愛馬ダブルダンスシチー 第12戦

1月5日京都7R500万下ダ1800m混合戦は、

2着/9番人気!!

なぜ、ダートなのにキャプテンベガより印の薄い記者が多いのか!

怒りを覚えつつも1120円も付いた複勝を手厚くゲットして予想家様様。

走破時計から1000万クラスでの勝ち負けも見えてきた。

怪我さえなければ将来は明るいぞ!

レース回顧と時計の分析、レース後太宰啓介騎手のコメントと専門誌の評価を掲載。

(1月7日完結)

12月11日作成記事

●次走は12月22日阪神7R500万下ダ1400m混合戦を減量騎手で予定

 次走は久々の阪神ダート1400mです。以前4月14日に出走した際に、4着には敗れましたが、その走破時計から、この馬は間違いなく未勝利を脱出できる馬だと、がんばれシチー軍団HPで書き込んだのを覚えています。

 あのときの走破時計が1分26秒3良。3歳未勝利の平均勝ち時計が1分26秒6良ですから、相手に恵まれなかっただけだったと、ご報告しました。

 当時よりも確実にレース振りは良化していますから、おそらく1分25秒台で走ってくれるでしょう。もし、1分24秒台で走れば、着にかかわらず激アツです。私は走破時計やレース内容を重要視しますから、1分25秒台の2着より、1分24秒台の10着の方がはるかに将来において価値があると思っています。

 着は相手との力関係ですが、強い馬に敵わないのは仕方のないこと。この500万クラスの平均的な勝ち時計より速い時計で走破すれば、いずれ順番は来ます。とにかく、今回の走破時計が気になります。

 ただ、前走休み明けの昇級戦、しかも揃ったメンバーでの5着好走ですから、前走後のギャロップ誌のコメントのように、

「中団からしぶとく脚を伸ばしてきた。昇級戦で久々を考えれば上々の内容。次走は注意が必要。」(ギャロップ)

と、注意される存在になってしまったことは事実で、今回は受けて立つ身です。穴党の予想家の◎印をいくつか貰えるのではないでしょうか。


 ダブルダンスシチーは中距離も走りますが、過去の阪神ダ1400mの実績からも、この距離が合うことは疑う余地もありません。

 今回は減量騎手で臨まれるそうですが、正直減量騎手でなくても勝ち負けできる存在だと思っています。

これ以降は12月19日に更新

●気になる出馬想定表(12月22日阪神7R)

出馬想定表 12月22日阪神7R 500万下 ダ1400m 混合 全28頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アイバンホー 中舘英二 12/08 500万 中京ダ1000 15
アドマイヤテイオー 池添謙一  9/08 500万 札幌芝2000 11 10 10
アドミラビリス 浜中俊 12/08 500万 中京ダ1700
ウインミッション 岩田康誠 11/11 500万 京都芝1600 15 13 13 11
エイワナギ 柴田善臣 11/18 500万 東京ダ1400
カヤドーノアール 木幡初広 11/11 500万 福島ダ1700 12 13 15 15 10 12
グローリアスゲスト 田辺裕信 12/02 500万 中京ダ1700 10 11 12
コウヨウオラリア 安藤光彰 11/11 500万 福島芝2000 10 11 16 12
コメンドタイム 中村将之 12/09 500万 中京ダ1000 11 13
ジュリアスアロー 和田譲治 12/13 交流 大井ダ1800 13 10 11
スズカトップ 浜中俊 12/08 500万 中京ダ1700 10
ダブルダンスシチー 太宰啓介 12/01 500特別 中京ダ1700 B−
チアズベジータ 赤木高太郎 11/25 500万 中京ダ1700
テイエムハーン 芹沢純一 12/08 500万 中京ダ1700 12 14 12
ディスパージョン 宮崎北斗 11/18 500万 福島芝1200 11 11
パシコグランルビー 丹内祐次 11/10 500万 福島ダ1700 15 13 14 13
ビュレットライナー 田中博康 11/11 500特別 福島芝1800 10 12
フィールドウイナー 田中克典 12/01 500特別 中京ダ1700 10 10
マルターズストーム 藤田伸二  9/08 未勝利 札幌ダ1700
ミスティックベル 横山典弘  2/25 500特別 中山芝2200
メイショウイチバン 飯田祐史 12/02 500万 中京ダ1700 11
メイショウカーター 難波剛健 12/02 500万 中京ダ1700 11
メモリーセレソン 浜中俊 12/15 500万 中京ダ1700
ヤマニンエレメント 田中剛  9/01 未勝利 新潟ダ1800 15 16 16 15
ラガーチトセオー 荻野琢真 12/01 500万 中京ダ1700 10
レオテンリュウ 大野拓弥 12/09 500万 中京ダ1700 16
ワイメアキャニオン 二本柳壮 12/02 500万 中京ダ1700 11
ワンダーガジ 松田大作  9/09 500万 札幌芝1800 11

表中、左端の数字は優先出走順位

コウヨウオラリア、ヤマニンエレメントは未勝利馬

これ以降は12月23日に更新

●12月22日阪神7Rは痛恨の除外!!

 出走予定だった12月22日の阪神7Rは非当選除外となりました。ただ、前走5着のダブルダンスシチーです。来年からは4節以内の前走5着馬に優先出走権が与えられますので、年明け早々も平場のレースには出やすいのではないでしょうか。

 次走は小倉のダート1700mかな?

これ以降12月26日に作成

●次走は1月5日京都7R500万下混合ダ1800mを予定!

 年末良い状態でしたので、除外は残念ですが、これは致し方ありませんので、気持ちを切り替えて、新年初日Vに向けて再出発です。

 次走は1月5日京都7R500万下混合ダ1800mに出走予定ですが、騎手は前走同様減量騎手を使うでしょうね。前走の内容から、人気もそこそこするでしょうし、当然我々の期待も高まります。

 年が明けますと、4節以内の前走5着以内に優先出走権が与えられます。当然愛馬ダブルダンスシチーは前走5着ですから、これに該当します。

 優先出走権を持っての出走ですから、出走はほぼ確実でしょう。もしかすれば、その出走確実な状況から、いい騎手を確保しやすく、安藤勝己騎手なんていうのも、あるかも知れません。

●京都ダ1800mコース解説

 スタート地点はスタンド前の直線半ば付近。1コーナーまでの距離は約280m。1コーナーに入るまでの位置取りが非常に重要で、ここで外を回らされると厳しい。1コーナーに入るまでに隊列が落ち着きやすく、縦長にはならないので、外枠を引いた馬(特に逃げ・先行馬)は不利だ。逆に1枠の逃げ・先行馬が最もベスト。単純に1枠の連対率は約20パーセントある。その他の枠は15パーセント以下。
 基本的には逃げ・先行馬が有利だが、展開や馬場状態次第では向正面で激しくレースが動くことも。ペースが速くなれば当然、差し馬にもチャンスが出てくるが、逆に遅すぎると外からマクられる。
 先頭、2番手で最後の直線に入った馬が、そのまま残りやすい。
 1800m好走馬も血統面で特徴があり、ブライアンズタイムやサンデーサイレンス、バブルガムフェローといったヘイルトゥーリーズン系が非常に強い。
有利な枠順 1枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 枠順、種牡馬
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、武幸四郎、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳未勝利 1分55秒6 1分53秒4
3歳新馬 1分56秒3 1分55秒8 1分54秒5 1分54秒9
3歳未勝利 1分55秒4 1分54秒7 1分53秒7 1分54秒0
3歳500万 1分54秒1 1分53秒4 1分52秒2 1分52秒3
古馬500万 1分53秒6 1分53秒0 1分52秒4 1分52秒0
古馬1000万 1分52秒5 1分52秒1 1分50秒9 1分51秒5
古馬1600万 1分51秒2 1分51秒3 1分50秒2 1分50秒7
古馬オープン 1分51秒1 1分51秒0 1分49秒9 1分49秒1

これ以降1月2日に作成

●気になる出馬想定表

出馬想定表 1月5日京都7R 500万下 ダ1800m 混合 全22頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アグネストップ 和田竜二 12/08 500万 阪神ダ2000
ウインスペンサー 武豊  9/09 500万 阪神ダ1800 12
ウエスタンホーク 中村将之 12/09 500万 中京芝1800 15 14 12 10 11
エイシンランシング 今村康成 12/09 障害未 阪神障2970 12 14 10
オーシャンクルーズ 松田大作 12/22 500特 中京芝2500
キャプテンベガ 安藤勝己 12/02 500万 阪神芝1600 12 13
サーユウジーン 大下智 12/15 500万 中京ダ1700 13 11
シーローレル 大下智 12/15 500万 中京ダ1700 12 12 13
シルクロックスター 石橋脩 12/22 500万 中京ダ1700 13 10
スピードウエル 田中克典 10/06 500万 京都ダ1800 12
セフティートキメキ 河北通 12/08 500万 中京ダ1700 11 11 10 13
ゼットコマンダー 田中克典 12/15 500万 中京ダ1700 11
ダブルダンスシチー 太宰啓介 12/01 500特 中京ダ1700 B−
ニシオハンセル 高橋亮 12/09 500万 中京ダ1700
バンブーワールド 武幸四郎 12/08 500万 阪神ダ2000 10
パープルアカデミー 幸英明  7/28 未勝利 小倉ダ1700 10
パスクア 江田照男 12/01 500万 中山ダ1800 10
ヒシウィンザー 浜中俊 12/23 500特 中京ダ2300
ヒルクライム 古川吉洋  8/04 500特 函館芝1800 14 14 10
ファンドリコンドル 幸英明 12/15 500万 中京ダ1700 13 16
フィールドウイナー 田中克典 12/01 500特 中京ダ1700 10 10
メンデル 武豊 12/03 500万 阪神ダ1800 11

表中、左端の数字は優先出走順位

 まだ出馬想定表段階ですが、ダブルダンスシチーがこのレースに出走を望めばほぼ確実に出走可能でしょう。明日の出馬確定が楽しみです。

これ以降1月3日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 1月5日京都7R 500万下 ダ1800m 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アグネストップ 和田竜二 12/08 500万 阪神ダ2000 B−
ウインスペンサー 武豊  9/09 500万 阪神ダ1800 12 B+
ウエスタンホーク 中村将之 12/09 500万 中京芝1800 15 14 12 10 11 B−
エイシンランシング 12/09 障害未 阪神障2970 12 14 10
オーシャンクルーズ 12/22 500特 中京芝2500
キャプテンベガ 安藤勝己 12/02 500万 阪神芝1600 12 13 B+
サーユウジーン 12/15 500万 中京ダ1700 13 11
シーローレル 12/15 500万 中京ダ1700 12 12 13
シルクロックスター 赤木高太郎 12/22 500万 中京ダ1700 13 10
スピードウエル 武英智 10/06 500万 京都ダ1800 12 B−
セフティートキメキ 河北通 12/08 500万 中京ダ1700 11 11 10 13 B−
ゼットコマンダー 池添謙一 12/15 500万 中京ダ1700 11
ダブルダンスシチー 太宰啓介 12/01 500特 中京ダ1700 B+
チアズベジータ 岩田康誠 11/25 500万 中京ダ1700
ニシオハンセル 高橋亮 12/09 500万 中京ダ1700 B−
バンブーワールド 渡辺薫彦 12/08 500万 阪神ダ2000 10 B−
パープルアカデミー 幸英明  7/28 未勝利 小倉ダ1700 10 B−
パスクア 12/01 500万 中山ダ1800 10
ヒシウィンザー 浜中俊 12/23 500特 中京ダ2300
ヒルクライム 荻野琢真  8/04 500特 函館芝1800 14 14 10
ファンドリコンドル 12/15 500万 中京ダ1700 13 16
フィールドウイナー 藤田伸二 12/01 500特 中京ダ1700 10 10 B+
メンデル 12/03 500万 阪神ダ1800 11

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 「消」は想定されていたもこのレースには出走しない馬。騎手の太字は乗り替わり。

 はっきり言って消えたのは弱い馬ばかり。増えたのも弱い馬ですが、有力どころは全て出走という結果になりました。さすが前走5着以内に優先出走権があるだけのことはあります。弱い者は淘汰され、強い者が残る。ダブルダンスには、ここでも確実に掲示板を決めて欲しいですね。

●各馬の追い切り評価(1月4日一部更新)

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
アグネストップ 1月3日 栗東坂路良 馬ナリ 和田竜二 55.0−13.3 B−
ウインスペンサー 1月3日 栗東DW良 一杯 助手 6F81.8−12.3 B+
ウエスタンホーク 1月3日 栗東B良 一杯 助手 6F78.3−13.0 B−
キャプテンベガ 1月3日 栗東DW良 一杯 高田潤 6F84.0−12.2 B+
シルクロックスター 1月3日 栗東坂路良 一杯 助手 57.3−14.0
スピードウエル 1月3日 栗東B良 一杯 助手 6F80.9−12.2 B−
セフティートキメキ 1月3日 栗東坂路良 馬ナリ 助手 55.9−13.2 B−
ゼットコマンダー 1月3日 栗東坂路良 馬ナリ 助手 57.1−13.0
ダブルダンスシチー 1月4日 栗東DW良 馬ナリ 助手 4F60.1−13.2 B+
チアズベジータ 1月3日 栗東坂路良 一杯 助手 56.9−13.7
ニシオハンセル 1月4日 栗東DW良 直強め 高橋亮 4F56.8−12.5 B−
バンブーワールド 1月3日 栗東DW良 一杯 助手 5F69.0−12.6 B−
パープルアカデミー 1月3日 栗東CW良 強め 赤木高太郎 6F82.0−12.4 B−
ヒシウィンザー 1月3日 栗東CW良 一杯 助手 6F83.8−13.1
ヒルクライム 1月2日 栗東坂路稍 一杯 助手 53.3−14.3
フィールドウイナー 1月3日 栗東坂路良 一杯 田中克典 53.4−13.3 B+

これ以降は1月4日に作成

●ダブルダンスシチーの追い切り情報(1月4日更新)

前走前 11月28日 栗東DW良 一杯

助手
6F 83.4
5F 67.9
4F 53.1
3F 39.9
1F 12.9
外ショウリュウアクト(古馬500万)一杯に6Fで0秒9先行3F併せで0秒5先着



12月16日 栗東DW 良 馬ナリ

助手
4F 53.6
3F 39.2
1F 12.9
内フィッツロイ(2歳新馬)馬ナリと4F併せで併入


12月19日 栗東DW 良 一杯

助手
6F 83.8
5F 68.3
4F 54.3
3F 40.0
1F 12.9
内ウィッシュアウェイ(2歳500万)馬ナリを6Fで0秒4追走
4F併せで0秒1遅れ


12月23日 栗東DW 重 馬ナリ

助手
4F 54.7
3F 38.8
1F 13.3
内ウィッシュアウェイ(2歳500万)馬ナリと4F併せで併入


12月26日 栗東DW 稍 馬ナリ

助手
6F 85.3
5F 69.9
4F 55.5
3F 41.7
1F 13.0
内イカガデスカ(古馬1000万)馬ナリと4F併せで0秒2先着


12月31日 栗東DW 重 強め

6F 81.0
5F 66.9
4F 53.6
3F 40.7
1F 13.1
外ウィッシュアウェイ(2歳500万)一杯と6F併せでクビ差先着


1月4日 栗東DW 良 馬ナリ

助手
4F 60.1
3F 43.5
1F 13.2


 12月26日、小田切氏所有のイカガデスカと併せました。相手は表記上は古馬1000万ですが、10月14日に500万を脱出したばかりの3歳馬で、実質同等の馬です。

 それに、少し先着しました。とはいえ、まだ軽め調整ですが。

 12月31日、かなり全体の時計が詰まってきました。結果として前走除外されたことによって、2週間きっちりと調整することができ、動きが軽くなったのではないでしょうか。最終追い切り次第ですが、かなり期待してもいいのではないでしょうか。

 1月4日、ほとんどの馬が3日に最終追い切りを済ます中、なぜか前日の4日にそこそこの追い切りをかけました。いつもと違う調整方法で、どのような結果が出るか、わかりませんが、動きは悪くないようです。というわけで、豊富な追い切り本数と、良化した動きの良さを評価して、追い切り評価は「B+」です。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「伏兵多し」


予想家の印
馬名 長岡利 西村敬 山田理
アグネストップ △△
パープルアカデミー
バンブーワールド
ウエスタンホーク
ウインスペンサー
キャプテンベガ
ニシオハンセル △△
ダブルダンスシチー
ゼットコマンダー △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
キャプテンベガ 2.5
アグネストップ 4.8
ウインスペンサー 7.4
ゼットコマンダー 8.5
フィールドウイナー 9.6
パープルアカデミー 10.3
バンブーワールド 10.6
チアズベジータ 20.2
ダブルダンスシチー 26.9
以下30倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
アグネストップ 74 70 74 70
パープルアカデミー 72 72 69 70
バンブーワールド 76 68 66 69
ヒルクライム 68 58 51 44
ウエスタンホーク 71 65 65 60
ウインスペンサー 83 83 66 67
セフティートキメキ 64 63 64 62
ヒシウィンザー 79 72 65 77
チアズベジータ 64 56 48 64
キャプテンベガ 86 77 73 83
スピードウエル 78 72 71 56
シルクロックスター 79 60 66 71
ニシオハンセル 82 71 65 66
ダブルダンスシチー 79 67 65 79
ゼットコマンダー 83 73 83 72
フィールドウイナー 79 57 75 79


デイリー馬三郎

予想印

◎ キャプテンベガ
○ ゼットコマンダー
▲ ウインスペンサー

以下省略

ダブルダンスシチーは無印


見解

 「キャプテンベガは1年6カ月ぶりの前走をいきなり2着と素質の高さを見せつけた。1度叩かれて気配は上向き。ダート変わりも問題はなく勝機到来だ。」

大阪スポーツ

本紙の狙い

 「前走、長期休みも2着にまとめた◎キャプテンベガが順当に勝機をつかみそう。若葉S2着から皐月賞に出走した地力はこのクラスでは断然だ。一戦ごとに着順を上げてきたゼットコマンダーが連下1番手。」


 予想家の印
馬名 仕掛人
上田
坂路
高岡
調教
松浪
本塁打
河合
POG
吉田
情報
西尾
闘券
難波田
本紙
杉本博
アグネストップ
パープルアカデミー
バンブーワールド
ウインスペンサー
ヒシウィンザー
キャプテンベガ
ニシオハンセル
ダブルダンスシチー
ゼットコマンダー
フィールドウイナー

●前走レース後の騎手コメント

ダブルダンスシチー(5着)

 「右にモタれて走っていたけど終いはジリジリと差を詰めてくれました。久々で昇級だったことを考えると、よく走っているんじゃないでしょうか。」(太宰啓介騎手・競馬ブック)
 「少し余裕残し。中団を抑えて追走。3〜4角では反応が悪かったが、バテずに差を詰めて入着。」(競馬ブック)

 「中団からしぶとく脚を伸ばしてきた。昇級戦で久々を考えれば上々の内容。次走は注意が必要。」(ギャロップ)

アグネストップ(3着)

 「休み明けでも仕上がりは良かった。いい位置で運べたし、内容は良くなっているよ。」(和田竜二騎手・競馬ブック)

バンブーワールド(4着)

 「いいペースで行けたけどね。大型馬の休養明け3戦目だし、もうひと叩き必要かな。」(武幸四郎騎手・競馬ブック)

ウインスペンサー(12着)

 「全然いいところがなかった。ちょっと掴みづらいタイプですね。」(武豊騎手・競馬ブック)

セフティートキメキ(5着)

 「うまく立ち回れたし、渋太く頑張ってくれた。時計も悪くないし、これをキッカケに次も頑張って欲しい。」(河北通騎手・競馬ブック)

ヒシウィンザー(5着)

 「崩れずに渋太い馬なんですけど、もう少し前向きさが欲しいですね。広いコースの方が持ち味が生きそうです。」(浜中俊騎手・競馬ブック)

チアズベジータ(4着)

 「今日はゲートが良かったし、うまくペースも落とせて運べた。いいスピードがあるから、脚抜きのいいダートなら更にやれるんじゃないかな。」(赤木高太郎騎手・競馬ブック)

キャプテンベガ(2着)

 「ゲートをあせって出てトモを落としたので、道中ジッとしていて末脚に賭けるレースを。長期休養明けながらこの内容、さすがに力があるね。このクラスはすぐに何とかなるはず。」(安藤勝己騎手・競馬ブック)

スピードウエル(12着)

 「このクラスで通用する力のある馬ですが、今日は苦しそうに走っていました・・・。」(田中克典騎手・競馬ブック)

シルクロックスター(3着)

 「前回と違って落ち着きがあったし、気を抜く面も見せずに集中して走ってくれました。真面目にさえ走れば、これくらい走れていい馬なんでしょうね。」(石橋脩騎手・競馬ブック)

ゼットコマンダー(2着)

 「うまく捌けたし、何とかなったと思ったのですが。時計的にも安定してますし、チャンスは近いでしょう。」(田中克典騎手・競馬ブック)

フィールドウィナー(4着)

 「速い時計の中、渋太く頑張ってくれています。この内容ならすぐにチャンスがきそうです。」(田中克典騎手・競馬ブック)

●各陣営のコメント

アグネストップ

 「精神面が成長して、常識にかかってきた。今のレースぶりなら、今回も大崩れしないはず。」(宮本博調教師・デイリー馬三郎)

 「ズブかった馬が前走はスッと行けた。トモがしっかりしてきたし、叩いた今度は楽しみ。」(今野助手・大阪スポーツ)

パープルアカデミー

 「馬体増はほぼ成長分。力をつけて戻ってきたし、これなら昇級でも相手なりに動けそう。」(飯田雄三調教師・デイリー馬三郎)

バンブーワールド

 「前走は注文通りハナへ行けたし、悲観するほどの内容ではなかった。マイペースなら。」(佐藤正雄調教師・デイリー馬三郎)

ヒルクライム

 「仕上がり自体はいい。ただ調整放牧明けで、北海道以来なので。どんなものでしょうか。」(松永幹夫調教師・デイリー馬三郎)

ウエスタンホーク

 「芝で結果が出ないのでダートを試すが、イレ込み癖が解消しないからね。大きいことは。」(平田助手・デイリー馬三郎)

ウインスペンサー

 「2週連続で併走馬を突き放す抜群の動き。現級通用の力はあるし立て直した効果に期待。」(片山助手・デイリー馬三郎)

セフティートキメキ

 「前走がメンバーに恵まれての5着。出来は維持しているけど、中央場所ではどうかな。」(宮本助手・デイリー馬三郎)

ヒシウィンザー

 「ペースが上がった時に置かれたけど、最後は盛り返していた。広いコースの方がいい。」(河内洋調教師・デイリー馬三郎)

チアズベジータ

 「すんなりした競馬でいい面を見せてくれたね。ただ、時計的にここでは少し足りない印象。」(矢作芳人調教師・デイリー馬三郎)

キャプテンベガ

 「使ってさらに良くなっている。ダート変わりだが、能力の違いで押し切ってくれるはず。」(松田博資調教師・デイリー馬三郎)

スピードウエル

 「体は戻っているし、立て直した効果は感じる。出来さえ良ければチャンスはあるはず。」(田島助手・デイリー馬三郎)

シルクロックスター

 「前走は相手関係に恵まれた面もあったが、自分の時計は走るからね。メンバー次第で。」(蓮見助手・デイリー馬三郎)

ニシオハンセル

 「小回り競馬は忙しかったのかも。広いコースに変わってゆったり運べる方がいいだろう。」(高橋隆調教師・デイリー馬三郎)

ダブルダンスシチー

 「右へ行く癖があるので右回りの方が走りやすいはず。力を出せばそう差はないよ。」(佐々木晶三調教師・デイリー馬三郎)

 「右にモタれるので内ラチ沿いを走れる枠が欲しい。真っ直ぐ走れれば上位争い。」(佐々木晶三調教師・大阪スポーツ)

ゼットコマンダー

 「内々でゴチャつく展開でも最後まで伸びていた。今なら京都千八の方が合うかもしれない。」(池添兼雄調教師・デイリー馬三郎)

フィールドウィナー

 「少しジリっぽい面はあるけど、安定しているからね。流れ次第だが、チャンスはある。」(田原助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

ウインスペンサー

 池江泰郎厩舎の良血。7戦連続1番人気。しかし、内容は2、4、3、2、1、6、12着と期待を裏切りまくる。結局期待に応えたのは、未勝利の1回のみ。昇級してからは、1番人気でも6着、12着とダメダメ。以外に頭打ちかも。

 追い切りの動きはまあまあ程度だが、5本出している時計は評価できる。

 放牧明けだし立て直しているかも知れませんが、私はいらないと思っています。

ウエスタンホーク

 ずっと芝で使ってきて、今回ダート変わり。基本的には無理でしょう。

 追い切りは6本と優秀ですが、終いを要しており、そんなに高く評価はできません。

キャプテンベガ

 私の一昨年のPOG取得馬にして、大失敗した超良血。現級は昨年2月に1番人気で勝利。その後オープンの若葉ステークスでも2着で皐月賞の優先出走権を得て皐月賞へ。ここは13着と敗れたが、続くオープンの白百合ステークスでも1番人気と常に人気の中心。
 未勝利脱出は意外にもこの京都ダ1800m。しかし、クビ差の辛勝。さてこのクラスではどうなのか。

 追い切りは良血馬にしては寂しい感じですが、時計が5本とびっしりやられています。

 ただ、芝では敵わないでしょうが、ダートでは負けられない。頭は譲りませんよ。

アグネストップ

 前々走は昨年2月のカトレア賞。いわゆるドミンゴシチーが勝ったレースで、ドミンゴシチーから1秒4差の9着でした。
 そこから、10カ月の休養を挟んで前走は12月8日、阪神のダ2000mでしたが、勝ち馬からコンマ2秒差の3着と、存在感を見せました。

 長期休養明けを叩いてここが正念場ですが、当然叩いた上積みもあり、強敵と言えます。

 追い切りはジョッキー追いにもかかわらず、イマイチ。さっと流しただけだが、物足りない。

 しかしね絶好枠の1枠を引いたことにより、断然主役に。今野助手のコメントのように、スッと行ければ、勝つのではないでしょうか。

シルクロックスター

 前走は中京ダ1700m3着ですが、平凡な時計。。

 しかし、追い切りの動きは1月6日に出走する愛馬チャーミングシチー級の動きの悪さ。古馬500万クラスでさすがにこの動きでは厳しいのでは。

スピードウエル

 勝ち馬からは常に離されており、存在感は皆無。

 追い切りの動きはまあまあ。本数は5本。

 放牧明けだし無視していいでしょう。

セフティトキメキ

 前走5着も勝ち馬からは1秒8もの大差。時計もダメダメで無視していいでしょう。陣営も弱気ですし。

 最終追い切りは馬ナリで不満ですが、動きはまあまあで、それなりですが。

ゼットコマンダー

 ダブルダンスシチーも出走した沓掛特別では3着。ダブルダンスはそのとき5着でその差は0秒5でした。この馬はそこからさらに12月15日に出走して勝ち馬からクビ差の2着。もう順番といいたいところですが、沓掛特別は我らが愛馬ダブルダンスシチーは昇級初戦の休養明け。0秒5の差は縮められると思いますが。

 追い切りは動かない馬ですねぇ。しかしそれでいて結果はちゃんと残していますから、この馬はこれでいいですね。

 ただ、ダブルダンスシチー同様外枠がきつい。ダブルが外でこの馬が内枠なら白旗をあげますが、枠、能力とも互角。

ダブルダンスシチー

 前走沓掛特別が昇級初戦がかつ休み明け、かつ豪華メンバーの中での価値ある5着。しかも4着馬とは僅差。競馬ブックのスピード指数でも高い数字で評価されています。

 その後1度の除外を経て動きは良化。態勢は万全。ここも相手は強力だが、突き抜けるところまでありうる。

 前走は佐藤哲三騎手の落馬負傷で急遽出番が回ってきた太宰啓介騎手だが、今回は準備も万全。前回は9番人気と伏兵的存在だったが、今回は堂々の注目馬。いや穴馬か。


 ただ、内枠希望の師の意向に反して、不利な7番枠に行ってしまいました。右にモタれる馬ですし、これは非常に厳しいですね。とすると、多頭数でハイペースは必至なので、控えて得意の末脚にかけますか。

 追い切りは今日(4日)にやりましたね。前日追いとは正直びっくりです。ダブルダンスでは過去に例のないことですので、どう転ぶかやってみないとわかりません。ただ、動きはなかなかいいですね。

チアズベジータ

 中央移籍2戦目だが、前走は4着と言っても時計は未勝利並の凡時計。いい騎手が確保できたから出走しただけという感じ。いくら岩田康誠でも・・・。

 追い切りは5本でいいのですが、動きは重たいですね。

 陣営も白旗ですし、来れば岩田康誠マジックとでもいいましょうか。

ニシオハンセル

 何度走っても中京ダ1700mの時計は1分48秒台の凡時計。愛馬ダブルダンスシチーが前走休養明けで1分46秒5どすから、全く敵ではないでしょう。

 この馬もダブルダンスと同じく前日追いをしましたね。なぜでしょうか。関係者が遅くまで正月休みだったの?

バンブーワールド

 前走4着も時計は平凡。ハナを奪える強さはあるが、それでいて粘り切れない。大崩れはないが、勝つこともないだろう。

 追い切りはまぁまぁ。

 しかし、いい枠を引きました。枠を見るまではいらないと思っていた馬ですが、少し嫌ですね。

パープルアカデミー

 前走昨年の7月に小倉で未勝利脱出。そのときは2着馬に0秒7差の圧勝。しかし、今回は昇級初戦で相手も強化。まずは様子見。

 6本も追っていますがそんなに動きが良くならないですね。

 ただ枠がいいので、1発警戒。

ヒシウィンザー

 常に掲示板近辺をうろついている馬。負けないが決め手に欠く印象。今回もそんなもんでしょう。

 追い切りが1本で伸びを欠いています。

 鞍上は減量では有望の浜中俊騎手ですが・・・。

ヒルクライム

 中央転厩後は10戦して1度も掲示板なし。最下位候補筆頭。

 最終追い切りは全体の時計はそこそこですが、最後完全に脚が上がっています。

フィールドウイナー

 前走はダブルダンスシチーと同じ沓掛特別で4着。しかし、脚色的には同じ時計で5着の我らが愛馬ダブルダンスシチーの方が上回っており、逆転濃厚。

 追い切りは6本と十分で動きもなかなかです。

 この馬も有力候補ですが、痛恨の大外枠。鞍上が藤田伸二騎手ですから、無理にでも押していくでしょうね。内枠なら本命候補ですが・・・。
ダブルダンスシチー
アグネストップ
ゼットコマンダー
フィールドウイナー


 ダブルダンス本命でしたが、痛恨の外枠。偶数だけましですが、とにかくこのコースは内枠有利。最内枠に入ったアグネストップが断然有利になってしまいました。というわけで、少し自信消失の小文字です。

 力ではダブルと同格のゼットコマンダーはダブルよりもさらに不利な外。全てがダブルと互角です。フィールドウイナーも同じ。


 さて、我らが愛馬ダブルダンスシチーですが、外枠でなければ勝ち負け確実だったでしょう。せっかくゼットコマンダー、フィールドウイナーと言った有力馬が不利な大外に行ったのに、ダブルダンスもお付き合いしてしまってはなにもなりません。

 結局ハイメンバー、ハイレベルなレースだった沓掛特別3着から5着の有力馬がすべて大外に行ってしまいました。なんてこったい。外は少々力のある馬でも中に入れずに距離ロスを強いられぶっ飛んでしまうおそれがあります。朝日杯のサブジェクトなんかもそうでしたよね。その中山芝1600mほどではないにしても外枠不利に変わりはありません。

 ですから、私的には能力は抜けていると思うダブルダンスですが、なんともわかりません。

 明日は仕事で事後に携帯での結果確認ですが、いい結果を期待しています。明日皆さんとご一緒に喜びを分かち合えたらいいですね。

これ以降1月5日に作成

●レース 

 チアズベジータが発馬機で立ち上がり負傷したために、除外され15頭になりました。せっかく岩田康誠といういい騎手が空いていたので、想定表にも載せずに、突然出馬を決めたわけですが、戦わずして去りました。

 スタートしてまずキャプテンベガが出遅れ、場内に大きなざわめきが起こります。芝ならともかく、ダートでの出遅れは致命的です。ダート慣れしている馬ならともかく、久々で2戦目の馬にとっては非常に大きな不利となります。

 しかし、それよりも大きく出遅れたのが、人気の一角フィールドウイナーで、キャプテンベガが1馬身遅れたとすると、こちらは2馬身は遅れています。

 フィールドウイナーの鞍上は先行して渋太く残す藤田伸二騎手ですから、この大きな出遅れで万事休すでした。

 我らが愛馬ダブルダンスシチーは好スタートを切りますが、隣の13番ニシオハンセルもいいスタートから押して押して前に取りつこうとするので、全然内には入れません。結局1コーナーはかなり外を回らされ、枠の不利が如実に出る結果となりました。
 今回私はレース結果を携帯で知った後、映像を見ていますので、安心して見ていられますが、ここだけを見ていると、直線は失速するだろうなというほどの距離ロスでした。


 先頭はウインスペンサー、2番手はバンブーワールドで、元々バンブーワールドがハナでしたが、ウインスペンサーが譲らず、脚を使って無理に前に出たもので、この時点でかなりのハイペースになりました。結局この前に行った2頭は内枠の馬ですから、やはり内枠が有利なことに違いはありません。

 我らが愛馬ダブルダンスシチーは先頭から6馬身後ろの6番手の外でレースを進めます。


 3〜4コーナー中間で、ダブルダンスシチーの少し前にいた減量の浜中俊騎手のヒシウィンザーが押し上げて行き、ダブルダンスシチーもそれについて外からマクッて行きます。この勝負どころできちんと反応出来たことが、好走に繋がります。その時歴史レースは動いた!!by NHK

 4コーナーも大外(ディープポジション)を回り、距離ロスが心配されましたが、なんのなんの、渋太くジリジリと伸びてきて(先頭集団は、ハイペースがたたり、直線向くとすぐに手応えが怪しくなります。)、必至に先に仕掛けたヒシウィンザーに喰らいつきますが、ヒシウィンザーも手応え良く、どんどんと伸びて後続を突き放していきます。また、最内では、1番枠から最短距離で前が落ちるのを虎視眈々と狙っていた和田竜二騎乗のアグネストップがダブルダンスの3〜4馬身後方から1番いい伸び脚で襲い掛かってきます。

 しかし、1番脚色の良かったアグネストップもゴール前でさすがに脚色が鈍り、ほとんどダブルダンスと同じくらいで入線しました。ヒシウィンザーは結局それよりも半馬身ほど先着し、写真判定などなくとも、優勝がはっきりわかる状態でした。

 人気のキャプテンベガは最後そこそこ伸びるも勝ち馬から0秒5差の5着(掲示板確保)がやっとでした。私はもっとこの馬の能力を見くびっていましたが、出遅れがなければ、もう少し差が詰まっていたかも知れません。

 ただ、常に外外回って最後まで脚色が衰えなかった我らが愛馬ダブルダンスシチーとダートで戦っても、現状勝ち目はないでしょう。芝ならともかく、ダートでは、ダブルダンスの方が能力が上です。また、最内の最短距離を走ってきてハナ差だったアグネストップわりも、かなり外外回されたダブルダンスの方が能力は上と見るべきでしょう。これは勝ち馬にも同じことが言えます。勝ち馬とのクビ差は、距離と減量騎手起用による斤量差で、能力はダブルダンスの方が上です。将来上のクラスで、ヒシウィンザーと当たっても、全く臆することはないでしょう。

 結局2着ダブルダンスシチーの着差は勝ち馬から僅かクビ差。3着馬とはハナ差でした。賞金面で非常に大きなハナ差でした。

 全部で4頭いた外国産馬のうち、大きく出遅れて勝負にならなかったフィールドウイナーを除く3頭が上位独占という形になりました。なんだか、こういうシーンを見るのは、久しぶりの気がします。サンデーサイレンス産駒の活躍で、外国産馬はだいぶ追いやられていましたからね。


 愛馬の2着は嬉しいことは嬉しいですが、私は昨日までに申し上げていたように、外枠以外のことでは、自信があったので、意外に落ち着いています。前走のあのメンバーで昇級初戦で急な乗り変わりの騎手であの内容、走破時計なら、今回来ないはずがありません。

●時計の評価

 今回のダブルダンスシチーの走破時計1分52秒8良は、古馬500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイム1分53秒6良を大きく上回っており、相手が悪かった状態です。その勝ったヒシウインザーは減量騎手が騎乗しており、実質クビ差なら、走っている距離の差からも、ダブルダンスの2着の方が力量的には上とみるべきでしょう。

 不利な外枠発走でのこの成績ですから、もはや500万クラスの馬ではありません。速い走破時計は前走5着のときにもお話しましたね。完全に休養を挟んで本格化しつつあります。もっとも、休み前の安藤勝己騎手が騎乗していただいた2戦も時計はそこそこですが、レース内容は素晴らしいものでした。

 ですから、なぜこの強い馬が9番人気なのか理解できません。枠が外で不利だからというのであればわからないことはありませんが。

 また、このコースの1000万クラスの過去10年の平均勝ち時計は1分52秒5良ですから、すでに肉薄しています。今後昇級しても、勝ち負け前後のことは出来ると言うわけです。

 いくら、見る目のない予想家でも、次走はダブルダンスを本命視してくるでしょう。そりゃ、この不利な外枠で終始大外を回り、この上がりの伸びで、この時計で走破できる馬です。次走も勝ち負けに決まっています。

 次走も私がもっともダブルダンスに合っていると思っている太宰啓介騎手で決めちゃって欲しいものです。太宰啓介くんのクオカードが欲しい!!

●アタマが抜けるも予想はかなり的中!!

 今回、私の従前の予想では、本命がダブルダンスシチー対抗に最良の1番枠を引いたアグネストップ3番手に前走が良かったダブルダンスと互角と見ていたゼットコマンダーを上げていまして、頭のヒシウィンザーの大駆けを除けばばっちり的中しています。もっとも、アタマが抜けていては、なんにもなりませんが、私はたくさん印を打つのが嫌い(そもそも、そんなにたくさん馬券を買っていたら、軍資金がたくさん必要ですから。)なので、通常4頭くらいしか印を打ちませんが、なかなかでしょ?

 勝ったヒシウィンザーも若手の有望株浜中俊騎手だったので、少し嫌でしたが、まさか買っちゃうとはね・・・です。

 あと、誉めていただきたいのが、断然の1番人気のキャプテンベガをこのメンバーのダートでは不必要と、ばっさり切ったところです。唯一のダート戦である未勝利戦の内容が、そんなに圧倒的ではなかったですから。また、一昨年に自らがPOGで指名した馬ですので、一定期間追いかけていましたし、なんとなく能力はわかっているつもりです。

 なぜ、適性が不明な馬をダート巧者がたくさんいるこのレースであんなに断トツの人気になるのか、理解できません。その昔、フェブラリーステークスにビコーペガサスが出走したときくらい、理解できません。

 ちなみに私が4番手に支持したフィールドウイナーは出遅れが響き、万事休す。ダートでこれでは仕方がありません。

 馬券はダブルダンスの単勝と複勝のみを買い込んでいました。単勝もかなり自信があったのですが、クビ差で外れ馬券となってしまいました。もうひと伸びしてくれていれば、単勝3770円を??口ゲットできたのに・・・。今日は2着の喜びよりも、確勝を期待していたので、ここをクビ差で取り損ねた悔しさの方が大きいです。
 ただ、そうは言っても複勝1120円をそこそこ購入しているので、儲けたことには変わりありませんが。

 さて、今回は保護者の皆さんも相当的中されているでしょうから、本当にいいお年玉でした。

 明日の愛馬チャーミングシチーですが、これも自信はありますが、今日のダブルダンスシチーほどではありません。ですから、金額は落として、単勝は500円、複勝も500円程度にしようと思っています。パドックを見て変更するかも知れませんが。あと、今日儲けたことですし、3連単も手を出そうと思っています。アタマはもちろんチャーミングシチーという見る人が見れば超無謀馬券。ただ、金額的にはそんなに買いませんが。

 今日は金杯でしたが、私はハンデ戦は買わない主義なので、購入していません。明日は競馬場に行くので、いくらか別のレースも購入するかも知れません。

 しかし、なににせよ、年明け早々から、悔しい思いといい思いをしました。ダブルダンスは次走はついに、馬券的には旨味がなくなると思いますが、そういうときは、馬券は買わずに、レース観戦に集中します。

 今日仕事でホームグランドの淀に行けなかったことが、つくづく残念です。きっとゴール前の攻防は激アツだったでしょうね。
 

これ以降12月7日に作成

●レース後の騎手・調教師のコメント

ヒシウィンザー(1着)

 「気を抜く面があるので、気を抜かせず走らせました。前々でスムーズに運べて渋太く伸びてくれました。突かれる展開も良かったですね。」(浜中俊騎手・デイリー馬三郎)

 「気難しくて気を抜く面があるから、そんな面を出さないように心がけました。うまく後ろから突かれる形で運べたので、手応えは悪くても最後までバテませんでしたね。それに、長距離戦よりこれぐらいの距離の方が合っていると思います。」(浜中俊騎手・競馬ブック)

ダブルダンスシチー(2着)

 「左回りでは右へ右へとモタれてスムーズさを欠いたが、右回りではそういう面がなかった。外々を回ってこの内容だから評価できると思う。」(太宰啓介騎手・競馬ブック)

アグネストップ(3着)

 「そう速い脚がないから、勢いをつけてスムーズに運ぶ形が理想。今日は4角でゴチャついてしまったのが痛かったですね。」(和田竜二騎手・競馬ブック)

ゼットコマンダー(4着)

 「あとひと押しが利けばという感じでした。終いは確実に脚を使ってくれますね。」(池添謙一騎手・競馬ブック)

キャプテンベガ(5着)

 「ハミにモタれていたからね。」(安藤勝己騎手・競馬ブック)

ウインスペンサー(14着)

 「行きたがるところはあったけど、それにしても止まり過ぎたような気はするね。」(武豊騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

ヒシウィンザー(1着)

 「仕掛けて先行。速いペースでも割と楽に追走。外から手応え良く並びかけてきた2着馬(ダブルダンスシチー)と一緒に動いて直線に向いて先頭。2着馬(ダブルダンスシチー)に一旦前に出られたが、右手前のままで渋太く差し返した。53キロも良かったか。」(競馬ブック)

ダブルダンスシチー(2着)

 「リングハミ。テンション高め。ジワッと行かせて中団から。ずっと外を回る形になったが、それでも手応え良く前に並びかけ、直線半ばで一瞬先頭。もうひと押しが利かなかったが、現級にメド。」(競馬ブック)

アグネストップ(3着)

 「イレ込み気味。仕掛けて先行。道中は行きたがるのを何とか抑えて追走。4角でも手応えは十分。直線は内を突いて際どく詰め寄った。」(競馬ブック)

ゼットコマンダー(4着)

 「リングハミ。無理せず中団から。2着馬(ダブルダンスシチー)を見る形でのレース運び。4角で大外に出し、右手前のままでもジワジワ伸びてきた。」(競馬ブック)

キャプテンベガ(5着)

 「少し細く見えた。アオッて後方から。行きたがったので1角で内に入れ、前に壁を作って追走。しかし、動くに動けない形になり、バラけて追い出したのは残り300メートルあたり。ジワジワ差を詰めてきたが、脚を余した感。」(競馬ブック)

●今後の展望

 優先権もあることですし、馬体に疲れがなければ、次走は1月20日京都7R500万下ダ1800m混合戦で間違いないでしょう。疲労があれば2月3日の京都8R500万下ダ1800m混合戦でしょう。

 それ以外のダ1800mは混合戦ではないので、出走できません。丁度、中1週ずつで調節できますので、20日が濃厚だと思います。

 今日の走破時計や内容から、1番人気は必至でしょう。仮にもう1度キャプテンベガが出走してきたとしても人気はこちらでしょう。

 次は受けて立つ身です。騎手は減量と言わず、前走からダブルに合っているいい騎手と言い続けている太宰啓介騎手でずっと行って欲しい。

 しかし、今回、一気の時計短縮お見事でした。速い時計にも対応できますし、本当に、最後の3口目を無理にでも購入して良かったと思っています。その無理に購入したグレイスシチーも走ってくれれば万々歳なんですけどね。

●最後に

 ミッシェルシチー、チャーミングシチー、グレイスシチーの3頭の格安牝馬についてきた無料提供馬のダブルダンスシチー。明け4歳にして、すでに1000万クラスの勝ち負けが見えてきました。

 今回の賞金は300万ということで、1口400円程度だと思いますが、5000分の1に無料提供馬が変更されてから、初めての当たり馬ではないでしょうか。もっとも、私個人的には、屈腱炎でまともに走れなかったロンドンシチーもいい馬だったと思っていますが。


 さて、私は今回仕事で応援に行けなかったわけですが、熱心なシチー軍団の皆さんが、写真をアップして下さっていますので、それをお借りして、ここに掲載したいと思います。


つぼちゃんさん撮影。がんばれシチー軍団HPより。
募集チラシの好馬体が忘れられませんが、今見ても整ったいい体をしています。



ダブルダンスシチーと太宰啓介騎手。lightさん撮影。がんばれシチー軍団HPより。



これもlightさん撮影。がんばれシチー軍団HPより。後ろはゼットコマンダーの池添謙一騎手。

 というわけで、次走こそは休みが合えば競馬場で撮りまくってきます。今回はこんなにいいレースを生で見られなくて本当に残念でした。出走予定の1月20日は休みですので、ちゃんと出走してくれれば、見に行けるのですが。

 京都ダ1800mで外々回りながら一気に持ち時計を縮めてきた我らが愛馬ダブルダンスシチー。次走1分51秒前半くらいまで時計を縮めることが出来れば、いずれは平安ステークスやアンタレスステークスといったレースも見えてきます。スタミナも豊富で最後もそこそこいい脚を使うダブルダンスシチー。まだ明け4歳。伸びしろはいっぱいあります。

 思い起こせば、未勝利末期の3歳夏の北海道。関西から北海道へ旅立ったときは、「下手をすれば、もう二度と会えないかも。」と心配で送り出しましたが、安藤勝己騎手という超一流の騎手に託され、北海道上陸2戦目、初戦から10戦目で勝ち上がりました。

 一緒に北海道で戦ったジョーリゴラスや、プライムシチーはもういません。ダブルダンスシチーもいつまでも子供っぽく、真剣に走らなかったので、本当に紙一重での勝利だったと思います。これだけの能力のある馬が、もう1歩で未勝利のまま引退の危険性があったわけですから、本当に競馬はわかりません。

 ただ、苦労してきた馬だけに、今回の走破時計や内容はとくに嬉しく、約4カ月の休養を挟んで、随分馬が成長した気がします。

 これからも、この馬には期待がかかります。がんばれダブルダンスシチー!!


 また、次走でお会いしましょう。

最後までご愛読ありがとうございました。

2007年12月11日作成 16日、19日、23日、26日、2008年1月1日、2日、3日、4日、5日、7日加筆

ダブルダンスシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2007年12月 2日 第11戦 沓掛特別 500万下 中京ダ1700m(5着/9番人気)

2007年 7月29日 第10戦 3歳未勝利 函館ダ1700m 待望の初勝利!!(1着/1番人気

2007年 7月22日 第9戦 3歳未勝利 函館ダ1700m (2着/2番人気)

2007年 6月30日 第8戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (4着/5番人気)


2007年 6月 3日 第7戦 3歳未勝利 中京ダ1700m 現地観戦レポ (6着/4番人気)

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