ハルシュタット(フェリークの09) 第17戦


キャロ愛馬第12号は2010年第一次募集での唯一の当選馬。

第一次募集応募総額73万円も当選したのは3万円のハルシュタットのみ。


デビューから2戦は3着3着と主場で安定した成績。必勝を期す為に福島に遠征した3戦目は距離短縮も利いて6馬身差の圧勝。走破時計も同日の古馬500万クラスの勝ち時計とコンマ2秒しか変わらず。


3歳夏を成長促す為に休養に充てたものの、復帰してからは14着、16着、7着、11着、13着と大敗続き。直線で全く伸びずに走破時計も未勝利クラス以下の凡走。

2年連続未勝利戦圧勝の福島開催の1週前の新潟に意味もなく出して大敗し、福島ダート1150mは除外。しかも福島に出走できるという甘い読みから仕上げてしまっており、仕方がなく中京に出すもピークは過ぎており直線で持たず。

馬も在厩時間と共にストレスが大きくなりすぎて走らなくなるし、調整も下手、レース選択も下手で能力を引き出すことで全く出来ていない。そんな清水出美厩舎が定年解散となり戦績から関東の新規開業厩舎に転厩されるのだろうと思ったら、なんとなんと栗東のしかも友道康夫厩舎!!

友道康夫厩舎と言えば毎年30勝程度は勝ち星のある超優良厩舎。普通なら、こういうところからは出されるはずの500万クラスで頭打ちの1勝馬なのに素晴らしい厩舎へ転厩。

今まで適切なレースに適切な状態で出走させてくれなかった会員の不満を受け取った形なのか。とにかく驚きと共に、本当にラッキー。


そして転厩緒戦は12着、2戦目の前走はとにかく入念に乗り込まれ自己ベストを更新する動きで期待されたが、清水出美厩舎時代の負け癖が治らず、3角で早くも失速。13着と敗れた。


前走後優先権が取れなかった為に10月15日にノーザンファームしがらきへ放牧に出され、11月4日に栗東トレセンに帰厩。


予定通りは11月16日 福島2R 500万下 ダート1700m 牝馬限定 定量に藤懸貴志騎手で出馬想定!!そのまま確定。

フルゲート16頭のところに想定数は15頭。結局15頭で確定。

6馬身後続を千切って優勝した未勝利戦から実に2年半。ようやくベスト相性の福島での出走だが、その圧勝したダート1150mではなく1700mへの出走。もはやスピードがなく短距離よりもゆったりと走れる中距離という選択だが、来年3月の引退期限までにもう福島開催はなく、ラストチャンスとなることから、あのダート1150mに出走できずに引退となることは残念。


9着/13番人気。

やはり残り100mで失速。直線は追われてから良い伸びだったので、やはり福島は走ると思われた。距離延長は大失敗。しかし、即日の引退発表からも、ある程度シナリオのあった出走だったことは否めない。

それでも途中からこの馬を引き受けてくださった友道康夫先生は入念に乗り込み、調教だけでも今まで最高の動きを引き出してくださった。

最後に万全の仕上げのハルシュタットを3戦見られて前厩舎時代のストレスは随分と軽減された。感謝したい。


レース回顧と時計の分析、レース後の藤懸貴志騎手と友道康夫調教師のコメントを掲載。


即日引退が発表されました。

5歳の末まで大きな故障もなくよく頑張ってくれた。ハルシュタットお疲れ様。有り難う。

(2014年11月18日完結)

2014年11月7日立ち上げ

●前走後、10月15日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ましたが、11月4日に栗東トレセンに帰厩しました

 前走はこれまでにないほど入念に乗り込まれ、力が出せる状態かと期待された我らが愛馬ハルシュタットですが、やはり清水出美厩舎時代の負け癖は簡単には治らず、直線を待たずして失速し13着と大敗しました。

 しかし、友道康夫先生のこれでもかというほどの乗り込みは好感の持てるものでしたし、これで駄目なら仕方がないと満足出来るものでした。もはや引退期限の来年3月までに立て直すことは困難でしょうが、少しでも上位に来てくれればと思っています。

 以下は10月15日に更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告です。
15日にNFしがらきへ放牧に出ました。「先週の競馬は、ペースが上がるところで走るのを止めてしまっているような感じがありました。短い距離で流れに乗せるよりも、ゆったり流れる距離を自分のリズムで走らせた方がいいのかもしれません。ダート1700mは、小倉で試してみたいと思っていた条件でもありますし、短期で放牧に出して間を空け、福島で使おうと考えています」(友道師)

 ということで、ハルシュタットは前走後10月15日に間隔を空けるためにノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。次走は待望の福島のようですが、どうも1700mを使うようですね。最後に失速してしまうことからも一気に走れる短距離の方が良いと思うんですけどね。

 その後11月4日に栗東トレセンに帰厩しました。

これ以降は2014年11月12日に作成

●追い切り情報(11月12日更新)

前走前 10月9日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
藤懸貴志
4F 54.4
3F 39.4
2F 25.5
1F 12.6



11月6日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
藤懸貴志
4F 53.1
3F 38.9
2F 25.9
1F 13.3


11月9日 栗東坂路 良馬場 稍一杯に追う
1回
助手
4F 53.7
3F 39.3
2F 26.5
1F 13.7


11月11日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.9
3F 44.1
2F 29.1
1F 14.1


11月12日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
藤懸貴志
4F 55.7
3F 40.2
2F 26.1
1F 13.0
 11月6日、本番でも騎乗する藤懸貴志騎手に追い切っていただきました。体重の軽い騎手騎乗とはいえ全体の時計は優秀ですね。
 以下は11月6日に更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告です。
「火曜日に無事帰厩しました。福島の最終週を目標にして放牧先でも乗り込んできてもらいましたし、さっそく今朝追い切っています。時計も後半の遅い時間帯だったことを考えると良く出ていますし、前半からしっかりと行かせたので、来週はもっと動けると思います。福島のダート1150mは勝っている条件ではあるのですが、ここのところのレースぶりからもテンにもう少しゆっくり行けるダート1700m戦を考えていきます」(友道師)「追い切りに乗せていただきました。放牧明けということを考えるといい時計が出ましたね。前半からいい行きっぷりだったので、逆らわず、行かせすぎずというイメージでリラックスして走れるように心がけました。ラストもよく辛抱していますし、これでまた変わってきてくれると思います」(藤懸騎手)16日の福島競馬(3歳上500万下・牝馬限定・ダ1700m)に藤懸騎手で出走を予定しています。
 ということで、次走が11月16日 福島2R 500万下 ダート1700m 牝馬限定 定量に藤懸貴志騎手で出走予定ということが発表になりました。
 この週は引退期限である来年3月までの最後の福島開催ですから、ここに出走するということは、6馬身差圧勝したハルシュタットの唯一の勝ち舞台である福島ダート1150mには出走できずに引退ということになりますね。あれから2年半もあって、何度も出走できるチャンスがあったのに本当に残念です。福島ダート1150mがハルシュタットにとって一番合うコースであることは未勝利時代のパフォーマンスからも間違いありません。ただ、友道康夫先生がもはやスピードのないハルシュタットには短距離よりもゆったり走れる中距離を選択される理由はわからないことはありません。福島自体が合うはずですし、その条件で好走して欲しいですね。

 11月9日、次走は福島の予定ですから、輸送も考えて日曜日に実質速い追い切りをされたようです。ハルシュタットが坂路で4F53秒台ですから、終いの伸びの無さは相変わらずでがっかりですが、調子は良さそうです。今回は距離こそ違えど得意の福島ですし、ガラリ一変があっても不思議はありません。なんとか上位に来て欲しいですね。

 11月11日、終いを伸ばす調教を施されました。何せ最後で止まってしまうハルシュタットです。この調教が一番でしょう。

 11月12日、藤懸貴志騎手を乗せて一杯に追い切られました。福島までの遠征がありますが、しっかりと追い切っている辺り、状態は良さそうですし、陣営の本気度も感じられます。全体の時計はひと息ですが、終いが13秒0でハルシュタット的には伸びていますし、1戦1勝の福島で最後までしっかりと走りきって欲しいですね。
 デイリー馬三郎では”やや良化C”と低い評価をいただいております。そりゃ、基本走らないことが見え見えですからねぇ。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。調整過程はばっちりだと思います。ここまでしていただいての大敗は何の文句もありません。いや、コース相性というのは大きなファクターですから、わかりませんよ。
 以下は11月12日に更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告です。
「今朝も先週に引き続き、ジョッキーを乗せて坂路で追い切りました。4ハロンの時計こそ先週より遅いですが、輸送があることを考えればちょうどいい負荷だったと思いますし、ラストの反応は良くなっていますからね。力みがちなタイプなので、うまく折り合ったのも良かったと思います」(友道師)「後半のかなり遅い時間帯に追い切ったのですが、それを考慮するとタイムはいいですね。先週よりも多少力みが抜けて、スタートでフワッと入れたのが良かったと思います。2週続けて追い切りの動きはとてもいいですし、一瞬の反応はしっかりしているので、あとは実戦に行って道中うまく我慢させたいですね」(藤懸騎手)16日の福島競馬(3歳上500万下・牝馬限定・ダ1700m)に藤懸騎手で出走を予定しています。
 ということで、陣営の評価は高いようです。期待しちゃっていいんですよね(笑)。

●気になる出馬想定表(11月16日 福島2R)

出馬想定表 11月16日 福島2R 500万下 ダート1700m 牝馬限定 定量 フルゲート16頭 想定数15頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
エヴォリューション 城戸義政  9/06 500万 札幌ダ1700
クリノアマダブラム 小崎綾也 10/25 500万 福島ダ1700 12
グリューネヴォッヘ 松岡正海  7/19 500万 福島ダ1700 13
スペリオル 木幡初広  8/17 500万 函館ダ1000 10 13
チャードリー 丸田恭介  9/20 500万 新潟ダ1800
ディオーサシチー 井上敏樹 11/02 500万 福島ダ1700 15
ハルシュタット 藤懸貴志 10/12 500万 京都ダ1400 13 14 12 12 B+
ヒムカ 吉田隼人 11/02 500万 福島ダ1700
ヒラボクレジーナ 松若風馬 10/04 500万 新潟ダ1800 10
ブルーパレット 長岡禎仁 10/26 500万 東京ダ1600
ポロタン 10/26 500万 京都ダ1200 13 12 13 12
マミーテイラー 中谷雄太  8/31 500万 小倉ダ1700 12 13 10
ラクリモーサ 柴山雄一 11/02 500万 福島ダ1700 15
レイズアセイル 黛弘人 11/02 500万 福島ダ1700 10 12
レディーピンク 武士沢友治 10/25 500万 福島ダ1700 15 11 14 14

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定 青字は1000万クラスでの成績

フルゲート16頭のところに現在15頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”ということで出走は確実です。

予定していたダート1700mに想定されています。未勝利時代に圧勝したのは1150mですが、そこに対応できるスピードはハルシュタットにはもはやないという判断ですね。とはいえ、ただでさえ最後に脚が上がるハルシュタットですから、距離延長は厳しいと思いますが、定石通りならダート1700mなのでしょうね。

これに出走することによって、ハルシュタットの引退期限である来年の3月まではもう福島開催はありませんから、圧勝した福島ダート1150mにあれ以来1度も出走せずに引退ということでなんとも無念ですが、友道康夫先生は福島に出走させてくれるだけ有り難いですね。

コース相性は抜群の福島ですし、1発を期待しています。

これ以降は2014年11月14日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 11月16日 福島2R 500万下 ダート1700m 牝馬限定 定量 全15頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
エヴォリューション 城戸義政  9/06 500万 札幌ダ1700
クリノアマダブラム 小崎綾也 10/25 500万 福島ダ1700 12
グリューネヴォッヘ 松岡正海  7/19 500万 福島ダ1700 13
チャードリー 丸田恭介  9/20 500万 新潟ダ1800
ディオーサシチー 井上敏樹 11/02 500万 福島ダ1700 15
ドリームティアラ 菱田裕二 11/02 500万 福島ダ1700
ハルシュタット 藤懸貴志 10/12 500万 京都ダ1400 13 14 12 12 B+
ヒムカ 丸山元気 11/02 500万 福島ダ1700
ヒラボクレジーナ 松若風馬 10/04 500万 新潟ダ1800 10
ブルーパレット 長岡禎仁 10/26 500万 東京ダ1600
マスタープラチナム 原田和真 10/25 500万 福島ダ1700 10 14
マミーテイラー 中谷雄太  8/31 500万 小倉ダ1700 12 13 10
ラクリモーサ 柴山雄一 11/02 500万 福島ダ1700 15
レイズアセイル 黛弘人 11/02 500万 福島ダ1700 10 12
レディーピンク 武士沢友治 10/25 500万 福島ダ1700 15 11 14 14

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績

●福島ダート1700mコース解説

 スタート地点はホームストレッチの右端。4コーナーを曲がり終えてすぐのところ。最初の1コーナーまでは338m。スタート直後に上り、1コーナーから下るのが特徴。
 先行争いが激しい上、2コーナーまで加速がつきながら隊列が動く。それでも前へ行っている馬が有利。福島のダートは砂厚8cmのスタミナを要する馬場なので、最後は各馬脚が上がってしまう。
 逃げ馬の連対率が約38%と最も高く、回収率も200%を超える数字。人気薄の逃げ馬の大駆けが炸裂しやすいコースだ。
 枠順は内枠が強い。特に1枠が唯一20%を超える連対率。1枠を引いた逃げ馬には要注意だ。
 血統的にはアフリート、コマンダーインチーフ、メジロライアンといった種牡馬の成績が優秀。
 軽くてスピードがあるタイプよりも、スタミナとパワーに富むタイプがいい。このあたりは馬場の特徴を良く表わしている。

有利な枠順 内枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 脚質、パワー
種牡馬ベスト アフリート、ブライアンズタイム、サンデーサイレンス
連対騎手ベスト 柴田善臣、蛯名正義、中舘英二、石橋脩、江田照男
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分48秒4 1分48秒4 1分47秒3 1分47秒8
3歳500万 1分47秒1 1分46秒9 1分46秒8 1分46秒5
古馬500万 1分46秒8 1分46秒3 1分45秒6 1分46秒8
古馬1000万 1分45秒7 1分45秒2 1分45秒2 1分45秒2
古馬1600万 1分44秒7 1分44秒6 1分43秒6

●騎手は藤懸貴志騎手 ほっさん評価「E」

 今回もハルシュタットの鞍上はずっと調教をつけてくれていて、3戦連続の騎乗となる藤懸貴志騎手です。ハルシュタットのことは完全に手の内に入っているでしょうが、馬がどうしようもないので人気よりも少し上に持ってくるのが精一杯というところでしょうが、ハルシュタットの為によく尽くしていただいております。

 よく穴を開ける騎手で、今年も10番人気で2勝、他にも6番人気や7番人気でも勝利があるなど人気薄の馬でも最後までしっかりと走らせてくれます。前走は愛馬オフェーリアシチーで11番人気ながら4着と素晴らしい騎乗を見せてくれました。ハルシュタットも1戦1勝の福島でのレースですし、そろそろ大穴があっても不思議ではありません。常識的には大敗でしょうが、爆発を期待しています。


 我が軍団と藤懸貴志騎手は今回が6度目の騎乗となりますが、過去5戦いずれも人気より上の着に愛馬を持って来ていただいておりますし、上記にも書きましたように前回は11番人気のオフェーリアシチーを4着まで押し上げてくれました。相性の良い騎手と言えます。


 2014年11月12日現在、JRA通算42勝、重賞未勝利。勝率3.0パーセント、連対率7.0パーセントと騎乗馬の質を考慮してもかなり低い。しかし、騎乗する馬の質はとことん悪い。昨年(2013年)は13勝、勝率3.8パーセント、連対率7.7パーセント、本年(2014年)はここまで9勝、勝率3.3パーセント、連対率6.2パーセントと通年並みの成績。


 藤懸 貴志(ふじかけ たかし)は1993年2月25日生まれの21歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している4年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。平田修厩舎所属。

 2011年に栗東の平田修厩舎所属騎手としてデビュー。同期には嶋田純次、杉原誠人、横山和生、森一馬、花田大昴、高嶋活士がいる。
 初騎乗でいきなり2着し(3番人気)、5、6戦目にも2、3着に入った。その後は期待に反してなかなか勝てず、初勝利は8月20日。142戦目のことで、同期の7人中6番目の遅さだった。翌21日に2勝目を挙げている。


「初勝利の前に2着と3着が8回ずつあった。142戦目の初勝利は単勝3030円の馬で逃げ切りで、2勝目は単勝370円の馬で逃げ切り。共に3歳未勝利で、条件は芝1200mとダート1700mだった。まだ落ち着いて乗れておらず、控える競馬の時には無駄に動かして脚を残せない。追ってからは頑張って手を動かしているものの、まだパワー不足である。」(2012年春・佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績 (5戦0勝)

 2012年 3月17日 クレセントシチー  500万下           阪神ダ1800m 6着/9番人気
 2013年10月27日 オフェーリアシチー 2歳未勝利          新潟芝1200m 前日の落馬負傷により丸田恭介騎手に乗り替わり
 2014年 2月 9日 オフェーリアシチー かささぎ賞 3歳500万下 小倉芝1200m  8着/12番人気
 2014年 7月19日 ハルシュタット   500万下            中京ダ1400m  12着/16番人気
 2014年10月12日 ハルシュタット   500万下            京都ダ1400m  13着/14番人気
 2014年10月18日 オフェーリアシチー 天童特別 500万下    福島芝1200m  4着/11番人気


2012年3月17日 500万下 クレセントシチーに騎乗する藤懸貴志騎手。6着/9番人気。

これ以降は2014年11月15日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「グリューネヴォッヘは乗り難しい面はあるが、ハイペース濃厚のここは展開が嵌まりそう。仕上がりも良く、現級勝ちの力を信頼。クリノアマダブラムは一戦毎にレースぶりが良化。ラクリモーサは福島巧者。ヒムカは前走でメドを立てた。相手にも差し馬を指名。」


短評は「差し有利」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
ラクリモーサ △△
グリューネヴォッヘ
エヴォリューション △△
ヒラボクレジーナ △△
マミーテイラー
ドリームティアラ
ブルーバレット
ハルシュタット
ヒムカ △△
ディオーサシチー
クリノアマブラム
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
グリューネヴォッヘ 3.5
クリノアマダブラム 4.5
ラクリモーサ 5.1
ヒムカ 6.0
ブルーバレット 6.6
中 略
マミーテイラー 38.9
ハルシュタット 42.2
ディオーサシチー 46.0
レイズアセイル 50倍以上
マスタープラチナム 50倍以上



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ハルシュタット 79 38 55 57
マミーテイラー 68 66 59 58
ディオーサシチー 69 67 62 61
グリューネヴォッヘ 80 65 72 74
クリノアマブラム 72 72 70 71
ラクリモーサ 75 71 66 63


デイリー馬三郎

本紙の見解

「気性面の難しさが出世の妨げになっている◎グリューネヴォッヘ。ただ、現級での能力上位は明らか。ベストは中山だが、福島でもB、C、B着と対応は可能。仕上がりも良好で初戦から。機動力のある○ラクリモーサが相手になる。〈石渡〉」

◎ グリューネヴォッヘ
○ ラクリモーサ
▲ クリノアマダブラム
× エヴォリューション
☆ ヒムカ

以下省略

ハルシュタットはもちろん無印

ハルシュタットは全13記者中 △(6番手以下評価) 1記者、無印 12記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ハルシュタット(13着)

 「京都の1400mですしスタートから積極的に出していきました。道中は良い感じで運べていたし手応えはあったんです。でも3コーナーあたりで急に反応がなくなってしまって…。ステッキを使って強めに扶助をしたのですが、自分から動いてくれませんでした。良い意味でうるさい中に落ち着きもあるし、馬の状態も良かったのですが、馬が少しズルくなっているせいか、ペースが上がった時に止めているような感じも受けました。もっとゆったりと気分良く運んだ方がいいのかもしれません」(藤懸貴志騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「状態がとてもいいので期待していたのですが、勝負どころで走るのを止めてしまったように見えました。ややテンションが高く、ムキになっている感じもするので、テンから楽なペースで走れる距離を使うのもいいかもしれません」(友道康夫調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

ハルシュタット

 「おとなしくなって、短い距離では流れに乗れない。距離延長で新味が出れば。」(大江助手・デイリー馬三郎)

 「1400メートルは忙しいので福島の1700メートルへ。状態は悪くないし、立ち回りひとつでもう少し。」(友道康夫調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 メンバーを見渡すに、今回も最下位人気かブービー人気でしょうね。しかし、追い切りの動きは良いですし、未勝利戦圧勝の舞台である得意の福島で前進を期待しております。

 ここで大敗なら、一気に引退へ向かっていくかも知れません。

これ以降は2014年11月18日に作成

●パドック

 ハルシュタットの馬体重は前走マイナス14キロの472キロ。距離を延ばす割に遠征でマイナス体重というのはいただけません。超一流の友道康夫先生らしからぬ数字です。馬体はピカピカで気合いも乗っていましたが、さすがに腹回りはギリギリに思えました。究極の仕上げと言われるとそうかも知れませんが。

●レース 

 ハルシュタットのスタートは普通です。無理に押してポジションを取りに行くのではなく、馬なりに最後少し促した程度で5番手の絶好位につけます。

 ここまで楽に走っているのにいつものように3角〜4角の勝負どころでペースが上がるとついていけずにズルズルと後退。それでも直線を向いて仕掛けられると少しは伸びますが、残り100mのところで脚が上がり終了。どう考えても距離が長いし、印象からはやはり福島は走るんですけどねぇ。

●時計の評価

 今回のハルシュタットの走破時計は1分48秒1良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分46秒6、勝ち馬の時計が1分46秒8でした。

 終いの脚の上がり方からも距離が長いことは明白で、即日引退発表されたことからも、引退ありきの距離延長だったことは否めません。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ハルシュタット(9着)

 「ゲートも速かったですし、最近は短い距離を使っていたので行きっぷりも良かったですね。道中はロスなく運ぶことができましたし、3〜4コーナーでこちらの合図にもちゃんと反応してくれましたが、決め手勝負になった分、終いがジリジリとした伸びになってしまいました。それでも以前のように途中で自分から止めるようなことはなく、最後までしっかりと走ってくれていました」(藤懸貴志騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「1700mでもスムーズに進めることはできていましたし、うまく対応してくれていたと思います。ただ、このぐらいの距離となるとやはり小回りコースという条件はついてしまいます。脚元はだいぶ安定してきていますが、コンスタントに使っていくとなるとなかなか難しい面もあります。せっかく転厩してきてくれたので新味を引き出したかったのですが、うまくいかず申し訳ありません」(友道康夫調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 特別出走手当が39.2万円ですが、ここから9着以降ということで2.5万円減額されて36.7万円。1口で割りますと850円程度になると思われます。

●即日引退発表

 クラブ公式HPにて即日引退が発表されました。

●最後に

 結局、未勝利戦を古馬500万クラスでも勝ち負けの好時計で6馬身差圧勝した福島ダート1150mのコースにそれ以来1度も出されることなく引退することになりました。1つ下のラフェドフルールが全く走らなかったことも含め、母の仔出しに大きな疑問が浮上し、ハルシュタットも1つ勝っているからもう限界だろう的なところが最後は見え隠れしていました。

 もちろん、最悪の状態で途中から預託を受けていただいた友道康夫先生はやりようがなかったと思いますし、入念に調整しての出走で、最後のなぜ1150mに出さなかったのかということ以外は感謝しかありません。

 残念なのは前任の清水出美先生のやり方ですが、そこはハルシュタットの全17戦の特集の中に何度も疑問を呈し愚痴をこぼしていますから、最後の最後はもうやめます。

 ただ、上手くやれば、あと1つは勝てた馬だと思います。その1勝が早期なら、プリュムのように福島で未勝利→500万→降級して500万と3勝できたのではないかと思います。

 ですので、結果的に1勝馬で、いくら安価な募集価格の馬と言っても大赤字ですが、馬見としては間違っていたとは思いません。ただ、馬と厩舎の相性、そして定年間際のモチベーションや成績が低下している厩舎を見落としてしまったことは猛省しています。いや、私はずっと清水出美先生には良い思いをさせていただき、その印象が大きかったので、最後の清水出美先生の預託馬と言うことで、一緒に心中くらいの考えでしたから、自分の思っていたような昔の清水出美厩舎ではありませんでしたが、それはそれで良かったと思います。


 また、この馬の出走時しか会えない所持者のノハラさんと出会えたことも貴重なことでしたし、良いことも歯がゆいこともいろんな思い出がこの馬にはあります。


 そんなこんなで、なんやかやと言っても5歳の末まで大きな故障もなく走ってくれましたし、ハルシュタットには本当に感謝しています。武豊騎手も乗ってくれましたしね。繁殖には上がれないでしょうが、どこかの乗馬クラブでゆっくりと余生を過ごして欲しいですね。

 お疲れ様ハルシュタット。ありがとうハルシュタット。

これを持ちまして、2010年11月17日から追いかけ続けた愛馬ハルシュタットの特集は終了させていただきます。

最後までご愛読ありがとうございました

2014年11月7日立ち上げ 10日、12日、14日、15日、18日加筆

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ハルシュタットの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2014年10月12日 第16戦 500万下 京都ダ1400m (13着/14番人気)

2014年 7月19日 第15戦 500万下 中京ダ1400m (12着/16番人気) ルクソール様撮影 現地写真多数掲載

2014年 1月13日 第14戦 500万下 京都ダ1200m (12着/8番人気)

2013年12月 1日 第13戦 500万下 中京ダ1200m (9着/7番人気)

2013年10月27日 第12戦 500万下 新潟ダ1200m (8着/7番人気)

2013年10月 2日 第11戦 JRA指定交流 夢前川特別 園田ダ1400m (2着/4番人気)

2013年 2月20日 第10戦 JRA指定交流 ジュノ賞 名古ダ1400m (8着/5番人気)

2013年 1月20日 第9戦 500万下 中京ダ1200m (13着/12番人気)

2012年11月17日 第8戦 500万下 京都ダ1200m (11着/9番人気) パドック写真多数付 現地観戦レポート

2012年10月28日 第7戦 500万下 新潟ダ1200m (7着/7番人気)

2012年10月 6日 第6戦 500万下 京都ダ1200m 牝馬限定戦 (16着/7番人気) パドック写真多数付 現地観戦レポート

2012年 9月15日 第5戦 500万下 阪神ダ1200m (14着/4番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 5月27日 第4戦 3歳500万 京都ダ1400m (10着/5番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 4月28日 第3戦 3歳未勝利 福島ダ1150m (1着1番人気

2012年 4月 7日 第2戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m (3着/3番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 3月10日 デビュー戦 3歳新馬 阪神ダ1400m (3着/4番人気)