アルマニャック(コニャックレディの08) 第12戦 引退


未勝利戦は最高3着も9戦して勝ち上がれずに終了。

引退必至だったが、入障が発表されました。


障害初戦は大敗も2戦目で見事に変わり身を見せ5着と掲示板を確保。この世界でも多少やれそうな気配で嬉しい。

次走が試金石。


3月17日 阪神4R 障害未勝利 障害ダート2970m 混合戦に出走!!

7着/6番人気/10頭立て。

道中は一時先頭も脚が上がってしまいズルズルと後退。今回は少頭数も強いメンバー構成でこれは仕方ない。

しかし、前走に続き素晴らしい先行力を披露。十分に休養を取り、万全の状態ならもっとやれそう。着はともかく、いいレース運びだった。


レース回顧とレース後の山本康志騎手と木村哲也調教師のコメント、

パドック写真多数付き、現地観戦レポートを掲載。


3月25日、右前脚の繋部分に剥離骨折が判明し引退が発表されました。

うーーーん、これからという時期に非常に残念だが、現状では未勝利を勝つのがやっとのレベル。仕方が無い。

せめて、最終戦に私が間に合った(現地観戦)だけでもありがたい。

(2012年3月23日完結、27日引退による追記)

2012年2月28日立ち上げ

●次走は優先権の範囲内で

 以下は2月22日に更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告です。

「先週の競馬はいちばんいい結果だったわけではないのでもちろんぬか喜びはできませんが、内心ホッとしました。これでどこにもないような競馬をしてしまったら会員の皆さんにも申し訳ないし、今後の進退問題にもなるかもしれないとプレッシャーを感じていましたからね。そういう意味でも競馬の内容を考えると明らかな前進が見て取れたので良かったです。レース後の様子を見ているところですが、走った分だけ球節に若干疲れを感じさせますね。山本と相談しながらレースについては考えていきますが、可能ならば優先出走権をできるだけ有効的に使って次走へ向かいたいと思っています」(木村師)

 ということで在厩のまま次走に向けて調整されるようです。せっかく獲れた次走への優先出走権ですから、これを生かして有利にレースを運んで欲しいですね。とはいうものの、球節の疲れは気になります。障害戦ですし、特に脚元は気をつけないと怖いですからねぇ。

これ以降は2012年3月2日に作成

●次走は3月17日 阪神4Rを山本康志騎手で予定

 3月1日に更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告によりますと、我らが愛馬アルマニャックの次走は

3月17日 阪神4R 障害未勝利 障害ダート2970m 混合戦を山本康志騎手で予定ということです。

 阪神の障害コースは実際走ったことがないので、なんともわかりませんが、中山のように高い障害ではないので、前走京都で見せたような走りを期待します。

 今回は優先出走権を持って万全の態勢で臨めるレースです。好走した前走よりも更にいい内容を期待します。しかし、アルマニャックはいつもここというところでやっちゃいますからねぇ(苦)。

これ以降は2012年3月14日に作成

●追い切り情報(3月14日更新)

前走前 2月15日 美浦北C 重馬場 馬なり余力

山本康志
5F 70.3
4F 55.2
3F 41.4
1F 13.1[9]



3月1日 美浦南ウッドチップ 重馬場 馬なり余力
山本康志

5F 71.4
4F 56.3
3F 41.9
1F 13.6[8]


3月4日 美浦南ウッドチップ 稍重馬場 馬なり余力

木村哲也調教師
4F 57.3
3F 41.5
1F 13.7[6]


3月7日 美浦南ウッドチップ 稍重馬場 馬なり余力

山本康志
5F 71.8
4F 57.2
3F 42.5
1F 13.7[9]
トーセンノーブル(古馬1000万下)一杯の外を0.3秒先行0.2秒先着


3月11日 美浦南ウッドチップ 重馬場 馬なり余力

山本康志
5F 73.4
4F 57.9
3F 42.7
1F 13.7[9]


