前走後、ノーザンファーム空港牧場に放牧に出されていました我らが愛馬アルマニャックですが、8月1日に更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告によりますと、7月31日に函館競馬場に入場したということです。
これで早ければ8月13日、14日の週には出走できます。状態からもそこで出走すると思われます。
アルマニャックはすでに7戦を消化し、9月10日以降のいわゆるスーパー未勝利戦には優先出走権を確保しない限り出走できません。
なんとか優先出走権を確保したいところです。これを逃せば中2週での通常未勝利戦最終週への出走となりそうですが、ここは出走ラッシュが予想され、優先出走権がなければ除外になる確率も高いと思われます。
そのようなことから、次走への優先出走権の獲れる5着以内が求められるわけですが、長期休養明けの大型馬。実際は叩き1走目からは期待しづらいですね。うーん。
前走前 中間軽め
8月3日 函館W 良馬場 馬なり余力
助手
5F 74.6
4F 58.3
3F 44.2
1F 13.8[9]
8月7日 函館W 良馬場 一杯に追う
助手
5F 71.0
4F 54.2
3F 39.6
1F 13.1[9]
8月10日 函館W 良馬場 馬なり余力
助手
4F 55.4
3F 40.7
1F 13.3[9]
8月14日 函館W 良馬場 一杯に追う
助手
4F 52.4
3F 37.5
1F 12.7[6]
ヤマニンアーマー(古馬500万下)一杯の内0.8秒先着
8月17日 函館W 重馬場 馬なり余力
助手
3F 42.3
1F 12.9[6]
8月3日、帰厩後最初の追い切り時計を計時しました。以下は本日(8月3日)更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告です。
「今朝はウッドコースで追い切りました。移動して間もないので馬なり程度ですが、牧場で時間をかけて乗り込んでもらってきただけあって、楽な手ごたえのままでもまずまずいい時計が出ていますし、これなら週末はビシッと追っていけそうですよ。週末の動き次第ではありますが、来週の競馬も視野に入れて進めていきたいと思っています」(浅見師)
まあ、浅見秀一調教師のことなので、確実に札幌の開幕週(8月13日、14日)に出走させるでしょう。そこに出ないと、万が一優先権が獲れなかった場合、札幌の4週目が除外になってジエンドになってしまう恐れがあります。
正直、お世辞にも良い動きとは思えませんが、もう出すしかありません。
8月7日、一杯に追われましたが、動きは1年前の自己ベストに及びません。大型馬ですし、普通は1度叩いてからですよね。とはいっても、今回優先権を逃せば未勝利戦には出られない確率が高く、なんとか掲示板を死守して欲しいものです。
8月10日、終いの伸びを欠き大型馬と言ってもイマイチの動きです。以下は本日(8月10日)更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告です。
「日曜日にビシッと追い切っていますが、まだ動きは重いようですね。今朝もウッドコースで終いだけやっており、これでだいぶ動ける状態になってくると思います。追い切りの動き次第では今週の競馬も考えていましたが、栗東でも調教ではモサモサした動きをする馬でしたし、ビッシリとやっていった方がいいタイプ。また週末にしっかりと時計を出して、来週の競馬を目指していくつもりです」(浅見師)20日、21日の札幌競馬(3歳未勝利・ダ1700m)のいずれかに出走を予定しています。
ということで、さすがに今週は出走しないようですね。次走で優先権を逃せばもう未勝利戦に出走出来ないかも知れませんし、しっかりと準備を整えていきなりから勝ち負けに絡んで欲しいですね。
8月14日、馬場の内目を通っているものの、格上馬に大きく先着していますし時計も悪くないですね。やはり1週延ばしたのは正解ですね。とにかく優先権を獲らない限り次走が未勝利戦としては最終戦になりますから、しっかりと掲示板を確保して欲しいですね。
