プリュム(ピューリティーの09) 第20戦


キャロ愛馬第15号はもしかすると超お得馬。

母ピューリティーは伊の1勝馬で不安要素が一杯だったが、初仔のピュアブリーゼはオークスで2着!!クラシック2着馬の下ということで期待は高まるばかり。

また、父ダイワメジャーも種牡馬として非常に素晴らしい結果を残している。姉は持ち込み馬で牝馬で1口60000円と高額だったが、本馬は牝馬で1口35000円と安価。

9戦目にして2勝目を挙げ500万クラスを脱出。1000万クラスでも4着、3着、4着と安定勢力だったが、結局クラス編成までに3つ目は勝てずに500万クラスに降級。

そこから1年間で僅か3戦と立て直しに時間を要す。しかし、ここ4戦はコンスタントに出走。前々走までは4角までは抜群の手応えでいつも勝ったと思うのだが、そこから最後に”走るのを止めちゃう症候群”を発症し失速それでも4着6着5着と悪いなりに上位に来てくれていた。

前走は私が新馬戦後から訴え続けてきた短距離戦に出走。すると最後までしっかりと走りきり勝ち馬からコンマ1秒差の2着!!しかも脚色は優勢だった。

福島は元々2勝目を挙げた相性の良いコース。引退期限の来年3月まではあと2週しか福島開催がなく、遠征で強行軍になるが優先権を確保したことだし中1週で福島最終週に出走予定。


おそらく、11月15日 福島2R 500万下 ダート1150m 牝馬限定 定量か11月16日 福島7R 500万下 ダート1150m 若手騎手限定 定量のどちらかだろう。

・・・といっていたら、11月16日 福島9R 500万下 ダート1150m 定量に出馬想定!!そのまま確定。

フルゲート16頭のところに想定数は21頭。結局16頭で確定。

鞍上の都合だが、他の2鞍に比べてやたらメンバーが揃っていて簡単ではないレース。相手関係でも非常に美味しい土曜日の牝馬限定戦や日曜日の若手騎手限定戦はすでに小崎綾也くんが確保されちゃっていて一般戦を選択。確かに、ここ2戦巧く乗ってくれている小崎綾也くんを手放すのは惜しい。


1着/2番人気!!

引退期限の来年3月まででは最後となる相性抜群の福島コースで見事に結果を残す!!

まずは雲雀さんをはじめご一緒の所持者の皆様、愛馬の優勝おめでとうございます。

そして早速、たくさんのお祝いメッセージをいただきましてありがとうございました。

一時はメンタル不調で降級後の500万でも大敗。休養ばかりで年3走しか走れない時期もあった。そのプリュムが諦めかけていた優勝の美酒!!これは本当に嬉しい。

強い相手たちをねじ伏せる完勝で完全復活!!嗚呼、同じコースで1000万クラスを走りたかった。

これで3勝目。獲得本賞金も4042万円となり、募集総額1400万円の安価なプリュムにとって十分過ぎる働き!!


レース回顧と時計の分析、レース後の小崎綾也騎手のコメントを掲載。

(2014年11月18日完結)

2014年11月6日立ち上げ

●前走優先権を確保したことから在厩で調整され、次走は中1週での福島競馬を予定

 前走は私が新馬戦後から訴え続けてきた短距離戦に出走。すると最後までしっかりと走りきり勝ち馬からコンマ1秒差の2着!!しかも脚色は勝ち馬よりも優勢でした。

 福島は元々2勝目を挙げた相性の良いコース。引退期限まではあと2週しか開催がなく、遠征で強行軍になりますが、優先権を確保したことですし中1週で福島最終週に出走予定です。

 おそらく、11月15日 福島2R 500万下 ダート1150m 牝馬限定 定量か11月16日 福島7R 500万下 ダート1150m 若手騎手限定 定量のどちらかだと思われます。

 引退期限を考えなければ、使い詰めのプリュムですから、中1週での福島までの2度の遠征のような無理なことはせずに次開催の福島まで待ちたいですが、引退期限の来年3月までに11月以降の福島開催はありません。無謀とわかっていても、実績のある走るコースで走りたいですね。

これ以降は2014年11月12日に作成

●追い切り情報(11月12日作成)

前走前 10月29日 栗東CW 良馬場 一杯追いバテる

羽月友彦調教師
6F 83.7
5F 67.3
4F 53.2
3F 39.6
1F 13.9[6]
ヒロフォーシーズン(2歳新馬)馬なりの外を0.5秒追走3F併せ0.8秒遅れ



11月4日 栗東プール

11月5日 栗東プール


11月12日 栗東ニューポリトラック 良馬場 一杯に追う

助手
6F 80.9
5F 64.8
4F 50.0
3F 36.7
1F 12.1


11月13日 栗東プール
 11月12日、ウッドチップでは終いで伸びを欠くのでニューポリトラックで追い切られました。すると終い12秒1と素晴らしい伸びを見せてくれました。
 競馬ブックでは”元気一杯”と高い評価を得ています。もちろん、前走が2着でしたしそのいいイメージでの加点があると思われますが。デイリー馬三郎では”目立たずC”と低い評価です。完全に意見が分かれましたね。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。中1週の福島遠征でこれだけ追い切れるのは状態が良い証拠です。あとは疲労が心配ですが、現時点では素晴らしい状態と思います。なんとかここで結果を残したいですね。疲れさえなければ可能だと思います。

●気になる出馬想定表(11月16日 福島9R)

出馬想定表 11月16日 福島9R 500万下 ダート1150m 定量 フルゲート16頭 想定数21頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アスキットキング 11/02 500万 福島ダ1150 13 16 10 14 10
オリオンザプラズマ 田中勝春 11/02 500万 福島ダ1150 10 13
カシノリーベ 11/01 500万 福島ダ1150 16 16 15 18
カッサイ バルザローナ 10/18 500万 福島ダ1150 10
ギャラクシーエクス 松若風馬  8/31 未勝利 小倉ダ1000
キョウエイダルク 10/18 500万 福島芝1200 11 13
ジェイケイホーム 丸田恭介  7/26 500万 福島ダ1150 12 13 10
ジャストフレンズ 10/19 500万 福島ダ1150 14 12 15 10 12
シュナップス 丸山元気 10/25 500万 福島ダ1150
セイウンチカラ 中谷雄太 10/26 500万 京都ダ1200
タマモユウトウセイ 11/02 500万 京都ダ1400
ディアゴッホ 田辺裕信  9/07 500万 札幌ダ1000
デュナトス 松岡正海 11/09 500万 東京ダ1300
トウショウハマー 村田一誠 11/01 500万 福島ダ1150
ドンマネー 岩崎翼 11/01 500万 福島ダ1150 10
プリュム 小崎綾也 11/02 500万 福島ダ1150 A−
プレミアムゴールド 伴啓太 11/02 500万 福島ダ1150 13 11 11 10
ホワイトポピー 柴山雄一 10/18 500万 福島ダ1150 10 11 16
ミキノグランプリ 和田竜二  9/06 500万 小倉ダ1000 10
ラフジェントリー 津村明秀 10/11 500万 京都ダ1200 12
ロードメビウス  9/27 500万 阪神ダ1200 10 16 15

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定 青字は1000万クラスでの成績

フルゲート16頭のところに現在21頭出馬想定されています。プリュムは優先出走権がありますのでもちろん投票すれば出走できます。

それにしても土曜日の牝馬限定戦か、日曜日の若手騎手限定だと思っていましたが、一般戦に出馬想定されています。鞍上の都合でしょうが、他の2鞍に比べて前走2着馬がプリュム以外に2頭、前走3着馬が4頭とやたらメンバーが揃っていて美味しくないレースです。 土曜日の牝馬限定戦なら前走2着馬も3着馬もたった1頭ずつのみ。日曜日の若手騎手限定戦では前走2着馬1頭のみです。ただし、どちらも小崎綾也くんが確保されちゃっています。こちらは中1週での急遽の参戦ですから仕方がないですね。鞍上を替えてでも牝馬限定戦に行くのか、このまま一般戦に小崎綾也騎手で行くのか、難しい選択です。

これ以降は2014年11月14日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 11月16日 福島9R 500万下 ダート1150m 定量 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
オリオンザプラズマ 田中勝春 11/02 500万 福島ダ1150 10 13
カッサイ バルザローナ 10/18 500万 福島ダ1150 10
ギャラクシーエクス 松若風馬  8/31 未勝利 小倉ダ1000
ジェイケイホーム 丸田恭介  7/26 500万 福島ダ1150 12 13 10
シゲルビッチュウ 太宰啓介  5/03 500万 京都ダ1200 14 16
シュナップス 丸山元気 10/25 500万 福島ダ1150
セイウンチカラ 中谷雄太 10/26 500万 京都ダ1200
ディアゴッホ 田辺裕信  9/07 500万 札幌ダ1000
トウショウハマー 村田一誠 11/01 500万 福島ダ1150
ドンマネー 岩崎翼 11/01 500万 福島ダ1150 10
プリュム 小崎綾也 11/02 500万 福島ダ1150 A−
プレミアムゴールド 伴啓太 11/02 500万 福島ダ1150 13 11 11 10
ベストリーダー 菱田裕二 10/19 500万 福島ダ1150 15 10 14
ホワイトポピー 柴山雄一 10/18 500万 福島ダ1150 10 11 16
ミキノグランプリ 和田竜二  9/06 500万 小倉ダ1000 10
ラフジェントリー 津村明秀 10/11 500万 京都ダ1200 12

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績

いやはや、ほとんど想定通りの重厚なメンバーで確定してしまいました(>_<)。

●福島ダート1150mコース解説

 スタート地点は向正面の2コーナーの外側。04年の秋の開催から誕生した条件。スタート地点は芝コースになってしまったが、フルゲートは16頭取れるようになった。
 ちょうど中山のダート1200mのような雰囲気で、斜めに走る芝とダートと境目を横切って本コースに入る。そうなると枠順の有利・不利が生じやすそうだが、実際にはそうでもない。中山ダート1200mのように外枠有利ということはなく、気持ち内目の方がいいぐらいだ。
 それよりもダッシュ力、スピードが命。前に行けない馬では勝負にならない。血統的には面白い特徴があり、サクラバクシンオー、エンドスウィープ、ボストンハーバー、メジロライアンといった芝適性がある種牡馬が上位に来ている。ただし、サクラバクシンオーは勝ち鞍は多いが、連対率は高くなく、穴も望みにくいので注意。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント
ダッシュ力、スピード
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳未勝利
3歳未勝利 1分09秒9 1分10秒4 1分09秒6 1分09秒0
古馬500万 1分09秒0 1分08秒9 1分08秒3 1分08秒5
古馬1000万 1分07秒6

●騎手は小崎綾也騎手 ほっさん評価「E」

 今回もプリュムの鞍上は前走に引き続き小崎綾也騎手です。これで3戦連続プリュムに騎乗していただいていることになります。コンビ初戦は8番人気ながら3キロ減量の負担斤量を生かし5着と掲示板まで持って来てくれました。前走は4番人気のプリュムを2着まで持って来てくれました。乗り難しいプリュムですが、どちらも馬の能力を引き出す素晴らしい騎乗でした。いつも技術があり期待出来る新人だと書いていますが、現在28勝で、あと2勝で減量3キロから2キロになってしまいます。やはり1キロ違うのは大きいですから、この一番お得な時にしっかりと結果を残して欲しいと願います。


 小崎憲調教師のご子息である小崎綾也騎手は乗り方が上手く、ここまで28勝と本年4月のデビューを考えると非常に優秀で、しかも初勝利が11番人気だったように、良い馬ばかりに乗せてもらっているわけでもありません。私の中でも松若風馬騎手と並び、将来の期待が大きい”乗れる騎手”で、その期待は大きいです。


 2014年11月14日現在、JRA通算28勝、勝率7.0パーセント、連対率14.1パーセントとなかなかのもの。重賞未勝利。


 小崎 綾也(こざき りょうや)は1995年5月13日生まれの19歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター村山明厩舎に所属する1年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。村山明厩舎所属。父はJRAの小崎憲調教師。

 2014年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得。3月にデビューする予定だったが、免許交付を間近に控えた2月19日、調教中に馬が暴れて頭部が顔面を直撃、眼底骨折の診断で入院しデビューが遅れた。4月19日に村山明厩舎所属騎手としてデビューした。同期には松若風馬、義英真、石川裕紀人、木幡初也、井上敏樹ら新人5人と2度目の騎手免許交付となった柴田未崎がいる。同日、父の管理するケルンフォーティー(11番人気)でJRA初勝利を挙げた。


 2014年デビューの新人騎手6人の2014年11月12日終了時点での騎乗成績は以下のとおりです。

松若風馬  37勝
小崎綾也  28勝
義英真   16勝
木幡初也  10勝
石川裕紀人 9勝
井上敏樹  7勝

 ということで、同期の中ではデビュー前から最も評判の高かった松若風馬騎手には勝ち星で及ばないものの、順調に勝ち星を挙げています。また、本年2月の調教中の怪我(眼底骨折)でデビューが1か月以上も遅れた分もあります。

 ほっさん愛馬での成績 (2戦0勝)

 2014年10月12日 プリュム 500万下 京都ダ1400m 5着/8番人気
 2014年11月 2日 プリュム 500万下 福島ダ1150m 2着/4番人気

これ以降は2014年11月15日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ミキノグランプリは能力が高く、追い切りの動きもいい。要はスタートを決められるかどうか。伸るか反るか。スピード非凡なギャラクシーエクス。決め手上位のシュナップス。セイウンチカラは多少でも距離短縮は有利。」


短評は「混戦模様」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
トウショウハマー
ホワイトポピー
カッサイ
シゲルビッチュウ
プレミアムゴールド
ドンマネー
ディアゴッホ △△ △△
プリュム △△ △△
オリオンザプラズマ
セイウンチカラ
ベストリーダー
シュナップス
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
セイウンチカラ 3.9
シュナップス 4.8
ミキノグランプリ 6.8
カッサイ 8.1
ディアゴッホ 8.4
プリュム 11.1
ギャラクシーエクス 13.3
ドンマネー 14.2
トウショウハマー 19.5
以下20倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
プリュム 79 68 70 75
セイウンチカラ 87 66 72 74
シュナップス 77 75 60 74
ミキノグランプリ 77 63 77 55
カッサイ 72 62 66 66
ディアゴッホ 79 76 74 70


デイリー馬三郎

本紙の見解

「この舞台で2度の大敗を喫している◎セイウンチカラだが、1000万条件でのもの。ここ一連の内容からも、このクラスでは力上位の存在。今回は惜敗続きにピリオドを打つ。引き続き好調を維持する○プリュムが相手の筆頭。〈石渡〉」

◎ セイウンチカラ
○ プリュム
▲ ドンマネー
× シュナップス
☆ トウショウハマー

以下省略


プリュムは全13記者中 〇(対抗) 2記者、▲(3番手評価) 2記者、×(4番手評価) 3記者、☆(5番手評価) 2記者、△(6番手以下評価) 3記者、無印 1記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

プリュム(2着)

 「抑えるとあまり良くないタイプです。1150メートル向きのスピードがあるわけではないのですが、抑えずにレースができるので、この距離が合っている感じがします。」(小崎綾也騎手・競馬ブック)

 「正直な感想では1150mがピッタリというスピードの馬ではないのかなと思うのですが、中距離などに比べると抑えて脚を溜めようとしてくてよく、引っ張る必要のない中で流れに乗れるこの条件は乗りやすいと思うんです。今日も流れに任せて手綱を引かずに走らせることができました。頭が低くトモをしっかりと使い切れないところがあるため直線も右手前のままになり、惰性で押し切ろうとする競馬になりましたが、あの手応えでしたからね。勝ち馬についていってうまく行ったか、勝てると思えたのですが最後は捕らえきれませんでした。気持ちが途切れることなく頑張ってくれただけに勝たせてあげたかったです。申し訳ありません」(小崎綾也騎手・キャロットクラブ公式HP)
 「中団の外目を楽な感じでの追走。3〜4角でジワッと押し上げ、直線は外から伸びてきて、ゴール前際どく迫ったが、あと一歩届かず。ただ、相手は現級勝ち馬だし、この距離の起用は正解だろう。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

プリュム

 「前走時と違って、ケイコでは最後まで集中していた。調子は上向いている。」(蒲原助手・デイリー馬三郎)

 「短い距離になって最後まで脚を使えた前走は、キッカケを掴める内容でしたね。今回も気を抜かずに走れるようなら。」(蒲原助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 正直、土曜日の牝馬限定戦や日曜日の若手騎手限定戦のメンバーなら勝ち負け確実ですが、ここはやたらとメンバーが揃ってしまいなんとも言い難いですね。

 しかし、前走でも書きましたように福島ダート1150mというのはダイワメジャー産駒はかなり走っているコースで、JRA−VANのコース解説でも

種牡馬成績ベスト5

1 スウェプトオーヴァーボード 7−6−2−38(勝率13.2%)
2 ダイワメジャー 6−4−2−21(勝率18.2%)
3 サクラバクシンオー 5−4−3−38(勝率10.0%)
4 サウスヴィグラス 5−2−5−55(勝率7.5%)
5 フジキセキ 4−2−1−19(勝率15.4%)


対象期間2011年1月1日〜2014年7月31日

 でしたよね。そのデータ通りしっかりと走ってプリュムの前走は2着だったわけですが、勝ち馬よりも終いの脚色は良好でしたし、中1週という福島輸送の疲労さえなければこのメンバーでも勝ち負けできると思います。いや、プリュムにとって福島で走れるのはこれが最後ですから、このチャンスを生かして勝ちたいですね。

これ以降は2014年11月18日に作成

●パドック

 10番のプリュムですが、パドックではなぜか14番の馬の後ろを周回しています。私はパドックはレーシングビュアーのほんの1部の映像しか見ることができませんので、なぜこの位置になったのかということはわかりません。

 馬体重は前走プラス2キロの454キロ。中1週での福島遠征の連続ですので、細化が心配されましたが、長めを一杯に追い切ってのプラス体重ですから、これは状態がかなり良いと見るべきでしょう。また、羽月友彦先生の調整もお見事です。

 パドックのプリュムはやる気が漲っていて、前進気勢も旺盛で踏み込みも良く、馬体も仕上がっていました。この状態で駄目なら仕方がないと言える状態でした。

●レース 

 プリュムのスタートは普通なのですが、芝部分での二の脚の差で競り負け、少しずつ後退。先頭からは離されていないものの10番手くらいになってしまいます。終いに切れる脚のないプリュムですからこのポジションは痛手ですが、先行集団は数も多く相当に速く、私はあまり前過ぎると潰れてしまうのではないかと思いました。ハナ争いも熾烈で、抜きつ抜かれつの展開になります。

 先行集団の最後尾の10番手辺りにいたプリュムですが、さすがにこの位置では短距離で勝負になりませんし、3角手前で外からポジションを押し上げていきます。この週はめちゃめちや騎乗っぷりが良く大爆発の小崎綾也くん。素晴らしい判断です。

 それでも4角では7番手で、プリュムの決め手だとここからは直線の距離も短い福島ですし、どうかな?と不安げに見ていました。同じ黄色い帽子のディアゴッホが素晴らしい加速で先頭を捉えそうな勢い。黄色い帽子でしたから、プリュムの見間違いじやないかな?と何度か見ましたが、やはりディアゴッホ。プリュムは直線に向いたところではまだ前とは10馬身ほどの差がありましたから、なんとか掲示板くらいに一瞬思いましたが、最後の200mは物凄い脚で大外から伸びてきます。そして先に抜け出していたディアゴッホをあっさりと交わし1着でゴール!!引退期限までの最後の福島開催で見事結果を残してくれました(涙)。

●プリュム3勝目!!獲得本賞金は4000万円を突破!!

 これでプリュムは3勝目!!未勝利→500万→500万の3勝ですが、募集総額1400万円のプリュムです。今回の本賞金670万円を加算してこれでプリュムが獲得した本賞金は4042万円となりついに4000万の大台を超えました。十分過ぎる働きです。良い馬を購入することができました。

●我が軍団本年度10勝目!!年初の目標をついに達成!!

 昨年に続き年間10勝を目指す安価な集団の我が軍団は、昨年は最終的に9勝を挙げたものの、1月に1勝してから2勝目はななんと8月でした(T_T)。それが今年は5月3日で6勝!!ずっと月換算で貯金”1”がある状態をキープしていました。

 しかし、そこからバウンスシャッセのオークス僅差3着はあるものの、続く函館記念のシンガリ負けやラフェドフルールの交流戦シンガリ負け即引退など、大敗続きで勝ち星を挙げることができませんでした。

 孤軍奮闘グランデアモーレが5月3日以来の勝ち星を7月27日にプレゼントしてくれたと思いきや、そこから2か月後にまた1つ勝ち星をプレゼントしてくれました。そのグランデアモーレの勝利から2週後のクラージュシチーの勝利となり、ここまで年間9勝でした。

 我が軍団にとって11月は相性の良い月です。昨年は11月2日にフロアクラフト、3日にエスポワールシチーがJBCスプリントJpnTを勝ち連日の勝利。しかもどちらも口取りの権利を持っていました。その次の週もオフェーリアシチーが勝ち上がってくれ、愛馬出走機会3連勝という神業をやってのけた月です。今年も勝てそうな有力愛馬が目白押しで、最低でも1勝と意気込んでいました。

 今回のプリュムの勝利で年間10勝目!!出資金額も頭数も少ない我が軍団としては勝ち頭のエスポワールシチー引退後に良くやってくれていると思います。ここまで上手く行くとは年初は半信半疑でした。

 特に本年に入り500万から1000万、1600万と3つ勝ってくれたマデイラの功績が大きいですが、プリュムの3勝目も含め予想以上の活躍です。


 さあ、次週も前走3着のフロアクラフトと前走未勝利戦を10馬身差圧勝したクラージュシチーの登場です。この勢いで更に勝ち星積み上げたいですね。

●時計の評価

 今回のプリュムの走破時計は1分08秒7良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分08秒6ですから、このクラスとしては水準級の内容で完勝だったと言えます。ただ、上のクラスではというと時計的に物足りません。しかも得意の福島開催はこれで終了です。他場のダート1200mや1000mでどこまでやれるかですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

プリュム(1着)

 「少し出てから狭くなり、ポジションが後ろになりましたが、ペースが速かったので無理をしなかったのが良かったみたいですね。その後は流れに乗れたし、思っていた通りの脚でした。」(小崎綾也騎手・競馬ブック)

「スタートして狭くなって、ポジションが後ろになってしまいましたが、ペースが速かったので無理をせずに走らせました。それがいい方に働きました」(小崎綾也騎手・デイリー馬三郎)

 「ゲートを出てから少し狭くなってしまい、思っていたよりも位置取りが後ろになってしまいましたが、前も流れていましたし、そのおかげで無理に手綱を抑えることもなく、引っ張ったままで追走することができました。それがこの馬にとっては大きかったですね。終始スムーズに進めることができましたし、最後までしっかりと走ってくれました。中1週でも疲れは見られませんでしたよ。今日はありがとうございました」(小崎綾也騎手・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

プリュム(1着)

 「好気配保つ。スタートは良かったが、先行争いを避けるように控えて中団で脚を温存。勝負どころからディアゴッホをマークするようにポジションを上げて、4角で大外へ。直線は一完歩毎に差を詰め、ゴール寸前でキッチリ捉えた。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が670万円。特別出走手当が39.2万円。合計709.2万円。1口で割りますと12000円程度と思われます。

●今後の展望

 短距離に移動して2戦共連対。合うのは間違いないですが、福島のコースというのはコース巧者が出やすい特殊なコース。これが他場でもこのパフォーマンスができるかというと微妙なところです。特に坂のある阪神などではさっぱりかも知れません。

 その福島巧者のプリュムが引退期限の来年3月までにもう福島開催がなく走れないのは非常に残念ですが、とにかく最後のチャンスだった今回をきっちりと生かし、待望の、本当に待望の3勝目を挙げてくれたことで、もう今後が頭打ちでも私は構わないと思っています。その位、今回の1勝は大きく、低迷していたプリュムにとっては嬉しい出来事です。

●最後に

 まずは雲雀さんをはじめ、ご一緒の所持者の皆様、愛馬の優勝おめでとうございます。また、早速たくさんのお祝いメッセージをいただきましてありがとうございました。

 500万クラスは現級勝ちの実績のあるクラスですが、一時の”走るのを止めちゃう症候群”の時は、もう次の1勝はないのかと半ば諦めていた時もありました。長い時間をかけて休養されていても久し振りに出走すれば大敗。そこからまた長期の休養の繰り返しで、1年間で3走しかできないときもありました。

 結果的に、その十分な休養期間が今の好走に結びついていると思いますし、根気よくやってくださっている陣営には本当に感謝です。

 ただ、私はプリュムは初戦のあとから短距離ならもっとやれる馬と言い続けてきましたし、競馬ブックも”次走距離短縮なら確勝級”というコメントでした。

 そこから短距離を走るまでにまる3年。プリュムの前日に勝利した羽月友彦厩舎のローズミラクルはデビュー前の追い切りでは坂路4F50秒台を叩き出すほどの素質馬でしたが、デビュー戦からダートにこだわり4歳11月まで1勝馬。ダートでは頭打ちになり芝に消極的に出走されたところ、初芝をものともせずに福島で上がり33秒2の鬼脚で圧勝。私はローズミラクルの所持者ではありませんが、「なぜ、もっと早く芝を使わないのだ」という疑問はあります。

 このように、羽月友彦先生はちょいと適性を見抜くのが遅いと感じます。プリュムも2勝目は福島でしたし、ダイワメジャー産駒が福島ダート1150mで抜群の結果を出していることからも、もう少し早くそこを使ってくれても良かったと思います。


 もちろん、この流れでなければプリュムの3勝はなかったかも知れませんし、競馬にたらればは禁物ですが、引退期限が迫った今、もう少しはやれたのではないかという思いがありそこは残念です。1000万クラスの福島ダート1150mを走るプリュムが見たかったですね。


 いずれにしても馬は与えられた条件で全力を出し頑張ってくれています。プリュム、よく頑張ってくれた。3勝目を有り難う。次は応援に行ける関西圏で走って欲しいぞ。

最後までご愛読ありがとうございました

2014年11月6日立ち上げ 12日、14日、15日、16日、18日加筆

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2014年11月 2日 第19戦 500万下 福島ダ1150m 牝馬限定戦 (2着/4番人気)

2014年10月12日 第18戦 500万下 京都ダ1400m 牝馬限定戦 (5着/8番人気)

2014年 8月17日 第17戦 500万下 札幌ダ1700m 牝馬限定戦 (6着/2番人気

2014年 8月 2日 第16戦 500万下 札幌ダ1700m 牝馬限定戦 (4着/3番人気)

2014年 1月25日 第15戦 500万下 中京ダ1400m (8着/2番人気

2013年 7月28日 第14戦 500万下 小倉ダ1700m (11着/1番人気

2013年 5月 4日 第13戦 1000万下 京都ダ1400m (9着/2番人気

2013年 4月 7日 第12戦 天王寺特別 1000万下 阪神ダ1400m (4着/5番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2013年 3月16日 第11戦 矢作川特別 1000万下 中京ダ1400m (3着/5番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年12月 9日 第10戦 大須特別 1000万下 中京ダ1400m (4着/5番人気)

2012年11月17日 第9戦 500万下 福島ダ1700m 牝馬限定戦 (1着/4番人気)

2012年10月27日 第8戦 500万下 京都ダ1400m 牝馬限定戦 (4着/3番人気)

2012年10月14日 第7戦 500万下 京都ダ1400m 牝馬限定戦 (9着/5番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年 9月15日 第6戦 500万下 阪神ダ1400m 牝馬限定戦 (5着1番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年 5月19日 第5戦 3歳500万下 東京ダ1400m (2着/3番人気)

2012年 4月 1日 第4戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m (1着/3番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2011年12月11日 第3戦 2歳未勝利 阪神芝1400m (4着2番人気

2011年11月20日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定戦 (2着/4番人気)

2011年11月 5日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m 牝馬限定戦 (2着2番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート