愛馬ダブルダンスシチー 第17戦


7月5日 函館9R 500万下 ダ1700m混合戦は、

2着/1番人気。

4角でバテた馬と衝突を避けるために、ブレーキをかけた分、2着に敗れはしたが、内容は素晴らしかった。

時計も確実に詰め、前途洋洋。

いやぁ、いい馬だ。無理して3口にして良かった(幸せ)。

レース回顧と時計の分析、レース後、三浦皇成騎手のコメントを掲載。

(7月8日完結)

2008年6月30日作成

●次走は7月5日 函館9R 500万下 ダ1700mを三浦皇成騎手で

 前走の木古内特別出走前から、佐々木晶三調教師は7月5日の函館9Rを見据えて人気の超大物新人三浦皇成騎手に騎乗依頼していました。

 三浦皇成騎手は前走の特集でも書きましたように、確実に新人賞(デビュー年に30勝をあげ、かつ同期の中で最多勝)を狙える器で、デビュー時から注目されていた福永祐一騎手や武豊騎手も成し得なかった1開催24鞍騎乗をすでに2度も実現するなど、各調教師から信頼され、引っ張りだこです。

 そんな有力な騎手が減量3キロなのですから、もうかなり先々まで平場の予定は詰まっています。佐々木晶三調教師も早くからその実力を評価し、我らが愛馬ダブルダンスシチーが確実に結果を残せるように、随分と前からこの有力新人騎手を確保されていました。

 これだけ気にかけていただいて、本当に感謝感謝です。結果はわかりませんが、これだけしていただいて、大敗したとしても、馬主としてなんの愚痴もありません。

●函館ダ1700mコース解説

 スタート地点はホームストレッチの右端。 4コーナーを曲がり終えてすぐのところ。
 坂の頂上からのスタートで、1コーナーまでは329mある。
 スタート直後からどうしてもペースが速くなりやすい。
 それでもダート戦なので各馬ひるまずに前半から行く

 1〜2コーナーまでになるべく前のいい位置を取る必要があるからだ
 逃げより先行の方が若干成績がいいが、逃げ馬の連対率は約33パーセントもある
 最後の直線だけの差し・追い込みは厳しく、後ろから行く場合はマクる脚が必要
 枠順は3枠、4枠あたりの中枠が有利極端な1枠、8枠は少し成績が落ちる
 血統的にはブライアンズタイムに注目。サンデーサイレンスも互角だが、ブライアンズタイムの方が穴馬の好走が多く、配当面で妙味がある。ミスタープロスペクター系ならばジェイドロバリーとアフリート。ノーザンダンサー系ではラムタラが頑張っている。

有利な枠順 中枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 脚質、血統
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 横山典弘、四位洋文、藤田伸二、中舘英二、勝浦正樹
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分50秒8 1分48秒4 1分47秒4 1分47秒6
古馬500万 1分47秒2 1分46秒5 1分46秒2 1分45秒8
古馬1000万 1分46秒1 1分45秒5 1分44秒7 1分44秒4
古馬1600万 1分46秒0 1分43秒6
古馬オープン 1分44秒4 1分43秒2

これ以降は7月2日に作成

●ダブルダンスシチーの追い切り情報(7月2日更新)

前走前 6月18日 函館W 良 仕掛

三浦皇成
5F 64.7
4F 50.7
3F 38.1
1F 13.1
内セトノジェネシス(古馬500万)強めを5Fで1秒2追走3F併せで0秒1遅れ



6月29日 函館W 良 強め

助手
5F 66.6
4F 51.6
3F 38.6
1F 12.9
内オーヴェル(古馬1600万)一杯と5F併せで0秒3遅れ


7月2日 函館W 良 一杯

助手
5F 66.7
4F 51.5
3F 38.1
1F 12.6
内エスジービート(古馬500万)強めと5F併せで併入



 6月29日、7月5日の本番に向けて追い切られましたが、格上(2ランク上)馬相手に多少遅れを取りましたが、いやいやこれはなかなかのいい動きです。さすが佐々木晶三調教師!目標に向かって準備は万端のようです。
 あとは、7月2日の最終追い切りを三浦皇成騎手に仕上げてもらって完成ですね。かなり期待できそうです。もうこれは1番人気でしょうね。

 7月2日、全体の時計もそこそこで、終いまでしっかりと伸びています。なかなかの状態と見ていいのではないでしょうか。ただ、1000万クラスでの勝ち負けとなると、動きが物足らない気がします。もっともここは500万クラスですから、十分勝ち負けできるのではないでしょうか。私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。力は出せる状態ですが、正直、もっと上のレベルを想像していました。期待しすぎですね(笑)。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 7月5日 函館9R 500万下 混合戦 ダ1700m 全16頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アグネスマーズ 長谷川浩大  6/28 500万 函館ダ1700 12
ウィッシュビーワン 津村明秀  6/21 500特 函館ダ1700 12
エスジービート 宮崎光行  6/19 交流 旭川ダ1600
キングデオキシス 郷原洋司  6/22 500万 函館ダ1000 11 12
クラッカージャック 古川吉洋  6/22 500万 函館ダ1700
クリスタルシンガー 津村明秀  6/21 500万 函館ダ1700 11 11 12
スカイワード 大江原圭  6/29 500万 函館ダ1700 12 12 11
スズカフェロー 北村友一  6/21 500万 函館ダ1700
スルーザグリーン 村田一誠  6/21 500万 福島ダ1700 15 13
セトノジェネシス 武豊  7/08 未勝利 阪神ダ1200
タカラトゥルー 蛯名正義  6/01 1000特 東京ダ1600 14 10
ダブルダンスシチー 三浦皇成  6/21 500特 函館ダ1700 11 B+
ティズインパルス 池添謙一  6/21 500特 函館ダ1700
ナイスシャトル 古川吉洋  6/21 500特 函館ダ1700 11
ヒロノバイオ 安部幸夫  5/14 地方 笠松ダ1400
リーズレセプション 木幡初広  6/21 500特 函館ダ1700 12

表中の「優」は優先出走権を持っている馬 良く見ると前走ダブルダンスと同じ木古内特別の2着から5着馬ばかり。

これ以降は7月3日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 7月5日 函館9R 500万下 ダ1700m 混合戦 全13頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
ウィッシュビーワン 藤岡佑介  6/21 500特 函館ダ1700 12 B−
エスジービート 小林徹弥  6/19 交流 旭川ダ1600 B−
キングデオキシス 郷原洋司  6/22 500万 函館ダ1000 11 12
クラッカージャック 松岡正海  6/22 500万 函館ダ1700 B−
クリスタルシンガー 丸田恭介  6/21 500万 函館ダ1700 11 11 12
セトノジェネシス 横山典弘  7/08 未勝利 阪神ダ1200
タカラトゥルー 安藤勝己  6/01 1000特 東京ダ1600 14 10 B−
ダブルダンスシチー 三浦皇成  6/21 500特 函館ダ1700 11 B+
ティズインパルス 藤田伸二  6/21 500特 函館ダ1700 B+
ナイスシャトル 古川吉洋  6/21 500特 函館ダ1700 11
ヒロノバイオ 菊沢隆徳  5/14 地方 笠松ダ1400 B−
マルタカワンタッチ 中村将之  6/22 500万 函館ダ1700 11
リーズレセプション 木幡初広  6/21 500特 函館ダ1700 12 B−

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

 強敵と思われたアグネスマーズ、スズカフェローが消えました!

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
ウィッシュビーワン 7月2日 函館W良 一杯 助手 5F66.4−13.2 B−
エスジービート 7月2日 函館W良 強め 助手 5F66.7−12.6 B−
キングデオキシス 7月2日 函館W良 馬ナリ 郷原洋司 4F61.2−14.2
クラッカージャック 7月2日 函館W良 馬ナリ 攻手 5F67.4−12.4 B−
クリスタルシンガー 7月2日 函館W良 強め 攻手 5F67.1−13.2
セトノジェネシス 7月2日 函館W良 仕掛 助手 5F69.0−14.2
タカラトゥルー 7月2日 美浦坂路良 強め 助手 51.6−12.6 B−
ダブルダンスシチー 7月2日 函館W良 一杯 助手 5F66.7−12.6 B+
ティズインパルス 7月2日 函館W良 一杯 助手 5F66.4−12.4 B+
ナイスシャトル 7月2日 函館W良 馬ナリ 古川吉洋 5F69.9−13.3
ヒロノバイオ 7月2日 函館W良 強め 菊沢隆徳 5F69.2−12.8 B−
マルタカワンタッチ 7月2日 函館ダ良 馬ナリ 中村将之 5F73.7−12.4
リーズレセプション 7月2日 函館ダ良 馬ナリ 木幡初広 5F70.1−12.5 B−

これ以降は7月4日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「高配含み」


予想家の印
馬名 高柳利 井尻恵 小原靖
ダブルダンスシチー △△
タカラトゥルー
リーズレセプション △△
ウィッシュビーワン
クラッカージャック
ティズインパルス △△
エスジービート
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ダブルダンスシチー 3.4
タカラトゥルー 3.4
ウィッシュビーワン 4.2
リーズレセプション 6.9
ティズインパルス 10.8
マルタカワンタッチ 12.7
クラッカージャック 16.2
以下20倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ナイスシャトル 75 55 71 75
ダブルダンスシチー 79 78 77 70
マルタカワンタッチ 74 72 63 74
タカラトゥルー 87 77 73 62
リーズレセプション 81 68 74 72
クリスタルシンガー 67 47 54 67
ウィッシュビーワン 80 80 80 76
クラッカージャック 80 73 80 66
セトノジェネシス 75 57 56 62
キングデオキシス 65 56 49 48
ヒロノバイオ 19 19
ティズインパルス 76 71 59 67
エスジービート 73 69 67 65


デイリー馬三郎

予想印

◎ タカラトゥルー
○ ダブルダンスシチー
▲ リーズレセプション

以下省略


見解

 「1000万条件で2度の連対実績があるタカラトゥルーにとって、降級戦のここは勝機到来。休み明けを叩かれて状態は順当に上向いており、大きな上積みが見込める。コース適性も高く好勝負が可能だ。」

●前走レース後の騎手コメント

ダブルダンスシチー(5着)

 「自在性のある馬ですね。前が開いてからジワジワ伸びてくれました。次走は平場を予定しているので、斤量面も含めて楽しみですね。」(三浦皇成騎手・競馬ブック)
 「やや立派な体つき。内にモタれ出した向正面でラチ沿いにまで待って行ったのが正解。その後は比較的、真っ直ぐ走っていた。追い不足だった分、次は変わってきそう。」(競馬ブック)

 「手応え良く進んできたが、勝負どころで包まれる形。直線残り1ハロンで前が開いたが、いざ追い出すと弾けず。大型馬で、跳びも大きなタイプ。広いコースでスムーズな競馬が理想なのか。」(ギャロップ)

ウィッシュビーワン(2着)

 「もう少し前に行きたかったんですが、ハミを噛んで行かなかったので、あの位置からになりました。それでも、終いは伸びていたし、収穫はあったと思います。」(津村明秀騎手・競馬ブック)
 「しぶとい末脚を発揮して大接戦の2着争いをモノにした。勝った馬が別格中の別格だっただけ。この馬自身は現級での安定勢力であり、チャンスは回ってくる。」(ギャロップ)

リーズレセプション(3着)

 「向正面で前に馬がきた時に気を使ってしまったけど、外に出してからはスムーズでした。500万に降級すれば、このくらいは走れる馬ですよ。」(木幡初広騎手・競馬ブック)
 「好位マークから直線内目での粘走で、際どい2着争いを展開。結果3着も見せ場十分だった。」(ギャロップ)

ナイスシャトル(4着)

 「徐々にクラス慣れしてきた印象。今回は比較的質の高いメンバー構成だっただけに、差のない2着争いに加われたことは今後の自信につながるはず。」(ギャロップ)

●各陣営のコメント

ナイスシャトル

 「勝ち馬は強かったけど、2着馬とはコンマ1秒差。前走の体で問題ないし、再度期待。」(目野哲也調教師・デイリー馬三郎)

ダブルダンスシチー

 「攻め不足を叩いて気配は前走以上。今回は3キロ減でもあるだけに、好結果を期待したい。」(堀助手・デイリー馬三郎)

マルタカワンタッチ

 「叩いて攻め気配は上昇。行きっぷりも良くなるだろうし、メンバーひとつで好勝負。」(金子助手・デイリー馬三郎)

タカラトゥルー

 「前回は除外続きで本調子ではなかったようだ。うまく前々で流れに乗れれば勝ち負けも。」(国枝栄調教師・デイリー馬三郎)

リーズレセプション

 「今回につながるレースができたし叩いた上積みも十分。前々で自分の形に持ち込みたい。」(藤原辰雄調教師・デイリー馬三郎)

クリスタルシンガー

 「これまで2回使ったが、前走が1番いい内容。3キロ減でもう一歩前進を期待したい。」(粕谷昌央調教師・デイリー馬三郎)

ウィッシュビーワン

 「攻め駆けしないタイプにしては今週の動きが良かった。前走の時計だけ走れば勝ち負け。」(伊藤助手・デイリー馬三郎)

クラッカージャック

 「前走は結果的に仕掛けが遅かったので、今回は自分から動くような競馬をさせる。」(中本調教厩務員・デイリー馬三郎)

セトノジェネシス

 「この距離は問題ないし、能力的に通用するものは持っている。あとはレース勘がどうか。」(中二助手・デイリー馬三郎)

キングデキシオス

 「前走は少し重め残りだったし、発馬もひと息だった。絞れてきているしもう少し前々で。」(梶厩務員・デイリー馬三郎)

ヒロノバイオ

 「先週より動きは良くなってきたが、まだ体が緩い感じ。ペースも違ってくるので。」(吉田調教厩務員・デイリー馬三郎)

テイズインパルス

 「少しずつ絞れてきたし、直前のケイコもしぶとかった。ラストで併せる形に持ち込めれば。」(川合助手・デイリー馬三郎)

エスジービート

 「休み明けを2回使って状態はさらに上昇。昨年の札幌で3着の実績からも力は通用するよ。」(千田輝彦騎手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

ウィッシュビーワン

 前走はダブルダンスシチーと同じ木古内特別組。そのときの2着馬。ただ、我らが愛馬ダブルダンスシチーは調整途上で、しかも今回は同じ騎手でも3キロの斤量減。当然逆転されてしまうでしょう。

 追い切りも悪くないものの、ダブルダンスシチーの方が動きもいいと思います。本数もダブルダンスシチーは2本時計を計時できていますし。

エスジービート

 前走は地方交流戦だが、中央でも5着6着3着など、このクラスでそんなに悪い成績でもない。しかし、ここは相手が揃ってしまった。

 追い切りはダブルダンスシチーと併せられる。時計も2本で悪くはないが、ダブルダンスシチーほどの迫力もない。

キングデキシオス

 このクラスに昇級後は12着8着とイマイチ。追い切りもジョッキー追いにもかかわらず、酷いものです。

クラッカージャック

 降級馬。前々走は1000万クラスで2番人気4着と走ったため、降級戦の前走は2番人気に支持されるも、8着に大敗。ここで巻き返しはあるのか。

 追い切りは馬ナリ1本と、正直軽い。

クリスタルシンガー

 地方からの転厩馬。転厩後は12、11、6着と徐々に中央の速い時計にも対応してきた様子。

 しかし、追い切りの動きはまだまだ地味で、勝ち負けまでは・・・。

セトノジェネシス

 未勝利を勝ったのは昨年の7月8日。そこからまる1年休養しての今回。相手も揃っているし、いきなりからは疑問。

 追い切りの動きはここに来てイマイチ。

タカラトゥルー

 めちゃめちゃ強い馬のイメージ。それもそのはず、1000万クラスに昇級後、いきなり3着2着2着と安定感抜群。しかし、ここ3戦は10着9着14着と全然。降級初戦の今回は圧勝のはずだが、最近の低迷ぶりが気になる。

 また、追い切り本数は十分ですが、2日に美浦で追い切り、直前輸送で函館というのはどうなんでしょうか。厳しい気がします。

ダブルダンスシチー

 前走5着。そのときの2〜4着馬がこのレースに出走しているが、前走のダブルダンスシチーは良化途上で、特別登録数が46頭で、かつ除外の権利もなかったため、半信半疑の出馬。

 元々、このレースが目標で、早くからこのレースのために、三浦皇成騎手を確保。騎手も前走騎乗できたので、馬を手の内に入れているはずで、好レースは必至。しかも、前走から斤量3キロ減。

 勝つでしょう。

ティズインパルス

 前走はダブルダンスシチーと同じ木古内特別組。そのときの7着馬。ただ、我らが愛馬ダブルダンスシチーは調整途上で、しかも今回は同じ騎手でも3キロの斤量減。ますます勝てないでしょう。

 しかし、追い切りの動きはなかなか良く、軽視は禁物。

ナイスシャトル

 前走はダブルダンスシチーと同じ木古内特別組。そのときの4着馬。ただ、我らが愛馬ダブルダンスシチーは調整途上で、しかも今回は同じ騎手でも3キロの斤量減。当然逆転されてしまうでしょう。

 追い切りの軽さも気になります。

ヒロノバイオ

 地方からの転厩馬で、転厩初戦。通常はこのパターンでは中央の速いペースには対応できないはずだが、未知数。

 追い切り本数は足りているが、動きはまだ地方レベル。

マルタカワンタッチ

 メンバー中、唯一出馬想定表になかった馬。初戦から4、2、1、4着と大崩していない。いわゆる、底を見せてない魅力がある。

 追い切りが軽め1本というのは不満。動きもイマイチ。

リーズレセプション

 前走はダブルダンスシチーと同じ木古内特別組。そのときの3着馬。ただ、我らが愛馬ダブルダンスシチーは調整途上で、しかも今回は同じ騎手でも3キロの斤量減。当然逆転されてしまうでしょう。

 追い切りは軽め1本で不満だが、動きはまあまあ。
ダブルダンスシチー
ウィッシュビーワン
なし
タカラトゥルー
 やはり、早くからここを目標に騎手を確保し、仕上げてきたダブルダンスシチーが1番良く思います。まず勝ち負けになると思いますが、あまり負け癖がついて欲しくないですし、きっちりと勝って欲しいですね。

 しかし、個人的には、同日出走のディゾンシチー(未勝利)の方が気になります。両方とも勝てば最高なのですが。

これ以降は7月6日に作成

●レース 

 我らが愛馬ダブルダンスシチーはどちらかというとスタート良く、ハナをも切れそうな感じになりますが、あまり無理してハナは主張せず、好位に取りつきます。

 ハナはキングデオキシス(結局12着)、2番手はリーズレセプション(結局5着)、3番手はティズインパルス(結局8着)という隊列になります。我らが愛馬ダブルダンスシチーはその3頭から1馬身離れた4番手の最内、絶好のポジションでレースを進めます。

 キングデオキシスがグイグイ引っ張りハイペースでレースは流れます。

 4角で、事件は発生します。道中ダブルダンスシチーの前で競馬をしていた藤田伸二騎手騎乗のティズインパルスがハイペースに苦しみ、早くも4角でバテて失速してしまいます。その直後で追走していたダブルダンスシチーの鞍上三浦皇成騎手は、落馬事故を防ぐために、この勝負どころの大事なところでやむを得ずブレーキをかけ、衝突を避けるためダブルダンスシチーを外に持ち出します。

 いやぁ、大きな損失でした。外に持ち出されたダブルダンスシチーは、新人とは思えない(祝!新人30勝到達記録を更新!)鞍上三浦皇成騎手の追い出しに応え、グイグイと加速しますが、外から先に伸びた勝ち馬を捉えることができずに、僅かコンマ2秒の差で2着に破れました。

 着差が着差だけに、悔やまれますが、だれが悪いわけでもなく(まさか、あの前に行って渋太い藤田伸二騎手の馬があんなに早く垂れるとは!?)、競馬ですので仕方ないですね。

●時計の評価

 今回の我らが愛馬ダブルダンスシチーの走破時計1分46秒0良は、函館ダート1700mの古馬500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分47秒2良ですから、かなり素晴らしい走破タイムです。

 古馬1000万クラスの平均勝ちタイムが1分46秒1良、古馬1600万クラスが同じく1分46秒0良ですから、これらのクラスに匹敵する素晴らしい時計です。ちなみに、古馬オープン(エルムステークスなど)では1分44秒4良と無茶苦茶凄い時計になりますが・・・汗。

 今開催の函館の時計は全体的に時計が速くなっています(砂厚の影響でしょう)が、それでも昨年のこの時期は1分48秒台で未勝利戦を走っていたわけですから、間違いなく力をつけてきています。

 3歳時の内容から、まだまだ強くなりそうですし、今後の活躍が期待されます。

これ以降は7月8日に作成

●レース後の騎手・調教師のコメント

ナイスシャトル(1着)

 「もう少しハミを噛んでくれると楽なんですが、とにかくズブくて追い通しでした。それでも、前走で乗って、この馬のことがある程度分かっていたので、その点は助かりました。」(古川吉洋騎手・競馬ブック)

 「今日はとにかく離されないように気をつけた。もう少し楽にいい位置を取れればいいんだけど、それでもメンバーが揃っていた中でよく頑張ってくれた。」(古川吉洋騎手・デイリー馬三郎)

ダブルダンスシチー(2着)

 「内にモタれていたのでずっと内々を走っていたんですが、4角で前に馬がいたので1度減速してから、外に出しました。直線ではよく伸びてくれたんだけど・・・。」(三浦皇成騎手・競馬ブック)

クラッカージャック(3着)

 「格好良く前に行ってしまうと、やめるようなところがあるので、前半をフワーッとさせて、遊ばせて走らせた方がいいようですね。」(松岡正海騎手・競馬ブック)

タカラトゥルー(7着)

 「ゲートを出てから下を向いてしまい、嫌々走っているような感じだった。以前乗った時と全然違っていたし、気持ちの問題かも知れないね。」(安藤勝己騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

ナイスシャトル(1着)

 「出ムチを入れて中団。3角からは追い通しで、ステッキも飛んでいた。上がりのかかる展開も味方したが、直線は右手前のままグイグイ伸びて快勝。素質馬が完全に立ち直った。」(競馬ブック)

ダブルダンスシチー(2着)

 「リングハミ。ひと叩きで絞れる。好位のインで流れに乗る。ただ、4角でバテた馬を捌けずブレーキをかけるロス。立て直して一旦は先頭に立ったが、勝ち馬の決め手に屈した。内枠がアダになったよう。」(競馬ブック)

クラッカージャック(3着)

 「シャドーロール、リングハミ。馬場に先出しもイレ込みがキツい。前半は後方を馬任せで追走。ロスなく運べて、4角手前でスムーズに外へ。一旦は勝ち馬の前に出たが、直線の追い比べで見劣った。力はあるのでもう少し落ち着きが出てくれば。」(競馬ブック)

●今後の展望

 馬房の都合で放牧にならなければ、次走は

7月19日 函館8R 
8月 3日 函館7R

の、500万下 混合戦でしょうね。

●最後に

 しかし、今回の1番人気という結果には驚きました。なぜなら前走で後塵を拝した馬が3頭もいるのにですよ。普通なら、1度先着しているそれらの馬の方が人気になると思いますよね。

 ただ、当サイトでは、ずっとこのレースが前走前からの目標であることを言ってきました。ご覧になっている方は単勝勝負をされていたかも知れません。

 競馬ですので、4角で早々に垂れてきた馬が邪魔になり、大事なところでブレーキをかけるはめになってしまい、2着になりましたが、これはどうしようもないことです。宝塚記念やオークスのように、はっきりと人災による不利でもあれば、腹が立って仕方ないですが、こればかりは、だれが悪いわけでもありません。これが生の競馬であり、競馬の面白さです。

 強い馬のみが、確実に勝ちあがるのではレースなど見る気もしません。なにがあるかわからないから、ドキドキしながら見ていますし、逆に弱い馬(今回で言うと、勝ったナイスシャトル)でも、勝っちゃったりできるわけです。

 この時期の未勝利なら、温厚な私でも、後がないので、不利を受ければ、もう少し愚痴っているかも知れませんが、ダブルダンスシチーはすでに2勝をあげ、年齢的にも若く、余裕があります。2着でも1口315円の配当(私は3口所有!)があるわけですから、私はむしろ有難いと思っています。


 今回の時計的にも、内容的にも、500万を勝ち上がるのは時間の問題ですから、高見の見物といこうではないですか。

 某掲示板では、早くもアンカツ待望論などが噴出していますが、私は今回の三浦皇成騎手を選んだ佐々木晶三調教師の選択は最高だったと思っていますし、騎乗内容や結果にも大変満足しています。これは、私が馬券を1円も買ってない(単にPATに入金し忘れ!)から、冷静なのかも知れませんが、おそらく馬券を購入していたとしても、同じ意見でしょう。

 アンカツさんが乗ってくれるのも最高ですが、2着だったから騎手の選択が悪いだとか、そういう議論は好きではありません。もろちん、いろいろな意見がないと面白くないですが。

 私はこの時期、勝ち上がれそうで勝ち上がっていない愛馬エスポワールシチーやギムレットシチー、グレイスシチーの方がよほど気になります。

 ダブルダンスは500万クラスは近々勝つでしょう。今は未勝利馬に頑張って欲しい。昨年の今頃、そう祈っていて勝ってくれたのが、このダブルダンスシチーだったんですよね。今年もあの感動を味わいたい。

最後までご愛読ありがとうございました。

2008年6月30日作成 7月2日、3日、4日、6日、8日加筆

ダブルダンスシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2008年 6月21日 第16戦 木古内特別 500万下 函館ダ1700m (5着/2番人気)

2008年 5月11日 第15戦 桃山特別 1000万下 京都ダ1800m (11着/1番人気

2008年 4月12日 第14戦 1000万下 阪神ダ1800m 写真付き 現地観戦レポ2着/5番人気)

2008年 1月20日 第13戦 500万下 京都ダ1800m 写真付き 現地観戦レポ1着1番人気

2008年 1月 5日 第12戦 500万下 京都ダ1800m(2着/9番人気)

2007年12月 2日 第11戦 沓掛特別 500万下 中京ダ1700m(5着/9番人気)

2007年 7月29日 第10戦 3歳未勝利 函館ダ1700m 待望の初勝利!!1着/1番人気

2007年 7月22日 第9戦 3歳未勝利 函館ダ1700m (2着/2番人気)

2007年 6月30日 第8戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (4着/5番人気)


2007年 6月 3日 第7戦 3歳未勝利 中京ダ1700m 写真付き 現地観戦レポ (6着/4番人気)

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