ハルシュタット(フェリークの09) 第3戦


キャロ愛馬第12号は2010年第一次募集での唯一の当選馬。

第一次募集応募総額73万円も当選したのは3万円のハルシュタットのみ。


近況のコメントが素晴らしく期待が大きかったが、ここまで2戦は相手に恵まれず3着3着。

しかし、すぐに勝ち上がれる先行力と能力があり、3着といっても牡馬との一般戦でのことで評価は高い。


4月28日 福島1R 3歳未勝利 ダート1150m に出走!!

1着/1番人気!!

主場でも勝ち負けだが、確勝を期すために相手の落ちる福島に遠征。

しかし、福島も最終週になり、前走2着馬2頭、3着馬2頭、4着馬2頭、5着馬1頭と随分とハイレベル。

冬毛が目立って決して万全とは言えない状態で、これだけのパフォーマンスを見せてくれるとは嬉し過ぎる。

走破時計も同日の古馬500万クラスの勝ち時計とコンマ2秒しか変わらず。これなら次走も勝ち負け級。


レース回顧と時計の分析、レース後の吉田隼人騎手、清水出美調教師のコメント、専門誌の評価を掲載。

(2012年4月30日完結)

2012年4月24日立ち上げ

●次走は4月28日か29日の福島1R ダート1150mを吉田隼人騎手で予定

 4月18日に更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告は次の通りです。

「この中間も変わらず順調ですね。使ってきてテンションが上がることを心配していたのですが、今朝も坂路で20−20ぐらいのところをゆったりと走れていましたし、いい精神状態を保っています。レースに行くと前向きさが前面に出てしまうので、調教ではできる限り落ち着かせたいですからね。次走は来週の福島を考えているので、体もふっくらさせておきたいし、そのあたりを注意しながら調整を進めていきます」(清水出師)28日もしくは29日の福島競馬(3歳未勝利・ダ1150m)に吉田隼騎手で出走を予定しています。
 
 ということで、次走は京都ではなく相手の落ちる福島に遠征して確勝を目指すようです。福島のダート1150mと言えば、先週の日曜日は優先権持ち4頭(いずれも4、5着)と初出走6頭、そして長期休養明けの馬ばかりのおいしいレースがありました。

 前走主場で3着のハルシュタットがこういったレースに入れば間違いなく勝ち負け級ですし、遠征のリスクはありますが、勝つためには当然の選択と思います。

 ただ、またまたどちらも牡馬との一般戦なんですよね。それでも勝ち負けになると思いますが。


 鞍上はここまで2戦の幸英明騎手ではなく、吉田隼人騎手を確保しています。福島で吉田隼人騎手と言えば倍率の高い人気ジョッキーで、彼を押さえたのも大きいですね。

 次走は、

 4月28日 福島1R 3歳未勝利 ダート1150m に吉田隼人騎手で出走予定或いは、

 4月29日 福島1R 3歳未勝利 ダート1150m に吉田隼人騎手で出走予定ということです。

●騎手は吉田隼人騎手 (ほっさん評価「B−」)

 今回のハルシュタットの鞍上は福島遠征の為に主戦の幸英明騎手ではなく吉田隼人騎手です。福島で吉田隼人騎手と言えば、中舘英二、丸山元気、川須栄彦騎手などと共に人気のジョッキーでこの地で彼に乗って貰えるということはそれだけでも期待が出来るということです。

 ほっさん愛馬への騎乗は実に8度めですが、前回は11番人気のフェーラシュヴァルを4着に押し上げ、即引退を避け地方転厩へのきっかけを作ってくださいました。

 ただ、それ以前や、先週のべっぴんさんの愛馬レッドヴォーグの走りなどを見ていると人気通りと言った感じで、崩れないものの勝ち切れない印象はあります。それでも昨年は80勝。乗れている騎手ですし、大いに期待したいですね。



 吉田 隼人(よしだ はやと)は1983年12月20日生まれの28歳。日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンター所属の9年目の騎手である。デビュー当時は堀井雅広厩舎所属で、2007年4月からフリーになる。兄の吉田豊もJRA美浦所属の騎手である。8歳上の兄の活躍を見て騎手を目指すようになった。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。

 2012年4月24日現在、中央426勝、勝率7.6パーセント、連対率14.7パーセントとまずまずの成績。重賞はほとんど人気薄ばかりの6勝(7、11、7、3、11、8番人気)。GT勝ちはない(2007年の天皇賞秋アグネスアークと2009年の菊花賞フォゲッタブルの2着が最高)。騎乗馬の質の割に良く頑張っていると言える。昨年(2011年)は実に80勝で勝率は10.2パーセントと10台の大台を超えた。今まさにブレイクしている騎手と言える。
 本年度もここまで24勝、勝率9.1パーセントで全国騎手リーディング10位と好調維持。


 2004年に競馬学校第20期生として卒業し、騎手免許を取得(同期には藤岡佑介、津村明秀、川田将雅、水出大介、丹内祐次、高野和馬、上野翔らがいる)。美浦の堀井雅広厩舎所属でデビュー。初騎乗は同年3月6日中山競馬第1競走でトーセンルドルフに騎乗して4着(12頭立て)であった。4月24日の東京競馬第3競走でスターオブアディラに騎乗し初勝利を挙げる。デビュー年はわずか3勝の成績に終わる。

 2005年は23勝と勝ち星を量産。成長の跡を見せた。また朝日杯フューチュリティステークスに出走したアポロノサトリはそれまで吉田が騎乗し2戦2勝の好相性であったが、その時点での通算勝利数は26勝であり、GT騎乗可能となる通算勝利数(31勝)を満たせていなかったため、蛯名正義に乗り替わりとなる試練もあった(結果は8着)。

 2006年4月9日の中山競馬で中央競馬通算31勝目をあげ、晴れてGTへの騎乗が可能となった。さらに、4月22日の福島競馬第11競走福島牝馬ステークスをロフティーエイムで優勝し重賞初制覇。この勝利で史上初の兄弟の初重賞制覇が共に牝馬限定の重賞となった。兄・豊の重賞初制覇は、1996年に行われたメジロドーベルでの阪神3歳牝馬ステークスである。また同年は60勝を挙げ、年間勝ち数で兄・豊(57勝)を上回った。

 2007年4月にフリーに転身。この年は自己最多の73勝を挙げる。減量が取れてからの飛躍は素晴らしい。

 2008年は66勝と安定した成績を残す。

 2009年1月は落馬して頭部外傷、左肘部挫創というケガを負った影響があり、45勝に終わる。11月21日の福島記念でサニーサンデーで重賞制覇したが2着に兄・豊のトウショウシロッコが入り吉田兄弟で初の重賞ワン・ツー・フィニッシュを達成した。

 2010年7月3日に通算300勝を達成。この年は52勝だった。


 「2009年の菊花賞では関西馬のフォゲッタブルに騎乗してハナ差の2着(勝ち馬スリーロールス)。大きなチャンスを逃したが、落ち着いた手綱捌きで成長をアピールした。センスは上々で、インにこだわったり、有力馬をマークしたり臨機応変に競馬ができる。馬をしっかりと御すことができるし、追いに関しても上々。騎乗技術は水準のモノがある。問題は騎乗センスだ。インに入る形だと、怖がっているのか腰を上げて手綱を引っ張ってヒドい格好になることが多い。勝負どころの捌きも甘く、減速して大外まで持ち出して競馬を終わらせてしまうことがある。また、気のいい馬に乗った時に抑え込まずスイスイと走らせる傾向があり、当然のこと直線で伸び脚が鈍る結果になる。1番人気での成績は2009年が連対率.486、2010年が連対率.585、2・3番人気で[13・7・13・37]の勝率.186、連対率.286、4・5番人気で[6・17・6・45]の勝率.081、連対率.311となっており、中穴級での連対率の良さが目立つ。コース別では小倉と新潟で成績が良い。ただし、裏開催での結果である。伊藤圭三厩舎で主戦をつとめているが、同厩舎は2011年に4勝と低迷。2011年は中川公成厩舎で[4・3・2・6]の連対率.467と好成績を残しており、今後も注目する必要があるだろう。鮫島一歩、矢作芳人、服部利之など、多くの栗東の厩舎で結果を出している点は見逃せない。芯がシッカリしていて強気な性格。コメントは無難なものが多いが、取捨に関してはハッキリと話す。トップクラスのジョッキーは年齢が若くなく、世代交代が起こる頃に飛躍する可能性がある。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (8戦0勝)

 2007年 5月20日 マイセンシチー   3歳未勝利 新潟芝2400m 9着/6番人気
 2007年 6月 7日 マイセンシチー   3歳未勝利 東京芝2500m 8/6番人気
 2009年 3月22日 レイアシチー    3歳新馬   中山ダ1200m 3着/5番人気
 2009年 5月30日 レイアシチー    3歳未勝利 東京ダ1300m 4着/3番人気
 2009年 6月27日 レイアシチー    3歳未勝利 福島ダ1150m 4着/4番人気
 2009年 7月18日 レイアシチー    3歳未勝利 新潟ダ1200m 5着/4番人気
 2011年 6月19日 フェーラシュヴァル 3歳未勝利 函館ダ1700m 10着/7番人気
 2011年 9月17日 フェーラシュヴァル 3歳未勝利 札幌芝1200m 4着/11番人気

これ以降は2012年4月25日に作成

●追い切り情報(4月25日更新)

前走前 4月4日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
6F 80.7
5F 65.6
4F 51.5
3F 37.6
1F 12.2[7]



4月19日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 63.6
3F 43.9
2F 28.7
1F 計測不能


4月25日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.9
3F 41.1
2F 27.4
1F 13.8
 4月19日、15−15強めで追い切られました。次走は福島遠征ですし、軽めの調整でいいでしょうね。

 4月25日、レース前の最終追い切りですが、これも軽めです。使い込んでいますし十分でしょう。以下は本日更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告です。
「今朝はEコースを半周してから坂路で単走。坂路に向かう途中などふと止まってみたり、ちょっとピリピリしたところを見せることがあるので、なるべく他の馬がいない遅い時間帯に追い切っています。ほぼ馬なりという感じですが、大きなフットワークで非常にいい動きですね。時計は平凡に見えるでしょうが、余力十分の動きですから問題ありませんよ。あとは輸送でイレ込んだりしなければ好勝負でしょう」(清水出師)28日の福島競馬(3歳未勝利・ダ1150m)に吉田隼騎手で出走を予定しています。
 ということで私も調整過程には満足していますし、福島までの長距離遠征を考えれば強くやりすぎない方が良いでしょう。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。勝ち負けできると思います。ただ、輸送がどう出るかですね。


●気になる出馬想定表(4月28日 福島1R)

出馬想定表 4月28日 福島1R 3歳未勝利 ダート1150m フルゲート16頭 想定数20頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
ヴァップ 津村明秀  4/14 未勝利 中山ダ1200 11
ウメジマダイオー 西田雄一郎  3/04 未勝利 中山ダ1200 16 13 15
カミノフルハウス  4/14 未勝利 福島ダ1000 11 15
キングビート 横山和生  4/07 未勝利 福島ダ1000
クライムバゴ  4/08 未勝利 中山ダ1200 16 16 16 18
クレオパトラノユメ  3/17 新馬 中山ダ1200 13 14
ケイアイセイラ 勝浦正樹  2/19 未勝利 東京ダ1400 15
シゲルココナッツ  9/19 未勝利 阪神芝1400 16 11 11
シゲルヤマモモ 10/02 新馬 阪神芝1200
トキノワイルド  4/07 未勝利 福島ダ1000 10 12
トミケンウエスト  3/24 未勝利 中京ダ1200
ドリーミングラヴ 木幡初広  4/07 未勝利 福島ダ1000 15 13
トーセンプリモ 大野拓弥  4/15 未勝利 中山ダ1200 12 11 11 11 11
トーワオモカゲ 森一馬  4/07 未勝利 福島ダ1000 11
バトルマグマ 中舘英二  4/14 未勝利 福島ダ1000 18
ハルシュタット 吉田隼人  4/07 未勝利 阪神ダ1400 B+
ビッグリバティ 柴山雄一 初出走
ブルジュハリファ  3/18 未勝利 中京ダ1200 16 16 15 10
ブルーピアス 勝浦正樹  4/15 未勝利 中山ダ1200 11
ユキノベアハート 嘉藤貴行  4/01 未勝利 中山ダ1200 11

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在20頭出馬想定されています。優先出走権持ちが9頭もいますねぇ。

これ以降は2012年4月26日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 4月28日 福島1R 3歳未勝利 ダート1150m フルゲート16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
ヴァップ 津村明秀  4/14 未勝利 中山ダ1200 11
ウミホタル 宮崎北斗  3/17 未勝利 中京ダ1200 15 16 17 16 11
クレオパトラノユメ 岩部純二  3/17 新馬 中山ダ1200 13 14
ケイアイセイラ 勝浦正樹  2/19 未勝利 東京ダ1400 15
コンアニマ 菅原隆一  3/24 未勝利 阪神ダ1200 10 13 10
シゲルヤマモモ 鮫島良太 10/02 新馬 阪神芝1200
ダイゴミ 中舘英二  4/08 未勝利 中山ダ1200 17
デルマアメノウズメ 竹之下智昭  3/24 未勝利 阪神ダ1200 13 10 15 13
ドリーミングラヴ 木幡初広  4/07 未勝利 福島ダ1000 15 13
トーセンプリモ 大野拓弥  4/15 未勝利 中山ダ1200 12 11 11 11 11
トーワオモカゲ 森一馬  4/07 未勝利 福島ダ1000 11
ノボプレシャス 原田和真  3/18 未勝利 中山ダ1200 15
ハルシュタット 吉田隼人  4/07 未勝利 阪神ダ1400 B+
ブルジュハリファ 西村太一  3/18 未勝利 中京ダ1200 16 16 15 10
ユアムーブ 丹内祐次 初出走
ユキノベアハート 嘉藤貴行  4/01 未勝利 中山ダ1200 11

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

優先権持ちが9頭から7頭になりました。

●福島ダート1150mコース解説

 スタート地点は向正面の2コーナーの外側。04年の秋の開催から誕生した条件。スタート地点は芝コースになってしまったが、フルゲートは16頭取れるようになった。
 ちょうど中山のダート1200mのような雰囲気で、斜めに走る芝とダートと境目を横切って本コースに入る。そうなると枠順の有利・不利が生じやすそうだが、実際にはそうでもない。中山ダート1200mのように外枠有利ということはなく、気持ち内目の方がいいぐらいだ。
 それよりもダッシュ力、スピードが命。前に行けない馬では勝負にならない。血統的には面白い特徴があり、サクラバクシンオー、エンドスウィープ、ボストンハーバー、メジロライアンといった芝適性がある種牡馬が上位に来ている。ただし、サクラバクシンオーは勝ち鞍は多いが、連対率は高くなく、穴も望みにくいので注意。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント
ダッシュ力、スピード
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳未勝利
3歳未勝利 1分09秒9 1分10秒4 1分09秒6 1分09秒0
古馬500万 1分09秒0 1分08秒9 1分08秒3 1分08秒5
古馬1000万 1分07秒6

これ以降は2012年4月27日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ヴァップはテンから10秒台のラップを刻めるスピードが売りだが、ブリンカー着用で粘りも増した。今ならフラットな福島で狙える。チーク効果絶大のトーセンプリモ、目イチで行ったノボプレシャスも一変可能。」


短評は「波乱含み」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
ダイゴミ
ヴァップ △△
ユキノベアハート
ハルシュタット △△
ノボプレシャス
トーワオモカゲ
トーセンプリモ △△ △△
ケイアイセイラ
ドリーミングラヴ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ハルシュタット 3.3
ヴァップ 4.5
トーセンプリモ 5.1
ドリーミングラヴ 8.3
トーワオモカゲ 8.9
ダイゴミ 9.2
ノボプレシャス 11.9
ケイアイセイラ 18.4
ユキノベアハート 28.4
以下36倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ハルシュタット 63 52 63
ヴァップ 64 48 54 63
トーセンプリモ 73 29 45 73
ドリーミングラヴ 69 58 47 69
ノボプレシャス 54 54 43


デイリー馬三郎

石渡重伸 本紙の見解

「◎ハルシュタット。スピードはあるが、直線でひと伸びを欠いているだけに距離短縮はプラス材料。引き続き好調をキープしており、首位争い必至だ。」

◎ ハルシュタット
○ ヴァップ
▲ ケイアイセイラ

以下省略


ハルシュタットは全13記者の内、◎(本命)印 7記者、〇(対抗) 4記者、▲(3番手) 1記者 △(6番手以下) 1記者となっています。デイリー馬三郎ですとド本命級の評価ですね。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ハルシュタット(3着)

 「今日は外へ逃げなくて、2戦目で上手に走れました。とはいえ、3角で押したらハミを噛んでムキになったんです。そこさえスムーズだったらもっと際どかったと思います。」(幸英明騎手・競馬ブック)

 「終始楽な手応えでしたが、3コーナーで少しだけハミを噛んでしまったのが直線の伸びに響きました。あそこがスムーズなら勝ち負けになったと思います。ちょっと前向きすぎるところはありますが、外に逃げるようなこともなく初戦より走りが上手になっていましたし、すぐにチャンスは来るでしょう」(幸英明騎手・キャロットクラブ公式HP)
 「冬毛は目についた。ジワジワと押し上げ、直線では2着争いに加わる。ゴール前で若干甘くなったが、今日は外に逃げる面も見せずスムーズに走れていたと思う。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

ハルシュタット

 「これから良くなってくる馬だけど、この距離ならスピードを生かして押し切れないかな。」(松水助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 京都でも十分に勝ち負けになるのに、わざわざローカルの福島まで遠征して勝ちに行くハルシュタットですから、私は当然勝ち負けだと思っています。

 しかし、先週日曜日の優先権持ち4頭(いずれも4、5着)と初出走6頭、そして長期休養明けの馬ばかりといったおいしいレースと違い、前走2着馬2頭、3着馬2頭、4着馬2頭、5着馬1頭と、ここは随分とローカルの中ではハイレベルです。

 それでも主場で人気に応えての3着とローカルで人気薄で大穴を空けた2、3着とでは価値が全然違うと思いますし、勝ち切って欲しいですね。ハルシュタットはまだまだ上を目指したい馬ですから、少々相手が骨っぽいメンバーでもあっさりと勝ちたいところです。

これ以降は2012年4月28日に作成 29日に追記 30日にも追記予定

●レース 

 ハルシュタットはいつもほどスタートが良くなく、一時10番手ほどになりますが、ダートコースに入るとどんどんと加速し、5番手でレースを進めます。

 そこからしばらく映像では後方が映されているので見えませんが、残り400mを切ったところでは単独2番手に躍り出て、あとは先頭のヴァップを捉えるだけとなりました。勢いは完全にハルシュタットで、並ぶ間もなくあっさりと抜かすと、あとはグングンと後続に差をつけ独走態勢。最後の50mは流しただけで2着馬に6馬身差の圧勝!!中央場所で好走していたハルシュタットですが、豪華なメンバーが揃った福島の最終週でこれだけ圧勝をしてくれるとはなんとも嬉しい限りです。

●2009年産愛馬、6頭目の勝ち上がり

 2008年産はキャロで5頭(アフロディーテ、バノックバーン、アルマニャック、エイコーンキッド、フェーラシュヴァル)、シチーで7頭(カトレアシチー、セシリアシチー、マリアンヌシチー、マドラスシチー・代替馬、ヒューストンシチー・無料提供馬、クレセントシチー・代替馬、アイリスシチー・代替馬)も所有していましたが、勝ち上がりはアフロディーテと代替馬のクレセントシチーのみ。しかもアフロディーテは3歳10月に故障で予後不良と散々な結果でした。

 ただ、キャロ馬に関しては私の購入馬の下(ネクタル・エイコーンパス)が走っており、血統的にも購入は間違いではなく、たまたま買った世代が体質や脚元が弱かったりして大成できないものばかりでした(もっとも、それを見る目がないというのですが・・・)。


 2008年産と同じく、血統や馬格、育成の順調さなどを重視して購入した2009年世代は大成功。

 キャロは全5頭のうち、これで4頭が勝ち上がり。現在キャロ勝ち上がり率80パーセント。キャロは全て自分で吟味して購入した思い入れの強い馬たちですから、これがこんなに高確率で勝ち上がってくれると本当に嬉しいですね。残るは衝動買いした豪州産のリバイヴエンブレムですが、これは正直自信がありません。ノド鳴りに加えて、強く追い切るとすぐに疲労が出てしまい、競走馬としては厳しい状態です。これも勝ち上がるようなら、キャロ世代勝ち上がり率100パーセントですが・・・。

 ところで、そのキャロの勝ち上がりに面白い法則を見つけました。


 以下の太字は私が購入した2009年産キャロ馬の購入価格と勝ち上がり時期ですが、


フランベルジェ 1口55000円 2歳7月24日(3戦目)
マデイラ     1口45000円 2歳10月30日(新馬戦)
プリュム     1口35000円 3歳4月1日(4戦目)
ハルシュタット 1口30000円 3歳4月28日(3戦目)



・・・と高額な馬ほど早く勝ち上がっています。やはりお金なんですかねぇ。しかし、私の愛馬は安価な馬ばかりですがいずれも4戦以内で勝ち上がっており、いやぁ、優秀ですねぇ。


 シチーの方は基本的に投資を手控えておりますが、代替で貰ったスピカシチーが勝ち上がり、無料提供馬のエスペランサシチーも勝ち上がりましたので2頭。代替でいただいたガウディシチーとエトランゼシチーは当初から全く期待はしておりませんし、クイズ権利馬トレゾアシチーもGTクイズに参加したい為だけに購入したものであって、走りは全く期待しておりません。

 ですから、全体で10頭中現在6頭が勝ち上がり。実に勝ち上がり率60パーセントです。2004年産(9頭所持、4頭勝ち上がり)以来の高い勝ち上がり率となっています。

 あとは、いずれの馬も500万で厳しい戦いを強いられていますから、早く2009年産の2勝馬が登場して欲しいですね。とはいうものの、4月で6頭の勝ち上がりには十二分に満足しています。

●時計の評価

 今回の我らが愛馬ハルシュタットの走破時計1分09秒0良馬場は、福島ダート1150mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ち時計が1分09秒9良馬場ですから、非常に優秀な時計で、同日実施された古馬500万クラスの同コースでの勝ち時計がハイペースで1分08秒8良馬場ですから、即、上のクラスでも通用する内容です。これでいて、セーフティーリードがありましたから、最後は流していますし、まだまだ冬毛が目立って本調子ではないですから、更にもう1つ上のクラス、1000万クラスくらいまでは勝ち負けして欲しいですね。

今節の福島ダート1150mの走破時計。

28日 1R 3歳未勝利 1分09秒0 良馬場
28日 9R 500万下   1分08秒8 良馬場
29日 1R 3歳未勝利   1分10秒4 良馬場
29日 7R 500万下(牝) 1分09秒0 良馬場


これを見てもハルシュタットの今回の時計が古馬500万クラスの勝ち時計となんら遜色ないことがわかります。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ハルシュタット(1着)

 「道中は砂を被らせて折り合いはついたし、最後は弾けてくれました。強い競馬でした。今回は距離を短縮したけど、この走りならもう少し長くても大丈夫ですね。」(吉田隼人騎手・競馬ブック)

 「砂をかぶらせて折り合いがつきました。しまいもはじけてくれたし、距離短縮がいい方へ出ましたね。」(吉田隼人騎手・デイリー馬三郎)

 「返し馬から気の良さを見せていたし、先生からも引っ掛かるところがあると聞いていましたが大丈夫でしたよ。スタートがあまり早くなかったことで、却って馬の後ろで砂を被せる形になったのがよかったのかもしれませんね。直線で追い出してからもしっかり伸びたし完勝です。今日のような形ならば1400mでも走れると思います」(吉田隼人騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「パドックでは落ち着いていたしいい精神状態で臨めましたね。この距離ならば力む面もなかったし後続を離して力の違いを見せつけてくれましたね。しがらきにいたときから担当していたスタッフがうちの厩舎に入ってくれて、そのまま担当して勝ってくれたのだから本当にうれしいです。輸送をして少し体が減っていたし、ピリピリしやすい面はありますから今後については様子を見て判断したいと思います」(清水出美調教師・キャロットクラブ公式HP)

ヴァップ(3着)

 「スピードがあって楽に行けたけど、最後は止まってしまったね。もう少し最後の踏ん張りがあればいいけど。でも、勝った馬(ハルシュタット様)が強かったよ。」(津村明秀騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

ハルシュタット(1着)

 「落ち着きがあって好気配。すぐに行為の内目に取りついて行って、そこを抜群の手応えで進んでいた。直線は後続を突き放す一方。相手関係に恵まれたが、圧勝だった。この時計も優秀なもの。」(競馬ブック)
 ほっさん評 時計が優秀というのは上記で書いた通り。専門誌も同じ評価です。ただ、相手関係に恵まれたとは思いません。前走2着馬が2頭、3着馬が1頭など優先出走権持ちがハルシュタット以外に6頭もいたレースです。そんなに弱いメンバーだったでしょうか。

トーセンプリモ(2着)

 「チークピーシズ。道中の行きっぷりは良かった。今日は勝ち馬(ハルシュタット様)が強過ぎたケースだが、この馬もしっかりと脚を使っている。段々と内容が安定してきた。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が500万円。特別出走手当が356000円。計5356000円。1口で割りますと、10000円ちょうど程度になると思われます。

●今後の展望

 時計的には上記に書きましたように1つ上のクラスなら勝ち負けできるものですし、最後は追っていませんから、この条件なら次走も勝ち負けでしょう。あっさり連勝なんて狙いたいですね。

●最後に

 まずはハルシュタットの優勝に対してたくさんのお祝いメッセージをいただきましてありがとうございます。昨年末は皆様におめでとうを言うばかりでやきもきしていましたが、ようやく、勝つべき馬が結果を出してくれています。

 更にこの日は常連様の所持馬が次々と勝ち、本当に素晴らしい日になりました。


 これでキャロ2009年産募集馬の内、衝動買いをした豪州産のリバイヴエンブレム以外が全て勝ち上がりました。自分で吟味して選んだ馬が全て3歳4月までに勝ち上がり。これは嬉しいですね。

 昨年の今頃は購入5頭中1頭(アフロディーテ)のみの勝ち上がりで、他4頭はスーパー未勝利であーだこーだとしていましたから、随分と違うものです。


 なかなか2勝目が勝てない私ですが、このハルシュタットやプリュムと言った牝馬2頭はまだまだ底を見せておらず、2勝目の期待がかかります。

 次走も期待しているゾ。頑張れハルシュタット!!

最後までご愛読ありがとうございました

2012年4月24日立ち上げ 25日、26日、27日、28日、29日、30日加筆

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2012年 4月 7日 第2戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m (3着/3番人気)

2012年 3月10日 デビュー戦 3歳新馬 阪神ダ1400m (3着/4番人気)