (1着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2016年 5月 8日 第14戦 500万下 新潟ダ1200m (5着1番人気

2016年 4月 9日 第13戦 500万下 阪神ダ1200m (2着/3番人気)

2016年 3月12日 第12戦 500万下 中京ダ1200m (2着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2016年 1月30日 第11戦 500万下 京都ダ1200m (6着/1番人気

2016年 1月16日 第10戦 500万下 中京ダ1200m (4着/3番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

2015年10月25日 第9戦 500万下 京都ダ1200m (12着/2番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2015年10月11日 第8戦 500万下 京都ダ1200m (3着/3番人気)

2015年 8月16日 第7戦 500万下 小倉芝1200m (12着/6番人気)

2015年 7月19日 第6戦 500万下 中京ダ1400m (2着/9番人気)

2015年 5月23日 第5戦 3歳500万下 京都芝1200m (6着/8番人気)

2015年 2月21日 第4戦 3歳500万下 京都ダ1400m (13着/12番人気)

2015年 1月25日 第3戦 3歳未勝利 京都ダ1200m (1着/4番人気)

2014年12月20日 第2戦 2歳未勝利 阪神ダ1400m 牝馬限定 (7着/2番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2014年 8月 9日 デビュー戦 2歳新馬 札幌芝1800m (6着/2番人気) 松嶋屋様撮影 現地写真掲載

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