ハルシュタット(フェリークの09) デビュー戦


キャロ愛馬第12号は2010年第一次募集での唯一の当選馬。


第一次募集応募総額73万円も当選したのは3万円のフェリークの09のみ。

もっとも、最優先希望馬枠のアドマイヤセラヴィの09以外は非抽選除外のようだが、それにしても私はキャロ抽選に弱過ぎる。


しかし、フェリークの09は走る雰囲気がプンプン。

近況のコメントが素晴らしく、期待は大きい。

目標は3勝。クリンゲルベルガー級を目指したい。


フェリークの09を徹底分析。

また、購入に至った経緯を掲載。


大物感たっぷりのクラブ近況報告を掲載。


競走馬名がハルシュタット(Hallstatt オーストリアの都市名。文化的景観として世界遺産に登録されている。(独語))になりました。


4月21日22日の第一回産地馬体検査を受検し、JRA競走馬登録が完了しました。

8月29日にNFしがらきに到着しました。

2012年2月2日、栗東トレセンに入厩しました。

2月15日にゲート試験に合格しました。


3月10日 阪神5R 3歳新馬 ダート1400m 混合戦に出走!!

3着/4番人気。

前崩れの展開で唯一粘り切り3着を確保。

牝馬の中では最先着。

勝ち馬は募集価格3600万円の私ほっさん落選馬クローチェ。

ハルシュタットは募集価格1200万円なので、着が3倍開くことは仕方が無い><。

レースセンスを感じさせる内容で、勝ち上がりは順番。


馬格もあり、上積みも感じられることから、次走は勝ち負けへの期待が高まる。


レース回顧と時計の分析、レース後の幸英明騎手と清水出美調教師のコメントを掲載。

(2012年3月12日完結)

2010年11月17日立ち上げ

●フェリークの09を購入

 06年産はプレジャートレイルの06とウインフィオーレの06に応募し次点のウインフィオーレの06のみ当選。

 07年産はレディブロンドの07とローザネイの07に応募し次点のローザネイの07のみ当選。
 
 そして有馬記念大的中により大挙応募した昨年(08年産)は、次の通り。



 昨年は上から順に第1希望から第6希望に(一部、かなりの高確率にもかかわらず)落選し、なぜかクラブで1番人気だったレディプロンドの08(私の中ではポトリザリスの08の次に欲しかった馬)に第7希望で当選。

 確率論からいくと数多の第1希望者を差し置いて、第7希望での当選は天文学的な数字になります。これが今回最優先希望枠制にした前回の矛盾点であります。

 結局、総額48万円の応募に対して7万円の支払い。


 これらのキャロコンピュータに対するあまりの抽選運のなさに弱気の今回でしたが、2009年産募集に対しては2010年9月15日の時点で次のような結論に至りました。

最優先希望馬枠 対象

 1位 54 アドマイヤセラヴィの09
 2位 63 クルソラの09
 3位 79 グッドゲームの09
 4位 52 ディアデラノビアの09
 5位 55 トゥザヴィクトリーの09

 補欠 43 シンハリーズの09
 補欠 12 ペニーホイッスルの09
 補欠 19 タイムフェアレディの09



 最優先枠で確実に買えるのであれば、この中から最優先希望馬枠を使用。最優先枠でも当選確率80パーセントを割り込むようなら、その馬は撤退。

 また、最優先希望馬枠使用馬以外でも、一般枠で抽選に参加できるのなら参加(最優先希望馬枠で400口未満だった場合或いはその可能性がある場合)。

第二次募集まであまっていればすぐに買いたい馬

 ここからは、おそらく第一次募集では満口にならないと思われる馬(あくまでも個人的予想)。第一次募集で満口ならばあっさりと諦めるが、残口があるのなら是非買いたい馬。

 1位 15 ミスティーミスの09
 2位 81 ムガメールの09

近況経過観察馬

 ここからは、おそらく年明けあたりまでは満口になることがないと予想される馬。

 となれば、近況報告にて育成は順調か、故障はないか、気性などは大丈夫か、成長していっているか、早期デビューはできそうか、などのファクターを注意して見て行き、良さそうなら購入。

 もちろん、残口表示が出れば、そこから早ければ2日間くらいで売り切れる可能性があるので、要注意。

 昨年はエイコーンキッドとフェーラシュヴァルをこのパターンで購入。エイコーンキッドは2歳の早期に入厩しゲート試験に合格した。やはり、この順調さ、早さが大切である。いくら素質や能力があっても、ジャングルビジットやトゥエルフスナイトのようになかなかデビューできなければ私としては意味がない。


1位 85 フェリークの09
2位 65 ピューリティの09
3位 82 アーネストデザイアの09
4位 73 ミスエアクラフトの09
5位 75 マチカネエンジイロの09
6位 17 ゲルニカの09
7位 35 ラヴァーズナットの09


 しかし、その後の申込み数の経過を見ると、経過観察予定馬のフェリークの09が結構な人気で、第二次募集には残りそうもない状況でした。

 そこで最終結論は次のようになりました。以下は2010年9月22日に私が出した結論です。


 ・・・で応募内容ですが、昨日ここに書いた通りで行きました。


 自分ではセラヴィの09が一番欲しい馬ですが、最優先希望使用でも2分の1程度の当選確率しかなく、キャロコンピュータと相性の悪い私としては、他の皆様よりも外れる可能性が高いことから(悲)、より高確率(第2希望のクルソラの09もあろうことかセラヴィと同様の抽選確率なので対象外)なシンハリーズの09やビスクドールの09に変更するという選択肢もありましたが、

逃げちゃダメだ

と何度も自分に言い聞かせ、初志貫徹で次のように応募しました。


最優先希望馬

54 アドマイヤセラヴィの09


一般枠

43 シンハリーズの09
52 ディアデラノビアの09
55 トゥザヴィクトリーの09
63 クルソラの09
76 ビスクドールの09
79 グッドゲームの09
85 フェリークの09



 全て200口で申し込もうと思ったのですが、インターネットでは100口までしか入力できなかった為に、抗議の意味も込めて全て1口で申し込みました(JAROに報告することを禁止します)。


 昨日も書きましたように、最優先のセラヴィの09とフェリークの09は抽選対象となるでしょうが、それ以外は非抽選除外(用語の意味はキャロHPにて)を見越しての出馬投票です。

 シンハリとビスクドールがもしかすると最優先希望枠で30口くらい残が出て僅かな確率での抽選に入れるかも!?くらいに考えております。

 申込み状況からいって、クルソラなどは一般枠では買えるわけないのですが、自分が評した馬として、足跡を残したいと思って応募しました。戦う前から結果は見えています。


 そうやっていろいろ考えると、今回の最優先希望馬制は、大口の会員様には厳しい制度だと思いますが、私のように小口の零細会員には嬉しい制度のような気がします(しかし、抽選結果次第で言論が変わります(笑))。


 いずれにしても、10月8日あたりに面白い報告ができると思います。

 なぜかシンハリーズだけ当たっているとか・・・。

 去年の私はそんなだれも考え付かないような結末を迎えましたから・・・。



 そして、結果通知が届きました。



どっしゃー

昨年見た光景と全く同じの1番下だけ〇パターン!!



 もうこうなったら、来年は一番下に一番欲しい馬が来るように細工するゾ。(もっとも、今回は募集番号順でたまたまなのですが)


 ・・・というわけで最優先枠アドマイヤセラヴィの09は案の定外しました。

 ううっ・・・弱過ぎるぜキャロの抽選・・・。

 しかし、かろうじてフェリークの09を確保。・・・ってまた、いずみちゃんところ。縁があるなぁ。


 応募総額73万円に対して3万円の支払い。

 もっとも、セラヴイとフェリーク以外は非抽選除外ですが(笑)。



 結局第一次募集で手にした唯一の馬。それがこのフェリークの09です。

 そのフェリークの09には9月15日の時点で私は次のような評価をしていました。
 

 実は最初の募集馬リストの段階で密かに狙っていた馬。父ファスリエフは種付料200万円だが、日本でも実績は高く、アドマイヤゴルゴ(5勝・オープン・現役・ダート短距離)やミゼリコルデ(4勝・準オープン・現役・ダート短距離)などが活躍中。

 本馬の母は1勝だが、サンデーサイレンス産駒の良血。母の6歳の時の産駒と活力に溢れており大物輩出の期待が持てる。

 馬体もかなり私の好みで、繋ぎの長さや角度は理想的。首差しの角度も良く、首も太く、毛ヅヤも良く評価は高い。馬体重も募集時に450キロと最高水準。

 預託厩舎の清水出美厩舎も私の良く知る中堅厩舎。


 牝馬ということもあり、すぐに売り切れないだろうから、近況報告とにらめっこしながら、順調なら満口寸前に飛びつくだろう。それくらい良い馬。



 ということで、悠長に近況報告とにらめっこする間もなくバタバタと第一次募集で獲得に動いたわけです。かなり欲しい馬の1頭であったことは間違いありません。


 また、応募後の9月24日には、現地観戦ツアーに行かれたさんぺ〜様から次のようなコメントをいただきました。

さて、ツアーで見すぎて、グッドゲームの09をタイムオーバーで見られなかった、といういわくつき?の仔がいます。
それは、

フェリークの09です。

ほっさん様一般枠当選確率推定90%(当社比)ですね。結構な人気になりました。
実馬がよかったですからね〜。
完成に近いようなまとまりがあって(さらにひとまわり成長するとGood!)、順調であれば2歳戦からガンガンいけそうでした。
かなりのパワーがあるようで、牡馬顔負けと聞きました。
性格は人に対してはそこそこ穏やかですが、ひとたび放牧されたら他馬に対しては女王様なんだそう。
勝気な美人……うん、嫌いではないな(笑)
測尺も上々ですし、体質が強ければ、数を使ってくれるでしょうか?
距離はもっても1400mくらいまででしょうか? ダート短距離の適正が高そうですね。芝の短いところを走れるかどうかはわかりません。



 私のみならず、いろんな方が高い評価をされていますし、期待しています。

 そんなこんなでフェリークの09を購入!!。ご一緒の保護者の皆様、よろしくお願いいたします。

●フェリークの09のほっさん評価

 では、フェリークの09の詳しい分析です。

 父   ファリスエフ アーニングIDX 2.84 評価 A+
 母   フェリーク 1勝              評価 D
 母父 サンデーサイレンス            評価 A+
 兄弟  初仔                    評価 B−
 生産牧場 ノーザンファーム           評価 S
 調教師 清水出美                 評価 B−

 馬体                         評価 A−
 募集総額 1200万円 牝馬
 
 総合評価 2.83 評価 B+

 父ファリスエフは2歳に英仏でGTフィーニクスS(芝1200m)、GTモルニ賞(芝1200m)、GVコヴェントリーS(芝1200m)の3つの重賞を含む5戦5勝の戦績を残し、1999年の欧州最優秀2歳牡馬に選出。しかし、骨折により引退、種牡馬入りした。
 愛供給時の主な産駒にキャリーオンケイティ(GTチェヴァリーパークS)、マッチファスター(GUローベルパパン賞)など。

 2008年から日本で種牡馬入りし、初年度には114頭、2年目も101頭と人気を集めている。

 父ヌレイエフは世界的な名種牡馬。母系は半妹にカマリンスカヤ(GV愛1000ギニートライアル)、叔父にデザートワイン(GTハリウッドGC)、一族に名スプリンターのレザークがいる。
 

 日本では、アドマイヤゴルゴ(5勝・オープン・現役・ダート短距離)やミゼリコルデ(4勝・準オープン・現役・ダート短距離)などが活躍中。活躍馬を見るとダートの短距離馬が多い。これらの活躍もあり、アーニングIDXは2.84と高い。もっとも、これは持ち込み馬だけの成績であって、当然、日本で種牡馬入りしたこれからは持ち込み馬だけの時とは違い、下がる可能性が高い。
 それでも日本の馬場でも適応できている点は評価したい。

 ノーザンダンサー系とサンデー系という相性の良さにも期待したい。



 母フェリークはサンデーサンレンスの直仔として期待されたが11戦1勝。超一流・橋口弘次郎厩舎でデビューは武豊騎手騎乗で1番人気だった(しかし13着)。その後6戦目の芝1600mで勝ち上がる。昇級戦でも3番人気に支持されたが12着。そのまま最高が7着で引退。常に人気先行だったが、結果は今ひとつだった。



 母父のサンデーサイレンスは米国産。米年度代表馬、米9勝。ケンタッキーダービーGT。本邦チャンピオンサイアー。本邦BMSチャンピオン。
 2008年はBMSとしてスクリーンヒーロー(ジャパンカップGT)、ヴァーミリアン(フェブラリーS GT)、トールポピー(オークス GT)、サクセスブロッケン(ジャパンダートダービー GT)といったGT勝ち馬を含め、20頭もの重賞勝ち馬の母父となり、2009年はサクセスブロッケン(フェブラリーS、東京大賞典 GT)、ヴァーミリアン(JBCクラシック、帝王賞 GT)、ローズキングダム(朝日FS GT)という3頭のGT馬を含む14頭の重賞勝ち馬の母父となる盤石の強さで3年連続リーディングBMSの栄誉に浴した。
 その高い競走能力、コース、距離に対する万能性、抜群の勝負強さはBMSに入っても不変だ。この上ないBMSと言っても過言ではない。



 兄第は初仔であるのでいない。このフェリークの09は母の6歳の時の産駒である。母馬は6歳から10歳の時が繁殖黄金期と言われもっとも良い仔を出すと言われているし、その中心である。当然期待は大きい。
 また、総じて初仔は小柄に出ると言われるが、このフェリークの09は募集当時で450キロと体に恵まれており、安心できる。


 生産牧場のノーザンファームは、1994年1月、社台ファーム分割により「社台ファーム早来」が「ノーザンファーム」となり誕生した。活躍馬をあげると切りがないが、ディープインパクト、キングカメハメハ、ヴァーミリアン、カネヒキリ、シーザリオ、ジャングルポケット、トゥザヴィクトリー、ブエナビスタ、ラインクラフトなど。
 日本屈指の生産牧場で、育成施設、優秀な人材とどれをとっても日本のトップクラスです。その実力は疑う余地はありません。
 私もこれが魅力でキャロットクラブに入ったようなものですから。



 預託厩舎の清水出美調教師は1943年11月1日生まれの67歳。調教師歴27年目の大ベテラン。JRA通算勝利は369勝。GTは初重賞勝ちだった1986年のゴールドシチー(阪神3歳S)のみ。重賞はアイポッパーの阪神大賞典GUなど9勝。

 1961年11月、中京・星川泉士厩舎で騎手候補生となり、1963年に騎手デビュー。1984年2月に調教師免許を取得し騎手を引退する。通算成績は2854戦287勝。

 1986年厩舎開業し、7月12日にゴールドシチーが延べ32頭目で初勝利を挙げる。また、この年の阪神3歳ステークス(GT)もゴールドシチーが制し、JRA重賞初勝利ならびにGT初勝利を挙げる。

 こういった縁で、今でも友駿ホースクラブの主力預託厩舎となっている。

 私ほっさんもナポレオンシチー、フォレストシチー、チャーミングシチー、エンパイアシチーと4頭の愛馬でお世話になっている。この内勝ち上がったのはチャーミングシチーでしかも1勝のみだが、その使い方や騎手の選択は好感が持てる。

 特に騎手は池添謙一、福永祐一、幸英明、太宰啓介 各騎手など中堅の良い騎手を乗せてくれることが多い。時々武豊騎手や安藤勝己騎手などもある。また地方の吉田稔騎手への依頼も多い。

 あと3年で定年。生涯成績は勝率7.3パーセントだが、2009年は4.9パーセント、2010年は11月17日現在5.5パーセントと低迷。全体的な高齢化なども心配。しかし、最後にひと花咲かせて欲しい。

 
 比較的馬房に余裕があり、使える状態ならばガンガン使う厩舎。出走回数が多いことは有り難い。



 馬体はかなり私の好みで、繋ぎの長さや角度は理想的。首差しの角度も良く、首も太く、毛ヅヤも良く評価は高い。馬体重も募集時に450キロと最高水準。評価「A−」はなかなか出しませんゾ。



 総合評価2.83は、高い数値で母フェリークの1勝という戦績で評価を下げているがそれ以外は全て平均以上。しかも、10月29日のクラブ公式HPの近況報告でも、「移動して間もない時期から、その馬っぷりの良さで厩舎スタッフに一目置かれている存在です。まだ軽めの乗り運動を始めたばかりではありますが手ごたえは上々で、恵まれた馬体からどんな動きをしてくれるのか今から楽しみです。 」とコメントがあるように、力強いコメントをいただいています。

 正直、キャロは満口になるまではこういったリップサービスが多いのですが、上記のコメントはフェリークの09が満口になってからのものです。信憑性は高いと思います。

 能力に応じてしっかりと値段設定をしているキャロットクラブにおいて、1口30000円という安価な馬です。過度な期待はしていませんが、やはり私の目標である3勝して欲しいですね。クリンゲルベルガー程度の活躍を期待しています。

 期待してるゾ、フェリークの09!!

これ以降は2011年2月3日に作成

●クラブHPの近況より抜粋(2011年2月3日更新)

2010年9月30日

洗い場での馴致も最初から平然としており、環境の変化に動じない強いハートを持っています。



2010年10月29日

移動して間もない時期から、その馬っぷりの良さで厩舎スタッフに一目置かれている存在です。まだ軽めの乗り運動を始めたばかりではありますが手ごたえは上々で、恵まれた馬体からどんな動きをしてくれるのか今から楽しみです。



2010年11月30日

非常に背中が柔らかく乗り味は抜群で、かなり良いものを持っている馬だと評価の高い一頭です。



2010年12月24日

馬格があり、幅も適度にある好馬体をしています。



2011年1月31日

パワーとスピードはこの時期の2歳馬とは思えないほどで、抑えるのに苦労することさえあります。



 更新される度に素晴らしいコメントをいただきます。なんだか凄い馬のような感じがします。今までキャロットクラブの愛馬でここまで褒めて貰った馬はいません。価格からも目標は2、3勝と思っていましたが、そこまでくらいは確実に行ってくれるような気がしてきました。

 キャロットクラブは満口はなるまではかなり誇大広告(リップサービス)をするのですが、満口になるとぴたりと止まります(愛馬プルミエダンスール、フェーラシュヴァルなど)。ですから、満口後にこれだけ更新毎に高い評価を得られる馬はほとんどいません。それだけにこの情報は貴重で、やはり凄い馬の予感がします。

 とにかく順調に行って欲しいですね。

 また、良い情報も悪い情報も気になるものがありましたら更新したいと思います。

これ以降は2011年2月28日に作成

●競走馬名がハルシュタットになりました

 2月24日に発表されましたフェリークの09の競走馬名はハルシュタット(Hallstatt オーストリアの都市名。文化的景観として世界遺産に登録されている。(独語))でした。

 愛馬クリンゲルベルガーに続く独語で、クリンゲルベルガーのように勝ち上がって長く活躍して欲しいですね。なんだか男馬っぽい名前に感じますが、なかなか覚わらなかったクリンゲルベルガーよりも覚えやすくていいですね。

これ以降は2011年4月1日に作成

●4月21日、22日に行われる第一回産地馬体検査を受検する予定

 3月31日に更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告によりますと、ハルシュタットは4月21日、22日に行われる第一回産地馬体検査を受検する予定だということです。

 通常、東西のトレセン入厩時に競走馬登録を行う必要がありますが、本検査を受検した馬はその必要がなく、函館や札幌などの競馬場へ牧場から直接入厩することができるようになります。

 この検査を受検するということは、夏の北海道開催への入厩を視野に入れたもので、それらに間に合いそうもない馬は受検致しません。

 今回、私の愛馬4頭とも(つい先日当選した豪州産馬のファビラスキャットの09を除く)第一回産地馬体検査を受検予定ということは全て育成が順調に進められているということで、これが何よりも嬉しいですね。

 しかし、私の愛馬は例年、ここまでは順調なのですが、ここからが遅く、受検しても北海道に直接入厩した馬は過去におりません><。

 今年こそは夏の北海道でデビューする馬が出て来て欲しいものです。そして、少しでもクラシックを意識させて欲しいと思います。

これ以降は2011年4月23日に作成

●4月21日、22日に行われた第一回産地馬体検査を受検し、JRA競走馬登録ならびに栗東の清水出美厩舎との預託契約が完了しました

 4月22日に更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告によりますと、我らが愛馬ハルシュタットは「第1回産地馬体検査を受検し、JRA競走馬登録ならびに栗東の清水出美厩舎との預託契約が完了しました」ということです。

  これで詳細な入厩放牧情報や追い切り情報を得ることができます。次は早期の入厩を期待したいですね。

これ以降は2011年8月26日に作成

●8月27日にNF早来を出発し、NFしがらきに移動する予定であることが発表になりました

 8月26日に更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告では、我らが愛馬ハルシュタットは8月27日にNF早来を出発し、山元トレセン経由でNFしがらきに移動する予定であることが発表になりました。

 待ちに待った本州への移動です。なんとか年内デビューに間に合って欲しいですね。

 8月15日の近況報告でも”スピード能力の高さは相当のもの”とコメントされているように能力は高そうです。初戦からかなり期待しています。

これ以降は2011年8月29日に作成

●8月29日にNFしがらきに到着しました

 8月29日に更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告では、我らが愛馬ハルシュタットは予定通り8月29日にNFしがらきに到着しました。

 トレセン近くに来てくれたことも嬉しいですが、これからは近況の更新が週1回になるのも嬉しいですね。この調子なら、近い将来トレセンに入厩できそうですね。楽しみです。

これ以降は2012年2月2日に作成

●2月2日に栗東トレセンに入厩しました

 2011年8月29日にノーザンファームしがらきに移動した我らが愛馬ハルシュタットですが、なんとなんとそこから5か月も経って2012年2月2日にようやく栗東トレセンに入厩しました。

 疲れだ骨りゅうだと一頓挫も二頓挫もありましたが、なんとか新馬戦にギリギリ間に合う程度のタイミングで入厩することができました。

 期待の非常に大きな馬ですが、おそらく芝かダートの1200m辺りが守備範囲と思われ、クラシックだなんだという馬ではありませんが、やはり早期デビューに越したことはありません。

 今後はデビューに向け、ゲート試験、乗り込んで時計の短縮となるわけですが、前評判通りの素晴らしいスピードを披露してくれることを期待します。今から調教が楽しみです。

これ以降は2012年3月2日に作成

●デビュー戦は3月10日の阪神5Rを幸英明騎手で予定

 2月29日に更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告によりますと、我らが愛馬ハルシュタットのデビュー戦は

3月10日 阪神5R 3歳新馬 ダート1400m 混合戦を幸英明騎手で予定ということです。

 いよいよ新馬戦もあと2週しかありません。関東の新馬戦の除外状況を見ていると、除外権を持っている馬が多数いますから、現時点で除外権のないハルシュタットの新馬戦への出走は非常に微妙だと思います。

 それにしても走りそうな臭いがプンプンする馬ですし、デビュー戦が楽しみですね。

これ以降は2012年3月7日に作成

●追い切り情報(3月7日更新)

2月10日 栗東E 稍重馬場 ゲートなり
ゲート
助手
15.2


2月15日 栗東E 不良馬場 ゲート強め
ゲート試験
助手
12.9
12.4
13.9


2月23日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
6F 82.6
5F 67.9
4F 54.0
3F 40.5
1F 12.5[7]


2月29日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
6F 79.0
5F 64.4
4F 51.3
3F 38.4
1F 12.0[7]
ゴールドジェーン(古馬500万下)強めの内同入


3月7日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
6F 80.1
5F 64.8
4F 51.5
3F 38.3
1F 12.1[8]
フォースチャンス(3歳500万下)一杯の内を1.3秒先行同入
 2月10日、ゲート練習をされています。クラブ公式HPで試験に合格したとは書いてありませんので、試験ではないのでしょうね。早くゲート試験に合格して新馬戦のある間にデビューして欲しいですね。これからの追い切りの動きに注目です。

 2月15日、ゲート試験を受け見事に合格しました。12秒台を連発となかなか二の脚は速く、やはりスピードがありそうですね。
 以下は本日(2月15日)更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告です。
15日はゲート試験を受け、無事合格しました。「練習でゲートの雰囲気にもだいぶ慣れてきたので、今朝に試験を受けてみました。2回目は1頭だけだったこともあって、ゲート内でごそごそしたり、発馬の反応が鈍かったりしたのでちょっと厳しいかと思ったのですが、二の脚が速いことが良かったのか、無事に合格することができました。骨りゅうの状態などを見ながらになりますが、問題ないようならこのまま徐々にペースを上げていきたいと思います」(清水出師)
 まずは第一関門を突破ですね。新馬戦の終了まであまり時間もありませんし、なんとか新馬戦に出走したいですね。そしてなんと言ってもこれからの追い切りの動きです。スピード能力が高そうですし、追い切りでどんな時計が出るのか今から楽しみです。

 2月23日、昨日の時点で来週あたりから少しずつ速い時計をなどと言われていましたが、もう翌日に計時しています。さすがにスピードのある馬です。いきなりですが、まずまずの動きですねぇ。期待しちゃいます。これからどれだけの動きを見せてくれるか楽しみです。
 以下は2月22日のクラブ公式HPハルシュタットの近況報告です。
「今朝は軽いキャンター程度の調整を行いました。ゲート試験合格後、疲れが出るようなこともなく順調ですが、まだ脚元の骨りゅうも気になりますし、徐々にペースを上げていくつもりです。速い時計は来週あたりから少しずつ出していければいいと思っています。運動中も暴れるようなことはなく、素直で扱いやすいタイプですから、順調に進めていけるでしょう」(清水出師)
 素直で乗りやすいというのも嬉しいですね。我が2009年産勢は乗り難しい癖のある馬が多いですからねぇ。

 2月29日、格上馬と併せられて互角に動いています。時計もまだ本数は少ないですが動きはなかなかのものです。やはりスピードはかなりありそうで、期待は高まります。
 以下は2月29日のクラブ公式HPハルシュタットの近況報告です。
29日は栗東Pコースで追い切りました。「先週木曜にPコースでサッと終いだけ時計を出してみました。その後も脚元の骨りゅうが気になるようなことはなく順調に来ていますよ。今朝は坂路を1本上がってからPコースで併せ馬。6ハロン79秒台、ラスト1ハロンも12秒0とまずまずの時計で併入しました。なかなか素軽い動きを見せていますし、ここまでは順調ですね。追い切りの本数はまだ足りませんが、このごろの出馬状況を見ているとそろそろ入れていかないと新馬戦は使えないかもしれませんし、除外されることも想定して来週のダート1400m戦から投票していこうと思っています」(清水出師)3月10日の阪神競馬(3歳新馬・ダ1400m)に幸騎手で出走を予定しています。
 清水出美先生もいい動きだとおっしゃっていますね。ワクワク。

 3月7日、新馬にしてはなかなかいい時計と動きですが、なぜか本番前なのに馬なりですし、週末に時計を出せていません。馬格がないのか、或いは一頓挫あったのか。不安ですね。除外の可能性を考えてのものでしょうか。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。デビュー前ということを考えれば非常にいい動きですし高い評価をつけたいと思います。勝ち負けを期待しています。
 以下は本日(3月7日)のクラブ公式HPハルシュタットの近況報告です。
 「今朝は坂路を軽く上がってから、Pコースで併せて追い切りました。相手はすでに勝ち上がっている馬だったので、4馬身ほど先行して後ろから追走される形でスタート。直線は内に入って併入しました。6ハロン80秒程度の時計とはいえ、終始引っ張りきりの手応えで内容的には相手より良かったですよ。脚元も落ち着いていて問題ありませんし、デビュー戦を迎えるにあたってはいい仕上がりと言えますね」(清水出師)

 と清水出美先生も手応えを感じられているようです。あとは抽選に通るかですね。私個人としては11日の阪神1R ダート1200m牝馬限定の未勝利戦でのデビューもありだと思いますが。

●気になる出馬想定表(3月10日 阪神5R)

出馬想定表 3月10日 阪神5R 3歳新馬 ダート1400m 混合戦
フルゲート16頭 全24頭
馬名 予定騎手 追い切り
アイファアミーガ
アンコール
アースワンシャープ
イッセイダイヤ
エアドゥルガー
エクエスバンダム 小林徹弥
オーミアシュレイ 芹沢純一
キクタロウ
クリノビックリ 難波剛健
クローチェ 福永祐一
グローバルフラッグ
サムシング
シゲルチェリモヤ
ショウナンアルプ 川田将雅
スマートマーズ 武豊
セイクリッドハート 和田竜二
ナナヨーメロディー 国分恭介
バトルブラーヴォウ
ハルシュタット 幸英明 B+
プレドーン
ミチシルベ 秋山真一郎
メイショウステージ
ロードヴェッケン
ワンダーコロアール 石橋守

フルゲート16頭のところに24頭が出馬想定されています。抽選になりますが、除外権もなく、弾かれる可能性は高いですね。

どうせなら、相手の弱い11日の阪神1R 3歳未勝利 ダート1200mの牝馬限定戦に出走すれば良いと思いますが。或いは中京の牝馬限定戦か。さて、どうなるでしょうね。

これ以降は2012年3月8日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 3月10日 阪神5R 3歳新馬 ダート1400m 混合戦
全16頭
馬名 騎手 追い切り
アグネスビスタ 吉田稔
エアラーテル Cデムーロ
エクエスバンダム 小林徹弥
オーミアシュレイ 芹沢純一
クローチェ 福永祐一
グローバルフラッグ 藤岡佑介
シゲルチェリモヤ 浜中俊
ショウナンアルプ 川田将雅
セイクリッドハート 和田竜二
ナナヨーメロディー 国分恭介
バトルブラーヴォウ ピンナ
ハルシュタット 幸英明 B+
プレドーン 池添謙一
ミチシルベ 秋山真一郎
メイショウステージ 小牧太
ロードヴェッケン 藤田伸二

●阪神ダート1400mコース解説

 スタート地点は2コーナーの奥のポケットの芝の部分。ただし、芝1800mや芝1400mよりも内側にあり、芝コースの本線とは重ならない。ダート1200mのスタート地点からそのまま左に200m延長したところにある。
 3コーナーまでの距離は542m。内と外では距離が違うが、かなり芝部分を走ることになる。
 テンからペースが厳しくなり、前半の方が確実に流れが速い。ラスト1ハロンのところでグイと13秒台まで時計がかかり、そこでの凌ぎ合いが見もの。
 逃げ馬は苦戦傾向。上位3頭は逃げ、先行馬同士ではなかなか決まらず、1頭は差し馬が突っ込んでくる。そのあたりを考えて馬券作戦を立てたい。
 枠順は揉まれやすい最内が不利。あとはほぼフラットだが、外枠が若干有利なのが特徴。多頭数になった方がその傾向は強い。
 最近はクロフネ、フレンチデピュティといったヴァイスリージェント系の種牡馬の活躍が目立つ。

有利な枠順 最内不利で外有利
有利な脚質 先行
ポイント 先行力、枠順
種牡馬ベスト アフリート、ジェイドロバリー、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、藤田伸二、福永祐一、四位洋文
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分26秒8 1分26秒8 1分26秒5
2歳未勝利 1分26秒7 1分26秒6 1分26秒4 1分25秒4
2歳オープン 1分25秒4 1分25秒8
3歳新馬 1分27秒2 1分26秒9 1分26秒6 1分25秒7
3歳未出走 1分27秒1 1分26秒5 1分27秒2 1分26秒1
3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒3 1分25秒8 1分25秒5
3歳500万 1分25秒5 1分26秒0 1分25秒0 1分24秒8
古馬500万 1分25秒3 1分24秒7 1分24秒0 1分24秒7
古馬1000万 1分24秒5 1分24秒6 1分24秒0 1分24秒5
古馬1600万 1分23秒8 1分23秒6 1分24秒1 1分23秒2
古馬オープン 1分23秒3 1分22秒8 1分22秒2 1分22秒2

●騎手は幸英明騎手 ほっさん評価「A+」

 今回のハルシュタットの鞍上は幸英明騎手です。幸英明騎手と言えば、牝馬3冠のスティルインラブ、騎乗回数、そして真面目で最後まで諦めずに追ってくれる印象の騎手ですが、人気以上には持って来ない気がします。ただ、今回のハルシュタットは人気になるでしょうから、人気以下にならなければそれでいいですね。

 私ほっさん愛馬としては3回目の騎乗となりますが、前回は3番人気のバノックバーンを10着に沈めて引退への花道を作ってしまいました。もっとも、距離も長かったのですが、褒められた騎乗ではありませんでした。

 しかし、それ一回でダメな騎手とか、相性が良くない騎手というつもりはありません。もちろん、期待の大きな騎手です。ハルシュタットをお願いします。


 2012年3月8日現在、中央通算905勝、勝率7.1パーセント、連対率15.1パーセント。GTはスティルインラブの牝馬3冠とファイングレインによる高松宮記念の4勝。重賞は27勝。GT勝ちが少し少ないが、立派に一流騎手の成績。

 昨年(2011年)は中央55勝、勝率5.9パーセント。今年はここまで179戦し8勝、勝率4.5パーセントと例年通りをやや下回る。


 正月競馬をあまり得意とせず、その年の初勝利までに2007年は121戦、2009年は95戦を要した。しかし年間を通しては2004年から2010年まで7年連続で50〜60勝(勝率5.4〜6.6%)と安定した成績を残している。



 幸英明(みゆき ひであき)は1976年1月12日生まれの36歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している19年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。現在はフリー。鹿児島県鹿屋市出身。幸の姓は母方のものである。

 JRA所属騎手の中でも屈指の騎乗回数を誇る。池添謙一と仲が良い。一時期ルックスがペ・ヨンジュンに似ていると持て囃された。藤田伸二、高田潤のブログにおいても「(競馬界の)ヨン様」と記されている。


 1994年、谷八郎厩舎所属でデビュー。田島良保JRA調教師(元騎手)、田原成貴(元JRA調教師、元騎手)は兄弟子の間柄にあたる。同期(競馬学校の10期生)は吉田豊、渡辺薫彦、岩部純二、小林久晃、植野貴也、菊地昇吾ら。

 1997年3月15日、中京競馬第3競走においてJRA通算100勝を達成。その後もコンスタントに好成績を残し、関西リーディングの上位に名前を連ねるようになる。

 1998年に谷厩舎が解散してフリーになる。同年の秋に京阪杯(ブラボーグリーン)で重賞初制覇を飾った。

 2003年の桜花賞でスティルインラブに騎乗し、念願のGT初勝利。同馬とのコンビで、優駿牝馬(オークス)、秋華賞も制し、メジロラモーヌ以来2頭目の牝馬三冠へと導いた。牝馬三冠達成により、同年の第17回ワールドスーパージョッキーズシリーズでは「推薦枠」で出場した。この年、キャリア最多となる76勝を挙げた。

 またブルーコンコルドとのコンビで活躍し、JBCスプリント連覇(2005年・2006年。ただし2006年はコース(川崎競馬場)の都合によりJBCマイルとして行われた)、マイルチャンピオンシップ南部杯3連覇(2006年〜2008年)の他、東京大賞典(2006年)、かしわ記念(2007年)を勝ち、ダートGT・JpnT計7勝をあげた。

 2008年3月30日、第38回高松宮記念をファイングレインで制覇し、4年6ヶ月ぶりに中央競馬のGTレースでの勝利をあげた。

 2009年5月9日、武豊に次ぐ史上2番目のスピードで1万回騎乗を達成(デビュー15年目)。この年の年間騎乗回数は968回で、従来の記録(岩田康誠、2006年、952回)を上回ったが、内田博幸が年間975回騎乗のため中央競馬記録とはならなかった。

 2010年5月22日、京都競馬第4競走でにJRA通算800勝を達成。同時にJRA史上最速(当時)・最年少記録となる通算11000回騎乗を達成した(デビューから16年2か月18日)。12月26日、阪神競馬第2競走で史上初となるJRA年間騎乗回数1000回を達成(騎乗馬・タマモダイナミック・1着)。最終的には1008回に伸ばした(中央競馬記録)。

 2011年6月12日、阪神競馬第3競走で通算12000回騎乗。デビューから17年3ヵ月8日、35歳5ヵ月1日(JRA史上最速・最年少記録)で達成。



 「2010年に史上初の年間1000回騎乗を達成し、2011年の6月には史上最速で1万2000回騎乗を達成した。とにかく乗りまくっている。基本的に無理せず落ち着いて立ち回るタイプ。外を回したり、マクッたりする競馬は少ない。ただ、悪く言えば消極的で、レース序盤では押したり引いたりしてリズムを崩すケースが見られる。追いに関しては甘さがあり、全キャリアで1着が878回、2着が988回と、2着が100回以上も多い。2011年の1番人気馬での成績は[11・6・4・11]の勝率.344、連対率.531。単勝5630円、7390円、7070円と大きな穴があり、単勝回収率き78パーセントと騎乗数を考えたら高い数字になっている。コース別では目立った偏りはなく、芝・ダート別ではダートで連対率が良い年が多い。幅広い厩舎で騎乗しており、数を乗って連対率も良いのは湯窪幸雄、西園正都、北出成人、藤沢則雄の各厩舎。これからも”頑張り屋”としてキャリアを積んでいくだろう。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績 (2戦0勝)

 2007年 3月17日 エクストラシチー 3歳未勝利 中京ダ1000m 8着/8番人気
 2011年 9月11日 バノックバーン  3歳未勝利 阪神芝1600m 10着/3番人気

これ以降は2012年3月9日に作成

●専門誌の印と評価

JRA−VAN

デビュー前3歳馬コラム ハルシュタット

近親に2000年札幌記念など重賞3勝したダイワカーリアン(父Caerleon)がいる血統。2/29にDPでゴールドジェーンと併せて、追う相手に対して馬なりで同入。6F78.9秒は時計の出るポリトラック馬場では決して速くないが、スピード感があっていい動きだった。

競馬ブック

短評は「混沌」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬
グローバルフラッグ
ミチシルベ
ショウナンアルプ △△
バトルブラーヴォウ
ハルシュタット △△
エアラーテル △△
クローチェ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
クローチェ 3.8
エアラーテル 4.8
ハルシュタット 6.0
ミチシルベ 7.3
バトルブラーヴォウ 9.5
グローバルフラッグ 10.0
ロードヴェッケン 15.2
以下16倍以上省略

デイリー馬三郎

吉田順一 本紙の見解

「まだ追ってからが物足りないクローチェだが、大型馬とは思えない反応の良さは特筆もの。スピード&パワーを兼備しており、気性も前向き。初戦から。」

◎ クローチェ
○ エアラーテル
▲ メイショウステージ

以下省略

ハルシュタットは本紙無印

ハルシュタットは堀尾記者 〇(2番手評価)、竹原記者 ▲(3番手評価)、森岡記者 ×(4番手評価)、以下☆(5番手評価)3記者

ちなみにクローチェは◎(1番手評価)6記者、〇(2番手評価)6記者

●各陣営のコメント

ハルシュタット

 「体質が弱くて入厩が遅れた。能力は感じるが、まだビシッと攻め切れず、使いつつでは。」(松水助手・デイリー馬三郎)

クローチェ

 「力強い走りの馬だから、この条件は合いそう。少しずつ動きも良くなってきたし、楽しみ。」(橋田満調教師・デイリー馬三郎)

 「水曜日は坂路で追い切りました。最後は余力なしという感じではありましたが、馬場が悪い中、終い13秒9なら上々と言えるでしょう。追うごとに息遣いも良化しており、だいぶ仕上がってきた感触はあります。正直に言うと今週除外権利を取って来週に向かうのがベストだったのですが、大型馬で初戦からというよりは使いつつ良くなりそうな印象を受けますし、まずは今後につながる内容の走りを見せてほしいと思います」(橋田満調教師・キャロットクラブ公式HP)

●ほっさん予想

 2009年産唯一の第一次募集当選馬のハルシュタットですが、奇しくも抽選で外れたクローチェと同じレースに出走します。募集金額はハルシュタットの1200万円に対し、クローチェは3600万円。常識的には本番でも完敗と言った差ですが、私は愛馬ハルシュタットの方がここでは走ると思います。クローチェはまだ動きも重いですし、本来このレースで除外権を獲り来週出走するはずでした。また、ダート1400mが合うとも思えません。

 金額的にハルシュタットはこのダート1400mでいいのですが、クローチェはここにいてはいけない馬ですよね。募集金額から言って、芝の中距離を走らなきゃ。


 ハルシュタットの鞍上は幸英明騎手ということで最後までしっかりと追ってくれますし、これまでの過程から、無様な競馬はしないと思っています。追い切り本数は少し足りないと思いますが。

 そんなこんなで期待の大きい馬の登場です。デイリー馬三郎によりますと、我らが愛馬ハルシュタットの推定馬体重は480キロということです。馬格もあり、期待できますね。スピードがあり、ダート1400mはまさに絶好の舞台と思われます。

●残念!仕事で応援に行けません

 3月10日は私は仕事の日ですので、愛馬の新馬勝ちを見に行くことができません。大変残念です。11日なら休日だったのですが。

これ以降は2012年3月12日に作成

●レース 

 ハルシュタットはなかなかのスタートから押して押して前を窺います。く二の脚も速く4番手の外の絶好位につけます。

 1番人気のキャロ馬クローチェもいいスタートから二の脚がつき前を窺います。結局7番手の外に控えます。

 残り600mを過ぎたところでハルシュタットは完全に前を射程圏内に入れます。これは勝ったかと思いますねぇ。

 直線でもグイッと伸び一瞬見せ場はあるものの、ここまで。1番人気馬と2番人気馬の脚色が良く、あっと言う間において行かれます。

 しかし、渋太く粘り込み馬券圏内の3着は死守。前崩れの展開の中で4番手から踏みとどまったわけですから、褒めてあげたいと思います。

●時計の評価

 今回のハルシュタットの走破時計1分27秒5重馬場は、阪神ダート1400mの3歳新馬の過去10年間の平均勝ちタイムが1分26秒6重馬場ですから、着同様のワンパンチ足りない時計と言えます。

 しかし、追い切り本数も少なかったですし、前崩れの展開で残ったことを考えても数字よりも能力は高いと思われます。馬格もありますので叩いた上積みも大きいでしょう。次走に期待します。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ハルシュタット(3着)

 「初めてでもあって、ゲートを出てから外に逃げていましたね。でも力は感じましたし、次は違うはずです。」(幸英明騎手・競馬ブック)

 「返し馬からいいフットワークを見せていて、いい感触だったのですが、レースに行くと外へ外へ逃げていました。このあたりは初めての実戦でしたし、使いつつ解消していくと思います。レース振りからなかなかのセンスを感じましたし、次が楽しみですね」(幸英明騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「速い調教はそれほど本数を乗っていたわけではありませんが、デビュー戦ですし少し余裕をもって送り出しました。直線で前と離されてしまいましたが、初めての競馬ということを考えれば決して悪い走りではなかったと思いますし、一度使ったことで次はもっと競馬がしやすくなるでしょう。本日は中京競馬場に臨場しているためにまずは馬の状態をしっかりと見たいと思いますが、まだ脚元が固まっていないために負担のかかりやすいところがありますから、より慎重に今後の事を考えていきたいですね」(清水出美調教師・キャロットクラブ公式HP)

 「初めてということもあって、ゲートを出てから外へ逃げていた。それでも3着まで来ているし、使ったことで今度は違ってくると思う」(幸英明騎手・デイリー馬三郎)

 「ゲートを出てからは外へ逃げ通しでした。でも初戦だし、次は変わってくると思います」(幸英明騎手・ラジオNIKKEI)

クローチェ(1着)

 「いい背中をしているし、かなりの能力を感じました。ただ、砂を被って頭を上げたり、まだまだ子供っぽいところがあるので、調教でしっかり教えていった方がいいでしょう。大型馬ですし外めからスムーズなレースを心がけましたが、エンジンがかかってからの伸びが非常に良かったので、こういう競馬が合っていそうです」(福永祐一騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「まだ粗削りな面はあるものの、ジョッキーが上手く運んでくれましたし、期待通りの走りをしてくれましたね。調教はそれなりに重ねていましたが、正直なところ馬体はまだ余裕が残りますし、その中で結果を残してくれたことは心強い限りです。今日は中京競馬場に臨場しているのでまずはレース後の状態をしっかりと確認してから今後について考えていきます」(橋田満調教師・キャロットクラブ公式HP)


 「前半は無理せずにと言われていたし、ある程度のポジションで行けた。砂をかぶって嫌がるところはあったけど、外枠だし大型馬で外を回りたかったからね。パンとすればもっと良くなる」(福永祐一騎手・デイリー馬三郎)

●専門誌のレース評価

ハルシュタット(3着)

 「やや太目。冬毛。押して先行。スタート後から外に逃げていたが、それでも道中は手応え良く追走。直線は右手前のままでジリッぽくなったが、内容は上々。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が150万円。内国産馬所有奨励賞が25万円。特別出走手当が356000円。総額2106000円ですから、1口に換算しますと、4000円程度になるのではないでしょうか。大満足ですね。

●今後の展望

 なかなかの先行力に最後まで粘れる脚を見せてくれましたから、将来は明るいですね。これだけのレースセンスのある馬ならとりあえず勝ち上がりは時間の問題でしょう。

 今回は3着と言っても牡馬との一般戦ですし、牝馬の中では最先着です。限定戦でも面白いですし、次走も牡馬との一般戦でも勝ち負けになると思います。

●最後に

 牧場では抜群のスピードを言われていましたから、ここも圧勝かと思っていましたが、さすがにそこまでではなかったですね。しかし、今回は募集総額3600万円の高額馬クローチェなど相手が悪かったと思います。メンバーに恵まれていたなら、十分に勝つチャンスはあったでしょう。(今回の負けは元々の馬の金額の差だッ!!)

 中央場所でしかも牡馬との一般戦でこれだけ走れるのですから将来は明るいですね。

 募集金額からは2、3勝してくれれば十分利益が出る馬。やはりその程度は期待できそうです。楽しみですね。本当にいい馬に巡り会えました。

 次走は私の休日と重なってくれたら是非とも競馬場に応援に行きたいですね。馬格もあり叩いた上積みも大きそうです。

 頑張れ、ハルシュタット!!

最後までご愛読ありがとうございました

2010年11月17日作成 12月8日、2011年2月3日、28日、4月1日、23日、8月26日、29日、2012年2月2日、10日、15日、24日、3月2日、7日、8日、9日、12日加筆

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