8月17日、日曜日に強く追い切ったので予定通り軽めです。以下は本日(8月17日)更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告です。
「予定どおり、先週末の日曜日にウッドコースで併せて一杯に追い切っており、今朝は馬なり程度で調整しました。間隔が開いていることもあって帰厩当初は動きが物足りなく感じていましたが、追うごとに素軽く動けるようになって、週末は格上相手に楽々先着と徐々に状態は上向いています。ちょうど2度乗ってくれている浜中騎手が札幌に行く週で、この馬のことを分かってくれているジョッキーを確保できたのもプラスですね」(浅見師)
正直、日曜日の追い切りは良いと思いましたが、水曜日は少し軽過ぎて不満ですね。それでも浅見秀一調教師を信じて来たいするしかないですね。
私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。動きは今ひとつですが、しっかりと本数を乗られていることには好感が持てます。
馬名 | 予定騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アルマニャック | B+ | ||||||||||
ウインストラテジー | 横山和生 | ||||||||||
クリノプロジェクト | |||||||||||
スズカアクシオ | |||||||||||
スズカエンパイア | |||||||||||
優 | ソウルオブエイチ | 四位洋文 | |||||||||
タイセイソルジャー | |||||||||||
ダノンスプリーム | 福永祐一 | ||||||||||
優 | トウカイパスカル | 川島信二 | |||||||||
トップチェッカー | 池添謙一 | ||||||||||
優 | トリニダード | 古川吉洋 | |||||||||
ナンヨールージュ | 蛯名正義 | ||||||||||
ノアフィールド | |||||||||||
優 | フミノキララ | 長谷川浩大 | |||||||||
プリティーマッハ | 黛弘人 | ||||||||||
マンテンマックス | 芹沢純一 | ||||||||||
メンデルスゾーン | 松田大作 |
表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定
フルゲート13頭のところに現在17頭出馬想定されています。
アルマニャックは出馬想定では8月21日の札幌3Rですが、クラブ公式HPですと、8月20日の札幌4Rに浜中俊騎手でということになっています。
いずれにしても浜中俊騎手で出走すると思われます。20日、21日はダート1700mの出走出来るレースが3鞍ありますから、相手関係などを見た上で出馬投票をすることになるのでしょう。
馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アルマニャック | 浜中俊 | 5/11 交流 | 門別ダ1800 | 5 | 2 | 6 | 5 | 4 | 交 | ||
グラスシューター | 菅原隆一 | 7/30 未勝利 | 函館ダ1700 | 12 | 13 | 12 | 13 | 14 | |||
コスモコナン | 丹内祐次 | 4/10 未勝利 | 小倉ダ1700 | 2 | 8 | 交 | 6 | ||||
サクラテリオス | 上村洋行 | 7/30 未勝利 | 函館芝1800 | 2 | 7 | 6 | 14 | 10 | |||
シェイドトゥウイン | 丸田恭介 | 7/30 未勝利 | 函館芝1800 | 11 | 8 | 5 | 9 | 10 | 8 | ||
シラサギジョウ | 黛弘人 | 7/24 未勝利 | 函館ダ1000 | 11 | 4 | 2 | 2 | 8 | 10 | ||
テイエムモーレツ | 古川吉洋 | 8/06 未勝利 | 函館ダ1700 | 4 | 7 | 6 | 5 | 8 | 11 | ||
デルサラード | 岩田康誠 | 4/02 未勝利 | 阪神ダ1800 | 13 | 3 | ||||||
ドラゴンブレス | 丸山元気 | 7/30 未勝利 | 函館ダ1700 | 7 | 4 | 6 | 4 | 2 | 4 | ||
ナムラグーテン | 藤田伸二 | 7/31 未勝利 | 函館ダ1700 | 4 | 1 | 2 | 14 | 10 | 9 | ||
ナムラバンケット | 松田大作 | 1/22 未勝利 | 京都ダ1400 | 5 | 11 | 14 | 10 | 12 | |||
ピースワンボーイ | 宮崎北斗 | 7/10 未勝利 | 函館ダ1700 | 5 | 2 | 5 | 5 | 4 | 7 | ||
マレオット | 小林徹弥 | 1/08 未勝利 | 京都ダ1400 | 15 | 6 | 4 |
騎手の太字は乗り替わり
スタート地点は正面スタンド前右。最初のコーナーまでは約240m。中距離戦と言えども前半から激しい攻防。スタート後の500mがかなり速い。
コーナーのカーブが緩いオール平坦コースらしく、1〜2コーナーのカーブでも速度が落ちにくく、1ハロン11秒台を切るラップを刻むこともある。
向正面に入り、そのあとゴールまでも一定の速いペースで推移。平均の勝ち時計が速く、高速決着に対応できるスピードタイプの馬でないと苦しい。
脚質は番手につけられる先行馬が最も有利。逃げ馬も悪くない。差し馬はコーナーでマクり、4コーナー出口までに好位に押し上げられるタイプでないとなかなか勝てない。
枠順の有利・不利はほとんどない。
血統的にはヘイルトゥリーズン系が非常に強い。サンデーサイレンスやブライアンズタイムはもちろんだが、息子のバブルガムフェロー、マヤノトップガンが狙い目。連対率に加え、回収率も高い。
有利な枠順 フラット 有利な脚質 先行 ポイント 高速決着への対応、血統 種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、アフリート 連対騎手ベスト 武豊、横山典弘、武幸四郎、藤田伸二、四位洋文 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 3歳未勝利 1分48秒0 1分47秒5 1分47秒1 1分46秒7 古馬500万 1分46秒7 1分46秒1 1分46秒0 1分44秒9 古馬1000万 1分45秒4 1分45秒0 1分44秒4 古馬1600万 1分45秒2 1分45秒1 1分43秒7 1分45秒3 古馬オープン 1分43秒7 1分44秒4 1分42秒8
今回のアルマニャックの鞍上は待ってましたの浜中俊騎手です。以前2度アルマニャックに騎乗していただきましたが、11番人気4着と7番人気5着。いずれも低評価を覆し掲示板を確保してくれています。
また、他の愛馬でもステップシチーの躍進のきっかけとなる500万クラス勝利をもたらせていただいたのは浜中俊騎手であり、クレセントシチーも11番人気4着と浮上のきっかけを掴んでいただき、次走で勝ち上がることができました。
このように我がほっさん愛馬との相性は最高と言ってもいい騎手ですし、いつも書いていますように敵に回すと人気薄でも勝ちあげてしまうので厄介な騎手です。
アルマニャックはこれで3度めで完全に手の内に入れられていると思いますので、アルマにとってもこんなに心強い騎手はいません。
逆に彼でダメならどうしようもないということでしょう。ただ、あまり北海道での騎乗はなく(小倉が地元の為)、そこは少し心配です。
2011年8月15日現在、JRA通算261勝、GT1勝(2009年 菊花賞 スリーロールス)、重賞8勝。勝率7.9パーセント、連対率16.3パーセントとなかなかの数字を残している。本年(2011年)は480戦49勝、勝率10.2パーセント、連対率20.2パーセントと非常に高い数字を残している。騎手の全国リーディング堂々の9位である。
特に本年(2011年)は、すでに重賞4勝。すべて7、5、2、4番人気で人気以上の走りを見せてくれる。
浜中 俊(はまなか すぐる)は1988年12月25日生まれの22歳、JRA(日本中央競馬会)の5年目の騎手である。所属はデビュー以来、栗東の坂口正大厩舎だったが、2011年2月、坂口正大調教師の定年に伴う引退によって解散した為に3月1日付けでフリーとなった。
JRAおよびマスコミ各社の表記ルールにより「浜中」となっているが、濱中俊が正しい戸籍上の氏名表記である。
故郷である福岡・小倉で乗馬を始め、2004年4月に競馬学校へ入学。同期には藤岡康太、宮崎北斗、丸田恭介らがいる。2007年、騎手免許を取得。3月3日中京第4競走コレクトシチーで初騎乗(16頭立て10着)、同年4月7日福島第7競走トシツカサオーで初勝利を挙げる。デビュー年は20勝を挙げ、同期では藤岡康太の24勝に次ぐ成績を収める。
2008年9月7日、小倉2歳ステークス GVをデグラーティアで優勝、中央競馬の重賞初制覇。この他中京や地元・小倉などの西日本のローカル開催を中心に騎乗し、前年度を大きく上回る73勝を挙げる。
2009年2月28日、小倉第2競走ウォークラウンでJRA通算100勝達成(競馬学校23期生で1番早く100勝達成)。同年10月25日、菊花賞を8番人気のスリーロールスでハナ差優勝、中央競馬のGT競走初制覇。
「ここ最近急速に成長した一人である。09年の秋にスリーロールスで菊花賞制覇を果たし、10年の春にテイエムアンコールで大阪杯を勝った。技術が向上してバランスが良くなり、追うアクションが豪快になっている。ポジションを取りに行く競馬で結果を出せるし、抑え込んで一気に追い込むパターンも多い。自信がついて楽しんで乗っている感じだ。10年前半の成績を見ると、まず1番人気馬での連対率は.512。2・3番人気馬での連対率は.345と高めの数字になっている。50勝のうち単勝1500円以上での勝利が12ある点は注目すべき。出身地である小倉で15勝を挙げ、京都は15勝、阪神は16勝となっている。距離別、芝・ダート別で極端な偏りは見つからなかった。石坂正、大根田裕之、平田修、矢作芳人、坂口正則の各厩舎から信頼を得ており、宮本博厩舎でも走る馬を任されるようになってきた。注目の若手だ。」(佐藤祐樹元公営騎手)
ほっさん愛馬での成績
2008年 5月11日 ステップシチー 春日山特別 500万下 新潟芝2000m 1着/4番人気
2010年 6月12日 ステップシチー 御陵S 1600万下 京都ダ1800m 15着/13番人気
2011年 4月 2日 アルマニャック 3歳未勝利 阪神ダ1800m 4着/11番人気
2011年 4月17日 アルマニャック 3歳未勝利 阪神ダ1800m 5着/7番人気
2011年 5月 7日 クレセントシチー 3歳未勝利 京都ダ1800m 4着/11番人気
2011年 4月 2日 愛馬アルマニャックに跨る浜中俊騎手
アルマニャックは阪神で4着5着と多頭数の中堅実に走っていた馬。北海道では自力上位と言いたいところでしたが、いやいや今回はメンバーが揃っています。
ナムラグーテンは前走1番人気の4着。勝ち馬からは僅差で今回は鞍上を藤田伸二騎手に強化してきました。
微妙なところではコスモコナン。この馬は前走2着ですが、8番人気で勝ち馬からはちぎられ、展開利だったことは明白です。また上がりも40.0秒とたいしたことはありません。
サクラテリオスも前走2着ですが、7番人気で、やはり勝ち馬からはちぎられています。また前走は芝のレースで芝では堅実ですが、ダートでは3走前にキャロのベストリガーズが勝ったレースで3.6秒も離された14着に敗れています。決してダートが良いとは思えません。
前々走、前走とダート1000mで2着と堅実なシラサギジョウですが、前走で掲示板を外したことから短距離への出走を断念。今回は1700mに出走しますが、スピードは認めるもののスタミナは疑問です。
ずっと芝の長距離を走っていたテイエムモーレツは前走ダートの1700mに出走して4着。しかし勝ち馬からは1.0秒離されており時計もたいしたことはありません。
デルサラードは松田博資厩舎で初戦は岩田康誠騎手騎乗で3番人気でしたが13着と大敗。その一戦から4か月半ぶりの2戦目が今回のレースです。実績が全くなく消してもいい存在だと思いますが、厩舎と騎手が不気味です。
ドラゴンブレスは着こそ7、6、4着とひと息ですが、過去勝ち馬から0.1秒差の2着に好走したこともあり、人気は4、3、3番人気と高いものがあります。いつ変わっても不思議はありません。
ピースワンボーイもここ3戦は5着と勝てないまでも安定した結果を残しています。
マレオットは実に7か月半ぶりの今回ですが、新馬戦は1番人気(4着)だった馬。これも変わってきても不思議はありません。
確実に勝たねばならないのは大敗続きのグラスシューター、初ダートで一変を狙うシェイドトゥウイン、7か月ぶりで休養前もたいした成績ではないナムラバンケットくらいで、下手をすればアルマニャックは10着なんてこともあり得ます。
なんとも読みづらいメンバーで、あとは追い切りの動きなどで考えるしかないですね。馬券的には非常難しいレースとなりそうです。
競馬ブック
短評は「混戦模様」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 小原靖 高柳利 井尻恵 CPU コスモコナン △△ 〇 ▲ テイエムモーレツ △ △ △△ 穴 デルサラード △ アルマニャック シラサギジョウ △ 穴 サクラテリオス ▲ ◎ ▲ 〇 ピースワンボーイ △ △ △ ドラゴンブレス ◎ ▲ 〇 △△ ナムラグーテン 〇 △△ ◎ ◎
あとは無印
スピード指数
馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価 アルマニャック 61 61 54 47 ナムラグーテン 70 50 70 61
デイリー馬三郎
予想印
◎ ナムラグーテン
○ ドラゴンブレス
▲ コスモコナン
以下省略
アルマニャックは無印
見解
「器用さに欠ける分、近2走は強引な競馬になってしまったナムラグーテン。それでも勝ち馬とは小差と見どころは十分。ここも勝ち負けが期待できる。」
アルマニャック(5着)
「メンバーを考えれば決めなくてはいけなかったのですが、勝負どころで急激に手ごたえがなくなってしまいました。レース間隔がある程度詰まっていたうえに輸送を挟んでいたけど、状態は悪くなかっただけに歯痒いところですね。レース後に空港牧場に戻していますので、態勢を立て直して北海道開催で巻き返しを図ることになると思います」(浅見助手・キャロットクラブ公式HP)
アルマニャック
「前走は栗東からの長距離輸送もこたえたね。動きは悪くなく、少しでも時計がかかれば。」(小島助手・デイリー馬三郎)
スタートが課題のアルマニャックでしたが、1完歩出遅れ嫌な予感がしますが、二の脚が良く先団に取りつきます。1コーナーのコーナーワークで5番手まで上がり、後は好位の馬群の中でじっくりと脚を溜めます。馬群に入れてもしっかりと走れるようになりましたし、心強いですね。
3コーナーでもアルマニャックは手応え良く押し上げて行くのですが、大外から1番人気のナムラグーテンがマクり気味に上がっていき、一気に先頭に立ちます。ここからナムラグーテンには一気に突き放されるのですが、最後まで脚色は衰えず(というよりは、アルマニャックの上がりが40.0秒ですから、他馬がバテ過ぎ・・・。)3着を死守。4着馬には3馬身半の差を付けました。
今回のアルマニャックの走破時計1分49秒1良馬場は、札幌ダート1700mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ち時計が1分48秒0良馬場ということからも、勝ったナムラグーテンが普通の未勝利勝ち負けクラスの馬で、それ以外が弱過ぎたということに過ぎません。
その弱いメンバーでの3着ですから、3着と言っても威張れない3着です。とても次走で勝ち負けなどとは言えません。
アルマニャック(3着)
「休み明けでも最後までしっかり走ってくれましたね。これならメンバー次第でチャンスがありそうです。」(浜中俊騎手・競馬ブック)
「久しぶりの影響があったのかもしれませんがゲートの中がかなり煩かったですね。たまたまタイミングが合ってよかったですよ。道中は自分のリズムで走れていたし、この馬なりには頑張ってくれていると思います。以前よりは体もしっかりしたと思いますし、気持ちも最後まで続いていました。一度使った変わり身に期待したいですね」(浜中俊騎手・キャロットクラブ公式HP)
アルマニャック(3着)
「アオり気味のスタートも押して中団に取りつく。勝負どころでも難なくついて回れたし、終いまで渋太く伸びた。久々でこの内容ならば、次走への期待が膨らむ。」(競馬ブック)
3着の本賞金が120万円。出走手当が357000円ですから、1口当たり2600円程度の配当になるでしょう。
アルマニャックはこのまま未勝利で引退しても、もうそこそこの賞金を稼いでおり、次回馬購入時の割引証書はほとんど発生しません。だったら、最悪引退になったとしても少しでも多く稼いでくれるしかありません。
そういったことから、今回の3着は金銭的には本当に価値のある3着だったと思います。また、馬券的にも儲かりましたしネ。
今回優先出走権を獲れなければアルマニャックの引退は確実でした(現に同じ条件のハイランドダンスとクイーンエステルは先週掲示板を逃し、本日(8月23日)出走機会がない為に引退が発表されました)が、3着と優先出走権を確保してくれたことにより、引退の危機は逃れました。
とはいうものの、あと一戦分の権利を得ただけで、次走で掲示板を外せばやはり即引退でしょう。
次走をスーパー未勝利戦に限定してしまうと、万が一2着以下になれば未勝利戦への出走は出来ません。アルマニャックは今回が休養明けで元気があることから、連闘、或いは中1週で通常の未勝利戦最終週に出走すると思います。そうすれば、次走も掲示板を確保すれば最低でもあと一走することができます。
浅見秀一調教師は使えたら使う方なので、おそらくどちらかに出走させるでしょう。とにかく一度使われた次が勝負ですね。
現在のレース内容から、仮に昇級しても頭打ちになる確率は高く将来は期待できないかも知れません。
しかし、私はアルマニャックには特に勝ち上がって欲しい。これは他のキャロ3歳未勝利馬と違い、実績があること、そして上記にも書きましたように引退してもほとんど得るものがないということが大きいですが、私の中では芝の走りをみてみたいという大きな願いがあります。
アルマニャックは先の大震災さえなければ芝のレースに出走する予定でした。また、当サイトの常連様で、血統に超お詳しいKIRIKA様も芝の方が案外やれる血統とおっしゃっていました。
父クロフネもダートが主戦でしたが芝でも実績があります。産駒も芝でしか走らない産駒もいます。
この芝のレースに出走という夢を叶えるには勝ち上がるしかありません。まさか優先権があるからといって、ダート3着からいきなり芝には替わらないでしょう(今回のレースで逆に芝の2着から出走して掲示板を外してしまった馬はいましたが)。リスクがあり過ぎます。
そんなこんなで、私は特にアルマニャックには勝ち上がって欲しい。そう思っています。
とにかく次走が勝負だ。頑張れアルマニャック!!
2011年 5月11日 第7戦 JRA指定交流 リゲル特別 門別ダ1800m (5着/2番人気)
2011年 4月30日 第6戦 3歳未勝利 新潟ダ1800m (6着/3番人気)
2011年 4月17日 第5戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (5着・6位入線/7番人気)
2011年 4月 2日 第4戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (4着/11番人気) パドック写真付き 現地観戦レポート
2011年 1月12日 第3戦 JRA指定交流 アップル賞 名古屋ダート1400m (4着/4番人気)
2010年10月 2日 第2戦 2歳未勝利 阪神ダ1800m (14着/12番人気)
2010年 9月 4日 デビュー戦 2歳新馬 札幌ダ1700m (8着/4番人気)