プリュム(ピューリティーの09) 第10戦


キャロ愛馬第15号はもしかすると超お得馬。

母ピューリティーは伊の1勝馬で不安要素が一杯だったが、初仔のピュアブリーゼはオークスで2着!!クラシック2着馬の下ということで期待は高まるばかり。

また、父ダイワメジャーも種牡馬として非常に素晴らしい結果を残している。姉は持ち込み馬で牝馬で1口60000円と高額だったが、本馬は牝馬で1口35000円と安価。

前走は9戦目にして2勝目を挙げ500万クラスを脱出。これで最悪でも来夏の降級の権利をゲット。それでももう1つと欲は深まる。

前走は前走掲示板が15頭中13頭(地方戦も含む)と超ハイレベルな中、最後は強い馬を競り落としての2勝目。しかし、メンバーは揃っていたとはいえ時計は平凡。過去9戦、500万クラスで勝ち負けの能力しか見せていない。

1000万クラスを勝つためには、更に1段上のパフォーマンスが必要。


12月9日 中京10R 大須特別 1000万下 ダート1400m 混合 ハンデ戦に出走!!

4着/5番人気。

昇級初戦で前の馬をしっかり捉えての4着は立派。

そりゃ、特別登録の段階では41頭で強いメンバーもいたが、結局かなりの弱面で確定したし、その弱面の中でハンデはメンバー中最軽量のなんと51キロ。

それで全くいいところがなければどうしようもないが、3着馬からハナ差の4着は嬉しい。

これで私の最大の目標である安価で1000万クラスを勝ち負け出来る馬になってくれた。本当にいい馬を購入できたものだ。

ただ、全体的な時計もそんなに速くなく、次走はハンデも増えるだろう。
楽観視はできないが、ブリンカーの効果が利いていて、最後までしっかりと走ってくれることは大きな収穫。一時のやめてしまうというスランプはある程度解決できたと思われる。


レース回顧と時計の分析、レース後の上村洋行騎手と羽月友彦調教師のコメントを掲載。

(2012年12月10日完結)

2012年11月22日立ち上げ

●次走は12月9日 中京10R 大須特別を予定

 11月22日に更新されましたクラブ公式HPプリュムの近況報告は次の通りです。

「先週の競馬はありがとうございました。直線は2着か、と思っていたのですが、そこから最後本当によく頑張ってくれました。距離を延ばしてどうかと思っていましたが、小回りということもあってうまく対応してくれましたね。レース後は少し体が硬くなっているようなので、今は運動で体を解しています。明日から馬場入りして、問題がないようでしたら中京のダート1400mへ向かいたいと思います」(羽月師)12月9日の中京競馬(大須特別・ダ1400m)に出走を予定しています。

 ということで、前走後トレセンで調整されている我らが愛馬プリュムですが、次走は中2週で、

12月9日 中京10R 大須特別 1000万下 ダート1700m 混合 ハンデ

に出走予定ということです。

 前走は前走掲示板が15頭中13頭(地方戦も含む)と超ハイレベルな中、最後は強い馬を競り落としての2勝目。しかし、メンバーは揃っていたとはいえ時計は平凡。過去9戦、500万クラスで勝ち負けの能力しか見せていません。1000万クラスを勝つためには、更に1段上のパフォーマンスが必要と思われます。

 ですから、現状では1000万クラスでは通用しないと思われ、掲示板も厳しいでしょう。ただ、今回はハンデ戦ですし、昇級初戦の3歳牝馬ですから、相当軽い斤量で走れるでしょう(52キロ辺りか)。そうなれば、ある程度の粘り込みもあるかも知れません。

 私としては、このまま1000万クラスでは歯が立たずに、来夏に降級でも良いと位に思っていますから、もしここで良い走りを見せてくれるようなら万々歳です。

これ以降は2012年12月3日に作成

●気になる特別登録表(12月9日 中京10R 大須特別)

特別登録表 12月9日 中京10R 大須特別 1000万下 ダート1400m 混合 ハンデ 

第1回登録完了馬 全41頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アキノモーグル 小坂忠士 56.0
アグネスティンクル 54.0
アテーナーズブレス 53.0
アナスタシアブルー 53.0
エースインザホール 田中健 55.0
カリスマアキラ 丸田恭介 53.0
キンショーオーロラ 51.0
ケイアイアポロン 中舘英二 54.0
ゲンテン 川須栄彦 56.0
コウセイタロウ 松田大作 55.0
ゴッドツェッペリン 54.0
サクラエンブレム 55.0
スイートエスケープ 53.0
スズカセクレターポ 56.0
スマイリングムーン 菱田裕二 52.0
セイカフォルトゥナ 52.0
ダイヤモンドムーン 54.0
ダノンプリマドンナ 51.0
ツリーズオブホープ 54.0
テンエイエスプリ 荻野琢真 54.0
トウショウアトム 中谷雄太 53.0
トキノエクセレント 57.0
ドナリサ 52.0
バルーン 55.0
バンドゥロンシャン 菱田裕二 54.0
パールブロッサム 鮫島良太 52.0
ピーチパーティー 51.0
フェイズシフト 渡辺薫彦 52.0
フェブスカイ 53.0
プリュム 上村洋行 51.0
プルプル 50.0
ブルーハーツクライ 53.0
プロスペラスマム 51.0
ホホヲヨセテ 杉原誠人 52.0
マジックアロー 54.0
ミッドタウンレディ 52.0
ヤマニンアストレア 吉田隼人 51.0
ライブリシーラ 53.0
ラツシュザワーク 54.0
リープオブフェイス 吉田隼人 53.0
ローブドヴルール 52.0

フルゲート16頭のところに特別登録数41頭と非常に狭き門です。プリュムの鞍上はクラブ公式HPでの予定通り上村洋行騎手です。ローカルでは頼もしい騎手で嬉しいですね。なお、プリュムのハンデは51キロと非常に美味しいハンデとなっております。こりゃ、出走出来れば掲示板もあるのではないでしょうか。

これ以降は2012年12月6日に作成 一部8日更新

●追い切り情報(12月8日更新)

前走前 11月14日 栗東坂路 重馬場 末強め追う
1回
助手
4F 57.0
3F 41.4
2F 27.1
1F 13.8
コアレスドラゴン(2歳未勝利)稍一杯を0.5秒追走0.6秒先着



11月29日 栗東ニューポリトラック 良馬場 一杯に追う

上村洋行
6F 76.4
5F 62.4
4F 49.6
3F 37.1
1F 12.0[8]


12月5日 栗東CW 良馬場 追って一杯

助手
6F 83.3
5F 67.5
4F 53.3
3F 40.4
1F 14.6[6]
サクラエンブレム(古馬1000万下)一杯の内を1.6秒追走1.5秒遅れ


12月7日 栗東 CW 良馬場 馬なり余力

助手
4F 58.0
3F 43.0
1F 13.8[6]


12月8日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 63.5
3F 46.3
2F 30.6
1F 14.8
 11月29日、次走の大須特別に騎乗していただける上村洋行騎手に目一杯追い切っていただきました。体重の軽いジョッキー騎乗とはいえ、今週のニューポリトラックでの6ハロンの一番時計です。5ハロンですと7番目の時計です。今週GTジャパンカップダートに出走するトランセンドが猛時計と評されていますが、6ハロン76.6秒−12秒0です。もはや、一流の証と言って過言はないでしょう。これは期待できますねぇ。
以下は本日(11月29日)更新されましたクラブ公式HPプリュムの近況報告です。
「先週いっぱいじっくりと馬体を解すように心がけて、疲れはだいぶ抜けてきました。先週お伝えしたとおり、来週の中京競馬を使うつもりです。前走は1700mで勝ってくれましたが小回りコースでしたし、今回は広い中京コースですから1400mぐらいがちょうどいいでしょう。鞍上は上村騎手にお願いしましたので、今朝さっそく跨ってもらって追い切っています。軽いポリトラックでサッとやった程度ですが、動きは良かったですね。これならいい状態を維持していけそうです」(羽月師)

 ということで、本番を上村洋行騎手にお願いしたことと、その為本日跨がって貰ったと報告されています。第三場にしてはいい騎手を確保してくださいましたし、これでプリュムもハンデが52キロ以下なら熱いですね。

 12月5日、全体の時計は悪くないのですが、終いが14秒6であっちゃ〜と思っていましたが、ブリンカーをつけていなかったためにやめちゃう症候群が出てしまったようですね。
以下は本日(11月29日)更新されましたクラブ公式HPプリュムの近況報告です。
「今朝はCWコースで3頭併せを行いました。6ハロンは81秒台ですから全体の時計はいいのですが、ラストが13秒1。どうしても最後気を抜くところがあるように思います。ただ、調教ではブリンカーを着けていませんから、レースで着用することで集中力を引き出せればと思っています。前走後見せていた硬さは1週間でしっかりと解れていて状態に関しても問題ありませんし、デキは引き続きいいですね。あとは昇級戦でどんな競馬ができるか、期待して送り出したいと思います」(羽月師)9日の中京競馬(大須特別・ダ1400m)に上村騎手で出走を予定しています。
 時計は若干異なりますが、いずれにしてもレースでの効果を高めるために、追い切りではブリンカーをしていないようですし、それならこの内容でも納得ですね。ただ、先週の追い切りが鮮烈だっただけになんだか物足りない感も拭えません。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。先週の抜群の時計に期待したいと思います。

 12月7日、CWで終い重点に調整されています。

●気になる出馬想定表(12月9日 中京10R 大須特別)

出馬想定表 12月9日 中京10R 大須特別 1000万下 ダート1400m 混合 ハンデ 
全26頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アキノモーグル 小坂忠士 56.0 11/11 ドン10下 京都ダ1200 11 11 13 12
アグネスティンクル 小牧太 54.0  9/16 新涼10下 阪神ダ1400 14 10
アテーナーズブレス 酒井学 53.0 11/11 ドン10下 京都ダ1200
アナスタシアブルー 北村友一 53.0 10/14 堀川10下 京都芝1800
エースインザホール 田中健 55.0 11/10 1000万 東京ダ1300 10
カリスマアキラ 丸田恭介 53.0 11/10 1000万 東京ダ1300 11 12
ケイアイアポロン 中舘英二 54.0 11/24 500万 東京ダ1600
ゲンテン 川須栄彦 56.0  6/30 白河10下 福島芝1200 11
コウセイタロウ 松田大作 55.0 11/25 マー10下 東京ダ1600
サクラエンブレム 浜中俊 55.0  3/03 吹田10下 阪神ダ1800 12 15
スズカセクレターポ 松岡正海 56.0 11/24 1000万 東京ダ1400
ダノンプリマドンナ 51.0 10/07 1000万 京都ダ1400 13 12 11
トキノエクセレント 三浦皇成 57.0 11/17 西湖10下 東京ダ1400
バンドゥロンシャン 菱田裕二 54.0 10/21 1000万 京都ダ1400 11 10 12
パールブロッサム 鮫島良太 52.0 11/18 500万 京都ダ1400
フェイズシフト 渡辺薫彦 52.0 11/17 1000万 京都芝1400 17 16 10
フェブスカイ 高倉稜 53.0  7/15 知多10下 中京芝1200 12 12
プリュム 上村洋行 51.0 11/18 500万 福島ダ1700
ブルーハーツクライ 幸英明 53.0 11/10 1000万 京都芝1600 12 11
プロスペラスマム 田中博康 51.0 11/18 1000万 東京芝1400 11 15 13 12
ホホヲヨセテ 杉原誠人 52.0 11/03 1000万 京都ダ1400 12 16
マジックアロー 川須栄彦 54.0 11/03 1000万 京都ダ1400 11 14 12
ミッドタウンレディ 中井裕二 52.0 11/10 1000万 東京ダ1300 16 11 11
ライブリシーラ 国分恭介 53.0 11/11 1000万 京都ダ1800 16 14 14 14
ラッシュザワーク 田中博康 54.0 11/04 1000万 東京ダ1600 12 13 12 13
リープオブフェイス 吉田隼人 53.0 10/28 河口10下 東京ダ1400 11 10

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在26頭出馬想定されています。信頼できるキャロットクラブ公式HPでは出走可能「A」と確実のようですが、それなら安心ですね。

●出馬確定表

出馬確定表 12月9日 中京10R 大須特別 1000万下 ダート1400m 混合 ハンデ 
出走数16頭  
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アグネスティンクル 丹内祐次 54.0  9/16 新涼10下 阪神ダ1400 14 10
アナスタシアブルー 北村友一 53.0 10/14 堀川10下 京都芝1800
ケイアイアポロン 中舘英二 54.0 11/24 500万 東京ダ1600
コウセイタロウ 松田大作 55.0 11/25 マー10下 東京ダ1600
サクラエンブレム 渡辺薫彦 55.0  3/03 吹田10下 阪神ダ1800 12 15
ダノンプリマドンナ 荻野琢真 51.0 10/07 1000万 京都ダ1400 13 12 11
トキノエクセレント 平野優 57.0 11/17 西湖10下 東京ダ1400
バルーン 丸田恭介 55.0 10/28 河口10下 東京ダ1400 12 13 12
バンドゥロンシャン 菱田裕二 54.0 10/21 1000万 京都ダ1400 11 10 12
パールブロッサム 鮫島良太 52.0 11/18 500万 京都ダ1400
フェブスカイ 高倉稜 53.0  7/15 知多10下 中京芝1200 12 12
プリュム 上村洋行 51.0 11/18 500万 福島ダ1700
ホホヲヨセテ 杉原誠人 52.0 11/03 1000万 京都ダ1400 12 16
マジックアロー 古川吉洋 54.0 11/03 1000万 京都ダ1400 11 14 12
ラッシュザワーク 田中博康 54.0 11/04 1000万 東京ダ1600 12 13 12 13
リープオブフェイス 吉田隼人 53.0 10/28 河口10下 東京ダ1400 11 10

表中 騎手の太字は乗り替わり

比較的弱そうなメンバーばかりが残った印象です。これでプリュムはハンデ51キロとメンバー中最軽量なのですから美味しいですよね。

水曜日にはプリュムの追い切りに 反応平凡C と酷評だったデイリー馬三郎がこのメンバーと負担斤量を見て さりげなく 気配上々 Bに追い切り評価を上げたことは言うまでもありません。だから〜、追い切り評価をメンバーやなんやで途中で変えるなっちゅうの(笑)。

●中京ダート1400mコース解説

 新装してから期間が短くデータ数が少ないために割愛。

●騎手は上村洋行騎手 ほっさん評価「B+」

 今回のプリュムの鞍上は上村洋行騎手です。1992年にデビューした当時から私ほっさんが注目していた騎手でしたが、昨今は騎乗馬に恵まれず、成績もついてこず、厳しい状況になっています。

 それでも第3場ではまだまだ期待の出来る騎手で、いい騎手を確保していただいたと思います。また先週の追い切りでは抜群の時計を披露。プリュムとは相性が良いような気がします。

 私ほっさん愛馬への騎乗ということになりますと、2010年のディヴァインシチーのシンガリ負けのみですが、これは屈腱炎明けで、結果として、もはや競走能力がなくなってしまった馬への騎乗ですから度外視していいでしょう。

 私ほっさん初の高額愛馬ローザグランデ(橋口弘次郎厩舎)の育成を任され、デビュー戦も彼の予定でしたが、急遽予定レースが変更になり、騎乗していただくことはありませんでした。

 昨今の低迷ぶりは非常に心配ですが、21年目のベテランですし、今回はハンデも軽いですからいい結果を期待したいですね。1番人気での勝率は良いですから、馬が良ければ、それなりの結果を出してくれる騎手だと思っています。


 2012年12月6日現在、中央通算556勝、勝率7.3パーセント、連対率14.4パーセント、重賞は10勝でGTは2008年のスプリンターズS(スリープレスナイト)の1勝のみ。

 昨年(2011年)は中央29勝、勝率8.3パーセント、連対率15.5パーセントと好調だったが、今年はここまで11勝、勝率4.4パーセント、連対率8.0パーセントと不遇の時代に成績は逆戻りしている。


 上村 洋行(うえむら ひろゆき)は1973年10月23日生まれの39歳。日本中央競馬会 (JRA) 栗東トレーニングセンター所属する21年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー時は柳田次男厩舎所属。現在はフリー。実兄の上村典久は調教助手。

 1992年栗東の柳田次男所属騎手としてデビュー。同期には後藤浩輝・横山義行・小林淳一がいる。競馬学校在学時より複数の教官たちから追う技術や騎手向きの性格を評価されるなどデビューした当時から騎乗技術が高く、同年は京王杯オータムハンデキャップをトシグリーンで制するなど、新人ながら40勝を挙げ、最多勝利新人騎手に輝く。

 2年目の1993年には53勝を挙げ、若手ながら相当な実力を持った騎手として認知されるようになる。

 1994年には東京優駿でデビュー3年目ながら2番人気のナムラコクオーに騎乗している(6着)。なお、デビュー3年以内で100勝を達成している騎手は他には武豊、蛯名正義、角田晃一、藤田伸二、福永祐一、武幸四郎、秋山真一郎、池添謙一、北村宏司、藤岡佑介、川田将雅、鮫島良太、三浦皇成らがいるが「デビュー3年以内でも100勝以上の騎手は減量されない」対象となった最初の騎手である。

 また結局は武豊などに乗り替わることになるが、サイレンススズカやゴールドアリュールといった後にGT馬になる馬にも騎乗している。

 その後もコンスタントに勝ちを積み重ねていたが、1990年代の後半ごろから以前ほどの勢いが落ちる。実はこの時、眼の病気(飛蚊症)を患っていたにもかかわらず治療をしないまま騎乗を続けていたという。

 2002年7月12日、函館競馬場の調整ルーム食堂内にて上村は青木芳之と口論になり一方的な暴力行為に及んだ。裁決委員は13〜14日の騎乗は不適当と判断。競馬施行規則第126条第20号「競馬の公正確保について業務上の注意義務を負う者として相応しくない非行のあった者」を適用し、上村に対し13日から21日までの騎乗停止処分を科した。

 それでも毎年10勝以上と2桁の勝ち鞍は挙げていたが、2004年に眼の病気(飛蚊症)の治療をするため騎乗を自粛。7か月間、手術をするため休養に入る。手術は3回行われ、ようやく視力が回復するに至った。

 復帰後の2005年には42勝と若い頃に近い成績を残し、神戸新聞杯でストーミーカフェに騎乗した四位洋文に替わってシックスセンスに騎乗したり、エリザベス女王杯を連覇中だったアドマイヤグルーヴにも騎乗している。

 2008年6月15日、スリープレスナイトでCBC賞を勝ち、実に10年ぶり(その間の重賞138連敗は現役騎手最多記録)のJRA重賞競走を勝利するとその後も同馬で北九州記念、さらにはスプリンターズステークスも制覇し、GTレース騎乗40回目の挑戦にして悲願のGTウイナー騎手の栄誉を手にした。

 2010年5月2日の新潟6Rをフランドルシチーで勝ち、JRA通算500勝を達成した。


 「2011年のアドマイヤメジャーでの2走が同騎手を象徴する。七夕賞は外で持って行かれて6着に沈み、小倉記念では内の追走で捌けずに10着に終わった。函館2歳S勝ちは好位の外で自然な流れに乗れたもの。こんな形になりそうな時でないと買いづらい。2010年&2011年の1番人気馬の成績は[24・4・5・24]の勝率.421。穴は2010年に単勝8190円、2011年に4360円がある。橋口弘次郎厩舎で走る馬は小牧太に取られ、2011年に成績が良いのは橋田満。」(2011年上半期・佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績

 2010年1月23日 ディヴァインシチー 中京ダート1700m 16着/10番人気

これ以降は2012年12月8日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「素質馬アナスタシアブルーの初ダートを狙う。交流重賞で好走した母の仔なら適性は見込め、距離短縮も良さそう。トキノエクセレントは前走を除けば堅実。タメが利けば違う。ダートでは十割連対のパールブロッサムも52キロならチャンスあり。大崩れしないコウセイコタロウ、前走が完勝のケイアイアポロン、久々を叩いて上向いたリープオブフェイスも怖い。」


推理のキー

「《条件替わりで》母は交流重賞で何度も好走していたライラプス。(15)アナスタシアブルーにとってはダート替わりはいい方に出そう。芝の中距離を中心に使われていたが、道中どうしても力んでしまうため、最後のひと踏ん張りを欠いていた。距離短縮は間違いなくいい。条件替わりのここで狙う。(3)(11)(16)(7)(10)。(宮川仁紀)」


短評は「荒れ模様」



予想家の印
馬名 米満浩 井上政 西村敬 CPU
パールブロッサム
プリュム
サクラエンブレム △△
ケイアイアポロン
マジックアロー
コウセイタロウ △△
リープオブフェイス △△
アナスタシアブルー
トキノエクセレント △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
アナスタシアブルー 4.3
トキノエクセレント 5.3
パールブロッサム 5.7
コウセイコタロウ 6.4
ケイアイアポロン 9.5
リープオブフェイス 10.2
プリュム 10.4
マジックアロー 12.1
フェブスカイ 17.6
以下20倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
プリュム 78 66 76 78
アナスタシアブルー 79 78 79 75
トキノエクセレント 86 78 81 77
パールブロッサム 79 78 77 76
コウセイコタロウ 81 78 80 81
ケイアイアポロン 78 70 72 78

デイリー馬三郎

本紙の見解

「○トキノエクセレントにとって57キロは背負い慣れた斤量だが、他馬との比較では不利に映る。勝ちみには遅いタイプだけにアタマでは狙いにくい。アナスタシアブルーに◎。父母から受け継いだ力強い走りからも適性は十分。配当的にも妙味は今回。〈城谷〉」

◎ アナスタシアブルー
○ トキノエクセレント
▲ ケイアイアポロン

以下省略

プリュムは本紙無印><

プリュムは全13記者中 ◎(本命)印 なし、〇(対抗) なし、▲(3番手) 1記者、×(4番手評価) なし、☆(5番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 4記者と随分と寂しい印となっています。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

プリュム(1着)

 「距離が延びたことでスムーズに運ぶことができました。直線で一旦離され気味になりましたが、また伸びてくれました。1700メートルでもムキにならずに走れたのは収穫でしたね。」(大野拓弥騎手・競馬ブック)

 「初の千七でしたが、道中ムキになることはなくスムーズに運べました。最後2着の逃げ馬にいったん離されたけど、そこから盛り返したのだから、いいしぶとさも見せてくれましたね」(大野拓弥騎手・デイリー馬三郎)

 「好スタートから無理をせずに好位につけられましたが、控えてもムキになることはありませんでしたね。距離的なこともあるのか勝負どころの手応えは決して余裕があった訳でないのですが、直線では一度離されてから盛り返してくれましたし、最後まで気持ちを切らさずに頑張ってくれました。1700mと前走より距離は延びていましたが、小回りと言うことで上手く対応してくれましたね。いいときに乗せていただいてありがとうございます」(大野拓弥騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「最近はズブいところが見られましたし、なかなかスッキリしない走りが続いていたので条件を変えて福島の1700m戦を使わせてもらいました。今日は番手からになりましたが、変に気負うことなく進めることができていたと思いますし、スムーズに運べましたね。直線で離されたときは正直厳しいかもと感じたのですが、そこからはジリジリとはいえ本当に粘り強い走り。最後まで集中して走れた結果ですし、素直にうれしいですね。距離に関しては極端に延びるのはどうかとは思いますが、今日は小回りを上手く味方にしてくれましたし、この結果は今後の番組選択の幅を広げてくれたと思います。この後についてはまずはレース後の状態を確認してからになりますが、ここまで競馬を使って来ていますし状態次第では一息入れることも考えていきます」(羽月友彦調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「2番手を追走して、渋太い逃げ馬をゴール前で競り落とした。降雨の影響のある馬場で、行った行ったの展開利はあったが、意外とこのぐらいの距離がいいのかも知れない。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

プリュム

 「距離を延ばした前走が強い内容でしたね。体調は変わりないですから、今回は昇級戦で1400メートルが課題。まずはメドの立つ内容を。」(羽月友彦調教師・競馬ブック)

 「このクラスでも通用する能力は持っている。ここも展開がポイントになりそう。」(羽月友彦調教師・デイリー馬三郎)

 「前走は珍しく最後まで集中して走ってくれたが、この中間の攻め馬では諦めてしまう面を出している。昇級戦でもあるし、いきなりは・・・。」(蒲原助手・大阪スポーツ)

●ほっさん予想

 プリュムは前走ハイレベルなメンバーでの500万クラスを圧勝。ただ、メンバーの割りに時計は平凡で、これまでも500万クラス勝ち負けの時計でしか走っていませんから、1000万クラスでは常識的にいきなりからは厳しいでしょう。

 しかし、プリュムの全走の中で前走が一番内容的にも良かった(競馬ブックのスピード指数でも過去最高)ですし、まだまだ徐々に力をつけている段階です。昇り馬の魅力があります。

 そして今回はハンデ戦でハンデはなんと51キロ。他馬と比べてスピード指数的にも見劣りがしないのに前走からマイナス2キロというのは美味しいですね。これだけの軽斤量なら、先行力のあるプリュムにとっては非常に有利ですし、人気薄の逃げ馬は要注意ですぞ。

 水曜日にはプリュムの追い切りに”反応平凡C”と酷評だったデイリー馬三郎がこのメンバーと負担斤量を見て、さりげなく”気配上々 B”に追い切り評価を上げたこともそういうことでしょう。

 専門誌では7番人気予想ですが、1000万特別ですし、7着だったとしてもそれなりの出走奨励金が入って来ます。大負けしても次回のハンデが更に軽くなるでしょうし(ただ、この斤量で大負けするようなら、これ以上ハンデが軽くなっても厳しいものがありますが・・・)、このまま1000万クラスで頭打ちでも来夏には500万クラスに降級できます。楽に考えていますが、それでも私が望むのは、1000万クラスで勝ち負けに絡めるような馬。プリュムはそれが可能だと思います。もちろん、上村洋行騎手が追い切りのように上手く乗ってくだされば、優勝もあると思っています。

 1つでも上の着に来て欲しいですね。クラスがクラスだけに前には厳しいレースとなるでしょうが、軽ハンデを生かして粘りに粘りたいですね。

これ以降は2012年12月10日に作成

●レース 

 プリュムのスタートはひと息ですが、芝部分での二の脚が速く、アッという間に前に躍り出ます。また芝でもやれそうな気がします。1番のパールブロッサムがハナ。プリュムは2番手の絶好位につけます。プリュムは51キロと軽ハンデですから、ここまで来れば上位は間違いないと思いました。

 ハナを切ったパールブロッサムとプリュムは直線まで手応えが良く、直線に向くとまずプリュムが前を捉えにかかります。前は捉えたのですが、後方5番手で様子を窺っていたコウセイタロウがスパートするとあっさりと抜かれ、12番人気のバルーンも内から一気にプリュムを抜き去りプリュムは3着争いとなります。

 最後の最後になって4番人気の実力馬(ハンデ頭)のトキノエクセレントが後方12番手から猛追。脚色は完全に後ろですが、際どい勝負になります。

 私はラジオ実況で聞いていたので、3番手はプリュムを含む3頭が横一線ということで、プリュムの5着以内は確信が持てたのですが、何着かということまでは確定までわかりませんでした。

 まず最初に馬券圏内の3頭が確定し、残念ながら3着馬は16番でしたから、プリュムは4か5着ということになりました。その後4着ということを知るのですが、ななんと3着馬までは僅かにハナ差。3着なら次走への優先権もありますし(1000万クラスは3着まで)、賞金も高いですし、付加賞もあります。昇級初戦での3着は大変立派ですが、とても大きいハナ差でした。

 それでも1000万特別での4着という数字は立派で、昇級初戦であることからも、まだ3歳と若いことからもこれからが楽しみですね。


3着4着の判定写真 結構はっきりと差されています><。

●時計の評価

 今回のプリュムの走破時計1分24秒9良馬場は、中京ダート1400mが本年から使用開始の新コースの為に過去との比較は出来ませんが、直近の中京ダート1400mのレースと比較してみます。

12月 8日 2R 2歳未勝利 1分26秒7 良馬場
12月 8日 6R 500万牝  1分26秒7 良馬場 勝ち馬のプントバンコは9月15日と10月14日にいずれもプリュムよりも大きく先着
12月 9日 7R 500万   1分25秒9 良馬場 勝ち馬は同じ羽月友彦厩舎
12月 2日 6R 500万   1分24秒8 良馬場 ハイペース
12月 1日 7R 500万   1分24秒6 良馬場 ハイペース


 やはり全体的には今回のプリュムのレースは1000万クラスとしては時計が遅く、あまり前が飛ばさなかった(プリュムのレースはミドルペース)為に時計が出ずに前有利な展開のレースだったと言えます。

 これでプリュムは最軽量のハンデ51キロでしたから、これだけ展開やメンバーに恵まれて4着がやっとだったと言えます。すなわち、定量戦やハイペースの展開ですと、掲示板を逃す確率は高いと思われます。

●レース後の騎手・調教師のコメント

プリュム(4着)

 「行きっぷりが良くて、終始手応え良く運べていたんだけどね。もうひと押しが欲しい内容だったけど、凄くいい馬だよ。いずれチャンスはくると思う。」(上村洋行騎手・競馬ブック)

 「道中は逃げ馬を見ながらでしたが、変に力まずにいいリズムで運べていました。勝負どころの手応えは良かったですし勝ちを意識できるくらいだったのですが、最後は一杯になってしまいました。後続の馬に交わされてはしまいましたが、最後までしっかり走り抜いていますし、昇級戦ということを考えれば頑張って走ってくれています」(上村洋行騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「スムーズに番手に付けられましたし、直線に向いた時は一瞬オッと思いましたね。結果的には交わされてしまいましたが、最後まで気を抜かずに走ってくれていますし、昇級初戦と言うことを考えればまずまずの内容でしょう。夏に休養を挟んだ後は少しずつズブい面が見られるようになっていたのですが、今日のレースではいい意味で春に見られたうるささ、前向きさが戻ってきているように感じます。もちろんあの時は正直手こずることはありましたし、度が過ぎないように注意しなければなりませんが、競馬で戦うとなればそういった面も必要だとは思うんです。前走はズブさが出ていたことと、小回りと言うことで1700m戦を使わせてもらいましたが、やはり極端に距離が延びるのは気性的にプラスになりにくそうですから、基本的には今日のような条件をメインに考えていきたいですね。今後についてはレース後の状態を確認してからですが、ここまで続けて競馬を使って来ていますし、より慎重に判断していきたいですね」(羽月友彦調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

プリュム(4着)

 「2番手。楽な手応えで前に並びかけて直線を向き、坂上で先頭に立ちかけたのも束の間、直後を運んでいた2頭に交わされる。とはいえ、昇級戦、牡馬相手でこの内容ならメドは立った。」(競馬ブック)

パールブロッサム(5着)

 「最内からハナへ。4角で並んできたプリュムを直線で一旦離しかけたが、そこからもうひと脚使えずに掴まる。ただ、バッタリとはこずに掲示板は確保。52キロとはいえ、昇級戦を思えば悪くないだろう。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が190万円。特別出走手当が371000円。合計2271000円。1口で割りますと4300円程度の配当があると思われます。これは未勝利戦の2着に匹敵する金額で嬉しいですね。当然、この馬の今月の収支で言いますと、大幅黒字です。

 今回は最後の最後で交わされハナ差で4着でしたが、3着なら本賞金が320万円。付加賞が6.7万円ありますから、賞金額は3638000円。1口で割りますと6000円程度でしたね。

●今後の展望

 プリュムは8月29日に帰厩してから、ずっと在厩で5戦走ってきましたから、もう放牧となるでしょう。1、2か月はゆっくりとさせるのではないでしょうか。復帰したらまた4戦くらいはコンスタントに走って欲しいですね。

 復帰後は来夏のクラス編成(降級)までにできればもう1つ勝ちたいですね。まだ3歳ですし、古馬になってからの本格化に期待します。

●最後に

 当日の朝にこの日エリカ賞 2歳500万に出走する予定だった愛馬グランデアモーレが右寛跛行の為に出走を取り消し、金額の高い特別戦に2頭出走とワクワクしていた私は一気に夢から覚めました。

 グランデアモーレの症状は10日朝現在、詳しくはわかりませんが、取りあえずそれは仕方がないことなので、このプリュムに非常に大きな期待がかかることになりました。

 これでプリュムがこの軽ハンデで大敗ならしばらくはどよ〜んと落ち込んでいたでしょうが、見事に4着と嫌なことを忘れさせてくれました。


 私は常々安価で1000万クラスを勝ち負け出来る馬が目標と言っていますから、今日のプリュムの4着という走りは十分合格です。本当に狙い通りのいい馬を購入できました。

 もちろん、今回は時計も平凡ですし、勝ち馬からは0.7秒差。そしてなんと言ってもハンデはメンバー中最軽量の51キロでした。ですから、4着と言っても威張れませんが、安価な馬しか購入しない私とって、これは十分すぎる活躍です。

 1000万クラスが私の目標なのは、全体的に賞金が高いこと。それまでに2つは勝っているであろうこと。そしてハンデ戦があることです。ハンデ戦でハンデを生かしての今日みたいな4着で十分満足です。

 4着でも本賞金190万円。概ね未勝利戦の2着に匹敵する賞金をいただけます。馬券の絡みや次走への優先権(1000万クラスは3着以内)、付加賞などを考えれば、ハナ差で3着を奪われたことは大変残念ですが、昇級初戦ということを考えても4着は立派です。

 嬉しいですねぇ。

 プリュムには、よく頑張ったと褒めてあげたいですね。

最後までご愛読ありがとうございました

2012年11月22日立ち上げ 29日、12月3日、6日、7日、8日、10日加筆

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プリュムの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2012年11月17日 第9戦 500万下 福島ダ1700m 牝馬限定戦 (1着/4番人気)

2012年10月27日 第8戦 500万下 京都ダ1400m 牝馬限定戦 (4着/3番人気)

2012年10月14日 第7戦 500万下 京都ダ1400m 牝馬限定戦 (9着/5番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年 9月15日 第6戦 500万下 阪神ダ1400m 牝馬限定戦 (5着1番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年 5月19日 第5戦 3歳500万下 東京ダ1400m (2着/3番人気)

2012年 4月 1日 第4戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m (1着/3番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート

2011年12月11日 第3戦 2歳未勝利 阪神芝1400m (4着2番人気

2011年11月20日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定戦 (2着/4番人気)

2011年11月 5日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m 牝馬限定戦 (2着2番人気) 写真多数付き 現地観戦レポート