アルマニャック(コニャックレディの08) 第2戦


無事2歳9月にデビューしたものの、

あまりいいところはなく8着敗退。


確かに大型馬の初戦で追い切りも動きは悪く上がり目はあると思われるが、

楽観的なことばかりも言えない状況。


9月20日 札幌1R 2歳未勝利 ダート1700mに出走想定も、

除外確実で出馬投票せず。

そして栗東トレセンへの移動が報告されました。


10月2日 阪神1R 2歳未勝利 ダート1800m 混合戦に出走!!

しかし、14着/12番人気と大敗。


29日の追い切りでは終い脚が上がってしまい散々。

常識的にはタイムオーバーを心配すべきと言っていた私だけに想定の範囲内。。

レース回顧と時計の分析を掲載。

10月6日に宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出されました。

(2010年10月7日完結)

2010年9月15日立ち上げ

●気になる出馬想定表

出馬想定表 9月20日 札幌1R 2歳未勝利 ダート1700m 全22頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アドマイヤセリナー
アルマニャック 丸山元気  9/04 新馬 札幌ダ1700
ウォーターデューク
エーシンイグアス
エラット
オリオンザゴールド
カシマホクト
グローバルチャージ
サダムグランジュテ
スリープレシャス
ディーエスラムール
ハードポケット
ボールドキング
マイネルパラダイム
マイネルムジカ
マダムショコラ
メイショウホウユウ
モンフォール
ラショウモン
ラヴィアンクレール
レッフェルン
レナソニック
フルゲート15頭のところに想定数22頭で、キャロットクラブHPでも除外対象となっています。

これ以降は9月16日に作成

●9月20日の回避と栗東への移動が報告されました

 9月16日に発表されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告は以下の通りです。


「今週の競馬に使うつもりで今朝追い切る予定でしたが、想定を見ると出走間隔が足りず使えそうにありません。一度使った上積みをここで見ておきたかったので残念ですが、予定を変更して栗東に戻すことにしました。今のところ、明日函館を出発して土曜日に栗東へ戻る予定です。その後は輸送のあとの状態をよく見てから検討します」(浅見師)17日に函館競馬場を出発し、18日に栗東トレセンへ帰厩する予定です。


 というわけで、出馬投票を断念し、栗東に移動することになりました。前回のような輸送熱が心配ですが、丸山元気騎手がおっしゃっていたように、トレセンの坂路でしっかりと後脚を鍛える必要があり、この移動は賛成です。函館では平坦のウッドチップやダートしかありませんからね。

 まずは無事に帰ってくることを願います。

これ以降は9月25日に作成

●無事栗東に戻ってきました

 9月23日に報告されましたキャロットクラブ公式HPアルマニャックの近況報告によりますと、アルマニャックは予定通り18日に栗東トレセンに帰厩し、状態も良いようです。

 以下は23日に発表されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告です。


23日は栗東坂路で15−15程度の調教を行いました。「先週末に栗東へ移動し、その後も体調に問題ないことから、すでに乗り出しています。今朝は坂路で15−15強め程度のところを乗りましたが、終いまでしっかりと走れていましたし、順調にペースを上げていけそうな雰囲気です。まだ次走については未定ですが、札幌でも使うつもりで調整してきたので、週末の追い切り次第では来週の競馬も視野に入れられると思います」(浅見師)


 北海道に輸送された時は輸送熱で1カ月程度の時間を休養に使ってしまいましたが、今回は上手くいったようです。これが心配でしたので、何よりです。

 しかし、いつも移動情報の早いキャロットクラブですが、今回は18日の移動の報告が23日と心配している保護者そっちのけで非常に残念でした。

 調教師側から情報が来ないのであればこちらから聞くなりして早い情報の更新を望みます。


 早速23日に追い切られました。10月2日の阪神1R ダート1800mに出走するのでしょうね。

これ以降は9月29日に作成

●追い切り情報(9月29日更新)

前走前 9月1日 函館W 稍重馬場 強めに追う

助手
4F 55.8
3F 39.4
1F 13.5[9]
ジェットストリーム(2歳未勝利)馬なりの外同入脚色劣



9月23日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.5
3F 43.9
2F 28.4
1F 13.8


9月26日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 56.4
3F 40.9
2F 28.3
1F 14.6
ヤマニンシャスール(古馬500万下)馬なりを0.2秒先行クビ遅れ


9月29日 栗東坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 55.2
3F 39.8
2F 26.8
1F 13.9
キングシャーロット(古馬500万下)馬なりを0.2秒先行0.1秒遅れ
 9月23日、前走後の丸山元気騎手のコメントにもありましたが、負荷のかかる栗東の坂路で鍛えられています。後肢を鍛えることによって、最後の踏ん張りも利くようになりますし、少なくとも前走のようになることはないでしょう。
 前走はまだまだ全てが緩い感じでしたので、しっかりと乗り込まれて馬体が引き締まっていくことを期待します。

 9月26日、一杯に追って4F56.4秒ですか・・・。終いの伸びもイマイチでこれはまだまだですねぇ。うーん、この程度の馬なのでしょうか。もっと時計を詰めることに期待します。この追い切り時計ではダートでは厳しいでしょうから。

 9月29日、一杯に追われましたが終い脚があがっています。これでは出走しても早々の脱落は目に見えています。本日(29日)更新されたクラブ公式HPでアルマニャックについて浅見秀一調教師は次のようにおっしゃっています。
「今朝は坂路で併せて追い切りました。日曜にも坂路で56秒程度のところを乗っているのですが、15−15までは素晴らしいキャンターをするのに、ペースが速くなるとスピードに乗っていかない感じがします。今朝も残り2ハロンから手が動きだして最後は一杯。大型馬で、まだ体力がつききっていないのかもしれません。追い切り後の状態次第ですが、今週使って一度放牧に出して成長を促すことも考えています」
 というわけで、私も全くの同意見です。体力がつききっていない、或いは能力がこんなものかも知れません。これでは出走しても上がり3ハロンは40秒台確定だと思いますが、一走してから休養するようですね。少し休養が長引きそうです。
 今週出走するのであれば、私ほっさんの追い切り評価は最低の「D」です。全然ダメだと思います。タイムオーバーも覚悟しなければいけません。

●気になる出馬想定表(10月2日 阪神1R)

出馬想定表 10月2日 阪神1R 2歳未勝利 ダート1800m 全21頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アランロド
アルマニャック 丸山元気  9/04 新馬 札幌ダ1700
カシノウィンド
キョウワオリオン
キンショーノドン
クリノダイヤモンド
グレープブランデー
コスモロッキー
タイセイソルジャー
タガノキズナ
ダートムーア
チーフミッキー
テイエムフブキオー
ナムラカンタベリー
ニューブライトリー
ハクユウサンサン
ヒデノオーカン
ピースフルアース
フレンドハーバー
マイネルハミルトン
マイネルムジカ
フルゲート16頭のところに想定数21頭です。

これ以降は9月30日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 10月2日 阪神1R 2歳未勝利 ダート1800m 全16頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アランロド 和田竜二  9/12 未勝利 阪神芝1400 11
アルマニャック 松岡正海  9/04 新馬 札幌ダ1700
カシノウィンド 赤木高太郎  9/11 未勝利 阪神芝1600 10
キョウワオリオン 佐藤哲三  9/19 未勝利 阪神ダ1800
キンショーノドン 北村友一  9/12 新馬 阪神芝1600 10
クリノダイヤモンド 高倉稜  9/11 新馬 阪神芝1400
グレープブランデー 福永祐一  9/26 新馬 阪神ダ1800
タイセイソルジャー 小牧太  7/10 未勝利 阪神芝1600
ダートムーア 川田将雅  9/12 未勝利 阪神ダ1400
チーフミッキー 松田大作  8/28 未勝利 小倉ダ1000 10
トーホウジャパン 太宰啓介  9/12 未勝利 阪神ダ1400
ナムラカンタベリー 酒井学  8/01 未勝利 小倉芝1800 13
ヒデノオーカン 渡辺薫彦  9/19 未勝利 阪神ダ1800 13
フレンドハーバー 幸英明  8/28 未勝利 小倉芝1200 10 10
マイネルハミルトン 国分恭介  9/11 未勝利 阪神芝1600 10 10
マイネルムジカ 浜中俊  8/28 未勝利 札幌芝1800 13

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

これ以降は10月1日に作成

●騎手は松岡正海騎手で激アツ

 1984年7月18日生まれの27歳。2003年に前田禎厩舎所属でデビュー。現在は相沢郁厩舎所属。10年目。同期は石橋脩騎手、長谷川浩大騎手ら。

 初年度は11勝で、25勝した石橋脩騎手に遅れをとり関東新人騎手賞を逃した。初勝利はデュエットシチー。

 通算100勝を上げたのは石橋脩騎手と同じ日だった。

 2005年2月にダイヤモンドSで重賞初勝利を上げるが、同年秋、前田禎師が逝去し、相沢郁厩舎に異動した。

 2006年にはマイケル・キネーンの紹介によりアイルランドの有力な調教師ジョン・オックス厩舎の元で約3ヶ月間の海外出張を行った。現地では騎乗は2鞍(6着、8着)だったが、馬の身の回りの世話や日本との違いなどを肌で感じ取った。松岡自身も、「この時の経験が、自分の競馬に対するスタンスを変えた。」と語っている。翌2007年もアイルランドで修業をしている。

 2007年の皐月賞は15番人気のサンツェッペリンでハナ差2着と惨敗。相当悔しがり、検量室前で思わずヘルメットを叩きつけた。同年のヴィクトリアマイルを12番人気のコイウタで勝利し、GT初制覇を果たしている。

 2009年4月18日には通算勝利数が300勝に到達し、同年5月3日に12番人気のマイネルキッツで天皇賞・春を制覇。

 2008年が91勝、2009年は98勝、2010年の今年は9月30日現在82勝(全国騎手リーディング堂々の3位)と今までにないハイアベレージで念願の100勝を達成する勢いである。


 07年あたりから技術と気力の両面で飛躍的に成長している。パワーは明らかに強化され、馬上で激しいアクションをとっても乱れは少ない。窮屈なところを思い切って突っ込んでくるし、最後まで諦めない闘争心が出ている。勝負勘で位置取りを判断し、自在にレースを運ぶタイプ。あらゆる面から競馬を見ようとしていて、競馬予想が好き。このことが影響しているからか、コメントは非常に的確である。
 コース的には福島と新潟が狙い目。


 元騎手で競馬評論家の坂井千明氏に師事しており、坂井が主催する若手騎手の勉強会、通称「千明塾」門下生の代表的な存在である。

 独身時代はキャバクラ好きとして知られ、『競馬最強の法則』(KKベストセラーズ)誌上でターザン山本と対談した際には「(キャバクラは)わが国の宝ですから!(笑)」とまで語っていた。当時はそのこともあり金遣いも荒く、年間数千万円の収入があるにも関わらず、しばしば担当の税理士から「もう少し稼がないと税金が払えなくなる」と注意されていたという(『競馬最強の法則』2007年11月号) 。

 野球をプレーした経験があり、2006年5月22日に行われたJRA騎手東西対抗野球大会では、投手として完投勝利しMVPを受賞した。

 タレントほしのあきが名付け親で有名なハシッテホシーノの主戦騎手に指名された事がきっかけでみんなのウマ倶楽部のレギュラー、木下優樹菜と知合い、「GTで勝ったら、インタビューで(木下の口癖である)『チョリース!』を披露する。」と約束。その後、上述の通りマイネルキッツで勝利したため約束を実行に移す。しかし、伝統の天皇賞に於いてのその行為に批判の声があった。

 競馬評論家の中では清水成駿氏のファンで、『1馬』(現・優馬)で「今日のスーパーショット」を連載していた頃からの愛読者だという。清水が東京スポーツに移籍してからも同紙の「馬単三国志」を愛読している。

 2009年12月にタレントで『馬三郎』で競馬予想を掲載している杉浦美帆さんと結婚。

 JRA騎手の南田雅昭、黛弘人らとはバンド仲間であり、「ノビーズ」というバンド名でライブ活動を行っている。

 週刊Gallopや自著「藤田伸二の男ラム」で、藤田伸二騎手が「最近の若い騎手は覇気がない」と言いつつも「正海はいいね」と発言したことがある。
 一方、田原成貴元調教師は、松岡について注目する若手騎手としつつも「いい意味でのヤンチャとただ荒々しいことを取り違えているんじゃないかと疑いたくなるほどもつれた場面で危険な乗り方をしているレースがある」との懸念も表明している


 そんな話題に事欠かない松岡正海騎手だが、私ほっさん愛馬との相性も良く、勝率は50パーセント、連対率は75パーセントに及ぶ。最初にチャーミングシチーに騎乗したいただいた時から私の松岡正海騎手に対する評価は非常に高く、彼で負けたらどうしようもないと思える。
 今ではGT5連勝中のエスポワールシチーだが、初重賞挑戦の平安Sで2着に惜敗し、続いて駒を進めたGTフェブラリーSでも4着と重賞で勝てない時期があったが、マーチSでは松岡正海騎手が手綱を取り、見事初重賞制覇を達成していただいた。

 9番人気のチャーミングシチーを最後までしっかりと追って2着に持ってきたり、GTでも二桁人気馬で勝つなど人気薄でも持ってくる技術は確か。
 今回も人気薄だろうが鞍上の手腕による大駆けに期待したい。


 ほっさん愛馬での成績

2007年 9月 9日 チャーミングシチー  2歳新馬       阪神芝1800m 2着/9番人気
2008年 5月 3日 アイオロスシチー   3歳500万下    東京ダ1600m 11着/4番人気
2008年11月 2日 エスポワールシチー 錦秋S 1600万下 東京ダ1600m 1着1番人気
2009年 3月29日 エスポワールシチー マーチS GV    中山ダ1800m 1着1番人気

●ほっさん予想

アランロド

 牝馬限定の新馬戦は芝の1200mで3着。しかし、次走はいいところなく11着敗退。そこで今回はダートに目先を変えるが。

アルマニャック

 とにかく追い切りの動きが悪い。これでは勝ち負けどころかタイムオーバーの懸念も。

カシノウィンド

 今回で5戦目。全て芝だが勝ち馬からは常に0.8秒以上離されいいところなし。初ダートでも・・・。

キョウワオリオン

 芝ではワンパンチ足りずに前走ダート変わり。ここは1番人気に支持されるも惜しくもクビ差の2着。今回鞍上も強化し万全の態勢。しかし、時計は平凡で付け入る隙はある。

キンショーノドン

 前走の芝1600mは5番人気に支持されるも案外で今回はダートに。父はアドマイヤジャパンでダート変わりがプラスかどうかは微妙。

クリノダイヤモンド

 前走の芝1400mの新馬戦は勝ち馬から0.4秒差の5着と悪くない。そのまま来週の牝馬限定戦でも良さそうだが、牡馬混合のダート戦に。

 父はスウェプトオーヴァーボードでダートも良さそう。

グレープブランデー

 前走の新馬戦は今回と同じコースで2番人気2着と好走。しかし、時計はイマイチで今回どこまで短縮できるのか。

タイセイソルジャー

 ここまで2走は芝で強い相手と戦ってきたが、勝ち馬からは1秒以上離されてワンパンチ不足。そこで今回はダートへ。父はステイゴールドでダート変わりはどうか。

ダートムーア

 父はアルマニャックと同じクロフネ。こちらは新馬戦1番人気4着、2戦目2番人気2着と成績は安定。

チーフミッチー

 芝の新馬戦はさっぱりだが、前走ダートに変わって3着。しかし1000mのことで勝ち馬からも1.1秒離されている。一気の距離延長も不安。

トーホウジャパン

 前走はダート1400mながらなかなかの走破時計。デュランダル産駒で距離延長は疑問だが勝ち負けも。

ナムラカンタベリー

 前走は芝だが内容が酷過ぎて。

ヒデノオーカン

 新馬戦は16番人気と全く見向きもされない存在だったが、ダートに変わってから4、6、4着と成績は安定。

フレンドハーバー

 ダートはデビュー戦以来だがその時はさっぱり。さっぱりなのでそこから4戦芝を使われたがそれでもさっぱり。

マイネルハミルトン

 ここまで3戦芝を使われたが全くいいところなく今回初ダート。

マイネルムジカ

 常に人気はあるものの結果が出ない。今回ダートに目先を変えるものの・・・。

総評

 正直何が勝っても良いが、アルマニャックは厳しい状態。初戦は競馬ブックのスピード指数でも「11」ととんでもなく低い数字。そりゃ勝ち馬から3.9秒も離されれば当然だが。

 そして大型馬の2走目とはいえ追い切りの終いの脚の上がり方の酷いこと。これでは勝ち負けよりもタイムオーバーを心配すべきで、8着以内は厳しいと思っています。

 しかし、鞍上は現在全国騎手リーディング堂々3位の追える騎手・松岡正海を配したことで上手く持たせてくれればという淡い期待もある。それでも常識的には厳しいだろう。

 何か次に繋がる点が見えれば、或いは松岡正海騎手に競馬を教えていただければいずれは浮上してくる可能性もある。その辺りに期待したい。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「小波乱」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬
ヒデノオーカン
キョウワオリオン △△ △△
キンショーノドン
ナムラカンタベリー
グレープブランデー
アルマニャック
カシノウィンド
マイネルムジカ
ダートムーア
フレンドハーバー
トーホウジャパン
タイセイソルジャー △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
グレープブランデー 2.9
ダートムーア 3.8
トーホウジャパン 5.5
キョウワオリオン 8.2
マイネルムジカ 11.6
タイセイソルジャー 20.8
アルマニャック 23.2
アランロド 23.7
マイネルハミルトン 23.7
以下26倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
アルマニャック 11 11


騎手今日の馬

松岡正海 アルマニャック △2戦目当然前進可能

デイリー馬三郎

予想印

◎ ダートムーア
○ トーホウジャパン
▲ グレープブラン

以下省略

アルマニャックは無印

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

アルマニャック(8着)

 「ゲートで落ち着きがなかったですし、体もまだ全体的にゆるくて幼いですね。大型馬ということもあって、走りがもっさりとしていました。今は滞在競馬なのでコース調教しか行っていませんが、栗東の坂路で鍛えていけば体もしっかりしてくるでしょう。いいものは持っていると思うので、時間をかけながら体がしっかりしてくればいいですね」(丸山元気騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「懸念していたスタートがもっさりしていましたし、全体的にメリハリに欠けるレースになってしまいました。大型馬で、使いつつ良くなってくるタイプなのでしょう。レース後はとくに馬体に異常なしと報告を受けていますが、体調や疲れをよく確認してどうするか検討します」(浅見秀一調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

アルマニャック

 「行きっぷりは良くなったけど、まだ覇気がないね。広い阪神コースで浮上のきっかけを。」(山吉助手・デイリー馬三郎)

●明日は仕事で応援に行けません

 10月の1日、3日、5日、6日と仕事が休みの私ほっさんですが、ちょうど2日は仕事で応援に行けません。せっかく阪神競馬場で出走、しかも関西ではあまりお会いすることのできない関東の有力騎手でかつ私の好きな松岡正海騎手ということで是非現地に行きたかったのですが、レース後、携帯での結果確認ということになります。

 大変厳しい状況ですが、1つでも上の着を目指して頑張って欲しいですね。

これ以降は10月2日に作成

●レース 

 前走はスタートで出遅れ(後手を踏んだ)たアルマニャックですが、今回は流石松岡正海騎手、ポンと上手くでます。しかし、ズルズルと後退し、14番手で競馬を進めることになります。

 アルマニャックはラチ沿いをロスなく進みますが、3コーナーの勝負どころで置いて行かれ(ハミの反応が悪かったようです)、仕方なく4コーナーは大外を回します。

 そこからほとんど伸びずに流れ込んだだけの14着。

 しかし、8着だった前走に比べると内容があり、私は一歩前進と見ます。

●時計の評価

 今回のアルマニャックの走破時計1分58秒5良馬場は阪神ダート1800mの2歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分56秒6良馬場ですからまだまだ及びませんが、少なくとも前走よりはかなり前進していると言えます。

 まだまだ子供子供していますし、半ば無理矢理デビューしている感すらありますので、少しずつでも徐々に時計を詰めて行ってくれることに期待しましょう。レースにも段々と慣れてくると思いますし。

●レース後の騎手・調教師のコメント

アルマニャック(14着)

 「前半は少しためて終いを活かす競馬を考えていたのですが、1コーナーまでに外から入られて思っていたよりも後ろからの競馬になってしまいました。まだ、体がゆるいですし、ハミへの反応も遅いのでこちらが動きたいときに動いていけないですね。ペースが遅かったのもあり前に行った馬を交わせませんでしたが、レースを使いながら体がしっかりしてくればもっとやれると思います。」(松岡正海騎手・キャロットクラブ公式HP)

これ以降は10月7日に作成

●今後の展望

 10月6日に更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告は次の通りです。

「大型馬で良化がスローですが、先週の競馬は馬体が締まって見えましたし、使いつつ良くなってくるタイプなのだと思います。輸送も含めて2走しましたし、一度放牧に出して成長を促してあげたいと思います」(浅見師)6日に宇治田原優駿Sへ放牧に出ました。


 というわけで、「使いつつ良くなってくる」という苦しいコメントをいただいておりますが、要するに現状力不足ということです。ここからの成長力に期待ですが、果たしてどこまでやれるのか。

 確かに、未勝利末期になると、脚元の状態が思わしくないような馬がデビューしたり2戦目を迎えたりします。そんなキャリアの浅い馬たちよりは、結果が残せていなくてもレース慣れしている馬は強いでしょう。来年の新馬戦が終わる頃にはメンバーもかなり低下します。その辺りでの浮上に期待したいですね。もちろん、劇的に成長するかも知れませんが。

 まずは坂路でトモを鍛えましょう。

●最後に

 本当に強い馬なら、多少状態が悪くても、もう少し格好はつけるものです。アルマニャックは成長次第ですが、ダートでは重賞やオープンで活躍するようなレベルではないと言い切れます。

 ただ、芝ではわかりません。血統に詳しい当サイトの常連様であるKIRIKAさんも芝でも走りそうな馬とおっしゃっていますし、そこも見てみたいですね。

 どちらにしても、現状は動ける状態になく、全体がバンとするまで時間がかかりそうですが。

 まあ、ここから半年経ったとしてもまだ3歳の4月ですから時間はあります。成長に期待したいところです。

最後までご愛読ありがとうございました

2010年9月15日作成 16日、25日、27日、29日、30日、10月1日、2日、7日加筆
アルマニャックの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2010年 9月 4日 デビュー戦 2歳新馬 札幌ダ1700m (8着/4番人気)

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