前走後、我らが愛馬ハルシュタットはトレセンで調整をされています。
以下は10月18日更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告は次の通りです。
「この中間も、レースの疲れを見せるようなことはなく、順調に乗り込んでいます。今朝も坂路を元気に上がっており、軽快なフットワークを見せています。普通キャンターでは行きたがるようなこともなく、普段もテンションが上がったようなところは見せていません。まだ番組は決めていませんが、来週あたりサッと時計を出して、その走りを見てからどこを目標にするか考えていきたいと思っています」(清水出師)
簡単に放牧に出さず、在厩で調整してくれるのは嬉しいですね。次走は立て直す為にも圧勝した思い出の地・福島でのダート1150mが適切だと思いますが、まだ正式に発表はありません。
前走前 10月4日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.4
3F 40.0
2F 27.6
1F 14.7
10月21日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.9
3F 42.9
2F 28.2
1F 13.6
10月24日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 56.7
3F 41.4
2F 26.6
1F 13.6
10月21日、私が前走時、現地でご一緒させていただいたノハラ様と交わした会話の中に松田博資調教師のように全体をゆっくりと流し、終いを伸ばす調教をしてはどうかと言っていたら、そのような形で追い切られました。これは嬉しいですね。やはり能力の限界というよりは馬が最後までしっかりと走っていませんから(道中息が入らないということも大きな課題ですが)、こうやって終いを伸ばす調教をしていれば、走り方も変わってくれると思います。楽しみです。
10月24日、この日は重い馬場で坂路4Fで52秒を切る馬はなく、7頭を除いて上がりが13秒以上の馬ばかりですから、4Fで2秒、上がりは1秒程度通常よりも要する馬場だったと考えて良いでしょう。そう考えるとここ最近終いバテのさっぱりの追い切りばかりでしたが、終いまでまずまず伸びていい動きだったと思います。また、一杯に追えていることも素晴らしいですね。
以下は本日(10月24日)更新されましたクラブ公式HPハルシュタットの近況報告です。
「今朝は坂路で終い一杯に追い切りました。遅い時間帯で元々重い馬場がさらに時計が出にくくなっていたのですが、前半しっかり脚を溜めて終い追い出してからの走りは迫力がありました。明らかに前走前の動きとは違っていますね。これなら今週の競馬を使っていってもいいレースができそうですし、新潟の牝馬限定戦に向かいたいと思います。鞍上は3キロ減の菱田騎手に依頼しています」(清水出師)28日の新潟競馬(3歳上500万下・牝馬限定・ダ1200m)に菱田騎手で出走を予定しています。
相変わらずの”馬場の荒れている遅い時間帯”の調教にはがっかりしますが(もっと馬場の良いハローがけ直後に気分良く走らせたらんかいッ!!)、確かに全体はゆったりと入り終いはしっかりと伸びています。今回は私といずみ先生の追い切り評価が一致しましたねぇ。若手騎手限定戦で頭数が少なそうというのもいいですね(クラブ公式HPでは牝馬限定戦ですが、出馬想定は若手騎手限定戦)。また、新潟ダート1200mは逃げ馬の連対率が50パーセントを超える特異なコース。先行力のあるハルシュタットなら減量3キロの騎手で上手く残せるかも知れません。
結果はまた”垂れパンダ”かも知れませんが、私はこのレースの選択はいいと思います。最初はてっきり来週のハルシュタット思い出の地・福島のダート1150m牝馬限定戦を予定しているのかと思っていましたが・・・。
私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。多少出走間隔の割りに追い切り本数が少ないとは思いますが、最後は一杯に追えましたし、動きもここ2戦に比べて間違いなく良化。前走のようなことはないと思います。
馬名 | 予定騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アップルアヤ | 長岡禎仁 | 8/09 地方 | 門別ダ1700 | 4 | 1 | 地 | 地 | 地 | 地 | ||
ガーディアンケイコ | 高嶋活士 | 10/13 500万 | 新潟芝1800 | 17 | 17 | 9 | |||||
ガールズストーリー | 水口優也 | 10/13 500万 | 新潟ダ1200 | 4 | 2 | 1 | 4 | 6 | 5 | ||
シャトルアップ | 杉原誠人 | 8/19 500万 | 札幌ダ1000 | 6 | 3 | 6 | 12 | 8 | 1 | ||
ダークシーカー | 山崎亮誠 | 10/14 500万 | 新潟ダ1200 | 3 | 8 | 7 | 4 | 5 | 10 | ||
ツルオカハチマン | 荻野琢真 | 10/08 500万 | 京都ダ1200 | 3 | 10 | 9 | 3 | 14 | |||
ノボピュアリティ | 原田和真 | 10/21 500万 | 新潟ダ1200 | 9 | 11 | 11 | 12 | 10 | 8 | ||
ハルシュタット | 菱田裕二 | 10/06 500万 | 京都ダ1200 | 16 | 7 | 14 | 10 | 1 | 3 | B+ | |
ラストウィッシュ | 黛弘人 | 4/28 未勝利 | 東京ダ1400 | 1 | 3 |
表中 騎手の太字は乗り替わり予定
フルゲート15頭のところに現在9頭出馬想定されています。
若手騎手限定戦ということで、元々そんなに若手騎手の数はいませんし、自ずと想定数も少なく、最終的には12頭くらいにはなると思われますが、出走は確実でしょう。信頼できるクラブ公式HPでも出走に関しては「A」の確実となっています。
馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
増 | アップターン | 山崎亮誠 | 10/20 500万 | 新潟ダ1200 | 15 | 10 | 6 | 9 | 3 | 3 | |
アップルアヤ | 長岡禎仁 | 8/09 地方 | 門別ダ1700 | 4 | 1 | 地 | 地 | 地 | 地 | ||
増 | アードパーク | 菅原隆一 | 10/14 500万 | 東京芝1600 | 12 | 13 | 8 | 12 | 6 | 13 | |
増 | エクスクライム | 横山和生 | 10/08 500万 | 京都芝1200 | 17 | 14 | 11 | 6 | 10 | 16 | |
増 | カフェキングアイ | 伊藤工真 | 10/07 500万 | 東京ダ1400 | 10 | 15 | 13 | 13 | 11 | 15 | |
ガールズストーリー | 水口優也 | 10/13 500万 | 新潟ダ1200 | 4 | 2 | 1 | 4 | 6 | 5 | ||
シャトルアップ | 杉原誠人 | 8/19 500万 | 札幌ダ1000 | 6 | 3 | 6 | 12 | 8 | 1 | ||
ツルオカハチマン | 荻野琢真 | 10/08 500万 | 京都ダ1200 | 3 | 10 | 9 | 3 | 14 | |||
増 | ニシノラメール | 西村太一 | 9/01 500万 | 新潟ダ1200 | 8 | 10 | 11 | 11 | 14 | 13 | |
ノボピュアリティ | 原田和真 | 10/21 500万 | 新潟ダ1200 | 9 | 11 | 11 | 12 | 10 | 8 | ||
ハルシュタット | 菱田裕二 | 10/06 500万 | 京都ダ1200 | 16 | 7 | 14 | 10 | 1 | 3 | B+ | |
増 | ミヤジガンバレ | 中井裕二 | 10/14 500万 | 新潟ダ1200 | 5 | 2 | 10 | 5 | 2 | 1 | |
増 | メイショウヒメユリ | 平野優 | 10/21 500万 | 新潟ダ1200 | 7 | 7 | 交 | 14 | 交 | 13 | |
ラストウィッシュ | 黛弘人 | 4/28 未勝利 | 東京ダ1400 | 1 | 3 | ||||||
増 | リアリーラヴユー | 嶋田純次 | 7/28 500万 | 新潟芝1400 | 4 | 6 | 2 | 10 | 2 | 12 |
表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり
有力どころでは前走3着のダークシーカーが消えました。想定外から8頭が入って来ましたが、前走2番人気5着のミヤジガンバレと前走芝1400mで4着やここ4戦で2着2回と安定しているリアリーラヴユー以外はたいしたことのなさそうな馬たちです。
なお、昨日の時点で同日の3Rの牝馬限定戦だとされていたクラブ公式HPですが、本日(10月25日)以下のような更新がありました。
「当初牝馬限定戦を考えていたのですが、想定表を見ていると若手騎手限定戦が結構与しやすそうなメンバーでした。幸い減量の菱田騎手を確保できているので、そちらに回ることにしました」(清水出師)
ということだそうです。しかし、想定表は昼過ぎ。クラブの近況報告は夜でしたから、なんだか苦しいコメントに思えますが。
スタート地点は2コーナーのポケット。芝からのスタートだが、この部分での枠順の有利・不利はない。
最初の3コーナーまでの距離は525m、ゴール前の直線は354mと、ローカルの中では一番の広大なコースなので、各馬が能力を発揮しやすい。3〜4コーナーで極端に外を回されなければ大丈夫。
純枠にテンの加速力とスピードの持続力が問われる。
一方、レースは単調になる傾向があり、見ている方としては物足りなさが残る。
コース全体がフラットであるためか、最後の直線が長くても前に行った馬が断然強い。逃げ馬の連対率は50%を越え、単・複の回収率はともに100%を越える。
馬券の中心は逃げ、先行馬から入るのが筋で、穴も前残りを狙う方がいい。
アフリート、フォーティナイナー、ジェイドロバリー、シャンハイ、スキャンといったミスタープロスペクター系の種牡馬の独壇場。
有利な枠順 フラット 有利な脚質 逃げ〜先行 ポイント スピードの持続力、血統 種牡馬ベスト アフリートが断トツ 連対騎手ベスト 柴田善臣、後藤浩輝、蛯名正義、中舘英二、田中勝春 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 1分14秒3 1分14秒5 1分13秒4 2歳未勝利 1分13秒5 1分12秒6 1分12秒3 1分12秒9 3歳未出走 1分13秒5 3歳未勝利 1分13秒4 1分13秒2 1分12秒7 1分12秒8 古馬500万 1分12秒3 1分11秒8 1分11秒2 1分11秒1 古馬1000万 1分11秒5 1分11秒4 1分10秒8 古馬オープン 1分10秒8 1分10秒6 1分09秒6
今回のハルシュタットの鞍上は菱田裕二騎手です。菱田裕二騎手と言えば今年デビューの新人騎手ですが、我がほっさん愛馬ではクレセントシチーに4度、トレゾアシチーに1度とすでに5回も騎乗していただいてるお馴染みの顔です。
クレセントシチーは追い込み馬でしたから、追う力の弱い新人の菱田裕二騎手には手に余るところがあり、9番人気2着と素晴らしい結果の時もありましたが、全体的には、後方待機をしているにもかかわらず、脚を伸ばせないなど、歯がゆいレースも多かったです。
ただ、ハルシュタットはテンに速く、前に行く速力のある馬で、終いが垂れてしまいますから、こういう馬には減量3キロの新人騎手はうってつけです。3キロ減を生かして、ハルシュタットを少しでも残していい結果を出して欲しいですね。
減量3キロの騎手の勝ちパターンの多くは前に行っての前残りです。ましてや新潟ダート1200mは逃げ馬の連対率が50パーセントという特異なコースです。期待せずにはいられません。
2012年10月25日現在、JRA通算15勝。勝率5.2パーセント、連対率10.5パーセントとここ1か月での活躍が目立ちます。ようやく軌道に乗ってきた感じがします。15勝をしている減量3キロの騎手というのは美味しいのではないでしょうか。
菱田 裕二(ひしだ ゆうじ)は1992年9月26日生まれの20歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している1年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。岡田稲男厩舎所属。
2012年に栗東の岡田稲男厩舎所属騎手としてデビュー。同期には中井裕二、長岡禎仁、原田和真、山崎亮誠がいる。
初騎乗は3月3日、1回中京1日1Rでバトルマグマに騎乗して4着。4月14日、2回阪神7日1R トーブプリンセスにて初優勝。これは10番人気だった。
2012年デビューの新人騎手5人の2012年10月25日までの騎乗成績は以下のとおりです。
菱田裕二 15勝
中井裕二 14勝
山崎亮誠 3勝
原田和真 1勝
長岡禎仁 0勝
ということで、同期の中では勝ち頭です。新人賞目指して頑張って欲しいですね。
ほっさん愛馬での成績 (5戦0勝)
2012年 3月11日 クレセントシチー 500万下 中京ダ1900m 11着/11番人気
2012年 5月 6日 クレセントシチー 500万下 京都芝2000m 2着/9番人気
2012年 5月27日 クレセントシチー 500万下 京都芝2200m 11着/1番人気
2012年 6月 2日 トレゾアシチー 3歳未勝利 阪神ダ1400m 13着/12番人気
2012年10月 6日 クレセントシチー 500万下 京都芝2000m 12着/8番人気
2012年 5月27日 愛馬クレセントシチーに跨る菱田裕二騎手。(10着/1番人気)
競馬ブック
見解
「ラストウィッシュの初戦は経験馬相手に好位から抜け出し、着差以上の完勝。骨折明けで6カ月ぶりだが、牧場から乗り込み好気配。いきなり好勝負に。相手はガールズストーリー。ダートが合いそうなリアリーラヴユー、立て直したシャトルアップも侮れない。」
短評は「主力対等」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU エクスクライム ◎ △ アップターン △ ガールズストーリー ○ △△ ◎ ◎ ラストウィッシュ △ ▲ ○ メイショウヒメユリ 穴 ツルオカハチマン △ △ △ △ シャトルアップ ○ △ △△ ミヤジガンバレ △△ △ △△ ▲ ノボピュアリティ 穴 ハルシュタット リアリーラヴユー ▲ ◎ ▲ ○
あとは無印
予想オッズ
馬名 予想オッズ ガールズストーリー 3.5 リアリーラヴユー 3.6 ラストウィッシュ 5.4 シャトルアップ 5.9 ミヤジガンバレ 8.1 中 略 ノボピュアリティ 50倍以上 ハルシュタット 50倍以上 アードパーク 50倍以上
スピード指数
馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価 ハルシュタット 79 69 45 44 リアリーラヴユー 70 63 68 62 ガールズストーリー 78 68 78 74 シャトルアップ 75 69 65 61 ラストウィッシュ 58 58 ミヤジガンバレ 76 69 60 66
デイリー馬三郎
本紙の見解
「◎ガールズストーリー。前走は果敢にハナを奪ったが、休養明けの分、もうひと伸びを欠いてC着。それでもスピード能力の高さは示した。上積みが見込める今回はV有望。相手は仕上がり上々○リアリーラヴユー。初ダートがプラスに働く可能性大。〈石渡〉」
◎ ガールズストーリー
○ リアリーラヴユー
▲ シャトルアップ
× ミヤジガンバレ
☆ ハルシュタット
△ ラストウィッシュ
以下省略
ハルシュタットは全13記者中 ◎(本命)印 1名、〇(対抗) 1名、☆(5番手評価) 2名、△(6番手以下評価) 3名とまばらな印です。
ハルシュタット(16着)
「いいスピードはありますが、今日は休み明け2走目。まだ良くなりつつある段階のような気がしました。」(池添謙一騎手・競馬ブック)
「いいスピードを持っていて、楽に好位をついていけたのですが、4コーナーで急に手応えがなくなってしまいました。休み明け2戦目ということで、まだ良化途上なのでしょう。もっとやれる手応えは感じます。スピードはかなりいいのですが、スーッと一息で走ってしまうところがあるので、そのあたりのメリハリがついてきてくれるといいと思います」(池添謙一騎手・キャロットクラブ公式HP)
「馬体は大体このぐらい絞れているだろうというちょうどいい数字だったし、力を出せる仕上がりにあったと思うのですが、直線は早々に苦しくなってしまいました。外枠から好位を確保するのに脚を使ったのもあるでしょうか…。この結果はショックですが、敗因を探りながら次につなげていきたいですね」(清水出美調教師・キャロットクラブ公式HP)
「リングハミ。絞れる。少しは仕掛けた程度でスッと前に行けたが、道中は少しムキになっている感じ。直線で少し寄られたが、その時にはもう脚が残っておらず、バッタリ止まってしまう。」(競馬ブック)
ハルシュタット
「まだ体に余裕があるのかバッタリ止まってしまった。未勝利勝ちの内容なら現級でも。」(松水助手・デイリー馬三郎)
ハルシュタットは福島で勝ったレースの内容などから、力を出し切れば500万クラスを勝てる能力は十分にあると思います。しかし、3か月の休養明けからスピードは見せるものの、気の悪さかズブさかを見せ、直線に向かうと失速し大敗してしまいます。
馬としては、最後まで苦しい思いをして走るのではなく、最後で力を抜けば楽ですし、楽を覚えてしまった馬はなかなか元には戻りません。
その辺りの改善策として、今回は全体をゆったりと流して終いを伸ばすいわゆる松田博資調教師風の調教に切り替えました。これはいいことですし、こうすべきですが、これが本番で生きてくるかは走って見ないとわかりません。
また、減量3キロの騎手を乗せることに負担斤量50キロで出走できますし、これなら馬もいつもよりは楽ですので、最後まで気分良く走ってくれるかも知れません。
しかし、これらがすぐに効果を現すかわかりません。前走などは実にシンガリ負けでしたからねぇ。
ですので、力を出せればメンバーも比較的軽いですし、逃げ馬の連対率が50パーセントという超前有利なコースですから、前に行くことのできる速力のあるハルシュタットなら勝つこともあると思うのですが、いつものように垂れてシンガリ負けということもあると思います。いや、前につけられれば、そこまで大敗することはないと思うのですが。さっぱり見当がつかないですね。
それでも、追い切りの伸びも前走前々走よりも確実に上向いていますし、私は大きな期待をしていますよ。
ハルシュタットの馬体重は前走マイナス10キロの474キロ。結局夏の休養を経て馬体重が30キロほど増えていたのは成長分と思って喜んでいましたが、単に贅肉だったのでしょうか。なんだかがっかりですね。
我らが愛馬ハルシュタットは好スタートなのですが、二の脚の差で遅れ6番手の外になります。芝のスタートがイマイチ良くなかったようです。しかし、外からポジションを上げ3〜4コーナーでは前を射程圏内に捉えます。しかし、追っても追ってもジリジリとしか伸びず、前の5頭とは完全に離れます。残り50m辺りで後ろから1頭交わされ7着で入線。ようやく、このクラスで出走奨励金が貰えました。いやぁ〜、こんなに苦労するとは。
今回のハルシュタットの走破時計1分13秒3稍重馬場は、新潟ダート1200mの古馬500万下クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分11秒8稍重馬場ですから、未勝利クラスでも勝ち負けに絡めない超凡時計です。こんな時計で7着ということは、よほど相手に恵まれたということです。少なくとも今までの主場(京都や阪神)ではこの時計ではシンガリ近い着になっていることでしょう。
ですから、前走の16着と私の評価はさほど変わりません。ただ、主場よりもローカルの方が相手が軽いのは当たり前ですし、現状ハルシュタットはローカルで戦うしかありません。ここで力をつけ主場に堂々と帰って来て欲しいですね。未勝利クラスなら主場でも戦えた馬ですから。
ハルシュタット(7着)
「返し馬で確認しながらレースへ向かったところ、レース前から左のハミ受けがもうひとつで硬さが感じられました。ゲート裏で受けを良くできるように慣らして少しでも解してから臨むようにしたのですが、実際のレースでもなかなか左に曲がっていこうとしませんでした。何とかコントロールはしたのですが、ハミをグーっと取る形で終始走っているので終いも余裕がなくなってしまいました。そのあたりの課題が解消されてくればもう少し内容も結果もいいほうに変わってくれると思います。せっかくいただいた騎乗依頼だったのにいい結果を出せなくて申し訳ございません」(菱田裕二騎手・キャロットクラブ公式HP)
出走奨励金が1着賞金670万円の6パーセントですから402000円。特別出走手当が満額で貰えますから371000円。合計773000円。1口で割りますと、1600円程度の配当になると思われます。
これは1か月の預託管理費と同等ですから、赤字経営でなく、馬主としては有り難いですし、最低限これが続いて欲しいですよね。
正直、新人騎手だと私が甘く見ていた菱田裕二騎手がこの馬が走らない本質に近づいてくれたような気がします。ハミ受けが悪い、なので道中息が入らない。そりゃ、終いで脚が上がるわけです。
これだけわかって騎乗してくれている菱田裕二騎手は減量3キロで馬に取っても楽ですし、しばらく彼で数戦してみてはどうでしょう。
ただ、芝スタートはイマイチなのと左回りもイマイチに思えます。いろいろとコースや距離を試しながら、少しずつ矯正していって欲しいですね。
今しばらくはローカルで走って小銭を稼ぎながらレース巧者になるしかないと思います。まだ3歳。いろんな意味でしっかりとしてくれば、素晴らしいスピードのある馬ですしまだまだ出番はあるはずです。
勝ち上がったレースから、500万までは楽勝と思っていましたが、なんのなんの。厳しい現実が待っていました。しかし、福島で見せた強さや時計は本物ですし、それだけの能力があることは間違いありません。上手く力を出せる状態に持って行くことができれば500万は勝てるはずです。距離とかコースとか、いろいろと試して行こうではありませんか。また交流戦なら力上位だと思いますし、その選択肢ももはや考えるべきですね。なんとか、来夏の降級までにあと1つ勝ちたい。
今回も時計はさっぱりで内容もイマイチですが、取りあえず”7”という着を残せたことは大きいです。ハルシュは昇級してから10着以降の二桁着しかありませんでしたからね。
内容のいい10着なら値打ちはありますが、やはり競走成績にずっと二桁着が並ぶよりは7とか8とかでも一桁着が入っている方がなんだか期待もできます。
そういう意味で、期待しているからこそ苦言も多く呈しましたが、本音は嬉しく、ホッとしています。今回の内容からは、次走も出走奨励金確保すらギリギリの状態だと思いますが、次も出走奨励金が貰える8着以内に入って欲しいですね。
待ちに待った福島に出て欲しいのですが、なんとなくクラブ公式HPでは疲労による放牧を臭わせております。なんの為にここまで引っ張っているのか。最終週でもいいのでハルシュタット思い出の地・福島で走らせて欲しいですね。
とにかく故障もなく無事に走ってくれることが何より大切ですから、別に次やその次のレースでのガラリ一変までは望みません。いつまでも無事でコンスタントに走って欲しいですね。今のように月に1走ずつくらいのペースで走ってくれることを望みます。
次も楽しみにしているぞ、頑張れハルシュタット!!
2012年10月 6日 第6戦 500万下 京都ダ1200m 牝馬限定戦 (16着/7番人気) パドック写真多数付 現地観戦レポート
2012年 9月15日 第5戦 500万下 阪神ダ1200m (14着/4番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポート
2012年 5月27日 第4戦 3歳500万 京都ダ1400m (10着/5番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポート
2012年 4月28日 第3戦 3歳未勝利 福島ダ1150m (1着/1番人気)
2012年 4月 7日 第2戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m (3着/3番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポート