プリュム(ピューリティーの09) 第7戦


キャロ愛馬第15号はもしかすると超お得馬。

母ピューリティーは伊の1勝馬で不安要素が一杯だったが、初仔のピュアブリーゼはオークスで2着!!クラシック2着馬の下ということで期待は高まるばかり。

また、父ダイワメジャーも種牡馬として非常に素晴らしい結果を残している。姉は持ち込み馬で牝馬で1口60000円と高額だったが、本馬は牝馬で1口35000円と安価。

デビュー戦から芝で2、2、4着と超安定勢力で、前々走4戦目にダート変わりで快勝。芝でもダートでも走れることを確認。

そして、昇級初戦はレース前抜群の追い切りの動きで勝ち馬から僅かクビ差の2着。

古馬と初対戦の前走は休み明けなどが響き1番人気に支持されるも5着。

しかし同節の他のレースと比べても時計は速く、前崩れの不利に展開の中、価値ある5着だった。

休み明けを1度使われて動きは良化。叩き2走目の今回は更に大きな期待。


予定通り10月14日 京都6R 500万下 ダート1400m 牝馬限定戦を石橋脩騎手で出走!!

9着/5番人気。

前走同様、直線でバテる。

オークス2着後、夏を休養に充てていたにもかかわらず、休養明けで大敗を繰り返した姉ピュアブリーゼと全く同じ状態。春の力も出せていない。

母ピューリティの産駒は成長すると難しい馬になってしまうのか。

メンタル面か肉体面か原因を探して矯正しないと同じことの繰り返しになりそう。

レース回顧と時計の分析、レース後の石橋脩騎手と羽月友彦調教師のコメントを掲載。

パドック写真付現地観戦レポート。

(2012年10月17日完結)

2012年9月27日立ち上げ

●前走後、トレセンで調整されています 次走は10月14日 京都6Rを石橋脩騎手で予定

 以下は9月26日更新されましたクラブ公式HPプリュムの近況報告です。

「この中間も、久々を使った反動を見せることもなく順調に調整しています。以前は背腰に疲れが溜まりやすいところがあったのですが、今はそれがまったくなく、馬も苦しいところがないせいか普段からおとなしいですね。前走は初めての古馬との対戦でペースに戸惑ったような感じでしたが、それでもしぶとく走れていましたし、一度使って確実に実が入ってきた今なら次走が本当に楽しみです」(山下助手)10月14日の京都競馬(3歳上500万下・牝馬限定・ダ1400m)に石橋脩騎手で出走を予定しています。

 3歳夏を成長を促すための休養に充て、前走で復帰するものの5着に敗れた我らが愛馬プリュムですが、前走後トレセンで丹念に調整されています。

 前走で獲得した優先出走権一杯の中4週での出走を予定しているプリュムですが、他の厩舎ならこれだけ間隔が開くのであれば1度放牧に出して出走の10日前辺りに戻すということが常ですが、羽月友彦先生のところはしっかりと手元においてやってくれます。嬉しいですね。もちろんプリュムがそれだけ期待されているということなのでしょうが。

 前走は休養前と馬体重が全く一緒だったということで姉のピュアブリーゼ同様成長力に疑問を感じたわけですが、少なくとも前走は5着とはいえ内容は良かったですし、時計も同節の他の2鞍なら勝っていたくらいの時計ですから、そんなに大きく着ほど悲観はしていません。しかし、春のプリュムの強さなら、成長していれば、500万クラスぐらいは楽勝と思っていましたから、そういう意味では初めての古馬との対戦とは言ってもがかりしたことも事実です。

 とはいえ、500万クラスでは完全に力上位ですし、とにかく来夏までに1つあと勝てば最悪でもこのクラスに降級ができ、もう1勝のチャンスは広がります。休養明けを使われた次走は当然更に良くなるでしょうし、大きな期待をしています。

 次走は10月14日 京都6R 500万下 ダート1400m 牝馬限定戦を予定ということで、限定戦ですし、中4週という出走間隔も馬格のないプリュムにはちょうど良いですから、勝ち負けは間違いないでしょう。

 鞍上は次も浜中俊騎手かと思っていましたが、石橋脩騎手ですね。昇級初戦の前々走東京で見事な走りで勝ち馬からクビ差の2着に持って来ていただいた騎手です。石橋脩騎手と言えば腕っ節の強さ。前につけた馬を強力な追う力でバテて垂れるところを残してくれます。今年の天皇賞春のビートブラックはまさにそういう乗り方でした。

 プリュムも先行力がありいいポジションの取れる馬です。あとは終いさえしっかりと頑張らせてくれれば結果は自ずとついてくるでしょうし、彼のようなタイプの騎手がもっとも合うと思われます。浜中俊騎手も捨てがたいですが(こちらから振ったのか、振られたのか)期待の持てる非常にいい騎手を選んでくださったと思います。

 私としてもなかなか関東の石橋脩騎手とは口取りなんかご一緒できませんので、口取りに参加すべくすでに仕事の勤務に融通をつけ、当日現地応援する予定です。今から楽しみです。

これ以降は2012年10月10日に作成

●気になる出馬想定表(10月14日 京都6R)

出馬想定表 10月14日 京都6R 500万下 ダート1400m 牝馬限定戦
フルゲート16頭 想定数13頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アクロスザライト 田辺裕信  9/22 500万 阪神芝1400 10
インテンシティ 国分恭介  8/18 500万 小倉芝1200 14 16 15 16
オリーブ 太宰啓介  6/17 500万 阪神ダ1200 10 14 11
キタサンテンニョ 国分優作  9/15 500万 阪神ダ1400 10 13 10
キモンレッド 川田将雅  9/29 500万 阪神ダ1400
デアリングプライド 岩田康誠  9/16 500万 阪神ダ1400
トウカイメリー  9/23 500万 阪神ダ1400
トーアシシイ  8/25 500万 新潟ダ1200 12
ヒノデポベーダ  9/23 500万 阪神ダ1200 12 13 11
プリュム 石橋脩  9/15 500万 阪神ダ1400
プントバンコ 浜中俊  9/15 500万 阪神ダ1400 14
ユウキマリアッチ 幸英明  9/17 500万 阪神ダ1400
ワイキキブリーズ 福永祐一  9/23 500万 阪神ダ1200

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定 青字は1000万クラスでの成績

フルゲート16頭のところに現在13頭出馬想定されています。

前走2着馬が5頭、3着馬が2頭と優先権を持っているプリュムが霞みますねぇ。プリュムはここまで掲示板を外したことがないですが、今回ばかりは厳しいかも知れません。しかし、上を目指すなら、このメンバーでも上位に来ないと。

これ以降は2012年10月11日に作成

●追い切り情報(10月11日更新)

前走前 9月12日 栗東CW 良馬場 追って一杯

助手
6F 82.3
5F 66.4
4F 51.8
3F 38.3
1F 12.8[8]
マルカボルト(古馬1600万下)馬なりの内を0.6秒先行3F付け0.3秒遅れ



9月27日 栗東CW 良馬場 強め余力

助手
7F 98.8
6F 82.1
5F 65.8
4F 51.9
3F 38.9
1F 13.9[5]
インカンテーション(2歳未勝利)バテるの外を追走0.4秒先着


10月4日 栗東CW 良馬場 一杯追いバテ

助手
6F 82.6
5F 67.1
4F 52.8
3F 40.5
1F 14.8[9]
サクラシャイニー(古馬オープン)一杯の外を0.6秒先行4F付1.7秒遅れ


10月11日 栗東CW 良馬場 強めに追う

助手
6F 82.6
5F 66.0
4F 51.6
3F 39.5
1F 13.1[7]
インカンテーション(2歳未勝利)一杯の外を1.0秒追走4F併せ0.5秒遅れ
 9月27日、随分長目に追い切られました。終いは少々時計を要していますが、しっかりと強めに追い切られていますし、出走が10月14日ということは考えると十分です。スタミナをつけようというところでしょうか。

 10月4日、いくら出走が来週だからと言ってもあまりにも終いの時計が悪すぎます。
 以下は10月4日に更新されましたクラブ公式HPプリュムの近況報告です。
今朝はCWコースで併せて追い切りました。6ハロンの時計は82秒台と良かったのですが、ラストが14秒台。もう少しがんばれるんじゃないかと思っていたので、そこは不満です。時計だけ見ていると最後脚が上がったように思いますが、どうもバテているのではなく、ズブくなっているのが原因のようです。体調はいいですし、幸いもう1週ありますから、しっかりと調整してレースに臨みたいと思います」(羽月師)
 ズブくなっているというのは厳しいですね。ズブい馬を動かせる剛腕騎手というとかなり限られてきますからねぇ。その点、今回騎乗予定の石橋脩騎手は追う力は素晴らしいですから期待は大きいですね。今回ダメならしばらくは厳しいでしょう。

 10月11日、CWで6F82.6−13.1でした。上がりの13秒台は不満ですが、プリユムは自己ベストでも82.3−12.8と今回とさほど変わりありません。ですので、本調子にあると見ていいのではないでしょうか。少なくとも先週よりはグッと良くなってきましたね。
 以下は10月11日に更新されましたクラブ公式HPプリュムの近況報告です。
「今朝はCWコースで併せて追い切りました。相手を追いかける形だったので最後は遅れましたが、時計自体は強めで6ハロン82秒台としっかり出ています。久々を一度使って体調はグッと上向いていますし、獣医さんの見立てでも、内臓面は素晴らしいとお墨付きです。速いところをやってもテンションが上がらないのもいいですね。併せる形になればいい根性を発揮してくれますし、この馬も持ち味を活かせる競馬をしてもらいたいと思っています」(山下助手)
 ということで、陣営もいい手応えのようです。楽しみです。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。しっかり追えていますし、馬格がない馬の割りにハードに追い切られていると思います。今回のレースにかける陣営の思いが伝わってきます。

●出馬確定表

出馬確定表 10月14日 京都6R 500万下 ダート1400m 牝馬限定戦 出走数12頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アルティメイト 水口優也  9/17 箕面5下 阪神芝1600 12 12 13
インテンシティ 国分恭介  8/18 500万 小倉芝1200 14 16 15 16
キタサンテンニョ 国分優作  9/15 500万 阪神ダ1400 10 13 10
キモンレッド 川田将雅  9/29 500万 阪神ダ1400
デアリングプライド 岩田康誠  9/16 500万 阪神ダ1400
トーアシシイ 松岡正海  8/25 500万 新潟ダ1200 12
ビコースピカ 小林慎一郎 10/06 500万 京都ダ1800 15 15 16 16 16 14
ヒノデポベーダ 酒井学  9/23 500万 阪神ダ1200 12 13 11
プリュム 石橋脩  9/15 500万 阪神ダ1400 B+
プントバンコ 浜中俊  9/15 500万 阪神ダ1400 14
ユウキマリアッチ 幸英明  9/17 500万 阪神ダ1400
ワイキキブリーズ 福永祐一  9/23 500万 阪神ダ1200

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり 馬名の赤字は未勝利の身分の馬

前走2着馬が1頭消えて未勝利クラスの馬が2頭入って来ました。これならプリュムは出走奨励金は確実ですね。

●京都ダート1400mコース解説

 スタート地点は向正面2コーナー奥のポケット。
 2コーナーの引込み線は芝コースになっており、ダート1200mから200m延長した部分はほとんどが芝になっている。外枠に行くほど芝を長く走ることになるが、単純に外枠が有利というわけでもない。ほぼフラットと見ていい。芝も走れる馬に限り有利と言える。
 3コーナーまでの直線の長さはダートコースとしては非常に長い。1200mに比べて馬群は縦長になりやすいが、先行争いが緩くなることはほとんどない。
 逃げ・先行馬が圧倒的に強いコースで、信頼できる軸馬は好位からレースを進められるタイプ。穴を狙う際にも、差し馬よりも人気薄の逃げ粘りを狙う方が効率が良い。
 また、産駒的にも大きな傾向が見られる。フォーティーナイナーやアフリート、ジェイドロバリー、エンドスウィープといった軽いダートを得意とするミスタープロスペクター系の種牡馬が圧倒的に強い。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント スタート、種牡馬
種牡馬ベスト フォーティーナイナー、フジキセキ、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、岩田康誠、福永祐一
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分26秒9 1分26秒0 1分25秒6 1分27秒1
2歳未勝利 1分26秒6 1分27秒1 1分26秒4 1分26秒4
2歳500万 1分25秒4 1分24秒5 1分25秒6
3歳新馬 1分27秒2 1分26秒4 1分25秒8 1分26秒2
3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒1 1分25秒9 1分26秒1
3歳500万 1分25秒5 1分24秒3 1分24秒5 1分26秒0
古馬500万 1分25秒4 1分25秒1 1分24秒6 1分24秒7
古馬1000万 1分24秒6 1分24秒1 1分24秒1 1分24秒3
古馬1600万 1分24秒0 1分23秒4 1分22秒7 1分23秒8
古馬オープン 1分23秒9 1分23秒9 1分23秒5 1分24秒7

●騎手は石橋脩騎手 ほっさん評価「C」

 今回のプリュムの鞍上は2度目の騎乗となる石橋脩騎手です。石橋脩騎手はプリュムの昇級初戦にクビ差2着まで押し上げてくれた騎手で、非常に追う力の強い追える騎手ですので、前に行って最後をどれだけ持たせられるかというプリュムの走りには最適な騎手です。今回は関西での出走にもかかわらず、関東の石橋脩騎手を選んでくださり、嬉しかったですねぇ。関西にも良い騎手はたくさんいますが、現状、石橋脩騎手がもっとも合うと思われます。

 また、本年4月29日には天皇賞で悲願のGT制覇。これは14番人気によるもので、彼の最大の特徴である腕っ節の強さと最後まで追い続け、1つでも上の着を狙おうとする姿勢が生んだ結果と言えます。

 昨今、一部の騎手は馬の消耗を抑えるために、勝負がついた時など、最後に流して追わない傾向がありますが、これは馬券を購入しているファンにとっては裏切り行為。追わなければ伸びるはずもないですから(もっとも、追っても勝ち負けに絡めないからそうするんですが)。

 石橋脩騎手は最後までしっかりと追い続けてくれますし、ズブくなってきたというプリュムを最後まで強い追いで動かしてくれるのではないでしょうか。実際、勝った天皇賞でも2番手追走からの渋太い粘り込みでした。

 まだ一線級とは呼べないものの、かなり乗れている騎手という認識で、技術力は高く、私は大いに期待しています。


 2012年10月11日現在、中央通算353勝、勝率5.6パーセント、連対率11.5パーセント、GTは1勝(2012年天皇賞春・ビートブラック14番人気)、重賞7勝されています。数字としてはやや低いですが、昨今は通算成績を大きく上回る活躍を見せており、徐々に一流の仲間入りをされています。
 昨年(2011年)は中央44勝、勝率7.3パーセントと通算成績を大きく上回る活躍でした。今年(2012)は39勝、勝率7.3パーセント、連対率14.1パーセントと生涯成績を大きく上回る成績を残しており、GT勝ちを含む重賞3勝が光っています。


 石橋脩(いしばし しゅう)は1984年4月3日生まれの28歳。日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンター所属する10年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。2003年に柴田政人厩舎所属でデビュー。現在も同厩舎所属である。同期は松岡正海、長谷川浩大、北村浩平、佐久間寛志、生野賢一、高井彰大、加藤士津八、鈴木慶太、南田雅昭らがいる。

 関西の騎手に石橋守騎手がいるため、競馬新聞やスポーツ新聞の競馬面の馬柱では石橋脩とフルネームで表記されている。


 2003年に柴田政人厩舎所属としてデビュー。3月1日の中山競馬第1競走でマグマヴィーナスにて初騎乗(2着)。同年3月29日の中京競馬第8競走でエーピーダイモンジに騎乗し初勝利を挙げる。この年は長谷川浩大や松岡正海といった若手の中でも乗れる騎手がデビューした年であり、石橋脩は25勝(松岡正海騎手は11勝だった)を挙げて関東新人騎手賞を受賞した。

 2年目の2004年は38勝を挙げ、以降コンスタントに40勝前後の勝ち星を積み上げ、2006年4月1日にJRA通算100勝を達成した。なお、同じ日に仲の良い同期の松岡正海が通算100勝を達成していた。2009年2月7日には同200勝を達成した。

 デビュー3年目(2005年)より重賞への騎乗機会を2桁に乗せ、ジャガーメイルなど上位人気馬での騎乗もある中勝ち鞍を挙げられずにいたが、2010年1月11日のフェアリーステークスにてコスモネモシンに騎乗し、重賞初勝利を挙げる。2012年4月29日の天皇賞春にてビートブラック(14番人気)に騎乗し、GT初勝利を挙げる。


 若くてルックスが良く、”イケメンジョッキー”として人気がある。女性ファンが多く、2010年4月に中山競馬場で行われ、同月18日に結果発表された「抱かれたい騎手といえば?」というアンケートで第1位に選ばれている。

 ゲームが好きでダービースタリオンやブルードラゴン等を好んでプレイする。


 「2010年の平均人気が8.0で2011年の前半が7.8。2011年になってエージェントがつくようになり、人気馬に乗る機会が少し増えた。春にはストロングリターンで京王杯スプリングCを勝ち、同馬で安田記念でクビ差の2着に健闘している。姿勢を崩さずにガツツリと追うバランスの良さとパワーがあり、道中の馬との呼吸もスムーズ。戦法にバリエーションがあって、果敢に内を突くパターンも多い。2011年の1番人気馬での成績は[8・7・2・10]の連対率.556。2・3番人気では[10・5・9・26]の勝率.200、連対率.300で、単勝高配当は3520円、7030円、4900円がある。コース別では新潟で成績が良く、芝・ダート別では芝の方が連対率が良い。厩舎面では先に挙げたストロングリターンが堀宣行厩舎の管理馬で、同厩舎では2011年に8勝している。他は浅野洋一郎、相沢郁、畠山吉宏、斎藤誠、小笠倫弘、池上昌弘など。所属している柴田政人厩舎は2010年が4勝、2011年が3勝と低迷しており、両年とも同厩舎で勝っていない。確かな腕を持っており、人脈が広がればトップクラスにのし上がることも可能だ。
 ラフィアン(冠号マイネル)とビッグレッドファーム(冠号コスモ)での騎乗機会が増えており、このラインで穴を出すことが多い。自厩舎が低迷している状況でリーディング31位にいるのは確かな腕があればこそ。「石橋脩だから買ってみよう」という狙い方が成立する。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績(7戦0勝)

2010年10月 3日 エンパイアシチー 3歳未勝利 阪神芝1800m 14着/15番人気
2011年 8月 7日 エイコーンキッド 3歳未勝利 新潟ダ1200m 10着/6番人気
2011年11月12日 エスペランサシチー 2歳新馬 東京ダ1600m 2着/5番人気
2012年 2月 5日 エスペランサシチー 3歳未勝利 東京ダ1300m 2着/4番人気
2012年 2月19日 エスペランサシチー 3歳未勝利 東京ダ1300m 6着/4番人気
2012年 5月13日 エスペランサシチー 3歳500万下 東京ダ1400m 6着/5番人気
2012年 5月19日 プリュム        3歳500万下 東京ダ1400m 2着/3番人気

これ以降は2012年10月13日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「キタサンテンニョの前走は同日のオープンより速いペースで逃げて2着。直線に坂のない京都なら押し切り可能。決め手上位のプントバンコ、叩いて粘りが増しそうなプリュム、前走直線窮屈だったキモンレッドも争覇圏。」


短評は「混戦模様」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
キモンレッド △△ △△
トーアシシイ
デアリングプライド
ワイキキブリーズ △△
プントバンコ
プリュム △△
ユウキマリアッチ
キタサンテンニョ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
キタサンテンニョ 3.2
プントバンコ 3.5
キモンレッド 5.4
プリュム 7.2
デアリングプライド 7.3
ユウキマリアッチ 8.2
ワイキキブリーズ 12.7
以下25倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
キタサンテンニョ 75 70 61 75
プントバンコ 79 74 70 73
キモンレッド 82 65 72 75
プリュム 76 68 76 72
デアリングプライド 68 64 63 67
ユウキマリアッチ 81 69 68 72
ワイキキブリーズ 75 69 69 68


デイリー馬三郎

本紙の見解

「前阪神開催のラパヌイ組のA、B、C、D着による再戦ムード。逃げてA着の○キタサンテンニョが最先着だが、コース取りの差を考慮すればB着の◎プントバンコに逆転の目がある。この頭数なら直線をロスなくさばけるはず。現級勝ちの実績を見直す。〈浜口〉」

◎ プントバンコ
○ キタサンテンニョ
▲ プリュム

× キモンレッド
☆ ワイキキブリーズ

以下省略


プリュムは全13記者中 ◎(本命)印 3記者、〇(対抗) なし、▲(3番手) 2記者、×(4番手評価) 2記者、☆(5番手評価) 4記者、△(6番手以下評価) 1記者、無印が1記者です。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

プリュム(5着)

 「いい感じで行けましたが、ペースが速かったことが響いていますね。力のある馬。次回は違うはずです。」(浜中俊騎手・競馬ブック)

 「スタートはまずまず良かったし、前を見ながら進められるいいポジションにつけたと思ったのですが、結果的にペースが速く、厳しいレースになってしまいました。負けたのは残念ですが、以前のようにハミに乗っかって走ってしまうようなことはなく、乗りやすくなっているのは成長です。久々の分もあると思いますし、ここを使って確実に良くなるでしょう」(浜中俊騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「トレセンではだいぶゆったり走れるようになってきたなと見ていたのですが、競馬へ行くと違いますね。気が無くて困る馬はたくさんいますが(苦笑)、この馬の真面目で一生懸命なところはいい部分ですから大事にしながら付き合っていきたいですね。春はソエっぽくなりがちで壊さないように壊さないように大事に接してきたのですが、夏を越して少しずつそういった弱さは解消されてきたような気がします。ただ、そう思ってガクッと来ないとも言えませんから、今後についてはレース後の状態を慎重に見て考えていきます」(羽月友彦調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

プリュム

 「前走は休み明けの分伸びあぐねた。叩いた今度は違うだろうし、再度牝馬限定戦なら。」(田崎助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 前走5着のプリュムに対し、前走2着馬が4頭、前走3着馬が2頭とそのままなら7着あたりかと思いますが、前走2着馬でもプリュムと同節に走りプリュムよりも時計の悪い馬が2頭います。

 これは前走で書きましたが、同節のダート1400mの内、プリュムの出走した牝馬限定戦だけがやけに時計が速く、5着と言ってもプリュムの時計は他の2鞍んなら勝っていた時計で、ハイレベルなメンバーでの5着ですから、評価して良いでしょう。

 プリュムは休養明け2走目ですし、前走よりは動けると思いますし、何より鞍上の石橋脩騎手は追える騎手ですし、プリュムにもっとも合うタイプの騎手です。

 私は勝ち負けできると思っています。今回も最悪でも掲示板は死守して欲しいですね。

●当日は口取りの権利を持って現地観戦いたします

 前回17分の10の抽選で敗れ口取りの権利奪取失敗のプリュムですが、今回は除外権(推測)があり、まあ当選できるだろうなぁと思っていましたら、当選できました。今回は20分の10と前回よりも狭き門だったようです。

 ですので、当日は口取りの権利を持って京都競馬場に行ってきます。写真付現地観戦レポートを実施する予定です。

 プリュムも未勝利戦優勝の時も口取り達成できました。今回もということになると2勝すべてで口取りに収まったということになります。前走よりも状態は上向きですし、しっかりと追い切っていますから、勝ち負けしてくれると思っています。楽しみです。

これ以降は2012年10月14日に作成(17日に一部加筆)

●パドック

 ハイ、当日は京都競馬場に臨場していたわけですが、うーーん、天気と一緒でスカッとしなかったですねぇ。

 写真はすべて撮影順です。


中間しっかりと追い切られてのプラス12キロは素晴らしいことですね。私はこれを見た瞬間、今日は勝てると思いました。



私の隣のパドック評論家集団のイチオシ馬キモンレッド。私もいいと思ったので、馬単は8−1を厚く買いました。この馬が結局は勝つのですが、プリュムぐわっ・・。



前走のパドックからやたら煩いところを見せるプリュム。素直で乗り心地の良い馬だったはずなのですが。



とまーれーのあと。羽月友彦調教師登場。



見終わった後、ヘロヘロと肩を落としながら戻る羽月友彦調教師。



4番人気のキタサンテンニョと国分優作騎手。良く見えたのですが8着でした。



関西に登場の松岡正海騎手。



目に活気のないプリュム。馬体は良いんですけどねぇ。

 石橋脩騎手はこの日3鞍でしたが、ちょうど1つ前のレースで騎乗していたのでパドックには現れませんでした。

●本馬場入場


脩サマとプリュム。彼ならしっかりと残してくれると思ったのですが手応えがなさ過ぎましたねぇ。

●レース 

 プリュムは一完歩目は速く、二完歩目は少し負けるものの、押っつけて絶好位の2番手につけます。正直勝ったと思いましたけどねぇ。

 4コーナーでも手応え十分で、ここから仕掛ければポンと突き放してくれるのかと思いきや、直線を向いても伸びがなくあっという間に馬群に飲み込まれ下がる一方。目を覆いたくなるような惨状でした。まさかプリュムがここで掲示板を外すとは。いや、出走奨励金にもありつけないとは・・・。

 先週期待の愛馬ハルシュタットも休み明け2走目でこんな垂れ方でしたから、2週続けての期待の愛馬の”たれぱんだ”はショックでしたねぇ。

●時計の評価

 今回のプリュムの走破時計1分25秒7良馬場は、京都ダート1400mの古馬500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分25秒4良馬場ですので、着ほど酷い時計でもないのですが、もっと走れる馬ですもんねぇ。悪い癖を上手く矯正していただきたいですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

プリュム(9着)

 「被せられないように気をつけてレースをしましたが、3〜4角の反応が案外の分、そこでドッとこられて気持ちが萎えた感じがします。力はある馬ですが、今日は前向きさが足らなかったかも・・・。」(石橋脩騎手・競馬ブック)

 「前走を見ていると、最後に外から来られてフワフワしているような感じを受けたので、東京で乗せていただいた時のように前々でプレッシャーがかからないように進めました。勝負どころまではうまく進められたのですが、そこからの反応が東京の時よりも鈍く、その分早めに来られて最後は嫌気がさしてしまったようです。前向きにさえ走れれば結果はついてくると思うのですが…。申し訳ありません」(石橋脩騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「プラス体重は、しっかり調教を積みながら増えたものなので問題ないと思っていましたが、結果を見ると少し太かったのかもしれません。前走は休み明けという理由がありましたが、今回は言い訳できない状況でしたし、気持ちの面が影響したのかどうかなどしっかり敗因を探っていきたいと思います。今は500万下の番組は比較的出走しやすいので、馬体に問題なければこのまま使っていきたいと思います」(羽月友彦調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

プリュム(9着)

 「12キロ増でもスッキリと見せていた。前で積極的なレースをしたが、4角を回ったところで早々に手応え劣勢。そのまま脱落してしまう。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 特別出走手当が346000円。1口で割りますと823円。今回はこれだけですね。まさかまさかですね。どれだけ悪くても出走奨励金(8着以内)は外さないと思っていましたからねぇ。

●今後の展望

 以前からプリュムは終いが甘いところがありましたが、それにしても酷すぎる負け方です。今後は芝に戻すなり、距離を変えるなりして浮上のきっかけを掴まないと、このままズルズルと負け癖がつきそうです。

 それにしてもピューリティーの子は3歳夏を超えてダメですねぇ。

●最後に

 エスポの次はこの馬と思っていたプリュムがまさかの大失速。1つ勝っているから時間的にも良いとはいえ、負け方がふがいないですし、長引きそうな気がします。

 期待が大きい馬でしたからショックも大きいですね。一応疲れがなければ在厩でということですので、そこは嬉しいですね。じっくりと厩舎で敗因を探って欲しいと思います。

 とにかく、春の力も出せていませんが、オークス2着の姉もいまだにその時の力をレースで出すことができていませんからねぇ。そうはいってもまだ1つ勝ってだけ。こんなところで頭打ちなんて嫌ですよ。きっかけを掴んで欲しいですね。陣営に期待しております。

 もちろん、次走も休日を合わせて応援に行きたいと思います。私は全然諦めていないですよ。次走でも力を出し切れば勝てると思っていますから。

 頑張れ、プリュム!!春の強さと安定感をまた見せてくれッ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2012年9月27日立ち上げ 10月5日、10日、11日、13日、14日、17日加筆

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プリュムの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2012年 9月15日 第6戦 500万下 阪神ダ1400m (5着1番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年 5月19日 第5戦 3歳500万下 東京ダ1400m (2着/3番人気)

2012年 4月 1日 第4戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m (1着/3番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2011年12月11日 第3戦 2歳未勝利 阪神芝1400m (4着2番人気

2011年11月20日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定戦 (2着/4番人気)

2011年11月 5日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m 牝馬限定戦 (2着2番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート