プリュム(ピューリティーの09) 第18戦


キャロ愛馬第15号はもしかすると超お得馬。

母ピューリティーは伊の1勝馬で不安要素が一杯だったが、初仔のピュアブリーゼはオークスで2着!!クラシック2着馬の下ということで期待は高まるばかり。

また、父ダイワメジャーも種牡馬として非常に素晴らしい結果を残している。姉は持ち込み馬で牝馬で1口60000円と高額だったが、本馬は牝馬で1口35000円と安価。

9戦目にして2勝目を挙げ500万クラスを脱出。1000万クラスでも4着、3着、4着と安定勢力だったが、結局クラス編成までに3つ目は勝てずに500万クラスに降級。

そこから1年間で僅か3戦と立て直しに時間を要す。しかし、ここ2戦はコンスタントに出走。4角までは抜群の手応えでいつも勝ったと思うのだが、そこから最後に”走るのを止めちゃう症候群”を発症し失速。

それでも4着6着と悪いなりに上位に来てくれている。そりゃ、上のクラスでも3着4着など安定勢力だった馬。毎回期待している。なんとか引退期限の来年3月までにあと1つ勝ちたい。


前走後、8月21日に滞在していた札幌競馬場を出発し、22日に栗東トレセンに到着。23日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。9月24日に栗東トレセンに帰厩。

当初は10月11日 京都6R 500万下 牝馬限定 ダート1800m 定量に小崎綾也騎手で出走予定だったが、想定段階では10月12日 京都3R 500万下 ダート1400m 牝馬限定 定量。結局そこに出走!!

フルゲート16頭のところに想定数は17頭。結局14頭で確定。

同世代の愛馬ハルシュタットと初対決。

鞍上は新人ながらなかなか乗れている減量3キロの小崎綾也騎手で期待大。

5着/8番人気。

3キロ減の騎手で進展が期待されたが、結果的にいつもの4角までは抜群の手応えながら、手応えほど伸びずに5着。

しかし、比較的賞金も高く、次走への優先出走権も貰える5着は悪いなりに嬉しい着。これで十分。

前走はリングハミ、今回はチークピーシズといろいろと熱心に試してくださる羽月友彦先生にも感謝。やってみて、結果が出ないのは仕方がない。


レース回顧と時計の分析、レース後の小崎綾也騎手と羽月友彦調教師のコメントを掲載。

(2014年10月15日立ち上げ即完結)

2014年10月15日立ち上げ

●前走後、8月21日に滞在していた札幌競馬場を出発し、22日に栗東トレセンに到着。23日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。そして9月24日に栗東トレセンに帰厩しました

 1年で僅か3戦しか出走できない時期もあった我らが愛馬プリュム。特に大きな怪我ではないのになかなか調子が上がって来ません。5か月ぶりに1度使われたと思ったら次は6か月休養。

 そこからここ2戦は中1週で使えるなどいつになく順調。そして北海道競馬が終了することから本州に戻って来ることになりました。

 以下は8月20日に更新されましたクラブ公式HPプリュムの近況報告です。

「ひと叩きして上積みの見込める状態でしたし、同条件で楽しみにしていたのですが、いい結果を出せず申し訳ありません。レース後は大きな疲れはなく来ていますが、優先出走権が確保できなかったため、札幌開催中に使うのは難しそうですし、明日札幌発で栗東トレセンに戻してからNFしがらきへ放牧に出すつもりでいます」(羽月師)22日に栗東トレセンへ到着する予定です。その後はNFしがらきへ放牧に出る予定です。

 ということで、8月17日の前走後、21日に滞在していた札幌競馬場を出発し、22日に栗東トレセンへ到着。翌23日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。9月24日の同近況報告では、9月24日に栗東トレセンへ帰厩したということです。

 また、9月25日の報告で次走が10月11日 京都6R 500万下 牝馬限定 ダート1800m 定量に小崎綾也騎手で出走予定と発表になりました。

●追い切り情報(10月15日作成)

前走前 8月13日 札幌ダート 良馬場 馬なり余力

助手
4F 54.4
3F 40.5
1F 12.3[5]



10月1日 栗東CW 良馬場 一杯追いバテる

助手
6F 85.7
5F 68.6
4F 55.5
3F 42.0
1F 14.9[7]
キングブレイク(古馬1000万下)直線強めの内を2.2秒先行2.0秒遅れ


