ハルシュタット(フェリークの09) 第16戦


キャロ愛馬第12号は2010年第一次募集での唯一の当選馬。

第一次募集応募総額73万円も当選したのは3万円のハルシュタットのみ。


デビューから2戦は3着3着と主場で安定した成績。必勝を期す為に福島に遠征した3戦目は距離短縮も利いて6馬身差の圧勝。走破時計も同日の古馬500万クラスの勝ち時計とコンマ2秒しか変わらず。


3歳夏を成長促す為に休養に充てたものの、復帰してからは14着、16着、7着、11着、13着と大敗続き。直線で全く伸びずに走破時計も未勝利クラス以下の凡走。

2年連続未勝利戦圧勝の福島開催の1週前の新潟に意味もなく出して大敗し、福島ダート1150mは除外。しかも福島に出走できるという甘い読みから仕上げてしまっており、仕方がなく中京に出すもピークは過ぎており直線で持たず。

馬も在厩時間と共にストレスが大きくなりすぎて走らなくなるし、調整も下手、レース選択も下手で能力を引き出すことで全く出来ていない。そんな清水出美厩舎が定年解散となり戦績から関東の新規開業厩舎に転厩されるのだろうと思ったら、なんとなんと栗東のしかも友道康夫厩舎!!

友道康夫厩舎と言えば毎年30勝程度は勝ち星のある超優良厩舎。普通なら、こういうところからは出されるはずの500万クラスで頭打ちの1勝馬なのに素晴らしい厩舎へ転厩。

今まで適切なレースに適切な状態で出走させてくれなかった会員の不満を受け取った形なのか。とにかく驚きと共に、本当にラッキー。


そして転厩緒戦となった前走は、入念に調教を施され、動きは過去最高で期待されたが出走馬16頭の内13頭が前走掲示板の豪華すぎるメンバー構成で12着といつも通りの着だった。それでも走破時計は極端に悪くなく、以前よりも随分と良い内容だった。


前走後優先権が取れなかった為に7月23日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。当初小倉で使う予定も馬房の都合で放置プレイになり、栗東トレセンに帰厩したのは小倉開催が終了した9月17日(T_T)。


10月12日 京都3R 500万下 ダート1400m 牝馬限定 定量に出走!!

フルゲート16頭のところに想定数は17頭。結局14頭で確定。

同世代の愛馬プリュムと初対決。

鞍上は前走に引き続き藤懸貴志騎手。

13着/14番人気。

調教の動きが良く期待されたが、3角ではもう手応えが悪くなり、直線までは我慢するものの直線で失速。やはり重度の”走るのを止めちゃう症候群”で引退期限までの短時間での回復は難しいと思われる。

しかし、しっかりと仕上げて出走させてくれる友道康夫先生のやり方には満足。前厩舎で負け癖が付きすぎた。引退期限までしっかりと走りきってくれれば十分。


レース回顧と時計の分析、レース後の藤懸貴志騎手と友道康夫調教師のコメントを掲載。

(2014年10月16日立ち上げ即完結)

2014年10月16日立ち上げ

●前走後、7月23日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ましたが、9月17日に栗東トレセンに帰厩しました

 清水出美調教師の定年引退後、それまでの清水先生のやり方に不満を覚える会員も多く、この手の馬としては大変珍しいリーディング上位の友道康夫厩舎への転厩となった我らが愛馬ハルシュタット。前走の転厩緒戦は、今までの中途半端な仕上げと違い、友道康夫先生の元でビッチリと仕上げられ期待されましたが、出走馬16頭の内13頭が前走掲示板確保の馬と大変ハイレベルなレースに出走し、12着と着としては奮いませんでした。それでも走破時計は格段に悪いわけではなく、次に期待させるものでした。

 以下は7月24日に更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告です。
23日にNFしがらきへ放牧に出ました。「先週の競馬は、約半年ぶりの実戦でしたし、転厩初戦で正直不安の方が大きかったんです。直線で苦しくなったのは久々の分仕方がないとして、道中の進め方などはなかなか見どころがありましたし、こちらとしても手応えを掴めた一戦でした。優先出走権を確保できなかったので、間隔を空けるためにひと息入れますが、小倉開催中に使って行くつもりです」(友道師)

 ということで、ハルシュタットは前走後7月23日に間隔を空けるためにノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。

 当初は上記にもありますように、小倉開催を目指すはずでしたが、特に調子が悪いわけでもなく、馬房の都合で放置プレイとなり、小倉開催が終了した9月17日によーーーーーーやく栗東トレセンに戻されました。

 引退期限まであと半年ほどですが、どこかでアッと驚く良い走りを見せて欲しいですね。

●追い切り情報(10月16日作成)

前走前 7月16日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
藤懸貴志
4F 53.1
3F 38.8
2F 24.9
1F 12.7



9月19日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 66.6
3F 46.2
2F 29.4
1F 14.4


9月21日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 62.7
3F 45.3
2F 29.4
1F 14.6


9月24日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 62.4
3F 44.2
2F 28.7
1F 14.1


9月25日 栗東坂路 不良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.9
3F 39.2
2F 26.4
1F 13.7


9月27日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 65.1
3F 45.0
2F 29.3
1F 14.7


9月19日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 66.6
3F 46.2
2F 29.4
1F 14.4


9月19日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 66.6
3F 46.2
2F 29.4
1F 14.4


9月21日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 62.7
3F 45.3
2F 29.4
1F 14.6


9月24日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 62.4
3F 44.2
2F 28.7
1F 14.1


9月25日 栗東坂路 不良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.9
3F 39.2
2F 26.4
1F 13.7


9月27日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 65.1
3F 45.0
2F 29.3
1F 14.3


9月28日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.4
3F 43.2
2F 28.2
1F 13.4


9月30日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.9
3F 44.4
2F 29.4
1F 14.7


10月1日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 52.5
3F 38.0
2F 25.7
1F 13.4


10月5日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.9
3F 41.8
2F 26.8
1F 13.1


10月8日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 62.9
3F 44.1
2F 28.9
1F 14.6


10月9日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
藤懸貴志
4F 54.4
3F 39.4
2F 25.5
1F 12.6
 9月19日、17日に帰厩後早速終い3ハロン16−15−15で追い切られました。

 9月21日、今回は終い3ハロン全て15秒で調整されました。

 9月24日、終い1ハロンは14秒と終いを伸ばして調整されています。

 9月25日、一杯に追い、全体の時計が53秒台、終いは少し脚が上がって13秒7でした。それでも以前のハルシュタットと比べると実に良い動きです。以前ならこの動きなら調教師が我慢仕切れず出走でしたが、これでもまだあと2週ほどは乗り込む予定ですから、これは期待出来ますね。

 9月27日、終い3ハロンを15秒で追い切られました。ハルシュタットは馬格がありますから、やはりこのくらいは乗り込まれても大丈夫ですよね。

 9月28日、16−15−15−14程度で追い切られています。終いを伸ばすことに重点が置かれています。終いで失速するハルシュタットですから、まさにこういうやり方がいいのでしょうね。

 9月30日、終い3ハロン15秒で追い切られました。しっかりと乗り込まれていて楽しみですね。

 10月1日、一杯に追い切られました。全体の時計は52秒5と優秀ですが、終いが13秒4とイマイチです。ここを12秒台で走り抜けて欲しいですね。それでも目出度く自己ベストを更新です。やればできる馬なんです。

 10月5日、終いをかなり意識した乗り方をされています。工夫しているのがよくわかりますねぇ。この厩舎の本気モードに結果で応えたいですね。

 10月8日、終い3ハロン15秒です。明日しっかりと追い切って仕上がりですね。

 10月9日、本番で騎乗する藤懸貴志騎手に跨がって貰い終い重点で追い切られました。全体の時計は54秒4とひと息ですが、終いは注文通りの12秒6。いやはやしっかりやっていただきました。これで結果が出なくても文句はありません。もちろん、結果が出て欲しいですけど・・・。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。ハルシュタット史上もっとも乗り込まれました。これが合うかどうかはわかりませんが、いろいろとやり方を工夫していただけることは有り難いことです。良い結果になると嬉しいですね。

