愛馬ダブルダンスシチー 第18戦


7月19日函館8R500万下ダート1700m混合戦は、

8着/1番人気。

2番人気のアンカツとともに、撃沈。

3連単180万馬券を演出。

今回はモタれ癖がきつく出て終いバテ。

この馬は、たまにこれで大敗します。

生き物なので、仕方なし。

レース回顧と時計の分析、

レース後、三浦皇成騎手のコメント、専門誌のレース評価を掲載。

(7月21日完結)

2008年7月14日作成

●次走は7月19日 函館8R 500万下 ダ1700m

 次走は7月19日 函館8R 500万 ダ1700m 混合戦に出走予定です。鞍上は三浦皇成騎手かどうかは微妙です。

 佐々木晶三調教師は、随分と前から、7月5日の平場のレースでダブルダンスを勝ち上げるため、3キロの負担斤量減量、天才三浦皇成騎手に依頼していましたが、三浦皇成騎手は、その実力から、平場では、随分と前から騎乗馬が揃っています。おそらくダブルダンスが2着に敗れて予定が狂った7月5日の時点では、すでに三浦皇成騎手に騎乗依頼するのは厳しかったことでしょう。

 ですから、どの騎手に依頼されているか、現時点ではわかりません(キャロットクラブならわかるのにね)。

 三浦皇成騎手が空いていたのなら三浦皇成騎手。そうでなければ、1年ぶりの安藤勝己騎手なんていうのもありえると思いますが、それは木曜日のお楽しみにしておきましょう。

●函館ダ1700mコース解説

 スタート地点はホームストレッチの右端。 4コーナーを曲がり終えてすぐのところ。
 坂の頂上からのスタートで、1コーナーまでは329mある。
 スタート直後からどうしてもペースが速くなりやすい。
 それでもダート戦なので各馬ひるまずに前半から行く

 1〜2コーナーまでになるべく前のいい位置を取る必要があるからだ
 逃げより先行の方が若干成績がいいが、逃げ馬の連対率は約33パーセントもある
 最後の直線だけの差し・追い込みは厳しく、後ろから行く場合はマクる脚が必要
 枠順は3枠、4枠あたりの中枠が有利極端な1枠、8枠は少し成績が落ちる
 血統的にはブライアンズタイムに注目。サンデーサイレンスも互角だが、ブライアンズタイムの方が穴馬の好走が多く、配当面で妙味がある。ミスタープロスペクター系ならばジェイドロバリーとアフリート。ノーザンダンサー系ではラムタラが頑張っている。

有利な枠順 中枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 脚質、血統
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 横山典弘、四位洋文、藤田伸二、中舘英二、勝浦正樹
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分50秒8 1分48秒4 1分47秒4 1分47秒6
古馬500万 1分47秒2 1分46秒5 1分46秒2 1分45秒8
古馬1000万 1分46秒1 1分45秒5 1分44秒7 1分44秒4
古馬1600万 1分46秒0 1分43秒6
古馬オープン 1分44秒4 1分43秒2

これ以降は7月16日に作成

●ダブルダンスシチーの追い切り情報(7月16日更新)

前走前 7月2日 函館W 良 一杯

助手
5F 66.7
4F 51.5
3F 38.1
1F 12.6
内エスジービート(古馬500万)強めと5F併せで併入



7月13日 函館W 良 馬ナリ

助手
5F 71.5
4F 55.0
3F 40.1
1F 13.4


7月16日 函館W良 強め

助手
5F 66.1
4F 52.0
3F 38.7
1F 13.1
内メイショウラルー(3歳未勝利)一杯を5F併せで1秒追走4F併せで0秒2先着



 7月13日、中1週でレースに臨むわけですが、日曜日にそこそこ追えるのは、好調以外のなにものでもありません。7月19日に1戦した後は短期放牧に出るようですので、16日にびっしり追っていただいて、究極の仕上げといきたいところです。

 7月16日、少し終いが甘くなっているところだけが気になりますが、全体的な時計は素晴らしく、出来落ちはなさそうですね。・・・となれば、500万クラスでは力上位ですから、当然勝ち負けを意識します。私ほっさんの追い切り評価は「B+」の平均以上です。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 7月19日 函館8R 500万下 ダ1700m 混合戦 全19頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
キーバイブル 松田大作  7/13 500万 函館ダ1700 13
クリスタルシンガー 丸田恭介  7/05 500万 函館ダ1700 10 12 11 12
コアレスキャスト 古川吉洋  6/29 500万 函館ダ1700 10 13
スタールーセント 吉田隼人  4/05 500万 中山ダ1800 10 12 10
スパークルシチー 北村友一  7/06 未勝利 函館ダ1700
スペースタイム 後藤浩輝  5/10 未勝利 東京ダ1300
タカラトゥルー 安藤勝己  7/05 500万 函館ダ1700 14 10
タニノロッキー 渡辺薫彦  3/30 500万 中京ダ1700 12 11 12
ダブルダンスシチー 三浦皇成  7/05 500万 函館ダ1700 11 B+
ティグフォルテ 松田大作  5/10 未勝利 新潟ダ1800 11
ティズインパルス 藤田伸二  7/05 500万 函館ダ1700
トウカイブレイズ 荻野琢真  7/05 500万 函館芝2600 11 12
ニューロザリオ 池添謙一  7/06 500万 函館ダ1700 15 12
ネヴァシャトル 上村洋行  6/22 500万 阪神ダ1200 15 14 11 11
ポートムテキ 古川吉洋  7/12 500万 函館ダ1700 13
ラインステッチ 安藤勝己  5/17 500万 東京ダ1400
ラッキーウェイ 坂下秀樹  6/19 交流 旭川ダ1600 12
ラブリーコンサート 津村明秀  3/01 1000 中山ダ1800 13 16 16 15
ロッタ 横山典弘  6/22 500万 函館ダ1700 10 14

表中 赤字は1000万クラスでの成績

これ以降は7月17日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 7月19日 函館8R 500万下 ダ1700m 混合戦 全13頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
スパークルシチー 北村友一  7/06 未勝利 函館ダ1700
スペースタイム 横山典弘  5/10 未勝利 東京ダ1300 B+
タカラトゥルー 安藤勝己  7/05 500万 函館ダ1700 14 10
タニノロッキー 藤田伸二  3/30 500万 中京ダ1700 12 11 12 B+
ダブルダンスシチー 三浦皇成  7/05 500万 函館ダ1700 11 B+
ティグフォルテ 松田大作  5/10 未勝利 新潟ダ1800 11 B+
ティズインパルス 秋山真一郎  7/05 500万 函館ダ1700 B+
ドリームザドリーム 梶晃啓  7/05 未勝利 函館ダ1700 B−
ニューロザリオ 池添謙一  7/06 500万 函館ダ1700 15 12 B+
ネヴァシャトル 小林徹弥  6/22 500万 阪神ダ1200 15 14 11 11 B+
マヤノカタナ 武幸四郎  6/21 500万 阪神ダ2000 10 13 10
ラインステッチ ホワイト  5/17 500万 東京ダ1400 B−
ラブリーコンサート 西原玲奈  3/01 1000 中山ダ1800 13 16 16 15

表中 赤字は1000万クラスでの成績

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり


函館ダート1700m持ち時計

ダブルダンスシチー 1分46秒0 良  54キロ
タカラトゥルー     1分46秒7 良  54キロ
ニューロザリオ    1分47秒2 良  54キロ
タニノロッキー    1分47秒5 重  54キロ
ティズインパルス  1分47秒6 良  57キロ
スパークルシチー  1分47秒7 良 55キロ
ドリームザドリーム 1分49秒5 良 56キロ
マヤノカタナ     1分52秒5 良 56キロ

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
スパークルシチー 月16日 函館W良 一杯 助手 5F69.6−13.0
スペースタイム 月16日 函館W良 馬ナリ 横山典弘 5F67.7−13.1 B+
タカラトゥルー 月16日 函館ダ良 馬ナリ 攻手 5F70.0−13.3
タニノロッキー 月16日 函館W良 一杯 助手 5F66.4−12.6 B+
ダブルダンスシチー 月16日 函館W良 強め 助手 5F66.1−13.1 B+
ティグフォルテ 月16日 函館ダ良 一杯 松田大作 6F83.5−12.4 B+
ティズインパルス 月16日 函館W良 仕掛 秋山真一郎 5F66.7−12.5 B+
ドリームザドリーム 月16日 札幌ダ良 馬ナリ 攻手 5F69.3−12.2 B−
ニューロザリオ 月16日 函館W良 一杯 助手 5F67.5−12.4 B+
ネヴァシャトル 月16日 函館W良 一杯 千田輝彦 5F65.2−12.6 B+
マヤノカタナ 月17日 函館W稍 一杯 助手 5F70.2−12.7
ラインステッチ 月16日 函館ダ良 馬ナリ ホワイト 5F74.0−12.4 B−
ラブリーコンサート 月16日 札幌ダ良 馬ナリ 助手 4F61.2−14.0

これ以降は7月18日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「差し要注」


予想家の印
馬名 高柳利 井尻恵 小原靖
ダブルダンスシチー
タカラトゥルー △△
ドリームザドリーム
ニューロザリオ △△ △△
スパークルシチー
ラインステッチ
ネヴァシャトル
ティグフォルテ
スペースタイム
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ダブルダンスシチー 2.7
タカラトゥルー 4.4
スペースタイム 5.4
ニューロザリオ 7.6
ラインステッチ 8.0
スパークルシチー 14.9
ティグフォルテ 14.9
以下20倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ダブルダンスシチー 79 77 70 75
ティズインパルス 76 59 67 60
タカラトゥルー 87 73 62 68
ドリームザドリーム 59 59 50 56
ニューロザリオ 77 77 63 70
マヤノカタナ 71 67 59 63
タニノロッキー 80 63 71 80
スパークルシチー 66 53 57 66
ラインステッチ 70 68 70 70
ラブリーコンサート 74 60 63 65
ネヴァシャトル 76 26 71 61
ティグフォルテ 64 53 64
スペースタイム 54 54


デイリー馬三郎

予想印

◎ ダブルダンスシチー
○ ニューロザリオ
▲ タカラトゥルー

以下省略


見解

 「ダブルダンスシチーは前走で2着に敗れたものの、ハイペースで前々の競馬で我慢しており、決して悲観する内容ではなかった。今度こそクラス脱出だ。」

●前走レース後の騎手コメント

ダブルダンスシチー(2着)

 「内にモタれていたのでずっと内々を走っていたんですが、4角で前に馬がいたので1度減速してから、外に出しました。直線ではよく伸びてくれたんだけど・・・。」(三浦皇成騎手・競馬ブック)
 「リングハミ。ひと叩きで絞れる。好位のインで流れに乗る。ただ、4角でバテた馬を捌けずブレーキをかけるロス。立て直して一旦は先頭に立ったが、勝ち馬の決め手に屈した。内枠がアダになったよう。」(競馬ブック)

スパークルシチー(1着)

 「ハナにはこだわっていませんでしたが前走はジッとしていたらフワフワしてしまったので今日は気合をつけて行きました。3〜4角で気を抜きそうになりましたが、後ろからつつかれてまたいい感じになりましたし、この馬の力は出せました。」(北村友一騎手・競馬ブック)

タカラトゥルー(7着)

 「ゲートを出てから下を向いてしまい、嫌々走っているような感じだった。以前乗った時と全然違っていたし、気持ちの問題かも知れないね。」(安藤勝己騎手・競馬ブック)

スペースタイム(1着)

 「中間の稽古で跨った時から素質は感じていたんだ。実戦でもそのまま良さを生かしてくれた。素直な馬だから距離は延びても問題なさそうだし、芝でも走れそうなフットワークだから今後が楽しみ。」(後藤浩輝騎手・競馬ブック)

タニノロッキー(1着)

 「前がやり合っていたし、人気馬を見ながらいいポジションで運べた。連闘で馬もちょうどいい気合乗りでしたしね。右回りで乗ったことがなかったので、左回りがいいのかどうかは分かりませんが、モタれることもなかったですし、具合もいいんでしょう。」(渡辺薫彦騎手・競馬ブック)

●各陣営のコメント

ダブルダンスシチー

 「中間も変わらず順調だよ。コーナーでもたれる面があるけど、そこでロスなく運べれば。」(堀助手・デイリー馬三郎)

ティズインパルス

 「砂を被ると嫌がるので今回からパシュファイヤーを着用。先行して粘る形を取れれば。」(川合助手・デイリー馬三郎)

タカラトゥルー

 「降級の前走は案外な内容。体は太くなかったので、すんなり先行できれば違う。」(福田調教厩務員・デイリー馬三郎)

ドリームザドリーム

 「展開は向いたが強いレースをしてくれた。今週の併せ馬での動きも良く昇級でも。」(田中調教厩務員・デイリー馬三郎)

ニューロザリオ

 「外枠でスムーズな競馬ができたことが好走の要因だろう。再度スムーズに運べれば。」(古久保助手・デイリー馬三郎)

マヤノカタナ

 「札幌から水曜に函館入り。理想的な追い切りができたし、もまれない形で運べれば。」(梅田智之調教師・デイリー馬三郎)

タニノロッキー

 「輸送熱で一頓挫があったし追い切りでも内にもたれたからね。今回は地力でどこまで。」(安藤助手・デイリー馬三郎)

スパークルシチー

 「前回はうまくマイペースで運べた。地力を強化しているし、まじめに走れば昇級でも。」(長谷川助手・デイリー馬三郎)

ラインステッチ

 「減っていた体は戻っていたが久々で止まってしまった。滞在は合うしメドも立っている。」(藤沢和雄調教師・デイリー馬三郎)

ラブリーコンサート

 「放牧明けだが息はできているし、気性的にも滞在向き。降級戦なら格好はつけられるはず。」(田代助手・デイリー馬三郎)

ネヴァシャトル

 「ケイコの動きがひと息だったし、この距離も少し長い。小回りでうまく対応できればいいが。」(湯浅助手・デイリー馬三郎)

ティグフォルテ

 「キャリアが浅く、これから良くなる馬。後続につつかれる形なら自分からハミを取る。」(田中助手・デイリー馬三郎)

スペースタイム

 「初めての距離で不安はあるが、栗東の坂路で乗り込み、体つきが変わってきたので楽しみ。」(萩原清調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

スパークルシチー

 ご存知シチー軍団3歳世代4頭目の勝ち馬。20日に出走する愛馬エクストラシチーが勝ったときと同じ布陣、宮本博調教師アンド北村友一騎手。

 初出走から5、5、2、1着と全て掲示板に乗る堅実さ。前走の内容も良かった。

 ただし、持ち時計はダブルダンスシチーと1秒7違う。スパークルはそこから斤量2キロ減。ダブルダンスは1キロ増なので、ダブルダンスをものさしにすると、かなりやれるのではないだろうか。

 鞍上北村友一騎手も若いが腕のある騎手。注目の1頭。しかし、追い切りが・・・。

スペースタイム

 前走がデビュー戦で、既走馬に交じり、東京で未勝利勝ち。後続を3馬身以上千切る強い勝ち方だった。

 今回叩き2走目で、当然連勝を思う人は多いだろう。しかし、5月の未勝利戦で勝ち時計も未勝利水準。◎をつける予想家もいるだろうが、私は歴戦の雄ダブルダンスシチーの方が持ち時計的にも、レース巧者ということ的にも上と見る。

 追い切りの動きはまあまあ。しかし本数は十分で、仕上がりは悪くない。

タカラトゥルー

 ダブルダンスと同じ1000万クラスからの降級馬。昨年の今頃は滅法強かったが、今年に入ってどうしたことか。前走も2番人気ながら、7着と、2着のダブルダンスシチーにも大きく水をあけられる始末。復活は怖いが、まだ静観でいいのでは。

 追い切りも馬ナリ1本だけで、そんなに良化とは言えない。

タニノロッキー

 先週、愛馬ステップシチーの猛追を得意の残しで辛くも逃げ切った藤田伸二騎手が鞍上。なにせ、藤田伸二騎手は前に行くと渋太いですからね。

 この馬は前走でこのクラスを脱出。降級を待ってここに照準。前走勝ったときの中京の時計が滅法速く、中京ダート1700mで1分45秒4良。ダブルダンスシチーのレースの中で、過去最も評価されている沓掛特別の走破時計が1分46秒5良なので、かなりの強敵であることは間違いない。

 3カ月半のブランクがどうでるか。

 追い切り本数、動きはいいですね。

ダブルダンスシチー

 元々1000万クラス2着の馬。強いのだが、絶対的でもない。いまだに内にモタれたりもする。

 しかし、鞍上三浦皇成騎手は今回が3戦目。もはやダブルダンスのことは知り尽くしている。前走は早々に垂れてきた馬を捌き切れなかったが、それがなければ勝っていた。当然今回も人気の中心。

 追い切りは上記参照。

ティグフォルテ

 今年、絶好調の藤原英昭厩舎の管理馬。

 初戦は芝で11着とひと息だったが、2戦目でダートを走ると一変して優勝。今回が3戦目。

 しかし、前走の勝ち時計は平凡。このクラスでどこまでやれるのかは未知数。

 しかし熱心に乗り込まれ、動きもいいですね。

ティズインパルス

 前走早々に垂れてダブルダンスの邪魔をした馬。あの負け方だと、とても手が出ない。前走騎乗した藤田伸二騎手もさっさと別の馬に乗り換えてしまった。

 ダブルダンスシチーには、2戦続けて後塵を拝している。追い切りの動きはいいが、逆転はないだろう。

ドリームザドリーム

 出馬想定表には載っていなかった馬。前走函館ダート1700mで未勝利脱出も、時計は1分49秒5良とすこぶる平凡。昨年の今頃のダブルダンスシチーよりも低レベルで、ここでは相手が強すぎる。勝つのは夢のまた夢。

 もう札幌に入厩。気分は札幌。それまでのひと叩き程度か。

ニューロザリオ

 前走このクラスでこのコースで2着。凄いのかというと、走破時計1分47秒2良が示すように、すこぶる平凡。ダブルダンスシチーは同じ2着でも1分46秒0良。格が違う。

 しかし、一杯に追えている点と、そのときの終いの伸びは不気味。

ネヴァシャトル

 2走前にこのクラスを10番人気で勝利。降級を待って出走した前走は当然4番人気に支持されるが、ななんと15着。不良馬場がダメだったというのならわかるが、それにしても負けすぎ。信用できず。

 ただ、追い切りの動きはジョッキー騎乗とはいえ、かなりいいですね。怖い存在。

マヤノカタナ

 出馬想定表には載っていなかった馬。地方から転厩してくるも、ここ4走は10、8、13、10着と一杯一杯。しかし、このクラス2着の実績もあり、波が激しい。

 ただ、ここは相手が違いすぎる。

 追い切りも急遽の出走に対して、今日付け焼刃でやった程度で評価できない。

ラインステッチ

 父はフサイチペガサス。藤沢和雄厩舎。こんなところにいるのでは大赤字なのではと心配になる(余計なお世話か)。7カ月の休養明けの前走は6着とまあまあ。叩き2走目の今回どう考えるか。

 私は不要と考える。今年の鞍上ホワイト騎手も怖さなし。

 追い切りは本数は十分も、動きに魅力なし。

ラブリーコンサート

 父ブライアンズタイム。無前走までは1000万クラス。西原玲奈ちゃんいい馬に乗せてもらえたね、という印象。愛馬がでていなければ、勝って欲しいと思うが、ここは相手が強い。

 追い切りも終いが全く伸びず、よくこんな状態で出走させるなぁと思う。
ダブルダンスシチー
タニノロッキー
スペースタイム
ティグフォルテ、スパークルシチー
 データ的には中枠が良く、1枠と8枠は成績が落ちる函館ダート1700mのコースにおいて、またまた不利な1枠を引いてしまいました。

 ところがです。保護者の方ならご存知のとおり、このダブルダンスシチーはかなりの確率で内にモタれる癖があるので、ラチ沿いを走るのが理想です。ですから、1枠を引けたことで、凡走の確率はグッと減ったと思うべきでしょう。

 ただ、内枠は、走る距離も短いですし、ラチを目安に走れて走りやすいのですが、4角でごちゃついたり、前が壁になったりして、抜け出せないことも覚悟しなければなりません。事実、前走も早目に垂れてきた馬を回避できずに(外に他馬が来ていたため)、勝負どころでブレーキをかける大きな大きなロスを生じ、その差だけ勝ち切れませんでした。

 このように、大きなリスクはあるものの、ダブルダンスにとっては願ってもない好枠と私は考えます。1枠1番を引いたことで、よほどの不利でもない限り、馬券に絡む確率は90パーセントと言い切ります。

 このダブルダンスシチーは、すでに2勝もしてくれていますし、無料提供馬なので、配分も少なく、私の意識は日曜日の出資愛馬エスポワールシチーに集中していますが、ここは勝って景気付けをして欲しいですね。日曜日のエスポワールシチーと2勝!と思っています。

 万が一、ここを取りこぼすと、アンカツ待望論が出てくるでしょうが、私はしばらく三浦皇成騎手でいいと思っています。さすがに結果を残しているだけのことはあって、ダブルダンスのレースを見ていても、上手い乗り方をしています。追えばしっかりと伸びますし、かなりの時計で走らせてくれていますし。私は三浦皇成騎手は10年に1人の逸材だと思っています。大きな怪我などなければ、いずれリーディングを取ってしまうのではないでしょうか。


 さあ、とにかく勝てるレースです。ダブルダンスシチーには、優勝してもらいたいですね。

これ以降は7月20日に作成

●レース 

 ダブルダンスシチーは最内枠ということもあり、出遅れは致命的ですが、そこは大物新人の三浦皇成騎手!上手いスタートから、3番手の最内につけます。

 ハナはネヴァシャトル(結局優勝)、2番手はティグフォルテ(結局10着)、3番手にダブルダンスシチー以下2頭が併走します。私は今日は外出していたので、レース後携帯電話で結果を知ったのですが、映像だけ見ていると、この時点で「勝ったナ」という感じですね。申し分ない騎乗です。

 4コーナーもなんの不利もなく、上手く前が開き、万全でしたが、ハナを切っていたネヴァシャトルがあっという間に後続を突き放し、この時点で”勝ち”はなくなります。

 ダブルダンスシチーは残り200m手前からズルズルと後退し、結局8着で入線します。ハイペースとはいえ、上がり39秒9ですから、完全に脚が上がっています。

 また、レース直前に一気にオッズの下がった2番人気タカラトゥルー(安藤勝己騎手騎乗)でしたが、全く見せ場がなく、脚の上がったダブルダンスすらも交わせず、9着に敗れました。

 その結果、13頭しかいないレースで、10番人気、4番人気、11番人気という順番での入線となり、3連単は1813780円と高額配当になりました。

●時計の評価

 今回のダブルダンスシチーの走破時計1分47秒5良は、前走が同じコースで1分46秒0良だったことを考えても悪い時計で、今回は参考外と考えていいでしょう。

 今回の勝ち馬の時計は1分46秒6良ですから、前走と違い低調なメンバーの低調なレースだったと言えます。ダブルダンスシチーの前走出した持ち時計はこれをはるかに上回っていますから、そんなに悲観することもないでしょう。

 馬は生き物ですから、掛かったり、イレ込んだり、今回のようにモタれたり、出遅れたりすれば負けるのは仕方がありません。

これ以降は7月21日に作成

●レース後の騎手・調教師のコメント

ネヴァシャトル(1着)

 「短距離に使っていた馬だから、ゲートが速いね。スッとハナに立てたし、小回りなので道中息を入れながら走れた。ついてきた馬が止まる流れだったのに押し切るのだから、立派な内容だと思います。」(小林徹弥騎手・競馬ブック)

タニノロッキー(2着)

 「左回りだとスムーズなんだが、右回りではペースが上がると右にモタれてしまい、今日もコーナーで修正しながら回ってきたんだ。でも、今日のような競馬ができたのは収穫といえそう。」(藤田伸二騎手・競馬ブック)

ドリームザドリーム(3着)

 「砂を被って嫌気を起こしていたが、砂を被らなくなったら走る気を見せた。最後は手前を替えていなかったし、クラス慣れすればチャンスがありそう。」(梶晃啓騎手・競馬ブック)

スパークルシチー(5着)

 「スタートが悪く中団からになり、砂を被って下がってしまった。最後外に出してからはいい脚を使ってくれたんだけどね。力はあるんだが、注文がつくので。」(北村友一騎手・競馬ブック)

ダブルダンスシチー(8着)

 「前走でもモタれていたけど、今日は前走以上でした。直線ではスペースがあったし、脚があれば入って行けたはずですが、モタれるのを修正しているうちに、スタミナを消耗したようです。」(三浦皇成騎手・競馬ブック)

タカラトゥルー(9着)

 「スタートして最初の2ハロンくらいは馬に走る気が感じられなかった。差して勝負するタイプではないし、前に行けないと良さが出ないみたいで。」(安藤勝己騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

ネヴァシャトル(1着)

 「短距離一本に使われていただけに、労せずハナへ。折り合いもついていたし、平均的なラップを刻んで後続にも脚を使わせる展開。結局、1度も並ばれることなく、悠々と逃げ切り。中距離で新境地。」(競馬ブック)

タニノロッキー(2着)

 「リングハミ。舌を括る。捌きは硬かった。テンから抑えてジックリと運ばれ、3角から勢い良く大外を進出。内にモタれながらも一気に伸びてきた。輸送熱でしばらく休ませる誤算。腹回りにも余裕があったが、さすがにこのクラスなら力上位。」(競馬ブック)

ドリームザドリーム(3着)

 「中団外目のポジション。3角から仕掛けてステッキを入れながら押し上げ、直線に向いてスムーズに外へ。昇級戦でも大幅に時計を短縮。相手なりに走れる長所を存分にアピール。」(競馬ブック)

スパークルシチー(5着)

 「イレ込んでいた。スタートひと息。向正面でも砂を被って頭を上げ、最後方まで下がったものの、昇級戦で自分の形に持ち込めぬ苦しい展開から伸びてきた点は立派。クラス通用のメド。」(競馬ブック)

ダブルダンスシチー(8着)

 「リングハミ。コーナーどころか、今日は向正面でも直線でも内にモタれていた。絶好位からアッサリと脱落。」(競馬ブック)

タカラトゥルー(9着)

 「スタートが悪く道中は最後方。手応えは良く見えても、ハミにモタれて走っている分、バラけた直線でも差を詰めてくるのが精一杯だった。」(競馬ブック)

●今後の展望

 能力はそこそこある馬ですが、4歳の夏になってもモタれ癖が治らないのは少し心配です。成長とともに治まればいいのですが、このままですと、勝ち負けしたり、大敗したりで、非常に信用し辛く、特に馬券を買うのは危険ということになってしまいます。

 ただ、前走の時計なんかは良かったですし、いずれ1000万クラスまでは勝てるでしょう。無料提供馬ですし、そこまでくれば十分とも言えます。

 私としては、あまり過度な期待はせずに、じっくりとダブルダンスを見続けて行きたいと思います。

●最後に

 なんとも評し難い馬ですが、無料提供馬で気楽な身です。いつまでもそこそこの人気で走ってくれればいいと思います。

 これだけのモタれ癖のある馬です。正直、現状オープンでは全く通用しないでしょう。その辺りのクラスで走る馬であれば、モタれても、そこそこの時計で走らなければいけません。

 まだまだ成長するとは思いますが、少し底が見えたかな?という1戦でした。

 だからといって、このクラスでは完全に力上位です。1000万クラスでも勝ち負けできるでしょう。

 鉄砲の利く馬なので、今回の休養明けの次走に期待します。

 がんばれ、ダブルダンスシチー! 

最後までご愛読ありがとうございました。

2008年7月14日作成 16日、17日、18日、19日、21日加筆

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2008年 7月 5日 第17戦 500万下 函館ダ1700m (2着1番人気

2008年 6月21日 第16戦 木古内特別 500万下 函館ダ1700m (5着/2番人気)

2008年 5月11日 第15戦 桃山特別 1000万下 京都ダ1800m (11着/1番人気

2008年 4月12日 第14戦 1000万下 阪神ダ1800m 写真付き 現地観戦レポ2着/5番人気)

2008年 1月20日 第13戦 500万下 京都ダ1800m 写真付き 現地観戦レポ1着1番人気

2008年 1月 5日 第12戦 500万下 京都ダ1800m(2着/9番人気)

2007年12月 2日 第11戦 沓掛特別 500万下 中京ダ1700m(5着/9番人気)

2007年 7月29日 第10戦 3歳未勝利 函館ダ1700m 待望の初勝利!!1着/1番人気

2007年 7月22日 第9戦 3歳未勝利 函館ダ1700m (2着/2番人気)

2007年 6月30日 第8戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (4着/5番人気)


2007年 6月 3日 第7戦 3歳未勝利 中京ダ1700m 写真付き 現地観戦レポ (6着/4番人気)

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