ハルシュタット(フェリークの09) 第9戦


キャロ愛馬第12号は2010年第一次募集での唯一の当選馬。

第一次募集応募総額73万円も当選したのは3万円のハルシュタットのみ。


デビューから2戦は3着3着と主場で安定した成績。必勝を期す為に福島に遠征した3戦目は距離短縮も利いて6馬身差の圧勝。走破時計も同日の古馬500万クラスの勝ち時計とコンマ2秒しか変わらず。


3歳夏を成長促す為に休養に充てたものの、復帰してからは14着、16着、7着、11着と大敗続き。直線で全く伸びずに走破時計も未勝利クラス以下の凡走。

前回は未勝利戦圧勝の思い出の地・福島で出走予定も、見積もりの甘さから想定していた福島を除外確実で断念。

なんとも歯がゆい状態が続く。

ここまで陣営はなんの工夫もなかったが、次走はチークピーシズを試すと明言。やはり最後まで走らないのは気持ちの問題と思われるので、馬具に頼るのは正解。ようやくという思い。


前走後、約2か月間厩舎にてじっくりと調整。それは凄く有り難い。

次走は予定通り1月20日 中京4R 500万下 ダート1200m 牝馬限定戦に菱田裕二騎手で出走!!

13着/12番人気。

前走後に公言していたチークピーシズを着用せずに”他馬を気にして進んで行かずに”大敗。

しかも馬体重は前走マイナス24キロと激落ち。

長い間厩舎で調整してきて何やってんだッ!!

定年間近とは言え、最近の清水出美先生のやり方は情けない。レース後には自らのコメントも発せずいい加減さが漂うばかり。

上手くやれば500万クラスは勝ち上がれる馬だと言うのは勝った時の内容で証明済み。その馬をこんなに走らせることが出来ないなんて・・・。


レース回顧と時計の分析、レース後の菱田裕二騎手のコメントを掲載。

(2013年1月23日完結)

2013年1月4日立ち上げ

●前走後トレセンで調整されています

 前走後、我らが愛馬ハルシュタットはトレセンで調整をされています。年末年始を含め約2か月間、在厩で丁寧に調整されました。1月4日に更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告によります(詳細は1月4日の追い切り情報に掲載)と、次走は

1月20日 中京4R 500万下 ダート1200m 牝馬限定戦に菱田裕二騎手で出走予定

ということです。

 直線の長い中京ですので、結果を出している新潟や福島ほどの期待はできませんが、先行力があるのに最後で走るのをやめてしまうハルシュタットですから、減量3キロの菱田裕二騎手なら負担が軽く最後まで頑張ってくれそうな気がします。

 また、前走後に明言されていたチークピーシズの効果にも期待したいですね。成長も含めいろんな意味で楽しみです。

●騎手は菱田裕二騎手 ほっさん評価「D」

 今回のハルシュタットの鞍上は菱田裕二騎手です。菱田裕二騎手とハルシュタットの組み合わせは今回が2度目ですが、昇級後14着、16着、7着、11着と振るわないハルシュタットにおいて唯一7着と出走奨励金を確保してくれた騎手です。当時も書きましたが先行力はあるのに最後でやめてしまうハルシュタットですから、負担斤量の軽い減量騎手だと最後も楽になり、馬も頑張ってくれますし、現状もっともいい選択だと思います。

 菱田裕二騎手は前々走後もハルシュタットが走らない原因をしっかりと分析してくれましたし、前走の武豊騎手のように馬場のせいにしてしまうよりもしっかりと考えていただいていると思います。

 それらの手を抜かない努力は結果にも表れ、昨年(2012年)は23勝としっかりした数字を挙げましたし、特に後半の活躍は素晴らしいものがありました。乗る度に上手くなっている印象です。23勝を挙げている減量3キロの騎手は美味しい存在です。


 2012年12月末現在、JRA通算23勝。勝率5.5パーセント、連対率11.4パーセント。昨年デビューの新人騎手の中では一番勝ち星を挙げています。


 菱田 裕二(ひしだ ゆうじ)は1992年9月26日生まれの20歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している1年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。岡田稲男厩舎所属。

 2012年に栗東の岡田稲男厩舎所属騎手としてデビュー。同期には中井裕二、長岡禎仁、原田和真、山崎亮誠がいる。

 初騎乗は3月3日、1回中京1日1Rでバトルマグマに騎乗して4着。4月14日、2回阪神7日1R トーブプリンセスにて初優勝。これは10番人気だった。


 2012年デビューの新人騎手5人の2012年12月末日までの騎乗成績は以下のとおりです。

菱田裕二 23勝
中井裕二 23勝
山崎亮誠  3勝
原田和真  2勝
長岡禎仁  1勝

 ということで、惜しくも新人賞(30勝)は逃しましたが、同期の中では勝ち頭です。


 ほっさん愛馬での成績 (7戦0勝)

 2012年 3月11日 クレセントシチー 500万下 中京ダ1900m 11着/11番人気
 2012年 5月 6日 クレセントシチー 500万下 京都芝2000m 2着/9番人気
 2012年 5月27日 クレセントシチー 500万下 京都芝2200m 11着/1番人気

 2012年 6月 2日 トレゾアシチー  3歳未勝利 阪神ダ1400m 13着/12番人気
 2012年10月 6日 クレセントシチー 500万下 京都芝2000m 12着/8番人気
 2012年10月27日 スピカシチー   500万下 新潟ダ1800m  8着/12番人気
 2012年10月28日 ハルシュタット  500万下 新潟ダ1200m  7着/7番人気


2012年 5月27日 愛馬クレセントシチーに跨る菱田裕二騎手。(10着/1番人気)

これ以降は2013年1月16日に作成

●気になる出馬想定表(1月20日 中京4R)

出馬想定表 1月20日 中京4R 500万下 ダート1200m 牝馬限定戦
フルゲート16頭 想定数23頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アラマサスチール 12/08 500万 中京ダ1200 14 16 10 12
ウエスタンハピネス 藤岡佑介 12/16 桑名5下 中京ダ1200 16
ヴェリタスローズ  8/11 500万 小倉芝1200 10
カプリースレディー 12/16 500万 中京ダ1200 13 11 12 12
ガールズストーリー 12/22 500万 阪神ダ1200
キャロルロゼ 飯田祐史 12/15 500万 阪神ダ1200 13 12 16
キンショーキラ 12/15 500万 中京ダ1400 11 11
クラウンリバー 上野翔 12/08 500万 中京ダ1200 13 12 16 14 12
10 グローリーステップ 横山和生 11/17 500万 福島ダ1150 11
ジャスティシア 西村太一  9/16 500万 阪神ダ1400 11 14
ジルコニア 宮崎北斗 12/22 500万 中山ダ1200 10
シンワウォッカ  1/05 500万 京都ダ1400
スノークラフト ルメール 12/15 500万 中京ダ1200 11
10 テングジョウ 11/18 500万 福島ダ1150 12
10 ドリーミングラヴ 丹内祐次 11/18 500万 福島ダ1150 13 14 14
トーセンスタッフ 幸英明 12/16 500万 中京ダ1200 15 10 16
10 ハルシュタット 菱田裕二 11/17 500万 京都ダ1200 11 16 14 10
フェアリーライン 浜中俊 11/11 500万 東京ダ1300 14
ボストンサクラ 和田竜二 12/15 500万 阪神ダ1200 10 11
ミヤジガンバレ 中井裕二 12/22 500万 阪神ダ1200
ラストウィッシュ 岩田康誠 10/28 500万 新潟ダ1200 14
ラベンダーカラー 藤懸貴志 12/16 500万 中京ダ1200 11 13
10 ワキノネクサス 11/17 500万 京都ダ1200

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在23頭出馬想定されています。

これ以降は2013年1月17日に作成

●追い切り情報(1月17日更新)

前走前 11月14日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.8
3F 40.6
2F 27.3
1F 13.9


1月4日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.8
3F 43.9
2F 28.7
1F 14.4


1月10日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.9
3F 41.8
2F 27.0
1F 13.4
キクカバウンダー(古馬500万下)馬なりを1.1秒追走0.2秒遅れ


1月17日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 57.9
3F 41.4
2F 26.5
1F 13.5
ウアジェト(古馬500万下)馬なりを0.5秒先行0.2秒遅れ
 1月4日、予定通り年内はゆっくりさせて年明けからペースアップされています。・・・と言っても相変わらずの15−15程度ですが(苦)。いつも書いていますが馬格があるのになぜ強く追い切れないんでしょうかねぇ。坂路ばかりですし。前脚に心配があるのでしょうか。ただ長いこと(昨年の8月22日から入厩)厩舎において丁寧に管理していただいていますし、そろそろ掲示板程度の結果は残して欲しいですね。今回は前々走で7着といいところを見せてくれました、菱田裕二騎手ですし昨年の後半戦の活躍は素晴らしいものがありました。楽しみですね。
 以下は1月4日に更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告です。
「中京開催を目標に定めて、年末、年始もじっくりと乗り込んできました。コズんだ感じはすっかりなくなっていますし、今朝からペースアップというつもりで坂路で15−15程度の時計を出しています。焦らずに調整してきたことで馬体もふっくら見せていますし、普段からリラックスできている雰囲気なのもいいですよ。中京の開幕週に牝馬限定のダート1200mという番組があるので、減量騎手を起用してそこを目指すことにしました」(清水出師)20日の中京競馬(4歳上500万下・牝馬限定・ダ1200m)に菱田騎手で出走を予定しています。
 頭数が揃いそうな限定戦ですが、出走できるでしょうか。メンバーに恵まれて欲しいですね。

 1月10日、馬体がふっくらとしているのなら、もっとビッシリと追って欲しいですが、相変わらず手緩い感じの追い切りです。
以下は1月10日に更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告です。
「今朝は坂路で併せて追い切りました。ここまでじっくりと乗り込んできたので、やればすぐに時計は出るでしょうが、急激なペースアップも良くないですから、15−15強めぐらいでと指示をしていたんです。57秒ぐらいで上がれればベストと思って見ていたので、ぴったり予定どおりでしたね。少し間隔は空きましたが、その分体もふっくらしていい雰囲気です。来週の競馬に向けて、週末、来週としっかりやって態勢を整えます」(清水出師)20日の中京競馬(4歳上500万下・牝馬限定・ダ1200m)に菱田騎手で出走を予定しています。
 師と助手さんの息はぴったりのようですね(苦笑)。この緩い追い切りで結果が出てないわけですから、チークピーシズだけでなく(本当につけてくれるのだろうか)追い切り方法やコースを変えたらと思いますが、相変わらずワンパターンです。

 1月17日、馬なりの同格の馬にハンデを貰って一杯に追っているのに遅れを取っています。全体の時計も悪くなぜこんなに動いていないのか疑問です。勝った辺りはもっと稽古も動いていました。一杯に追い切っていることは評価できますが、パンチ不足の馬なんだから、もっとメイチに仕上げないと。
 私ほっさんの追い切り評価は「C」です。走る気がしません。

●出馬確定表

出馬確定表 1月20日 中京4R 500万下 ダート1200m 牝馬限定戦 出走数16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アラマサスチール 的場勇人 12/08 500万 中京ダ1200 14 16 10 12
ウエスタンハピネス 藤岡佑介 12/16 桑名5下 中京ダ1200 16
キボウダクリチャン 丹内祐次 12/16 500万 中京ダ1200 12 12 15 17 13
キャロルロゼ 飯田祐史 12/15 500万 阪神ダ1200 13 12 16
クラウンリバー 上野翔 12/08 500万 中京ダ1200 13 12 16 14 12
10 グローリーステップ 横山和生 11/17 500万 福島ダ1150 11
ジャスティシア 西村太一  9/16 500万 阪神ダ1400 11 14
ジルコニア 宮崎北斗 12/22 500万 中山ダ1200 10
スノークラフト ルメール 12/15 500万 中京ダ1200 11
10 テングジョウ 丸田恭介 11/18 500万 福島ダ1150 12
トーセンスタッフ 幸英明 12/16 500万 中京ダ1200 15 10 16
10 ハルシュタット 菱田裕二 11/17 500万 京都ダ1200 11 16 14 10
フェアリーライン 浜中俊 11/11 500万 東京ダ1300 14
ラストウィッシュ 岩田康誠 10/28 500万 新潟ダ1200 14
ラベンダーカラー 藤懸貴志 12/16 500万 中京ダ1200 11 13
10 ワキノネクサス 松山弘平 11/17 500万 京都ダ1200

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●中京ダート1200mコース解説

 新装コースによりデータ量が少ないので省略させていただきます。

これ以降は2013年1月19日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「トーセンスタッフは寸前まで粘った前走が収穫大。中間の調整も熱心で今度は押し切る。牝馬限定なら巻き返して当然のスノークラフト、鉄砲の利くフェアリーラインも上位を争う。」


短評は「混戦模様」



予想家の印
馬名 米満浩 井上政 西村敬 CPU
スノークラフト
ラベンダーカラー △△ △△
キャロルロゼ
トーセンスタッフ
ハルシュタット
ジルコニア
ワキノネクサス △△
フェアリーライン
ジャスティシア △△
ラストウィッシュ
ウエスタンハピネス
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
スノークラフト 3.9
フェアリーライン 4.9
ラベンダーカラー 6.8
ラストウィッシュ 7.5
トーセンスタッフ 8.2
ジルコニア 9.6
キャロルロゼ 10.3
ウエスタンハピネス 12.0
中 略
グローリーステップ 48.0
ハルシュタット 50倍以上
キボウダクリチャン 50倍以上
クラウンリバー 50倍以上



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
スノークラフト 77 77 58 67
フェアリーライン 72 48 72 70
ラベンダーカラー 76 64 68 64
ラストウィッシュ 58 58 45
ハルシュタット 79 44 60 60


デイリー馬三郎

本紙の見解

「前走は強力な牡馬相手。大きく崩れた◎フェアリーラインだが、牝馬限定戦に戻る今回は2走前の内容からも見直す手だ。間隔をあけて状態も持ち直している。気難しい面を見せた2走前以外は安定している○スノークラフト、差し脚堅実な▲が相手。〈城谷〉」

◎ フェアリーライン
○ スノークラフト
▲ ラベンダーカラー
× ジルコニア
☆ ウエスタンハピネス

以下省略

ハルシュタットは本紙無印><


ハルシュタットは全13記者中 ◎○なし、▲(3番手評価) 2記者、他無印です。まずまず厚い印を2記者(穴党)からいただいております。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ハルシュタット(11着)

 「スムーズにスタートして二の脚もついたし、無理せずにいいポジションを追走できました。手応えからするともっと粘れていいはずなんだけど、最後に止まってしまったのは馬場のせいかもしれません。時計がかなり速くなってしまいましたからね。良馬場ならまた違ったでしょうし、ひとつきっかけを掴んでくれればもっとやれると思います」(武豊騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「調教の内容を見ている限り状態は良かったですし、もっと走れるはずと思っていたのですが、最後は自分で止めているような感じ。実際レース後は調教のあとよりもすぐに息が入ってケロッとしています。走り切っていないのは明らかですし、次はチークピーシズを試してみようと考えています。道中の行きっぷりや手応えからも、馬具で集中力を引き出せるようにしたいですね」(清水出美調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

ハルシュタット

 「伸び悩んでいるが、もっと走れてもいい。リフレッシュした効果が出ないか。」(松水助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 追い切りの動きからはなんの期待もできません。陣営が本当に馬具などで矯正を計っていただけるのなら前進もあるでしょうが、松水助手のコメントのように、リフレッシュ効果だけでなんとかしようというのなら、それはどうしようもないでしょう。前走後には次はチークピーシズを試すとおっしゃっていた清水出美先生ですが、あれからかなり時間が経っていますし、覚えておられますでしょうか。

 ただ、牝馬限定戦ですし、鞍上は前々走でハルシュタットに対し的確なコメントを残してくれた菱田裕二騎手です。彼は今日もほとんどの騎乗馬を人気よりも上に持って来て大変活躍されています。減量3キロとレースでは非常に有利な斤量ですし、ハルシュタットに騎乗するのも2度目ですから、いいところを期待します。

 また、競馬ブックのスピード指数でも、前走、前々走と”60”と今までの大敗してきた時よりは数字も上がっています(それでも”60”と言うのは未勝利クラスでも勝ち負けに及ばない程度の数字ですが)。

 たまたま同じ年に募集されたキャロットクラブのファスリエフ産駒2頭がぶつかることとなりました。募集価格も同じなのですが、完全にフェアリーラインの方が有力ですね><。未勝利時代はこんなに差が付くとは思ってもみませんでしたが。

 それなりの結果を残せば騎手の功績、ダメなら厩舎の怠慢でしょう。先行力がありますし、全く駄目とは思っていません。鞍上が軽いことからある程度残せると思いますし。8着前後でしょう。8着と9着では賞金が倍ほど違います。なんとか8着以内に残って欲しいですね。

これ以降は2013年1月23日に作成

●レース 

 ハルシュタットのスタートはいつものように抜群なのですが、二の脚が付かず後方に下がってしまいます。レース後の菱田裕二騎手のコメントによれば、”まわりの馬を気にして思いの外進んで行かず”ということで、チークピーシズやブリンカーをつけていれば改善できた点です。なぜ、前走後につけると言ったチークピーシズを今回つけなかったのか。この時点で勝ち負けはなくなりました。

 結局、道中は10番手とハルシュタット史上最も後方を追走する展開となり、終いに切れる脚もありませんので、そこから更に順位を下げ、13着で入線しました。最後までバテずにしっかりと追えた為に13着と言っても着ほど酷い負け方ではありませんでしたが、せっかくの減量騎手騎乗も先行できないと意味がないですよね。

●時計の評価

 今回のハルシュタットの走破時計1分14秒5良馬場は、勝ち馬から1.3秒ということで、着ほど酷い時計ではないように思われますが、そもそも勝ち時計自体が平凡です。さすがに牝馬限定戦と言ったところです。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ハルシュタット(13着)

 「前走後に馬具を使う話があったようですが、今回は舌を縛ってレースに臨みました。以前に跨がった時よりも力みが少なくコントロールが利くようになっていましたし、舌を縛ったことは一定の効果がありそうでしたが、道中ではまわりの馬を気にして思いの外進んでいかず、余計に苦しくなってしまいました。少しでも上位争いをしたかったのですが申し訳ございません」(菱田裕二騎手・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 特別出走手当の381000円のみですが、9着以降と言うことで25000円減額されますので356000円。1口で割りますと600円程度でしょうね。取りあえず僅かですが今年から特別出走手当の金額が上がっていますし、弱小の我が軍団としては本当に有り難いことですね。

●今後の展望

 変な時期に出走させた為に相性の良い福島を走らせられなかったり、いつまでも大敗に対し策を練らなかったり、また前走からこれだけの間隔が空いているにもかかわらず、調整が上手く出来ずに馬体重が大幅に減ったりと今の清水出美厩舎は無茶苦茶です。

 そんなのでありながらもレース前は楽観的な余裕をこいたコメントを出しますし、レース後は即日コメントも出しません。また先生自体が競馬場に臨場することもありません。

 こんなに熱意のないことでは走る馬も走りません。当然厩舎の成績は落ちるばかりです。私はチャーミングシチーやナポレオンシチーを預託していただいた時の清水出美先生が大好きでこの厩舎の馬ならと思って安心していましたが、定年間近ということもあるのでしょうが、こうも変わってしまうとは。残念です。

 このままではダラダラと出走回数を増やすだけでハルシュタットは浮上できないでしょう。

●最後に

 未勝利戦の内容からも能力は間違いない馬ですし、歯車のかみ合わない陣営のやり方に不満が募るばかりです。しかし、キャロットクラブは物言うクラブですから、馬主主体で馬具の装着や最悪転厩なども視野に考えて欲しいものですね。

 負けるのは仕方がありませんが、今の厩舎のやり方に大満足というハルシュタットの出資者の方はほとんどいないでしょう。大好きだった清水出美先生のところの最後の預託愛馬という思いで選んだ馬だけに私としては残念極まりないですね。

 しかし、馬はそんな大幅馬体減などの中でも一生懸命走ってくれています。まだ若いですし、苦手(他馬を怖がる面など)を克服し、活躍して欲しいですね。

 頑張れ、ハルシュタット!!

最後までご愛読ありがとうございました

2013年1月4日立ち上げ 10日、16日、17日、19日、23日加筆

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ハルシュタットの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2012年11月17日 第8戦 500万下 京都ダ1200m (11着/9番人気) パドック写真多数付 現地観戦レポート

2012年10月28日 第7戦 500万下 新潟ダ1200m (7着/7番人気)

2012年10月 6日 第6戦 500万下 京都ダ1200m 牝馬限定戦 (16着/7番人気) パドック写真多数付 現地観戦レポート

2012年 9月15日 第5戦 500万下 阪神ダ1200m (14着/4番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 5月27日 第4戦 3歳500万 京都ダ1400m (10着/5番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 4月28日 第3戦 3歳未勝利 福島ダ1150m (1着1番人気

2012年 4月 7日 第2戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m (3着/3番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 3月10日 デビュー戦 3歳新馬 阪神ダ1400m (3着/4番人気)