ハルシュタット(フェリークの09) 第4戦


キャロ愛馬第12号は2010年第一次募集での唯一の当選馬。

第一次募集応募総額73万円も当選したのは3万円のハルシュタットのみ。


デビューから2戦は3着3着だが、これは相手が悪過ぎた。

主場でも勝ち負けだが、確勝を期すために前走は相手の落ちる福島に遠征し、最終週ということもあり、前走2着馬2頭、3着馬2頭、4着馬2頭、5着馬1頭と随分とハイレベルなメンバー構成のレースだったが、6馬身差の圧勝!!

冬毛が目立って決して万全とは言えない状態で、これだけのパフォーマンスを見せてくれるとは嬉し過ぎる。

走破時計も同日の古馬500万クラスの勝ち時計とコンマ2秒しか変わらず。これなら次走も勝ち負け級。


5月27日 京都5R 3歳500万下 ダート1400m混合戦に幸英明騎手で出走!!

フルゲート16頭のところに想定数は29頭でハルシュタットは除外権がなく、除外濃厚と諦めていたが、27分の15という2分の1に近い確率での抽選となり見事に当選(権利持ちは1頭のみ)。この強運をレースにも生かして欲しかったが、

10着/5番人気。

馬体重のプラス18キロは太目感なし。これくらいの馬格ならもっと強く鍛えることもできる。

直線を向いて狭くなったところで2度頭を左に向け怯んだところから失速。

しかし、立て直してからも伸びておらず、やはり1400mは少し長いよう。ただ、それでも走破時計は着ほど悪くなく、そんなに大きく悲観することはない。

前走圧勝した1150m近辺の距離ならもっとやれると思うし、1400mでもクラス慣れをすれば対応できそう。


レース回顧と時計の分析、レース後の幸英明騎手と清水出美調教師のコメント、専門誌のレース評価を掲載。


写真多数付き現地観戦レポート。

(2012年5月28日完結)

2012年5月2日立ち上げ

●次走は5月27日の京都5R ダート1400mを幸英明騎手で予定

 5月2日に更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告は次の通りです。

「先週の競馬はこれまでの結果からも期待の大きいレースでしたが、それにしても強い勝ち方でした。前向きすぎる気性なので距離を短縮するのはプラスだろうと思っていましたが、時計も速かったし、あの内容なら1400でも十分やれるでしょう。レース後は特に問題ありませんが、明日から乗り出して見て再度しっかりと馬体をチェックします。このまま反動が出ないようなら、次の京都の最後を目指したいと思っています」(清水出師)27日の京都競馬(3歳500万下・ダ1400m)に幸騎手で出走を予定しています。
 
 ということで、次走は5月27日 京都5R 3歳500万下 ダート1400mに幸英明騎手でということです。前走勝ちあげてくれたのは吉田隼人騎手ですが、やはりハルシュタットには幸英明騎手がいいと思います。早い段階で押さえてくれていて嬉しいですね。

 今回は主場(京都・阪神・東京・中山)ということでローカルほど相手は簡単ではないでしょうが、連勝して欲しいですね。そのくらいハルシュタットは期待の大きな馬です。タマラマとかクローチェとかが出てくるのでしょうか。

これ以降は2012年5月23日に作成

●追い切り情報(5月23日更新)

前走前 4月25日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.9
3F 41.1
2F 27.4
1F 13.8



5月17日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.4
3F 41.2
2F 26.1
1F 12.8


5月23日 栗東坂路 良馬場 強めに追う
1回
助手
4F 53.3
3F 39.6
2F 26.7
1F 13.8
 5月17日、前走からかなり時間が経っているにもかかわらず、この程度の軽さの追い切りというのは通常不満ですが、ずっと使い詰めですし、前走も直前は軽い追い切りで圧勝しましたから、これで十分ですね。何より、ずっと冬毛が出ていて本調子ではない状態でのあれだけのパフォーマンスだったわけですから。
 以下は本日(5月17日)更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告です。
「今朝はEコースを半周してから、坂路で馬なり程度。他に馬がいない遅い時間帯でしたので、前半はゆったり走れていましたし、終いも追うところなく12秒8といい調整ができました。ここにきて冬毛もほとんど抜けて見栄えが良くなってきましたし、前走の前よりも体調が上向いているのが分かりますよ。来週の競馬に向けて週末も15−15ぐらいは乗っておくつもりです。3歳限定戦最後の週なので頭数は多くなると思いますが、なんとか入ってくれればいい勝負ができると思います」(清水出師)
 ということで、私が見た2走目はかなり毛ヅヤが悪かったですが、だいぶ良くなっているようですね。この状態でどれだけの競馬を見せてくれるのか本当に楽しみです。

 5月23日、思ったよりも時計を出しましたが、終いが随分と要しています。それでも前走もこのくらいの軽い調整でしたし、悪くないと思います。
 以下は本日(5月23日)更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告です。
「今朝は坂路で強めの追い切りを行いました。9時過ぎの遅い時間帯で馬場も重くなってきた頃なので、終いはやや時計がかかりましたが、全体の時計は53秒3ですからね。使ってきている馬ですから、これだけやれれば十分でしょう。あまりバリバリとはやらずに状態をキープするようなイメージで調整してきて、今のところは精神的にも安定しています。出走できればいい勝負になると思っていますよ」(清水出師)
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。力は出せると思うのですが、除外が濃厚ですね。

●気になる出馬想定表(5月27日 京都5R)

出馬想定表 5月27日 京都5R 3歳500万下 ダート1400m 混合戦 フルゲート16頭 想定数29頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アンバルブライベン 中井裕二  2/18 500万 京都ダ1400 11
ヴァンヌーヴォー 浜中俊  5/12 500万 東京ダ1600
エリモフラッシュ 鮫島良太  2/05 500万 京都ダ1800
エーシンフルパワー 和田竜二  5/05 未勝利 京都ダ1400
オメガセニョリーナ 高倉稜  5/13 未勝利 新潟芝1400
オリーブ  5/13 500万 京都ダ1200 11
オレハメジャー 国分優作  5/05 未勝利 京都ダ1200
キングヒーロー 国分恭介  5/13 500万 京都ダ1200
キンショーキラ  5/06 500万 京都ダ1400 10 15
グランプリブルー  5/13 500万 京都ダ1200 10
サクラエミネント 藤懸貴志  4/28 あや5下 京都芝1200
ジョウノメジャー  5/06 500万 京都ダ1400
ジョーマダガスカル 幸英明  4/01 500万 阪神ダ1800 14 14 13 12
シンワウォッカ 尾島徹  4/28 500万 京都ダ1400
スイートジュエリー 四位洋文  5/13 500万 京都ダ1200 16
スズカジョンブル  5/06 500万 京都ダ1400 13 15 17
ツバキ 国分恭介  5/06 未勝利 京都ダ1200
ドリームスター 菱田裕二  4/29 未勝利 京都ダ1400 16 16
トルネードミノル  1/09 未勝利 京都ダ1400 10 12
ハルシュタット 幸英明  4/28 未勝利 福島ダ1150 B−
フレイムオブピース 中舘英二  4/22 500万 京都ダ1200 11
ベクトル 古川吉洋  5/16 交流 名古ダ1400 13
ミヤビチョビ  5/12 未勝利 京都ダ1200
ミレニアムゴールド 川須栄彦  3/18 500万 阪神ダ1800 10
メイショウゲンブ 北村友一  4/22 500万 京都ダ1400
メイショウマサカゲ  5/13 500万 京都ダ1200 11 14
ヤマニンメンヒル 松山弘平  4/28 未勝利 京都ダ1200
ユリオプスデイジー 藤岡康太  3/04 500万 阪神ダ1200
レジオンドヌール  5/02 交流 船橋ダ1600

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在29頭出馬想定されています。ハルシュタットは除外権もないですし、非常に残念ながら除外濃厚ですね。

これ以降は2012年5月24日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 5月27日 京都5R 3歳500万下 ダート1400m 混合戦 フルゲート16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アンバルブライベン 中井裕二  2/18 500万 京都ダ1400 11
ヴィーガトウショウ 小林慎一郎  5/13 500万 京都ダ1200 13 13 14 11
ヴァンヌーヴォー 浜中俊  5/12 500万 東京ダ1600
エリモフラッシュ 鮫島良太  2/05 500万 京都ダ1800
エーシンフルパワー 和田竜二  5/05 未勝利 京都ダ1400
オメガセニョリーナ 高倉稜  5/13 未勝利 新潟芝1400
オリーブ 芹沢純一  5/13 500万 京都ダ1200 11
オレハメジャー 国分優作  5/05 未勝利 京都ダ1200
キングヒーロー 国分恭介  5/13 500万 京都ダ1200
キンショーキラ  5/06 500万 京都ダ1400 10 15
サクラエミネント 藤懸貴志  4/28 あや5下 京都芝1200
ジョウノメジャー  5/06 500万 京都ダ1400
ジョーマダガスカル 幸英明  4/01 500万 阪神ダ1800 14 14 13 12
シンワウォッカ 尾島徹  4/28 500万 京都ダ1400
スイートジュエリー 四位洋文  5/13 500万 京都ダ1200 16
スズカジョンブル 長谷川浩大  5/06 500万 京都ダ1400 13 15 17
ツバキ 国分恭介  5/06 未勝利 京都ダ1200
トウショウハマー 酒井学  5/13 500万 京都ダ1200 11
トルネードミノル  1/09 未勝利 京都ダ1400 10 12
ハルシュタット 幸英明  4/28 未勝利 福島ダ1150 B−
フレイムオブピース 中舘英二  4/22 500万 京都ダ1200 11
ベクトル 古川吉洋  5/16 交流 名古ダ1400 13
ミヤビチョビ 田中健  5/12 未勝利 京都ダ1200
ミレニアムゴールド 川須栄彦  3/18 500万 阪神ダ1800 10
メイショウゲンブ 北村友一  4/22 500万 京都ダ1400
メイショウマサシゲ  5/13 500万 京都ダ1200 11 14
ヤマニンメンヒル 松山弘平  4/28 未勝利 京都ダ1200
ユリオプスデイジー 藤岡康太  3/04 500万 阪神ダ1200

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 「権」は除外権を持っていた馬 「除」は非当選除外 騎手の太字は乗り替わり

サクラエミネントのみが除外権を持っていましたので、27分の15という2分の1に近い確率での抽選となりました。

ハルシュタットは厳しい抽選をくぐり抜けて見事出走に至りました。これは奇跡ですね。当日は休日でしたし、愛馬の応援に行けるので嬉しいです。ただ、前走2着の2頭も抽選を突破しましたので、相手は決して楽ではありません。この2頭、持ち時計も速いですしね。

●京都ダート1400mコース解説

 スタート地点は向正面2コーナー奥のポケット。
 2コーナーの引込み線は芝コースになっており、ダート1200mから200m延長した部分はほとんどが芝になっている。外枠に行くほど芝を長く走ることになるが、単純に外枠が有利というわけでもない。ほぼフラットと見ていい。芝も走れる馬に限り有利と言える。
 3コーナーまでの直線の長さはダートコースとしては非常に長い。1200mに比べて馬群は縦長になりやすいが、先行争いが緩くなることはほとんどない。
 逃げ・先行馬が圧倒的に強いコースで、信頼できる軸馬は好位からレースを進められるタイプ。穴を狙う際にも、差し馬よりも人気薄の逃げ粘りを狙う方が効率が良い。
 また、産駒的にも大きな傾向が見られる。フォーティーナイナーやアフリート、ジェイドロバリー、エンドスウィープといった軽いダートを得意とするミスタープロスペクター系の種牡馬が圧倒的に強い。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント スタート、種牡馬
種牡馬ベスト フォーティーナイナー、フジキセキ、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、岩田康誠、福永祐一
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分26秒9 1分26秒0 1分25秒6 1分27秒1
2歳未勝利 1分26秒6 1分27秒1 1分26秒4 1分26秒4
2歳500万 1分25秒4 1分24秒5 1分25秒6
3歳新馬 1分27秒2 1分26秒4 1分25秒8 1分26秒2
3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒1 1分25秒9 1分26秒1
3歳500万 1分25秒5 1分24秒3 1分24秒5 1分26秒0
古馬500万 1分25秒4 1分25秒1 1分24秒6 1分24秒7
古馬1000万 1分24秒6 1分24秒1 1分24秒1 1分24秒3
古馬1600万 1分24秒0 1分23秒4 1分22秒7 1分23秒8
古馬オープン 1分23秒9 1分23秒9 1分23秒5 1分24秒7

●騎手は幸英明騎手 ほっさん評価「A+」

 今回もハルシュタットの鞍上はハルシュタットには3度目の騎乗となる幸英明騎手です。ハルシュタットの前走は福島遠征ということで福島に行かない幸英明騎手から吉田隼人騎手に乗り替わり6馬身差の圧勝を演じたわけですが、あれはだれが乗っても勝っていたと思います。それよりも幸英明騎手が新馬戦からハルシュタットに競馬を教えてくれている成果が大きく、主戦はなんと言っても幸英明騎手です。今回はその主戦の幸英明騎手で勝ちたいですね。

 幸英明騎手と言えば、牝馬3冠のスティルインラブ、騎乗回数、そして真面目で最後まで諦めずに追ってくれる印象の騎手ですが、人気通りの着順という印象が強いです。今回のハルシュタットも人気になるでしょうから、人気以下にならなければそれでいいですね。

 私ほっさん愛馬としては6回目の騎乗となりますが、バノックバーンでは3番人気のものを10着に沈めて引退への花道を作ってしまいました。もっとも、距離も長かったのですが、褒められた騎乗ではありませんでした。

 しかし、それ一回でダメな騎手とか、相性が良くない騎手というつもりはありません。もちろん、期待の大きな騎手です。ハルシュタットをお願いします。


 2012年5月25日現在、中央通算924勝、勝率7.1パーセント、連対率15.2パーセント。GTはスティルインラブの牝馬3冠とファイングレインによる高松宮記念の4勝。重賞は27勝。GT勝ちが少し少ないが、立派に一流騎手の成績。

 昨年(2011年)は中央55勝、勝率5.9パーセント。今年はここまで28勝、勝率6.9パーセントと例年通り。


 正月競馬をあまり得意とせず、その年の初勝利までに2007年は121戦、2009年は95戦を要した。しかし年間を通しては2004年から2010年まで7年連続で50〜60勝(勝率5.4〜6.6%)と安定した成績を残している。



 幸英明(みゆき ひであき)は1976年1月12日生まれの36歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している19年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。現在はフリー。鹿児島県鹿屋市出身。幸の姓は母方のものである。

 JRA所属騎手の中でも屈指の騎乗回数を誇る。池添謙一と仲が良い。一時期ルックスがペ・ヨンジュンに似ていると持て囃された。藤田伸二、高田潤のブログにおいても「(競馬界の)ヨン様」と記されている。


 1994年、谷八郎厩舎所属でデビュー。田島良保JRA調教師(元騎手)、田原成貴(元JRA調教師、元騎手)は兄弟子の間柄にあたる。同期(競馬学校の10期生)は吉田豊、渡辺薫彦、岩部純二、小林久晃、植野貴也、菊地昇吾ら。

 1997年3月15日、中京競馬第3競走においてJRA通算100勝を達成。その後もコンスタントに好成績を残し、関西リーディングの上位に名前を連ねるようになる。

 1998年に谷厩舎が解散してフリーになる。同年の秋に京阪杯(ブラボーグリーン)で重賞初制覇を飾った。

 2003年の桜花賞でスティルインラブに騎乗し、念願のGT初勝利。同馬とのコンビで、優駿牝馬(オークス)、秋華賞も制し、メジロラモーヌ以来2頭目の牝馬三冠へと導いた。牝馬三冠達成により、同年の第17回ワールドスーパージョッキーズシリーズでは「推薦枠」で出場した。この年、キャリア最多となる76勝を挙げた。

 またブルーコンコルドとのコンビで活躍し、JBCスプリント連覇(2005年・2006年。ただし2006年はコース(川崎競馬場)の都合によりJBCマイルとして行われた)、マイルチャンピオンシップ南部杯3連覇(2006年〜2008年)の他、東京大賞典(2006年)、かしわ記念(2007年)を勝ち、ダートGT・JpnT計7勝をあげた。

 2008年3月30日、第38回高松宮記念をファイングレインで制覇し、4年6ヶ月ぶりに中央競馬のGTレースでの勝利をあげた。

 2009年5月9日、武豊に次ぐ史上2番目のスピードで1万回騎乗を達成(デビュー15年目)。この年の年間騎乗回数は968回で、従来の記録(岩田康誠、2006年、952回)を上回ったが、内田博幸が年間975回騎乗のため中央競馬記録とはならなかった。

 2010年5月22日、京都競馬第4競走でにJRA通算800勝を達成。同時にJRA史上最速(当時)・最年少記録となる通算11000回騎乗を達成した(デビューから16年2か月18日)。12月26日、阪神競馬第2競走で史上初となるJRA年間騎乗回数1000回を達成(騎乗馬・タマモダイナミック・1着)。最終的には1008回に伸ばした(中央競馬記録)。

 2011年6月12日、阪神競馬第3競走で通算12000回騎乗。デビューから17年3ヵ月8日、35歳5ヵ月1日(JRA史上最速・最年少記録)で達成。



 「2010年に史上初の年間1000回騎乗を達成し、2011年の6月には史上最速で1万2000回騎乗を達成した。とにかく乗りまくっている。基本的に無理せず落ち着いて立ち回るタイプ。外を回したり、マクッたりする競馬は少ない。ただ、悪く言えば消極的で、レース序盤では押したり引いたりしてリズムを崩すケースが見られる。追いに関しては甘さがあり、全キャリアで1着が878回、2着が988回と、2着が100回以上も多い。2011年の1番人気馬での成績は[11・6・4・11]の勝率.344、連対率.531。単勝5630円、7390円、7070円と大きな穴があり、単勝回収率き78パーセントと騎乗数を考えたら高い数字になっている。コース別では目立った偏りはなく、芝・ダート別ではダートで連対率が良い年が多い。幅広い厩舎で騎乗しており、数を乗って連対率も良いのは湯窪幸雄、西園正都、北出成人、藤沢則雄の各厩舎。これからも”頑張り屋”としてキャリアを積んでいくだろう。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績 (5戦0勝)

 2007年 3月17日 エクストラシチー 3歳未勝利 中京ダ1000m 8着/8番人気
 2011年 9月11日 バノックバーン  3歳未勝利 阪神芝1600m 10着/3番人気
 2012年 3月10日 ハルシュタット  3歳新馬   阪神ダ1400m  3着/4番人気
 2012年 4月 7日 ハルシュタット  3歳未勝利 阪神ダ1400m  3着/3番人気
 2012年 5月 5日 フランベルジェ 3歳500万下 阪神ダ1800m 13着/9番人気

これ以降は2012年5月26日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「エーシンフルパワーの前走は着差以上の強さ。デキも更に上向いているだけに昇級でも狙い撃ち。前走直線窮屈だったフレイムオブピース、決め手あるスズカジョンブル、前走でメド立ったスイートジュエリーも圏内。」


短評は「混戦模様」



騎手今日の馬 「幸英明騎手 ハルシュタット 〇前走圧勝1400メートルでも」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ハルシュタット △△
シンワウォッカ
フレイムオブピース
スイートジュエリー
アンバルブライベン △△
トウショウハマー
ヤマニンメンヒル
スズカジョンブル △△
エーシンフルパワー △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
スイートジュエリー 3.8
エーシンフルパワー 4.6
フレイムオブピース 5.5
スズカジョンブル 6.2
アンバルブライベン 8.9
ハルシュタット 9.1
ヤマニンメンヒル 15.3
サクラエミネント 17.8
シンワウォッカ 20.3
以下28倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ハルシュタット 79 52 63 79
スイートジュエリー 74 64 33 74
エーシンフルパワー 76 55 72 76
スズカジョンブル 77 46 57 77
フレイムオブピース 82 70 75 82


デイリー馬三郎

吉田順一 本紙の見解

「スイートジュエリーの前走は、好位からしっかりと脚を伸ばしてA着。勝ち馬が強すぎただけで、走破時計は現級上位レベル。上積みは大きくV濃厚だ。」

◎ スイートジュエリー
○ スズカジョンブル
▲ サクラエミネント
× ハルシュタット
☆ エーシンフルパワー

以下省略


ハルシュタットは全13記者中 ◎(本命)印 1名、  〇(対抗) 3名、 ▲(3番手) 1名、×(4番手) 2名 とまずまず印を集めています。無印の予想家はいません。

大阪スポーツ

本紙の狙い

 「距離短縮がハマったという印象の強いレースだったことも確かだが、それを差し引いても◎ハルシュタットが前走で見せた強さはかなり衝撃的だった。時計的には500万下でも即通用のレベル。折り合いがつけば連勝も十分だ。」

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ハルシュタット(1着)

 「道中は砂を被らせて折り合いはついたし、最後は弾けてくれました。強い競馬でした。今回は距離を短縮したけど、この走りならもう少し長くても大丈夫ですね。」(吉田隼人騎手・競馬ブック)

 「砂をかぶらせて折り合いがつきました。しまいもはじけてくれたし、距離短縮がいい方へ出ましたね。」(吉田隼人騎手・デイリー馬三郎)

 「返し馬から気の良さを見せていたし、先生からも引っ掛かるところがあると聞いていましたが大丈夫でしたよ。スタートがあまり早くなかったことで、却って馬の後ろで砂を被せる形になったのがよかったのかもしれませんね。直線で追い出してからもしっかり伸びたし完勝です。今日のような形ならば1400mでも走れると思います」(吉田隼人騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「パドックでは落ち着いていたしいい精神状態で臨めましたね。この距離ならば力む面もなかったし後続を離して力の違いを見せつけてくれましたね。しがらきにいたときから担当していたスタッフがうちの厩舎に入ってくれて、そのまま担当して勝ってくれたのだから本当にうれしいです。輸送をして少し体が減っていたし、ピリピリしやすい面はありますから今後については様子を見て判断したいと思います」(清水出美調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「落ち着きがあって好気配。すぐに行為の内目に取りついて行って、そこを抜群の手応えで進んでいた。直線は後続を突き放す一方。相手関係に恵まれたが、圧勝だった。この時計も優秀なもの。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

ハルシュタット

 「一戦ごとに競馬を覚えて、折り合いがつくようになった。まだ時計は詰まると思うよ。」(松水助手・デイリー馬三郎)

 「レースを覚えて、折り合いに進境が窺えた。毛ヅヤが良くなって、デキは前走以上。」(松水助手・競馬ブック)

スイートジュエリー

 「前走は勝ち馬が強かっただけ。千四の方がリズム良く運べるので再度スムーズなら。」(安田景助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 前走6馬身差の圧勝でしたので、出走すれば確勝級と思っていた我らが愛馬ハルシュタットですが、今回、前走好内容だった現級2着馬2頭も抽選をくぐり抜けてしまいましたので、相手は強力です。

 その内の1頭スイートジュエリーは前走ダート1200mで1分11秒台の好時計。京都でこれだけ走れるということはコース相性も抜群ですし、距離が延びてどうかですが、前走は3か月の休養明けで今回は叩き2走目。主役の1頭に違いありません。

 もう1頭の前走2着馬スズカジョンブルは同じコースで1分24秒台の好時計。上がりの36秒0という末脚は強力です。ダート変わりでガラリ一変しました。

 ハルシュタットは距離が少し長い気がしますし、実際1400mではこれまで詰めが甘かったことが事実。しかし、毎走内容は格段に進歩していますし、毛ヅヤの冴えない状況であれだけのパフォーマンス。今回、毛ヅヤが良くなって来ているそうで、その通りなら、更に調子が上がっていると考えられ、ならば昇級初戦でも勝ち負けに絡めるのではないかと思います。

 上記2頭は強そうですので、これらに交わされたとしてもいつものように3着は確保して欲しいというのが本音です。どこまでやれますか。

●当日は口取りの権利を持って現地応援いたします

 当日は休日ですので、現地応援する予定です。夜、パドック写真多数付きの現地観戦レポートをアップする予定です。口取りは申込者10名ちょうどと言うことで、非抽選で当選いたしました。

 この日はハルシュタットの他に、前走芝替わりでガラリ一変し、勝ち馬から好時計でのクビ差の2着と次は確勝級のクレセントシチーや昇級後難しい面を見せ苦しんでいるフランベルジェも出走します。これらの口取りも当選しました。1つは勝ちたいと思っています。

これ以降は2012年5月28日に作成

●パドック

 当日は予定通り3頭の口取りの権利を持って現地応援に行きました。しかし、まさかこんな結果になろうとは・・・><。

 写真は全て撮影順です。


前走の内容から3番人気あたりになるだろうと思っていたハルシュタットですが、この時点で5番人気です(最終的にも5番人気でした)。馬体重がプラス18キロと出ています。



以前、4月7日に見た時は毛ヅヤが悪いと指摘したハルシュタットですが、今回はかなり良くなっていました。



1つ勝って戻って来てくれました。嬉しいですね。



どうですか?毛ヅヤを見ていただくためにアップで撮りました。今までよりはかなり良いですよね。これから暖かくなって牝馬の出番ですね。



この角度でも悪くないのがわかります。



前走現級2着で結局今回も2着となるスズカジョンブル。



とまーれーのあと。馬体重はプラス18キロでしたが、決して太くはないですよね。我々はつい、敗因をそういったところに探そうとしますが、少なくとも今回は仕上げは万全でした。



牝馬にしては筋肉質でいい馬体ですね。



カメラを見つけてガン見するハルシュタット。



結局、清水出美先生はパドックにはいらっしゃいませんでした。



競馬界のヨン様(とっくに死語)とハルシュタット。



前走2着で1番人気に支持されたスイートジュエリーと四位洋文騎手。結果はハルシュよりも下の13着でした。



橋口弘次郎先生のお気に入り中井裕二騎手とアンバルブライベン(この馬は福島信晴厩舎)。パドックでは、中井はダメだなぁという声が聞こえて来ました。結局8番人気9着。



トウショウハマーと酒井学騎手。人気薄に苦笑いも3着とはハナ差の4着に持って来ます(14番人気)。天晴れ。



我が愛馬フランベルジェと共に、安田隆行厩舎の人気薄2頭を任される藤岡康太騎手とユリオプスデイジー。結局このレースは9番人気14着。この後フランベルジェも11番人気12着と馬群に沈め、好調・安田隆行先生の信頼を勝ち取れず。



ハルシュタットと主戦の幸英明騎手。



ヤマニンメンヒルと松山弘平騎手。ハルシュタットよりも1つ下の6番人気でしたが、このあと優勝します。



国分優作騎手とオレハメジャー。(15着/12番人気)



スズカジョンブルと長谷川浩大騎手。(2着/2番人気)



なんだか、馬怖い・・・。



3番人気のエーシンフルパワー(6着)と和田竜二騎手。



ダービーでは騎乗馬がいない為に関西に遠征してきた中舘英二騎手とフレイムオブピース(4番人気/16着><)。全4鞍は最初の3鞍は人気を裏切り続けましたが、11Rで11番人気馬を2着に持ってきて、交通費は捻出できました(笑)。

●レース 

いつも4番手以内で競馬をする我らが愛馬ハルシュタットですが、今回はスタートで遅れます。



最内の1番枠ですから、出遅れは厳禁なのですが、少しのけ反るようなスタートとなります。



外枠馬のダッシュが良く、



嫌な雰囲気が漂います。



もう厳しいですね。



ここからかなり押すのですが、



もう完全に差が付いており、



中枠の馬にラチ沿いを取られてしまい、



この時点で勝ちはなくなったと思いました。



最初は10番手になったハルシュタットですが、中から徐々に押し上げて行きます。



一時5番手の絶好位置につけ、これは!?と思わせましたが、直線に向くと左に2度逃げるような仕草を見せ、そこから失速。



馬群に飲み込まれ10着で入線します。



レース後、引き上げてくるハルシュタット。



途中から押し上げて行った幸英明騎手の乗り方は良かったと思います。

●時計の評価

 今回のハルシュタットの走破時計1分25秒9良馬場は、京都ダート1400mの3歳500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイム1分25秒5良馬場で、ちょうど勝ちタイムが1分25秒4良馬場のレースでしたから、着ほど負けてはいません。

 距離も少し長く感じましたし、狭くなって急に怯むところを見せましたので、もう少し距離を短くして、上手く走れば、現級では上位だと思います。

 1400mという距離ですと、クラス慣れをすれば勝ち負けまではできそうですが、現級までと言った感じです。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ハルシュタット(10着)

 「4角までいい感じでした。そこから狭くなって少しヒルんだので、スムーズならもっとやれていたと思います。」(幸英明騎手・競馬ブック)

 「プラス体重でも太い感じはしなかったし、以前より馬は良くなっていました。4コーナーで他の馬にヒルむようなところを見せて、スッと動けなかったのが痛かったですね。最後は他馬と同じ脚色になってしまいましたが、しっかり伸びています。そう差のない競馬はできているので、クラス慣れすれば大丈夫でしょう」(幸英明騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「大幅な馬体増でしたが、新馬戦からはプラス4。福島遠征などで減った体が戻り、さらに成長したと考えていいでしょう。結果は10着でしたが、着順ほど差はありませんでしたし、4コーナーで怯んだみたいだから、スムーズなら巻き返せるはずです。冬毛も抜けて体調は上向いているけれど、ここまで使ってきているので、疲れがないかどうかよく見て決めます」(清水出美調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

ハルシュタット(10着)

 「リングハミ。下見所ではメンコ。返し馬はせず。好位直後。いい感じで立ち回れた。直線を向いて押し込められるロスはあったが、立て直してからも目立つ脚は使えず流れ込み。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 特別出走手当の346000円を皆で分かち合うことになります><。1口823円と思われます。正直、悪くても出走奨励金はあるだろうと思っていただけに、これは残念です。お金のアテが外れました(笑)。

●今後の展望

 元々、レース前にも1400mが心配でしたし、やはり現状ハルシュタットには1000mから1200mが合っていると思います。ただ、理由があるにせよ、500万クラスでゲート直後に前を取れなかったことは痛恨ですね。次走はもっと楽に前を取りたいですね。

 昇級初戦てすし、二場開催でメンバーの集まる中央場所で頑張ったと思います。ローカルなどでは古馬相手でも出番は十分にあるでしょうし、小倉や福島で期待したいですね。


 また、今回は結局仕上げが軽かったということができると思います。私は飼い葉が細いのかと思っていましたが、この馬体重(ただ、これでも太くはなく、ちょうど程度でしたが)なら、もう少し、ビシッと追っても良かったと思います。やはりクラスが上がって行けば、あまり中途半端なことでは通用しませんね。

●最後に

 ここまで3着3着1着と馬券圏内を外さずに底を見せてない魅力のあったハルシュタットですが、今回は底が見えた気がします。そのことが一番がっかりです。

 しかし、常識的にはクラブが総額1200万円で募集するような馬。1つ勝てばいいところというのが本音なのでしょう。しかし、今回は10着だったとはいえ、前走の時計や今回の時計から500万クラスでは十分に通用することが明らかであり、私としても安価で2、3勝してくれる馬が目標ですから、十分に達成してくれそうです。

 来年のこの時期までには1つは勝ってくれるでしょう。そうすれば降級してまた500万クラスも走れますし、未来は明るいと思っています。


 また、今回、レース後に同じハルシュタットの所持者であるノハラ様に声をかけていただき競馬談義が出来ました。私は次走でフランベルジェが出走するということであまり長い時間お話することはできませんでしたが、こうやって1頭の馬への出資でお仲間や出会いが広がっていくことも嬉しいですね。思わぬ大敗にがっかりもしましたが、馬もそれ以外も収穫も多かったです。

 次走も大きな期待をしているぞ。頑張れ、愛馬ハルシュタット!!

最後までご愛読ありがとうございました

2012年5月2日立ち上げ 17日、23日、24日、26日、28日加筆

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2012年 4月 7日 第2戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m (3着/3番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 3月10日 デビュー戦 3歳新馬 阪神ダ1400m (3着/4番人気)