プリュム(ピューリティーの09) 第11戦


キャロ愛馬第15号はもしかすると超お得馬。

母ピューリティーは伊の1勝馬で不安要素が一杯だったが、初仔のピュアブリーゼはオークスで2着!!クラシック2着馬の下ということで期待は高まるばかり。

また、父ダイワメジャーも種牡馬として非常に素晴らしい結果を残している。姉は持ち込み馬で牝馬で1口60000円と高額だったが、本馬は牝馬で1口35000円と安価。

前々走は9戦目にして2勝目を挙げ500万クラスを脱出。これで最悪でも来夏の降級の権利をゲット。それでももう1つと欲は深まる。

前走、初の1000万特別戦は前の馬をしっかり捉えての4着と掲示板を確保。

しかし、結局かなりの弱面で確定したし、その弱面の中でハンデはメンバー中最軽量のなんと51キロ。次は走るかどうかわからないが、少しずつでもクラス慣れして行って欲しい。


前走後、5戦連続で使ってきたので12月13日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。

2月16日に栗東トレセンに帰厩しました。

帰厩から1か月も在級でしっかりと調整していただき有り難い。


3月16日 中京12R 矢作川特別 1000万下 ダート1400m ハンデ戦に出走!!
3着/5番人気!!

前走2着の有力馬2頭が除外されたりと全体的にメンバーに恵まれた、軽ハンデの馬が好スタートを決め内ラチ沿いを距離ロスなく走る。この時点で現地の私は勝ち負けを確信したが、直線は前が壁になり追い出しが遅れて3着。

しかし、内を進む以上仕方のないことだし、今回が2度目となる上村洋行騎手はいい騎乗だった。直線で前が空いていれば2着は確実だった。

これで次走もハンデは重くなるだろうが馬体はほぼ完成の域に達しているし、1000万クラスまではいずれ勝てそうに感じた。これは嬉しい。

3着ということで賞金も高く、憧れの付加賞もあり、そして次走への優先出走権もある。

なんとか夏の降級時までにもう1つ勝っておきたい。


レース回顧とレース後の上村洋行騎手と羽月友彦調教師のコメントを掲載。

写真多数付現地観戦レポート。

(2013年3月28日完結)

2012年12月13日立ち上げ

●12月13日にノーザンファームしがらきへ放牧にだされました

 12月13日に更新されましたクラブ公式HPプリュムの近況報告は次の通りです。

「先週の競馬は、前々で運んで最後もしぶとく粘ってくれました。ここにきてこの馬らしさが戻ってきた印象ですね。レース後は大きな疲れはありませんが、ここまでコンスタントに使ってきましたので、馬体チェックの意味も込めて今朝放牧に出させていただきました。短期間で帰厩させて、年明けの京都開催か中京開催での復帰を考えています」(羽月師)13日にNFしがらきへ放牧に出ました。

 ということで、8月29日に入厩し、その後コンスタントに5戦使われた我らが愛馬プリュムは12月13日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

 私としてはこれだけ使い詰めでしたので、2、3か月は放牧にでもと言っていましたが、なんのなんの短期間の放牧のようです。1つ勝ちましたし、ご褒美にゆっくりとさせてあげても良かったと思いますが、競走馬は使ってなんぼですし、特に異常がなく馬が元気なら使っていくべきでしょうね。調子のいい時にドンドン使わないと、いつ不振になったりピークを過ぎたりしてしまうかわからないですからねぇ。

 それにしても軽ハンデだったとはいえ、前走は1000万特別で3着馬とはハナ差の4着ですから、期待しちゃいますよねぇ。

これ以降は2013年2月17日に作成

●2月16日に栗東トレセンに帰厩しました

 2月17日に更新されましたクラブ公式HPプリュムの近況報告によりますと、我らが愛馬プリュムは2月16日に栗東トレセンに帰厩したということです。

 昨年の12月13日から短期の予定でしたが、皮膚炎を発症したりするなど疲れが見えたので2か月程度の放牧となりました。私はずっと使い詰めでしたし、このくらいの休養は必要と思っていましたから安心しました。

 1000万クラス脱出のメドは立つのでしょうか。それとも力及ばず夏に500万クラスに降級するのでしょうか。次走が楽しみです。

これ以降は2013年2月28日に作成

●騎手は上村洋行騎手 ほっさん評価「B+」

 今回もプリュムの鞍上は上村洋行騎手です。前走では昇級初戦のプリュムを上手くエスコートし、3着とはハナ差の4着と存在感を見せてくれました。前走は昇級初戦の3歳牝馬ということもありハンデは51キロ。今回は4歳でしかも前走は1000万クラスで4着でしたから52キロにはなると思いますが、これだけ軽いと主力のジョッキーは体重的に騎乗は難しく、軽くて経験のある騎手ということで上村洋行騎手は適当だと思います。これが56キロ以上のハンデ馬ならもっとトップクラスの成績の騎手も乗れるのでしょうが、今回も軽ハンデが予想されますし、前走を見ていたら下ろす理由がないですからね。


 上村洋行騎手は1992年にデビューした当時から私ほっさんが大注目していた騎手でしたが、昨今は騎乗馬に恵まれず、成績もついてこず、厳しい状況になっています。

 それでも第3場ではまだまだ期待の出来る騎手です。前走を見ていてもプリュムとは相性が良いような気がします。

 他の私ほっさん愛馬への騎乗ということになりますと、2010年のディヴァインシチーのシンガリ負けのみですが、これは屈腱炎明けで、結果としてもはや競走能力がなくなってしまった馬への騎乗ですから度外視していいでしょう。

 私ほっさん初の高額愛馬ローザグランデ(橋口弘次郎厩舎)の育成を任され、デビュー戦も彼の予定でしたが、急遽予定レースが変更になり、騎乗していただくことはありませんでした。

 昨今の上村騎手の低迷ぶりは非常に心配ですが、22年目のベテランですし、今回もハンデは軽いですからいい結果を期待したいですね。1番人気での勝率は良いですから、馬が良ければ、それなりの結果を出してくれる騎手だと思っています。


 2013年2月28日現在、中央通算559勝、勝率7.3パーセント、連対率14.3パーセント、重賞は10勝でGTは2008年のスプリンターズS(スリープレスナイト)の1勝のみ。

 昨年(2012年)は中央12勝、勝率4.4パーセント、連対率7.8パーセントと大きく成績を落とした。今年はここまで2勝、勝率5.0パーセント、連対率10.0パーセントと昨年よりはやや回復している。


 上村 洋行(うえむら ひろゆき)は1973年10月23日生まれの39歳。日本中央競馬会 (JRA) 栗東トレーニングセンター所属する22年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー時は柳田次男厩舎所属。現在はフリー。実兄の上村典久は調教助手。

 1992年栗東の柳田次男所属騎手としてデビュー。同期には後藤浩輝・横山義行・小林淳一がいる。競馬学校在学時より複数の教官たちから追う技術や騎手向きの性格を評価されるなどデビューした当時から騎乗技術が高く、同年は京王杯オータムハンデキャップをトシグリーンで制するなど、新人ながら40勝を挙げ、最多勝利新人騎手に輝く。

 2年目の1993年には53勝を挙げ、若手ながら相当な実力を持った騎手として認知されるようになる。

 1994年には東京優駿でデビュー3年目ながら2番人気のナムラコクオーに騎乗している(6着)。なお、デビュー3年以内で100勝を達成している騎手は他には武豊、蛯名正義、角田晃一、藤田伸二、福永祐一、武幸四郎、秋山真一郎、池添謙一、北村宏司、藤岡佑介、川田将雅、鮫島良太、三浦皇成らがいるが「デビュー3年以内でも100勝以上の騎手は減量されない」対象となった最初の騎手である。

 また結局は武豊などに乗り替わることになるが、サイレンススズカやゴールドアリュールといった後にGT馬になる馬にも騎乗している。

 その後もコンスタントに勝ちを積み重ねていたが、1990年代の後半ごろから以前ほどの勢いが落ちる。実はこの時、眼の病気(飛蚊症)を患っていたにもかかわらず治療をしないまま騎乗を続けていたという。

 2002年7月12日、函館競馬場の調整ルーム食堂内にて上村は青木芳之と口論になり一方的な暴力行為に及んだ。裁決委員は13〜14日の騎乗は不適当と判断。競馬施行規則第126条第20号「競馬の公正確保について業務上の注意義務を負う者として相応しくない非行のあった者」を適用し、上村に対し13日から21日までの騎乗停止処分を科した。

 それでも毎年10勝以上と2桁の勝ち鞍は挙げていたが、2004年に眼の病気(飛蚊症)の治療をするため騎乗を自粛。7か月間、手術をするため休養に入る。手術は3回行われ、ようやく視力が回復するに至った。

 復帰後の2005年には42勝と若い頃に近い成績を残し、神戸新聞杯でストーミーカフェに騎乗した四位洋文に替わってシックスセンスに騎乗したり、エリザベス女王杯を連覇中だったアドマイヤグルーヴにも騎乗している。

 2008年6月15日、スリープレスナイトでCBC賞を勝ち、実に10年ぶり(その間の重賞138連敗は現役騎手最多記録)のJRA重賞競走を勝利するとその後も同馬で北九州記念、さらにはスプリンターズステークスも制覇し、GTレース騎乗40回目の挑戦にして悲願のGTウイナー騎手の栄誉を手にした。

 2010年5月2日の新潟6Rをフランドルシチーで勝ち、JRA通算500勝を達成した。


 「2011年のアドマイヤメジャーでの2走が同騎手を象徴する。七夕賞は外で持って行かれて6着に沈み、小倉記念では内の追走で捌けずに10着に終わった。函館2歳S勝ちは好位の外で自然な流れに乗れたもの。こんな形になりそうな時でないと買いづらい。2010年&2011年の1番人気馬の成績は[24・4・5・24]の勝率.421。穴は2010年に単勝8190円、2011年に4360円がある。橋口弘次郎厩舎で走る馬は小牧太に取られ、2011年に成績が良いのは橋田満。」(2011年上半期・佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (2戦0勝)

 2010年 1月23日 ディヴァインシチー 500万下         中京ダ1700m 16着/10番人気
 2012年12月 9日 プリュム       大須特別 1000万下 中京ダ1400m  4着/5番人気


2012年12月15日 阪神4R ボディアンドソウルに騎乗する上村洋行騎手。(18番人気17着)

●プリュムと戦って来た馬たちは順調に昇進

 我らが愛馬プリュムの1000万クラス初戦だった前走の大須特別。勝ったコウセイコタロウは続く1600万特別も連勝し芝の小倉大賞典に駒を進めました。

 大須特別でプリュムをハナ差交わし3着だったトキノエクセレントも次走で1000万クラスを卒業。続く1600万特別でも勝ち馬から僅差の3着と能力を見せました。


 プリュムが500万クラスを卒業した前々走の2着馬タマモクララは次走で500万クラスを卒業。4着のピンクデージーも3走後にクラス卒業をしています。2番人気5着だったオーシュペールは次走でクラス卒業後2戦で1000万クラスも卒業しました。


 このようにプリュムは戦って来た相手が違います。強い馬と戦ってある程度の成績を残しています。1000万クラスは勝てる力があると思います。急ぎません。いつかどこかで勝ち上がって欲しいですね。できれば夏の降級までにここを勝ち上がって降級して1000万クラスに降りたいですね。

これ以降は2013年3月12日に作成

●気になる特別登録表(3月16日 中京12R 矢作川特別) 12日ハンデ情報追加

特別登録表 3月16日 中京12R 矢作川特別 1000万下 ダート1400m ハンデ 混合戦

第1回登録完了馬 全47頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アートオブビーン 52.0
アグン 55.0
ウォーターサムデイ 菱田裕二 53.0
オウケンイチゲキ 北村友一 54.0
オーミレイライン 54.0
カシノピストン 52.0
カネトシリープイン 川須栄彦 56.0
カフェラビリンス 53.0
クラリスピンク 52.0
ケイアイアポロン 55.0
ケイト 菱田裕二 53.0
ゴールデンクラウン 大野拓弥 55.0
コパノカーン 柴田大知 57.0
サクラシリアス 勝浦正樹 53.0
サンセルマン 53.0
シルクドミニオン 52.0
シルクパンサー 勝浦正樹 54.0
シンキングマシーン 55.0
シンコープリンス 55.0
スズカセクレターボ 田中勝春 56.0
スマイリングムーン 52.0
タイセイマスタング 水口優也 54.0
タガノプリンス 54.0
デュークワンダー 53.0
デルマダイコク 武豊 56.0
テルミーホワイ 池添謙一 55.0
トップオブザヘヴン 上村洋行 52.0
ドルモン 54.0
トレノソルーテ 53.0
ネオザウイナー 松山弘平 56.0
ピグマリオン 田中勝春 55.0
プリュム 上村洋行 52.0
プロスペラスマム 51.0
ブロックコード 柴山雄一 55.0
ヘアーオブザドッグ 北村宏司 55.0
ヘイハチスカイ 53.0
ベクトル 吉田豊 54.0
ベストサーパス 55.0
マスターソムリエ 54.0
マッシヴリーダー 中井裕二 54.0
メイショウドレイク 小島太一 53.0
メイショウボヌス 52.0
メモリーバーミット 古川吉洋 55.0
ライブリシーラ 松田大作 53.0
リアライズキボンヌ 52.0
リバーアゲイン 津村明秀 53.0
レッドアンバー 53.0

気になるハンデは私の予想通りの52キロでした。前走が昇級初戦の51キロで4着でしたから、52キロならまた掲示板を期待したいですね。しかし、前走2着の牡馬が56キロと解せない部分もあります。全体的に前走ほど楽ではない気がします。

これ以降は2013年3月13日に作成

●追い切り情報(3月13日更新)

前走前 12月5日 栗東CW 良馬場 追って一杯

助手
6F 83.3
5F 67.5
4F 53.3
3F 40.4
1F 14.6[6]
サクラエンブレム(古馬1000万下)一杯の内を1.6秒追走1.5秒遅れ



12月11日 栗東プール


2月21日 栗東ニューポリトラック 良馬場 強めに追う

助手
6F 77.6
5F 63.8
4F 51.2
3F 38.6
1F 13.0[7]


2月22日 栗東プール


2月23日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

助手
4F 57.6
3F 43.4
1F 14.3[9]


2月28日 栗東CW 重馬場 一杯追いバテる

助手
7F 97.9
6F 81.4
5F 66.9
4F 52.9
3F 40.1
1F 14.5[7]
サクラシェンロン(3歳未勝利)一杯の外を0.5秒先行1.4秒遅れ


3月1日 栗東プール


3月7日 栗東CW 良馬場 一杯追いバテる

助手
6F 83.8
5F 67.4
4F 52.5
3F 39.3
1F 14.0[8]
サクラヴィクトリー(古馬500万下)稍一杯の外を0.6秒先行3F付1.6秒遅れ


3月9日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.2
3F 44.8
2F 30.0
1F 15.2


3月10日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.2
3F 44.9
2F 29.5
1F 14.6


3月13日 栗東CW 良馬場 一杯追いバテる

助手
6F 81.5
5F 66.0
4F 52.0
3F 39.3
1F 14.0[8]
サクラヴィクトリー(古馬500万下)一杯の内を0.8秒先行3F付1.0秒遅れ
 2月21日、帰厩後初めて強めに追い切られましたが、もうかなりの時計を計時しています。コース6Fでは5番目の時計です。やはり能力はありますねぇ。
 以下は2月21日に更新されましたクラブ公式HPプリュムの近況報告です。
「先週末、無事帰厩しました。放牧先でも状態が上向いてきていて、しっかりと乗り込んでもらっていましたので、今朝はさっそくPコースで時計を出しています。まだ息遣いが本物ではない分、ラストの時計はかかりましたが、全体は77秒台と上々ですね。今のところ中京2週目の競馬を考えていますから、ここからしっかりと乗って行けば十分態勢は整うでしょう」(羽月師)3月16日の中京競馬(矢作川特別・ダ1400m)に出走を予定しています。
 ということで次走予定は前走好走した中京の同じコースのハンデ戦と堅実なレースに臨むようです。確かにそこが一番と思います。まだ1か月程度ありますが今でこれだけ動けるわけですし、いい状態で出走させて貰えそうです。後は除外が心配ですが・・・。

