アルマニャック(コニャックレディの08) 第9戦


前走は初の馬券圏内で引退危機を回避。

しかし、勝ち馬からは大きく離されており、走破時計も平凡。

比較的値打ちの低い3着と言わざるを得ない。

また、前走はアルマニャックを確実に掲示板にあげてくれる若手のホープ・浜中俊騎手だが、今回は騎乗できない。


様々なマイナス要素から、大きなことは言えないが、出走回数から、今回掲示板を外せば引退必至。

大型馬の叩き2走目でなんとか勝ち上がって欲しい。


9月4日 札幌3R 3歳未勝利 ダート1700mに出走!!

10着/7番人気。

痛恨の着外で未勝利戦終了。故に引退必至。

しかし、なぜかNF空港牧場に移動し、進退の発表はなし。

レース回顧と時計の分析、レース後の陣営のコメントを掲載。


最終的に入障が発表されました。

これからもいばらの道ではあるが、まずは現役続行を喜びたい。

(2011年9月12日完結)

2011年8月31日立ち上げ

●追い切り情報(8月31日作成)

前走前 8月14日 函館W 良馬場 一杯に追う

助手
4F 52.4
3F 37.5
1F 12.7[6]
ヤマニンアーマー(古馬500万下)一杯の内0.8秒先着



8月31日 函館W 良馬場 強めに追う

助手
5F 71.7
4F 56.6
3F 42.1
1F 13.1[6]
ダブルプライム(2歳未勝利)強めの外同入
 8月31日、中1週ということもあり、目一杯に追っていませんが、函館→札幌の輸送もあり、この程度で十分でしょう。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。良い動きとは言いませんが、力は出せる状態だと思います。もう一度掲示板という可能性もありますし、目一杯に仕上げることはできません。

●気になる出馬想定表(9月4日 札幌3R)

出馬想定表 9月4日 札幌3R 3歳未勝利 ダート1700m フルゲート13頭 想定数21頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アズマユニヴァース 藤岡佑介  7/16 未勝利 函館芝2600 10
アベックプレジール  8/13 未勝利 札幌芝1200 13 13 11 11
アルマニャック 三浦皇成  8/20 未勝利 札幌ダ1700 B−
エリモベレーザ  8/06 未勝利 函館ダ1000 12 10
オースミストーン  8/13 未勝利 札幌ダ1700 11 11 13
カリビアンクルーズ 宮崎北斗  8/21 未勝利 札幌ダ1700
キングジャズ 川田将雅  8/21 未勝利 札幌ダ1700
クロドレコー 古川吉洋  7/17 未勝利 函館ダ1700 10 10 13
ザキャッチ  8/06 未勝利 函館芝2000 15 11
シェイドトゥウイン 丸田恭介  8/20 未勝利 札幌ダ1700 12 11 10
ダノンスプリーム 藤岡佑介  8/28 未勝利 札幌ダ1800 10 10
ダーバンシチー  7/31 未勝利 函館ダ1700
トップチェッカー 池添謙一  8/21 未勝利 札幌ダ1700 12
トラファルガー  8/07 未勝利 函館ダ1700 10 12
ニシノファブレッド 菅原隆一  8/21 未勝利 札幌ダ1700 13 12
ニットウミラーレ 勝浦正樹  8/07 未勝利 新潟芝1000 16 12
ピエナセレブ  8/14 未勝利 札幌芝2000 12 11 11
ピコーディアナ 古川吉洋  8/27 未勝利 札幌ダ1000
マレオット 小林徹弥  8/20 未勝利 札幌ダ1700 11 15
マンテンマックス 芹沢純一  7/31 未勝利 函館ダ1700 13 13 18 14
ラブロジック  8/13 未勝利 札幌ダ1700 15 14

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート13頭のところに現在21頭出馬想定されています。

これ以降は9月1日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 9月4日 札幌3R 3歳未勝利 ダート1700m フルゲート13頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アルマニャック 三浦皇成  8/20 未勝利 札幌ダ1700 B−
イクゼギンギラギン 川島信二  7/09 未勝利 函館ダ2000 11 11 14
エイトプリンス 勝浦正樹  7/31 未勝利 函館芝2000 13
キングジャズ 川田将雅  8/21 未勝利 札幌ダ1700
クロドレコー 古川吉洋  7/17 未勝利 函館ダ1700 10 10 13
シェイドトゥウイン 丸田恭介  8/20 未勝利 札幌ダ1700 12 11 10
ジャガンナート 横山典弘  8/27 未勝利 札幌ダ1700
ダノンスプリーム 藤岡佑介  8/28 未勝利 札幌ダ1800 10 10
ディープタッチ 丸山元気  7/31 未勝利 函館芝2000 15 13 12 10
テイオーガイア 西村太一  7/23 未勝利 函館ダ1700 12 13 15 13
トップチェッカー 池添謙一  8/21 未勝利 札幌ダ1700 12
マレオット 小林徹弥  8/20 未勝利 札幌ダ1700 11 15
マンテンマックス 芹沢純一  7/31 未勝利 函館ダ1700 13 13 18 14

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

イクゼギンギラギンというわけのわからない馬が想定外から来ましたが、この馬、オークス馬スマイルトゥモローの産駒なんですよね。

優先出走権持ちのカリビアンクルーズ、ビコーディアナが消えました。しかし、ジャガンナートという前走2着の馬が入ってきました。

●札幌ダート1700mコース解説

 スタート地点は正面スタンド前右。最初のコーナーまでは約240m。中距離戦と言えども前半から激しい攻防。スタート後の500mがかなり速い
 コーナーのカーブが緩いオール平坦コースらしく、1〜2コーナーのカーブでも速度が落ちにくく、1ハロン11秒台を切るラップを刻むこともある。
 向正面に入り、そのあとゴールまでも一定の速いペースで推移。平均の勝ち時計が速く、高速決着に対応できるスピードタイプの馬でないと苦しい
 脚質は番手につけられる先行馬が最も有利。逃げ馬も悪くない。差し馬はコーナーでマクり、4コーナー出口までに好位に押し上げられるタイプでないとなかなか勝てない。
 枠順の有利・不利はほとんどない
 血統的にはヘイルトゥリーズン系が非常に強い。サンデーサイレンスやブライアンズタイムはもちろんだが、息子のバブルガムフェロー、マヤノトップガンが狙い目。連対率に加え、回収率も高い。

有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行
ポイント 高速決着への対応、血統
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、アフリート
連対騎手ベスト 武豊、横山典弘、武幸四郎、藤田伸二、四位洋文
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分48秒0 1分47秒5 1分47秒1 1分46秒7
古馬500万 1分46秒7 1分46秒1 1分46秒0 1分44秒9
古馬1000万 1分45秒4 1分45秒0 1分44秒4
古馬1600万 1分45秒2 1分45秒1 1分43秒7 1分45秒3
古馬オープン 1分43秒7 1分44秒4 1分42秒8

これ以降は9月3日に作成

●騎手は三浦皇成騎手 ほっさん評価「B+」

 今回のアルマニャックの鞍上は三浦皇成騎手です。主戦の浜中俊騎手は小倉で騎乗する為に乗れません。すると北海道で良い騎手となれば、安藤勝己、四位洋文、池添謙一、横山典弘、藤田伸二、三浦皇成 各騎手らがパッと浮かびます。その中の1人である三浦皇成騎手はなかなかいい選択だと思います。

 この日、アルマニャックを管理する浅見秀一調教師はアルマの3R意外にも1Rと2Rで管理馬を三浦皇成騎手に任せており、かなり早い段階から押さえていた印象です。ですので、正直、日曜日の札幌3Rはメンバー的に他のダート1700mよりも層が厚いような気がしますが、そんなことお構いなくここに出走します。


 私ほっさん愛馬としては、三浦皇成騎手のデビュー年にクリンゲルベルガーに騎乗していただいて新馬戦を8馬身差の圧勝。いやはや凄い騎手が出てきたなぁと感服しました。また、、その時のサイン入りのゼッケンに当選し、家に大切に飾ってあります。

 それ以外にも数々の唸る騎乗を見て来ましたし、非常に期待の高い騎手であることに間違いありません。それでも、アルマニャックに関しては浜中俊騎手の方が数段信頼出来ますが。



 2011年9月2日現在、中央通算262勝、勝率9.3パーセント、連対率17.7パーセント、重賞は5勝、GTは未勝利です。

 昨年(2010年)は中央46勝、勝率7.2パーセントと後述のゴタゴタで成績を落としましたが、今年はここまで47勝とすでに昨年の勝ち数を上回りました。


 三浦 皇成(みうら こうせい)は1989年12月19日生まれの21歳。日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンターに所属している4年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。現在はフリー。

 座右の銘は「気魄」、目標とする騎手は田中勝春、クリストフ・ルメール。


 5歳の時に大井競馬場でのポニー試乗イベントで、騎手の格好をしてポニーに乗ったことがきっかけで騎手を目指すようになり、5歳から騎手を目指してトレーニングを始めるようになる。器械体操、トランポリン、水泳、キックボクシング、剣道など多くのスポーツを経験する。2009年5月17日に放送された「ジャンクSPORTS」では、7歳にして腹筋が割れている写真が紹介された。

 小学5年生の時、電車で1人の女性の孫娘に席を譲った。その女性は「オメガ」の冠号で知られる馬主の原禮子であった。原は右手を怪我していながらも席を譲る三浦に感心し、話をすると三浦が騎手を目指していると知った。そこで原は自分の所有馬がプリントされているQUOカードを渡し、将来騎手になったら乗ってくれるように言った。この時に三浦は自分の名前を伝えていなかったが、その後騎手となり原の元に挨拶に行くと、原は驚くと同時に三浦のバックアップをすることを約束した。初めて重賞を制したフィフスペトルを管理する加藤征弘に三浦を紹介したのは原である。

 2003年全日本ジュニア馬場馬術大会ではファイナルに進出する。2004年に日本中央競馬会競馬学校の入学試験に合格。2005年4月より同校へ第24期生として入学した。なお同期入学には大江原圭・伊藤工真・平野優など8人入学していた。

 2008年2月12日に同校を卒業した。同日に行われた卒業記念模擬レースではジーガーユタカオーに騎乗して2着で、同日の謝恩会では「スポーツマン大賞」を受賞した。卒業時の同期には大江原圭と伊藤工真がいる。この年の卒業者で騎手になった数は3人で、競馬学校史上最も少ない人数となった。2月14日、2008年度JRA騎手免許試験に合格し3月1日付で騎手免許を交付、同年の新人騎手は前述の2人に加え地方競馬より移籍の内田博幸と鷹野宏史がいる。

 特に競馬サークルでの縁故のない三浦に河野厩舎への所属を提案したのは競馬学校教官の蓑田早人である。

 2008年、河野通文厩舎所属としてデビュー。3月1日に中山競馬場で行われた第1競走で中央競馬初騎乗、自厩舎のモエレロングランに騎乗して3番人気で6着。同期の伊藤、さらに内田・鷹野もこの競走で中央競馬初騎乗を果たしており1着は内田だった。同日第10競走の潮来特別を自厩舎のフェニコーンに騎乗して6番人気で勝利、デビュー当日の3戦目で初勝利を挙げた。なお3戦目での特別競走勝利は、1994年の植野貴也と並んで最速タイ。
 
 その翌日の落馬事故で、騎乗していたアドマイヤベッカムの馬主である近藤利一が馬の故障(落馬の原因)を知り、「人はどうでもええ!馬はどうなっとるんや!」と非情な発言したことにより師匠の河野が激怒、河野厩舎に預託されていた近藤の4頭の馬は別厩舎に移った。その後、近藤利一の所有馬には乗った記録は無い。

 4月20日に福島競馬場において、1日全12競走への騎乗を達成。

 5月24・25日には新潟競馬場においてJRA史上4人目の1節における全24競走完全騎乗を達成した。両記録はJRA競馬学校卒業生新人騎手では史上初である。

 8月10日に行われた第40回函館2歳ステークスでフィフスペトルに騎乗して優勝し、デビュー5ヶ月目で重賞競走を制覇。

 9月21日の札幌競馬で通算59勝とした。これで加賀武見(1960年に58勝)を抜き、デビュー年の勝利数で歴代2位となった。

 9月28日に騎乗機会8連続連対を達成した。なお最多記録は武豊(2002年)、安藤勝己(2005年)が持つ9連続連対。

 10月5日に行われたスプリンターズステークスでプレミアムボックスにてGT初騎乗を最速で果たす(結果は14着)。

 10月11日の東京競馬場第2レースでマイネルクロッシュに騎乗してデビューからの騎乗回数が555回となり、武豊が持っていた新人騎手年間最多騎乗回数の554回を超えた。過去に新人騎手で500鞍以上の騎乗を行なったのは武豊(1987年、554回)、福永祐一(1996年、518回)、池添謙一(1998年、522回)の3人。

 また同日のメインレース・ペルセウスステークスでバンブーエールに騎乗して勝利し、武豊の持つ新人年間最多勝記録(69勝)に並んだ。そして10月25日の福島競馬場第1競走2歳未勝利(芝1200m)で所属の河野厩舎アドバンスヘイローに騎乗して70勝目をあげ、新人年間最多勝記録を更新した。

 札幌競馬場の第2回開催において13勝をマークして開催リーディングを獲得。また福島競馬場第3回開催において14勝を挙げ中舘英二と勝利数で並んだが2着の差で上回り開催リーディングを獲得した。


 2009年、2月7日東京競馬場第4競走でインフィニットエアに騎乗して1着となり、JRA通算100勝を達成した。2月8日に通算101勝を挙げたため規定により2月14日から減量騎手ではなくなる。デビュー1年未満で減量騎手でなくなるのはJRA史上初。

 春にほしのあきとの熱愛騒動を起こす。

 9月12日、英国のフォスラス競馬場で行われたトートスポートドットコムハンデキャップで海外初騎乗。ロイヤルダイアモンドに騎乗し優勝。海外初騎乗初勝利を果たした。

 10月30日、河野厩舎を離れ、フリーに転向。


 2010年、1月11日、第1回中山競馬第4競走の3歳新馬戦(ダート1800メートル)で、ノボプロジェクトに騎乗した際、第4コーナーで斜行し隣の馬が転倒、それが引き金となり中央競馬史上最多である9頭が落馬する事故を引き起こし失格となる。今回の件で開催日4日間の騎乗停止の処分を受けた。その後騎乗停止明け翌週の2月6日に小倉大賞典でマイネルスターリーに騎乗するが、斜行により再度開催日4日間の騎乗停止処分を受ける。

 6月15日〜8月8日の日本の夏競馬期間には、昨年に引き続き英国での騎乗を行った。

 9月25日2回札幌5日目1Rサラ2歳牝未勝利・リアライズノユメで1着となり、現役では56人目となるJRA通算200勝を達成した。2008年3月1日のデビューから2年6カ月25日での200勝は、武豊騎手(2年0カ月4日)に次ぐ、史上2番目のスピード記録となった。

 11月7日、アルゼンチン共和国杯勝利。直後に自身のブログでほしのあきとの交際を発表。



 「騎乗技術を論じる場でこんなことは書きたくないのだが、某グラビアアイドルとのくだらないスキャンダル問題で出世に歯止めがかかってしまった。そのことが原因でデビュー時の所属厩舎で大きなサポートをしてくれた河野通文師との関係が切れた。非凡な素質を持っているのは間違いない。幼い頃からジョッキーになりたいという夢を持ち、器械体操、水泳、剣道など、さまざまなスポーツを経験して体を鍛え上げた。騎座がしっかりしていて馬上でブレがない。勝負どころで馬を加速させる能力は高いし、最後まで追い切るスタミナがある。スタートセンスが良く、馬への当たりも良いので運びはスムーズだ。2009年には札幌で31勝しており、機を見て敏に動くレース運びが光った。信頼を取り戻し、ふたたび脚光を浴びる存在になってもらいたいもの。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績 (4戦1勝)

 2008年 6月21日 ダブルダンスシチー 木古内特別 500万下 函館ダ1700m 5着/2番人気
 2008年 7月 5日 ダブルダンスシチー 500万下         函館ダ1700m 2着/1番人気
 2008年 7月19日 ダブルダンスシチー 500万下         函館ダ1700m 8着/1番人気
 2008年11月 8日 クリンゲルベルガー 2歳新馬          福島芝1200m 1着1番人気

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「主力対等」


予想家の印
馬名 小原靖 高柳利 井尻恵 CPU
ダノンスプリーム △△
トップチェッカー △△
マレオット
エイトプリンス
ジャガンナート
アルマニャック
イクゼギンギラギン △△ △△
キングジャズ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ジャガンナート 3.3
トップチェッカー 4.0
キングジャズ 5.5
エイトプリンス 6.7
ダノンスプリーム 9.2
マレオット 9.5
アルマニャック 14.3
イクゼギンギラギン 18,5
ディープタッチ 21.6
以下28倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
アルマニャック 61 54 47 56
ジャガンナート 62 61 62 61
エイトプリンス 67 62 64 58



騎手今日の馬

三浦皇成騎手 アルマニャック △体締まり良化窺えて

デイリー馬三郎

予想印

◎ ジャガンナート
○ トップチェッカー
▲ マレオット
× アルマニャック
☆ キングジャズ

以下省略


アルマニャックは古河TM ◎印、竹原TM及び松永TM 〇印。


見解

 「◎ジャガンナート。前走は初ブリンカーで集中力が増し、最後は差し返す勝負根性を見せたように効果てきめん。連闘も疲れは見られず、勝機到来。」

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

アルマニャック(3着)

 「休み明けでも最後までしっかり走ってくれましたね。これならメンバー次第でチャンスがありそうです。」(浜中俊騎手・競馬ブック)

 「久しぶりの影響があったのかもしれませんがゲートの中がかなり煩かったですね。たまたまタイミングが合ってよかったですよ。道中は自分のリズムで走れていたし、この馬なりには頑張ってくれていると思います。以前よりは体もしっかりしたと思いますし、気持ちも最後まで続いていました。一度使った変わり身に期待したいですね」(浜中俊騎手・キャロットクラブ公式HP)
 「アオり気味のスタートも押して中団に取りつく。勝負どころでも難なくついて回れたし、終いまで渋太く伸びた。久々でこの内容ならば、次走への期待が膨らむ。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

アルマニャック

 「休み明けを叩いて体が締まってきた。時計がかかればしぶとさを生かせると思います。」(小島助手・デイリー馬三郎)

ジャガンナート

 「ブリンカー効果で変わり身はあった。輸送続きでの連闘がカギだが、期待は持っている。」(金子助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 想定外からジャガンナートという前走2着の嫌な馬が入って来ました。持ち時計も1分48秒0良馬場とこのメンバーでは際立っています。競馬ブックのスピード指数でも、常にアルマニャックよりもレベルの高いレースをしており、本当に嫌な存在です。

 そして他も前走5着以内での優先権を持っている馬が6頭(アルマ含む)。必須条件の掲示板すらなんとも言えない状況です。

 しかし、この時期の掲示板はたいしたこともなく(アルマもそうですが)、このメンバーで掲示板にも載れない馬ですと、仮に1つ勝てたとしても上のクラスで頭打ちになってしまいます。

 ここで1番人気馬をガツンと破って勝ち上がりたいですが、乗り難しいアルマニャックですから、初騎乗の三浦皇成騎手も心配です。良い騎手なのですが、中舘英二騎手のように反応の悪いこの馬で仕掛けわ待ち過ぎて、仕掛け遅れるかも知れません。

 アルマニャックは切れないものの、バテずに渋太いですから、早めからのスパートで持たせて欲しいですね。それで後ろから一気に来られるのは仕方がありません。


 メンバーを見ると常識的には5番人気4着くらいなのでしょうが、ここは連に絡みたいですね。もう、最低でも掲示板などと弱気なことは言いません。

 頑張れ!!アルマニャック!!

これ以降は9月7日に作成

●レース 

 アルマニャックのゲートの出は良かったのですが、二の脚がつかずジリジリと後退。結局9番手の外目を通ることになります。後ろの上に距離を多く走る外に位置していては、よほど能力の突出した馬でない限り厳しいです。

 4コーナーでは内に潜り込みかなり早い段階で追いまくりますが、前が狭くなりブレーキ。そこからはさすがに厳しく10着入線。次走への最低条件の掲示板どころか完全に馬群に沈みました。

 ただでさえ乗り難しい馬なのに、こんなことをしていては勝ち負けどころではありません。 

●時計の評価

 今回のアルマニャックの走破時計1分47秒8不良馬場は、札幌ダート1700mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ち時計が1分46秒7不良馬場ですから、完全に勝ち負けできる時計ではないですね。

 ただ、勝負どころでのブレーキなどスムーズに走ってはいません。悔いの残る負け方です。

●レース後の騎手・調教師のコメント

アルマニャック(10着)

 「今日のような時計の速い馬場が向いていないこともありますが、ゲートでうるさくてタイミングが合わず、前々で競馬ができなかったことが痛かったですね。」(三浦皇成騎手・競馬ブック)

 「道悪馬場なので前々につけたいと考えていたのですが、スタートでモタついてしまいました。スッと行ければ良かったのですが、少しだけバタバタしていい体勢で出してあげることができませんでした。道中の走りもバサッバサッという感じでいかにもパワータイプ。ふかふかのダートで走らせてあげたかったです。器用なタイプではなく一瞬の脚を使えないので勝負どころでもスッと動き切れず狭くなったときにブレーキをかけざるを得なくなりました。跨った感触から体調は良さそうに思えましたし、何とかしたかったのですが・・・。最後のチャンスだったのにいい結果を出せなくて本当に申し訳ありません」(三浦皇成騎手・キャロットクラブ公式HP)

●今後の展望

 今回の着外で未勝利戦に出走できる可能性はゼロになりましたし、ここまでの内容を見ていると格上挑戦や入障といった現役続行は難しいでしょう。

 しかし、なぜか水曜日になっても引退発表はなく、しかもノーザンファーム空港牧場に移動されています。引退であれば他馬のように火曜日に発表すればいいはずです。水曜日になっても発表しないということは現役続行するのでしょうか。

これ以降は9月12日に作成

●最終的に入障が発表されました

 9月8日に発表されましたクラブ公式HPアルマニャックの近況報告は次の通りです。

前走で優先出走権利を確保できず、未勝利戦に出走することができない状況を踏まえ協議を行った結果、今後は障害競走への出走を目指していくことになりました。しばらくは現在在厩しているノーザンファーム空港で障害練習を含め、調整していく予定です。

 ということで、入障と現役続行が発表されました。

 平地力的にどうかという声もありますが、私はこの馬の芝のレースへの出走を望んでいた者。震災の影響で出馬が確定していた芝1600mのレースに出走できなかったことから歯車が狂い出しましたが、案外芝も走ると思っています。

 ですので入障といえ、現役続行の機会を得られたことから、どこかで芝のレースに格上挑戦することも出来るかも知れませんし、障害なら意外と(笑)走るかも知れません。どういう形であれ、現役続行は嬉しい限りです。この馬のバテないところを活かして欲しいですね。


 いずれにしても、以前にも書いてますように、アルマニャックはすでにそこそこの賞金があり、未勝利のまま引退しても割引証書のいただける金額もほとんどなく、現役続行という選択肢が我々馬主にとっては一番ありがたいものです。正直、引退を覚悟していましたので、嬉しいですね。アルマニャックは脚元などは丈夫ですし、これからの活躍に期待しています。


 頑張れ、アルマニャック!!

最後までご愛読ありがとうございました

2011年8月31日立ち上げ 9月1日、3日、7日、12日加筆
アルマニャックの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年 8月20日 第8戦 3歳未勝利 札幌ダ1700m (3着/9番人気)

2011年 5月11日 第7戦 JRA指定交流 リゲル特別 門別ダ1800m (5着/2番人気)

2011年 4月30日 第6戦 3歳未勝利 新潟ダ1800m (6着/3番人気)

2011年 4月17日 第5戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (5着・6位入線/7番人気)

2011年 4月 2日 第4戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (4着/11番人気) パドック写真付き 現地観戦レポート

2011年 1月12日 第3戦 JRA指定交流 アップル賞 名古屋ダート1400m (4着/4番人気)

2010年10月 2日 第2戦 2歳未勝利 阪神ダ1800m (14着/12番人気)

2010年 9月 4日 デビュー戦 2歳新馬 札幌ダ1700m (8着/4番人気)

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