アルマニャック(コニャックレディの08) 第5戦


前走は若手の有望株・浜中俊騎手を鞍上に4着と大幅に良化。

レース前から追い切りの動きも自己ベストを更新と良かったが、実戦でも結果を残す。

バテて垂れてきた馬さえなければ2着はあったほどの走りを見せる。

未勝利脱出はメドを立てると共に、貴重な次走への優先出走権を確保!!

専門誌もメドを立てたと高評価。

当然今回は未勝利脱出への大きな期待がかかる。

大型馬の叩き2走目で上積みも期待できるし勝ってほしい。


4月17日 阪神2R 3歳未勝利 ダート1800m混合戦に出走!!

5着/7番人気。

前走内容から口取り応募者は前走の6名から一気に17名に急増。

期待されたが勝負どころでの反応が悪く6位入線。

優先出走権を逃し万事休すかと思われたが1着馬が10着降着となり

かろうじて優先出走権を確保。これは本当に大きい。

課題はあるもののレースぶりは安定してきており、

浜中俊騎手も初勝利は近いとコメント。


レース回顧と時計の分析、レース後の浜中俊騎手と浅見秀一調教師のコメントを掲載。

(2011年4月19日完結)

2011年4月13日立ち上げ

●追い切り情報(4月13日作成)

前走前 3月30日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
見習
4F 55.4
3F 40.0
2F 25.9
1F 13.0



4月6日 栗東プール
4月7日 栗東プール


4月13日 栗東坂路 良馬場 叩き一杯
1回
助手
4F 57.6
3F 42.5
2F 27.0
1F 12.6
 4月13日、全体の時計は要していますが、終いがグッと伸びて良い感じですね。アルマニャックは今までこんなことはなかったですからね。やはりかなり良化しているようです。当然次走は相当期待しています。
 叩き一杯で追われ勝負仕上げですね。オーバーワークでなければきっと結果はついてくるはずです。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。全体の時計の遅さが気に入らないですが、中1週ですし、これくらいで十分でしょう。一杯に追われている好調さを買いたいです。

●気になる出馬想定表(4月16日 阪神3R)

出馬想定表 4月16日 阪神3R 3歳未勝利 ダート1800m フルゲート16頭 想定数19頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アドマイヤリボー  3/26 未勝利 阪神ダ1800 10
アルマニャック 浜中俊  4/02 未勝利 阪神ダ1800 11 14 B+
カシノエイカン 大下智  3/06 未勝利 阪神ダ1800 14 14
カレンジェニオ 福永祐一  4/03 未勝利 阪神ダ1800
キンショーダッシュ  3/06 未勝利 小倉ダ1700 10
スプリングルシオ 秋山真一郎  2/27 未勝利 小倉ダ1700 14
スマートアルタス 岩田康誠  4/02 未勝利 阪神ダ1800 10
タガノマツカゼ  2/12 新馬 京都芝1800
トーワゴールド  3/06 未勝利 阪神ダ1800 12 11 13 10
トリニティチャーチ 三浦皇成 初出走
トリノ 中村将之  2/26 未勝利 阪神ダ1800 12 11 12
ナリタカーニバル  3/05 新馬 阪神ダ1800 10
ナリタデリゲート  3/05 未勝利 阪神ダ1800
ネオファッショ 石橋守  2/26 新馬 阪神ダ1200 15
パラダイスポイント  3/20 未勝利 小倉ダ1700 13 10
ヒカルマイデビュー  3/20 未勝利 小倉芝1800
メイショウオオトネ 内田博幸  2/12 未勝利 東京ダ2100 10
レイクキャスケード  3/05 未勝利 阪神ダ1800 10 11
レッドシュナイト  3/20 新馬 阪神ダ1800

騎手の太字は乗り替わり

アルマニャックは優先出走権がありますので出走は確実です。このままのメンバーで確定なら、最低でも優先権は取れそうですね。

●騎手は浜中俊騎手を確保(ほっさん評価「B+」)

 今回もアルマニャックの鞍上は浜中俊騎手に依頼しています。そもそも、浅見秀一調教師自身も前走後次走も出来れば浜中俊騎手にお願いしたいとおっしゃっていました。ですから浜中俊騎手が空いているレースを選ぶといったことになるのでしょう。

 私もそして多くの保護者の方が次走も浜中俊騎手でと思っておられることでしょう。前走はレース前から追い切りの動きも自己ベストでだれがアルマに乗ってもそれなりの結果を出していたかも知れませんが、やはり私は彼なくして4着はなかったと思います。私は前走前から浜中俊騎手には非常に高い評価をしていました。若いですが相当乗れる騎手で腕を上げています。

 今回も彼の手腕で勝ち負けして欲しいですね。勝てばこんなに嬉しいことはありませんが。


 浜中俊騎手は先週も桜花賞で11番人気の伏兵メデタシに騎乗して4着と優駿牝馬(オークス)への優先出走権をもぎ取っておられます。

 この11番人気4着というのは奇しくも前走のアルマニャックと同じ人気・着ですね。しかし、それも乗れている証拠です。



 浜中 俊(はまなか すぐる)は1988年12月25日生まれの22歳、JRA(日本中央競馬会)の5年目の騎手である。所属はデビュー以来、栗東の坂口正大厩舎だったが、2011年2月、坂口正大調教師の定年に伴う引退によって解散した為に3月1日付けでフリーとなった。

 JRAおよびマスコミ各社の表記ルールにより「浜中」となっているが、濱中俊が正しい戸籍上の氏名表記である。

 故郷である福岡・小倉で乗馬を始め、2004年4月に競馬学校へ入学。同期には藤岡康太、宮崎北斗、丸田恭介らがいる。2007年、騎手免許を取得。3月3日中京第4競走コレクトシチーで初騎乗(16頭立て10着)、同年4月7日福島第7競走トシツカサオーで初勝利を挙げる。デビュー年は20勝を挙げ、同期では藤岡康太の24勝に次ぐ成績を収める。

 2008年9月7日、小倉2歳ステークス GVをデグラーティアで優勝、中央競馬の重賞初制覇。この他中京や地元・小倉などの西日本のローカル開催を中心に騎乗し、前年度を大きく上回る73勝を挙げる。

 2009年2月28日、小倉第2競走ウォークラウンでJRA通算100勝達成(競馬学校23期生で1番早く100勝達成)。同年10月25日、菊花賞を8番人気のスリーロールスでハナ差優勝、中央競馬のGT競走初制覇。


 2011年4月13日現在、JRA通算229勝、GT1勝(2009年 菊花賞 スリーロールス)、重賞7勝。勝率7.6パーセント、連対率15.6パーセントとなかなかの数字を残している。本年(2011年)は4月13日現在190戦17勝、勝率8.9パーセント、連対率15.3パーセントと高い数字を残している。騎手の全国リーディング堂々の13位である。

 特に本年(2011年)は、3月末までですでに重賞3勝。すべて7、5、2番人気で人気以上の走りを見せてくれる。


 「ここ最近急速に成長した一人である。09年の秋にスリーロールスで菊花賞制覇を果たし、10年の春にテイエムアンコールで大阪杯を勝った。技術が向上してバランスが良くなり、追うアクションが豪快になっている。ポジションを取りに行く競馬で結果を出せるし、抑え込んで一気に追い込むパターンも多い。自信がついて楽しんで乗っている感じだ。10年前半の成績を見ると、まず1番人気馬での連対率は.512。2・3番人気馬での連対率は.345と高めの数字になっている。50勝のうち単勝1500円以上での勝利が12ある点は注目すべき。出身地である小倉で15勝を挙げ、京都は15勝、阪神は16勝となっている。距離別、芝・ダート別で極端な偏りは見つからなかった。石坂正、大根田裕之、平田修、矢作芳人、坂口正則の各厩舎から信頼を得ており、宮本博厩舎でも走る馬を任されるようになってきた。注目の若手だ。」(佐藤祐樹元公営騎手)


 ほっさん愛馬への騎乗は4度目ですが、愛馬ステップシチーの躍進のきっかけとなる500万クラス勝利をもたらせていただいたのは浜中俊騎手であり、期待しているとアルマニャックの前走でお話しましたところ、アルマニャックも11番人気の低評価を吹き飛ばす4着と好走。しかも垂れて来て邪魔になる馬がいなければ2着はあったと本人も騎乗を悔やんでおられました。

 当然今回は浜中俊騎手自身も巻き返しに意欲的でしょうし、1度騎乗していただいて手の内に入れられていると思いますので、アルマにとってこんなに心強い騎手はいません。


 私の愛馬の出走レースでよく人気薄の他馬を持ってきて邪魔されている印象が強く、敵にすると恐ろしい存在ですが、味方にすると頼もしい騎手です。それくらいに高い評価をしています。

 今回は人気の一角でしょうが勝ち負けまで持ってきてくれるのではないでしょうか。浜中俊騎手、よろしくお願いいたします。
 ほっさん愛馬での成績

 
 2008年 5月11日 ステップシチー 春日山特別 500万下  新潟芝2000m   1着/4番人気
 2010年 6月12日 ステップシチー 御陵S    1600万下 京都ダ1800m   15/13番人気
 2011年 4月 2日 アルマニャック 3歳未勝利         阪神ダ1800m    4着/11番人気
 


前走4月2日、アルマニャックに騎乗する浜中俊騎手。

●阪神ダート1800mコース解説

スタート地点は正面スタンド前直線の右。スタートしてすぐに上り坂がある。1コーナーまでの距離は303m。京都のダ1800mよりも若干長めだが、1コーナーまでの主導権争いは厳しく、外からも先手を奪いたい馬が殺到。前へ行きたいのに内枠で出脚が悪いと、詰まって位置取りが悪くなる。ちょうど京都ダ1800mとは対照的に1枠の成績が最も悪く、大外枠が最も良い。少頭数だとあまり関係ないが、多頭数になると逃げ、先行馬は中〜外枠の方が競馬がしやすい。脚質は基本的には先行有利だが、クラスによってまちまち。条件クラスでは前へ行った馬がそのまま押し切る競馬。
 特にブライアンズタイム産駒の逃げ、先行馬が非常に強いのが特徴
 オープンクラスは、展開次第だが差し馬が来ることが多い。派手な大外一気、マクリが決まることも。しかし、京都ダ1800mより癖がなく、各馬力を発揮しやすい条件。

有利な枠順 多頭数は外
有利な脚質 先行
ポイント ブライアンズタイム産駒、中距離実績
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンスの2頭が断トツ
連対騎手ベスト 武豊、岩田康誠、四位洋文、藤田伸二、安藤勝己
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分56秒4 1分55秒6 1分56秒3
2歳未勝利 1分56秒6 1分54秒7 1分56秒2 1分53秒2
2歳500万 1分55秒8 1分53秒5
3歳新馬 1分56秒6 1分56秒1 1分55秒7 1分54秒2
3歳未出走 1分56秒2 1分56秒4 1分56秒1 1分54秒1
3歳未勝利 1分55秒6 1分55秒2 1分54秒4 1分54秒2
3歳500万 1分54秒1 1分53秒8 1分52秒7 1分52秒6
古馬500万 1分54秒0 1分53秒3 1分52秒9 1分51秒9
古馬1000万 1分53秒1 1分52秒4 1分51秒9 1分51秒4
古馬1600万 1分52秒2 1分51秒1 1分50秒7 1分49秒8
古馬オープン 1分51秒6 1分50秒5 1分49秒9 1分51秒5

これ以降は4月15日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 4月17日 阪神2R 3歳未勝利 ダート1800m 混合戦 フルゲート16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アルマニャック 浜中俊  4/02 未勝利 阪神ダ1800 11 14 B+
オメガオンリーワン 内田博幸 12/25 新馬 阪神芝1600
キングオブサンダー 柴山雄一  3/05 未勝利 中山ダ1800
サツマノホシ 江田照男  4/02 未勝利 阪神ダ1800 10 10 10
スコーピオ 和田竜二  3/05 未勝利 小倉芝2000 16 15 10
タガノマツカゼ 川田将雅  2/12 新馬 京都芝1800
ダンスオブウォー 佐藤哲三  3/05 未勝利 阪神ダ1800 10 12
テイエムギンリュウ 小林徹弥  2/13 未勝利 京都ダ1800 16 10 10 16
ナリタデリゲート 福永祐一  3/05 未勝利 阪神ダ1800
ニシノファブレッド 武士沢友治 12/26 新馬 阪神ダ1800 12
バンブーアーセナル 国分恭介  3/06 未勝利 阪神ダ1800 12
ヒマラヤ 武豊  1/10 新馬 中山ダ1800 13
マイネルブレス 三浦皇成  3/26 未勝利 阪神ダ1800 11 12
メイショウスピード 幸英明  3/19 未勝利 阪神ダ1800 16 14 11
レイクキャスケード 後藤浩輝  3/05 未勝利 阪神ダ1800 10 11
レディワシントン 国分優作  3/27 未勝利 阪神ダ1800 10

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

ニシノファブレッドは左後肢フレグモーネの為に取り消しました。

●ほっさん予想

 まずは阪神ダート1800mの持ち時計の比較を見てください。


サツマノホシ     56.0 良 1.56.3
マイネルブレス    56.0 良 1.56.3
アルマニャック    56.0 良 1.56.5
メイショウスピード  56.0 良 1.56.6
レディワシントン   51.0 良 1.57.2
ダンスオブウォー   56.0 良 1.57.5
ナリタデリゲート   56.0 良 1.58.0
バンブーアーセナル 56.0 良 1.58.0
レイクキャスケード  56.0 良 1.58.0
テイエムギンリュウ  56.0 良 1.58.2



 トップのサツマノホシは前走アルマニャック4着の時の2着馬ですが、前走後の浜中俊騎手のコメントにもありますように、アルマニャックは前走は垂れてきた馬が邪魔になり追うのが遅れてしまっています。それがなければ2着はあったとコメントされています。

 その時の2着がサツマノホシですから、当然まともなら替わっていたはずで、実質アルマニャックがメンバー中もっとも速い時計で走れる可能性がある馬だということができます。


 人気になりそうなオメガオンリーワンですが、前走は芝1600mの新馬戦を3着と好走しています。父がクロフネということで2戦目の今回はダートに転じるわけですが、初ダートというハンデと前走から3か月半もの休み明けしかも546キロという大型馬です。

 いきなりは厳しいのではないでしょうか。

 アルマニャツクは大型馬ですが今回は叩き2走目で通常前走よりも上積みがあるはずで、前走以上の走りなら、このメンバーでは当然勝ち負けになるでしょう。

 鞍上の浜中俊騎手も2走目で手の内に入れておられるでしょうし、勝ち負けを期待します。

これ以降は4月19日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「混戦模様」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
マイネルブレス △△ △△
タガノマツカゼ
ダンスオブウォー
オメガオンリーワン
ナリタデリゲート
サツマノホシ △△
レディワシントン △△
アルマニャック
バンブーアーセナル
二重△は△△で処理
あとは無印



最終オッズ
馬名 予想オッズ
オメガオンリーワン 2.0
マイネルブレス 5.7
レディワシントン 7.4
サツマノホシ 11.2
タガノマツカゼ 12.4
ナリタデリゲート 14.2
アルマニャック 14.2
ダンスオブウォー 18.9
メイショウスピード 25.2
以下74倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
アルマニャック 61 11 38 61


デイリー馬三郎

予想印

◎ オメガオンリーワン
○ レディワシントン
▲ タガノマツカゼ
△ アルマニャック

以下省略

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

アルマニャック(4着)

 「ワンペースなタイプなので、エンジンがかかった時に包まれたら嫌だなと思っていたのですが、直線でスペースがありませんでした・・・。でも行きっぷりは良かったですし、すぐにチャンスはきそうです。」(浜中俊騎手・競馬ブック)

 「大型馬でモタモタするのでビッシリ追ってほしいと言われていたのですが、予想以上に行きっぷりが良かったので驚きました。ワンペースで走るタイプなので直線で前が詰まって勢いがつかなくなったのが痛かったです。もっとうまく捌ければ2着はあったと思います。うまく乗れず申し訳ありません」(浜中俊騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「今日はスタートから行きっぷりが良かったし、道中も終始手ごたえ良く進められましたね。直線で前が狭くなって追い出しが遅れたのはもったいなかったけれど、最後までいい伸びだったし、次につながるレースだったと思います。このあとは馬体をチェックしてから決めますが、平坦な京都のほうがさらに力を出せるだろうと考えています」(浅見秀一調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「馬体は悪くない。好位の内目で流れに乗っていたが、直線はバテたサクラプレリュードが壁になり、追い出しを少し待たされた。メドの立つ内容。」(競馬ブック)

●陣営のコメント

アルマニャック

 「ゴール前で窮屈になりながら、見せ場十分の4着。メドは立ったし、スムーズなら。」(浅見助手・デイリー馬三郎)

●レース 

 アルマニャックのスタートはまずまずですが、二の脚がつき抜群の行きっぷりで4番手の絶好位に付けます。外目で距離は走らなければならないものの砂は被り辛く良い位置だと思います。少なくとも前走のように不利を貰うことはないでしょう。

 道中も手応え良く「これは!?」と思わせるのですが、3〜4角の勝負どころでペースが上がるとついて行けずにジリジリと後退。7番手まで下がってしまいます。

 そのまま馬群に飲まれて失速するのかと思いきや、ここからが渋太く、一時は9着あたりかと思われましたがジリジリと最後まで伸びて6位入線。1着のナリタデリゲートが他馬の進路妨害で10着降着になってくれた為に、5位に繰り上がり、かろうじて次走への優先出走権を手にしました。

 この馬群の中で競馬している経験がこれからに生きて行くことは間違いなく、無駄な敗北ではなかったと思われます。

●時計の評価

 今回のアルマニャックの走破時計1分57秒4良馬場は、阪神ダート1800mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ち時計が1分55秒6良馬場ですので何とも足りない時計ですが、今回のレースは勝ち時計が1分56秒4良馬場と時計がかかっています。

 アルマニャックは前走同じコースでバテた馬が邪魔になる不利がありながら1分56秒5良馬場で走破していますから、前走の時計で走れば勝ち負けだったことになります。

 アルマニャックはこのクラスではワンパンチ足りないものの間違いなく力は上位で、当然次も期待されます。

●レース後の騎手・調教師のコメント

アルマニャック(5着・6位入線)

 「手応えは良かったんですが、ペースが上がったところから苦しくなりました。早目に動いた方が良かったかも。」(浜中俊騎手・競馬ブック)

 「すごい行きっぷりだったのですが、勝負どころでペースが上がった時について行けなくなってしまいました。あまりに手ごたえがいいので、普通に溜めて競馬をしてしまいましたが、ワンペースなところもあるので早めに前へ行ってしまったほうが良かったかもしれません。それでも最後はジリジリ伸びていますから、勝利は近そうです」(浜中俊騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「前走ぐらいの時計で走っていれば勝負になったはずだけれど、今日は前走ほどの手ごたえはなかったようです。もう少し枠が内ならまた違ったんだろうけれど、それでも2走続けて安定した走りができたのは成長と見ていいでしょう。幸い優先出走権を確保できましたが、中1週で使ってきたので、馬体に疲れがないかよく確認して続戦するかどうか決めたいと思います」(浅見秀一調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

アルマニャック(5着・6位入線)

 「体はもうひと絞りできそう。好位の外でレースを進めたが、3〜4角では行きっぷりが冴えない。直線も右手前のままでジリジリ。」(競馬ブック)

●今後の展望

 今回は勝負どころでの反応が悪く、6位入線とイマイチでしたが、前走の時計で走れていれば勝ち負けでした。前走はバテた馬が邪魔になる不利がありながらそれなりの時計でしたから、時計はまだ詰める事ができますし、当然今回以上に走ることは十分に可能です。

 鞍上の浜中俊騎手も今回の騎乗で更にアルマニャックを手の内に入れておられるようなコメント(ワンペースなところもあるので早めに前へ行ってしまったほうが良かったのかも知れません)を出しており、次は前進が期待できます。

 浜中俊騎手のコメント通り、後ろから来られて苦しくなりましたが、それでも最後までジリジリと脚を伸ばしておりバテていませんので、早めの追い出しで良かったと思います。それで後ろから交わされても仕方ありません。アルマニャックは速い脚がないですからね。


 次走は平坦の京都と思われますが、初勝利への期待が大きいことに変わりありません。

●最後に

 2戦続けてそれなりの走りを見せてくれましたし、やはり本物と見て良いでしょう。しかし、それでもワンパンチ足りないことは明白で、力でねじ伏せて勝つなんてことは望み辛いでしょうね。のらりくらりと勝つといったところでしょうか。

 しかし、中央の未勝利戦を勝つだけの力はありますし、何よりずっと私が言い続けている芝もそれなりにやれると思います。なんとか1つ勝ち上がって長い競走馬生活の中で芝などいろいろなレースを試して欲しいですね。

 私個人的には次走が4月30日、5月1日の週なら土日とも休日なので現地京都で応援に行けます。中1週で厳しいかも知れませんが、浅見秀一調教師は使えれば使う方なので、ここに出走しないかな?と思っています。

 レースを重ねることで馬も鞍上も段々とレース巧者にもなりますし、1戦1戦期待が膨らみます。

 まだデビューできていないキャロット3歳愛馬が3頭もいる私としては、ここまで5戦も消化してくれる順調なアルマニャックの走りは本当に楽しみで、良い馬に巡り合えたと喜んでいます。

 多少能力は疑問かも知れませんが、無事是名馬です。順調さを欠く高性能馬よりもコンスタントに楽しませてくれる少し力の足りない馬の方が有り難いとさえ思っています。


 さあ、次走、勝ち上がりを期待しています。頑張れアルマニャック!!

最後までご愛読ありがとうございました

2011年4月13日作成 15日、19日加筆
アルマニャックの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年 4月 2日 第4戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (4着/11番人気) パドック写真付き 現地観戦レポート

2011年 1月12日 第3戦 JRA指定交流 アップル賞 名古屋ダート1400m (4着/4番人気)

2010年10月 2日 第2戦 2歳未勝利 阪神ダ1800m (14着/12番人気)

2010年 9月 4日 デビュー戦 2歳新馬 札幌ダ1700m (8着/4番人気)

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