 2月23日、15−15強程度で追い切られました。いろいろと追い切るコースを変えて工夫されています。楽しみですね。

 2月28日、まだ息が持たずに終いで脚が上がっています。ただ、まだ出走までは2週間ありますし、こうやって長めに追い切って息を作っていけばいいと思います。また、前走前も終いの時計は酷いものでした。そんなに心配しなくてもいいと思います。
 ただ、以前の走るのをやめちゃう癖が出てきたら厄介ですが。
 以下は2月28日に更新されましたクラブ公式HPプリュムの近況報告です。
「今朝はCWコースで併せて追い切りました。相手には遅れてしまったのですが、プリュムも6ハロン81秒台という時計が出ていますし、相手が走りすぎたと見ていいでしょう。ただ、前半少し行きたがっているところはあったので、もう少しリラックスして走ってくれれば終いの伸びも違ってくるように思います。目標のレースまではまだ2週ありますし、徐々に良くなってきているのは間違いないので、今朝ビシッとやったことでさらに変わってくれるはずです」(羽月師)3月16日の中京競馬(矢作川特別・ダ1400m)に上村騎手で出走を予定しています。
 ということで、羽月友彦先生もいい感触のようです。そして騎手が上村洋行騎手だと正式に発表になりました。重賞の開催日ですが、プリュムは軽ハンデが予想される為にトップクラスのジョッキーでは体重の関係で乗れませんから、経験豊富なベテランで体重の軽い上村洋行騎手はいい選択だと思います。

 3月7日、うーーーん、先週の長めの一杯追いでもう少し終いの粘りが増すかと思いましたが、競馬ブックでも”全く伸びなく”と酷評されるほどの状態です。
 以下は3月7日に更新されましたクラブ公式HPプリュムの近況報告です。
「今朝はCWコースで併せて追い切りました。ラスト1ハロンは14秒かかって、相手にも大きく遅れてしまいましたから、脚が上がっているように見えるかもしれません。ただ、最近は状態の良し悪しにかかわらず追い切りではずっとこんな感じでズブくなっていて、前走もこういう感じの攻め馬から結果を出してくれましたからね。乗った感触は先週よりしぶとさが出てきた感じはしますし、体調面の不安はありませんよ。仕上がりという意味では、来週もうひと追いすればちょうどいいと思います」(山下助手)
 なるほど、こういうふうに言っていただくとなんだかホッとしますね。確かにズブくなっていますから、上手く付き合っていくしかないですね。前走前も確かにこういう追い切りで好走しましたからね。

 3月9日、15−15で追い切られました。

 3月10日、15−15で追い切られています。順調ですね。

 3月13日、酷い遅れようですが、それでも前走前よりは全体の時計、終いの伸び共”マシ”ですね。前走はこれで3着からハナ差の4着でしたから前走以上と思っていいのでしょうが、やはりこんな伸びですと不安になりますね(苦笑)。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。正直掴み所のない難しい状態ですねぇ。

●気になる出馬想定表(3月16日 中京12R)

出馬想定表 3月16日 中京12R 矢作川特別 1000万下 ダート1400m ハンデ 混合戦 フルゲート 16頭  想定数33頭
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アートオブビーン 国分優作 52.0
アグン バルジュー 55.0
ウォーターサムデイ 菱田裕二 53.0
オウケンイチゲキ 北村友一 54.0
オーミレイライン 岩田康誠 54.0
カネトシリープイン 川須栄彦 56.0
カフェラビリンス 池添謙一 53.0
ケイアイアポロン 内田博幸 55.0
ゴールデンクラウン 大野拓弥 55.0
コパノカーン 柴田大知 57.0
サクラシリアス 勝浦正樹 53.0
シルクドミニオン 江田照男 52.0
シンコープリンス 鮫島良太 55.0
スズカセクレターボ 田中勝春 56.0
スマイリングムーン 国分優作 52.0
タイセイマスタング 水口優也 54.0
タガノプリンス 藤岡康太 54.0
デュークワンダー 武幸四郎 53.0
デルマダイコク 武豊 56.0
テルミーホワイ 西田雄一郎 55.0
ドルモン 吉田隼人 54.0
ネオザウイナー 松山弘平 56.0
プリュム 上村洋行 52.0 12/09 大須10下 中京ダ1400
ブロックコード 柴山雄一 55.0
ヘアーオブザドッグ 北村宏司 55.0
ベクトル 吉田豊 54.0
ベストサーパス 川須栄彦 55.0
マスターソムリエ 丸山元気 54.0
マッシヴリーダー 中井裕二 54.0
メイショウドレイク 小島太一 53.0
メイショウボヌス 松山弘平 52.0
メモリーバーミット 古川吉洋 55.0
ライブリシーラ 藤岡佑介 53.0

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在33頭出馬想定されています。信頼できるキャロットクラブ公式HPですとプリュムは出走可能”A”ですので出走は確実でしょう。

これ以降は2013年3月14日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 3月16日 中京12R 矢作川特別 1000万下 ダート1400m ハンデ 混合戦 フルゲート 16頭
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アグン バルジュー 55.0  8/05 500万 新潟ダ1200 12 15
ウォーターサムデイ 菱田裕二 53.0  1/05 1000万 京都ダ1400 11 14 10 14 13
カフェラビリンス 中舘英二 53.0 11/17 西湖10下 東京ダ1400 12 15
クラリスピンク 吉田隼人 52.0 11/24 1000万 東京ダ1400 13 12
ゴールデンクラウン 大野拓弥 55.0  2/16 500万 東京ダ1400 15
コパノカーン 北村宏司 57.0  3/02 1000万 中山ダ1800 15 13
サクラシリアス 勝浦正樹 53.0 12/16 1000万 中山ダ1200 12 16 12
タイセイマスタング 水口優也 54.0  1/05 1000万 京都ダ1400 12 15
デュークワンダー 武幸四郎 53.0 12/09 1000万 阪神ダ1200 12 13 14 15
デルマダイコク 武豊 56.0  2/24 1000万 中山ダ1200
ネオザウイナー 松山弘平 56.0  2/03 1000万 東京ダ1400
プリュム 上村洋行 52.0 12/09 大須10下 中京ダ1400
ベクトル 吉田豊 54.0  9/02 西日10下 小倉ダ1700 14
マッシヴリーダー 中井裕二 54.0  2/23 500万 小倉ダ1000 10
メイショウドレイク 小島太一 53.0  1/06 1000万 中山ダ1200 13 15 15 14 12
メモリーバーミット 古川吉洋 55.0  6/03 500万 阪神ダ1400

表中の 騎手の太字は乗り替わり

強敵と思われたスズカセクレターボが消えました。案外残った面々は弱面で、これはプリュムもかなりやれそうですね。

●中京ダート1400mコース解説

 昨年から使用のコースでデータ量が少ない為に割愛させていただきます。

これ以降は2013年3月15日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ネオザウイナーの前走は発馬のロスが痛恨。2度叩き、スムーズなら今度はアッサリまで。久々、昇級でいきなりメドを立てたデルマダイコクも当然首位争いに。アグンも、昇級だが、通用の素質は秘めている。鉄砲も利く。ゴールデンクラウンは気難しいが、それだけ伸びしろもある。真面目に走れば怖い。久々だが力のあるプリュム、軌道に乗ったマッシヴにも注意。」


短評は「惑星注意」



予想家の印
馬名 米満浩 井上政 西村敬 CPU
タイセイマスタング △△
メモリーバーミット
ゴールデンクラウン △△
ネオザウィナー
ウォーターサムデイ
ベクトル
マッシヴリーダー
プリュム △△
アグン
コパノカーン
デルマダイコク
クラリスピンク △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ネオザウィナー 3.3
アグン 3.8
デルマダイコク 5.3
ゴールデンクラウン 8.7
プリュム 11.6
クラリスピンク 14.4
ベクトル 17.2
コパノカーン 20.2
カフェラビリンス 22.1
以下28倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ネオザウィナー 82 75 79 82
アグン 82 51 75 82
デルマダイコク 85 73 75 85
ゴールデンクラウン 77 63 73 77
プリュム 79 76 78 79


デイリー馬三郎

本紙の見解

「ダートではまだ底を見せていないアグンに◎。栗東坂路で丹念に乗り込みを消化し、好調時と変わらないパワフルな走りで仕上がりは上々。素質的にも見劣らない。好勝負を期待。発馬でロスあった前走でも差のない競馬を演じたネオザウイナーが○。〈城谷〉」

◎ アグン
○ ネオザウィナー
▲ デルマダイコク
× ゴールデンクラウン
☆ カフェラビリンス
△ タイセイマスタング
△ プリュム
△ コパノカーン



プリュムは全13記者中 ▲(3番手) 2記者、☆(5番手評価) 3記者、△(6番手以下評価) 4記者。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

プリュム(4着)

 「行きっぷりが良くて、終始手応え良く運べていたんだけどね。もうひと押しが欲しい内容だったけど、凄くいい馬だよ。いずれチャンスはくると思う。」(上村洋行騎手・競馬ブック)

 「道中は逃げ馬を見ながらでしたが、変に力まずにいいリズムで運べていました。勝負どころの手応えは良かったですし勝ちを意識できるくらいだったのですが、最後は一杯になってしまいました。後続の馬に交わされてはしまいましたが、最後までしっかり走り抜いていますし、昇級戦ということを考えれば頑張って走ってくれています」(上村洋行騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「スムーズに番手に付けられましたし、直線に向いた時は一瞬オッと思いましたね。結果的には交わされてしまいましたが、最後まで気を抜かずに走ってくれていますし、昇級初戦と言うことを考えればまずまずの内容でしょう。夏に休養を挟んだ後は少しずつズブい面が見られるようになっていたのですが、今日のレースではいい意味で春に見られたうるささ、前向きさが戻ってきているように感じます。もちろんあの時は正直手こずることはありましたし、度が過ぎないように注意しなければなりませんが、競馬で戦うとなればそういった面も必要だとは思うんです。前走はズブさが出ていたことと、小回りと言うことで1700m戦を使わせてもらいましたが、やはり極端に距離が延びるのは気性的にプラスになりにくそうですから、基本的には今日のような条件をメインに考えていきたいですね。今後についてはレース後の状態を確認してからですが、ここまで続けて競馬を使って来ていますし、より慎重に判断していきたいですね」(羽月友彦調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「2番手。楽な手応えで前に並びかけて直線を向き、坂上で先頭に立ちかけたのも束の間、直後を運んでいた2頭に交わされる。とはいえ、昇級戦、牡馬相手でこの内容ならメドは立った。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

プリュム

 「昇級初戦が悪くない内容。最後が甘くなるので前々で流れに乗りたいところ。」(羽月友彦調教師・デイリー馬三郎)

 「昇級戦でメドを立ててくれました。放牧は挟みましたが、引き続きいい状態。好レースを期待。」(羽月友彦調教師・競馬ブック)

 「水曜日はCWコースで併せて追い切っています。今週も、最後は止まってしまって相手にはかなり遅れてしまいましたが、これはいつものこと。乗っている感じはむしろ頑張っているという印象で、タイムは気にしないようにしています。レースに向けて徐々に追い込まれてくるせいか、曳き運動でも厩舎周りだけ歩いていると飽きてしまうようなところがあるので、馬の気に任せてトレセン内をいろいろと歩いてストレスを溜めないように心がけています。馬房などでは機嫌も良さそうですし、具合はとてもいいので、休み明けでもいい競馬を期待したいですね」(山下助手・キャロットクラブ公式HP)

●ほっさん予想

 先週日曜日の特別登録の段階では随分とメンバーが揃ったなぁ、月曜日のハンデ発表の時には、「えっ?前走2着の牡馬が56キロ?」とプリュムの苦戦は確実かと思っていましたが、なんともラッキー!!

 前走2着馬2頭が非抽選の除外になりました。

 月曜日のハンデ発表の段階では、前走2番人気2着のカネトシリープインや前走1番人気2着のスズカセクレターボの負担斤量56キロについて軽すぎると書きましたが、実は軽すぎたことで以下の基準を満たさずに非抽選除外。

ハンデ戦の優先出走馬  定められたハンデにおいて、定量との斤量差が大きい順に3頭

 真に強い馬が出られないという公正競馬を掲げるJRAとしてはあり得ない結果に。非抽選馬15頭の中には強い馬がゴロゴロと・・・。

 よって我がプリュムの出走する矢作川特別は随分と弱面揃いになりました!!

 これは美味しい。

 ハンデ52キロの軽量プリュムならなんとか逃げ粘れないものか。事前の調子は昇級初戦で4着(斤量51キロ)と粘った前走前よりもいいよう陣営談ですし、1発あるかも知れません。

 とは言っても相変わらずの追い切りでは終いの止まりっぷりで信用度に欠けますが、前走は追い切りはこんな感じでも実戦では走りましたし、鞍上も同じ上村洋行騎手ですし、夢の馬券圏内に入って欲しいですね。メンバー的に入ってくれると信じています。

●当日は口取りの権利を持って現地応援に行く予定です

 私は2月3月は仕事の繁忙期で定期休日以外の休みが取りづらく、たまたま公休日と重なった時しか愛馬の応援に行けないのですが、今回はちょうど休日にプリュムが出走となりました。

 前走は子供の習い事の発表会で中京に行くことができず残念でしたが、今回は1000万クラスでのプリュムの走りを見ることができます。楽しみですね。

 後ほど、撮って来た写真を掲載する予定ですが、何せ最終レースと遅く、帰宅は夜遅くなることから、即日アップできるかはわかりません。

 なお、プリュムに跨がる上村洋行騎手の勇姿を撮ってくる予定でしたが、上村洋行騎手、この日はこの12Rと11Rのみの騎乗。

嗚呼、パドックに来ないパターンやんか〜 がっかり・・・。

 まぁ、いいや。ウィナーズサークルでご一緒できれば・・・悶々。口取りは申し込みましたが、3名の応募しかなく、非抽選で当選いたしました。3名ということはかなりアップで口取り写真に収まることができますね。ラッキー。

これ以降は2013年3月20日に作成

●パドック

 当日は口取りの権利を持って現地に行きました。いつものように写真は撮影順です。



羽月友彦厩舎は2番のタイセイマスタング(10番人気)と2頭出しの為に、気性の煩いプリュムは羽月友彦先生自らもパドックで馬を引いての二人引きでした。



背中に皮膚病の後(毛を剃った後)がありますね。



12番のプリュムは単勝13.7倍の5番人気ですね。馬体重は446キロでだいぶ馬格がでてきましたね。この位なら一安心です。



前から見ても筋肉隆々で逞しいプリュムの馬体。



こんな応援幕をみつけました。この日のメインレース、中スポ賞ファルコンS GVで勝った馬はクロフネ産駒でしたね。牝馬でもクロフネ産駒のクロフネサプライズが重賞を勝っていますし、この横断幕を作った方は今年は大いに儲けておられるでしょうね。



もはや完成の域に達していると思われるプリュムの素晴らしい馬体。



上村洋行騎手はこの日は1つ前のメイン・中スポ杯ファルコンSと、この12R 矢作川特別の2鞍のみの騎乗でした。前走で騎乗しているので、まさか12Rのパドックには来てくれないと思っていましたが、来てくれました。このツーショットが撮りたかったので嬉しかったですねぇ。



羽月友彦先生と助手さんと上村洋行騎手。そんなに羽月友彦先生は上村洋行騎手を使う方でもないのですが、前走のプリュムのハンデが軽かったことからのご縁ですね。



私はデビューイヤー以来ずっと注目している上村洋行騎手。とにかく私はナムラコクオーのイメージが強い。



プリュムが上村洋行騎手を乗せて歩き出したところで、帰り際にもう1頭のタイセイマスタングを遠目に見る羽月友彦先生。とくに助手さんや鞍上の水口優也騎手には何も声を掛けられておりませんでした。明らかにプリュムに比べて軽視している感じだったのですが、この10番人気馬に先着を許そうとは・・・。



デュークワンダーと武幸四郎騎手(15番人気13着)。



メイショウドレイクと小島太一騎手(16番人気16着)。正直、だれかわかりませんでした。関西では小島太一騎手を見る機会はほとんどないですからねぇ。



この後圧勝するネオザウイナーと松山弘平騎手。サインは並んだけど時間切れでした><。



マッシヴリーダーと中井裕二騎手(11番人気14着)。



サクラシリアスと先週エスペランサシチーをクラス初の4着に押し上げてくれた勝浦正樹騎手(14番人気9着)。



カフェラビリンスとベテランなのに軽い斤量でも乗れる中舘英二騎手(9番人気4着)。



電光掲示板を見ながら笑みが溢れるプリュム陣営。



上村洋行騎手と口取りに収まりたかったです。



アグンと掲示板を見るバルジュー騎手(3番人気/6着)



3番人気となかなかの人気だし落ち着かないバルジュー。



コパノカーンと中京では珍しいと思う北村宏司騎手(7番人気/10着)。



デルマダイコクとこの後ジャパンカップダート張りの人気馬での失速を見せる武豊騎手(2番人気15着)。



クラリカピンクと是非とも愛馬ハルシュタットでまた福島で騎乗して欲しい吉田隼人騎手(8番人気7着)。


 私はプリュムに目が釘付けでしたので、他はあまり見ていませんが、プリュムの馬体は素晴らしく、気配も煩くなく抜群に思えました。この時点で勝ち負けは確実と思いました。

●本馬場入場


パドックでも煩くなくいい気配だったプリュムですが、返し馬も良かったです。



脚立を用意していないので、ラチが邪魔ですね。

●レース 

 プリュムは抜群のスタートからハナに立つくらいの勢いでしたが、外からバルジュー騎乗の3番人気アグンが譲らず、プリュムは2番手に控えます。ただ、これは上村洋行騎手のそういう作戦だったようです。

 プリュムは外枠でしたが、上手く2番手のラチ沿いを取り、軽ハンデの馬が好スタートから距離ロスのないラチ沿いを通ればまず大敗は無いなと思って現地で安心して見ていました。

 しかし、画面が後ろに流している間にプリュムの前には3頭横並びの壁が出来、4角では出すところがないように見えました。実際直線でも前2頭の間が空かずに追い出すことができずにようやく僅かな間を割って追い出すとグングンと伸びますが、先に外から抜けていたネオザウイナーは完全に抜け出しており、まず勝ち(私の口取りが)は無くなったことは早々にわかりました。

 プリュムは一番内側でしたので現地ではほとんど愛馬を確認することができず、私は4、5着だと思っていました。単勝はともかく、複勝馬券も結構買っていたので、がっかりと思っていましたが、ゴール前がスローになるとどうやら3着のような雰囲気で嬉しかったですね。前走は3着馬からハナ差の4着でしたが、1000万クラスは3着と4着は随分と違います。賞金はもちろん、付加賞、そして次走への優先出走権が貰えます。軽ハンデとはいえ3着は嬉しいですね。


最後の直線。すでに抜け出た赤い帽子のネオザウイナーと緑の帽子のプリュム。



プリュムにとってはオレンジの帽子2頭が邪魔だったんですよね。



14番は現級勝ちの実績があるハンデ頭のコパノカーン。



すでにコパノカーンは失速。プリュムはどんどん伸びて来ます。



前の3番人気アグンはもう余力がなさそう。



他には同厩の2番(白い帽子)のタイセイマスタングが伸びて来ています。



もう少しでアグンを捉えられそうなプリュム。



しかし6番(勝ち馬)との差は全く詰まりません。



10番人気の人気薄を2着に持って来た水口優也騎手(白い帽子)は迫力のある追い方です。



人気のアグンに襲いかかるプリュム。



白い帽子の水口優也騎手は暴れまくっています。悪く言えば体が動きすぎて馬に負担をかけているということになるのですが、最近は岩田康誠騎手や内田博幸騎手、川田将雅騎手など馬上で”暴れる”騎手の方が結果を出していますよねぇ。



現地ではカメラに必死で、プリュムは4、5番手と思っていました。



もう完全にアグンを捉えたプリュム。



勝ち馬だけは抜けていましたが、後は団子状態でした。その中で馬券圏内の3着を確保できたことは大きいですね。前走も3着馬とはハナ差だったわけですが。

●時計の評価

 今回のプリュムの走破時計1分25秒5良馬場は、今回の勝ち時計が1分25秒0良馬場で、プリュムの前走の時計が1分24秒9良馬場ですから、前走の時計で走っていれば勝っていた計算になります。ただ、前走とは1キロ負担斤量が違います。

 今回は直線で前が詰まって追い出しが遅れましたし、それらがなければ、もっと際どい勝負になっていたでしょう。ただ、スタートを決めてラチ沿いを距離ロスなく回ってのものですから、この辺が限界かも知れませんね。1000万クラスで勝ち負け出来る能力の募集価格1400万円の馬なので十分なんですけどね。姉がオークスの2着馬ですので、欲が出てしまいますねぇ。

●レース後の騎手・調教師のコメント

プリュム(3着)

 「前走は前へ行って気分よく走らせたのですが、最後は止まってしまった。今日は終いの脚に賭けましたが、馬ごみで追えませんでした。ただ、手応えもありましたし、収穫のあるレースだったと思います」(上村洋行騎手・ラジオNIKKEI)

 「前回は気分良く行って甘くなったので、前に馬を置く形で運びました。最後は窮屈になりましたが、何とか捌いて脚を使ってくれましたね。」(上村洋行騎手・競馬ブック)

 「前走が気分良く行かせて甘くなったので、きょうは前に馬を置いて運んだ。最後は追えずにもったいない競馬だったが、収穫はあった」(上村洋行騎手・デイリー馬三郎)

 「悔しいですし、もったいない競馬になってしまいました。申し訳ありません。スタートが良かったですし、リズムよく走らせたかったので逃げた馬が斜め前をしばらく走っていたのに気を使いました。直線もフラフラしていたため内に外にと切り返さないといけませんでした。また、横の馬たちも簡単に開けることはないですし、包まれてしまいました。ただ、あの形でも気持ちを切らさず最後まで頑張れたことは大きかったと思います。厩舎サイドは揉まれ弱いというイメージを強く持たれていましたが、以前外で運んだときのリズムがもうひとつだなと感じていたんです。それなので馬群の中で競馬を覚えさせることもしてみたいと思っていたので、今日のような競馬ができたことで幅も広がったと思います。勝った馬は抜けていましたが、スムーズならもう少し差はなかったと思います。力をつけていますし、今後が楽しみな馬です」(上村洋行騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「直線はちょっと勿体なかったかもしれませんが、勝ち馬は3馬身も抜けていましたからね。スムーズだったら差はもう少し詰まっていたかもしれませんが逆転までは厳しかったでしょう。悔しさはありますが、それより収穫の大きいレースだったと思っています。これまで揉まれ弱さが目立っていてなかなかこういう競馬ができませんでした。できるだけ被されない位置でレースをするという注文がついてしまっていましたが、馬群の中で運んで、最後まで頑張れるという走りができるようになったことは何より大きいことです。可能ならばこのまま次へという気持ちもありますが、レースによる心身のダメージ、特に精神面の変化は見ていかなければいけないでしょう。今後もこれまでと同様にレース後の状態をよく見たうえで判断していきます」(羽月友彦調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

プリュム(3着)

 「テンから行きたがり、前に馬を置いて2列目のイン。距離損なく直線を迎えたが、前が壁でしばらく待たされ、できた進路も1頭分あるかどうかの狭いもの。こじ開けてよく伸びたが・・・。着差が着差だけに、スムーズなら2着はあったか。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が320万円。付加賞が6.4万円。特別出走手当が385000円ですから、計3649000円。1口で割りますと約7000円程度はあると思われます。プリュムが2着だった新馬戦が3157000円の賞金で1口5984円でしたから、それよりもいただけるでしょう。

 1000万クラスは金額が大きいですから3着は嬉しいですね。また僅かとはいえ、付加賞をいただけるということも私は嬉しいです。これは記録に残る数字ですし。

これ以降は2013年3月28日に作成

●今後の展望

 ハンデが軽いとは言え、牡馬との一般戦で1000万クラスで4着3着という結果は素晴らしいものです。何よりも1度を除いて全て掲示板を確保している堅実さが嬉しいですよね。

 今回私は久々に愛馬プリュムを現地で見て、もう完成型と思いましたし、この一番良いときに少しでも走って成績を残しておきたい。ピークが過ぎてから、或いはスランプになってからいくら走らせてもいい結果は得られないですからね。

 まずは何よりも1000万クラス脱出のメドが立った以上は、夏のクラス再編までにもう1つ勝っておきたいですね。そして1000万クラスに降級するのが理想です。ここでも十分に戦えますからね。中期に休養を挟みましたのでここから3、4戦は使ってくれるでしょう。クラス再編までに何度か走って勝つチャンスをものにしたいですね。

 いずれにしてもあと2つ(降級後含む)は勝てる馬だと思います。

●最後に

 これでプリュムの獲得本賞金は2697万円となりました。募集価格が1400万円の馬です。十分な金額です。

 キャロットクラブの所属馬ですと、4歳ではアルフレード、ダローネガ、ホーカーテンペスト、アーデント、アダムスピーク、エネアド、ピグマリオンに次ぐ賞金の高さです。牝馬では一番稼いでいる馬ということになります。

 下を見るとオレニホレルナヨ、クローチェ、メテオライトと言ったもっと稼いでそうな馬たちの名前があります。牝馬ではローズノーブルの2315万円が2番手です。

 まだまだ最終結果はわかりませんが、いい馬に出資できたと自負しています。あとは無事に故障もなく行ってくれれば、降級後に1つは勝てるでしょうしまだまだ賞金加算はこれからだと思います。

 1600万クラス以上では役不足だと思いますが、1000万クラスで常に上位を賑わせる存在でいて欲しいですね。ここを突破できたらもうそれ以上に望むものはありません。

 頑張れ、プリュム!!

最後までご愛読ありがとうございました

2012年12月13日立ち上げ 2013年2月17日、21日、23日、28日、3月8日、10日、12日、13日、14日、15日、16日、18日、20日、28日加筆

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プリュムの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2012年12月 9日 第10戦 大須特別 1000万下 中京ダ1400m (4着/5番人気)

2012年11月17日 第9戦 500万下 福島ダ1700m 牝馬限定戦 (1着/4番人気)

2012年10月27日 第8戦 500万下 京都ダ1400m 牝馬限定戦 (4着/3番人気)

2012年10月14日 第7戦 500万下 京都ダ1400m 牝馬限定戦 (9着/5番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年 9月15日 第6戦 500万下 阪神ダ1400m 牝馬限定戦 (5着1番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年 5月19日 第5戦 3歳500万下 東京ダ1400m (2着/3番人気)

2012年 4月 1日 第4戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m (1着/3番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2011年12月11日 第3戦 2歳未勝利 阪神芝1400m (4着2番人気

2011年11月20日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定戦 (2着/4番人気)

2011年11月 5日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m 牝馬限定戦 (2着2番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート