愛馬ダブルダンスシチー 第16戦


6月21日 函館12R 木古内特別 500万下 ダ1700mは、

5着/2番人気!

登録頭数46頭で、除外の確率が高かったこともあり、仕上がり途上の状態。

佐々木晶三調教師の真の狙いは7月5日函館9R。

そのときの鞍上も三浦皇成騎手。

完璧な佐々木晶三プログラムをご覧あれ。

レース回顧と時計の分析、レース後、三浦皇成騎手のコメントを掲載。

(6月23日完結)

2008年6月13日作成

●6月12日に函館入厩が確認されました!

 クラブHPにおいて、今週中の函館入厩が予告されていた我らが愛馬ダブルダンスシチーですが、6月12日に無事に入厩したようです。

 今後は函館初日の21日に向けて仕上げられます。21日からは待望の降級です。500万クラスなら、勝ち負けは確実でしょう。また、1000万クラスでも、阪神や京都と違いメンバーが軽くなりますので、2勝して関西に帰ってきて欲しいですね。

これ以降は6月16日に作成

●6月21日 函館12R 木古内特別 500万下 ダ1700mに特別登録!

 予定どおり、函館12R 木古内特別 500万下 ダ1700mに特別登録されました。鞍上は三浦皇成騎手を予定しています。

 三浦皇成騎手といえば、今年デビューにもかかわらず、沈着冷静な騎乗で、6月16日終了現在24勝を上げ、同期の新人騎手の中では断トツです(同期の鷹野宏史騎手1勝、伊藤工真、大江原圭、各騎手は未勝利)。
 さらに、新人で一節に24鞍騎乗するなど、あの天才武豊騎手や福永祐一騎手でもなし得なかった記録を樹立し、北海道の成績次第では、年間100勝近くなるのではないかという、10年に1人の逸材です。

 いまだ減量3キロの身ですが、今回は特別戦ですので、減量の恩恵は受けられません。しかし、それでも騎乗して欲しいくらいの騎手です。


 また、各専門誌(週間競馬ブックやギャロップ)を立ち読み(いい記事があれば買おうと思ったのですが・・・笑)しましたが、ダブルダンスシチーにはいずれも厚い印をいただいております。しかも46頭も特別登録馬がいる中でですよ。

 そりゃ、我らが愛馬ダブルダンスシチーは1000万クラスでも2着の実績があり、前走も敗れたとはいえ、1000万特別で1番人気に推された馬です。降級の今回は当然力が違うはずです。ただ、他にも降級馬がいますので、それらがライバルとなるでしょう。


 ただ、相手もよく、騎手もよく、調子もまずまずなのですが、特別登録数が46頭もいます。出走できるのは、16頭ですから、出走確率は単純に約30パーセント強。除外の権利のないダブルダンスシチーの出走は絶望的だと思われます。

 万が一、出走が叶わなければ、来週はダート1700mの混合戦が組まれていませんので、出走は7月5日になってしまいます。できれば出走したいですね。


 特別登録表に関しては、今回は特別登録数が多いことと、出走の可能性が低いことから、省略させていただきます。

これ以降は6月18日に更新

●ダブルダンスシチーの追い切り情報(6月18日更新)

前走前 5月7日 栗東DW 良 一杯

助手
6F 82.6
5F 67.8
4F 53.3
3F 39.0
1F 12.1



6月15日 函館W 良 仕掛

助手
5F 66.4
4F 51.6
3F 38.3
1F 12.4
内セトノジェネシス(古馬500万)仕掛と5F併せで併入


6月18日 函館W 良 仕掛

三浦皇成
5F 64.7
4F 50.7
3F 38.1
1F 13.1
内セトノジェネシス(古馬500万)強めを5Fで1秒2追走3F併せで0秒1遅れ


 6月15日、他厩舎(西園正都厩舎)の馬と併せられました。長距離輸送後ですが、動きはなかなかいいようです。21日は出走が微妙ですので、18日の最終追い切りが難しいですね。仕上げてしまうと除外のときに調子落ちに繋がりますし・・・。

 6月18日、本番で騎乗予定の三浦皇成騎手を背に追い切られました。終いを多少要していますが、全体の時計はなかなかよく、いい状態で本番に臨めるのではないでしょうか。私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。
 ただ、今回は登録頭数も多く、仮に除外されても、7月5日の平場に三浦皇成騎手ででれれば、勝利はほぼ、間違いないでしょう。平場なら減量3キロの恩恵を受けられます。このまま、しっかりと三浦皇成騎手をキープして欲しいですね。

●函館ダ1700mコース解説

 スタート地点はホームストレッチの右端。 4コーナーを曲がり終えてすぐのところ。
 坂の頂上からのスタートで、1コーナーまでは329mある。
 スタート直後からどうしてもペースが速くなりやすい。
 それでもダート戦なので各馬ひるまずに前半から行く

 1〜2コーナーまでになるべく前のいい位置を取る必要があるからだ
 逃げより先行の方が若干成績がいいが、逃げ馬の連対率は約33パーセントもある
 最後の直線だけの差し・追い込みは厳しく、後ろから行く場合はマクる脚が必要
 枠順は3枠、4枠あたりの中枠が有利極端な1枠、8枠は少し成績が落ちる
 血統的にはブライアンズタイムに注目。サンデーサイレンスも互角だが、ブライアンズタイムの方が穴馬の好走が多く、配当面で妙味がある。ミスタープロスペクター系ならばジェイドロバリーとアフリート。ノーザンダンサー系ではラムタラが頑張っている。

有利な枠順 中枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 脚質、血統
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 横山典弘、四位洋文、藤田伸二、中舘英二、勝浦正樹
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分50秒8 1分48秒4 1分47秒4 1分47秒6
古馬500万 1分47秒2 1分46秒5 1分46秒2 1分45秒8
古馬1000万 1分46秒1 1分45秒5 1分44秒7 1分44秒4
古馬1600万 1分46秒0 1分43秒6
古馬オープン 1分44秒4 1分43秒2

これ以降は6月19日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 6月19日 函館10R 木古内特別 500万下 ダ1700m 全13頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
イースタンリバー 秋山真一郎  5/25 500万 東京ダ1400 14 12
ウィッシュビーワン 津村明秀  5/10 500万 京都ダ1800 12 11
エドノエスポワール 菊沢隆徳
サトノコクオー 安藤勝己  5/18 500万 新潟ダ1800 13 11
ダブルダンスシチー 三浦皇成  5/11 1000特 京都ダ1800 11
ティズインパルス 池添謙一
トップモンジュー 四位洋文  3/30 1000特 阪神ダ1800 10 10 12 13
ナイスシャトル 古川吉洋
バルバロ 横山典弘
マイネルフォルザ 大野拓弥  5/24 500万 東京ダ1600 11
マーベラスアロー 北村友一  5/17 1000特 新潟ダ1800 10 11
ラストアロー 藤岡佑介  3/15 1000特 中京ダ1700
リーズレセプション 木幡初広

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 「消」は想定されていたもこのレースには出走しない馬。騎手の太字は乗り替わり。

●ほっさん予想

イースタンリバー

 前走は私ほっさんの愛馬アイオロスシチーと1戦を交える。そのときアイオロスシチーは脚を余して5着。イースタンリバーは力を出し切って7着。

 1000万クラス2着実績のあるダブルダンスシチーの敵ではない。

ウィッシュビーワン

 前走の京都ダ1800mの走破時計はダブルダンスシチーの時計とコンマ1秒差。しかし、ダブルダンスシチーは良馬場での時計、ウィッシュビーワンは脚抜きのいい稍重馬場での時計。

 前走より斤量も2キロ軽くなるし、警戒は必要。

マイネルフォルザ

 昇級後は3歳限定戦で6、8着。古馬の降級馬相手に苦戦は必至。

サトノコクオー

 芝では近走11着13着と大敗だが、ダートに変更後、いきなり3着、そこから2着1着と確実に着を上げ、クラス卒業。その前走は2着馬に9馬身も差をつける圧勝。おそらく1番人気。

 前々走はドノバンシチーに負けている。ドノバンとダブルダンスと、どちらが強いのか、もの差しになってくれる馬。

ラストアロー

 前走は1000万特別の昇級戦で、いきなり7着と存在感を示す。前々走でこのクラスを勝ち上がっているわけだが、そのときの時計は1分46秒9良で、同じコースでのダブルダンスシチーの1分46秒5良には及ばない。こういった内容からも、ダブルダンスシチーの方が上と見ます。

マーベラスアロー

 3走前に中京ダ1700mでこのクラスを勝ち上がっているわけだが、その時の走破時計は1分46秒1と、時計自体はダブルダンスシチーの同コースの持ち時計よりも速いものの、それは脚抜きのいい重馬場での話。

 その辺りの比較から、ダブルダンスシチーの方が、能力的には上と見ます。

トップモンジュー

 ダート2400mで1度1000万クラス4着というのがあるが、それ以外は最近は二桁着順ばかり。
ダブルダンスシチー
サトノコクオー
なし
ウィッシュビーワン

これ以降は6月20日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「上位拮抗」


予想家の印
馬名 高柳利 井尻恵 小原靖
サトノコクオー △△
ラストアロー △△
マーベラスアロー
ダブルダンスシチー △△
ウィッシュビーワン
リーズレセプション
バルバロ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
サトノコクオー 3.2
ラストアロー 4.1
バルバロ 4.7
ダブルダンスシチー 5.7
リーズレセプション 9.5
マーベラスアロー 9.7
以下17倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マイネルフォルザ 77 58 73 77
サトノコクオー 79 72 72 79
ラストアロー 78 78 74 77
マーベラスアロー 76 72 76 75
ダブルダンスシチー 79 75 78 77
ウィッシュビーワン 80 72 80 80
トップモンジュー 71 68 67 71
エドノエスポワール 63 63 63 55
ナイスシャトル 72 72 55 71
ティズインパルス 76 68 71 59
リーズレセプション 81 78 68 74
イースタンリバー 70 64 59 70
バルバロ 86 62 78 80


デイリー馬三郎

予想印

◎ サトノコクオー
○ ダブルダンスシチー
▲ バルバロ

以下省略


見解

 「今年3戦の内容から、サトノコクオーが本格化ムード。楽な手応えから直線で抜け出し、後続に影も踏ませない圧勝劇を演じた前走は特に強調できる。再度同条件への出走。絶対的な中心として期待する。」

●前走レース後の騎手コメント

ダブルダンスシチー(11着)

 「今日はちょっと乗り難しい面が出てしまいましたね。2走目で雰囲気は凄く良かったんだけど。」(佐藤哲三騎手・競馬ブック)
 「スタートを決めて好位のイン。注文通りの展開だったはずだが。いざ追われてサッパリ。モタれる面もなかった。この馬には時計が速過ぎたか。」(競馬ブック)

 「好位のインからだが、結果的に差し馬向きの流れで、直線は伸びあぐんだ。」(ギャロップ)

●各陣営のコメント

マイネルフォルザ

 「涼しい北海道へ来て体調は申し分ない。徐々にクラス慣れしてきたから時計がかかれば。」(野上助手・デイリー馬三郎)

サトノコクオー

 「もともと素質のある馬で、落ち着きが出てきたのはいいですね。再度500万なら連勝を。」(青木芳之騎手・デイリー馬三郎)

ラストアロー

 「ソエは完治。仕上がりは良好だし、500万なら力も上位。牡馬相手でも好勝負を期待。」(藤岡健一調教師・デイリー馬三郎)

マーベラスアロー

 「短期放牧後はここを目標に調整。1000万でも差はなかったし、降級ならチャンス十分。」(岡田稲男調教師・デイリー馬三郎)

ダブルダンスシチー

 「短期放牧明けでもうひと追い欲しいが、500万なら力は上。力の要る馬場も合う。」(山田助手・デイリー馬三郎)

ウィッシュビーワン

 「小回り千七なら持ち前の先行力が生かせる。ただ、今回は初めて古馬が相手だからね。」(調教師・デイリー馬三郎)

トップモンジュー

 「放牧先でも緩めず乗っているし、仕上がり早で力は出せる。気分良く走れれば好走可能。」(徳江助手・デイリー馬三郎)

エドノエスポワール

 「気ムラな面があるので当てにできない。状態はいいし集中して走れれば大きな差はない。」(高橋義博調教師・デイリー馬三郎)

ナイスシャトル

 「もう少し器用さは欲しいけど、ケイコの動きは悪くなかった。展開次第で通用していい。」(目野哲也調教師・デイリー馬三郎)

ディスインパルス

 「放牧先から栗東経由で現地入り。体に余裕はあるけど、立て直した効果は感じるので。」(川合助手・デイリー馬三郎)

リーズレセプション

 「使い減りするので放牧へ。いいころにはもうひと息だが、調教は積んでいるし降級なら。」(石原助手・デイリー馬三郎)

イースタンリバー

 「イレ込み癖があるから当日輸送のない競馬は合っているはず。あとはゲートが互角なら。」(鈴木伸尋調教師・デイリー馬三郎)

バルバロ

 「滞在効果で落ち着きが出てきた。騎手の進言でブリンカーを外すのがどう出るか。」(根岸調教厩務員・デイリー馬三郎)

これ以降は6月23日に作成

●レース 

 我らが愛馬ダブルダンスシチーのスタートは良く(さすがに新人ながらも勝ち星を量産している有力騎手!)、小回りコースですので、押して押して前に行くのかと思いましたが、無理をせずに後方に控えます(いわゆる武豊騎手の乗り方にそっくり!)。

 ハナはティズインパルス(結局7着)、2番手はリーズレセプション(結局3着)、3番手にはラストアロー(結局9着)という隊列になります。ダブルダンスシチーは8番手で追走します。ダブルダンスシチーの周囲には馬がおらず、ポツンと一人旅のような状態になります。ダートですので、砂を被らずにいい位置で競馬をしていると思われます。

 ちなみに、結果上位2頭馬はこのダブルダンスシチーよりもさらに後ろに居るんですよね。

 3角、4角は距離ロスの少ない内目を通り、直線も馬群の真ん中あたりから進出します。

 直線に向くと安藤勝己騎手騎乗の断トツの1番人気サトノコクオー(藤沢和雄厩舎で馬のレベルが1頭違う感じ)が物凄い脚で外を一気に上がってきます。脚色から、この時点でサトノコクオーの勝利が確定します。あとは後続を7馬身も千切り、手綱を抑えたままフィニッシュします。今回ダブルダンスシチーは仕上げ途上の完調手前でしたが、完璧に仕上げられたとしても、現状の力では、太刀打ちできないでしょう。サトノコクオーの勝ちタイムは同コースの古馬1000万クラスの平均勝ちタイムをも余裕で上回っています。

 ダブルダンスシチーは最後、後ろから来た人気薄のナイスシャトルにも交わされ5着で入線しますが、これは仕上がり状態からいって、こんなものでしょう。時計も悪くなく、全く悲観することはありません。

●時計の評価

 今回も我らが愛馬ダブルダンスシチーの走破時計1分47秒2良は、函館ダート1700mの古馬500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイムとちょうど同じですから、決して悪い時計ではありませんが、1000万クラスですと、1分46秒1良が平均勝ちタイムということで、約1秒足りません。

 ただ、今回は7月5日の本番に向けての叩き台で、完璧に仕上げていませんので、優先出走権が取れたことで、予定どおりだったと言えるのではないでしょうか。

●レース後の騎手・調教師のコメント

サトノコクオー(1着)

 「出負けしたし、前半はヒルんで頭を上げたりしていたが、3角から動いて行った時の反応とスピードは素晴らしかった。それにしても弾けたね。硬さがあるので今のところはダートの方がいいと思う。強い競馬だったよ。」(安藤勝己騎手・競馬ブック)

ウィッシュビーワン(2着)

 「もう少し前に行きたかったんですが、ハミを噛んで行かなかったので、あの位置からになりました。それでも、終いは伸びていたし、収穫はあったと思います。」(津村明秀騎手・競馬ブック)

リーズレセプション(3着)

 「向正面で前に馬がきた時に気を使ってしまったけど、外に出してからはスムーズでした。500万に降級すれば、このくらいは走れる馬ですよ。」(木幡初広騎手・競馬ブック)

ダブルダンスシチー(5着)

 「自在性のある馬ですね。前が開いてからジワジワ伸びてくれました。次走は平場を予定しているので、斤量面も含めて楽しみですね。」(三浦皇成騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

サトノコクオー(1着)

 「じっくり構えての直線勝負。直線で外に持ち出すと、他馬とはまったく次元の違う伸び。一にも二にも能力が抜けていた。降級の利を生かしての完勝、圧勝。」(ギャロップ)

ウィッシュビーワン(2着)

 「しぶとい末脚を発揮して大接戦の2着争いをモノにした。勝った馬が別格中の別格だっただけ。この馬自身は現級での安定勢力であり、チャンスは回ってくる。」(ギャロップ)

リーズレセプション(3着)

 「好位マークから直線内目での粘走で、際どい2着争いを展開。結果3着も見せ場十分だった。」(ギャロップ)

ナイスシャトル(4着)

 「徐々にクラス慣れしてきた印象。今回は比較的質の高いメンバー構成だっただけに、差のない2着争いに加われたことは今後の自信につながるはず。」(ギャロップ)

ダブルダンスシチー(5着)

 「やや立派な体つき。内にモタれ出した向正面でラチ沿いにまで待って行ったのが正解。その後は比較的、真っ直ぐ走っていた。追い不足だった分、次は変わってきそう。」(競馬ブック)

 「手応え良く進んできたが、勝負どころで包まれる形。直線残り1ハロンで前が開いたが、いざ追い出すと弾けず。大型馬で、跳びも大きなタイプ。広いコースでスムーズな競馬が理想なのか。」(ギャロップ)
 ほっさんコメント

 「ダブルダンスシチーの専門誌の評価は真っ二つに分かれていますが、ここは競馬ブック誌のトラックマンの眼力が鋭いですね。余裕残しのやや立派な体つきも正解ですし、追い不足で次は変わるというのも正解です。私も追い切り評価のところで書きましたが、三浦皇成騎手が騎乗している割に、終いの伸びを欠いていました。これでは、レースでも直線最後に伸びを欠くわけです。

 ギャロップ誌は、直線で伸びを欠いた原因をコースに求めていますが、もともと函館競馬場に未勝利戦で良績を残しているコースで、相性は抜群です。追い出して弾けなかった理由は追い不足の仕上げ途上と見るべきでしょう。なにより、鞍上の三浦皇成騎手のコメントや、本日更新されたクラブHPの佐々木晶三調教師のコメント「今回は直線で伸びきれなかったように放牧明けで息が入りませんでした。しかし、叩かれた効果は十分なので中1週で優勝を狙っていきます」を見ても今回は八分仕上げの叩き台だったことがわかりますよね。

 そもそもこの木古内特別は46頭もの特別登録数があり、除外の権利のないダブルダンスシチーは出走すら微妙でしたから、完全に仕上げられないのは、仕方のないことです。佐々木晶三調教師は最初から7月5日の9Rに三浦皇成騎手で依頼をしており、狙いはそこです。先を見据えた素晴らしい計画です。平場で三浦皇成騎手の減量3キロは、とてつもなく大きいですからね。」

●今後の展望

 上記、三浦皇成騎手のコメントにもありますように、最初から7月5日の9R狙いです。次走も同じようなメンバーでしょうが、こちらは同じ三浦皇成騎手でも斤量が3キロ減になります。今回はやや太目残りの八分仕上げ、叩き2走目の上積みの大きさを考えても、まず勝ち負け間違いないでしょう。

 優先出走権も手に入れましたし、調整も完璧にできます。

●最後に

 前走1000万クラスで11着に大敗し、降級のここでも5着ということで、単純にその数字だけしか見ていないと「なんだ、がっかり」と思ってしまうかも知れませんが、佐々木晶三調教師の先を見据えた深い考えがあってのもの。内容は上記青字の私のコメントのところでたっぷりと書きましたので控えますが、総合的に考えて、なんの心配も要りません。

 平場では、あれだけの騎乗技術を持ちながら減量騎手ということで、斤量3キロ減の大きな大きな特典付きの大物新人三浦皇成騎手への騎乗依頼が殺到しています。ダート1700mの混合戦の少ない第1回の函館競馬では、ダブルダンスシチーにとって貴重な7月5日の9Rは非常に大切なレースです。佐々木晶三調教師はかなり早い段階で7月5日の三浦皇成騎手を押さえ、追い切り等にも騎乗させて、手応えを掴ませています。

 嬉しいほどに完璧なプログラムです。師の綿密なプログラムの中、次走は勝ち負け間違いなしです。

 上記ギャロップ誌のような解釈をされる方が多ければ、ダブルダンスシチーの次走の人気は下がるでしょう。下がれば馬券的には美味しいですよ。もちろん、直前の追い切りの状態にもよりますが、オッズがそこそこつくようなら、私はかなりの軍勢を引き連れて大勝負に出るつもりです。(1番人気などでしたら、テンションは下がりますが・・・)

 では、次走、ダブルダンスシチー第17戦特集でお会いしましょう。

 次は3勝目確定だ!!がんばれダブルダンスシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました。

2008年6月13日作成 16日、18日、19日、20日、21日、23日更新

ダブルダンスシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2008年 5月11日 第15戦 桃山特別 1000万下 京都ダ1800m (11着/1番人気

2008年 4月12日 第14戦 1000万下 阪神ダ1800m 写真付き 現地観戦レポ2着/5番人気)

2008年 1月20日 第13戦 500万下 京都ダ1800m 写真付き 現地観戦レポ1着1番人気

2008年 1月 5日 第12戦 500万下 京都ダ1800m(2着/9番人気)

2007年12月 2日 第11戦 沓掛特別 500万下 中京ダ1700m(5着/9番人気)

2007年 7月29日 第10戦 3歳未勝利 函館ダ1700m 待望の初勝利!!1着/1番人気

2007年 7月22日 第9戦 3歳未勝利 函館ダ1700m (2着/2番人気)

2007年 6月30日 第8戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (4着/5番人気)


2007年 6月 3日 第7戦 3歳未勝利 中京ダ1700m 写真付き 現地観戦レポ (6着/4番人気)

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