アルマニャック(コニャックレディの08) 第10戦


前走は痛恨の着外で未勝利戦終了。

引退必至だったが、入障が発表されました。

更に、去勢と美浦・木村哲也厩舎に転厩が発表になりました。

これからもいばらの道ではあるが、まずは現役続行を喜びたい。


9月26日に去勢されました。

ノーザンファーム空港牧場で障害練習などをしていましたが、12月3日に美浦トレセンに帰厩しました。

先月JGTを制した山本康志騎手が入念に調教。

せめて障害未勝利くらいが勝てる馬になってくれればいいのだが。


1月12日に障害試験に合格しました。

12日の障害試験は8ハロンを109秒でまとめ、競馬ブックでは”水準以上”、デイリー馬三郎では”飛越無難B”と非常に高い評価をいただいています。

これはもしかすると案外やれるかも知れません。


1月21日 中山4R 障害未勝利 ダート障害2880m 混合戦に出走!!

10着/8番人気。

木村哲也調教師の見立て通り、本番では苦しい結果に。

残念ながら課題が多すぎて、終了は近いと思われる。


レース回顧とレース後の陣営のコメントを掲載。

(2012年1月23日完結)

2011年9月20日立ち上げ

●去勢と美浦・木村哲也厩舎への転厩が発表になりました

 9月20日に更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告は以下の通りです。

「今後取り組んでいく障害では、より騎乗者とのコミュニケーションを上手く取っていく必要がありますし、集中力を高める効果がある去勢手術を行うことになりました。それは体質面の強化にもつながり、長い間高いレベルで走れるようになることがあります。また、障害馬になる牡馬の多くが騙馬になる理由でもあるのですが、障害を飛ぶとなるとどうしても負担がかかりやすいのもありますからね。そのリスクを減らす狙いがあります。実際にどのような成績を残してくれるかはやってみないとわからない部分でもありますが、この馬の新しい一面を引き出していきたいですね」(空港担当者)今のところ近日中に去勢手術を行い、その後の状態を確認しながら調整を進めていくことになりますが、新しい環境でレースに臨み変わり身を引き出して行く狙いから、レースに復帰する際は美浦トレセン・木村哲也厩舎へ転厩することになりました。今回の転厩をきっかけとして、さらに活躍してくれることを期待したいと思います。ご出資いただいております会員の皆様には何卒ご了承賜りますようお願いいたします。


 ということで、アルマニャックの去勢と美浦・木村哲也厩舎への転厩が発表になりました。木村哲也調教師は本年7月に開業され、現在3勝となかなかの勝ち数です。ただ、障害戦は未勝利で、未知数です。

 しかし、夢がありますし、数多く使ってくれそうなので嬉しいですね。浅見秀一厩舎ですと愛馬クリンゲルベルガーのようにどんどんと後回しにされそうですもんね。

これ以降は2011年9月27日に作成

●9月26日に去勢されました

 9月27日に更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告は次の通りです。

26日に去勢手術を行い、無事に終了しました。「去勢手術を無事に終え、今日はウォーキングマシンで軽めに動かしています。しばらくは軽めの運動で状態を確認していく必要はありますが、ホルモンバランスが変わったばかりで体調が悪くならないとも限りませんので、無理をせずに少しずつ動かしていきたいと思います。馬体重は556キロです」(空港担当者)

 ということで、9月26日に去勢されたということです。ちなみに同日、同じく3歳未勝利馬のケミカルチェンジも去勢されました。しばらくは同じ道を歩むであろうこの2頭。共に障害戦は上手くいって欲しいですね。

これ以降は2011年12月1日に作成

●12月3日に美浦トレセンに帰厩する予定であることが発表になりました

 本日(12月1日)更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告によりますと、我らが愛馬アルマニャックは12月3日に美浦トレセンに帰厩する予定ということです。まだ障害試験などクリアしなければならず、出走はまだまだでしょうが、まずはトレセンに戻ってきたということで喜びたいですね。

これ以降は2011年12月3日に作成

●12月3日に美浦トレセンに帰厩しました

 本日(12月3日)更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告によりますと、我らが愛馬アルマニャックは12月3日に美浦トレセンに帰厩したということです。

 ここからどういう動きを見せてくれるかですが、アルマニャックは元々追い切りではあまり動かない馬ですし、良い動きはないんでしょうね。とりあえず、楽しみです。

これ以降は2012年1月19日に作成

●追い切り情報(1月19日更新)

前走前 8月31日 函館W 良馬場 強めに追う

助手
5F 71.7
4F 56.6
3F 42.1
1F 13.1[6]
ダブルプライム(2歳未勝利)強めの外同入



12月15日 美浦プール

12月24日 美浦プール

12月25日 美浦プール


1月3日 美浦南ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

山本康志
5F 73.3
4F 58.2
3F 43.2
1F 14.7[8]


1月4日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
山本康志
4F 58.2
3F 42.8
2F 28.4
1F 14.5



1月7日 美浦北C 良馬場 馬なり余力

山本康志
5F 69.7
4F 55.2
3F 41.6
1F 13.6[8]


1月7日 美浦プール

1月8日 美浦プール 4周


1月9日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.8
3F 44.8
2F 30.2
1F 15.2

1月11日 美浦プール


1月12日 美浦北障害試験 馬なり余力

山本康志
8F 109.2
4F 52.2
3F 39.3
1F 13.8[3]


1月18日 美浦北C 良馬場 馬なり余力

山本康志
5F 69.1
4F 54.3
3F 40.9
1F 13.3[8]
 1月3日、障害練習を手伝っていただいている山本康志騎手に調教をつけられています。障害適性がどうなのか、なんともわかりませんが、つきっきりで調教をつけていただいていますし、まずはなんとかデビューまで漕ぎつけたいですね。
 以下は1月3日に更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告です。
「早ければ今年最初の障害試験を受けるつもりでいたのですが、昨年の障害練習後から左前球節に少し腫れが出てしまいましたので、無理はせずに様子を見ています。体の大きな馬ですから脚元への負担を軽くするためにも、緩ませないようにプールなども取り入れて調整を行っています。今は我慢の時期と思ってもうしばらくは様子を見たいと思います」(木村師)
 ということで、残念ながら必ずしも順調ではないようです。やはり3歳未勝利のまま期限を迎えてしまう馬はなかなか上手く行かないですね。

 1月4日、今日も山本康志騎手に調教をつけられています。15−15強くらいですが、なかなかペースが上がってきました。嬉しいことです。

 1月7日、今回も昨年JGT初制覇を成し遂げられた山本康志騎手に調教をつけられています。毎日のように乗っていただいてありがたいですね。動きはまだまだで、正直未勝利戦でも自信がないですが、平地力がありませんし仕方ないですね。

 1月9日、いつも調教をつけていただいている山本康志騎手はレースですので助手さんに追い切られました。15−15ですが、至って順調に乗り込みを重ねています。そろそろ障害試験を受けるのでしょうか。合格したら出走まではそう時間はかからないと思うのですが。

 1月12日、障害試験を受け無事合格しました。
 以下は本日(1月12日)に更新されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告です。
11日は軽めの調整を行いました。12日に障害試験を受けて、見事合格しました(109秒2−52秒2−39秒3−13秒8)。「脚元の様子を見ながらの調整ですが、ここ最近はまた落ち着いてきたかなという感じでした。坂路なども織り交ぜながら順調に進めることができていたし、中間に障害を飛ばせたときも感触はまずまずでしたので、山本ジョッキーと相談して今週障害試験を受けてみることにしたんです。試験は単走だったのですが、最初にあるスタンド前の連続障害も問題なくこなせていましたし、向こう正面も問題なし。トータルで無難に飛んでくることができ、全体の時計も109秒とまとめてくれて、無事に合格までもらうことができました。ようやくここまで来ましたが肝心なのはこれから。今日もいい負荷をかけることができましたし、順調に行くようならば来週の競馬を考えたいと思っているところです。もちろん脚元含めて状態をしっかりと見ておきます」(木村師)今のところ21日の中山競馬(4歳上障害未勝利・ダ2880m)に山本騎手で出走を予定しています。
 ということで、全体の8ハロン109秒というのは、本日の一番時計(と言っても4頭しかいませんが)でかつ競馬ブックの評価でも”水準以上”、デイリー馬三郎でも”飛越無難B”と高い評価を得ています。これは案外やれるかも知れません。来週出走のようですが、まずは先週のライバル・ケミカルチェンジと同じ掲示板を確保したいですね。

 1月18日、いつも調教をつけていただいている山本康志騎手に追い切られました。以前からそんなに調教は動く馬ではありませんでしたが、これだけしっかりと本数を乗られていれば十分ではないでしょうか。
 出馬想定を見ると初障害の馬が多く、その中では試験時の時計は美浦では一番で、そこそこ人気になるのではと思います。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。初障害ですし、走ってみないとわかりませんが、なんとなく手応えを感じます。

●気になる出馬想定表(1月21日 中山4R)

出馬想定表 1月21日 中山4R 障害未勝利 ダート2880m 混合戦 フルゲート14頭 想定数18頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アイティゴールド 高野和馬 12/08 交流 船橋ダ1800
アトミックハート 蓑島靖典 10/02 未勝利 中山ダ1800 16 14
アルマニャック 山本康志  9/04 未勝利 札幌ダ1700 10 B+
12 アンブロークン 金子光希 11/26 未勝利 東京ダ3000 11 10
キャニオンシンザン 草野太郎  8/27 500万 札幌ダ1700 12 13 10 10 10 13
15 クリノダイヤモンド 平沢健治 12/04 未勝利 中山ダ2880 11 12
18 ゴーゴーシュンスケ 草野太郎 12/17 未勝利 中山ダ2880 12 10
サンレイデューク 難波剛健  9/18 未勝利 中山芝2000
12 シャトルベクター 11/26 未勝利 東京ダ3000 13 10
16 トウシンボルト 中村将之 12/11 未勝利 中山ダ2880 10
バックハウス 五十嵐雄祐 12/24 未勝利 阪神ダ2970
16 ハンセンロード 12/11 未勝利 中山ダ2880 13 14
フェバリットアワー 横山義行 11/20 500万 新潟ダ2500 11 11
11 ブルーデザフィーオ 大庭和弥 11/20 未勝利 東京ダ3000 11
マイネルダウザー 穂苅寿彦 11/19 500万 新潟芝2400
マイネルパルティア 柴田大知  1/09 未勝利 中山ダ2880
12 メジロサンノウ 大江原圭 11/26 未勝利 東京ダ3000
ユニバーサルアゲン 平沢健治  9/18 未勝利 中山芝2000 14 13

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は障害初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート14頭のところに現在18頭出馬想定されています。

アルマニャックは障害初出走の優先出走権がありますので、出走はほぼ確定です。

案外障害初出走の馬が多く、掲示板くらいはチャンスがあるかも知れません。

●出馬確定表

出馬確定表 1月21日 中山4R 障害未勝利 ダート2880m 混合戦  出走数14頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アトミックハート 蓑島靖典 10/02 未勝利 中山ダ1800 16 14
アルマニャック 山本康志  9/04 未勝利 札幌ダ1700 10 B+
アンブロークン 金子光希 11/26 未勝利 東京ダ3000 11 10
キャニオンシンザン 草野太郎  8/27 500万 札幌ダ1700 12 13 10 10 10 13
サンレイデューク 難波剛健  9/18 未勝利 中山芝2000
シャトルベクター 鈴木慶太 11/26 未勝利 東京ダ3000 13 10
タガノバッチグー 中村将之  1/09 未勝利 京都ダ2910
バックハウス 五十嵐雄祐 12/24 未勝利 阪神ダ2970
フェバリットアワー 横山義行 11/20 500万 新潟ダ2500 11 11
ブルーデザフィーオ 大庭和弥 11/20 未勝利 東京ダ3000 11
マイネルダウザー 穂苅寿彦 11/19 500万 新潟芝2400
マイネルパルティア 柴田大知  1/09 未勝利 中山ダ2880
メジロサンノウ 大江原圭 11/26 未勝利 東京ダ3000
ユニバーサルアゲン 平沢健治  9/18 未勝利 中山芝2000 14 13

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

平地力もあり、障害転向から連続2着の超有力馬タガノバッチグーが想定外から入って来ました。ありゃりゃ。

前走での優先出走権持ちはたったの2頭ですし、初障害の馬も多いですから、ここはやはり掲示板が欲しいですね。

●騎手は山本康志騎手 ほっさん障害戦評価「A−」

 今回のアルマニャックの鞍上は障害転向からずっと毎日のようにアルマニャックに調教を付けてくれている山本康志騎手です。アルマニャックの障害試験では109秒と今回出走する初障害メンバーの中では一番の時計で合格してくれましたし、アルマをもっともよく知るよく合うパートナーでアルマの障害戦は彼の手綱以外は考えられません。

 私ほっさん愛馬としては、初めてですが、昨年は良く名前を見ましたねぇ。特にマジェスティバイオで制した暮れの中山大障害JGT。実際はマジェスティバイオの主戦騎手が他馬に騎乗する為の代打騎乗でしたが、山本康志騎手は初障害や代打騎乗の成績が良く、当然今回の我らが愛馬アルマニャックの初障害も期待がかかるところです。


 2012年1月15日現在、中央95勝。平地では43勝、勝率3.3パーセント、連対率8.5パーセントに重賞勝ちなしと寂しい成績だが、障害戦では中央通算52勝、勝率7.1パーセント、連対率15.2パーセント、重賞6勝、GTは2011年の中山大障害(マジェスティバイオ)1勝となかなかの成績を残している。

 昨年(2011年)は、8勝、勝率14.0パーセント、連対率24.6パーセントと素晴らしい数字。暮れの中山大障害(JGT)も制しました。そんな勢いに乗る山本康志騎手ですから、期待が大きいことは言うまでもありません。


 山本 康志(やまもと こうし)は1977年2月28日生まれの34歳。日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンターに所属している18年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、近年は障害競走の騎乗が中心である。現在はフリー。

 1995年、第11期生としてJRA競馬学校を卒業し騎手免許を取得する。同期には石山繁、西谷誠、青木芳之、西田雄一郎らがいる。3月5日、佐々木亜良厩舎所属騎手としてデビュー。11番人気のバックファイアーに騎乗し13着だった。8月19日、4番人気のアイランドロッコーで初勝利もその年はこの1勝のみ(126戦)。なお、9月3日には障害レースに初騎乗。4番人気のブローフォンテンに騎乗し5着だった。

 1996年6月21日に早々とフリーに転身する。

 1997年2月23日、中山競馬場で行われた障害競走に3番人気で出走したストレートアンサーで勝利し障害レース初勝利を挙げる。同馬とは初の重賞となる阪神障害ステークス(春)にも出走したが競走中止となった。この年は平地で16勝。

 ここから徐々に障害の依頼が増え、2005年、新潟ジャンプステークスを6番人気だったメジロベイシンガーで制し重賞初勝利を挙げる。2010年以降は障害レースでしか騎乗していない。

 2011年、中山大障害をマジェスティバイオに騎乗して優勝し、J・GT初制覇。



 「特別に追う技術に秀でてるわけではないが、あきらめずに頑張って追ってくる。2011年の夏にはクリーバレンで新潟ジャンプSを差して制した。2010年&2011年の11勝で逃げ切りは1回だけ。好位か中位で脚をタメて抜け出すパターンが多い。1番人気馬(障害)では[14・12・10・13]の連対率.531。2007年以降、単勝8650円、1890円、1940円、2140円、5770円、1690円と伏兵馬で多く勝っている。入障戦や乗り替わりでいきなり結果を出すので注意したい。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)

これ以降は1月20日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「順当」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
バックハウス △△ △△
メジロサンノウ
ブルーデザフィーオ △△
シャトルベクター
フェバリットアワー
サンレイデューク
マイネルパルティア
アルマニャック
タガノバッチグー
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
タガノバッチグー 2.6
マイネルパルティア 3.3
バックハウス 5.2
ブルーデザフィーオ 7.8
アルマニャック 13.2
メジロサンノウ 14.4
フェバリットアワー 18.4
シャトルベクター 25.0
アンブロークン 27.9
以下36倍以上省略

5番人気予想とは嬉しいですね。人気通りなら次走への優先権もあり、言うことないんですが(笑)

デイリー馬三郎

加藤剛史 本紙の見解

「タガノバッチグーは障害入り後A、A着。スピードの落ちない抜群の飛越センスは、上のクラスでも通用可能と思わせるほど。相手緩和で、今度こそ。」


◎ タガノバッチグー
○ バックハウス
▲ マイネルパルティア
△ アルマニャック

以下省略

工藤、佐野、安川、玉川の4記者が△(6番手以下の評価)

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

アルマニャック(10着)

 「今日のような時計の速い馬場が向いていないこともありますが、ゲートでうるさくてタイミングが合わず、前々で競馬ができなかったことが痛かったですね。」(三浦皇成騎手・競馬ブック)

 「道悪馬場なので前々につけたいと考えていたのですが、スタートでモタついてしまいました。スッと行ければ良かったのですが、少しだけバタバタしていい体勢で出してあげることができませんでした。道中の走りもバサッバサッという感じでいかにもパワータイプ。ふかふかのダートで走らせてあげたかったです。器用なタイプではなく一瞬の脚を使えないので勝負どころでもスッと動き切れず狭くなったときにブレーキをかけざるを得なくなりました。跨った感触から体調は良さそうに思えましたし、何とかしたかったのですが・・・。最後のチャンスだったのにいい結果を出せなくて本当に申し訳ありません」(三浦皇成騎手・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

アルマニャック

 「試験の時計は上々だが、飛越が低く中山コースはどうか。久々の分、息持ちも鍵になる。」(木村哲也調教師・デイリー馬三郎)

 「先週無事に障害試験をパスできましたので、今週の競馬に向けて調整を行っています。日を選んで障害練習も行い、昨日は久々の実戦に備えてゲートの確認をして、追い切っています。動きに関してはまずまずという感じで悪くないのですが、気になるのは飛越がだんだん低くなってきていることです。以前はしっかりと上へ飛んでいたのですが、回を重ねるごとに最近はやや前へと突っ込むような形になりつつあります。気持ちが出てきているのもあるのでしょうが、障害の高さがある中山開催ということを考えるとそのあたりが課題かもしれません。そのあたりは付きっ切りで調教もつけてくれている山本ジョッキーに乗ってもらいますから、まず焦る気持ちをうまくなだめながら覚えさせるようなレースをしてあげられればと思います。体については球節に負担がかかりやすいのは否めません。稽古では我慢できていますが、レースの負荷とは異なりますからね。レースを経てそのあたりが変わらずにいてくれれば今後にもつながるでしょう。あと、大型馬だからというのもあるのでしょうが、ノドの音も聞こえるので気になるポイントなんです。以前との比較がつかないので何とも言えませんが、調教を行っている段階では大きな支障はなさそうなので、そのあたりもしっかりケアをしてよりいい形でレースへ臨めるようにしていきます。不安ばかりを並べてしまって申し訳ありませんが、素質はあると思いますし、山本ジョッキーも期待してくれていますから、何とか皆様にいい走りをお見せできればと思っています」(木村哲也調教師・キャロットクラブ公式HP)

アンブロークン

 「前走はいい位置に付けて運べたけど、4角で接触したのが痛かった。改めて期待したい。」(三浦助手・デイリー馬三郎)

タガノバッタグー

 「前走は相手が悪かったけど、出来はキープ。中山も経験済みなので、そろそろ順番では。」(浅見助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 正直、障害試験の時計はかなり優秀でしたし、権利持ちがたった2頭で初障害の馬が多い出走メンバーからも、最大のライバル・ケミカルチェンジと同等の5着(掲示板)をかなり期待していたのですが、レース直前の木村哲也調教師のコメントを見ていると逆に落馬が心配されます。

 確かに障害試験の時は素晴らしい動きでしたが、それをピークに飛越が低くなり、障害の高い中山での出走ですし落馬の危険が大いにあります。また、球節に負担がかかりやすいことも故障の心配が付きまといます。ノドなりもあるようですし、これは結果次第で即日の引退も考えなければなりません。一気に厳しい状態ということがわかりました。せめて少しでも良いところを見せないと。アルマには頑張って欲しいですね。

これ以降は1月21日に作成(23日に加筆)

●レース 

 アルマニャックはスタートでいきなり立ち上がるような形になり、出遅れます。1つ目の障害の飛越が悪く、あとは後方ということもあり、あまり映像では姿が見えません><。

 後方3頭はポツンと離され、そこにいない分だけマシなのですが、先行集団の常に最後方の10番手。直線手前の勝負どころでは早々に脱落し、9着馬から8馬身も離された10着でゴール。正直、いいところはなかったです。

●時計の評価

 勝ち馬が3分16秒9で、そこから5.4秒も離されているあたり、初障害と言っても悪過ぎます。一応上積みを見込んでもう1戦はするでしょうが、ガラリ一変ということはなさそうですし、遅くともそこで引退となる可能性が濃厚でしょう。

●レース後の騎手・調教師のコメント

アルマニャック(10着)

 「調教で跨がった感触は悪くなかったですし、返し馬のスクーリングの雰囲気もまずまずだったのでそれなりに形になるかと思っていたのですが、ゲートに行ったら急にソワソワし始めてうるさくなってしまいました。また、バンケットでは臆病な面を見せ、躊躇してしまったために躓いてしまいましたし、走るリズムが悪くなってしまいました。飛越自体はまずまずでしたし、余計に障害間の平地の部分を上手く走って流れに乗りたいですね。調教と言うよりも少しレース経験は必要そうですが、その中で少しでも変わるキッカケをつかんでほしいですね」(山本康志騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「ゲートは確認しておいたのですがソワソワしていてもうひとつでしたね。それで構える形になったのもあって最初の飛越はあまりよくありませんでした。その後はまずまずだったものの、バンケットは上手くなかったですね。調教のものとは違うから馬も気にしてしまったのだと思います。経験は何より大事ですから今後に活きてくるとは思いますが、バランスを崩しながら走っていたところもあるので、球節をはじめレース後の状態をよく確認しておきます」(木村哲也調教師・キャロットクラブ公式HP)

●今後の展望

 障害試験の時計が良かったですし、もしかしたら?と期待しましたが、レース前に木村哲也調教師が語られたことが全てだと思います。

 障害に対して臆病な面を見せているだけでも適性を疑わなければいけませんし、ゲートもうるさく、球節も不安でノドの音も気になりと、1つ勝っている500万クラスの馬でもこれだけ条件が悪いと引退に追い込まれそうなもので、ましてやアルマニャックのように未勝利馬ですとあまり時間をかけることもできず、どうしようもありません。

 次走、或いは疲れが出て次走を待たずに引退という線が濃厚でしょう。

●最後に

 結局のところ、いろいろと問題があるから9戦もして未勝利クラスを勝ち上がれなかったわけで、新たな厩舎でも問題がたくさん露呈しているように競走馬としては厳しいですね。

 クラブには、障害挑戦など最後まで面倒を見ていただき感謝しています。いつでも引退を宣言してください。私としては願わくば、中山に比べて障害の低い東京やローカルでのあと1回の挑戦を望みますが、結果はなんとなく見えています。状況から時間をかけるような馬でもありません。未勝利ながら10回も走らせてくれたクラブと浅見秀一調教師には大変満足しています。

 今後、もう1戦あるならば新特集を立ち上げますが、引退が発表された場合は以下にてご報告いたします。

最後までご愛読ありがとうございました

2011年9月20日立ち上げ 27日、12月1日、3日、2012年1月3日、4日、7日、9日、12日、19日、20日、21日、23日加筆
アルマニャックの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年 9月 4日 第9戦 3歳未勝利 札幌ダ1700m (10着/7番人気)

2011年 8月20日 第8戦 3歳未勝利 札幌ダ1700m (3着/9番人気)

2011年 5月11日 第7戦 JRA指定交流 リゲル特別 門別ダ1800m (5着/2番人気)

2011年 4月30日 第6戦 3歳未勝利 新潟ダ1800m (6着/3番人気)

2011年 4月17日 第5戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (5着・6位入線/7番人気)

2011年 4月 2日 第4戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (4着/11番人気) パドック写真付き 現地観戦レポート

2011年 1月12日 第3戦 JRA指定交流 アップル賞 名古屋ダート1400m (4着/4番人気)

2010年10月 2日 第2戦 2歳未勝利 阪神ダ1800m (14着/12番人気)

2010年 9月 4日 デビュー戦 2歳新馬 札幌ダ1700m (8着/4番人気)

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