ハルシュタット(フェリークの09) 第2戦


キャロ愛馬第12号は2010年第一次募集での唯一の当選馬。

第一次募集応募総額73万円も当選したのは3万円のハルシュタットのみ。


近況のコメントが素晴らしく、期待が大きかったがデビュー戦は期待通りのセンスの良い走りで3着。

仕上げ途上での出走で、前崩れの展開で唯一粘り切り3着を確保。牝馬の中では最先着。

勝ち馬は募集価格3600万円の私ほっさん落選馬クローチェ。上位馬は金額が違いすぎ、これは相手が悪かったとしか言い様がない。

しかし、ハルシュタットもその内容から勝ち上がりは順番。

馬格もあり、上積みも感じられることから、次走は勝ち負けへの期待が高まる。


4月7日 阪神3R 3歳未勝利 ダート1400m 混合戦に出走!!

3着/3番人気。

勝った馬は規格外。2着馬も牡馬と牝馬の中では最先着。

時計も前走から馬場換算で約2秒ほども短縮。これでいて冬毛が出ていて毛ヅヤは悪く完調ではない。

これなら勝ち上がりは順番待ち。


レース回顧と時計の分析、レース後の幸英明騎手のコメント、専門誌の評価を掲載。

写真多数付き現地観戦レポート。

(2012年4月10日完結)

2012年3月15日立ち上げ

●次走は4月7日の阪神3R ダート1400mを幸英明騎手で予定

 3月14日に更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告は次の通りです。

「ゲート試験ではそれほど速いスタートというわけではありませんでしたが、実戦ではスッと発馬を決めてくれて、センスを感じさせるレースをしてくれましたね。週明けも特に馬体に傷みはなく、今朝乗った感じも変わりありませんでした。初戦はビッシリ仕上げたわけではないので中間もしっかりと乗り込んで調整していくつもりです。次は競馬慣れも見込めますし、ますます楽しみですね」(清水出師)4月7日の阪神競馬(3歳未勝利・ダ1400m)に幸騎手で出走を予定しています。

 ということで、優先出走権が使えるギリギリの範囲である4月7日までしっかりと調整し、万全の態勢で次走優勝に向け進められるようです。鞍上も前走同様幸英明騎手確保で有り難いですね。いいレースをしてくれましたし。

 4月7日 阪神3R 3歳未勝利 ダート1400m 混合戦 に幸英明騎手で出走予定です。

これ以降は2012年4月4日に作成

●追い切り情報(4月4日更新)

前走前 3月7日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
6F 80.1
5F 64.8
4F 51.5
3F 38.3
1F 12.1[8]
フォースチャンス(3歳500万下)一杯の内を1.3秒先行同入



3月29日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.6
3F 41.2
2F 28.3
1F 14.3


4月4日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
6F 80.7
5F 65.6
4F 51.5
3F 37.6
1F 12.2[7]
 3月29日、15−15で追い切られました。
 以下は3月28日に更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告です。
「この中間も順調に調整できています。カイバもしっかり食べてくれていますし、いい状態ですよ。ただ、一度使ったことでやや気合いが乗ってきている感じはするので、今週は無理に時計を出す必要はないかな、と考えています。馬場状態や馬の具合を見て明日あたり15−15を交えてもいいのですが、週末からペースを上げて来週ビシッと追う形でも十分いい仕上がりに持って行けます。とにかく、あまりテンションを上げすぎないように気をつけて調整していきますね」(清水出師)
 ということで、前走後あまり時計も出しませんし、脚元の状態でも悪いのかなと心配になりますが、順調なようです。ここでいう明日あたり15−15というのが、本日の追い切りのことですね。結局15−15で追い切られました。来週の出走期待しています。

 4月4日、レース直前ですが、馬なりと追い切りは軽いですね。私はもっとビシッと仕上げて臨むのかと思っていましたが、想像以上に脚元が良くないようですね。時間のかけ方と言い仕方がないですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。間隔の割に追い切り本数が少ないことと、馬格の割に軽い追い切りが多いことが不満です。それでも悪い動きではありませんので。

●気になる出馬想定表(4月7日 阪神1R)

 我らが愛馬ハルシュタットはクラブ公式HPではずっと4月7日 阪神3R 3歳未勝利 ダート1400mを幸英明騎手でということでしたが、本日の出馬想定表では4月7日 阪神1R 3歳未勝利 ダート1200m 牝馬限定戦に出馬想定されています。このレースの場合鞍上は未定ですが、前走騎乗していただいた幸英明騎手も今のところ騎乗予定の馬はおりません。

 4月7日 阪神1Rですと、フルゲート16頭のところに想定数35頭。前走2着馬が3頭、前走3着馬が6頭(ハル含む)と牝馬限定戦とはいえ無茶苦茶ハイレベルです。

 4月7日 阪神3Rですと、フルゲート16頭のところに想定数は25頭。牡馬との一般戦ですが、前走2着馬が1頭いるだけ。

 いずみちゃん、応援に行く私も朝が辛いし、3Rにしましょうよ。

 なお、流動的ですので、詳細な出馬想定表は割愛させていただきます。本日クラブ公式HPでも近況報告がなかったように両睨みなのでしょう。

これ以降は2012年4月5日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 4月7日 阪神3R 3歳未勝利 ダート1400m 混合戦 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
エナジーブルー 柴山雄一  9/24 未勝利 阪神芝1400 15 12
ギリア 川島信二 初出走
キングオブセイント 丸野勝虎  1/22 未勝利 小倉ダ1700 12 12
クリスタルシチー 菱田裕二  2/25 新馬 阪神芝2000 14 10
クリビツテンギョ 中井裕二  3/11 未勝利 阪神ダ1400 15
サフィラ 太宰啓介 11/13 未勝利 京都芝1600 10
サンライズガイア 北村友一  1/14 未勝利 小倉ダ1700 11 10
タガノバルベッタ 木村健 初出走
タマラマ M・デムーロ  3/24 未勝利 中京ダ1400
ハルシュタット 幸英明  3/10 新馬 阪神ダ1400 B+
フェローズ 藤岡佑介  2/19 未勝利 東京ダ1300
フミノメルキオール 小林徹弥  3/18 未勝利 阪神ダ1400
ベネフィットユー 国分恭介  3/04 未勝利 中京芝1400 12
ミッキークリスエス 佐藤哲三  2/26 未勝利 阪神芝1800 12 13
メイショウステージ 小牧太  3/10 新馬 阪神ダ1400 10
メイショウユメゴゼ 武豊 初出走

騎手の太字は乗り替わり

 結局、出馬想定されていた阪神1Rの牝馬限定戦ではなく、クラブ公式HPでずっと言われていた3Rで確定しました。

 ハルシュタットは想定されていた阪神1Rなら牝馬限定戦とはいえ、前走2着馬3頭、前走3着馬3頭と非常に層が厚く、厳しいと思えます。

 しかし、実際に出馬する阪神3Rは前走2着馬が1頭、前走3着馬はハルシュタット1頭です。これはもう、2番人気確定ですね(笑)。

 とにかく、勝って欲しいですが、前走同様人気を下回らないでくれれば十分です。

●阪神ダート1400mコース解説

 スタート地点は2コーナーの奥のポケットの芝の部分。ただし、芝1800mや芝1400mよりも内側にあり、芝コースの本線とは重ならない。ダート1200mのスタート地点からそのまま左に200m延長したところにある。
 3コーナーまでの距離は542m。内と外では距離が違うが、かなり芝部分を走ることになる。
 テンからペースが厳しくなり、前半の方が確実に流れが速い。ラスト1ハロンのところでグイと13秒台まで時計がかかり、そこでの凌ぎ合いが見もの。
 逃げ馬は苦戦傾向。上位3頭は逃げ、先行馬同士ではなかなか決まらず、1頭は差し馬が突っ込んでくる。そのあたりを考えて馬券作戦を立てたい。
 枠順は揉まれやすい最内が不利。あとはほぼフラットだが、外枠が若干有利なのが特徴。多頭数になった方がその傾向は強い。
 最近はクロフネ、フレンチデピュティといったヴァイスリージェント系の種牡馬の活躍が目立つ。

有利な枠順 最内不利で外有利
有利な脚質 先行
ポイント 先行力、枠順
種牡馬ベスト アフリート、ジェイドロバリー、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、藤田伸二、福永祐一、四位洋文
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分26秒8 1分26秒8 1分26秒5
2歳未勝利 1分26秒7 1分26秒6 1分26秒4 1分25秒4
2歳オープン 1分25秒4 1分25秒8
3歳新馬 1分27秒2 1分26秒9 1分26秒6 1分25秒7
3歳未出走 1分27秒1 1分26秒5 1分27秒2 1分26秒1
3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒3 1分25秒8 1分25秒5
3歳500万 1分25秒5 1分26秒0 1分25秒0 1分24秒8
古馬500万 1分25秒3 1分24秒7 1分24秒0 1分24秒7
古馬1000万 1分24秒5 1分24秒6 1分24秒0 1分24秒5
古馬1600万 1分23秒8 1分23秒6 1分24秒1 1分23秒2
古馬オープン 1分23秒3 1分22秒8 1分22秒2 1分22秒2

●騎手は幸英明騎手 ほっさん評価「A+」

 今回もハルシュタットの鞍上は前走に引き続き幸英明騎手です。前走は4番人気3着と人気以上に持ってきてくださり、しかも上位2頭の走りを見ているとこれ以上はないという騎乗でした。当然今回も彼にお願いしたいですし、言うことないですね。

 幸英明騎手と言えば、牝馬3冠のスティルインラブ、騎乗回数、そして真面目で最後まで諦めずに追ってくれる印象の騎手ですが、人気通りの着順という印象が強いです。今回のハルシュタットも人気になるでしょうから、人気以下にならなければそれでいいですね。

 私ほっさん愛馬としては4回目の騎乗となりますが、バノックバーンでは3番人気のものを10着に沈めて引退への花道を作ってしまいました。もっとも、距離も長かったのですが、褒められた騎乗ではありませんでした。

 しかし、それ一回でダメな騎手とか、相性が良くない騎手というつもりはありません。もちろん、期待の大きな騎手です。ハルシュタットをお願いします。


 2012年4月6日現在、中央通算911勝、勝率7.1パーセント、連対率15.1パーセント。GTはスティルインラブの牝馬3冠とファイングレインによる高松宮記念の4勝。重賞は27勝。GT勝ちが少し少ないが、立派に一流騎手の成績。

 昨年(2011年)は中央55勝、勝率5.9パーセント。今年はここまで14勝、勝率5.4パーセントと例年通りをやや下回る。


 正月競馬をあまり得意とせず、その年の初勝利までに2007年は121戦、2009年は95戦を要した。しかし年間を通しては2004年から2010年まで7年連続で50〜60勝(勝率5.4〜6.6%)と安定した成績を残している。



 幸英明(みゆき ひであき)は1976年1月12日生まれの36歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している19年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。現在はフリー。鹿児島県鹿屋市出身。幸の姓は母方のものである。

 JRA所属騎手の中でも屈指の騎乗回数を誇る。池添謙一と仲が良い。一時期ルックスがペ・ヨンジュンに似ていると持て囃された。藤田伸二、高田潤のブログにおいても「(競馬界の)ヨン様」と記されている。


 1994年、谷八郎厩舎所属でデビュー。田島良保JRA調教師(元騎手)、田原成貴(元JRA調教師、元騎手)は兄弟子の間柄にあたる。同期(競馬学校の10期生)は吉田豊、渡辺薫彦、岩部純二、小林久晃、植野貴也、菊地昇吾ら。

 1997年3月15日、中京競馬第3競走においてJRA通算100勝を達成。その後もコンスタントに好成績を残し、関西リーディングの上位に名前を連ねるようになる。

 1998年に谷厩舎が解散してフリーになる。同年の秋に京阪杯(ブラボーグリーン)で重賞初制覇を飾った。

 2003年の桜花賞でスティルインラブに騎乗し、念願のGT初勝利。同馬とのコンビで、優駿牝馬(オークス)、秋華賞も制し、メジロラモーヌ以来2頭目の牝馬三冠へと導いた。牝馬三冠達成により、同年の第17回ワールドスーパージョッキーズシリーズでは「推薦枠」で出場した。この年、キャリア最多となる76勝を挙げた。

 またブルーコンコルドとのコンビで活躍し、JBCスプリント連覇(2005年・2006年。ただし2006年はコース(川崎競馬場)の都合によりJBCマイルとして行われた)、マイルチャンピオンシップ南部杯3連覇(2006年〜2008年)の他、東京大賞典(2006年)、かしわ記念(2007年)を勝ち、ダートGT・JpnT計7勝をあげた。

 2008年3月30日、第38回高松宮記念をファイングレインで制覇し、4年6ヶ月ぶりに中央競馬のGTレースでの勝利をあげた。

 2009年5月9日、武豊に次ぐ史上2番目のスピードで1万回騎乗を達成(デビュー15年目)。この年の年間騎乗回数は968回で、従来の記録(岩田康誠、2006年、952回)を上回ったが、内田博幸が年間975回騎乗のため中央競馬記録とはならなかった。

 2010年5月22日、京都競馬第4競走でにJRA通算800勝を達成。同時にJRA史上最速(当時)・最年少記録となる通算11000回騎乗を達成した(デビューから16年2か月18日)。12月26日、阪神競馬第2競走で史上初となるJRA年間騎乗回数1000回を達成(騎乗馬・タマモダイナミック・1着)。最終的には1008回に伸ばした(中央競馬記録)。

 2011年6月12日、阪神競馬第3競走で通算12000回騎乗。デビューから17年3ヵ月8日、35歳5ヵ月1日(JRA史上最速・最年少記録)で達成。



 「2010年に史上初の年間1000回騎乗を達成し、2011年の6月には史上最速で1万2000回騎乗を達成した。とにかく乗りまくっている。基本的に無理せず落ち着いて立ち回るタイプ。外を回したり、マクッたりする競馬は少ない。ただ、悪く言えば消極的で、レース序盤では押したり引いたりしてリズムを崩すケースが見られる。追いに関しては甘さがあり、全キャリアで1着が878回、2着が988回と、2着が100回以上も多い。2011年の1番人気馬での成績は[11・6・4・11]の勝率.344、連対率.531。単勝5630円、7390円、7070円と大きな穴があり、単勝回収率き78パーセントと騎乗数を考えたら高い数字になっている。コース別では目立った偏りはなく、芝・ダート別ではダートで連対率が良い年が多い。幅広い厩舎で騎乗しており、数を乗って連対率も良いのは湯窪幸雄、西園正都、北出成人、藤沢則雄の各厩舎。これからも”頑張り屋”としてキャリアを積んでいくだろう。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績 (3戦0勝)

 2007年 3月17日 エクストラシチー 3歳未勝利 中京ダ1000m 8着/8番人気
 2011年 9月11日 バノックバーン  3歳未勝利 阪神芝1600m 10着/3番人気
 2012年 3月10日 ハルシュタット  3歳新馬   阪神ダ1400m  3着/4番人気

これ以降は2012年4月6日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「タマラマの前走は内で砂を被って苦しい形。それでも3着に決定的な差をつけた。相手に恵まれたここはチャンス。フミノメルキオールは久々の前走が上等。上積みあり。ハルシュタットはレースを経験した上積みが見込める。

短評は「平穏」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
メイショウユメゴゼ △△
サフィラ
タマラマ △△
フェローズ
クリスタルシチー
ミッキークリスエス
ハルシュタット △△ △△
サンライズガイア
メイショウステージ
フミノメルキオール
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
タマラマ 2.7
フミノメルキオール 4.3
ハルシュタット 6.5
メイショウステージ 9.2
メイショウユメゴゼ 10.5
サフィラ 10.8
フェローズ 13.5
以下22倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ハルシュタット 52 52
タマラマ 74 60 68 74
フミノメルキオール 60 57 60 59
クリスタルシチー 40 40



今週の狙い馬(月曜日の記事)

石井 健太郎TM

「調 教   はじめまして。2011年に入社した石井健太郎と申します。競馬にハマるキッカケになったファイトガリバーの桜花賞からちょうど16年。競馬に対する純粋な気持ちはあの頃から変わっていません(多分)。まだまだ実力不足ではありますが、少しでも皆様のお役に立てるような情報をお伝えできれば、と考えています。今後ともよろしくお願いいたします。ハルシュタット(3歳未)を初の推奨馬に。」

 ということで、石井 健太郎TM、記念すべき初指名馬はなんと我らが愛馬ハルシュタット。嬉しいですね。

デイリー馬三郎

吉田順一 本紙の見解

「中京でA、A着のタマラマだが、競馬場の回りよりは距離が合っていた印象。力のいる砂質でも心配のないタイプ。ここ2走の内容を素直に信頼する。」

◎ タマラマ
○ フェローズ
▲ ベネフィットユー
△ ハルシュタット(7番手評価)

以下省略

ハルシュタットは ◎(本命)印はありません。〇(対抗)2記者、▲(3番手評価)5記者。
タマラマは13記者中12記者が◎印です。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ハルシュタット(3着)

 「初めてでもあって、ゲートを出てから外に逃げていましたね。でも力は感じましたし、次は違うはずです。」(幸英明騎手・競馬ブック)

 「返し馬からいいフットワークを見せていて、いい感触だったのですが、レースに行くと外へ外へ逃げていました。このあたりは初めての実戦でしたし、使いつつ解消していくと思います。レース振りからなかなかのセンスを感じましたし、次が楽しみですね」(幸英明騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「速い調教はそれほど本数を乗っていたわけではありませんが、デビュー戦ですし少し余裕をもって送り出しました。直線で前と離されてしまいましたが、初めての競馬ということを考えれば決して悪い走りではなかったと思いますし、一度使ったことで次はもっと競馬がしやすくなるでしょう。本日は中京競馬場に臨場しているためにまずは馬の状態をしっかりと見たいと思いますが、まだ脚元が固まっていないために負担のかかりやすいところがありますから、より慎重に今後の事を考えていきたいですね」(清水出美調教師・キャロットクラブ公式HP)

 「初めてということもあって、ゲートを出てから外へ逃げていた。それでも3着まで来ているし、使ったことで今度は違ってくると思う」(幸英明騎手・デイリー馬三郎)

 「ゲートを出てからは外へ逃げ通しでした。でも初戦だし、次は変わってくると思います」(幸英明騎手・ラジオNIKKEI)
 「やや太目。冬毛。押して先行。スタート後から外に逃げていたが、それでも道中は手応え良く追走。直線は右手前のままでジリッぽくなったが、内容は上々。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

ハルシュタット

 「道中は外に逃げ気味だったけど、いいスピードを見せた。中間も順調で勝ち負けを期待。」(松水助手・デイリー馬三郎)

 「水曜日は坂路を軽く上がってから、Pコースで追い切りました。だいぶ気持ちが乗ってきているので、無理ないように馬なり程度ですが、終いは12秒2といい反応を見せていましたよ。前走は八分ぐらいの仕上がりだったことを考えると上積みは大きいでしょうし、とにかく順調に来ていますからね。スムーズな競馬ができればチャンスと思っています」(清水出美調教師・キャロットクラブ公式HP)

●ほっさん予想

 1番人気が予想されるタマラマですが、確かにここ2走の内容が素晴らしいですね。競馬ブックのスピード指数でも68、74と未勝利優勝ラインを超えています。

 対する我らが愛馬ハルシュタットは3着だった前走のスピード指数が52。相手に恵まれての平凡な3着ということになります。ただ、新馬戦であり、叩き1走目ですし、8分仕上げでしたので、上積みはあるでしょう。

 ・・・というものの、競馬ブックの調教評価でも毛ヅヤが悪いということで、前走後も冬毛が目立つとありましたし、決して万全の状態ではないと思われます。追い切りも中3週にしては恐ろしく軽いですし。

 これらをトータル的に考えるとやはり2、3着ということになりそうです。ただ、まだまだ上を目指したい馬ですし、大幅な時計の短縮など負けてもいいところが見たいですね。

●明日は口取りの権利を持って現地応援致します

 明日は本来は仕事の日ですが、随分と前からハルシュタットの応援に行きたくて(デビュー戦は行けませんでしたから)融通をつけています。先週に引き続き、口取りに参加したい私としては早速権利を応募したところ、14分の10の確率で当選(今回、8日のキャロパーティ出席の為、多少の優先が入ったものと思われます)。口取りの権利を持って現地応援致します。

 当然、夜は写真多数付き現地観戦レポートをアップする予定です。

 昨年は同じようなパターンがあり、マデイラの新馬戦優勝口取り参加の次週、プリュムで2週連続の口取りを狙うも2着に敗れ惜しくも2週連続の口取り参加は実現しませんでした。

 今回こそはの意気込みで、2週連続口取り参加を狙います。

これ以降は2012年4月10日に作成

●パドック

 当日は1つ前の2Rにルクソール様のレッドプレイヤーが1番人気で登場ということで、慌ただしく走っていました。

 以下の写真は全て撮影順です。


レース26分前。タマラマが1.6倍で断トツの1番人気です。我らが愛馬ハルシュタットは10.9倍で3番人気です。



前走のデビュー戦は仕事で行くことができずにハルシュタットとは初めてのご対面。



シンプルすぎるメンコのせいか、あまり強そうに見えません(笑)。



この写真でもわかるようにとにかく冬毛が目立って毛ヅヤは悪かったですね。まだまだ本調子ではないと感じました。



アップにしても毛ヅヤの悪さは目立ちます。



反対側から。



それに比べて断トツの1番人気タマラマの毛ヅヤのピカピカなこと。気配も抜群で、これは勝てないと思いました。



とまーれーのあと。そんなに狭くもないのに助手をギリギリで交わしハルシュタットに近づく清水出美調教師。



毛ヅヤはパッとしないものの、それ以外の状態は良く笑顔の清水出美調教師。



終始ご機嫌でした。



こちらは最下位人気に甘んじるクリスタルシチーと菱田裕二騎手。



結局15着・・・。



こちらも終始笑顔の2番人気馬フミノメルキオールに騎乗する小林徹弥騎手。なかなか良い馬は回って来ませんからねぇ。



キングオブセイントに騎乗する公営・名古屋所属の丸野勝虎騎手。



橋口弘次郎厩舎のクリビツテンギョ(びっくり仰天の業界用語)に騎乗する中井裕二騎手。

●本馬場入場


翌日は桜花賞だと言うのに、3分咲きにもなっていない阪神競馬場の桜。



同期は翌日クラシック第1戦を迎えるというのにいまだ未勝利戦で燻っているハルシュタット。



ずっと幸英明騎手で良いと思います。相手が強過ぎるだけで上手くハルシュタットの能力を引き出してくれています。



長い間トコトコと歩いていました。



スクリーンに映し出される上位人気馬ハルシュタットと現物。

●レース 


ハルシュタットのスタートはやや遅れます。



そこからグイグイと押されると素晴らしい二の脚で加速し、一度はハナに立つものの、



断トツの1番人気タマラマがハナを主張し、結局3番手で進めます。

 ハルシュタットは芝の部分での加速が素晴らしいですし、芝でもやれる気がします。

 4コーナーでも前を射程圏内に入れ、抜群の手応えで外を追走しますが、仕掛けられたタマラマには全くついて行けずに離される一方。早々に2着争いに加わることになります。


直線に向いてすぐは2着かと思われたハルシュタットですが、2番人気のフミノメルキオールの脚色が良く、あっさり交わされます。



ここまでは良いのですが、複勝を厚く買っている私としてはこれ以下の着はいけません。



武豊騎手騎乗のメイショウユメゴゼが最後凄い脚で上がって来て、私が見ていたポジションからは最後の最後で交わされたと思いました。しかし、家族が見ていたゴール前ですと、ハルシュタットが3着だったと言われ、安堵しました。



結局4着馬とはアタマ差の際どい3着。しかし、大きな3着です。2戦連続馬券圏内。しかも牡馬との混合戦です。これは期待できますね。




馬券はとにかく断然1番人気の6番が良く見え、ハルシュタットは毛ヅヤが悪過ぎましたから、複勝が本線です。最後は武豊騎手に凄い勢いで迫られて生きた心地がしなかったですね。



現地馬券ではないので、私は値打ちが低いと思っていますが、同日出走する愛馬エスペランサシチーの単勝馬券も買いました。

●時計の評価

 今回のハルシュタットの走破時計1分26秒4良馬場は、阪神ダート1400mの3歳未勝利クラスの平均勝ちタイム1分26秒6良馬場を上回っており、まさに相手が悪かったと言えるでしょう。牡馬との一般戦でこれだけやれるのですから、牝馬限定戦でしたら人気の中心でしょうね。

 また、前走は同じコースで締まった脚抜きのいい馬場で1分27秒5重馬場でしたから、そこから比較すると単純に約2秒程度は時計を詰めたと考えていいのではないでしょうか。

 今回の時計でもまだまだ冬毛が出まくっており、決して完調と言えない状態でのものですから、牝馬が得意の夏が来て、毛ヅヤも良くなった頃なら、もっともっとやれるでしょう。とにかく楽しみです。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ハルシュタット(3着)

 「今日は外へ逃げなくて、2戦目で上手に走れました。とはいえ、3角で押したらハミを噛んでムキになったんです。そこさえスムーズだったらもっと際どかったと思います。」(幸英明騎手・競馬ブック)

 「終始楽な手応えでしたが、3コーナーで少しだけハミを噛んでしまったのが直線の伸びに響きました。あそこがスムーズなら勝ち負けになったと思います。ちょっと前向きすぎるところはありますが、外に逃げるようなこともなく初戦より走りが上手になっていましたし、すぐにチャンスは来るでしょう」(幸英明騎手・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

ハルシュタット(3着)

 「冬毛は目についた。ジワジワと押し上げ、直線では2着争いに加わる。ゴール前で若干甘くなったが、今日は外に逃げる面も見せずスムーズに走れていたと思う。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が180万円。内国産馬奨励金が18万円。特別出走手当が356000円ですから、合計2336000円ということになり、1口ですと4200円程度になると思われます。

●今後の展望

 冬毛が出ていて決して万全ではない状態でありながら、しっかりと時計も詰めてくれましたし、次走はまだ上積みがあると思われます。正直、牧場での溢れんばかりのスピードからはもっと圧勝かと思っていただけに、そういう意味では不満ですが、少なくとも現状未勝利戦では力上位ですし、まずは1つ勝つことが何よりも先決ですから、それは叶えてくれるでしょう。

 次走も人気の中心になることが予想されます。牝馬限定戦ならなおさらでしょう。楽しみですね。また口取りの権利を持って行きたいなぁ。

●最後に

 前走で優先出走権を持ちながら、中3週と権利が使えるギリギリまで出走を延ばしたように、我らが愛馬ハルシュタットの状態はいいとは言えません。不安視される脚元、冬毛が出ているように体調も万全ではなく、少しでも出走間隔を延ばし、良い状態で出走させたいという陣営の考えがわかります。

 今回も3着で次走への優先出走権を見事に確保しましたが、毛ヅヤの関係からもまた中3週程度での出走が良いのではないでしょうか。明日のクラブ公式HPの近況更新が楽しみです。

 しかし、デビューして2戦とも3着以内とは、本当に安価で良い馬に巡り合えました。まだ勝利は得ていないですが、私ほっさんとしては、この2戦だけでもかなり満足です。最初からこの馬でクラシックなどとは思っていません。そもそも父がファスリエフというだけでも短距離専用馬ですからね。

 とにかく大崩れなく、次走も馬券圏内に入って欲しいですね。今回のレースと同じ日に勝った愛馬エスペランサシチーのように、相手に恵まれれば、次走で優勝ということも十分にあるでしょう。いずれにしても楽しみです。


 次走も休みを合わせて現地に応援に行きたいぞ。頑張れ、ハルシュタット!!

最後までご愛読ありがとうございました

2012年3月15日立ち上げ 29日、4月4日、5日、6日、10日加筆

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2012年 3月10日 デビュー戦 3歳新馬 阪神ダ1400m (3着/4番人気)