3月14日 美浦南ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

山本康志
5F 69.7
4F 54.5
3F 40.6
1F 13.5[9]
サイカニア(古馬1000万下)馬なりの外を1.2秒先行同入
 3月1日、次走へ向け主戦の山本康志騎手を背に追い切られています。次走は阪神ですが山本康志騎手に阪神まで来てもらえるようですし、これほど心強いことはないですねぇ。すぐにはまだ無理だと思いますが、なんとか、このコンビで1勝を上げたいですね。
 以下は3月1日に更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告です。
「1日は美浦南Wコースで追い切りました(71秒4−56秒3−41秒9−13秒6)。「引き続き状態を確認しながら調整を行っています。レース後から疲れの見られる球節の状態は正直に言うとスッキリし切れていなくてまだ気になる面は残ります。ただ、しっかりケアをしていけば乗れなくはないのでバランスを見ながらやっているところです。今のところ次走は4週目の阪神に設定して優先出走権を行使できる期間を目一杯使わせていただこうと考えています。阪神にするのはバンケットのある中山で走るのはあまり得意でないからというのがあるからです。4週目と言ってもそのタイミングで使うとなると今週くらいから徐々に時計を出していかないと間に合わなくなりますから、脚元への負担を軽くする意味でも体重が軽いジョッキーを乗せてサラッとした追い切り。フットワーク、身のこなしはいい意味で変わりありませんから、脚元と相談しながら負荷をかけていきます」(木村師)3月17日の阪神競馬(4歳上障害未勝利・ダ2970m)に山本騎手で出走を予定しています。

 3月4日、前走前同様、木村哲也調教師自らが調教をつけてくださっています。かなり気にかけていただいているようで嬉しいですね。陣営の何とかしたいが伝わって来ます。

 3月7日、主戦の山本康志騎手に追い切られています。体重の軽いジョッキー騎乗とはいえ、一杯に追われた格上馬に最後まで抜かせずに頑張っています(終いはこちらも甘いですが・・・)。障害で1つ勝ち、いずれはまた平地でも出走できたらと淡い夢を抱いておりますが、これだけ陣営にしっかりとやって貰えるとなんだかそんな夢も実現できそうな気がします。
 以下は本日(3月7日)に更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告です。
「先週に続いて今週も体重の軽い山本ジョッキーを背に追い切りを行っています。2頭併せでアルマニャックが先行して最後に併入するという形の追い切りだったのですが、動きそのものはいい意味で変わりありませんし、順調に来ていると思います。山本に印象を聞いてみたところ“気配は良くなってきているように感じるし、走る際の頭の位置も少しずつ解消はされている。息遣いもまずまず”とのことでした。追い切りを行って午後に改めて馬体チェックを行いましたが、球節の状態は悪くなっていません。スッキリもしてはいませんが、コンディションは横ばいですし、この調子でしっかりケアをしていって来週の競馬を考えられればと思っているところです。ゲートの確認は行っていますが、今のところは課題と感じるほどではありませんよ」(木村師)
 ということで順調のようですね。優先権の切れる来週には予定通り出走できそうですし嬉しいですね。

 3月11日、本日も主戦の山本康志騎手に調教をつけていただいています。もう息もピッタリですし、更に優勝に近付きたいですね。順調に本数を消化していますし、次走が楽しみです。

 3月14日、主戦の山本康志騎手を背に追い切られています。格上馬に1.3秒先行し同入するという形での稽古ですが、アルマニャック自体、格上馬の胸を借りて、自己ベストを更新するいい動きでした。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。アルマニャックなりには非常にいい状態だと思います。途中の調教過程もいいですね。
 相手は強いですが、この充実度でどれだけやれるかですね。

●気になる出馬想定表(3月17日 阪神4R)

出馬想定表 3月17日 阪神4R 障害未勝利 ダート2970m フルゲート14頭 想定数11頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アルマニャック 山本康志  2/19 未勝利 京都ダ2910 11 10 A−
エイユーブラッサム 白浜雄造  3/03 未勝利 阪神ダ2970
カシノハクリュウ 黒岩悠  2/11 平500万 小倉ダ1000 11 14
キクノセンヒメ 今村康成  2/19 未勝利 京都ダ2910 11
シャインモーメント 植野貴也  1/05 平OP 京都芝3000 10 11
スマイルフォンテン 鈴木慶太  2/25 未勝利 中山ダ2880 11 13 12
ディアプリンシパル 北沢伸也  2/25 未勝利 阪神ダ2970
テイエムライジン 難波剛健  2/25 未勝利 阪神ダ2970
ニホンピロキリバス 田村太雅 11/26 未勝利 京都ダ2910
ハードウォン 小坂忠士  2/05 平16下 京都ダ1200 12 16
ユウターチェイサー 金子光希  1/09 未勝利 京都ダ2910

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート14頭のところに現在11頭出馬想定されています。

前走1番人気の馬が2頭、今回が初障害ながら平地では準オープンと平地力のある馬など、なんとも豪華なメンバーです。このまま確定ですと、7番人気7着あたりになりかねません。

これ以降は2012年3月15日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 3月17日 阪神4R 障害未勝利 ダート2970m 出走数10頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アルマニャック 山本康志  2/19 未勝利 京都ダ2910 11 10 A−
エイユーブラッサム 白浜雄造  3/03 未勝利 阪神ダ2970
カシノハクリュウ 黒岩悠  2/11 平500万 小倉ダ1000 11 14
キクノセンヒメ 今村康成  2/19 未勝利 京都ダ2910 11
シャインモーメント 植野貴也  1/05 平OP 京都芝3000 10 11
ディアプリンシパル 北沢伸也  2/25 未勝利 阪神ダ2970
テイエムライジン 難波剛健  2/25 未勝利 阪神ダ2970
ニホンピロキリバス 田村太雅 11/26 未勝利 京都ダ2910
ハードウォン 小坂忠士  2/05 平16下 京都ダ1200 12 16
ユウターチェイサー 金子光希  1/09 未勝利 京都ダ2910

騎手の太字は乗り替わり

結局弱そうな馬が1頭消えただけで少頭数ながら豪華なメンバーになりました。それでも少頭数は嬉しいですね。最低でも8着以内。そんなに弱過ぎる馬はいませんからねぇ。

●騎手は山本康志騎手(ほっさん障害戦評価「A−」)

 今回もアルマニャックの鞍上は障害転向からずっと毎日のようにアルマニャックに調教を付けてくれている山本康志騎手です。

 前走に引き続きわざわざ関西までアルマニャックに乗りに来てくださいます。前走は京都で5着と掲示板と優先出走権を確保してくださいました。当然今回はそれ以上が期待されるわけですが、彼の手綱でなければ正直自信はないですね。わざわざ関西まで乗りに来てくださって感謝です。


 昨年(2011年)は良く名前を見ましたねぇ。特にマジェスティバイオで制した暮れの中山大障害JGT。実際はマジェスティバイオの主戦騎手が他馬に騎乗する為の代打騎乗でしたが、きっちりと結果を残しています。次はアルマでも結果を残していただきたいところです。


 2012年3月15日現在、中央95勝。平地では43勝、勝率3.3パーセント、連対率8.5パーセントに重賞勝ちなしと寂しい成績だが、障害戦では中央通算52勝、勝率6.9パーセント、連対率14.9パーセント、重賞6勝、GTは2011年の中山大障害(マジェスティバイオ)1勝となかなかの成績を残している。

 昨年(2011年)は、8勝、勝率14.0パーセント、連対率24.6パーセントと素晴らしい数字。暮れの中山大障害(JGT)も制しました。そんな勢いに乗る山本康志騎手ですから、期待が大きいことは言うまでもありません。


 山本 康志(やまもと こうし)は1977年2月28日生まれの35歳。日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンターに所属している18年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、近年は障害競走の騎乗が中心である。現在はフリー。

 1995年、第11期生としてJRA競馬学校を卒業し騎手免許を取得する。同期には石山繁、西谷誠、青木芳之、西田雄一郎らがいる。3月5日、佐々木亜良厩舎所属騎手としてデビュー。11番人気のバックファイアーに騎乗し13着だった。8月19日、4番人気のアイランドロッコーで初勝利もその年はこの1勝のみ(126戦)。なお、9月3日には障害レースに初騎乗。4番人気のブローフォンテンに騎乗し5着だった。

 1996年6月21日に早々とフリーに転身する。

 1997年2月23日、中山競馬場で行われた障害競走に3番人気で出走したストレートアンサーで勝利し障害レース初勝利を挙げる。同馬とは初の重賞となる阪神障害ステークス(春)にも出走したが競走中止となった。この年は平地で16勝。

 ここから徐々に障害の依頼が増え、2005年、新潟ジャンプステークスを6番人気だったメジロベイシンガーで制し重賞初勝利を挙げる。2010年以降は障害レースでしか騎乗していない。

 2011年、中山大障害をマジェスティバイオに騎乗して優勝し、J・GT初制覇。



 「特別に追う技術に秀でてるわけではないが、あきらめずに頑張って追ってくる。2011年の夏にはクリーバレンで新潟ジャンプSを差して制した。2010年&2011年の11勝で逃げ切りは1回だけ。好位か中位で脚をタメて抜け出すパターンが多い。1番人気馬(障害)では[14・12・10・13]の連対率.531。2007年以降、単勝8650円、1890円、1940円、2140円、5770円、1690円と伏兵馬で多く勝っている。入障戦や乗り替わりでいきなり結果を出すので注意したい。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績 (2戦0勝)

 2012年 1月21日 アルマニャック 障害未勝利 ダート障害2880m 10着/8番人気
 2012年 2月19日 アルマニャック 障害未勝利 ダート障害2910m 5着/11番人気

これ以降は2012年3月16日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「実力五分」


見解
「ニホンピロキリバスは緒戦が見せ場たっぷりで、その後AB着。勝てそうなところまできていた。練習ではさすがの飛越。緒戦を狙う。ディアプリンシパルは直線ダートに入ってからの伸びが確か。アルマニャックに注意。」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ニホンピロキリバス △△
ディアプリンシパル
テイエムライジン △△
シャインモーメント
エイユーブラッサム △△
ユウターチェイサー
アルマニャック
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ディアプリンシパル 2.3
シャインモーメント 5.1
ニホンピロキリバス 6.3
アルマニャック 7.4
エイユーブラッサム 7.5
テイエムライジン 8.9
ユウターチェイサー 10.7
カシノハクリュウ 18.8
ハードウォン 23.7
キクノセンヒメ 41.5



内炭亨のトビっきりこぼれ話

@ニホンピロキリバス

1番人気で3着に敗れた前走時は疲れが溜まっていたこともあったよう。ゲート再審査を課せられたこともあり、その後は放牧へ。先週のプランもあったが、1週スライドして好仕上がり。「先週の時点では重かったのですが、1週延ばして随分と上向いてます。ちょっと注文のつくタイプですが、この組み合わせなら」と田村Jの語気は先週より明らかに強まっている。ユウターチェイサーは3走前の走破タイムが速く、阪神にも良績。放牧明けだが、能力的にいきなり注意がいる。ディアプリンシパルは段々、飛越が雑になっているのが気掛かりだが、平地力はあり、スムーズならアッサリまで。テイエムライジンは前走が休み明けでひと追い欲しい状態。加えて「スタートを出てすぐに寄られて位置取りが悪くなったのが応えた」(難波J)とあり、今回変わり身が大きそうだ。エイユーブラッサムの白浜Jも前走時よりトーンアップ。

デイリー馬三郎

吉田順一 本紙の見解

「障害で(0211)の戦績を残すディアプリンシパルだが、順回り京都よりはタスキのある阪神の方が追い上げはスムーズ。相手緩和のここは勝ち負け。」

◎ ディアプリンシパル
○ ユウターチェイサー
▲ ニホンピロキリバス

以下省略

アルマニャックは無印。 唯一、木村記者が×(4番手評価)

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

アルマニャック(5着)

 「練習の感じからこれぐらい走って当然。緒戦の結果(10着)には納得していなかったんです。以前はゲート内で落ち着きがなかったのですが、陣営がうまく調整してくれて、スムーズになったのも大きいですね。こんなレースを続けていけば、そのうちもっと上位を争えると思います。」(山本康志騎手・競馬ブック)

 「攻め馬の感じや乗り味などからは、このぐらいやれて当然ですし、前走は納得いかない内容だったんです。ゲート内でソワソワしがちなところを、厩舎スタッフがしっかり教え込んでくれて、今日はスタートもまずまず。うまくいい位置で進められました。飛越も上達していますし、こういうレースを続けていければ、期待に応えることができると思います」(山本康志騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「課題だったスタートをうまく決めてくれて、好位でレースを進められたことが大きかったですね。飛越もすべてうまくこなしてくれましたし、これで一歩前進という気持ちです。調教でもまずはスタートという感じでやってきたので、まだ攻めていける余地を残しています。これからもっと良くなってくると思いますので、期待して待っていただければと思います」(木村哲也調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「馬体はこれぐらいで良さそう。3番手でうまく流れに乗り、勝負どころでも余力はあるように見えた。右手前のままで伸びを欠いたが、2戦目でレースぶりは一変。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

アルマニャック

 「変わり身を見せてくれた。脚元を考慮して時間をかけて調整してきたし、さらに前進を。」(木村哲也調教師・デイリー馬三郎)

 「これまでと同様にジョッキーの山本を背に水曜日に追い切っています。動きはまずまずで、当該週の追い切りということで今朝はこれまでのなかではいちばん強い負荷をかけたつもりです。時計的には5ハロン70秒ほどですが、外めを回ってのものですし、数字以上の負荷をかけることができていると思いますよ。いい意味で不安なことを考えずに体重のあるウチのスタッフを乗せて追い切れるようになればいいのかもしれませんが、球節は相変わらず不安定なので、やれることを工夫しながらやっていくしかありません。ギリギリのラインで攻めてきましたし、何とか競馬でもいい走りをしてほしいですね。前回で前進を見せてくれましたが、脚元を考えると常に一戦一戦が勝負になりますから、いい結果を出して欲しいと思って送り出します」(木村哲也調教師・キャロットクラブ公式HP)

●ほっさん予想

 先週の障害未勝利戦の弱面が嘘みたいな豪華なメンバー構成です。1つ勝ちたいアルマニャックとしては厳しいメンバーですが、ここで怯んでいるようでは当然1つ勝ってから頭打ちになってしまいます。

 このメンバーでも掲示板を死守したいですね。常識的には7着あたりなのでしょうが。

 今回は追い切りも今までにないほどの負荷をかけ、仕上げて来ています。優先権を持って万全の調整で臨む一戦。どんなレースを見せてくれるのか楽しみです。

●当日は現地応援いたします

 3月17日は基本出勤日の私ですが、同僚から交替してくれと言われて、私としてもちょうど土曜日でしたし、快く交替を致しましたので、休日です。ですので、愛馬マデイラ、アルマニャック、クレセントシチーの応援をしっかりと現地でしてきたいと思います。また、同日は中山でも愛馬エスペランサシチーとクリンゲルベルガーが出走します。愛馬5頭が同日出走なんて過去に例がありません。ましてや我が軍団はデビュー前の2歳新馬を合わせて16頭しかいない少数軍団ですから。

 口取りも阪神出走の全馬応募しました。全馬人気は7番人気あたりでしょうし、口取りも非抽選で権利が貰えるのではないかと思っています。私自身はいずれも一発があっても不思議はないと思っています。それぞれに強力な相手がいますが・・・。

 なお、いつものようにパドックをはじめ写真を多数撮って来て掲載する予定ですが、当日は車の納車日で、競馬場から車屋に直行です。ですので、以下の更新はいつになるかわかりません。のんびりとお待ちください(笑)。

これ以降は2012年3月18日に作成

●パドック

 当日は口取りの権利を持って(と言っても応募者5名の非抽選当選ですが・・・汗)アルマニャック、マデイラ、クレセントシチーの応援に行ってきました。

 雨予報でしたが、撮影時は雨も止み、曇って決して撮影にいいコンディションとは言えないものの、それなりに撮影できたと自負しています。

 以下は撮影順です。


出走24分前は確かに2番人気だった我らが愛馬アルマニャック。



3番人気2着だったニホンピロキリバス。



1番人気も落馬による競走中止だったディアプリンシパル。飛越がだんだん雑になっているという専門家の指摘はバッチリ。



おい、小池。・・・じゃなく、おいアルマと私の呼びかけに振り向くアルマニャック。



雰囲気は良かったですよ。パドックではもしかして勝っちゃうのではと思いました。



関東に転厩後、こうやって関西でアルマニャックを見られるのは嬉しいですね。



甘えるアルマニャック。



忍法雲隠れの術を唱える山本康志騎手。



意識して見るのは初めてとなる山本康志騎手。



いつもアルマを育てていただいて感謝しています。これからもずっとアルマに乗ってくださいね。

●レース 


前走もいい先行力を見せてくれたアルマニャックですが、今回もどの馬よりもいいスタートでした。



この先行力があればいずれはもっと上位を窺えるでしょう。



二の脚も速くここでも私は勝ったかと思いました。

 アルマニャックは2番手につけます。飛越も上手くなり、3コーナー近くの生け垣障害で先頭に躍り出ます。しかし、グリーンウォールあたりで有力馬に交わされると早くも徐々に遅れ始め、もう浮上は無理な脚色になります。向正面では早くも気合を入れる為にムチが入ります。しかし、そこからジリジリと下がりながらもなんとか最後の最後まで先頭集団について行き、7着で入線。道中の脚色を考えると最後までよく頑張ってくれたと思います。

これ以降は2012年3月23日に作成

●時計の評価

 脚抜きのいい馬場状態だったことを考えると1ハロン13秒6という今回の時計は不満ですね。前走は13秒5でした。勝ち馬との差も前走は1秒8でしたが、今回は2秒7も離されています。

 私は疲労だと考えます。障害試験に合格してからずっと走り詰めですし、そりゃ、疲れもあるでしょう。今回はレース後放牧に出されましたし、しっかりと休養を取って脚元も良化すればもっとやれると思います。そのくらい先行力は素晴らしく、また飛越も回数を重ねるごとに上手になっています。

●レース後の騎手・調教師のコメント

アルマニャック(7着)

 「先行して粘り込むタイプ。前走の京都では後続の追い上げが遅かったから踏ん張れたけど、阪神だと後続の追い上げが早かった。具合は良かったし、飛越も上手だから、そのうちには。」(山本康志騎手・競馬ブック)

 「スタートが良かったし、うまく前々で進めることができたのですが、最後は速い脚がない分苦しくなってしまいました。前走の京都のように、もう少し後続が来るのが遅ければまた違ったと思います。ただ、レースぶりは徐々に良化していますし、使いつつ速い脚もついてくると思います」(山本康志騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「スタートも落ち着いて切れるようになりましたし、悪くない形でレースに入れたと思います。ただ、隊列の入れ替わりがあったりしてキツかったところも否めないでしょう。レース後に山本と話をしましたが、速い脚がないことを考えて積極的に行ったことが、却って自分でキツいペースになってしまったと言っていました。飛越は上手い部類の馬ですし、初戦より感触は良くなっているのですが、結果が伴わず悔しいです。申し訳ありません。悪い馬場を走ったあとでもありますし、まずはよく馬をチェックしておきます」(木村哲也調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

アルマニャック(7着)

 「馬体は締まってきたが、スピード感に欠ける飛越が何カ所か。次第に下がって盛り返せず。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 出走奨励金が35万円。特別出走手当が356000円ですから、706000円。1口ですと、1450円程度になると思われます。ちょうど1月の維持預託料程度です。

●今後の展望

 先行力もありますし、飛越も回を重ねるごとに上手くなっていますので、いずれは出番が来ると思います。こうやって、出走奨励金の貰える範囲で走っていれば、引退に追い込まれることもないでしょうし、勝てなくても、ずっとこんな感じで8着以内には入って欲しいですね。

●最後に

 今回は追い切りを今までにないくらい強化して負荷を高め、パドックで見ていても気配が良かったですし、出走24分前までは2番人気と勝ち負けをかなり意識しましたが、終わってみればスタミナ切れの為に失速。障害試験に合格してから使い詰めでしたし、負荷をかけて追い込んだことで、逆に馬がバテてしまった感があります。

 しかし、陣営の考え方は納得ができますし、次走は十分に休養時間を設けて疲労を取れば、抜群の先行力と飛越のうまさでまた上位に浮上してくれると思います。

 兄でオープン馬だったカフェオリンポスも姉のシャラントレディも5歳以降から本格化し始めています。アルマニャックも時間をかけてじっくりと育てれば、上同様成長や活躍が見られると思っています。

 ですから、今回の休養は私はゆっくりとすれば良いと思っています。とりあえず、ここ2戦の内容から、すぐに引退になることはないでしょうし、安心しています。

 十分に休養を取っての次走は期待しているぞ。

 頑張れ、アルマニャック!!

これ以降は2012年3月27日 引退による追記

これ以降は2012年3月23日に第13戦特集にて作成(現在13戦特集は閉鎖)

●3月21日にノーザンファーム天栄に放牧に出ました

 以下は3月21日に更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告です。

「先週はもうひとついい競馬ができずに申し訳ありませんでした。結構ボコボコとした馬場を走っていたのもありましたし、レース後の反動が心配ではあったのですが、極端に悪くなっているようなことはありませんでした。ただ、安心できるものでもありませんし、今後も慎重に見極めながら接していかなければいけないのは確かだと思います。その他でも大きなダメージはなさそうなのですが、続けて使ってきた分の疲れも感じるような内容でしたし、いったんリセットする意味でも放牧に出したいと思います。本日天栄へ放牧に出しましたので、様子を見ながら調整を進めてもらい、態勢が整うようならば春の東京開催あたりを目指していければと考えているところです」(木村師)21日にNF天栄へリフレッシュ放牧に出ました。

 ということでやはり木村哲也調教師もアルマニャックの疲労を感じたようで、3月21日にノーザンファーム天栄に放牧に出されました。逆に今回も続戦だと怖いですね。障害試験からずっと頑張って来ましたから、そりゃ、疲労も相当あるでしょう。また苦手の遠征続きでしたし。

 アルマニャックは前走も素晴らしい先行力を見せてくれましたし、飛越もだんだんと上手になっていますので、十分に疲労を取った休み明けはいきなり期待しています。

 兄のカフェオリンポスも姉のシャラントレディも5歳あたりで本格化しましたし、このアルマニャックも時間がかかればそれだけ成長してくれると思っています。2、3か月でもゆっくりとして次に賭けたいですね。中山と違い障害の低い東京は輸送も少なく最適でしょうね。

これ以降は2012年3月27日に作成

●3月25日、右前脚の繋部分に剥離骨折が判明し引退が発表されました

 以下は3月25日に更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告です。

ノーザンファーム天栄へ移動後に改めて馬体チェックを行ったところ右前脚の繋部分に剥離骨折を負っていることが判明しました。「放牧に出てきて様子を見ていたのですが、右前脚の球節付近が少し気になったのでタイミングを見て検査しました。その結果、繋部分の骨の一部が剥離していることがわかりました。負担のかかりやすい箇所だったようだし、レースで傷めてしまったのかもしれません」(天栄担当者)「レース後数日の様子では、安心はできないけれど歩様の乱れやキツい熱感は見られなかったので、疲れを取る期間を設けてあげればまた次走へ向えるだろうと思っていました。それで先週半ばに放牧に出させていただいたのですが、現地へ移動して時間が経ってから少し気になるところが出てきたということで確認してもらいました。そして、骨に剥離している箇所があることが判明したと連絡がありました。右前脚は以前から負担がかかっていましたし、ギリギリのところで競馬へ向かっていたのもあり耐えきれなかったのかもしれません。せっかくいただいた機会でしたし、なんとかいい走りをさせたいし、馬にも会員の皆様にも喜んでいただきたいと思いながらジョッキーと厩舎スタッフ一丸となってやってきただけに、このようなことになってしまい誠に申し訳ありません」(木村師)あと一歩のところで平地の未勝利戦を勝ち上がることができませんでしたが、心機一転して新しいステージに活躍の場を求めてこれまで取り組んでまいりました。右前脚は負担のかかり箇所だっただけに入念なケアの元これまで調整を行っていましたが、タフな馬場になっていたこともあってか堪えきれなかったのかもしれません。骨折自体は時間をかけてあげれば癒えるものですが、治癒には少なからずとも3〜4ヶ月ほどのお時間をいただくことになります。また、怪我を癒しても負担がかかりやすいことは変わらないので今後も同じ悩みを抱えていくことにもなりかねません。これまでの戦績、本馬の状態面を考慮しますとこれ以上は会員の皆様のご負担にもなってしまうことから、木村哲也調教師と協議を行った結果、中央競馬登録を抹消することになりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されています会員の方へは追って書面をもってご案内いたします。

 ということで、我らが愛馬アルマニャックは2012年3月25日に右前脚の繋部分に剥離骨折が判明し引退が発表になりました。

 思えば、今回のレースの後半の失速ぶりも骨折が影響していたのかも知れません。だとするとよく7着に来たものです。それがなければ、やはり勝っていたかも知れませんね。

 しかし、現状、障害戦でも未勝利勝ちがやっとのレベルですし、とても上のクラスでやれるとは思えません。未勝利だという現状を考えると引退はやむを得ない判断だと思います。

 私としては兄、姉同様にこれからの成長に期待していただけに大変残念ですが、こればかりは仕方ありません。

 先週引退期限で引退した愛馬クリンゲルベルガーに続いて2週連続で旧浅見秀一厩舎所属の愛馬が引退することになりました。


 アルマニャックは第一次募集で散々抽選で外れた私が馬体の良さと浅見秀一厩舎ということに惹かれ購入した愛馬です。未勝利戦では交流戦を含め9戦と良く走らせていただきました。浅見秀一調教師には感謝の気持ちしかありません。

 その後、平地では勝ち切れないものの3着という成績もあり、障害戦にチャレンジすることになりましたが、引退を回避することができ嬉しかったですね。あっさり引退でも不思議ではないですから。

 障害転厩と共に美浦の木村哲也厩舎に転厩になりました。障害戦で1つの勝ち星もない厩舎ですから、最初は不安もありましたが、山本康志騎手共々、熱心に調教していただき、この厩舎に転厩してきて本当に良かったと思っています。

 転厩したのが関東の厩舎ですから、もう愛馬アルマニャックには会えないのかなと思っていましたが、中山の障害の高さを嫌い関西に遠征。たまたま関西での出走が私の休日と合ったことから、現地で応援することができました。アルマニャックを見られたことも、熱心に調教をつけていただいた関東の山本康志騎手を見られたこともいい思い出です。最後の単勝馬券も障害の記念です。

 12戦して1つも勝てませんでしたが、毎回毎回が期待をさせるレースばかりで、ハラハラドキドキと楽しい時間をたくさんいただきました。

 デビュー戦前は調教時計が全然詰まらずに、私は走らないのではないかと公言していたものの、4番人気。そのレースを勝ったキャロのアルマニャックよりも低額馬シヴァルリーからは致命的な3.9秒差の8着。本当にがっかりしたものです。

 続く2戦目はその大敗内容からいきなり12番人気。浅見秀一調教師はそんなアルマニャックにも松岡正海騎手という一流の騎手を用意してくれますが、14着とまたまた勝ち馬からは3秒以上の差。

 そこで3戦目は地方交流戦となりますが、陣営は追える騎手・岡部誠騎手に依頼して最後までしっかりと追わせ、馬に競馬を教え込むことを選択。これが功を奏して、続く4戦目には浜中俊騎手の好騎乗もあって11番人気の4着。

 しかし、その3戦目と4戦目の間には忘れられない出来事が。それは2011年3月12日に川原正一騎手で阪神の芝1600mへの出走が確定していたことです。

 結局3月11日の大地震でレースは中止。これは仕方のないことですが、アルマニュックはクロフネ産駒ですが、血統に非常にお詳しいKIRIKA様から芝でこその馬とデビュー前から助言をいただいていたこともあり、私も芝のレースは凄く楽しみでした。実際、力の要る坂路で時計が出ないわけですから、同じくクロフネ産駒で芝の新馬戦を圧勝した愛馬マデイラのように芝の方が走るかも知れません。

 そんなこんなで凄く楽しみにしていたレースでしたが、中止になり、それ以降、アルマニャックが芝のレースに出ることは一度もありませんでした。これだけが凄く心残りです。

 一度目覚めたアルマニャックはそこから5、6、5、3着と安定勢力となり、毎回レースが楽しみでなりませんでした。ただ、3着の時でも勝ち馬からは1.9秒も離され、勝ち負けに絡んだというレースは一度もなかったですね><。

 平地最後のレースは10着に敗れ、その内容からもう引退かと思われましたが、入障が発表。障害初戦は全くの内容で、次走で引退かと思われましたが、障害2戦目は5着と変わり身を見せ、この感じならいずれは勝ち上がれると思いました。

 そして最後の一戦となる2012年3月17日は私は口取りの権利を持って臨みましたが、道中は先頭に立つもそこからずるずると後退。骨折が影響していたんでしょうね。


 本当にいい馬を購入できたと思っています。最後の最後も骨折で引退と保険金の下りる形での引退。何もそこまで馬主孝行をしてくれなくてもと涙がでます。成績不振でそのまま怪我なく引退してくれればそれで良かったのに。

 同期で同様の募集金額だった私ほっさんの落選馬ケミカルチェンジとダブル部分が多かったですが、結局平地も障害もケミ様には完敗でした。そんなこともいい思い出です。


 たくさんの思い出をありがとう。アルマニャック、いい馬でした。

最後までご愛読ありがとうございました

これを持ちまして、2009年12月22日から追いかけ続けた愛馬アルマニャックの特集は終了させていただきます。

2012年2月28日立ち上げ 3月2日、4日、7日、11日、14日、15日、16日、18日、23日加筆 27日追記
アルマニャックの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2012年 2月19日 第11戦 障害未勝利 京都ダ障害2910m (5着/11番人気)

2012年 1月22日 第10戦 障害未勝利 中山ダ障害2880m (10着/8番人気)

2011年 9月 4日 第9戦 3歳未勝利 札幌ダ1700m (10着/7番人気)

2011年 8月20日 第8戦 3歳未勝利 札幌ダ1700m (3着/9番人気)

2011年 5月11日 第7戦 JRA指定交流 リゲル特別 門別ダ1800m (5着/2番人気)

2011年 4月30日 第6戦 3歳未勝利 新潟ダ1800m (6着/3番人気)

2011年 4月17日 第5戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (5着・6位入線/7番人気)

2011年 4月 2日 第4戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (4着/11番人気) パドック写真付き 現地観戦レポート

2011年 1月12日 第3戦 JRA指定交流 アップル賞 名古屋ダート1400m (4着/4番人気)

2010年10月 2日 第2戦 2歳未勝利 阪神ダ1800m (14着/12番人気)

2010年 9月 4日 デビュー戦 2歳新馬 札幌ダ1700m (8着/4番人気)

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