●気になる出馬想定表(10月12日 京都3R)

出馬想定表 10月12日 京都3R 500万下 ダート1400m 牝馬限定 定量 フルゲート16頭 想定数17頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アリエスムーン 浜中俊
ウィットウォーター
ウインクルキラリ 武幸四郎
カレンコティヤール 松山弘平
コリャコリャ 幸英明
スリーカーニバル
セーノークイン
デアリングプライド 岩田康誠
ティップトップ
テーオーレイチェル 義英真
ハルシュタット 藤懸貴志
プリュム 岩崎翼
マーティンオート 和田竜二
ミッキーアップル 松若風馬
モズマッテタワ 川田将雅
ルミナスパレード 福永祐一
レッドメイヴ 藤岡康太

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

結局、1800mではなくて、私の望んでいたダート1400mに想定されており、ホッとしました。ただ、急なことだったのか、鞍上が予定の小崎綾也騎手ではなく、岩崎翼騎手ということになっています。正直、この2人を天秤にかければ、いろんな意味で現状小崎綾也騎手の方が上だと思うので、同じ減量3キロでも、これはちょっとトーンダウンです。

フルゲート16頭のところに現在17頭出馬想定されています。これまた低迷している愛馬ハルシュタットと初めて戦うことになりそうです。しかし、プリュムは勝ち負けできたとしても、ハルシュタットは近況内容からもとてもそこには絡めないと思いますし、お互いがお互いを邪魔することはないでしょう。スーパー未勝利戦の2頭出しなんかだったら目も当てられませんが、今回の2頭出しは歓迎です。お互いここがベストレースだと思いますし。

信頼できるクラブ公式HPではプリュム、ハルシュタット共に”出走可能A”ということで、投票すれば出走は確実です。

●出馬確定表

出馬確定表 10月12日 京都3R 500万下 ダート1400m 牝馬限定 定量 全14頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アリエスムーン 浜中俊  9/14 未勝利 阪神ダ1400
ウィットウォーター 酒井学  6/07 500万 阪神ダ1200 13 15 18 15
カレンコティヤール 松山弘平  9/28 500万 阪神ダ1400 11 15
コリャコリャ 幸英明  9/14 500万 阪神ダ1400 13 15 10 16
スリーカーニバル 古川吉洋  9/28 500万 阪神ダ1400 10
セーノークイン 岩崎翼  7/14 地方 笠松ダ1600
デアリングプライド 岩田康誠 10/05 500万 阪神ダ1200 15 10
ハルシュタット 藤懸貴志  7/19 500万 中京ダ1400 12 16 12
プリュム 岩崎翼  8/17 500万 札幌ダ1700 11 B−
マーティンオート 和田竜二  6/22 500万 阪神ダ1400
ミッキーアップル 松若風馬  9/28 500万 阪神ダ1400 16
モズマッテタワ 川田将雅  8/31 500万 小倉ダ1700
ルミナスパレード 福永祐一  4/06 マーOP 阪神芝1400 13
レッドメイヴ 藤岡康太  9/06 500万 小倉ダ1700 11 11

表中 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績

結局14頭で確定しました。少しでも頭数が減ってくれて有り難いですね。どちらも目指すは掲示板です。

●京都ダート1400mコース解説

 スタート地点は向正面2コーナー奥のポケット。
 2コーナーの引込み線は芝コースになっており、ダート1200mから200m延長した部分はほとんどが芝になっている。外枠に行くほど芝を長く走ることになるが、単純に外枠が有利というわけでもない。ほぼフラットと見ていい。芝も走れる馬に限り有利と言える。
 3コーナーまでの直線の長さはダートコースとしては非常に長い。1200mに比べて馬群は縦長になりやすいが、先行争いが緩くなることはほとんどない。
 逃げ・先行馬が圧倒的に強いコースで、信頼できる軸馬は好位からレースを進められるタイプ。穴を狙う際にも、差し馬よりも人気薄の逃げ粘りを狙う方が効率が良い。
 また、産駒的にも大きな傾向が見られる。フォーティーナイナーやアフリート、ジェイドロバリー、エンドスウィープといった軽いダートを得意とするミスタープロスペクター系の種牡馬が圧倒的に強い。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント スタート、種牡馬
種牡馬ベスト フォーティーナイナー、フジキセキ、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、岩田康誠、福永祐一
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分26秒9 1分26秒0 1分25秒6 1分27秒1
2歳未勝利 1分26秒6 1分27秒1 1分26秒4 1分26秒4
2歳500万 1分25秒4 1分24秒5 1分25秒6
3歳新馬 1分27秒2 1分26秒4 1分25秒8 1分26秒2
3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒1 1分25秒9 1分26秒1
3歳500万 1分25秒5 1分24秒3 1分24秒5 1分26秒0
古馬500万 1分25秒4 1分25秒1 1分24秒6 1分24秒7
古馬1000万 1分24秒6 1分24秒1 1分24秒1 1分24秒3
古馬1600万 1分24秒0 1分23秒4 1分22秒7 1分23秒8
古馬オープン 1分23秒9 1分23秒9 1分23秒5 1分24秒7

●騎手は藤懸貴志騎手 ほっさん評価「E」

 今回もハルシュタットの鞍上は前走に引き続き藤懸貴志騎手です。正直そんなに技術的な巧さを感じる騎手ではありませんが、変に乗り替わるよりも同じ騎手に付きっきりで面倒を見ていただいた方がいいでしょうし、そもそもハルシュタットの戦績から言って、リーディング上位の騎手が乗ってくれるはずもありませんから贅沢は言えませんね。

 我が軍団と藤懸貴志騎手は今回が4度目の騎乗となりますが、過去3戦いずれも人気よりも3つは上の着に愛馬を持って来ていただいておりますし、相性の悪くない騎手と言えます。今回も同様の結果を残して欲しいですね。


 2014年7月18日現在、JRA通算37勝、重賞未勝利。勝率2.8パーセント、連対率7.0パーセントと騎乗馬の質を考慮してもかなり低い。昨年(2013年)は13勝、勝率3.8パーセント、連対率7.7パーセント、本年(2014年)はここまで4勝、勝率2.3パーセント、連対率5.6パーセントと減量が取れて更に厳しい状態。


 藤懸 貴志(ふじかけ たかし)は1993年2月25日生まれの21歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している4年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。平田修厩舎所属。

 2011年に栗東の平田修厩舎所属騎手としてデビュー。同期には嶋田純次、杉原誠人、横山和生、森一馬、花田大昴、高嶋活士がいる。
 初騎乗でいきなり2着し(3番人気)、5、6戦目にも2、3着に入った。その後は期待に反してなかなか勝てず、初勝利は8月20日。142戦目のことで、同期の7人中6番目の遅さだった。翌21日に2勝目を挙げている。


「初勝利の前に2着と3着が8回ずつあった。142戦目の初勝利は単勝3030円の馬で逃げ切りで、2勝目は単勝370円の馬で逃げ切り。共に3歳未勝利で、条件は芝1200mとダート1700mだった。まだ落ち着いて乗れておらず、控える競馬の時には無駄に動かして脚を残せない。追ってからは頑張って手を動かしているものの、まだパワー不足である。」(2012年春・佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績 (4戦0勝)

 2012年 3月17日 クレセントシチー  500万下           阪神ダ1800m 6着/9番人気
 2013年10月27日 オフェーリアシチー 2歳未勝利          新潟芝1200m 前日の落馬負傷により丸田恭介騎手に乗り替わり
 2014年 2月 9日 オフェーリアシチー かささぎ賞 3歳500万下 小倉芝1200m  8着/12番人気
 2014年 7月19日 ハルシュタット   500万下            中京ダ1400m  12着/16番人気


2012年3月17日 500万下 クレセントシチーに騎乗する藤懸貴志騎手。6着/9番人気。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「外に出せれば確実に伸びるミッキーアップル。前走は勝ち馬が強かったが、このメンバーなら実力は一枚上。今度は決める。相手は、立て直して馬体が良くなったルミナスパレード、久々でも地力あるマーティンオート、先行して渋太いカレンコティヤールが有力。」


短評は「軽量馬注」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ルミナスパレード △△
プリュム
コリャコリャ
デアリングプライド
アリエスムーン △△
モズワッテタワ
ミッキーアップル
カレンコティヤール △△
セーノークイン
マーティンオート
ハルシュタット
レッドメイヴ △△
二重△は△△で処理
あとは無印


スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
プリュム 79 65 70 68
ハルシュタット 79 64 38 55
ミッキーアップル 78 76 78 75
カレンコティヤール 77 74 47 76
マーティンオート 78 73 76 75
ルミナスパレード 75 75 63 62


デイリー馬三郎

本紙の見解

「ダートに戻す◎ルミナスパレードを狙う。芝の新馬戦を勝っているように万能型だが、今回と同じ舞台の3走前が鼻差のA着と惜しい内容。良好な攻め気配も加味して本命に推す。スピードを生かす○カレンコティヤールが対抗。〈浜口〉」

◎ ルミナスパレード
○ カレンコティヤール
▲ ミッキーアップル
× マーティンオート
☆ デアリングプライド

以下省略

プリュム、ハルシュタット共に本紙無印(>_<)

プリュムは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、×(4番手評価) 2記者、△(6番手以下評価) 3記者、無印 7記者

ハルシュタットは全13記者中 全記者無印(T_T)

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

プリュム(6着)

 「スタートは今ひとつでしたが、道中はいつでも動ける位置で運びました。タメても脚を使えなかったので、やはり前、前で競馬をした方がいいのかも知れません。」(福永祐一騎手・競馬ブック)

 「スタートがゆっくりになってしまいましたし、まわりが速かったので下手に追いかけず溜める競馬にしました。前走でちょっとハミの取り方のバランスがもうひとつだったので今回はハミを微調整してもらい、そのおかげでフォームやハミのはまり方は前走よりも良く、リラックスして走れていました。それだけに直線でもっと反応していいはずなのですが、前回と同じように追ってからがさっぱりでした。気持ちの面で波が出やすいのかもしれないけど、もっとやれていいはずですし、結果を出せず申し訳ありません」(福永祐一騎手・キャロットクラブ公式HP)
 「ブリンカー。中団に控えて外目をなだめつつ追走。ただ、勝負どころから伸びずバテずで流れ込み。時計も速かったが、この距離も若干長いか。」(競馬ブック)

ハルシュタット(12着)

 「追い切りの感じではちょっと乗り難しいところがある印象でしたが、実戦ではまったくそのようなところを見せず、スムーズに走ってくれました。直線を向いた時の手応えは抜群で、追ってからもいい伸びだったのですが、最後の坂で苦しくなってしまいました。このあたりは久々も影響したと思いますし、このクラスで通用するスピードはありますね」(藤懸貴志騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「転厩初戦で、手探りな部分はありましたが、着順はともかく内容としては決して悲観するものではなかったと思います。4コーナーは持ったままでしたし、平坦小回りな小倉なら1700mでもこなしてくれそうです。久々を使って息の持ちも良くなると思います。優先出走権を外したので、間隔を空けるために少し放牧に出してから小倉開催を狙っていくつもりです」(友道康夫調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

プリュム

 「体をふっくら見せて、ケイコでも集中して走れている。休養の効果に期待。」(蒲原助手・デイリー馬三郎)

 「放牧は挟みましたが、状態は良好。ベスト距離の1400メートルで、粘り込みを期待したいですね。」(羽月友彦調教師・競馬ブック)

ハルシュタット

 「最近の成績から強気になれないが、休ませたことで状態は良くなっている。」(大江助手・デイリー馬三郎)

 「前回は転厩緒戦。掛かると聞いていたんですが、その点は問題なかったですね。ひと息入れて気配良化。もっとやれそうです。」(友道康夫調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

「どちらが先にやめちゃうか」

 プリュムは岩崎翼騎手で想定されていましたが、当初予定の小崎綾也騎手が乗ってくれるので期待度アップです。

 ・・・とはいえ、今をときめく福永祐一騎手が乗っても走るのをやめちゃう症候群を治せないわけですから、普通に考えて新人の小崎綾也騎手では・・・というところでしょう。ただ、減量騎手は魅力ですし、以前上村洋行騎手の手が合ったように、人馬が合う合わないというのはあります。その辺りに期待します。逆に言えばその辺りしか頼るところがありません。

 ハルシュタットも前の厩舎の時よりも動きが良いですし、いつ大駆けがあっても不思議ではありませんが、反面負け癖がついてしまっており、こちらも最後まで走り切りません。

 まさにタイトル通り、”どちらが先にやめちゃうか”状態です。

●パドック

 プリュムの馬体重は前走プラス6キロの454キロでこれでもまだもう少しふっくらとしていても良いのではないかと思いました。気配はかなり良く、踏み込みもしっかりとしていて前進気勢が見受けられました。今回初めてチークピーシズを着用しています。

 調教の動きの良かったハルシュタットの馬体重は前走プラス16キロの486キロ。こちらは少し太い気がしました。プリュムと足して二で割れば丁度良いんですけどね。ハルシュタットは少し頭が高く、チャカチャカと歩く感じで、パドック気配としては良くも悪くもなくという感じでした。

●レース 

 プリュム、ハルシュタット共、いつものようにスタートは良く、この2頭が全体の中でスタートは1、2番に良かったのではないでしょうか。しかし、どちらも以前ほどの二の脚がなく、ズブくなっており、次々と二の脚の速い馬に抜かれ、どちらも5、6番手の同じようなポジションに位置します。

 ハルシュタットは3角手前でもう気合いをつけられてムチが入ります。走るのを止めちゃうのは想定通りですが、ちょいと早すぎますね(T_T)。プリュムは抜群の手応えです。プリュムの4角までは抜群の手応えというのはここ2戦いつものことで、直線に向いて追いだしてからが伸びないんですよね。

 手応えがスカスカのハルシュタットもなんとか直線を向くまでは頑張りますが、直線を向いたところ辺りで一気に失速し二桁着が確定(>_<)。期待が大きい方のプリュムはいつもよりも失速感はなく、ジリジリながらも最後までバテずに伸びて来ます。4着馬から離された5着でしたが、レース内容はまずまずだったと思います。減量3キロと小崎綾也くんの巧さだと思います。次もこのコンビで良いのではないでしょうか。

●時計の評価

 今回のプリュムの走破時計は1分25秒0良馬場でした。ハルシュタットの走破時計は1分26秒1同でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分24秒4、勝ち馬の時計が1分24秒5でしたから、競馬ブック誌は今回もバッチリ的中でした。

 プリュムは勝ち馬から0.5秒差と勝ち負けには全く絡めないものの、悪すぎる内容でもなくパンチ不足という言葉がぴったりでしょう。ハルシュタットは調教の良さがレースに出ませんねぇ。

●レース後の騎手・調教師のコメント

プリュム(5着)

 「いつも手応えの割には伸び切れませんが、距離を詰めた今回でも同じような感じでしたね。ただ、今日に関してはもう1列前でレースがしたかったです。動きたくても動けない場面がありましたから。それでも崩れないように力はある馬ですね。」(小崎綾也騎手・競馬ブック)

 「この距離でも、4コーナーまでは持ったままで回ってくるのですが、いざ追い出すと手応えほど伸びてくれません。もう少し促して行ければ良かったのですが、前もごちゃついていてなかなか動けず、行きたいところで行けませんでした。もうひとつ内で我慢できれば違ったかもしれません。うまく乗れず申し訳ありません」(小崎綾也騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「何か変化をつけてみるということでチークピーシズを着用しました。期待したほどレースではそんなに効果はありませんでしたが、堅実に走ってくれているように、力があるのは確かです。今日のレース内容ならば距離を更に詰めてみても対応してくれそうですね。権利も取ることができましたし、来週から福島開催が始まるので京都と合わせてどの番組を使っていくか検討します」(羽月友彦調教師・キャロットクラブ公式HP)

ハルシュタット(13着)

 「京都の1400mですしスタートから積極的に出していきました。道中は良い感じで運べていたし手応えはあったんです。でも3コーナーあたりで急に反応がなくなってしまって…。ステッキを使って強めに扶助をしたのですが、自分から動いてくれませんでした。良い意味でうるさい中に落ち着きもあるし、馬の状態も良かったのですが、馬が少しズルくなっているせいか、ペースが上がった時に止めているような感じも受けました。もっとゆったりと気分良く運んだ方がいいのかもしれません」(藤懸貴志騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「状態がとてもいいので期待していたのですが、勝負どころで走るのを止めてしまったように見えました。ややテンションが高く、ムキになっている感じもするので、テンから楽なペースで走れる距離を使うのもいいかもしれません」(友道康夫調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

プリュム(5着)

 「チークピーシズ着用。スタートは決まったが、スッと行けなかった。4角では手応えは十分。その割には追われてジリジリ。あまり速い脚がない。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 プリュムの本賞金は75万円。特別出走手当が41.4万円。合計115.4万円。1口で割りますと2200円程度になると思われます。

 ハルシュタットは特別出走手当の41.4万円から9着以降ということで2.5万円が減額されますから、389000円。1口で割りますと920円程度になると思われます。

●今後の展望

 今回はあまりに早く”走るのを止めちゃう症候群”が出てしまい競馬になりませんでした。調教での動きが良く期待していたんですけどね。やはり前厩舎での負け癖がついてしまっていて、これはそんなに簡単に治るものではありませんから、引退期限の来年3月までにはどうしようもないでしょうね。

 引退期限までしっかりと走りきってくれればそれで十分です。

●最後に

 調整や使い方が明らかに下手だった前厩舎から、名門・友道康夫厩舎に転厩になった我らが愛馬ハルシュタット。期待されましたが、さすがに3年間でついた苦しい思いや、負け癖が出て大敗を繰り返しています。

 しかし、友道康夫先生はしっかりと仕上げて良い状態でレースに出してくださいますし、調教の動きもこれまでになかったような軽々とした動きです。この仕上げで負けたら仕方がないと思えますし、現状に不満はありません。この調教の動きなら、もう少しレースでやれてもいいとは思うのですが、メンタル面での問題が多いですからねぇ。

 良い馬が揃っている有力厩舎に来たために、これからも大敗続きのハルシュタットは後回しにされ、放置プレイが続くでしょうが、私はしっかりと馬を仕上ればもう少し走る馬なのでしっかりと仕上げて出走させて欲しいとずっと思っていましたから、こうやってしっかりと仕上げて出走させるシーンが見られて十分満足しています。

 やはりもっと早い段階で上手くやっていたら、少なくともあと1つは勝てた馬だと思います。特に福島ダート1150mのコースなら。

 繁殖入りも厳しいでしょうから、少しでも長く現役を続けて欲しいですね。

 頑張れハルシュタット!!引退までにどこかでもう一度現地応援したいぞ。

最後までご愛読ありがとうございました

2014年10月16日立ち上げ

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2014年 7月19日 第15戦 500万下 中京ダ1400m (12着/16番人気) ルクソール様撮影 現地写真多数掲載

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2012年 3月10日 デビュー戦 3歳新馬 阪神ダ1400m (3着/4番人気)