10月3日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 67.4
3F 47.6
2F 30.4
1F 14.9


10月5日 栗東CW 良馬場 強めに追う

助手
6F 84.4
5F 67.9
4F 52.8
3F 39.0
1F 13.1[9]
サクラアリオン(2歳未勝利)末強めの外同入


10月9日 栗東CW 良馬場 一杯追いバテる

6F 82.2
5F 67.4
4F 53.9
3F 40.7
1F 13.7[5]
 10月1日、9月24日に帰厩後最初の追い切り時計を計時しましたが、格上馬が相手とは言え、2秒2もハンデを貰って2秒0も突き放されています。終い1ハロン14秒9と完全に脚が上がってしまっている状態です。これは時間がかかりそうですね。
 以下は10月2日に更新されましたクラブ公式HPプリュムの近況報告です。
1日は栗東CWコースで追い切りました。2日は軽めの調整を行いました。「今朝は栗東CWコースで併せて追い切りました。これが帰厩後実質1本目ということで、前半からある程度強めに行ったのですが、最後はやや脚が上がってしまいました。息遣いが悪いというよりは、ちょっと馬体が太い感じですね。しっかりと追ったので、週末、来週とやっていけばまた変わってくるでしょうし、しっかりと乗って仕上げていきたいと思います。当初は1800mも考えていましたが、週末と来週の動きを見て気持ちが乗ってくるようなら翌日の牝馬限定戦1400mを視野に入れたいと思います」(羽月師)11日の京都競馬(3歳上500万下・牝馬限定・ダ1800m)もしくは12日の京都競馬(3歳上500万下・牝馬限定・ダ1400m)に小崎騎手で出走を予定しています。
 ということで、馬体も太いようですね。また、当初変化をつけるということでダート1800mを予定していましたが、いつもの1400mも視野に入れられたようです。私は常々プリュムは1200mが良いと思っていますので、そのまま1400mに出走して欲しいです。距離延長が良いと思いません。

 10月3日、終い2ハロンだけ15秒で追い切られました。1日の追い切り内容からはまだまだですので、こうやって少しずつ息を整えて行くしかないですね。

 10月5日、1日に続き、CWでそれなりに追い切られました。1日よりも全てが良くなっていますね。相手も楽な2歳未勝利馬を選んでいただきました。この調子でもっと時計を詰めて欲しいですね。

 10月9日、5日に続きCWで追い切られました。全体の時計は82秒2と合格点ですが、終い1ハロンが13秒7で脚が上がっています。競馬ブックでは”終いの伸び不満”、デイリー馬三郎では”平行線C”とどちらも水準以下という評価です。確かに終いの脚の上がり方はいただけないですね。しかし、それでも今週出走するようです。
 以下は10月9日に更新されましたクラブ公式HPプリュムの近況報告です。
「今朝は先週と同様にCWコースでビッシリと追い切りました。最後は少し脚が上がり気味でしたが、それでも全体時計は大幅に短縮しています。先週末にも速めのところをやっているので、これでいい具合に仕上がってくるのではないでしょうか。馬体も太いという感じではなくフックラと見せていて、札幌で使っていた時よりいい雰囲気です。精神面も安定していますし、順調に調整ができていますよ。休み明けですが、力を出せる状態にあると思います。札幌の競馬ではややハミを噛みすぎたところもありましたし、今回はブリンカーを外してみるつもりです」(鎌原助手)12日の京都競馬(3歳上500万下・牝馬限定・ダ1400m)に小崎騎手で出走いたします。
 ということで、陣営も脚の上がりは認識していますが、このひと追いでの上昇に期待というところですね。ブリンカーを外してみたりといろいろと試行錯誤してくれているのは有り難いですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。確かに終いの脚の上がり方は評価が低く、本番でも終いの伸びを欠く可能性が高いと思います。しかし、全体の時計は優秀ですので「C」評価よりは上だと見ます。減量騎手騎乗で新味が出て欲しいですね。

●気になる出馬想定表(10月12日 京都3R)

出馬想定表 10月12日 京都3R 500万下 ダート1400m 牝馬限定 定量 フルゲート16頭 想定数17頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アリエスムーン 浜中俊
ウィットウォーター
ウインクルキラリ 武幸四郎
カレンコティヤール 松山弘平
コリャコリャ 幸英明
スリーカーニバル
セーノークイン
デアリングプライド 岩田康誠
ティップトップ
テーオーレイチェル 義英真
ハルシュタット 藤懸貴志
プリュム 岩崎翼
マーティンオート 和田竜二
ミッキーアップル 松若風馬
モズマッテタワ 川田将雅
ルミナスパレード 福永祐一
レッドメイヴ 藤岡康太

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

結局、1800mではなくて、私の望んでいたダート1400mに想定されており、ホッとしました。ただ、急なことだったのか、鞍上が予定の小崎綾也騎手ではなく、岩崎翼騎手ということになっています。正直、この2人を天秤にかければ、いろんな意味で現状小崎綾也騎手の方が上だと思うので、同じ減量3キロでも、これはちょっとトーンダウンです。

フルゲート16頭のところに現在17頭出馬想定されています。これまた低迷している愛馬ハルシュタットと初めて戦うことになりそうです。しかし、プリュムは勝ち負けできたとしても、ハルシュタットは近況内容からもとてもそこには絡めないと思いますし、お互いがお互いを邪魔することはないでしょう。スーパー未勝利戦の2頭出しなんかだったら目も当てられませんが、今回の2頭出しは歓迎です。お互いここがベストレースだと思いますし。

信頼できるクラブ公式HPではプリュム、ハルシュタット共に”出走可能A”ということで、投票すれば出走は確実です。

●出馬確定表

出馬確定表 10月12日 京都3R 500万下 ダート1400m 牝馬限定 定量 全14頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アリエスムーン 浜中俊  9/14 未勝利 阪神ダ1400
ウィットウォーター 酒井学  6/07 500万 阪神ダ1200 13 15 18 15
カレンコティヤール 松山弘平  9/28 500万 阪神ダ1400 11 15
コリャコリャ 幸英明  9/14 500万 阪神ダ1400 13 15 10 16
スリーカーニバル 古川吉洋  9/28 500万 阪神ダ1400 10
セーノークイン 岩崎翼  7/14 地方 笠松ダ1600
デアリングプライド 岩田康誠 10/05 500万 阪神ダ1200 15 10
ハルシュタット 藤懸貴志  7/19 500万 中京ダ1400 12 16 12
プリュム 岩崎翼  8/17 500万 札幌ダ1700 11 B−
マーティンオート 和田竜二  6/22 500万 阪神ダ1400
ミッキーアップル 松若風馬  9/28 500万 阪神ダ1400 16
モズマッテタワ 川田将雅  8/31 500万 小倉ダ1700
ルミナスパレード 福永祐一  4/06 マーOP 阪神芝1400 13
レッドメイヴ 藤岡康太  9/06 500万 小倉ダ1700 11 11

表中 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績

結局14頭で確定しました。少しでも頭数が減ってくれて有り難いですね。どちらも目指すは掲示板です。

●京都ダート1400mコース解説

 スタート地点は向正面2コーナー奥のポケット。
 2コーナーの引込み線は芝コースになっており、ダート1200mから200m延長した部分はほとんどが芝になっている。外枠に行くほど芝を長く走ることになるが、単純に外枠が有利というわけでもない。ほぼフラットと見ていい。芝も走れる馬に限り有利と言える。
 3コーナーまでの直線の長さはダートコースとしては非常に長い。1200mに比べて馬群は縦長になりやすいが、先行争いが緩くなることはほとんどない。
 逃げ・先行馬が圧倒的に強いコースで、信頼できる軸馬は好位からレースを進められるタイプ。穴を狙う際にも、差し馬よりも人気薄の逃げ粘りを狙う方が効率が良い。
 また、産駒的にも大きな傾向が見られる。フォーティーナイナーやアフリート、ジェイドロバリー、エンドスウィープといった軽いダートを得意とするミスタープロスペクター系の種牡馬が圧倒的に強い。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント スタート、種牡馬
種牡馬ベスト フォーティーナイナー、フジキセキ、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、岩田康誠、福永祐一
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分26秒9 1分26秒0 1分25秒6 1分27秒1
2歳未勝利 1分26秒6 1分27秒1 1分26秒4 1分26秒4
2歳500万 1分25秒4 1分24秒5 1分25秒6
3歳新馬 1分27秒2 1分26秒4 1分25秒8 1分26秒2
3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒1 1分25秒9 1分26秒1
3歳500万 1分25秒5 1分24秒3 1分24秒5 1分26秒0
古馬500万 1分25秒4 1分25秒1 1分24秒6 1分24秒7
古馬1000万 1分24秒6 1分24秒1 1分24秒1 1分24秒3
古馬1600万 1分24秒0 1分23秒4 1分22秒7 1分23秒8
古馬オープン 1分23秒9 1分23秒9 1分23秒5 1分24秒7

●騎手は小崎綾也騎手 ほっさん評価「E」

 今回のプリュムの鞍上は小崎綾也騎手です。元々プリュムは今回変化を付けるためにダート1800mに出走、鞍上は小崎綾也騎手で予定ということでしたが、途中で実績のある1400mも視野に。そして水曜日の想定段階では1400m戦に岩崎翼騎手で予定となっていました。

 小崎綾也騎手はまだデビューイヤー。岩崎翼騎手は2年目ですが、小崎憲調教師のご子息である小崎綾也騎手は乗り方が上手く、ここまで25勝と4月のデビューを考えると非常に優秀で、しかも初勝利が11番人気だったように、良い馬ばかりに乗せてもらっているわけでもありません。私の中でも松若風馬騎手と並び、将来の期待が大きい”乗れる騎手”で、是非ともプリュムに乗って欲しいと思っていました。ですので想定段階で、その名前が消えていたことはショックでしたが、確定は小崎綾也騎手でホッとしました。


 私ほっさん愛馬への騎乗は今回が初めてです。これから長い付き合いになっていくと思いますが相性の良い騎手でいて欲しいですね。


 2014年10月15現在在、JRA通算25勝、勝率7.6パーセント、連対率12.7パーセントとなかなかのもの。重賞未勝利。


 小崎 綾也(こざき りょうや)は1995年5月13日生まれの19歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンターに所属する1年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。村山明厩舎所属。父はJRAの小崎憲調教師。

 2014年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得。3月にデビューする予定だったが、免許交付を間近に控えた2月19日、調教中に馬が暴れて頭部が顔面を直撃、眼底骨折の診断で入院しデビューが遅れた。4月19日に村山明厩舎所属騎手としてデビューした。同期には松若風馬、義英真、石川裕紀人、木幡初也、井上敏樹ら新人5人と2度目の騎手免許交付となった柴田未崎がいる。同日、父の管理するケルンフォーティー(11番人気)でJRA初勝利を挙げた。


 2014年デビューの新人騎手6人の2014年10月14日終了時点での騎乗成績は以下のとおりです。

松若風馬  34勝
小崎綾也  25勝
義英真   15勝
石川裕紀人 8勝
木幡初也  8勝
井上敏樹  7勝

 ということで、同期の中ではデビュー前から最も評判の高かった松若風馬騎手には勝ち星で及ばないものの、順調に勝ち星を挙げています。また、本年2月の調教中の怪我(眼底骨折)でデビューが1か月以上も遅れた分もあります。

 ほっさん愛馬での成績 (初騎乗)

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「外に出せれば確実に伸びるミッキーアップル。前走は勝ち馬が強かったが、このメンバーなら実力は一枚上。今度は決める。相手は、立て直して馬体が良くなったルミナスパレード、久々でも地力あるマーティンオート、先行して渋太いカレンコティヤールが有力。」


短評は「軽量馬注」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ルミナスパレード △△
プリュム
コリャコリャ
デアリングプライド
アリエスムーン △△
モズワッテタワ
ミッキーアップル
カレンコティヤール △△
セーノークイン
マーティンオート
ハルシュタット
レッドメイヴ △△
二重△は△△で処理
あとは無印


スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
プリュム 79 65 70 68
ハルシュタット 79 64 38 55
ミッキーアップル 78 76 78 75
カレンコティヤール 77 74 47 76
マーティンオート 78 73 76 75
ルミナスパレード 75 75 63 62


デイリー馬三郎

本紙の見解

「ダートに戻す◎ルミナスパレードを狙う。芝の新馬戦を勝っているように万能型だが、今回と同じ舞台の3走前が鼻差のA着と惜しい内容。良好な攻め気配も加味して本命に推す。スピードを生かす○カレンコティヤールが対抗。〈浜口〉」

◎ ルミナスパレード
○ カレンコティヤール
▲ ミッキーアップル
× マーティンオート
☆ デアリングプライド

以下省略

プリュム、ハルシュタット共に本紙無印(>_<)

プリュムは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、×(4番手評価) 2記者、△(6番手以下評価) 3記者、無印 7記者

ハルシュタットは全13記者中 全記者無印(T_T)

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

プリュム(6着)

 「スタートは今ひとつでしたが、道中はいつでも動ける位置で運びました。タメても脚を使えなかったので、やはり前、前で競馬をした方がいいのかも知れません。」(福永祐一騎手・競馬ブック)

 「スタートがゆっくりになってしまいましたし、まわりが速かったので下手に追いかけず溜める競馬にしました。前走でちょっとハミの取り方のバランスがもうひとつだったので今回はハミを微調整してもらい、そのおかげでフォームやハミのはまり方は前走よりも良く、リラックスして走れていました。それだけに直線でもっと反応していいはずなのですが、前回と同じように追ってからがさっぱりでした。気持ちの面で波が出やすいのかもしれないけど、もっとやれていいはずですし、結果を出せず申し訳ありません」(福永祐一騎手・キャロットクラブ公式HP)
 「ブリンカー。中団に控えて外目をなだめつつ追走。ただ、勝負どころから伸びずバテずで流れ込み。時計も速かったが、この距離も若干長いか。」(競馬ブック)

ハルシュタット(12着)

 「追い切りの感じではちょっと乗り難しいところがある印象でしたが、実戦ではまったくそのようなところを見せず、スムーズに走ってくれました。直線を向いた時の手応えは抜群で、追ってからもいい伸びだったのですが、最後の坂で苦しくなってしまいました。このあたりは久々も影響したと思いますし、このクラスで通用するスピードはありますね」(藤懸貴志騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「転厩初戦で、手探りな部分はありましたが、着順はともかく内容としては決して悲観するものではなかったと思います。4コーナーは持ったままでしたし、平坦小回りな小倉なら1700mでもこなしてくれそうです。久々を使って息の持ちも良くなると思います。優先出走権を外したので、間隔を空けるために少し放牧に出してから小倉開催を狙っていくつもりです」(友道康夫調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

プリュム

 「体をふっくら見せて、ケイコでも集中して走れている。休養の効果に期待。」(蒲原助手・デイリー馬三郎)

 「放牧は挟みましたが、状態は良好。ベスト距離の1400メートルで、粘り込みを期待したいですね。」(羽月友彦調教師・競馬ブック)

ハルシュタット

 「最近の成績から強気になれないが、休ませたことで状態は良くなっている。」(大江助手・デイリー馬三郎)

 「前回は転厩緒戦。掛かると聞いていたんですが、その点は問題なかったですね。ひと息入れて気配良化。もっとやれそうです。」(友道康夫調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

「どちらが先にやめちゃうか」

 プリュムは岩崎翼騎手で想定されていましたが、当初予定の小崎綾也騎手が乗ってくれるので期待度アップです。

 ・・・とはいえ、今をときめく福永祐一騎手が乗っても走るのをやめちゃう症候群を治せないわけですから、普通に考えて新人の小崎綾也騎手では・・・というところでしょう。ただ、減量騎手は魅力ですし、以前上村洋行騎手の手が合ったように、人馬が合う合わないというのはあります。その辺りに期待します。逆に言えばその辺りしか頼るところがありません。

 ハルシュタットも前の厩舎の時よりも動きが良いですし、いつ大駆けがあっても不思議ではありませんが、反面負け癖がついてしまっており、こちらも最後まで走り切りません。

 まさにタイトル通り、”どちらが先にやめちゃうか”状態です。

●パドック

 プリュムの馬体重は前走プラス6キロの454キロでこれでもまだもう少しふっくらとしていても良いのではないかと思いました。気配はかなり良く、踏み込みもしっかりとしていて前進気勢が見受けられました。今回初めてチークピーシズを着用しています。

 調教の動きの良かったハルシュタットの馬体重は前走プラス16キロの486キロ。こちらは少し太い気がしました。プリュムと足して二で割れば丁度良いんですけどね。ハルシュタットは少し頭が高く、チャカチャカと歩く感じで、パドック気配としては良くも悪くもなくという感じでした。

●レース 

 プリュム、ハルシュタット共、いつものようにスタートは良く、この2頭が全体の中でスタートは1、2番に良かったのではないでしょうか。しかし、どちらも以前ほどの二の脚がなく、ズブくなっており、次々と二の脚の速い馬に抜かれ、どちらも5、6番手の同じようなポジションに位置します。

 ハルシュタットは3角手前でもう気合いをつけられてムチが入ります。走るのを止めちゃうのは想定通りですが、ちょいと早すぎますね(T_T)。プリュムは抜群の手応えです。プリュムの4角までは抜群の手応えというのはここ2戦いつものことで、直線に向いて追いだしてからが伸びないんですよね。

 手応えがスカスカのハルシュタットもなんとか直線を向くまでは頑張りますが、直線を向いたところ辺りで一気に失速し二桁着が確定(>_<)。期待が大きい方のプリュムはいつもよりも失速感はなく、ジリジリながらも最後までバテずに伸びて来ます。4着馬から離された5着でしたが、レース内容はまずまずだったと思います。減量3キロと小崎綾也くんの巧さだと思います。次もこのコンビで良いのではないでしょうか。

●時計の評価

 今回のプリュムの走破時計は1分25秒0良馬場でした。ハルシュタットの走破時計は1分26秒1同でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分24秒4、勝ち馬の時計が1分24秒5でしたから、競馬ブック誌は今回もバッチリ的中でした。

 プリュムは勝ち馬から0.5秒差と勝ち負けには全く絡めないものの、悪すぎる内容でもなくパンチ不足という言葉がぴったりでしょう。ハルシュタットは調教の良さがレースに出ませんねぇ。

●レース後の騎手・調教師のコメント

プリュム(5着)

 「いつも手応えの割には伸び切れませんが、距離を詰めた今回でも同じような感じでしたね。ただ、今日に関してはもう1列前でレースがしたかったです。動きたくても動けない場面がありましたから。それでも崩れないように力はある馬ですね。」(小崎綾也騎手・競馬ブック)

 「この距離でも、4コーナーまでは持ったままで回ってくるのですが、いざ追い出すと手応えほど伸びてくれません。もう少し促して行ければ良かったのですが、前もごちゃついていてなかなか動けず、行きたいところで行けませんでした。もうひとつ内で我慢できれば違ったかもしれません。うまく乗れず申し訳ありません」(小崎綾也騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「何か変化をつけてみるということでチークピーシズを着用しました。期待したほどレースではそんなに効果はありませんでしたが、堅実に走ってくれているように、力があるのは確かです。今日のレース内容ならば距離を更に詰めてみても対応してくれそうですね。権利も取ることができましたし、来週から福島開催が始まるので京都と合わせてどの番組を使っていくか検討します」(羽月友彦調教師・キャロットクラブ公式HP)

ハルシュタット(13着)

 「京都の1400mですしスタートから積極的に出していきました。道中は良い感じで運べていたし手応えはあったんです。でも3コーナーあたりで急に反応がなくなってしまって…。ステッキを使って強めに扶助をしたのですが、自分から動いてくれませんでした。良い意味でうるさい中に落ち着きもあるし、馬の状態も良かったのですが、馬が少しズルくなっているせいか、ペースが上がった時に止めているような感じも受けました。もっとゆったりと気分良く運んだ方がいいのかもしれません」(藤懸貴志騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「状態がとてもいいので期待していたのですが、勝負どころで走るのを止めてしまったように見えました。ややテンションが高く、ムキになっている感じもするので、テンから楽なペースで走れる距離を使うのもいいかもしれません」(友道康夫調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

プリュム(5着)

 「チークピーシズ着用。スタートは決まったが、スッと行けなかった。4角では手応えは十分。その割には追われてジリジリ。あまり速い脚がない。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 プリュムの本賞金は75万円。特別出走手当が41.4万円。合計115.4万円。1口で割りますと2200円程度になると思われます。

 ハルシュタットは特別出走手当の41.4万円から9着以降ということで2.5万円が減額されますから、389000円。1口で割りますと920円程度になると思われます。

●今後の展望

 羽月友彦調教師はようやくここから更に距離を短縮する可能性を示唆されました。私はデビュー戦の時から芝でもダートでも1200mがベストと思っていましたので、ようやくという感じです。ただ、ここ3戦を見ていると、スピード能力値が低くなっていますし、1400mで逃げるというのもありかと思いました。

 いずれにしてもいつも上位の入ってくれますし、それなりの賞金を獲得してくれる孝行馬です。元気に引退期限まで走りきってくれればいうことないですね。ここ数戦はコンスタントに間隔を詰めて走れているので、それだけで十分ですね。

●最後に

 プリュムは毎度4角までは抜群の手応えで、「ヨッシャー」と思うのですが、ついにクラブHPのMy Horseからも消えてしまった(涙)ジェットブラック同様手応えほど伸びずにいつもの競馬でした。

 しかし、そんな中でも5着と掲示板を確保。私が気にする本賞金75万円を獲得してくれて、次走への優先出走権を確保してくれました。

 走るのを止めちゃう症候群が出てくるのはもはや仕方のないことですから、こうやって掲示板を確保してくれれば大満足です。


 プリュムは元々募集総額1400万円の安価な牝馬。それがここまで3027万円と募集価格の倍以上の賞金を稼いでくれていますし、今回の上積みで3102万円となりました。価格からしても十分な働きです。


 羽月友彦先生もようやく私がかなーーーーり前から進言している1200m前後の距離を視野に入れられたようですし、私は次走1200mか福島の1150mなら人気は低くてもかなり熱いと思っています。

 距離短縮も楽しみですが、プリュムは一時調子が上がらずに1年間ほとんど走ってなかった時期のある馬。それがこうやってコンスタントに走ってくれているのはそれだけで有り難いですね。こういう孝行馬が多いので、私が忙しくこれ以下の更新が2か月近くも停滞しているのですが・・・汗。いやいや、故障馬が多く更新することがないよりも断然良いに決まっています。


 羽月友彦先生もブリンカーだチークピーシズだといろいろと試してくださいますし、しっかりとやってくださるので頼もしいですね。


 今回は休日が合わず現地に応援に行くことができませんでしたが、次こそはプリュムの応援に行きたいですね。良いときに出てきてくれないかなぁ〜。

 頑張れプリュム!!引退期限まであと6か月。1走でも多く、その勇姿を見せてくれ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2014年10月15日立ち上げ

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2014年 8月17日 第17戦 500万下 札幌ダ1700m 牝馬限定戦 (6着/2番人気

2014年 8月 2日 第16戦 500万下 札幌ダ1700m 牝馬限定戦 (4着/3番人気)

2014年 1月25日 第15戦 500万下 中京ダ1400m (8着/2番人気

2013年 7月28日 第14戦 500万下 小倉ダ1700m (11着/1番人気

2013年 5月 4日 第13戦 1000万下 京都ダ1400m (9着/2番人気

2013年 4月 7日 第12戦 天王寺特別 1000万下 阪神ダ1400m (4着/5番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2013年 3月16日 第11戦 矢作川特別 1000万下 中京ダ1400m (3着/5番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年12月 9日 第10戦 大須特別 1000万下 中京ダ1400m (4着/5番人気)

2012年11月17日 第9戦 500万下 福島ダ1700m 牝馬限定戦 (1着/4番人気)

2012年10月27日 第8戦 500万下 京都ダ1400m 牝馬限定戦 (4着/3番人気)

2012年10月14日 第7戦 500万下 京都ダ1400m 牝馬限定戦 (9着/5番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年 9月15日 第6戦 500万下 阪神ダ1400m 牝馬限定戦 (5着1番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年 5月19日 第5戦 3歳500万下 東京ダ1400m (2着/3番人気)

2012年 4月 1日 第4戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m (1着/3番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2011年12月11日 第3戦 2歳未勝利 阪神芝1400m (4着2番人気

2011年11月20日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定戦 (2着/4番人気)

2011年11月 5日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m 牝馬限定戦 (2着2番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート