ハルシュタット(フェリークの09) 第6戦


キャロ愛馬第12号は2010年第一次募集での唯一の当選馬。

第一次募集応募総額73万円も当選したのは3万円のハルシュタットのみ。


デビューから2戦は3着3着と主場で安定した成績。必勝を期す為に福島に遠征した3戦目は距離短縮も利いて6馬身差の圧勝。走破時計も同日の古馬500万クラスの勝ち時計とコンマ2秒しか変わらず。


3歳夏を成長促す為に休養に充て、復帰初戦の前走は4番人気も14着と大敗。

馬体重はプラス28キロもそんなに太さを感じさせず、パドック気配も良かったが、結果的になんじゃこらの追い切りの動きの悪さ(坂路4F54.0−14.7)がそのまま出て大敗。

結局追い不足で息が持たないということに。更に馬体も緩いし馬格がある馬なのでもっとハードに攻めて欲しい。

夏を越して馬体に成長を感じる馬なので、開眼すればかなりやってくれると思うのだが。

ただ、ここ2戦は二桁着に沈んでおり、負け癖がつかないか心配。

1度使われて次が1つの試金石。


10月6日 京都5R 500万下 ダート1200m 牝馬限定戦に出走!!

16着/7番人気。

前走同様今回も追い切りでは終いバテる。こんな状態では本番で息が保つはずもなく、大敗は必至と見る。・・・と書いていたら全くその通りの結果に。しかも回を重ねるごとにバテ方が酷くなる。

前走ではハルシュタットに幸英明騎手、愛馬フランベルジェに池添謙一騎手だったが、そのフランベルジェの池添謙一騎手がハルシュタットに。騎乗技術は素晴らしく、終い追える騎手なので期待は大きかったが、
結局は追い切りの動きがそのままレース結果に。

騎手云々ではない。メンタル面を含めた矯正が課題。同様の愛馬プリュムはブリンカーをつけるようだが。


レース回顧と時計の分析、レース後の池添謙一騎手と清水出美調教師のコメントを掲載。

写真多数付現地観戦レポートを掲載。

(2012年10月17日完結)

2012年9月27日立ち上げ

●前走後トレセンで調整されており、次走は10月6日 京都5R 500万下 ダート1200mを池添謙一騎手で予定

 前走後トレセンで調整をされている我らが愛馬ハルシュタットですが、次走の予定が発表になりました。

 以下は本日(9月27日)更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告は次の通りです。

「今朝は坂路で追い切りました。単走で、手応えとしては馬なりと言うよりも、終始引っ張ったまま。鞍上もよく我慢して抑えていましたよ。かなりいい行きっぷりですし、一度使って前向きさが出てきた感じはしています。馬体も見た目には締まってきていますね。来週牝馬限定のダート1200mという番組があるので、そこを目標にこのまましっかりと乗り込んでいきます」(清水出師)10月6日の京都競馬(3歳上500万下・牝馬限定・ダ1200m)に池添騎手で出走を予定しています。

 ということで、我らが愛馬ハルシュタットの次走は10月6日 京都5R 500万下 ダート1200m 牝馬限定戦を池添謙一騎手で予定ということです。

 今回もレース選び、騎手選びはさすがだなと思います。このレースがベストだと思いますが、あとは追い切りの動きと結果ですね。ハルシュタットは勝ったレースの印象は凄いですが、実際昇級してからは二桁着続きです。もうそろそろ結果を出さないと負け癖がついてしまいます。しっかりと追ってメイチに仕上げての大敗なら、能力的なものか精神的なものなのかと納得もできますが、現状では追い不足による息切れが敗因のような気がしてなりません。これが続くと陣営に不満が行ってしまいます。

 次走は前走マイナス6キロ程度で良いと思います。しっかりとハードに追い切って欲しいですね。


 次走の鞍上は主戦の幸英明騎手ではなく池添謙一騎手ということです。幸英明騎手に先約があるのか或いは2戦続けての大敗に変更をしたのかわかりません。

 次走でハルシュタットに騎乗していただく池添謙一騎手はハルシュタットの前走で愛馬フランベルジェに騎乗してくださっていた騎手です。ハルシュタットが4番人気14着と馬群に沈む中、13番人気のフランベルジェを7着まで上げていただきました。大舞台では強いものの、一般戦ではあまり騎乗数が多い騎手ではありませんが、腕は間違いなく追える騎手です。今回の鞍上の変更が良い方に出てくれると嬉しいですね。

 当日は午前中が子供の運動会で5Rとなるとギリギリなのですが、なんとか都合をつけて行きたいと画策中です。ただ、無理して行ってまた馬群に沈んでいくハルシュを見るのはいただけないですが・・・。

これ以降は2012年10月3日に作成

●気になる出馬想定表(10月6日 阪神5R)

出馬想定表 10月6日 阪神5R 500万下 ダート1200m 牝馬限定戦
フルゲート16頭 想定数15頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アイスメアー 中井裕二  9/15 500万 阪神ダ1200 14
15 エリモミヤビ  9/19 交流 名古ダ1400 12
ガールズストーリー 水口優也  5/19 500万 新潟ダ1200
10 キセキノハナ 野元昭嘉  9/17 500万 阪神ダ1200 11 14 14 12
クイーンオブライフ 岩田康誠  9/09 500万 阪神ダ1200 11 12 12
サルココッカ  5/26 500万 京都ダ1200 11 11 11
10 ジュピタードリーム  9/15 500万 阪神ダ1200 16 13 14
ナムラドリーミー 福永祐一  5/13 1000万 京都芝1200 13
10 ハルシュタット 池添謙一  9/15 500万 阪神ダ1200 14 10
ビューティバラード 和田竜二  8/25 500万 小倉芝1200 12 12 13 13 13 13
マウントフジ 佐藤哲三  9/15 500万 阪神ダ1200 16
10 ミヤジガンバレ  9/17 500万 阪神ダ1200 10
メイショウオハツ 幸英明  4/07 未勝利 阪神ダ1200
10 メイショウツレヅレ 菱田裕二  9/16 未勝利 阪神ダ1200 11
ラベンダーカラー 浜中俊  7/21 500万 新潟ダ1200 13 12 15 11

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定 青字は1000万クラスでの成績

フルゲート16頭のところに現在15頭出馬想定されています。信頼できるキャロットクラブの公式HPでも除外の可能性ありの”B”評価でした。確かに牝馬限定戦ですし、ドドッと入ってこられると抽選対象になりそうですね。せっかく池添謙一騎手を確保していますし、出走して欲しいですね。

これ以降は2012年10月4日に作成

●追い切り情報(10月4日更新)

前走前 9月12日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.0
3F 40.5
2F 27.7
1F 14.7



9月27日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.3
3F 41.8
2F 27.5
1F 13.6


10月4日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.4
3F 40.0
2F 27.6
1F 14.7
 9月27日、前走同じ日に出走した馬格のない愛馬ブリュムがこの日しっかりと追われているにもかかわらず、馬格のあるこちらは随分と軽めです。なぜ毎回毎回ハルシュタットの追い切りは軽いのでしょうか。出走まではまだ日がありますから、もっとしっかりと追い切ってもいいと思いますが、やればすぐに仕上がってしまう馬なので軽くなるのでしょうね。しかし、あんまりにも軽すぎるとやはりレースで息が持ちません。上手く仕上げて欲しいですね。

 10月4日、一杯に追い切られ全体の時計としては自己ベストに近いものでしたが、終いの脚の上がり方がいただけません。これでは前走と同じパターンで、当然レースでも終いの踏ん張りが利かないということになってしまうでしょう。
 以下は本日(10月4日)更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告です。
「今朝は坂路で追い切りました。馬場が悪かったことはあるのですが、それにしてもラスト1ハロンの時計がかかりすぎました。全体の時計はいいので、前半行きたがったことが原因でしょう。決して調子が悪いのではなく、ちょっと気負っているところがあるのだと思います。しっかりと乗り込んできて馬体も絞れてきていますし、上積みのある状態で出走できそうです」(清水出師)
 と相変わらず清水出美先生は楽観的ですが、今回も前走のように早々に垂れないでしょうねぇ。どちらかというと心配の方が大きいです。あまり追い切りの動きからは上積みを感じることはできません。
 私ほっさんの追い切り評価は「C」です。全体の時計がマシなことと、一応一杯に追い切れたのでC評価にしましたが、正直酷い内容です。力のある馬でもこれでは・・・。馬券的には即消しですね(苦笑)。

●出馬確定表

出馬確定表 10月6日 阪神5R 500万下 ダート1200m 牝馬限定戦 出走数16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アイスメアー 中井裕二  9/15 500万 阪神ダ1200 14
アポロパレス 川田将雅  9/15 500万 阪神ダ1400 12
キセキノハナ 野元昭嘉  9/17 500万 阪神ダ1200 11 14 14 12
クイーンオブライフ 岩田康誠  9/09 500万 阪神ダ1200 11 12 12
サルココッカ 藤田伸二  5/26 500万 京都ダ1200 11 11 11
ジュピタードリーム 松山弘平  9/15 500万 阪神ダ1200 16 13 14
ナムラドリーミー 福永祐一  5/13 1000万 京都芝1200 13
ハピシン 酒井学  9/16 500万 阪神芝1200 14 10 16 15
ハルシュタット 池添謙一  9/15 500万 阪神ダ1200 14 10
ビューティバラード 和田竜二  8/25 500万 小倉芝1200 12 12 13 13 13 13
フィールザライト 藤岡佑介  7/08 500万 中京ダ1200 15 13
マウントフジ 佐藤哲三  9/15 500万 阪神ダ1200 16
メイショウオハツ 幸英明  4/07 未勝利 阪神ダ1200
メイショウツレヅレ 菱田裕二  9/16 未勝利 阪神ダ1200 11
ヤマノラヴ 国分恭介  8/26 十勝5下 札幌芝1200 12
ラベンダーカラー 浜中俊  7/21 500万 新潟ダ1200 13 12 15 11

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

ガールズストーリーという前走このクラスで勝ち降級してきた馬や前走1番人気で大敗したミヤジガンバレが回避。除外が懸念された我らが愛馬ハルシュタットですが、抽選もなく出走に至りました。

●京都ダート1200mコース解説

 スタート地点は向正面の2コーナー出口。
 3コーナーまでは約400mあり、なだらかな上り坂になっている。
 芝コースと同様に3コーナーが坂の頂上で、3〜4コーナーの下り坂を経てから最後の直線勝負になる。
 ダートの短距離戦は、テンのダッシュ力と先行力が命。スタート直後から激しい先行争いになり、3コーナーを過ぎても収まらないことがある。直線が平坦コースなので、なかなか前が止まらない。道中4〜5番手につけ、直線入り口までに1〜2番手に押し上げられる形が最も理想。
 1頭あるいは2頭が飛ばして逃げ、4コーナー出口で2番手集団を少し離しているようだと、そのまま前が残りやすい。差し馬を本命にする場合は、展開をよく考えたい。
 枠順はできれば真ん中より内が欲しい。多頭数の大外は、差し馬以外は少し不利だ。
 また、京都のダートは時計が速いので、高速決着への対応力も問われる。
有利な枠順 内枠〜中枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 先行力、高速決着への対応力
種牡馬ベスト フォーティーナイナー、アフリート、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、四位洋文、小牧太、河北通、岩田康誠
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分13秒4 1分13秒7 1分13秒2 1分12秒9
2歳未勝利 1分13秒7 1分13秒2 1分13秒9 1分13秒3
3歳新馬 1分14秒1 1分13秒9 1分12秒8 1分13秒7
3歳未勝利 1分13秒8 1分13秒4 1分12秒4 1分12秒9
3歳500万 1分12秒8 1分12秒1 1分12秒2 1分12秒3
古馬500万 1分12秒6 1分12秒3 1分12秒1 1分11秒8
古馬1000万 1分11秒9 1分11秒8 1分10秒8 1分11秒6
古馬1600万 1分11秒2 1分09秒9 1分10秒7 1分11秒2
古馬オープン 1分11秒0 1分10秒0 1分10秒1 1分10秒6

これ以降は2012年10月5日に作成

●騎手は池添謙一騎手 ほっさん評価「A+」

 今回のハルシュタットの鞍上は池添謙一騎手です。ハルシュタットはここに来て主戦の幸英明騎手では上手く乗れていない感もあり、新味を出す意味でも1度乗り替わりは賛成です。幸英明騎手もまたハルシュタットが走ってくれば騎乗して欲しいですね。

 池添謙一騎手は前走ハルシュタットが幸英明騎手で14着だったレースで愛馬フランベルジェに騎乗していただいており、13番人気の低迷フランベルジェを7着まで押し上げてくださいました。

 昨年のGT6勝辺りから、特に乗れている印象で、頼もしいですね。池添謙一騎手と言えば清水出美先生が良く騎乗依頼される騎手で、愛馬チャーミングシチーで3度乗って貰ってことがあります。

 正直、ほっさん愛馬との相性はイマイチですが、とにかく乗れる騎手で大舞台では滅法強い印象があります。昨年はオルフェーヴルで牡馬3冠プラス有馬記念を制覇。それだけにとどまらず、カレンチャンでスプリンターズS、エイシンアポロンでマイルチャンピオンシップを優勝と年間GT6勝。素晴らしい成績です。しかし、これでいて年間の勝ち星は60勝そこそこの騎手です。平地ではパッとしない印象ですが、重賞やGTなら多少の人気薄でも持って来ます。今回は平地なのでパッとしないかも知れませんが、技術は間違いない騎手ですし、いい騎手を選んでくださったと思います。大いに期待しております。


 2012年9月13日現在、中央通算793勝、勝率9.1パーセント、連対率18.1パーセント、GTはオルフェーヴルの牡馬3冠など19勝、重賞56勝されています。大舞台での強さが光ります。
 昨年(2011年)は中央59勝、勝率10.6パーセントと数字だけだと平凡だが、GTを6勝している。今年(2012)は37勝、勝率8.8パーセント、連対率18.9パーセントと例年並みの成績で安定感は抜群です。全国騎手ランキングで堂々の20位です。


 池添 謙一(いけぞえ けんいち)は1979年7月23日生まれの33歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する15年目の騎手である。騎手免許は平地のみ。父はJRAの元騎手で現調教師の池添兼雄。父の厩舎の主戦騎手としての騎乗も多い。父は騎手時代には障害競走を中心に騎乗し、重賞も制するなど障害の名手の一人であったが、子の謙一はデビュー以来一度も障害戦への騎乗がないまま、障害免許を返上している。

 弟は父の厩舎に所属する調教助手の池添学。妹はバレット (=騎手の助手に相当するもの) を務めている。

 妻はタレントの堀あかり。2008年11月に結婚した。


 武豊に憧れて競馬学校に入り、14期生として1998年にデビュー。所属は鶴留明雄厩舎だった。初騎乗は同年3月1日、阪神競馬第2競走のナチュラルカラーで12頭立ての6着だった。初勝利は同年3月14日の中京競馬第1競走でタヤスソシアルに騎乗してのものであった。この年にトウショウオリオンで早くも重賞(北九州記念)を制するなど38勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手を受賞した。

 以前は海外遠征も積極的に行う騎手で2001年7月13日、ドーヴィル競馬場第4レースのHATHAARIでフランス初騎乗を果たした (18頭立ての着外) 。このレースは武豊が騎乗予定であったが、前のレースで落馬負傷したため、翌日にデビュー予定であった池添に騎乗依頼があったもので、池添は見学に来ているため馬具を持ってきておらず、武やオリビエ・ペリエから馬具を借りてレースに臨んだ。この年フリーに転身している。

 2002年4月7日、桜花賞でアローキャリーに騎乗、単勝13番人気の低評価を覆し初のGT勝利を挙げる。この年にキャリア最多となる79勝を挙げた。

 デュランダルとのコンビでスプリンターズステークス (2003年) やマイルチャンピオンシップ (2003年、2004年) を制覇。またスイープトウショウとのコンビで秋華賞(2004年)と宝塚記念 (2005年) 、エリザベス女王杯 (2005年) を制した。

 2007年9月9日に史上73人目となるJRA通算500勝を達成した。また、同年12月2日の第59回阪神ジュベナイルフィリーズをトールポピーで制覇しJpnT勝利を収めた。

 2008年5月25日、優駿牝馬 (オークス) をトールポピーで制覇し、自身9度目のGT (JpnT) 勝利を収めた。しかしこのレースでは、最後の直線走路で急に内側に斜行し、走行妨害に至らない危険騎乗をしたものとして開催2日間の騎乗停止処分をJRA裁定委員会より受けた (トールポピーに降着処分は科されてはいない) 。この降着無しで騎乗停止という裁定に対しては、多くの競馬ファンや評論家から疑問の声があがった。このような騎乗停止処分を受けるほどの斜行をしたにも関わらず、審議中にウィニングランを行ったほか、ガッツポーズや投げキッスなどの派手なパフォーマンスを行った。もっとも、当人は他馬に影響を与えたことに気づいていなかったようで、勝利騎手インタビューでは「他の馬に迷惑をかけてしまって」と青ざめた表情で話していた。

 2009年12月27日、第54回有馬記念をドリームジャーニーで制覇。同年の6月28日に開催された宝塚記念も同馬で制覇しているため、自身初となる春秋グランプリ制覇も成し遂げる。

 2011年1月に通算700勝を達成。4月24日、オルフェーヴルに騎乗し皐月賞で優勝。初の牡馬クラシック競走制覇となった。5月29日には、オルフェーヴルで日本ダービー優勝、牡馬クラシック二冠を達成した。デビュー14年目、7度目の挑戦でダービージョッキーの座についた。同年10月2日、カレンチャンでスプリンターズステークス優勝。同馬を重賞4連勝でGT制覇に導くとともに、自身初となる3週連続重賞制覇を達成した。また同日、同年の札幌開催全日程が終了し、初の札幌リーディングを獲得した (18勝) 。10月23日、単勝オッズ1.4倍の圧倒的人気を背負ったオルフェーヴルで菊花賞も制し牡馬クラシック三冠を達成。オルフェーヴルを史上7頭目の三冠馬へと導いた。これにより史上最年少三冠ジョッキー (32歳3カ月1日) となったが、ゴール後、同馬が外ラチに向かって逸走し振り落とされるという珍事もあった。この菊花賞制覇をもって史上6人目となる5大クラシック競走完全制覇の偉業達成となった。11月20日、エイシンアポロンでマイルチャンピオンシップに出走。同馬に騎乗予定だった田辺騎手の騎乗停止に伴い、前年の皐月賞以来のコンビ結成となったが、内枠を利して流れに乗ると見事先頭で駆け抜けた。12月25日、6年ぶりのクリスマスグランプリとなった有馬記念をファン投票2位、単勝1番人気のオルフェーヴルで制覇。ナリタブライアン以来17年ぶりとなる3歳4冠を達成した。この勝利により年間GT6勝目 (タイ記録) 、重賞14勝目を飾り、最高の形で飛躍の年を締めくくった。

 2012年1月5日から6日にかけて、ドバイのメイダン競馬場で行われたメイダンマスターズ国際騎手チャンピオンシップに参戦。第2戦である6日の第3レースではストリートアクトに騎乗し、中団やや後方の追走から向正面で一気に位置取りを上げ第3コーナーで先頭に立つとそのまま押し切り、海外初勝利および当年の初勝利を挙げた。ちなみにこの勝利はメイダン競馬場での日本人騎手初勝利でもある。同年3月25日、カレンチャンで高松宮記念に出走。直線で早々と抜け出して押し切る快勝で、史上2頭目の秋春スプリントGT連覇を達成するとともに、本年度の重賞初勝利で自身のGT勝利数を18に伸ばした。6月24日、宝塚記念をオルフェーヴルで優勝し同馬での5冠制覇となった。


 勝利するとよくガッツポーズをする騎手である。

 初のGT勝利となった2002年の桜花賞では、テレビ中継の勝利騎手インタビューや表彰式の馬上で号泣した。スイープトウショウで秋華賞を勝利したときにはデビュー時の所属厩舎である鶴留明雄の管理する馬での初GT勝利ということもあってかまた涙を流した。2009年の有馬記念優勝のときには中山競馬場内に池添コールが沸き起こり、念願のグランプリ制覇に感極まって、ここでも号泣した。さらに、2011年の日本ダービー優勝の際にも、ウイニングランやテレビ中継のインタビュー中に涙を見せた。



 「四位洋文と同様に騎乗数は多くなく、やはり大レースで強い。性格は違うが、ジョッキーとしてのタイプは似ている。3年目に初めてGTを獲り、それからの10年でGTを勝ったのが8年(計13勝)。ドリームジャーニーは2011年に引退したが、代わってジャーニーの全弟オルフェーヴルが現れて皐月賞と日本ダービーを勝った。騎乗馬を抑え込んで操る腕があり、ただ、道中で少し気分良く行かせすぎたり、強引なコース取りをするシーンが見られる。2011年は1番人気馬で[15・8・4・12]の勝率.385、連対率.590、2・3番人気馬で[14・14・12・33]の連対率.384と、共に優秀な成績。2009年と2010年に単勝5100円、20230円、7310円、5300円、25260円と高配当を連発している。感情の起伏が激しく、GTを勝ったあとのインタビューで号泣するのはお約束。騎乗馬の仕上げに関して厩務員などと衝突することがあり、厩舎受けが良いとは言えない。父である池添兼雄厩舎は、息子と松山弘平の2人に多く乗せている。鶴留明雄厩舎で主戦の立場にいて、他では浅見秀一、清水出美、笹田和秀、安田隆行とつながりが深い。2011年の前半は38勝ながら重賞を8勝しており、今後も格のあるレースで注目すべきだ。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績(6戦0勝)

2005年 4月30日 エドワーズシチー  500万下  京都ダ1400m 11着/7番人気
2007年10月28日 チャーミングシチー 2歳未勝利 京都芝1600m 14着/6番人気
2008年 5月11日 ギムレットシチー  3歳未勝利 東京芝1400m 12着/11番人気
2008年10月25日 チャーミングシチー 500万下  京都ダ1800m  7着/9番人気
2009年 4月 5日 チャーミングシチー 500万下  阪神ダ1800m 13着/13番人気
2012年 9月15日 フランベルジェ    500万下 阪神ダ1200m  7着/13番人気

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「メイショウツレヅレは既走馬相手のデビュー戦が強い内容。まだ粗削りながら能力は確か。昇級でも狙える。ひと叩きしたクィーンオブライフ、久々でも地力あるナムラドリーミー、ダートが合いそうなヤマノラヴも圏内。」


短評は「波乱含み」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
アポロパレス
ナムラドリーミー
サルココッカ
クィーンオブライフ △△
メイショウツレヅレ △△
ヤマノラヴ
ビューティバラード
アイスメアー △△
メイショウオハツ
ラベンダーカラー
ハルシュタット △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
クィーンオブライフ 3.8
ナムラドリーミー 4.6
メイショウツレヅレ 4.6
アイスメアー 7.1
ラベンダーカラー 10.3
ヤマノラヴ 12.8
メイショウオハツ 16.6
ハルシュタット 17.3
アポロパレス 22.0
以下24倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ハルシュタット 79 79 69 45
クィーンオブライフ 73 66 63 72
ナムラドリーミー 79 72 79 74
メイショウツレヅレ 65 65
アイスメアー 76 70 41 72
ラベンダーカラー 76 66 69 54


デイリー馬三郎

本紙の見解

「前走は3角で前が詰まり、消化不良に終わった◎ラベンダーカラーだが、この中間は立て直しを図り調教気配がアップ。2走前のC着は中身が濃く、ここは反攻の一戦だ。切れ味魅力の○アイスメアー、降級初戦となる▲ナムラドリーミーが強敵。〈浜口〉」

◎ ラベンダーカラー
○ アイスメアー
▲ ナムラドリーミー

以下省略

ハルシュタットは痛恨の本社無印><

 全13記者中 ◎(本命)印 2記者、〇(対抗) 1記者、▲(3番手) 1記者、△(6番手以降評価) 3名とまずまず厚い印を頂戴しております。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ハルシュタット(14着)

 「間隔が開いていた分、伸び切れませんでした。使って変わってくると思います。」(幸英明騎手・競馬ブック)

 「楽にいいポジションを取ることができましたし、前を見ながら手応えも悪くありませんでした。直線を向いて、いざ追い出したら苦しくなったのは休み明けの分でしょう。息遣い自体は問題なかったのですが、体にはやや余裕がありましたからね。今日積極的な競馬をしたことは次につながると思います」(幸英明騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「馬体は大幅に増えていましたが、背も伸びているのでそう太くは映りませんでした。ただ、プラス20キロぐらいかと思っていたのでちょっと余裕があったのは確かでしょう。最後は一杯になってしまいましたが、積極的に前々で競馬させたことは次につながりますし、また息の持ちも違ってくると思います」(清水出美調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「馬体増は成長分だろう。4角までは手応えがあったし、スムーズに追走していたが、直線半ばで息切れした感じで急に脚いろが鈍ってしまった。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

ハルシュタット

 「馬体が増えていて息切れしたが、スピードは見せた。平たんの京都に変わるのはいいね。」(松水助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 前走前の追い切りが坂路4F54.0−14.7で終いがかかりすぎてレースで脚が上がらないか心配だと言っておりましたら案の定早々に脱落。

 馬格のある馬で1度使われた上積みは大きいだろうと思っていたら、なんのことはない、今回も坂路4F53.4−14.7と終いで脚が上がっています。

 正直、なんら前走と変わってないのではないかと疑います。追い切りもそれ以外が軽すぎますし。

 普通に考えて前走同様の大敗と思いますが、清水出美先生は1度使われて締まってきたとおっしゃっていますし、それならもっとやれてもいいと思います。勝った時の内容から、力を出し切れば500万クラスでは能力上位は明らかです。そういったところから、なんとか1つでも上位をと思います。

●明日は口取りの権利を持って現地応援いたします

 明日は口取りの権利を持って現地応援いたします。元々、愛馬の出走がなくても関東ならお越しになるUragaさんと競馬場でお会いする約束をしていましたので、競馬場に行くことは間違いなかったのですが、上手いことハルシュタットとクレセントシチーがその日に登場してくれます。

 ハルシュタットは前走までは口取りは抽選でしたが、昇級してからのあまりの不甲斐なさと今回も追い切りで脚が上がっていることなどから、口取り応募は9名。ということで非抽選の当選となりました。


 一応、追い切りの動きは前走前と同じものの、1度使われて上積みはあるでしょうし、もしかすると復活かと僅かな期待を持って現地観戦する予定です。

 パドック写真多数付現地観戦レポートを実施する予定です。ただ、今週は愛馬4頭が出走し、その中にGTに出走するエスポワールシチーがいますので、更新は後手に回ると思います。ご了承ください。

これ以降は2012年10月17日に作成

●パドック

 当日は下の子の運動会でしたが、ほんの少し早く抜け出してハルシュタットのレースを見に行きました。

 この日の愛馬はこのハルシュタットと7Rに登場するクレセントシチーですが、不安半分期待半分でした。

 以下、写真はすべて撮影順です。

前走マイナス12キロということで絞れて馬体が引き締まっているのなら、今回こそはと思いました。



しかし、なぜだか目に迫力がありません。助手さんも・・・。



馬体はいい。太め感もなくいい馬体と思いました。



ガッチリとしていて力もありそうです。



アップ。前進気勢もあって気配も良かったんですけどねぇ。



とまーれーのあと。前走に引き続き清水出美調教師は現れません。この日はハルシュタットのみの出走ですから、当然出てきていいはずです。体調でも悪いのかと疑ってしまいます。



2番人気アイスメアー(2着)と中井裕二騎手。これも迫力のある馬体ですねぇ。



そしてハルシュタットには池添謙一騎手。頼むぞ。新味を引き出してくれ〜。



なんだか顔が険しいなぁ。



ちなみにこのあとクレセントシチーの出走する7Rとメインのデイリー杯2歳S GUを勝ちます。なぜ、ここだけぇ・・・。



16番人気ジュピタードリームと松山弘平騎手。結局8着と健闘。



ビューティーバラードと和田竜二騎手。



13番人気のキセキノハナと野元昭嘉騎手。結局6着。



2周目。最近勢いがあって追える池添謙一騎手故に、大敗は厳しいですね。

●レース 


ハルシュタットのスタートはかなり良い方でした。



全体的に外枠がスタートが良かったようですね。



ただ二の脚の差で負けそうになり押っつけて好位を取りに行きます。



前走もそうなのですが、このポジション取りでかなり脚を使っている気がします。



出は良かったのですが、徐々に差をつけられるシーン。



結局押し上げて4番手の外の絶好位に位置します。



ここまでは抜群なのですが、前走はこのあと直線で垂れましたからねぇ。



4角ではもう手応えが怪しくなりズルズルと後退。勝ちはとっくになくなります。



その後、池添謙一騎手が必死に追うものの垂れる一方。叩き2走目だというのに前走よりも脚が上がるのが早かったです。



結局12頭に交わされてシンガリに。時計も未勝利クラスでも勝てないような時計で、メンタル面が大変心配されます。

●時計の評価

 今回のハルシュタットの走破時計1分13秒9良馬場は、京都ダート1200mの古馬500万下クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分12秒6良馬場ですから、着相応の全く評価のつけられない凡時計です。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ハルシュタット(16着)

 「いいスピードはありますが、今日は休み明け2走目。まだ良くなりつつある段階のような気がしました。」(池添謙一騎手・競馬ブック)

 「いいスピードを持っていて、楽に好位をついていけたのですが、4コーナーで急に手応えがなくなってしまいました。休み明け2戦目ということで、まだ良化途上なのでしょう。もっとやれる手応えは感じます。スピードはかなりいいのですが、スーッと一息で走ってしまうところがあるので、そのあたりのメリハリがついてきてくれるといいと思います」(池添謙一騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「馬体は大体このぐらい絞れているだろうというちょうどいい数字だったし、力を出せる仕上がりにあったと思うのですが、直線は早々に苦しくなってしまいました。外枠から好位を確保するのに脚を使ったのもあるでしょうか…。この結果はショックですが、敗因を探りながら次につなげていきたいですね」(清水出美調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

ハルシュタット(16着)

 「リングハミ。絞れる。少しは仕掛けた程度でスッと前に行けたが、道中は少しムキになっている感じ。直線で少し寄られたが、その時にはもう脚が残っておらず、バッタリ止まってしまう。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 特別出走手当が346000円。1口で割りますと823円です。

●今後の展望

 単に息が持たないのか、道中息が入らないのか、メンタル面なのかはわかりませんが、とにかく最後まで力が残っていません。

 この問題を解決しない限り馬に負け癖がついて直線苦しくならないように走らなくなってしまいます。

 同様に夏を過ぎて直線での垂れ方が深刻な愛馬プリュムは次走はブリンカーを試すようです。そういった何か工夫をしてみないと同じことを繰り返していても仕方がありません。

●最後に

 この週はエスポワールシチーのGTを含む4頭出走に翌週も2頭と出走ラッシュになり、また結果が最悪のシンガリ負けということもあって、なかなかレース以降の更新ができませんでした。申し訳ありません。

 ハルシュタットはこの世代唯一の第一次募集での当選馬。当然その期待は大きく、育成先でも2歳馬離れしたスピード能力なんて言われていましたのでまさか、こんな500万クラスでシンガリ負けになるなんて、正直ショックは相当なものです。

 ただ、これで終わりではありませんし、なかなか勝ち上がり後に結果の出なかった愛馬チャーミングシチーでもコツコツと使ってくださった清水出美先生です。根気よくやってくださると思います。

 心配なのはその清水出美先生がパドックにお越しにならないということです。いつぞやのようにパドックが終わってから本馬場まで移動し、最後の最後までハルシュタットを見送っていた先生の姿が忘れられません。それだけ力を入れていただいている馬にもかかわらず、ここ2戦はパドックでお目に掛かりません。定年まであとわずかという年齢ですから、お体が心配になります。一応、クラブ公式HPで時々コメントされているので大丈夫なんだろうとは思いますが。もう完全に助手に任せておられるのでしょうか。


 あとは勝ち上がった得意のローカル福島に行って自信を取り戻すこともいいと思いますし、清水出美先生は地方交流も積極的に利用されます。あまりに中央で解決の糸口がみつからなければ、そういったこともやりつつ、勝った頃のハルシュタットに戻って欲しいですね。

 次走も期待しています。頑張れハルシュタット!

最後までご愛読ありがとうございました

2012年9月27日立ち上げ 10月3日、4日、5日、17日加筆

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ハルシュタットの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2012年 9月15日 第5戦 500万下 阪神ダ1200m (14着/4番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 5月27日 第4戦 3歳500万 京都ダ1400m (10着/5番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポート

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2012年 4月 7日 第2戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m (3着/3番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポート

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